JP2000126363A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン

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JP2000126363A
JP2000126363A JP10301375A JP30137598A JP2000126363A JP 2000126363 A JP2000126363 A JP 2000126363A JP 10301375 A JP10301375 A JP 10301375A JP 30137598 A JP30137598 A JP 30137598A JP 2000126363 A JP2000126363 A JP 2000126363A
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stop
displacement
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JP10301375A
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Inventor
Yosuke Shibata
洋介 柴田
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Takasago Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Takasago Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熟練者でなくても、抽選処理で入賞シンボル
が当たったかどうかの予想を行ったり、停止操作タイミ
ングが最適であったかどうかの判断を行ったりすること
を可能とする。 【解決手段】 機械前面の中央パネル11に、ランク情
報を表示するための報知器19が設けてある。制御装置
は、有効ライン上に引き込むシンボルを抽選処理により
決定し、遊技者が停止釦スイッチ15a,15b,15
cを操作すると、前記抽選処理により決定されたシンボ
ルを有効ライン上に引き込むためのリールのの変位量を
決定する。遊技者による停止操作後に、決定された変位
量だけリールを回転変位させて停止させる。リール停止
後、制御装置は、変位量から遊技者の停止操作タイミン
グの評価を表すランク情報を生成して報知器19へ出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、所定個数のシンボル
より成るシンボル列を移動表示した後、遊技者による停
止操作により前記移動表示を停止して、入賞ライン上に
いずれかのシンボルを表示するスロットマシンにに関す
る。
【0002】
【従来の技術】典型的なスロットマシンは、外周面に所
定個数(例えば21個)のシンボルより成るシンボル列
が表された3個のリールを備えており、各リールを一斉
に回転させてシンボル列を移動表示させた後、遊技者に
よる停止操作により各リールを順次停止させるようにな
っている。その結果、入賞ライン上に、入賞シンボルの
組み合わせが成立したとき、遊技者に所定枚数のメダル
が払い出される。
【0003】機械の前面適所には、リール毎の停止釦ス
イッチが設けてあり、各停止釦スイッチを押操作する
と、対応する回転中のリールが停止し、入賞ライン上に
そのリールのいずれかのシンボルが表示される。近年の
スロットマシンは、5本の入賞ラインを設定した機種が
主流であり、メダルの投入枚数が1枚、2枚、3枚と増
すにつれて、有効となる入賞ライン(以下、「有効ライ
ン」という。)の本数が、1本、3本、5本と増すよう
になっている。
【0004】従来のスロットマシンでは、ゲーム毎に機
械内部で抽選処理が行われ、抽選当たりになると、各リ
ールについて、有効ライン上に入賞シンボルが停止する
よう、シンボルの引込み制御が行われる。例えば、「り
んご」のシンボルが有効ライン上に3個並ぶと入賞が成
立する場合において、前記抽選処理によって、有効ライ
ン上へ引き込むべき入賞シンボルとして「りんご」のシ
ンボルが決定されると、仮に「りんご」のシンボルが有
効ライン上で停止しないようなタイミングで停止釦スイ
