JP2000126921A - インターナルクランクシャフトミラーのカッタ交換装置及びカッタ交換方法 - Google Patents

インターナルクランクシャフトミラーのカッタ交換装置及びカッタ交換方法

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JP2000126921A
JP2000126921A JP10300689A JP30068998A JP2000126921A JP 2000126921 A JP2000126921 A JP 2000126921A JP 10300689 A JP10300689 A JP 10300689A JP 30068998 A JP30068998 A JP 30068998A JP 2000126921 A JP2000126921 A JP 2000126921A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カッタの交換作業に時間がかかるため、作業
能率が悪い。 【解決手段】 内周面にチップの取付けられたカッタ本
体8を回転させて、ワーク3をミーリング加工するイン
ターナルクランクシャフトミラーにおいて、カッタユニ
ット5に割出し回転自在に取付けられたカッタアダプタ
7に半径方向に移動自在に設けられ、かつ先端部がカッ
タアダプタ7の内周面より出没自在に突出するよう付勢
手段12で付勢された爪体10aと、上記カッタアダプ
タ7に着脱自在なカッタ本体8の外周部に形成された係
止部8cに上記爪体10aの先端に形成されたクサビ面
10bを係止することにより、カッタアダプタ7に対し
てカッタ本体8をクランプするクランプ手段10を少な
くとも1個所設けると共に、ミラー本体1にワーク3を
搬入出するオートローダ20に、上記カッタアダプタ7
に脱着すべきカッタ本体8を保持するカッタ保持手段1
8を昇降自在に設けたもので、カッタ本体8の交換作業
が自動的に行えるため、作業能率がよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はクランクシャフト
を加工するインターナルクランクシャフトミラーのカッ
タ交換装置及びカッタ交換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来内周面に複数のチップが取付けられ
た内刃カッタを使用してクランクシャフトを加工するイ
ンターナルクランクシャフトミラーのカッタ交換装置と
しては、例えば特開平8−118125号公報や、実開
平6−5816号公報に記載されたものが公知である。
【0003】前者公報のカッタ取付け装置は、ピンミラ
ーカッタの外周部に周方向に等間隔で2個以上のスプラ
インを、アダプタの内周部に前記スプラインに対応させ
たスプライン溝を各々設け、このスプラインとスプライ
ン溝にアダプタに対するカッタ差込み方向前方側が次第
に幅狭になるテーパを付けて両者を嵌合させた構造で、
熱膨張で嵌合がきつくなったり、抜き取り時にカッタが
傾くことによって嵌合がこじれたりすることがなく、高
い芯出し精度を得た上でピンミラーカッタの着脱が容易
に行える効果を有する。
【0004】また後者公報のカッタ取付け装置は、カッ
タ本体のキー溝を、カッタ本体1の軸線に対してテーパ
状に形成し、このキー溝にカッタアダプタのキーを嵌入
するようにしたもので、カッタ本体が熱膨張しても、カ
ッタアダプタよりカッタ本体が簡単に取外せるため、カ
ッタの交換が短時間で容易に行える効果を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記何れの公報
のカッタ取付け装置も、カッタアダプタにカッタ本体を
取付けた後、複数のクランプボルトを締め付けて、カッ
タアダプタにカッタ本体を固定している。
【0006】またカッタアダプタよりカッタ本体を取外
す場合も、複数のクランプボルトを緩めて取外した後、
カッタアダプタよりカッタ本体を取外している。このた
めカッタ本体の脱着作業に多くの時間を必要として作業
能率が悪いなどの不具合があった。
【0007】この発明はかかる従来の不具合を改善する
ためになされたもので、カッタの交換が短時間で容易に
行えるインターナルクランクシャフトミラーのカッタ交
換装置及びカッタ交換方法を提供することを目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用効果】上記目的を
達成するため請求項1記載の発明は、内周面にチップの
取付けられたカッタ本体を回転させて、ワークをミーリ
ング加工するインターナルクランクシャフトミラーにお
いて、カッタユニットに割出し回転自在に取付けられた
カッタアダプタに半径方向に移動自在に設けられ、かつ
先端部がカッタアダプタの内周面より出没自在に突出す
るよう付勢手段で付勢された爪体と、上記カッタアダプ
タに着脱自在なカッタ本体の外周部に形成された係止部
に上記爪体の先端に形成されたクサビ面を係止すること
により、カッタアダプタに対してカッタ本体をクランプ
するクランプ手段を少なくとも1個所設けると共に、ミ
ラー本体の近傍に、カッタ本体を搬入出する方向へ移動
自在なアームを設け、かつこのアームに、上記カッタア
ダプタに脱着すべきカッタ本体を保持するカッタ保持手
段を設け、また上記カッタ保持手段には、カッタ本体の
