JP2000123453A - 記録媒体搬送装置 - Google Patents

記録媒体搬送装置

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JP2000123453A
JP2000123453A JP10298133A JP29813398A JP2000123453A JP 2000123453 A JP2000123453 A JP 2000123453A JP 10298133 A JP10298133 A JP 10298133A JP 29813398 A JP29813398 A JP 29813398A JP 2000123453 A JP2000123453 A JP 2000123453A
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道弘 佐藤
Nobuyuki Sato
伸之 佐藤
Hideyuki Takahashi
秀之 高橋
Tetsuya Shinno
哲也 新野
Noritaka Kunimaru
敬高 国丸
Shigeji Furusawa
茂治 古澤
Yasuhiro Shinkai
康広 新飼
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Tohoku Pioneer Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】静粛性を有する記録媒体搬送装置を提供する。 【解決手段】シャーシ5の上方に、搬送ローラ6が記録
媒体搬送方向Xに対して直交するように配設されてい
る。搬送ローラ6は、可撓性を有する材料で成形された
ローラ部にシャフトが圧入固着された構造を有し、シャ
ーシ5には、ローラ部の両端に対向する突部13,14
が形成されている。また、ローラ部の両端には、突部1
3,14の当接により変形を許容する隙間が形成されて
いる。ディスク搬入時には、搬送ローラ6と突部13,
14が離間し、駆動モータ7及びギヤ8〜11の駆動力
を受けて、搬送ローラ6のローラ部がディスクに接触し
つつ回転することで、ディスクを搬送する。記録媒体搬
送が行われないときには、ローラ部の両端が突部13,
14に圧接することで、搬送ローラ6はシャーシ5側に
固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体を用いる
記録再生装置に関し、特に、記録又は再生時等に記録媒
体を搬送するための記録媒体搬送装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の記録再生装置に備えられ
ている記録媒体搬送装置として、特公平6−9097号
公報、実公平6−14317号公報に開示されたものが
知られている。
【0003】これら文献の記録媒体搬送装置は、CD
(Compact Disc)やDVD(DigitalVideo Disc又はDig
ital Versertile Disc)等のディスクをクランプ機構へ
搬送し、光ピックアップによる記録再生を可能にするた
めに設けられており、ディスク挿入口に沿って設けられ
たディスクガイドと、ディスクガイドの直後の位置に設
けられた搬送ローラと、搬送ローラを駆動するための駆
動モータと、搬送ローラの前方に設けられた光センサ等
を備えて構成されている。
【0004】使用者がディスクをディスク挿入口からデ
ィスクガイドに沿って挿入すると、光センサがこのディ
スクの挿入端を光学検知して駆動モータを起動させ、こ
の駆動モータの駆動力を受けて搬送ローラがディスクに
接触しつつ所定方向に回転し、ディスクをクランプ機構
側へ自動的に搬入する。ディスクがクランプ機構の所定
位置(クランプ位置)に到達すると搬送ローラの回転が
停止し、更に、クランプ機構がディスクを保持すること
で、光ピックアップによる記録再生が行われるようにな
っている。
【0005】一方、使用者が、クランプ機構に装着され
ているディスクの取り出しを操作スイッチの操作により
指示すると、クランプ機構がディスク保持を解除すると
共に、搬送ローラがディスクに接触しつつ逆回転の動作
を開始し、ディスク挿入口側へ自動的に搬出する。そし
て、ディスクの挿入端の近傍部分が搬送ローラに接触す
る位置まで来ると、ディスクを過度に搬出するのを防止
するために搬送ローラが停止するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の記録媒体搬
送装置では、ディスクの搬入と搬出のときだけ搬送ロー
ラを駆動させ、他のときには停止させている。例えば、
記録再生装置にディスクが挿入されていないときやディ
スクがクランプ機構に装着されているときには、搬送ロ
ーラを停止させている。
【0007】ところが、搬送ローラは、記録再生装置に
単に固定される静止部材とは異なり、軸受機構等によっ
て回転自在に支承される可動部材であるため、上記の停
止時であっても、完全な静止状態に保たれるものではな
い。例えば、記録再生装置に外部から振動等が加わる
と、この振動を受けて搬送ローラが自然に回転したり、
軸受機構の支承部分との間で微動する場合がある。この
ように搬送ローラが僅かではあっても動くと、それに伴
って不要なビビリ音等の原因となる振動が発生し、使用
者に不快感を与えるおそれがあった。また、ディスクの
再生中には、この不要なビビリ音等の不要振動により、
音飛びの原因になる虞があった。
【0008】特に、車載用の記録再生装置では、その性
質上、搬送ローラが振動等しやすいという特有な環境下