ッチが押操作されても、強制的に「りんご」のシンボル
を有効ライン上に引き込んでリールを停止動作させるの
である。
【0005】このような引込み制御を実現するのに、従
来は、停止釦スイッチの押操作があった時点で、有効ラ
イン上にどのシンボルが位置するかを検出し、もし、目
的とするシンボル(この場合、「りんご」のシンボル)
が位置していなければ、リールを1駒ずつ順次位置ずれ
させつつ、同様のシンボルの検出を行い、最大移動許容
駒数(例えばシンボル4駒分)だけ変位させる間に、
「りんご」のシンボルが有効ライン上にきたとき、その
リールを停止させる。なお、前記最大移動許容駒数と
は、法規則で定められている。
【0006】上記した停止操作後のリールの変位は、
「滑り」と呼ばれ、特に熟練した遊技者は、このリール
の滑り動作を注視することにより、停止操作後にリール
がどの程度変位したかを推測し、その推測結果と有効ラ
イン上に停止したシンボルとから、抽選処理で入賞シン
ボルが当たったかどうかの予想や、停止操作タイミング
が最適であったかどうかの判断を行っている。
【0007】例えば、遊技者が第1のリールについて停
止操作を行った結果、有効ライン上に、入賞シンボルで
ある「りんご」のシンボルが停止し、次いで、第2のリ
ールについて、遊技者が「りんご」のシンボルを狙って
停止操作を行った結果、「りんご」のシンボルが同じ有
効ライン上に停止したと仮定する。この場合において、
第2のリールについてのシンボルの変位量が最大許容駒
数の「4駒」であったと推測できた場合、遊技者は、抽
選処理により「りんご」のシンボルについての抽選当た
りがあったと推測し、また、第2のリールについての停
止操作のタイミングは、やや早かったと判断するのであ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リール
の回転速度は、熟練者であれば、移動中のシンボルをわ
ずかに識別できる程度のかなりの高速度に設定されてお
り、しかも、停止操作後、最大190ミリ秒という短い
時間内で滑り動作が行われるのであるから、熟練者以外
は、停止操作後にリールがどの程度変位したかを推測す
るのは容易でなく、抽選処理で入賞シンボルが当たった
かどうかの予想や、停止操作タイミングが最適であった
かどうかの判断は殆ど困難である。
【0009】この発明は、上記問題に着目してなされた
もので、決定されたシンボル列の変位量や変位位置から
遊技者の停止操作タイミングをランク付けして、そのラ
ンクを表す情報を遊技者へ報知することにより、熟練者
でなくても、抽選処理で入賞シンボルが当たったかどう
かの予想や、停止操作タイミングが最適であったかどう
かの判断を行うことが可能なスロットマシンを提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、所定
個数のシンボルより成るシンボル列を移動表示した後、
遊技者による停止操作により前記移動表示を停止して、
入賞ライン上にいずれかのシンボルを表示するスロット
マシンにおいて、制御装置と、この制御装置の制御下で
表示動作または発音動作を行う報知器とを備える。前記
制御装置は、入賞ライン上に引き込むシンボルを抽選処
理により決定する抽選手段と、遊技者による停止操作が
あったとき、前記抽選手段により決定されたシンボルを
入賞ライン上に引き込むためのシンボル列の変位量を決
定する変位量決定手段と、遊技者による停止操作後に、
前記変位量決定手段で決定された変位量だけシンボル列
を移動表示させて停止させる停止制御手段と、前記変位
量から遊技者の停止操作タイミングをランク付けしてラ
ンクを表す情報を前記報知器へ出力する情報生成手段と
を含んでいる。
【0011】請求項2の発明では、前記制御装置は、入
賞ライン上に引き込むシンボルを抽選処理により決定す
る抽選手段と、遊技者による停止操作があったとき、前
記抽選手段により決定されたシンボルを入賞ライン上に
引き込むためのシンボル列の変位位置を決定する変位位
置決定手段と、遊技者による停止操作後に、前記変位位
置決定手段で決定された変位位置までシンボル列を移動
表示させて停止させる停止制御手段と、前記変位位置ま
での変位量から遊技者の停止操作タイミングをランク付
けしてランクを表す情報を前記報知器へ出力する情報生