位置決めを行う位置決め手段と、カッタ本体の取外し時
爪体を退入させる爪体退入手段を設けたものである。
【0009】上記構成により、カッタ本体の交換作業が
短時間で能率よく行えるため、生産性が向上すると共
に、アームに設けたカッタ保持手段にカッタ本体を取付
けて、カッタアダプタに対してカッタ本体を自動的に脱
着することから、カッタ本体を作業者が支持して脱着す
る従来の方法に比べて、作業者の疲労を大幅に軽減する
ことができる。
【0010】上記目的を達成するため請求項2記載の発
明は、内周面にチップの取付けられたカッタ本体を回転
させて、ワークをミーリング加工するインターナルクラ
ンクシャフトミラーにおいて、カッタユニットに割出し
回転自在に取付けられたカッタアダプタに半径方向に移
動自在に設けられ、かつ先端部がカッタアダプタの内周
面より出没自在に突出するよう付勢手段で付勢された爪
体と、上記カッタアダプタに着脱自在なカッタ本体の外
周部に形成された係止部に上記爪体の先端に形成された
クサビ面を係止することにより、カッタアダプタに対し
てカッタ本体をクランプするクランプ手段を少なくとも
1個所設けると共に、ミラー本体へワークを搬入出する
オートローダに、上記カッタアダプタに脱着すべきカッ
タ本体を保持するカッタ保持手段を昇降自在に設け、ま
た上記カッタ保持手段には、カッタ本体の位置決めを行
う位置決め手段と、カッタ本体の取外し時爪体を退入さ
せる爪体退入手段を設けたものである。
【0011】上記構成により、カッタ本体の交換作業が
短時間で能率よく行えるため、生産性が向上すると共
に、オートローダに設けたカッタ保持手段にカッタ本体
を取付けて、カッタアダプタに対してカッタ本体を自動
的に脱着することから、カッタ本体を作業者が支持して
脱着する従来の方法に比べて、作業者の疲労を大幅に軽
減することができる。
【0012】またミラー本体にワークを搬入出するオー
トローダを利用してカッタ本体の搬入出と交換作業を自
動的に行うようにしたことから、オートローダを制御す
る制御系を利用してカッタ交換装置の動作を制御するこ
とができるため、カッタ交換装置用の制御系を別に設け
る必要がなく、これによってカッタ交換装置が安価に提
供できるようになる。
【0013】上記目的を達成するため請求項3記載の発
明は、クランプ手段の爪体に形成されたクサビ面と反対
の面に、カッタ本体の取外し時爪体退入手段が当接して
爪体を退入させる傾斜ガイド面を形成すると共に、カッ
タ本体の外周部には、上記爪体退入手段を挿入する凹入
部を形成したものである。
【0014】上記構成により、凹入部に挿入した爪体退
入手段により爪体を退入させることができるため、カッ
タアダプタよりカッタ本体が簡単に取外せるようにな
る。
【0015】上記目的を達成するため請求項4記載の発
明は、内周面にチップの取付けられたカッタ本体を回転
させて、ワークをミーリング加工するインターナルクラ
ンクシャフトミラーにおいて、ミラー本体の近傍に、交
換すべきカッタ本体を保持するカッタ保持手段を有する
カッタ交換装置本体を設置して、このカッタ交換装置本
体により上記カッタ本体をカッタ交換位置まで搬入し、
次にカッタアダプタにカッタ本体を押し込んで、カッタ
アダプタとカッタ本体の間に設けられたクランプ手段の
爪体をカッタ本体の係止部に係止することにより、カッ
タアダプタに対してカッタ本体を取付けると共に、カッ
タアダプタよりカッタ本体を取外す場合は、上記取付け
時と逆の動作で取外すようにしたものである。
【0016】上記方法により、カッタ本体の交換作業が
短時間で能率よく行えるため、生産性が向上すると共
に、カッタ交換位置に搬入したカッタ本体をカッタアダ
プタに押し込むだけで、カッタアダプタ側に設けられた
爪体がカッタ本体をクランプするため、カッタ本体の取
付けが容易かつ確実に行える。
【0017】上記目的を達成するため請求項5記載の発
明は、内周面にチップの取付けられたカッタ本体を回転
させて、ワークをミーリング加工するインターナルクラ
ンクシャフトミラーにおいて、ミラー本体へワークを搬
入出するオートローダにカッタ保持手段を設けて、オー
トローダにより、上記カッタ本体をカッタ交換位置まで
搬入し、次にカッタアダプタにカッタ本体を押し込ん
で、カッタアダプタとカッタ本体の間に設けられたクラ
ンプ手段の爪体をカッタ本体の係止部に係止することに
より、カッタアダプタに対してカッタ本体を取付けると
共に、カッタアダプタよりカッタ本体を取外す場合は、
上記取付け時と逆の動作で取外すようにしたものであ
る。
【0018】上記方法により、カッタ本体の交換作業が
短時間で能率よく行えるため、生産性が向上すると共
に、カッタ交換位置に搬入したカッタ本体をカッタアダ
プタに押し込むだけで、カッタアダプタ側に設けられた
爪体がカッタ本体をクランプするため、カッタ本体の取
付けが容易かつ確実に行える。
【0019】上記目的を達成するため請求項6記載の発
明は、カッタ本体を保持するカッタ保持手段にクランプ
軸を突設して、カッタ本体を交換する際ミラー本体のチ
ャックによりこのクランプ軸をクランプし、その後カッ
タアダプタをカッタ本体側へ移動させて、カッタアダプ
タに対しカッタ本体を着脱するようにしたものである。
【0020】上記方法により、揺動アームや昇降アーム
の剛性が低い場合でも、カッタ保持手段のクランプ軸を