で使用されるため、上記のような問題の発生を未然に防
止するための静粛構造を備える必要性が高まっている。
【0009】本願発明者は、搬送ローラと軸受機構の支
承部分とを極めて精密に構成し、その支承部分でのガタ
ツキの発生を解消する方法を講じたが、上記のように搬
送ローラが可動部材であることから、外部振動を受けて
ある特定の周波数で共振したり、搬送ローラの個体差に
よって共振周波数が変化する等の不確実性が伴うことか
ら、最適な静粛設計を行うことが困難であった。
【0010】また、この方法により静粛構造の搬送装置
を実現しようとすると、構造が複雑となり、またコスト
高を招くという問題があった。
【0011】本発明は、このような上記従来の課題に鑑
みてなされたものであり、静粛性を有し、且つ外部振動
に対する音飛びにも強い記録媒体搬送装置を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め本発明は、記録媒体を所定の搬入位置から所定の装着
位置へ搬入、又は上記記録媒体を所定の装着位置から所
定の搬入位置へ排出する記録媒体搬送装置であって、上
記記録媒体の搬送又は排出を行う搬送ローラと、上記搬
送ローラの一端に相対的に圧接する当接手段とを備え、
上記搬送ローラを、少なくとも上記当接手段が圧接する
一端を可撓性材料で形成すると共に、上記当接手段の圧
接による上記一端の変形を許容する隙間を形成すること
とした。
【0013】かかる構造によれば、搬送ローラが記録媒
体から離間すると、搬送ローラの一端に当接手段が相対
的に圧接し、その圧接により可撓性を有する一端が隙間
側に変形して当接手段とその一端との間の接触抵抗が増
加する。この結果、搬入又は搬出が完了した状態では、
搬送ローラは振動などによって動かないように当接手段
に固定される。
【0014】
【実施の形態】以下、CDやDVD等の記録媒体(以
下、ディスクという)を用いる車載用記録再生装置に適
用される記録媒体搬送装置の実施の形態について図面を
参照して説明する。
【0015】(第1の実施の形態)第1の実施形態を図
1ないし図9を参照して説明する。図1の斜視図に示す
ように、本車載用記録再生装置1は、略矩形状の筐体2
にフロントパネル3が取り付けられており、フロントパ
ネル3に形成されているスリット状のディスク挿入口4
に、使用者がCDやDVD等のディスクDSの先端部分
を挿入すると、筐体2内に設けられている記録媒体搬送
装置が自動的に搬入を行う。また、図示しない取り出し
ボタン(イジェクトボタン)を使用者が操作すると、筐
体2内に挿入されているディスクDSをその記録媒体搬
送装置が自動的に搬出し、ディスク挿入口4を介して出
力するようになっている。
【0016】図2は筐体2内に組み込まれた記録媒体搬
送装置の構造を示す平面図、図3及び図4は記録媒体搬
送装置の構造を示す側面図、図5は搬送ローラの構造を
示す図である。
【0017】図2(a)において、この記録媒体搬送装
置は、金属製のシャーシ5の上方に配設された搬送ロー
ラ6と、駆動モータ7と、駆動モータ7の駆動力を搬送
ローラ6に伝達するための複数個のギヤ8〜11と、搬
送ローラ6に対向するようにしてシャーシ5に成形され
た長溝状の凹部12と、凹部12の両端に搬送ローラ6
に対向するようにして突設された突部13,14とを備
えて構成されている。
【0018】また、シャーシ5には、少なくとも一対の
光センサP1,P2が搬送ローラ6を挟むようにして配
設されており、光センサP1はディスクDSが挿入され
たことを検出し、光センサP2はディスクDSが排出位
置に至ったことを検出するために設けられている。
【0019】突部13,14は、図2(a)中の仮想線
x1−x1に沿ったシャーシ5の縦断面構造を示す同図
(b)のように、凹部12の両側端に曲げ加工等を施す
ことで一体成形されている。
【0020】搬送ローラ6は、図5(a)の平面図に示
すように、金属製のシャフト15に一対の略円錐台状の
ローラ部材16,17が一体化され、更に、シャフト1
5の両端に支軸18,19が突設された構造を有してい
る。尚、ローラ部材16,17は共に同一形状となって
おり、合成ゴムなどの摩擦抵抗が大きく可撓性を有する
材料で成形されている。
【0021】シャフト15は、図5(b)の平面図に示
すように、所定の直径及び長さに成形された中軸であ
り、支軸18,19は共にシャフト15よりも小さい直
径で所定長さに設計されている。
【0022】また、図5(c)の縦断面図に示すよう
に、ローラ部材16,17は、シャフト15を圧入させ
るための長手方向に延びる貫通穴16a,17aが一様
の内径で成形され、更に、外径寸法が支軸18,19側
ほど大きくなるように一定の傾きをもって設計されるこ
とで、支軸18,19側ほど肉厚となっている。また、
図示していないが、ローラ部材16,17の小径側の先
端部には、上記の傾きよりも大きな傾きのテーパ面が形
成されており、これによって、その先端部分に鋭角なエ
ッジが発生するのを未然に防止している。
【0023】そして、ローラ部材16,17の貫通穴1
6a,17a中にシャフト15を圧入して固着し、ロー
ラ部材16,17の小径側の端部を一定の間隔で対向配
置させることでシャフト15の中心領域を露出させ、更
に、図5(d)の縦断面図に示すように、ローラ部材1
6,17の大径側の端部16b,17bを支軸18,1
9側にそれぞれ所定量オーバッラップさせることによっ
て、搬送ローラ6が構成されている。
【0024】したがって、ローラ部材16,17の端部
16b,17b側には、貫通穴16a,17aと支軸1
8,19によって囲まれた隙間20,21が設けられて