成手段とを含んでいる。
【0012】
【作用】遊技者が停止操作を行うと、請求項1のスロッ
トマシンでは、変位量決定手段で決定された変位量だけ
シンボル列が移動表示して停止し、また、請求項2のス
ロットマシンでは、変位位置決定手段で決定された変位
位置までシンボル列が移動表示して停止する。この場合
に、報知器は、遊技者の停止操作タイミングについての
ランクを表す情報を表示または音により遊技者に報知す
るので、遊技者は、停止操作後にリールがどの程度変位
したかがわかる。
【0013】
【実施例】図1は、この発明が実施されたスロットマシ
ンの外観を示す。このスロットマシンは、ボックス形状
の本体部2の前面開口に扉部3を開閉可能に取り付けて
機体1が構成される。前記本体部2の中空内部には、図
2に示すように、上段位置にリールブロック4や制御回
路などの回路基板5が、下段位置に多数枚のメダルを収
容するホッパー6aを有するメダル払出機6が、それぞ
れ組み込まれる。
【0014】前記リールブロック4は、金属フレーム7
に3個のリール8a,8b,8cが一体に組み付けられ
て成る。各リール8a,8b,8cの外周面には、図
柄、文字、数字などの所定個数(この実施例では21
個)のシンボルより成るシンボル列が表されている。こ
のリールブロック4には、各リール8a,8b,8cを
個別に回転駆動するステッピングモータ9a,9b,9
cが組み付けてあり、3個のリール8a,8b,8cと
共にシンボル可変表示装置10を構成する。なお、シン
ボル可変表示装置10は、所定個数のシンボルより成る
シンボル列を移動表示させた後、移動表示を停止させて
いずれかのシンボルを表示できる構成のものであれば、
リールに限らず、例えば液晶などの画像表示手段なども
使用できる。
【0015】各リール8a,8b,8cには、図3に示
すように、後述する基準信号を発生するための基準信号
発生装置20が設けられる。図示例の基準信号発生装置
20は、各リール8a,8b,8cの外周枠と中心のボ
ス部との間を連結する軸部40に一体形成された突起2
1と、この突起21の通過位置に配設された光電センサ
22とで構成される。前記光電センサ22は、リールの
回転により突起21が光電センサ22の光路を遮る毎
に、基準信号が発生し、後述するCPU51の計数部3
4へ与えられる。
【0016】図1に戻って、前記扉部3の前面は、各リ
ール8a,8b,8cのシンボルを移動および停止表示
するための中央パネル11と、機種名やゲーム情報を表
示するための上部パネル12および下部パネル13とで
構成される。各パネル11は,12,13は、透明な合
成樹脂板の表面に、シルクスクリーン印刷を施して形成
される。中央パネル11の下方には、始動レバー14、
3個の停止釦スイッチ15a,15b,15c、メダル
投入口16などが、また下部パネル13の下方には、メ
ダル放出口17やメダル受け皿18が、それぞれ配備さ
れる。
【0017】中央パネル11の板面中央には、無着色で
透明のシンボル表示窓20a,20b,20cが3個並
設してある。各シンボル表示窓20a,20b,20c
の背後には前記リールブロック4の各リール8a,8
b,8cが位置しており、リール停止時にはリール外周
面のシンボル列の3駒分のシンボルが視認できるよう、
縦長形状に形成されている。
【0018】中央パネル11には、図4に示すように、
シンボル表示窓20a,20b,20cを横切るよう
に、上、中、下、斜めの合計5本の入賞ラインL1〜L
5が表されている。リール停止時、これら入賞ラインL
1〜L5上に各リール8a,8b,8cのシンボルが整
列して停止する。これら入賞ラインL1〜L5は、前記
メダル投入口16へのメダルの投入枚数が1枚であれ
ば、中央の1本の入賞ラインL1のみが、2枚であれ
ば、上、中、下の3本の入賞ラインL1〜L3が、3枚
であれば、5本すべての入賞ラインL1〜L5が、それ
ぞれ有効化される。
【0019】図5は、上、中、下の3本の入賞ラインL
1,L2,L3が有効ラインになった状態を示す。同図
では、上段の入賞ラインL2上に「りんご」のシンボル
Sが3個並び、入賞シンボルの組み合わせが成立してい
る。なお、図4において、23は中央パネル11の内側
に配設された蛍光灯より成る照明装置である。この照明