チャックでクランプすることにより、カッタ保持手段が
不安定に揺動することがないので、カッタ本体の脱着作
業が容易かつ確実に行えるようになる。
【0021】上記目的を達成するため請求項7記載の発
明は、内周面にチップの取付けられたカッタ本体を回転
させて、ワークをミーリング加工するインターナルクラ
ンクシャフトミラーにおいて、カッタユニットに回転自
在に取付けられたカッタアダプタに脱着すべきカッタ本
体が取付け自在な治具本体と、上記治具本体に設けら
れ、かつ治具本体にカッタ本体を支持する少なくとも一
対の支持手段と、上記支持手段の近傍に設置され、かつ
カッタアダプタにカッタ本体を脱着する際、カッタアダ
プタにカッタ本体をクランプするクランプ手段の爪体を
退入させる爪体退入部材とより構成したものである。
【0022】上記構成により、交換すべきカッタ本体を
治具本体に取付けたら、カッタアダプタとカッタ本体の
位置を合せた状態で、カッタアダプタにカッタ本体を押
し込むと、爪体退入部材により爪体が退入されるため、
カッタアダプタ内にカッタ本体を容易に取付けることが
できる。
【0023】またカッタ本体の取付け後、カッタ本体よ
り治具本体を取り外すと、クランプ手段の爪体がカッタ
本体をクランプするため、カッタアダプタに対してカッ
タ本体を確実に取付けることができるようになる。
【0024】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態を図
1ないし図7に示す図面を参照して詳述する。図1ない
し図7に示すインターナルクランクシャフトミラーのカ
ッタ交換装置は、自動でカッタの交換を行うようにした
もので、これら図において1はインターナルクランクシ
ャフトミラーの本体(以下単にミラー本体という)で、
上記ミラー本体1は、ベッド1a上に一対のワークヘッ
ド2が互に対向し、かつ接離方向に移動自在に設けられ
ていて、これらワークヘッド2の対向面には、加工する
ワーク3の両端をクランプして固定するチャック4が設
けられている。
【0025】また上記各ワークヘッド2の間には、一対
のカッタユニット5が、上記チャック4にクランプされ
たワーク3の長手方向に移動自在に設けられている。上
記カッタユニット5は、ワーク3の長手方向に移動自在
なサドル5aと、このサドル5a上に設けられ、かつサ
ドル5aの移動方向と直交する方向へ移動自在なスライ
ダ5b及びスライダ5bに上下方向に揺動自在にスイン
グアーム5cを有していて、上記スイングアーム5cに
カッタモータ6により回転駆動されるカッタドラム5d
が設けられている。
【0026】そしてこれらカッタドラム5dの対向面
に、カッタアダプタ7を介してカッタ本体8が着脱自在
に取付けられている。上記カッタアダプタ7は図6に示
すように環状に形成されていて、外周側に上記カッタド
ラム5dへ着脱自在に取付けるための取付け孔7aが円
周方向に複数個穿設されていると共に、内周部には、カ
ッタ本体8の外周面に形成された1個ないし複数個のテ
ーパ状キー溝8aに嵌合するキー9が固着されていて、
これらキー9によってカッタ本体7の位置決めと回転力
の伝達を行うようになっている。
【0027】またカッタ本体8の内周面には、ワーク3
をミーリング加工する複数のチップ8bが円周方向に間
隔を存して着脱自在に取付けられていると共に、上記カ
ッタアダプタ7の内周部とカッタ本体8の外周部との間
に、カッタアダプタ7に対してカッタ本体8を着脱自在
にクランプする1個ないし複数個のクランプ手段10が
設けられている。上記クランプ手段10は図7に示すよ
うに、カッタアダプタ7内に半径方向に移動自在に収容
され、かつ付勢手段12によりカッタアダプタ7の中心
方向に付勢された爪体10aを有している。上記爪体1
0aは、先端部がカッタアダプタ7の内周面より出没自
在となっていると共に、先端部には、カッタアダプタ7
の内周面に設けられた環状のカッタ受け座7bとの間で
カッタ本体8の係止部8cをクランプするクサビ面10
bが形成されている。
【0028】上記カッタ本体8の係止部8cは、カッタ
本体8の外周部に、クランプ手段10毎に凹入部8dを
形成することにより設けられていて、爪体10aのクサ
ビ面10bが密着するように傾斜されており、クサビ面
10bの反対側の面には、カッタ本体8を取り外す際爪
体10aを退入させる爪体退入手段18dが当接する傾
斜ガイド面10cが形成されていると共に、爪体10a
の基端側に穿設された長孔10dには、抜け止めピン1
0eが嵌挿されていて、カッタアダプタ7内より爪体1
0aが抜け出さないようになっている。
【0029】一方上記カッタユニット5の対向面には、
ワーク加工時、ワーク3を支持するレスト手段14がサ
ドル5aに固定されて設けられていると共に、ミラー本
体1の前側には、カッタ交換装置本体(以下装置本体と
いう)15が設置されている。上記装置本体15は、ミ
ラー本体1前方の床上に設置された基台15a上に、ワ
ーク3の長手方向と平行するよう一対のガイドレール1
5bが布設されていて、これらガイドレール15b上に
支柱15cの下端が図示しない駆動手段により移動自在
に支承されている。
【0030】上記支柱15cの上端には、揺動手段16
が設けられていて、この揺動手段16によりアーム17
が揺動自在となっている。上記揺動手段16は、揺動モ
ータ16aにより正逆回転される回転軸16bを有して