おり、支軸18,19のうち、隙間20,21よりも外
側に突出した部分が、後述する可動部材24,25にて
回動自在に支持されるようになっている。尚、隙間2
0,21をローラ部材16,17よりも軟性な軟性材料
で封止してあってもよい。
【0025】図2において、シャーシ5のディスク挿入
口4に近接する部分の両側(ディスクDSの搬送方向X
に対して直交する両側)には、紙面上方に向けられた側
壁部22,23が一体成形されている。更に、図3(側
壁部23側から見た場合の側面図)と図4(側壁部22
側から見た場合の側面図)に示すように、側壁部22,
23には、可動部材24,25がそれぞれ揺動自在に支
持され、可動部材24,25の間に搬送ローラ6の支軸
18,19が回動自在に支持され、更に、支軸19にギ
ヤ11が連結されている。
【0026】かかる支持構造により、搬送ローラ6は、
ディスクDSの搬送方向Xに対して直交し且つディスク
挿入口4に対して平行に配置され、更に、可動部材2
4,25と共に揺動することで、凹部12に対する対向
間隔が変えられるようになっている。
【0027】尚、図3(a)及び図4(a)には示され
ていないが、ディスク挿入口4の内側近傍には、搬送ロ
ーラ6による搬送動作が行われる際に、ディスクDSを
搬送ローラ6とディスク挿入口4との高さに合わせて略
水平に保ちつつ搬送方向Xに案内するためのガイド部材
が設けられている。
【0028】ここで、図3(a)及び図4(a)に示す
ように、可動部材24,25が上方に揺動すると、駆動
モータ7にて常時駆動されるギヤ10にギヤ11が噛合
することで搬送ローラ6が回転し、更に、ディスク挿入
口4から挿入されるディスクDSに搬送ローラ6が接触
することで、ディスクDSの搬入が行われる。
【0029】また、ディスクDSを搬出する場合には、
駆動モータ7が逆回転することで搬送ローラ6も逆回転
し、ディスクDSに搬送ローラ6が接触することでディ
スク挿入口4側への搬出が行われる。
【0030】図3(b)及び図4(b)に示すように、
可動部材24,25が最下方へ揺動すると、ギヤ11が
ギヤ10から離脱し、搬送ローラ6の下部が凹部12内
に収容されると共に、ローラ部材16,17の大径側の
端部16b,17bが突部13,14に圧接される。
【0031】このようにローラ部材16,17の大径側
の端部16b,17bが突部13,14にそれぞれ圧接
されると、図5(e)の縦断面図に示すように、端部1
6b,17bが突部13,14に押されて隙間20,2
1側へ変形し、端部16b,17bと突部13,14間
での接触抵抗が増加することにより、搬送ローラ6がシ
ャーシ5側に確実に固定される。
【0032】尚、図示していないが、可動部材24,2
5の揺動動作は、シャーシ5に設けられたアクチュエー
タによって行われるようになっている。
【0033】更に、図3及び図4において、ディスク挿
入口4側の上方を開閉するように揺動する第1の天板部
材26が、シャーシ5の両側に立設されている側壁27
にて支持されており、第1の天板部材26と可動部材2
5との間にコイルスプリング28が設けられている。
尚、説明の都合上、図3には、第1の天板部材26を支
持するための側壁は省略されている。また、図3(a)
に代表して示されているように、第1の天板部材26の
裏面には、ディスクDSを搬入又は搬出(排出)する際
に、ディスクDSの上面に当接すると共に、ディスクD
Sをローラ部材16,17側に付勢することで、所定方
向への搬入又は搬出を行なわせるためのディスクガイド
部材26aが設けられている。
【0034】そして、図3(a)及び図4(a)に示す
ように、可動部材24,25が上方へ揺動すると、可動
部材24,25の上端部が天板部材26を上方へ押し上
げることで、天板部材26が上方へ揺動し、搬送ローラ
6によるディスクDSの搬入又は搬出が可能となる。
【0035】一方、図3(b)及び図4(b)に示すよ
うに、ディスクDSが所定のクランプ位置に搬送された
状態で可動部材24,25が下方へ揺動すると、コイル
スプリング28に引かれて天板部材26も下方へ揺動す
る。これにより、ディスクDSが後述のターンテーブル
29に装着される。尚、ターンテーブル29は、シャー
シ5の略中央部分に設けられたサーボモータ(図示略)
の駆動軸に直結して取り付けられており、記録再生時
に、このサーボモータの回転力を受けてディスクDS及
びターンテーブル29が一体に回転するようになってい
る。
【0036】更に、ディスク挿入口4側の上方を開閉す
るように揺動する第2の天板部材30が、シャーシ5の
後方両側に立設されている側壁31,32にて支持され
ており、第2の天板部材30とシャーシ5との間にコイ
ルスプリング33が設けられている。この天板部材30
の内側面には、ターンテーブル29に装着されるディス
クDSを上方から押圧するためのクランプ部材34が設
けられている。
【0037】そして、第1,第2の天板部材26,30
の揺動動作は、図示していないアクチュエータによって
制御され、図3(a)及び図4(a)に示すように、第
2の天板部材30が下方へ揺動すると、クランプ部材3
4とターンテーブル29との間にディスクDSが挟持さ
れ、ディスクDSの記録再生が可能となる。また、図3
(b)及び図4(b)に示すように、第2の天板部材3
0が上方へ揺動すると、ターンテーブル29からクラン
プ部材34が離間し、ターンテーブル29に装着されて
いるディスクDSの搬出、または新たなディスクDSの
搬入が可能となる。
【0038】図2(a)において、シャーシ5の底面に