装置23は、機械作動中は常時点灯し、各リール8a,
8b,8cの周面に照明を施す。
【0020】前記メダル投入口16よりメダルが投入さ
れると、その投入枚数に応じた本数の入賞ラインが有効
化される。ついで始動レバー14が操作されると、3個
のリール8a,8b,8cが一斉に始動する。この後、
停止釦スイッチ15a,15b,15cが操作される都
度、対応するリール8a,8b,8cの回転が停止す
る。このとき、いずれかの有効ライン上に、入賞シンボ
ルの組み合わせが成立すると、入賞となり、メダル払出
機6の作動により、所定枚数のメダルがメダル放出口1
7よりメダル受け皿18へ放出される。
【0021】前記中央パネル11の板面の端部位置に
は、遊技者の停止釦操作についてのランクを表す情報
(以下、「ランク情報」という。)を表示するための報
知器19が設けてある。前記ランク情報は、引込み制御
を実行するために決定されたシンボル列の変位量に応じ
て定められる。この実施例では、図6に示すように、0
〜4の変位量に対して、A,C,E,F,Gの5段階の
ランク情報が設定される。
【0022】この実施例の報知器19は、5種類の英文
字を表示するために、図7に示すような、7セグメント
のLEDより成る文字表示器が用いてあるが、後述する
実施例のように、図形などをランク情報として用いる場
合には、報知器19として液晶などの画像表示手段を用
いることができる。また、後述する実施例のように、音
をランク情報として用いる場合には、報知器19として
スピーカを用いることができる。この実施例では、抽選
処理により抽選当たりがあった場合と、外れの場合であ
って報知するかどうかの抽選が当たった場合に、報知器
19を動作させているが、全てのゲームについて報知器
19を動作させたり、入賞が当たった場合に限って報知
器19を動作させたり、ランダムに報知器19を動作さ
せたりしてもよい。
【0023】いま、5本の入賞ラインL1〜L5のう
ち、中央の入賞ラインL1のみが有効化された状態を想
定すると、図8に示すように、抽選処理により決定され
た入賞シンボル(図示例では、「りんご」のシンボル)
が中央の有効ラインL1上に位置するときに遊技者が停
止操作を行った場合は、引込み制御のための変位量はゼ
ロとなるから、この停止操作に対して最上位のランク情
報「A」が設定される。もし、入賞シンボルが中央の有
効ラインL1の1駒手前に位置する時点で遊技者が停止
操作を行った場合は、引込み制御のための変位量は
「1」となるから、この停止操作に対して2番目のラン
ク情報「C」が設定される。同様に、入賞シンボルが中
央の有効ラインL1の2駒手前に位置する時点で遊技者
が停止操作を行った場合は、3番目のランク情報「E」
が、3駒手前に位置する時点で遊技者が停止操作を行っ
た場合は、4番目のランク情報「F」が、4駒手前に位
置する時点で遊技者が停止操作を行った場合は、5番目
のランク情報「G」が、それぞれ設定される。
【0024】図9(1)は、ランク情報の他の実施例を
示すもので、引込み制御を実行するために決定されたシ
ンボル列の変位量が0〜2である場合は、英文字「L」
のランク情報が、変位量が3,4の場合は、英文字
「P」のランク情報が、それぞれ設定される。
【0025】図9(2)(3)は、ランク情報のさらに
他の実施例を示す。図9(2)では、天気を表す図形よ
り成る5種類のランク情報が、図9(3)では、人の表
情を表す図形より成る3種類のランク情報が、それぞれ
変位量に応じて設定される。
【0026】図10(1)(2)は、スピーカーより音
色で出力するランク情報の具体例を示す。図10(1)
の実施例では、引込み制御を実行するために決定された
シンボル列の変位量が0の場合は、「ド」の音色より成
るランク情報が設定され、同様に変位量が1〜4の場合
は、「レ」「ミ」「ファ」「ソ」の音色より成るランク
情報がそれぞれ設定される。
【0027】図10(2)の実施例では、引込み制御を
実行するために決定されたシンボル列の変位量が0の場
合は、「ド」の音色より成るランク情報が、変位量が
1,2の場合は、「ド、レ、ミ」の音色より成るランク
情報が、変位量が3,4の場合は、「ド、レ、ミ、フ
ァ、ソ」の音色より成るランク情報が、それぞれ設定さ
れる。
【0028】図11は、上記したスロットマシンの電気