いて、この回転軸16bにアーム17の上端が取付けら
れている。上記アーム17の下端側は下方に垂下されて
いて、上記揺動モータ16aにより、互に対向するチャ
ック4の間に揺動できるようになっていると共に、アー
ム17の下端にはカッタ保持手段18が設けられてい
て、このカッタ保持手段18により上記カッタ本体8が
着脱自在に保持できるようになっている。
【0031】なお上記アーム17は、揺動モータ16a
によりアーム17を各チャック4の間に揺動させた際、
カッタ保持手段18に保持されたカッタ本体8の中心と
カッタドラム5dに取付けられたカッタアダプタ7の中
心が一致するように予め長さが設定されている。
【0032】上記カッタ保持手段18は図4及び図5に
示すように、アーム17の下端に手首部17aを介して
左右反転自在に取付けられた基板18aを有していて、
この基板18aの一方の面の中心部に、チャック4にク
ランプするクランプ軸18bが設けられている。
【0033】また上記クランプ軸18bの周辺には、カ
ッタ本体8の外周部に形成された凹入部8dに嵌合する
ことによりカッタ本体8を支持すると同時に、カッタ本
体8の位置決めを行う支持ブロック18cが凹入部18
d毎に設けられていると共に、これら支持ブロック18
cの先端部には、カッタ本体8の取り外し時、クランプ
手段10の爪体10a先端に形成された傾斜ガイド面1
0cに当接して爪体10aを退入させる爪体退入手段1
8dが形成されている。
【0034】さらに上記基板18aには例えば2個所
に、カッタ係止手段19が設けられている。これらカッ
タ係止手段19は、各支持ブロック18cが支持したカ
ッタ本体8も脱落しないように係止するもので、一端側
が軸受け19aを介して基板18aに回転自在に支承さ
れた回転軸19bを有している。これら回転軸19bは
カッタ本体8に形成された鍵孔状の係止孔8に挿脱自在
となっていて、回転軸19bの先端には、回転軸19b
をほぼ90度回転させると係止孔8cの開口部に係合し
て、回転軸19bが係止孔8eより抜け出さないよう係
止する係止部19cが突設されている。
【0035】そして各回転軸19bに一端側がキー止め
されたレバー19dの他端側には、シリンダなどのアク
チュエータ19fが接続されていて、これらアクチュエ
ータ19fにより回転軸19bをほぼ90度正逆回転す
ることにより、カッタ本体8の係止及び解除が行えるよ
うになっている。
【0036】次に上記構成されたカッタ交換装置の作用
を説明すると、ミラー本体1のカッタドラム5dに取付
けられたカッタアダプタ7にカッタ本体8を取付けるに
当って、まずカッタユニット5のカッタドラム5dを割
出し回転させて、カッタアダプタ7をカッタ交換位置に
停止させ、次にアーム17の下端に設けられたカッタ保
持手段18の各支持ブロック18cとカッタ本体8の凹
入部8dを一致させた状態で、カッタ本体8の係止孔8
eにカッタ係止手段19の回転軸19bを挿入して、支
持ブロック18cによりカッタ本体8の外周部を支持さ
せた状態で、アクチュエータ19fにより回転軸19b
をほぼ90度回転させて、カッタ本体8を係止する。次
にこの状態で揺動モータ16aにより回転軸16bを回
転させて、アーム17の下端を各チャック4の間に揺動
させ、アーム17下端のワーク保持手段18に保持され
たカッタ本体8の中心とカッタアダプタ7の中心を一致
させる。
【0037】なおこの動作は、揺動モータ16aにより
回転軸16bを割出し回転することにより行うことがで
きる。上記のようにしてカッタアダプタ7の中心にカッ
タ本体8の中心を一致させたら、まず一方のカッタユニ
ット5のカッタアダプタ7にカッタ本体8を取付ける。
【0038】カッタ本体8の取付けに当っては、まずカ
ッタ保持手段18の基板18aに突設されたクランプ軸
18bをチャック4でクランプする。これによってアー
ム17の剛性が低い場合でも、アーム17の上下が両端
支持されるため、不安定に揺動することがなくなる。次
にこの状態でカッタ本体8を取付けるべきカッタユニッ
ト5をカッタ保持手段18側へ移動させて、カッタ保持
手段18に保持されたカッタ本体8をカッタアダプタ7
内に押し込むもので、カッタユニット5によりカッタア
ダプタ7をカッタ本体8に押し付けると、まず爪体10
aの傾斜ガイド面10cがカッタ本体8の外周面に押圧
されて爪体10aの先端部が没入する。この状態でさら
にカッタアダプタ7を押し込むと、カッタ本体8外周部
がカッタアダプタ7のカッタ受け座7bに当接すると同
時に、各爪体10a先端がカッタ本体8外周の凹入部8
cに達する。
【0039】次にこの状態でアクチュエータ19fによ
り回転軸19bをほぼ90度逆転させてカッタ本体8の
係止を解除したら、チャック4を解放した状態でカッタ
ユニット5を後退させると、いままで支持ブロック18
cの爪体退入手段18dで退入されていた爪体10aが
凹入部8dに進出して、爪体10aのクサビ面10bが
カッタ本体8の係止部8cに当接され、これによってカ
ッタ本体8がカッタアダプタ7に取付けられる。
【0040】以上のようにして一方のカッタユニット5
にカッタ本体8を取付けたら、同様にして他方のカッタ
ユニット5にもカッタ本体8を取付けるもので、この時
アーム17の下端に設けられた手首部17aによりカッ
タ保持手段18を左右反転することにより、同一のカッ