は、ターンテーブル29の回転中心に向けて進退自在な
光ピックアップ35が設けられている。すなわち、シャ
ーシ5の底面には、一対のシャフト36,37と、図示
しない駆動モータに連動するウォームギヤ38が取り付
けられており、シャフト36,37に光ピックアップ3
5が摺動自在に支承され、更に、光ピックアップ35の
一端に設けられた延設部39がウォームギヤ38と噛合
している。光ピックアップ35には、ターンテーブル2
9に装着されるディスクDSの記録再生面側に光ビーム
を照射し、またその反射光を検出する対物レンズ40が
設けられている。そして、上記の駆動モータによってウ
ォームギヤ38が回転すると、その回転量に応じて光ピ
ックアップ35がターンテーブル29側へ進行又は後退
し、対物レンズ40に対向するディスクDSのトラック
からの情報読み取りやトラックへの情報書き込みが行わ
れるようになっている。
【0039】次に、以上に説明した構造を有する記録媒
体搬送装置の動作を説明する。使用者がディスク挿入口
4に新たなディスクDSを挿入すると、図2(a)に示
す光センサP1が、ディスクDSの挿入端を光学的に検
出し、この検出結果に基づいて図3(a)及び図4
(a)に示すように、第1,第2の天板部材26,30
が上方に揺動し且つ搬送ローラ6も上方へ移動する。更
に、駆動モータ7が回転駆動を開始する。これにより、
搬送ローラ6がディスクDSに接触し、ディスクDSを
ターンテーブル29の設けられているクランプ位置側へ
自動的に搬入する。尚、搬送ローラ6のローラ部材1
6,17は、図5に示したように、端部16b,17b
側ほど肉厚な円錐台状に形成されているため、ディスク
DSはターンテーブル29の中心軸方向へセンタリング
されて搬入される。
【0040】ディスクDSが上記のクランプ位置まで搬
入されると、図3(b)及び図4(b)に示すように、
搬送ローラ6が下方へ移動し、同時に駆動モータ7も停
止し、更に、第1,第2の天板部材26,30も下方へ
揺動する。これにより、搬送ローラ6による搬送動作が
停止し、ディスクDSがターンテーブル29とクランプ
部材34との間に挟持されることで、ディスクDSの記
録再生が可能となる。
【0041】ここで、搬送ローラ6による搬送動作が停
止すると、ローラ部材16,17の端部16b,17b
が突部13,14に圧接され、更に、端部16b,17
bが隙間20,21側へ変形するため、端部16b,1
7bと突部13,14間での接触抵抗が増加して、搬送
ローラ6がシャーシ5側に確実に固定される。
【0042】次に、ディスクDSがターンテーブル29
とクランプ部材34との間に挟持された状態で、上記の
イジェクトボタンを使用者が操作すると、図3(a)及
び図4(a)と同様に、第1,第2の天板部材26,3
0及び搬送ローラ6が上方に移動する。この結果、搬送
ローラ6の上方への移動に伴ってディスクDSが上方へ
浮き上がることでターンテーブル29とクランプ部材3
4から離脱する。そして、駆動モータ7が逆回転を開始
し、これに伴って搬送ローラ6も逆回転することによ
り、ディスクDSがディスク挿入口4側へ搬出される。
【0043】尚、この搬出の際に、光センサP2がディ
スクDSの挿入端の近傍を検出すると、駆動モータ7が
停止する。したがって、ディスクDSの一部分が搬送ロ
ーラ6に接触した状態で搬出動作が停止され、最後のデ
ィスク取り出し(抜き取り)の作業だけを使用者に促す
ようになっている。
【0044】そして、使用者がディスクDSを抜き取る
と、これを他の光学センサ等で検出し、搬出動作の最終
確認が行われた後、図3(b)及び図4(b)と同様
に、第1,第2の天板部材26,30及び搬送ローラ6
が下方へ移動して待機状態となる。この待機状態におい
ても、ローラ部材16,17の端部16b,17bが突
部13,14に圧接され、更に、端部16b,17bが
隙間20,21側へ変形するため、端部16b,17b
と突部13,14間での接触抵抗が増加して、搬送ロー
ラ6がシャーシ5側に確実に固定される。更に、ディス
クDSが抜き取られると、第1の天板部材26に設けら
れているディスクガイド部材26aの一端がローラ部材
16,17に当接するため、これによっても搬送ローラ
6が固定され、外部振動などを受けて搬送ローラ6から
ビビリ音等が発生するのを防止している。 このように
本実施形態によれば、搬送ローラ6による記録媒体搬送
が行われないときには、ローラ部材16,17の端部1
6b,17bを突部13,14に圧接させ、更に、端部
16b,17bを隙間20,21側へ変形させて、端部
16b,17bと突部13,14間での接触抵抗を増加
させるようにしたので、本車載用記録再生装置1が振動
しても、搬送ローラ6はシャーシ5側に確実に固定され
る。このため、従来問題となっていたビビリ音等の原因
となる振動の発生を未然に防止することが可能な静粛構
造が実現される。また、この静粛構造は極めて簡素な構
造であるため、製造コストの上昇を抑えることができる
という効果も得られる。
【0045】次に、本実施形態の変形例について図6を
参照して説明する。尚、図6(a)〜(e)は、搬送ロ
ーラ6の構造を図5(a)〜(e)に対応して示してい
る。
【0046】図6(c)において、ローラ部材16,1
7のそれぞれの大径側の端部16b’,17b’には、
貫通穴16a,17aよりも大きな内径の穴16c,1
7cが成形されている。かかる構造のローラ部材16,
17にシャフト15を圧入して固着し、ローラ部材1
6,17の小径側の端部を一定の間隔で対向配置させる
ことでシャフト15の中心領域を露出させ、更に、図6