的な構成を示す。図中、50は、各部の動作を制御する
ためのマイクロコンピュータより成る制御装置であり、
制御・演算の主体であるCPU51、プログラムや後述
するテーブルなどの固定データが記憶されるROM5
2、データの読み書きに用いられるRAM53などを含
む。
【0029】前記制御装置50にはバス54を介して、
メダルセンサ55、始動レバー14、3個の停止釦スイ
ッチ15a,15b,15c、リール毎の前記光電セン
サ22a,22b,22cなどの入力各部や、メダル払
出機6、各リール8a,8b,8cのリール駆動部56
a,56b,56c、報知器19などの出力各部が接続
される。前記メダルセンサ55はメダル投入口16への
メダルの投入を検出する。各リール駆動部56a,56
b,56cは各リール8a,8b,8cを駆動する。
【0030】図12は、前記CPU51の機能の一部を
示した機能ブロック図である。同図には、第1のリール
8aについての回路構成のみが示してあるが、第2、第
3の各リール8a,8cもこれと同様であり、ここでは
図示を省略している。
【0031】図12において、リール駆動部56aはク
ロック信号を受けて駆動パルスpを生成し、この駆動パ
ルスpをステッピングモータ9aへ供給してリール8a
を駆動する。このリール駆動部56aにはCPU51の
制御部33よりスタート指令やストップ指令が与えられ
る。
【0032】始動レバー14が操作されると、制御部3
3には始動信号が入力され、制御部33はスタート指令
をリール駆動部56aへ発してステッピングモータ9a
を作動させる。停止釦スイッチ15aが押操作される
と、制御部33には停止操作信号が入力され、制御部3
3はストップ指令をリール駆動部56aへ発してステッ
ピングモータ9aの作動を停止させる。
【0033】前記駆動パルスpはCPU51の計数部3
4に与えられて計数される。この計数部34による計数
値Di はリール8aが一回転する毎に前記基準信号発生
装置20の光電センサ22aより与えられる基準信号に
よりリセットされる。計数部34は、リールの現在の回
転角度位置、換言すれば、基準位置に対するリール8a
のシンボル列の現在位置、さらに換言すれば、基準位置
に位置するリールのシンボルを検出するためのもので、
図13に示す如く、計数部34の計数値Di とリール8
aの各シンボルとは1対1の関係にある。
【0034】この実施例の場合、入賞ラインL3の位置
を基準位置に設定してあり、例えば第1のリール8aに
ついての計数部34の計数値Di が「4」であれば、停
止ラインL3上に、図13において「AP」で示す「り
んご」のシンボルSが位置することになる。なお、図1
3は、第1のリール8aについてのシンボルのみを記号
で示してあり、第2,第3の各リール8a,8bについ
てのシンボルは図示を省略してある。
【0035】かくしてシンボル検出部35は、前記計数
部34の計数値Di からリール8aのどのシンボルが有
効ライン上に位置しているかを検出し、その検出結果を
判定部36へ出力する。判定部36には他のリール8
b,8cについてのシンボル検出部からもシンボルの検
出結果が与えられるもので、判定部36は3個のリール
8a,8b,8cが停止した時点で、入賞となるシンボ
ルの組み合わせが成立しているか否かを判定する。この
判定は、すべての有効ラインについて行われる。
【0036】前記メダルセンサ55は、メダルが投入さ
れる毎にメダル検出信号を出力し、このメダル検出信号
を受けてメダル計数部31はメダル投入枚数を計数す
る。このメダル計数部31による計数値と、前記計数部
34による計数値Di と、抽選部30による抽選結果と
が制御部33に与えられ、制御部33はこれら入力デー
タと停止釦スイッチ15aからの停止操作信号とに基づ
き、リール駆動部56aを介してステッピングモータ9
aの停止動作を制御する。
【0037】前記抽選部30は、ゲーム毎に有効ライン
上に引き込むシンボルを乱数による抽選処理により決定
するためのもので、抽選当たりにより、いずれかの入賞
シンボルが決定されると、制御部33は停止操作された
リールについて、決定された入賞シンボルが有効ライン
上で可能な限り停止するようなシンボルの引込み制御を
実行する。この実施例では、全てのリールについて、R