タ保持手段18で左右カッタユニット5へカッタ本体8
を取付けることができる。
【0041】一方使用済のカッタ本体8を別のカッタ本
体8と交換する場合は、上記取付け時と逆の操作でカッ
タアダプタ7よりカッタ本体8を取外して、用済となっ
たカッタ本体8を次に使用するカッタ本体8と交換した
ら、上記操作で再びカッタアダプタ7にカッタ本体8を
取付けるもので、カッタ本体8の交換作業が自動的に行
えるようになる。
【0042】また基板18aの両面に予めカッタ保持手
段18を設けておけば、カッタ交換時、次に使用するカ
ッタ本体8を一方のカッタ保持手段18で保持した状態
で、他方のカッタ保持手段18により使用済カッタ本体
8を取外し、次に基板18aを反転して、次に使用する
カッタ本体8をカッタアダプタ7に取付けることによ
り、カッタの交換時間をさらに短縮することができる。
【0043】以上はミラー本体1の近傍に設置したカッ
タ交換装置を使用して、カッタ本体8を自動で交換する
場合の第1の実施の形態を示したものであるが、カッタ
交換装置に代えて汎用のロボットを使用するようにして
もよい。また図8ないし図11に示す第2の実施の形態
のように、ミラー本体1にワーク3を搬入出するオート
ローダ20を利用してカッタ本体8を自動交換するよう
にしてもよい。次にこの第2の実施の形態を説明する。
なお上記第1の実施の形態と同一部分は同一符号を付し
てその説明は省略する。
【0044】ミラー本体1上方には、両端が架台21に
より支持された横桁21aがワーク3の長手方向と平行
するように設けられていて、この横桁21aにオートロ
ーダ20の走行体20aが走行モータ20bにより走行
自在に支承されている。上記走行体20aには、リフト
シリンダ22により昇降自在なワーク把持手段23が設
けられていて、このワーク把持手段23により、加工す
べきワーク3や加工の完了したらワーク3を把持して、
ミラー本体1の上方より各チャック4間へ搬入出するよ
うになっていると共に、上記走行体20aにカッタ保持
手段18が搭載されている。上記走行体20aに、図示
しない昇降手段により昇降自在な昇降アーム25が設け
られ、この昇降アーム25の下端に、上記第1の実施の
形態と同様なカッタ保持手段18が設けられている。
【0045】次に上記構成されたカッタ交換装置の作用
を説明すると、ミラー本体1のカッタドラム5dに取付
けられたカッタアダプタ7にカッタ本体8を取付けるに
当って、まず昇降アーム25の下端に設けられたカッタ
保持手段18の各支持ブロック18cとカッタ本体8の
凹入部8dを一致させた状態で、カッタ本体8の係止孔
8eにカッタ係止手段19の回転軸19bを挿入して、
支持ブロック18cによりカッタ本体8の外周部を支持
させた状態で、アクチュエータ19fにより回転軸19
bをほぼ90度回転させて、カッタ本体8を係止する。
【0046】次にこの状態で昇降アーム25を上昇させ
て、カッタ保持手段18をワーク搬送高さ付近まで上昇
させたら、オートローダ20の走行体20aを各ワーク
ヘッド2のチャック4間付近まで移動させ、この状態で
昇降アーム25を下降させて、カッタ保持手段18に保
持されたカッタ本体8の中心をカッタアダプタ7の中心
に一致させる。次にこの状態でオートローダ20の走行
体20aをカッタユニット5側へ移動させて、カッタ保
持手段18に保持されたカッタ本体8をカッタアダプタ
7内に押し込むもので、カッタユニット5によりカッタ
アダプタ7をカッタ本体8に押し付けると、まず爪体1
0aの傾斜ガイド面10cがカッタ本体8の外周面に押
圧されて爪体10aの先端部が没入する。
【0047】この状態でさらにカッタアダプタ7を押し
込むと、カッタ本体8の外周部がカッタアダプタ7のカ
ッタ受け座7bに当接すると同時に、各爪体10a先端
がカッタ本体8外周の凹入部8dに達する。次にこの状
態でアクチュエータ19fにより回転軸19bをほぼ9
0度逆転させてカッタ本体8の係止を解除したら、チャ
ック4を解放した状態でオートローダ20の走行体20
aを後退させると、いままで支持ブロック18cの爪体
退入手段18dで退入されていた爪体10aが凹入部8
dに進出して、爪体10aのクサビ面10bがカッタ本
体8の係止部8cに当接され、これによってカッタ本体
8がカッタアダプタ7に取付けられる。
【0048】以上のようにして一方のカッタユニット5
にカッタ本体8を取付けたら、同様にして他方のカッタ
ユニット5にもカッタ本体8を取付けるもので、この時
昇降アーム25の下端に設けられた手首部25aにより
カッタ保持手段18を左右反転することにより、同一の
カッタ保持手段18で左右カッタユニット5へカッタ本
体8を取付けることができる。
【0049】一方使用済のカッタ本体8を別のカッタ本
体8と交換する場合は、上記取付け時と逆の操作でカッ
タアダプタ7よりカッタ本体8を取外して、用済となっ
たカッタ本体8を次に使用するカッタ本体8と交換した
ら、上記操作で再びカッタアダプタ7にカッタ本体8を
取付けるもので、ワーク搬入出用のオートローダ20を
利用してカッタ本体8の交換作業が自動的に行えるよう
になる。
【0050】なお上記第2の実施の形態では、オートロ
ーダ20によりカッタ本体8を各チャック4間に搬入し
たら、走行体20aをカッタユニット5側へ移動させ
て、カッタ本体8の脱着を行うようにしたが、カッタユ