(d)の縦断面図に示すように、ローラ部材16,17
の大径側の端部16b’,17b’とシャフト15の両
端とを略一致させることで、搬送ローラ6が構成されて
いる。
【0047】したがって、ローラ部材16,17の端部
16b’,17b’とシャフト15の間には、穴16
c,17cによる隙間20’,21’が設けられ、支軸
18,19が、図2(a)に示したように可動部材2
4,25にて回動自在に支持されるようになっている。
【0048】かかる構造によると、図3(b)及び図4
(b)に示したように搬送ローラ6がシャーシ5側に降
下すると、図6(e)に示すように、ローラ部材16,
17の端部16b’,17b’が突部13,14に圧接
され、更に、端部16b’,17b’が隙間20’,2
1’側へ変形するため、端部16b’,17b’と突部
13,14間での接触抵抗が増加して、搬送ローラ6が
シャーシ5側に確実に固定され、静粛構造が実現され
る。
【0049】尚、図5には、支軸18,19側にローラ
部材16,17の端部16b,17bをオーバーラップ
させることで隙間20,21を形成する場合、図6に
は、ローラ部材16,17の端部16b’,17b’の
内側に隙間20’,21’を形成する場合を示したが、
これらを併用した構造にしてもよい。すなわち、シャフ
ト15の両端の外壁と、それに接するローラ部材16,
17の内壁にそれぞれに溝部を形成し、この溝部よっ
て、隙間20,21,20’,21’と同等の機能を発
揮する隙間を画成させるようにしてもよい。
【0050】次に、本実施形態の他の変形例について図
7を参照して説明する。尚、図7(a)、(b)、
(c)は、搬送ローラ6の構造を図5(a)、(d)、
(e)に対応して示している。
【0051】図7(a)(b)において、この変形例の
シャフト15は、図中の一点鎖線内に示すように、その
中央部分41が所定の長さだけ小径となっており、図5
(c)又は図6(c)に示したローラ部材16,17が
圧入・固定されている。ただし、ローラ部材16,17
の小径側の先端部16d,17dが小径の中央部分41
にオーバーラップすることで、それらの先端部16d,
17dと中央部分41との間に隙間42,43が設けら
れている。また、支軸18,19が、図2(a)に示し
たように可動部材24,25にて回動自在に支持される
ようになっている。
【0052】更に、この変形例の場合には、シャーシ5
の凹部12の中間部分に、シャフト15の中央部分41
に対向する突部44が形成される。
【0053】かかる構造によると、図3(b)及び図4
(b)に示したように搬送ローラ6がシャーシ5側に降
下すると、図7(e)に示すように、ローラ部材16,
17の先端部16d,17dが突部44に圧接され、更
に、先端部16d,17dが隙間42,43側へ変形す
るため、先端部16d,17dと突部44間での接触抵
抗が増加して、搬送ローラ6がシャーシ5側に確実に固
定され、静粛構造が実現される。
【0054】次に、本実施形態の更に他の変形例につい
て図8を参照して説明する。尚、図8(a)〜(c)
は、搬送ローラ6の構造を図7(a)〜(c)に対応し
て示している。
【0055】図8(a)(b)において、この変形例の
ローラ部材16,17は、図中の一点鎖線内の領域、す
なわち先端部16d’,17d’の内側に、貫通穴16
a,17aよりも大きな内径の穴が形成されており、こ
れらの穴によって、先端部16d’,17d’とシャフ
ト15との間に隙間45,46が形成されている。ま
た、この変形例の場合にも、シャーシ5の凹部12の中
間部分に、シャフト15の中央部分に対向する突部44
が形成される。
【0056】かかる構造によると、図3(b)及び図4
(b)に示したように搬送ローラ6がシャーシ5側に降
下すると、図8(e)に示すように、ローラ部材16,
17の先端部16d’,17d’が突部44に圧接さ
れ、更に、先端部16d’,17d’が隙間45,46
側へ変形するため、先端部16d’,17d’と突部4
4間での接触抵抗が増加して、搬送ローラ6がシャーシ
5側に確実に固定され、静粛構造が実現される。
【0057】尚、図7には、シャフト15より細い中央
部分41にローラ部材16,17をオーバーラップさせ
ることで隙間42,43を形成する場合、図8には、ロ
ーラ部材16,17の端部の内側に隙間45,46を形
成する場合を示したが、これらを併用した構造にしても
よい。すなわち、シャフト15の中央部分近傍の外壁
と、それに接するローラ部材16,17の内壁にそれぞ
れに溝部を形成し、この溝部よって、隙間42,43,
45,46と同等の機能を発揮する隙間を画成させるよ
うにしてもよい。
【0058】次に、本実施形態の他の変形例について図
9を参照して説明する。尚、図9(a)(b)は、図3
(a)(b)に示した搬送ローラ6と側壁部23及び可
動部材25の近傍の支持構造を示している。
【0059】この変形例では、前述した突部13,1
4,44に代えて、シャーシ5の凹部12に貫通穴47
が穿設されている。すなわち、凹部12の前述した突部
13,14,44と同じ位置に、貫通穴47が穿設され
ている。
【0060】更に、シャーシ5の一端にアーム部材48
が揺動自在に支持され、アーム部材48の先端部に、貫
通穴47を介して搬送ローラ6に圧接する当接部49が
設けられている。
【0061】より具体的には、図5に示した構造の搬送
ローラ6が適用される場合には、アーム部材48の先端
部に、貫通穴47を介してローラ部材16,17の端部
16b,17bに圧接する当接部49が設けられ、図6
に示した構造の搬送ローラ6が適用される場合には、ア