OM52に格納されテーブルを参照した引込み制御が実
行される。前記テーブルは、各リール8a,8b,8c
について入賞シンボルの種類毎に用意されるが、抽選処
理により外れになったときの制御、すなわち有効ライン
上に入賞が成立しないような制御を実行するために、外
れ用のテーブルもリール毎に用意してある。
【0038】図14は、「りんご」の入賞シンボルを入
賞ライン上に引き込むために、シンボル列をどの位置ま
で変位させるかを示す位置データを引込データとした場
合のテーブルTB1の概念図であり、また図15は、シ
ンボル列をどの程度変位させるかを示す変位量のデー
タ、具体的には、変位させるシンボルの駒数を引込デー
タとした場合のテーブルTB2の概念図である。従って
図14のテーブルTB1において、引込データを表すD
i (j)(ただしi=0〜20、j=0〜5)は、シン
ボル列を変位させる位置を意味するデータであり、図1
5のテーブルTB2において、引込データを表すdi
(j)(ただしi=0〜20、j=0〜5)は、シンボ
ル列を変位させる変位量を意味するデータである。この
発明の実施に際し、いずれのタイプのテーブルTB1,
TB2を使用してもよい。
【0039】図14および図15のテーブルTB1,T
B2は、停止操作時におけるシンボル列の位置、換言す
ればリールの回転角度位置を表す前記計数部34による
計数値Di をアドレスとし、各アドレスにはメダル投入
枚数が1枚のときの引込データを記憶させる第1のデー
タ記憶領域と、メダル投入枚数が2枚または3枚のとき
の引込データを記憶させる第2のデータ記憶領域とが設
けてある。第1のデータ記憶領域の各アドレスにはそれ
ぞれ1個の引込データが記憶させてあり、また第2のデ
ータ記憶領域の各アドレスにはそれぞれ1〜5個の引込
データが記憶させてある。
【0040】いま、メダル投入枚数が1枚であって、第
1のリール8aが最初に停止操作された場合、その停止
操作時における計数部34の計数値Di がアドレスとし
て与えられると、該当するアドレスの第1のデータ記憶
領域内の引込データDi (0)が制御部33により読み
出されて記憶される。その後、計数部34による計数値
Di がサンプリングされる毎に、前記引込データDi
(0)と比較され、両者が一致したとき、制御部33は
ストップ指令をモータ駆動部56aへ与えてリール8a
を停止動作させる。
【0041】つぎにメダル投入枚数が2枚または3枚で
あって、第1のリール8aが最初に停止操作された場合
は、その停止操作時における計数部34の計数値Di が
アドレスとして与えられると、該当するアドレスの第2
のデータ記憶領域内の引込データDi (1)〜Di
(5)のいずれかが選択されて制御部33により読み出
されて記憶される。その後、計数部34による計数値D
i がサンプリングされる毎に、選択された引込データと
比較され、両者が一致したとき、制御部33はストップ
指令をモータ駆動部56aへ与えてリール8aを停止動
作させる。
【0042】例えばメダル投入枚数が2枚または3枚で
あって、最初に第1のリール8aが停止操作された場合
において、いま計数部34の計数値Di が「1」である
場合を想定すると、この停止操作時点では、図16の
(1)に示す如く、「りんご」のシンボルSは上段の停
止ラインL2の一駒手前に位置している。この場合に、
この計数値Di に対応する図14のテーブルTB1のア
ドレスに位置を表す引込データとして「2」「3」
「4」が3個セットされ、かつ「4」のデータが選択さ
れたと仮定すると、この数値データ「4」は制御部33
に取り込まれる。計数値Di が「4」に達すると、計数
値Di が数値データ「4」と一致するため、制御部33
はストップ指令を出力して第1リール8を停止動作させ
る。その結果、「りんご」のシンボルSは、図16の
(2)に示す如く、下段の停止ラインL3上に引き込ま
れて停止する。もし「3」のデータが選択された場合
は、同様に、「りんご」のシンボルSは中央の停止ライ
ンL1に引き込まれて停止する。「2」のデータが選択
された場合は、同様に、「りんご」のシンボルSは上段
の停止ラインL2に引き込まれて停止する。
【0043】同様の具体例であれば、図15のテーブル
TB2のアドレスには変位量を表す引込データとして