ニット5を移動させても同様にカッタ本体8の脱着作業
が行える。また上記第1の実施の形態と同様に、基板1
8aの両面にカッタ保持手段18を設けて、カッタ本体
8の脱着を一工程で行うようにしてもよい。
【0051】一方上記第1・第2の実施の形態は、何れ
もカッタ交換装置を使用してカッタ本体8を自動交換す
る場合であるが、図14に示すカッタ交換治具30を使
用して、手動でカッタ本体8を交換するようにしてもよ
い。
【0052】次にカッタ本体8を手動で交換する第3の
実施の形態を説明する。なおこの第3の実施の形態で
も、第1の実施の形態と同一部分は同一符号を付してそ
の説明は省略する。
【0053】カッタ本体8の交換に使用するカッタ交換
治具30は、図14に示すようにカッタ本体8の外径よ
りやや大径な円板上の治具本体30aにハンドル30b
と、少なくとも一対の支持手段31が取付けられてい
る。上記支持手段31は、治具本体30aに回転自在に
支承された支持軸31aを有していて、これら支持軸3
1aの一端側に、カッタ本体8に形成されたねじ孔8g
に螺合自在なねじ部31bが形成されており、支持軸3
1aの他端側には、把手31cが設けられている。
【0054】また把手31cと支持軸31aの中間部に
設けられた大径部31dの間には、重錘31eが軸方向
に移動自在に設けられていると共に、ねじ部31bの近
傍には、ほぼL字形の爪体退入部材30cが設けられて
いる。上記爪体退入部材30cは、一端側が治具本体3
0aに固着され、他端側は支持軸31aと平行するよう
に設けられていて、先端部が爪体10aの傾斜ガイド面
10cを押圧することにより、爪体10aを退入させる
ようになっていると共に、治具本体30aに開口された
円孔30eの周辺部には、カッタ本体8の内周面を支持
する支持筒30fが固着されている。
【0055】次に上記構成された第3の実施の形態にな
るカッタ交換装置の作用を説明すると、ミラー本体1の
カッタドラムに予め取付けられたカッタアダプタ7にカ
ッタ本体8を取付けるに当って、まずカッタ本体8の一
側面がわよりカッタ交換治具30の支持筒30fをカッ
タ本体8の内周部に嵌入し、この状態で支持手段31の
把手31cを回転して、支持軸31aのねじ部31bを
カッタ本体8のねじ孔8gに螺挿する。
【0056】次にこの状態でカッタ交換治具30のハン
ドル30bを把持してカッタ本体8をほぼ垂直に保持し
たら、カッタアダプタ7側のキー9とカッタ本体8のキ
ー溝8aを合致させた状態で、カッタアダプタ7の内周
面にカッタ本体8の外周面を嵌合して、カッタ本体8を
カッタアダプタ7内へ押し込む。これによってカッタ本
体8の外周面がカッタアダプタ7内周に突出された爪体
10a先端の傾斜ガイド面10cを押圧して、爪体10
aの先端を退入させるため、カッタ本体8の外周面は爪
体10aの先端を通過して、図14に示すようにカッタ
本体8がカッタアダプタ7のカッタ受け座7bが係合す
ると共に、爪体10aは爪体退入部材30cの先端によ
り退入状態に保持される。
【0057】次にこの状態で支持手段31の把手31c
を逆転して、支持軸31aを後退させると、ともに爪体
退入部材30cも後退されるため、付勢手段12の付勢
力により爪体10aがカッタ本体8外周の凹入部8d内
に進入して、爪体10aのクサビ面10bが凹入部8d
内の係止面8cに係合し、カッタアダプタ7のカッタ受
け座7bと爪体10aのクサビ面10bの間でカッタ本
体8の外周部をクランプする。これによってカッタアダ
プタ7内にカッタ本体8を押し込むだけで、カッタアダ
プタ7に対してカッタ本体8を取付けることができると
共に、カッタ本体8の取付け後は、カッタ本体8よりカ
ッタ交換治具30を取外すことにより、カッタ本体8に
よりワーク3の加工が行えるようになる。
【0058】またカッタアダプタ7とともにカッタ本体
8を回転させて、カッタ本体8の内周面に取付けられた
チップ8bによりワーク3をミーリング加工する際に
は、カッタアダプタ7からの回転力は、キー9を介して
カッタ本体8へ伝達されるため、回転力や切削反力が直
接クランプ手段10の爪体10aに作用することがな
い。
【0059】一方カッタ本体8を交換するため、カッタ
本体8をカッタアダプタ7より取外すには、まずカッタ
本体8の側面にカッタ交換治具30を取付けることによ
り、カッタ交換治具30の爪体退入部材30cにより爪
体10aの先端を図14に示す位置に退入させ、次にこ
の状態でカッタ交換治具30のハンドル30bを把持し
てカッタ本体8を抜き出せばよく、このとき、カッタア
ダプタ7にカッタ本体8が強く嵌合して抜き出しにくい
ときには、支持手段31の重錘31eを強く把手31c
に衝突させて、支持軸31aを介してカッタ本体8に衝
撃を与えることにより、カッタアダプタ7よりカッタ本
体8を簡単に抜き出すことができるようになる。
【0060】また図15はカッタ交換治具30の変形例
を示すもので、次にこれを説明すると、爪体10aのク
ランプ力を強くするため付勢手段12の付勢力を強くす
ると、カッタ交換治具30を使用してカッタ本体8をカ
ッタアダプタ7内に押し込んでも、爪体退入部材30c
のみでは爪体10aが退入できなかったり、爪体10a
を退入させるのに大きな押し付け力が必要となる。そこ
で押し付け力を増すため、カッタ交換治具30の支持手
段31近傍に増力手段32を設けたもので、増力手段3