ーム部材48の先端部に、貫通穴47を介してローラ部
材16,17の端部16b’,17b’に圧接する当接
部49が設けられ、図7に示した構造の搬送ローラ6が
適用される場合には、アーム部材48の先端部に、貫通
穴47を介してローラ部材16,17の端部16d,1
7dに圧接する当接部49が設けられ、図8に示した構
造の搬送ローラ6が適用される場合には、アーム部材4
8の先端部に、貫通穴47を介してローラ部材16,1
7の端部16d’,17d’に圧接する当接部49が設
けられる。
【0062】そして、図3(a)及び図4(a)に示し
たように、搬送ローラ6が上方に移動すると、それに連
動してアーム部材48が貫通穴47から離間するように
下方へ揺動し、また、図3(b)及び図4(b)に示し
たように、搬送ローラ6が下方に移動すると、それに連
動してアーム部材48が貫通穴47側へ揺動すること
で、当接部49が貫通穴47を介して搬送ローラ6に圧
接する。
【0063】かかる構造によると、図9(b)に示すよ
うに、搬送ローラ6がシャーシ5側に降下すると、図5
〜図8に示した各ローラ部材16,17の端部16b,
17b,16b’,17b’,16d,17d,16
d’,17d’が、当接部49に押圧されて変形するた
め、図5〜図8中の(e)に示したのと同様に、搬送ロ
ーラ6がシャーシ5側に確実に固定され、静粛構造が実
現される。
【0064】尚、図9では、搬送ローラ6がシャーシ5
側に降下することで当接部49に圧接する場合を示して
いるが、当接部49が搬送ローラ6側に移動(上昇)す
ることで、互いに圧接するようにしてもよい。
【0065】また、かかる第1の実施形態では、搬送ロ
ーラ6の両端又は中央部分に、当接手段である突部13
又は44が当接される当接部16b,17b等を設ける
場合を示したが、搬送ローラ6の両端又は中央部分に限
らず、当接部16b,17b等を他の部分に設けるよう
にしてもよい。
【0066】(第2の実施の形態)次に、第2の実施形
態を図10ないし図13を参照して説明する。尚、この
実施形態の記録媒体搬送装置は、本願出願人が先に出願
した特願平10−107265号に開示されているもの
と同様な構造であるため、ここでは、その詳細な構造に
ついての説明を省略し、要点について説明することとす
る。
【0067】図10において、この記録媒体搬送装置
は、それぞれ別個の搬送ローラ6a,6bが設けられた
アーム部材52,53が、シャーシ5の両端に立設され
ている支持機構50,51によって揺動自在に支持され
ており、支持機構50,51に設けられた駆動モータ及
びギア機構によって、アーム部材52,53が回転駆動
されるようになっている。また、図12及び図13に示
すように、搬送ローラ6a,6b及びアーム部材52,
53は、ディスクDSの搬送方向に対して水平に揺動す
るようになっている。
【0068】更に、搬送ローラ6a,7aは、図5又は
図6に示したのと同様に、中軸のシャフトに略円錐台状
のローラ部材16,17が圧入された構造を有し、大径
側の端部には隙間20,21,20’,21’と同様の
隙間が設けられている。
【0069】更に、図11に示すように、搬送ローラ6
a,6bの支持機構50,51側の近傍に、シャーシ5
から延びる当接部材54,55が立設されている。そし
て、図12のように、搬送ローラ6a,6bが記録媒体
搬送方向Xに対して直交するように縦一列に並ぶと、搬
送ローラ6a,6bと当接部材54,55が離間する。
また、図13のように、搬送ローラ6a,6bが記録媒
体搬送方向Xに対して傾斜すると、搬送ローラ6a,6
bと当接部材54,55が互いに圧接するようになって
いる。
【0070】かかる構造において、使用者がディスクD
Sをディスク挿入口4に挿入すると、図12に示すよう
に、搬送ローラ6a,6bが記録媒体搬送方向Xに対し
て直交するように縦一列に並び、ディスクDSに接触し
つつ回転することで、ディスクDSをシャーシ5の奥側
にあるクランプ位置へ搬入する。
【0071】そして、ディスクDSがクランプ位置に到
達すると、図13に示すように、搬送ローラ6a,6b
が記録媒体搬送方向Xに対して傾斜することで、ディス
クDSから離れ、その後、第1の実施形態と同様にター
ンテーブルとクランプ部材の間にディスクDSがクラン
プされ、光ピックアプックによる記録再生が行われるこ
ととなる。
【0072】ここで、搬送ローラ6a,6bが記録媒体
搬送方向Xに対して傾斜すると、前述したように、搬送
ローラ6a,6bの大径側の端部が、当接部材54,5
5に圧接することで変形する。このため、搬送ローラ6
a,6bと当接部材54,55間の摩擦抵抗が増加し、
搬送ローラ6a,6bは当接部材54,55に確実に固
定されて、静粛構造が実現される。
【0073】また、ディスクDSが搬出された場合に
も、図13と同様に、搬送ローラ6a,6bは記録媒体
搬送方向Xに対して傾斜するようになっているため、搬
送ローラ6a,6bは当接部材54,55に確実に固定
されて、静粛構造が実現される。
【0074】尚、かかる第2の実施形態では、搬送ロー
ラ6の外側の端部に当接部材54,55を当接する場合
を説明したが、搬送ローラ6の他の部分に当接部材5
4,55を当接させるようにしてもよい。
【0075】(第3の実施の形態)次に、第3の実施の
形態を図14ないし図16を参照して説明する。尚、第
1の実施形態では、搬送ローラ6がディスクDSの搬送
方向Xに対して上下方向に揺動する場合、第2の実施形
態では、搬送ローラ6a,6bがディスクDSの搬送方
向Xに対して水平方向に揺動する場合を説明したが、本