「1」「2」「3」が3個セットされることになる。い
ま仮に「3」のデータが選択されたと仮定すると、この
数値データ「3」は制御部33に取り込まれ、計数部3
4の計数値Di である「1」に「3」が加算されて前記
の数値データ「4」を得る。計数値Di が「4」に達す
ると、計数値Di が数値データ「4」と一致するため、
制御部33はストップ指令を出力して第1リール8を停
止動作させる。その結果、「りんご」のシンボルSは、
図16の(2)に示す如く、下段の停止ラインL3上に
引き込まれて停止する。もし「2」のデータが選択され
た場合は、同様に、「りんご」のシンボルSは中央の停
止ラインL1に引き込まれて停止する。「1」のデータ
が選択された場合は、同様に、「りんご」のシンボルS
は上段の停止ラインL2に引き込まれて停止する。
【0044】前記停止操作時における計数部34の計数
値Diと、その計数値Diをアドレスとする図14のテ
ーブルTB1のデータ記憶領域より読み出された引込デ
ータDi(j)とはランク情報生成部37へ与えられ
る。ランク情報生成部37は、前記引込データDi
(j)より計数値Diを差し引いて変位量を算出し、そ
の変位量に対応するランク情報を生成して報知器19へ
出力する。前記した図16の具体例では、計数部34の
計数値Diが「1」、引込データDi(j)が「4」で
あるから、変位量は「3」となり、この変位量「3」に
対応するランク情報「F」が生成され、このランク情報
「F」が報知器19に表示される。
【0045】図15のテーブルTB2を用いる場合は、
停止操作時における計数部34の計数値Diをアドレス
とする図15のテーブルTB2のデータ記憶領域より読
み出された引込データdi(j)がランク情報生成部3
7に取り込まれ、ランク情報生成部37は、前記引込デ
ータdi(j)、すなわち変位量に対応するランク情報
を生成して報知器19へ出力する。前記した図16の具
体例では、計数値Diが「1」のときの前記引込データ
di(j)は「3」であるから、変位量「3」に対応す
るランク情報「F」が生成され、このランク情報「F」
が報知器19に表示される。
【0046】図17は、CPU51による上記スロット
マシンの制御手順を示す。なお、図中、STは制御手順
における各ステップを示す。同図のST1では、メダル
の投入および始動レバー14の操作によるゲーム開始操
作の有無を判定しており、その判定が「YES」であれ
ば、まず、入賞シンボルの引込み制御を行うかどうかの
抽選処理が実行され、次いで、報知器19による報知動
作を行うかどうかの抽選処理が行われた後、3個のリー
ル8a,8b,8cを一斉に回転させる(ST2〜
4)。
【0047】つぎのST5では、CPU51は遊技者に
よる停止操作に待機しており、3個の停止釦スイッチ1
5a,15b,15cのいずれかが押操作されると、S
T5の判定が「YES」となり、CPU51は前記テー
ブルTB1を参照して、対応するリールの停止位置を決
定する。次のST7は、報知器19を報知動作させるか
どうかを判定しており、その判定が「YES」のとき
は、計数値Diと、テーブルTB1より読み出した引込
データDi(j)とから変位量を算出し、その変位量に
対応するランク情報を生成する(ST8,9)。次のS
T10でリールが停止すると、報知動作を行う場合は、
ST11からST12へ進み、前記ランク情報が報知器
19に表示される。なお、報知動作を行わない場合は、
前記したST7,11の判定が「NO」となるから、S
T8,9,12はスキップされる。
【0048】遊技者が停止釦スイッチを押操作する度に
同様の手順が実行され、全てのリールが停止すると、S
T13の判定が「YES」となり、CPU51は、有効
ライン上に入賞シンボルの組み合わせが成立したかどう
かの判定を行う(ST14)。ST15で入賞成立の判
定が行われると、メダルの払出などの入賞処理へ移行
し、入賞が不成立であれば、外れ処理へ移行する。
【0049】なお、上記実施例では、報知器19は、リ
ール停止後に一定時間(例えば2〜3秒)だけ表示動作
させるが、これに限らず、次の停止操作があるまで、表
示動作を継続させてもよい。また、報知器19がランク
情報を固定して表示する前に、複数のランク情報を高速
で変動表示するようにしてもよい。また、上記実施例で