2は、カッタアダプタ7に設けられたねじ孔7cに螺合
自在なねじ軸32aと、このねじ軸32aを回転させる
把手32bより構成されている。
【0061】そしてカッタ交換治具30によりカッタ本
体8をカッタアダプタ7に取付けたら、図15に示すよ
うに把手32bを回転してねじ軸32aをカッタアダプ
タ7のねじ孔7cへねじ込む。これによってカッタ交換
治具30がカッタアダプタ7側へ引き付けられて、カッ
タ交換治具30の爪体退入部材30cの先端が強く爪体
10aの傾斜ガイド面10cを押圧するため、付勢手段
12の付勢力を強くしても、小さい力で爪体10aの退
入が行えるようになる。
【0062】なお上記第1・第2の実施の形態とも、カ
ッタアダプタ7側に設けたテーパキー9にカッタ本体8
の外周部に設けたキー溝8aを嵌合して、カッタアダプ
タ7に対してカッタ本体8の位置決めを行うと共に、回
転力の伝達を行うようにしたが、図12及び図13に示
すように、カッタアダプタ7の内周面にテーパスプライ
ン10fを、そしてカッタ本体8の外周面に、上記テー
パスプライン10fに係脱自在に係合するテーパスプラ
イン8fを設けて、カッタアダプタ7に対してカッタ本
体8の位置決めを行うと共に、回転力の伝達を行うよう
にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態になるカッタ交換
装置が設けられたインターナルクランクシャフトミラー
の平面図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態になるカッタ交換
装置が設けられたインターナルクランクシャフトミラー
の正面図である。
【図3】図2のA方向からの矢視図である。
【図4】この発明の第1の実施の形態になるインターナ
ルクランクシャフトミラーのカッタ交換装置に設けられ
たカッタ保持手段の正面図である。
【図5】図4のB−B線に沿う断面図である。
【図6】この発明の第1の実施の形態になるインターナ
ルクランクシャフトミラーのカッタ交換装置に使用する
カッタアダプタ及びカッタ本体の正面図である。
【図7】図6のC−C線に沿う断面図である。
【図8】この発明の第2の実施の形態になるカッタ交換
装置が設けられたインターナルクランクシャフトミラー
の平面図である。
【図9】この発明の第2の実施の形態になるカッタ交換
装置が設けられたインターナルクランクシャフトミラー
の正面図である。
【図10】図9のD方向からの矢視図である。
【図11】図9のE方向からの矢視図である。
【図12】カッタアダプタ及びカッタ本体の変形例を示
す正面図である。
【図13】図12のF−F線に沿う断面図である。
【図14】この発明の第3の実施の形態になるカッタ交
換治具の断面図である。
【図15】この発明の第3の実施の形態になるカッタ交
換治具の変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…ミラー本体 3…ワーク 4…チャック 5…カッタユニット 7…カッタアダプタ 8…カッタ本体 8b…チップ 8c…係止部 8d…凹入部 10…クランプ手段 10a…爪体 10b…クサビ面 10c…傾斜ガイド面 12…付勢手段 15…カッタ交換装置本体 17…アーム 18…カッタ保持手段 18b…クランプ軸 18d…爪体退入手段 20…オートローダ 30a…治具本体 30c…爪体退入部材 31…支持手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面にチップ(8b)の取付けられた
    カッタ本体(8)を回転させて、ワーク(3)をミーリ
    ング加工するインターナルクランクシャフトミラーにお
    いて、カッタユニット(5)に割出し回転自在に取付け
    られたカッタアダプタ(7)に半径方向に移動自在に設
    けられ、かつ先端部がカッタアダプタの内周面より出没
    自在に突出するよう付勢手段(12)で付勢された爪体
    (10a)と、上記カッタアダプタ(7)に着脱自在な
    カッタ本体(8)の外周部に形成された係止部(8c)
    に上記爪体(10a)の先端に形成されたクサビ面(1
    0b)を係止することにより、カッタアダプタ(7)に
    対してカッタ本体(8)をクランプするクランプ手段
    (10)を少なくとも1個所設けると共に、ミラー本体
    (1)の近傍に、カッタ本体(8)を搬入出する方向へ
    移動自在なアーム(17)を設け、かつこのアーム(1
    7)に、上記カッタアダプタ(7)に脱着すべきカッタ
    本体(8)を保持するカッタ保持手段(18)を設け、
    また上記カッタ保持手段(18)には、カッタ本体
    (8)の位置決めを行う位置決め手段と、カッタ本体
    (8)の取外し時爪体(10a)を退入させる爪体退入
    手段(18d)を設けたことを特徴とするインターナル
    クランクシャフトミラーのカッタ交換装置。
  2. 【請求項2】 内周面にチップ(8b)の取付けられた
    カッタ本体(8)を回転させて、ワーク(3)をミーリ
    ング加工するインターナルクランクシャフトミラーにお
    いて、カッタユニット(5)に割出し回転自在に取付け
    られたカッタアダプタ(7)に半径方向に移動自在に設