実施形態の図14〜図16は、搬送ローラ6が常時同じ
位置で回転するように支持されている場合を示してい
る。
【0076】図14において、搬送ローラ6の両側端の
近傍に、シャーシ5に穿設された一対のカム溝56,5
7が設けられ、それぞれのカム溝56,57内には、図
示していないアクチュエータによって移動可能な当接部
材58,59が挿入されている。搬送ローラ6は、図5
又は図6に示したのと同様に、中軸のシャフトに略円錐
台状のローラ部材16,17が圧入された構造を有し、
且つ大径側の端部には、隙間20,21,20’,2
1’と同様の隙間が設けられている。
【0077】更に、ディスクDSをローラ部材16,1
7の上面に接触させつつ搬送させるための上下一対の板
状ガイド部材60,61が、搬送ローラ6に略対向して
設けられている。
【0078】かかる構造において、使用者がディスクD
Sをディスク挿入口4からガイド部材60,61の間に
挿入すると、図14及び図15に示すように、搬送ロー
ラ6がディスクDSに接触しつつ回転し、ディスクDS
をシャーシ5の奥側にあるクランプ位置へ搬入する。更
に、このディスク搬入時には、当接部材58,59がカ
ム溝56,57の奥側に後退することで、搬送ローラ6
の回転を可能にすると共に、ディスクDSの搬入を妨げ
ないようになっている。
【0079】そして、図16に示すように、ディスクD
Sがクランプ位置に到達すると、第1の実施形態と同様
にターンテーブルとクランプ部材の間にディスクDSが
クランプされ、光ピックアプックによる記録再生が行わ
れることとなる。更に、当接部材58,59がカム溝5
6,57に沿って進行し、ローラ部材16,17の大径
側の端部に圧接する。このように、当接部材58,59
がローラ部材16,17の大径側の端部に圧接すると、
図5(e)又は図6(e)に示したのと同様に、ローラ
部材16,17の大径側の端部が変形するため、ローラ
部材16,17と当接部材58,59間の摩擦抵抗が増
加し、搬送ローラ6は当接部材58,59に確実に固定
されて、静粛構造が実現される。
【0080】また、ディスクDSが搬出された場合に
も、図16と同様に、当接部材58,59がローラ部材
16,17の大径側の端部に圧接するようになっている
ため、ローラ部材16,17と当接部材58,59間の
摩擦抵抗が増加し、搬送ローラ6は当接部材58,59
に確実に固定されて、静粛構造が実現される。
【0081】尚、以上の第1〜第3の実施形態は、本発
明の技術的思想を説明するために例示したものである。
よって、本発明に係るデスク搬送装置は、これらの実施
例に限定されるものではなく、各実施例を適宜組み合わ
せたり、必要に応じて適宜変形したものも本発明に含ま
れる。
【0082】図5(d)に示した大直側の端部16b,
17bの内壁に、シャフト15の長手方向に沿って、ス
リット状の複数本の溝部を成形し、これによって、突部
13,14に端部16b,17bが圧接したときの変形
量を増加させ、より確実に搬送ローラ6をシャーシ5側
に固定するようにしてもよい。また、これと同様の効果
を得るために、突部13,14に外側端に半径方向に沿
って放射状の溝部を形成してもよい。
【0083】尚、かかる第3の実施形態では、搬送ロー
ラ16,17の外側の端部に当接部材58,59を当接
させる場合を説明したが、搬送ローラ6の他の部分に当
接部材58,59を当接させるようにしてもよい。ま
た、当接部材58,59を横方向から搬送ローラ16,
17に当接させる場合を説明したが、シャーシの側か
ら、すなわ下から上方に向けて当接部材58,59を進
行させることで、搬送ローラ16,17に当接させるよ
うにしてもよい。
【0084】また、第1〜第3の実施形態では、搬送ロ
ーラ6,6a,6bのローラ部16,17の端部16
b,17b,16b’,17b’や先端部16d,17
d,16d’,17d’の近傍に、それらの変形を許容
する隙間20,21,20’,21’,42,43,4
5,46を形成する場合を説明したが、本発明はこれに
限定されるものではない。すなわち、ローラ部16,1
7とは別の位置に且つ別体で、端部16b,17b,1
6b’,17b’や先端部16d,17d,16d’,
17d’と同じ機能を有する部材をシャフト5等に一体
形成し、更に、当該部材に隙間20,21,20’,2
1’,42,43,45,46と同じ機能を有する隙間
を形成して、当該部材に、当接手段である突部13,1
4,44や当接部49又は当接部材54,55若しくは
当接突起58,59等を相対的に圧接させるようにして
もよい。
【0085】要は、搬送ローラのローラ部材にシャーシ
や当接部材等が圧接した場合に、その圧接部分のローラ
部材が変形して、搬送ローラとシャーシや当接部材等の
間の接触抵抗が大きくなる構造であれば、本発明に含ま
れるものである。
【0086】また、本発明の記録媒体搬送装置は、CD
やDVD等の円板状の光ディスクを用いる記録再生装置
に限定されるものではなく、いわゆる板状の記録媒体で
あれば、全てに適用できるものである。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、搬
送ローラがディスクから離間すると、搬送ローラの一端
に当接手段が相対的に圧接し、その圧接により可撓性を
有する一端が隙間側に変形して当接手段とその一端との
間の接触抵抗が増加するようにしたので、搬入又は搬出
が完了した状態では、搬送ローラを振動などによって動
かないように当接手段に固定することができる。このた
め、振動等に強い静粛構造の記録媒体搬送装置を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る車載用記録再生装置の外観構
