JP2000122452A - 定着用回転部材 - Google Patents

定着用回転部材

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JP2000122452A
JP2000122452A JP10297735A JP29773598A JP2000122452A JP 2000122452 A JP2000122452 A JP 2000122452A JP 10297735 A JP10297735 A JP 10297735A JP 29773598 A JP29773598 A JP 29773598A JP 2000122452 A JP2000122452 A JP 2000122452A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
roll
rotating member
tube
mol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10297735A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Nakahara
昭彦 中原
Yuji Izeki
祐二 井関
Satoshi Wakinaka
敏 脇中
Masaki Kurokawa
正樹 黒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gunze Ltd
Tokuyama Corp
Original Assignee
Gunze Ltd
Tokuyama Corp
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Publication date
Application filed by Gunze Ltd, Tokuyama Corp filed Critical Gunze Ltd
Priority to JP10297735A priority Critical patent/JP2000122452A/ja
Publication of JP2000122452A publication Critical patent/JP2000122452A/ja
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高画質のトナー画像を得る。 【解決手段】(A)下記式(1) 【化1】 で示される繰り返し単位75モル%以上90モル%以
下、及び(B)下記式(2) 【化2】 表される繰り返し単位10モル%以上25モル%以下よ
りなる四フッ化エチレン・フルオロアルキルビニルエー
テル共重合体を含むチューブをロールに外嵌した定着用
回転部材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軟質フッ素樹脂チ
ューブを含む定着用回転部材に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、一般的な電子写真複
写機等の定着用回転部材においては、その表面がフッ素
系チューブにより被覆されていたり、フッ素系ディスパ
ージョンによりコーティングが施されたりしている。近
年は回転部材において表面の離型性、耐オフセット性、
耐久性等に、より高性能が要求されるため、これらの性
質が良好なテトラフルオロエチレンとパーフルオロプロ
ピルビニルエーテルの共重合体(以下、PFAと略記す
る)、ポリテトラフルオロエチレン(以下、PTFEと
略記する)等のフッ素高分子樹脂層を設けた部材が多用
されている。
【0003】しかし、PFA、PTFE等のフッ素高分
子樹脂層は高い硬度を保持しているため、回転部材のト
ナー定着においてトナー粒子に対する追従性に難があ
り、しっとりとして光沢のある画像、いわば高画質化に
おいて充分でないという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記の項1、
項2に関する。
【0005】項1. (A)下記式(1)
【0006】
【化3】
【0007】で示される繰り返し単位75モル%以上9
0モル%以下及び、(B)下記式(2)
【0008】
【化4】
【0009】で表される繰り返し単位10モル%以上2
5モル%以下よりなる四フッ化エチレン・フルオロアル
キルビニルエーテル共重合体を含むチューブをロールに
外嵌した定着用回転部材。
【0010】項2. レーザープリンター等のトナー定
着用部材としての項1に記載の定着用回転部材の使用。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明において、四フッ化エチレ
ン・フルオロアルキルビニルエーテル共重合体を含むチ
ューブの肉厚は、0.01〜0.15mm程度が好まし
く、充填剤の添加等については特に制限されない。チュ
ーブは、好ましくは、無端円筒状のフィルム形状を有す
る。
【0012】該チューブには、種々の添加剤を使用する
ことができる。該添加剤としては、充填剤、界面活性剤
などが挙げられる。
【0013】本発明において、該チューブに含まれる四
フッ化エチレン・フルオロアルキルビニルエーテル共重
合体は、式(1)で示される繰り返し単位が75〜95
モル%であるが、好ましくは80〜90モル%であり、
式(2)で示される繰り返し単位が10〜25モル%、
好ましくは10〜20モル%である。
【0014】該チューブには、CF2=CF2及びCF2=CF-OC
H2CF2CF3と、他の含フッ素単量体とを共重合したものも