    けられ、かつ先端部がカッタアダプタ(7)の内周面よ
    り出没自在に突出するよう付勢手段(12)で付勢され
    た爪体(10a)と、上記カッタアダプタ(7)に着脱
    自在なカッタ本体(8)の外周部に形成された係止部
    (8c)に上記爪体(10a)の先端に形成されたクサ
    ビ面(10b)を係止することにより、カッタアダプタ
    (7)に対してカッタ本体(8)をクランプするクラン
    プ手段(10)を少なくとも1個所設けると共に、ミラ
    ー本体(1)へワーク(3)を搬入出するオートローダ
    (20)に、上記カッタアダプタ(7)に脱着すべきカ
    ッタ本体(8)を保持するカッタ保持手段(18)を昇
    降自在に設け、また上記カッタ保持手段(18)には、
    カッタ本体(8)の位置決めを行う位置決め手段と、カ
    ッタ本体(8)の取外し時爪体(10a)を退入させる
    爪体退入手段(18d)を設けたことを特徴とするイン
    ターナルクランクシャフトミラーのカッタ交換装置。
  3. 【請求項3】 クランプ手段(10)の爪体(10a)
    に形成されたクサビ面(10b)と反対の面に、カッタ
    本体(8)の取外し時爪体退入手段(18d)が当接し
    て爪体(10a)を退入させる傾斜ガイド面(10c)
    を形成すると共に、カッタ本体(8)の外周部には、上
    記爪体退入手段(18d)を挿入する凹入部(8d)を
    形成してなる請求項1または2記載のインターナルクラ
    ンクシャフトミラーのカッタ交換装置。
  4. 【請求項4】 内周面にチップ(8b)の取付けられた
    カッタ本体(8)を回転させて、ワーク(3)をミーリ
    ング加工するインターナルクランクシャフトミラーにお
    いて、ミラー本体(1)の近傍に、交換すべきカッタ本
    体(8)を保持するカッタ保持手段(18)を有するカ
    ッタ交換装置本体(15)を設置して、このカッタ交換
    装置本体(15)により上記カッタ本体(8)をカッタ
    交換位置まで搬入し、次にカッタアダプタ(7)にカッ
    タ本体(8)を押し込んで、カッタアダプタ(7)とカ
    ッタ本体(8)の間に設けられたクランプ手段(10)
    の爪体(10a)をカッタ本体(8)の係止部(8c)
    に係止することにより、カッタアダプタ(7)に対して
    カッタ本体(8)を取付けると共に、カッタアダプタ
    (7)よりカッタ本体(8)を取外す場合は、上記取付
    け時と逆の動作で取外すことを特徴とするインターナル
    クランクシャフトミラーのカッタ交換方法。
  5. 【請求項5】 内周面にチップ(8b)の取付けられた
    カッタ本体(8)を回転させて、ワーク(3)をミーリ
    ング加工するインターナルクランクシャフトミラーにお
    いて、ミラー本体(1)へワーク(3)を搬入出するオ
    ートローダ(20)にカッタ保持手段(18)を設け
    て、オートローダ(20)により、上記カッタ本体
    (8)をカッタ交換位置まで搬入し、次にカッタアダプ
    タ(7)にカッタ本体(8)を押し込んで、カッタアダ
    プタ(7)とカッタ本体(8)の間に設けられたクラン
    プ手段(10)の爪体(10a)をカッタ本体(8)の
    係止部(8c)に係止することにより、カッタアダプタ
    (7)に対してカッタ本体(8)を取付けると共に、カ
    ッタアダプタ(7)よりカッタ本体(8)を取外す場合
    は、上記取付け時と逆の動作で取外すことを特徴とする
    インターナルクランクシャフトミラーのカッタ交換方
    法。
  6. 【請求項6】 カッタ本体(8)を保持するカッタ保持
    手段(18)にクランプ軸(18b)を突設して、カッ
    タ本体(8)を交換する際ミラー本体(1)のチャック
    (4)によりこのクランプ軸(18b)をクランプし、
    その後カッタアダプタ(7)をカッタ本体(8)側へ移
    動させて、カッタアダプタ(7)に対しカッタ本体
    (8)を着脱するようにしてなる請求項4または5記載
    のインターナルクランクシャフトミラーのカッタ交換方
    法。
  7. 【請求項7】 内周面にチップ(8b)の取付けられた
    カッタ本体(8)を回転させて、ワーク(3)をミーリ
    ング加工するインターナルクランクシャフトミラーにお
    いて、カッタユニット(5)に回転自在に取付けられた
    カッタアダプタ(7)に脱着すべきカッタ本体(8)が
    取付け自在な治具本体(30a)と、上記治具本体(3
    0a)に設けられ、かつ治具本体(30a)にカッタ本
    体(8)を支持する少なくとも一対の支持手段(31)
    と、上記支持手段(31)の近傍に設置され、かつカッ
    タアダプタ(7)にカッタ本体(8)を脱着する際、カ
    ッタアダプタ(7)にカッタ本体(8)をクランプする
    クランプ手段(10)の爪体(10a)を退入させる爪
    体退入部材(30c)とを具備したことを特徴とするイ
    ンターナルクランクシャフトミラーのカッタ交換治具。
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