は、3個全てのリール8a,8b,8cについて、報知
器19を作動させているが、特定のリールについてのみ
報知動作を行うようにしてもよく、報知対象のリールを
その都度抽選で決めるようにしてもよい。
【0050】
【発明の効果】この発明は上記の如く、決定されたシン
ボル列の変位量や変位位置から遊技者の停止操作タイミ
ングをランク付けして、そのランクを表す情報を遊技者
へ報知するようにしたから、熟練者でなくても、抽選処
理で入賞シンボルが当たったかどうかの予想や、停止操
作タイミングが最適であったかどうかの判断を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が実施されたスロットマシンの外観を
示す斜視図である。
【図2】スロットマシンの内部構造を示す正面図であ
る。
【図3】基準信号発生装置の構成を示す斜視図である。
【図4】中央パネルの構成を示す正面図である。
【図5】有効ライン上に並ぶシンボルを示す説明図であ
る。
【図6】ランク情報の具体例を示す説明図である。
【図7】報知器の構成を示す正面図である。
【図8】シンボル列の変位量とランク情報との関係を示
す説明図である。
【図9】ランク情報の他の具体例を示す説明図である。
【図10】ランク情報の他の具体例を示す説明図であ
る。
【図11】スロットマシンの電気的な構成を示すブロッ
ク図である。
【図12】CPUの機能の一部を示すブロック図であ
る。
【図13】計数部の計数値とリールのシンボルとの関係
を示す説明図である。
【図14】ROMに格納されたテーブルの概念を示す説
明図である。
【図15】ROMに格納された他の実施例のテーブルの
概念を示す説明図である。
【図16】シンボルの引込み制御を示す説明図である。
【図17】CPUの制御手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
8a,8b,8c リール 19 報知器 50 制御装置 51 CPU

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定個数のシンボルより成るシンボル列
    を移動表示した後、遊技者による停止操作により前記移
    動表示を停止して、入賞ライン上にいずれかのシンボル
    を表示するスロットマシンにおいて、 制御装置と、この制御装置の制御下で表示動作または発
    音動作を行う報知器とを備え、前記制御装置は、入賞ラ
    イン上に引き込むシンボルを抽選処理により決定する抽
    選手段と、遊技者による停止操作があったとき、前記抽
    選手段により決定されたシンボルを入賞ライン上に引き
    込むためのシンボル列の変位量を決定する変位量決定手
    段と、遊技者による停止操作後に、前記変位量決定手段
    で決定された変位量だけシンボル列を移動表示させて停
    止させる停止制御手段と、前記変位量から遊技者の停止
    操作タイミングをランク付けしてランクを表す情報を前
    記報知器へ出力する情報生成手段とを含んで成るスロッ
    トマシン。
  2. 【請求項2】 所定個数のシンボルより成るシンボル列
    を移動表示した後、遊技者による停止操作により前記移
    動表示を停止して、入賞ライン上にいずれかのシンボル
    を表示するスロットマシンにおいて、 制御装置と、この制御装置の制御下で表示動作または発
    音動作を行う報知器とを備え、前記制御装置は、入賞ラ
    イン上に引き込むシンボルを抽選処理により決定する抽
    選手段と、遊技者による停止操作があったとき、前記抽
    選手段により決定されたシンボルを入賞ライン上に引き
    込むためのシンボル列の変位位置を決定する変位位置決
    定手段と、遊技者による停止操作後に、前記変位位置決
    定手段で決定された変位位置までシンボル列を移動表示
    させて停止させる停止制御手段と、前記変位位置までの
    変位量から遊技者の停止操作タイミングをランク付けし
    てランクを表す情報を前記報知器へ出力する情報生成手
    段とを含んで成るスロットマシン。
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