造を示す斜視図である。
【図2】本実施形態に係る車載用記録再生装置に内蔵さ
れている記録媒体搬送装置の構造を示す平面図である。
【図3】記録媒体搬送装置の側面構造を示す側面図であ
る。
【図4】記録媒体搬送装置の側面構造を更に示す側面図
である。
【図5】搬送ローラの構造を示す図である。
【図6】搬送ローラの変形例の構造を示す図である。
【図7】搬送ローラの他の変形例の構造を示す図であ
る。
【図8】搬送ローラの更に他の変形例の構造を示す図で
ある。
【図9】記録媒体搬送装置の他の変形例の構造を示す側
面図である。
【図10】第2の実施形態に係る記録媒体搬送装置の構
造を示す斜視図である。
【図11】図10に示した記録媒体搬送装置をディスク
挿入口側から見た場合の構造を示す側面図である。
【図12】図10に示した記録媒体搬送装置の動作を説
明するための平面図である。
【図13】図10に示した記録媒体搬送装置の動作を更
に説明するための平面図である。
【図14】第3の実施形態に係る記録媒体搬送装置の構
造を示す斜視図である。
【図15】図14に示した記録媒体搬送装置をディスク
挿入口側から見た場合の構造を示す側面図である。
【図16】図14に示した記録媒体搬送装置の動作を説
明するための平面図である。
【符号の説明】
4…ディスク挿入口 5…シャーシ 6,6a,6b…搬送ローラ 13,14,44…突部 15…シャフト 16,17…ローラ部 16b,17b,16b’,17b’…端部 16d,17d,16d’,17d’…先端部 18,19…支軸 20,21,20’,21’,42,43,45,46
…隙間 49…当接部 54,55,58,59…当接部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 伸之 山形県天童市大字久野本字日光1105番地 東北パイオニア株式会社内 (72)発明者 高橋 秀之 山形県天童市大字久野本字日光1105番地 東北パイオニア株式会社内 (72)発明者 新野 哲也 山形県天童市大字久野本字日光1105番地 東北パイオニア株式会社内 (72)発明者 国丸 敬高 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パ イオニア株式会社川越工場内 (72)発明者 古澤 茂治 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パ イオニア株式会社川越工場内 (72)発明者 新飼 康広 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パ イオニア株式会社川越工場内 Fターム(参考) 5D046 CB03 EB01 FA07 FA13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を所定の搬入位置から所定の装
    着位置へ搬入、又は前記記録媒体を所定の装着位置から
    所定の搬入位置へ排出する記録媒体搬送装置において、 前記記録媒体の搬送又は排出を行う搬送ローラと、 前記搬送ローラの一端に相対的に圧接する当接手段とを
    備え、 前記搬送ローラは、少なくとも前記当接手段が圧接する
    一端が可撓性材料で形成されると共に、前記当接手段の
    圧接による前記一端の変形を許容する隙間が形成されて
    いることを特徴とする記録媒体搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送ローラは、前記可撓性材料と前
    記可撓性材料に回転力を与えるシャフトとにより構成さ
    れ、 前記隙間は、前記可撓性材料と前記シャフトとの間に設
    けられていることを特徴とする請求項1に記載の記録媒
    体搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記隙間は、前記可撓性材料又は前記シ
    ャフトの少なくとも一方又は両方に形成された溝部によ
    り形成されていることを特徴とする請求項2に記載の記
    録媒体搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送ローラは、前記記録媒体を搬送
    する搬送位置と前記記録媒体から退避する退避位置との
    間を移動し、前記退避位置において前記当接手段と圧接
    することを特徴とする請求項1又は3のいずれか1項に
    記載の記録媒体搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記当接手段は、シャーシに形成された
    突部であることを特徴とする請求項1又は4のいずれか
    1項に記載の記録媒体搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送ローラは、中央部分にいくほど
    次第に細いことを特徴とする請求項1ないし5のいずれ
    か1項に記載の記録媒体搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記当接手段が圧接する前記一端は、前
    記搬送ローラの両端の少なくとも一方に形成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記
    載の記録媒体搬送装置。
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