用いることができる。このような単量体としては、ヘキ
サフルオロプロピレン、クロロトリフルオロエチレン、
トリフルオロエチレン、フッ化ビニリデンなどが挙げら
れる。
【0015】該共重合体のメルトフローレート(単位は
g/10min;以下MFRと略記する)の範囲は1〜
100、好ましくは3〜60である。なお、MFRはJ
ISK−7210に準拠して測定され、測定温度は26
0℃、測定荷重は5kgである。
【0016】本発明において、該共重合体は、CF2=CF2
とCF2=CF-OCH2CF2CF3を混合し、ランダム共重合するこ
とにより得ることができる。
【0017】四フッ化エチレン・フルオロアルキルビニ
ルエーテル共重合体を含むチューブは、通常の溶融押出
成型法により筒状に製膜されるが、製膜方法については
特に制限されず、円筒状金型の中にキャストする方法、
円筒体に浸漬しコーティングする方法などでもよい。チ
ューブは延伸されていてもよく、熱収縮性を有していて
もよい。
【0018】このチューブを被覆するロールは、定着部
において加熱、加圧の用途を問わずロールの製造法につ
いても特に制限はない。また、この際チューブの内面に
あらかじめエッチング処理やプライマー処理を施してお
いてもよい。
【0019】本発明のチューブは、ロールに外嵌するこ
とにより、レーザープリンター等のトナー加熱定着用部
材としての定着用回転部材として用いることができる。
【0020】定着用回転部材としては、加熱ロール、加
熱ベルトなどが挙げられる。
【0021】ロールの素材としては、例えばシリコーン
ゴム、ポリイミドフィルムが挙げられる。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例を用いて、
より詳細に説明する。
【0023】実施例1
【0024】
【化5】
【0025】で示される繰り返し単位85モル%及び、
【0026】
【化6】
【0027】で示される繰り返し単位15モル%よりな
る、MFR約20の四フッ化エチレン・フルオロアルキ
ルビニルエーテル共重合体を環状ダイスを用いて溶融押
出し、直径38.5mm、厚さ50μmのチューブを得
た。得られたチューブを中心部に芯金が配置された筒状
成型体の内表面に、該内表面とチューブの外表面とが接
触するように配置し、かつチューブの内表面と前記あら
かじめ配置された芯金とが間隔を有するように構成して
おき、前記した間隔にシリコーン系の未加流ゴムを流し
込み、加熱した後に筒状成型体を取り去ることにより、
本発明にかかる定着用加圧ゴムロールを得た。この際の
チューブの内表面は、ゴム部分と接触しやすいようにあ
らかじめエッチングによる内面処理が施され、さらにそ
の上にプライマー処理が施されたものであった。
【0028】比較例1 本発明における四フッ化エチレン・フルオロアルキルビ
ニルエーテル共重合体に代えてPFAを用いる以外、実
施例1と同様にして定着用加圧ゴムロールを得た。
【0029】試験例1 実施例1及び比較例1で得た定着用加圧ゴムロールをレ
ーザープリンターのトナー定着用加圧ゴムロールとして
使用した。得られたトナー画像を画像鮮明度(にじみの
少なさ)、しっとり感、光沢、トナー離型性の各項目に
ついての評価結果を表1に示す。なお、表1中、◎は非
常に良好、○は良好、△はやや劣ることを示す。
【0030】
【表1】 画像鮮明度 しっとり感 光沢 トナー離型性 実施例1 ◎ ◎ ◎ ○比較例1 △ ○ ○ ○ 表1に示すように、本発明のトナー定着用加圧ゴムロー
ルは、画像鮮明性、しっとり感、光沢、トナー離型性の
各項目の総合評価において、従来のトナー定着用加圧ゴ
ムロールよりも明らかに優れた結果を示した。
【0031】
【発明の効果】本発明の軟質フッ素樹脂チューブを使用
した定着用回転部材においては、比較例のPFA樹脂に
代表される従来のフッ素高分子樹脂層を有する回転部材
に比べチューブ表層が細かな凹凸に追従するため、トナ
ー粒子の大小にかかわらず均一に加熱溶融することがで
き、レーザープリンター、複写機などに応用することに
より、高画質のトナー画像が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 脇中 敏 愛知県江南市村久野町鳥附1番地 グンゼ 株式会社エンプラ事業部内 (72)発明者 黒川 正樹 愛知県江南市村久野町鳥附1番地 グンゼ 株式会社エンプラ事業部内 Fターム(参考) 2H033 BB05 BB14 3J103 AA53 FA30 GA66 HA04 HA12 HA43

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)下記式(1) 【化1】 で示される繰り返し単位75モル%以上90モル%以
    下、及び(B)下記式(2) 【化2】 で表される繰り返し単位10モル%以上25モル%以下
    よりなる四フッ化エチレン・フルオロアルキルビニルエ
    ーテル共重合体を含むチューブをロールに外嵌した定着
    用回転部材。
  2. 【請求項2】レーザープリンター等のトナー定着用部材
    としての請求項1に記載の定着用回転部材の使用。
JP10297735A 1998-10-20 1998-10-20 定着用回転部材 Pending JP2000122452A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002188620A (ja) * 2000-12-20 2002-07-05 Daikin Ind Ltd 筒状体

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