JP2000120784A - 排気管支持装置 - Google Patents

排気管支持装置

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JP2000120784A
JP2000120784A JP10286983A JP28698398A JP2000120784A JP 2000120784 A JP2000120784 A JP 2000120784A JP 10286983 A JP10286983 A JP 10286983A JP 28698398 A JP28698398 A JP 28698398A JP 2000120784 A JP2000120784 A JP 2000120784A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストの増大を招くことなく、排気管が
左右方向に変位することを効果的に規制する。 【解決手段】 上端側に配設され第1取付孔2aを有す
る第1取付部11と、下端側に配設され第2取付孔2b
を有する第2取付部12と、第1取付部と第2取付部と
を互いに連結する一対の主ばね部13,13と、第1取
付部と第2取付部との上下方向中間位置であって一対の
主ばね部の間に配設され第3取付孔2cを有する第3取
付部14と、第3取付部から左右方向に延びて主ばね部
に連結される一対の連結ばね部15,15とをゴム弾性
体によって一体に形成する。第1及び第2取付孔に車体
3からの支持部材3a,3bを挿入する一方、第3取付
孔に排気管4からの支持部材4aを挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原動機等の振動発
生源に接続された排気管を車体等の被支持体に対し吊り
下げ支持するために用いられる排気管支持装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の排気管支持装置とし
て、金属製ブラケットを備えたものが知られている(例
えば、特公平2−49934号公報参照)。このもので
は、U字状に形成された金属製ブラケットと、このU字
状ブラケットの両垂直壁部を互いに掛け渡すように配設
されたゴム弾性体の連結部とを備え、上記ブラケットを
ボルトによって直接被支持体としての車体に対し固定す
る一方、排気管からの支持部材を上記連結部に貫通形成
された取付孔内に挿入するようにしている。
【0003】また、上記とは異なる排気管支持装置とし
て、ゴム弾性体の一体成形によって形成されたものが知
られている(例えば、実開平4−84711号公報参
照)。このものでは、図8に示すように、上端側に配設
され車体からの支持部材が挿入される第1取付孔2aを
有する第1取付部11と、下端側に配設され排気管から
の支持部材が挿入される第2取付孔2bを有する第2取
付部12とを一対の主ばね部13,13によって互いに
連結して構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の実開
平4−84711号公報に記載された排気管支持装置に
おいては、左右方向の荷重入力は主ばね部13,13の
曲げとして作用することになるため左右方向に対するば
ね定数は小さいものとなってしまう。その結果、排気管
が左右方向に大きく振れるようになってしまい、例えば
上記排気管がこの排気管に沿って車体上方に凹陥したト
ンネル内に配設されている場合には、上記排気管がその
左右に近接したトンネルの壁部と干渉してしまうという
不都合がある。
【0005】一方、上記の特公平2−49934号公報
に記載された排気管支持装置においては、左右方向の荷
重入力は連結部の圧縮として作用し、その両端を金属製
ブラケットで規制することにより排気管の左右方向の振
れは所定量に規制されるが、上記ブラケットをボルトに
よって車体に直接取り付ける構造であるため、その取り
付け作業自体が困難になってしまうという不都合があ
る。加えて、金属製ブラケットを製造する必要があるた
め、排気管支持装置の製造に際し工程数がその分増加し
てしまうこととなる。その結果、製造コストが増大して
しまうという不都合がある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、排気管を被支
持体に対し吊り下げ支持する排気管支持装置において、
製造コストの増大を招くことなく、排気管の左右方向に
対する変位を効果的に規制することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者は、ゴム弾性体は圧縮方向の荷重が作用し
た場合には曲げ方向の荷重が作用した場合と比べそのば
ね定数が高くなる点に鑑み、被支持体及び排気管のいず
れか一方の支持部材からの荷重入力部位を上下方向に互
いに離れた2箇所にし、他方の支持部材からの荷重入力
位置を上記2箇所の荷重入力部位の間に配設させるよう
にすれば、左右方向の荷重をも圧縮方向の荷重として作
用させることができることに着目して本発明を完成する
に至った。
【0008】具体的に、本発明は、排気管を被支持体に
対し吊り下げ支持する排気管支持装置を対象とするもの
であり、このものにおいて、上端側に配設される第1取
付部と、下端側に配設される第2取付部と、上記第1取
付部と第2取付部との間に掛け渡されて上記第1及び第
2取付部を互いに連結する一対の主ばね部と、上記第1
取付部と第2取付部との間の位置であって上記一対の主
ばね部の間の位置に配設される第3取付部と、上記第3
取付部から上記第1取付部と第2取付部とを結ぶ上下方
向に直交する左右方向の両側に対し延びて上記一対の主
ばね部に連結される一対の連結ばね部とをゴム弾性体に
よって一体に形成し、上記第1及び第2取付部に、上記
排気管及び被支持体の内の一方から延びる支持部材が共
に挿入される第1及び第2取付孔を形成し、上記第3取
付部に、上記排気管及び被支持体の内の他方から延びる
支持部材が挿入される第3取付孔を形成することを特定
事項とするものである。ここで、排気管としては、振動
源である原動機に接続されてこの原動機からの振動が伝
達されるものであり、排気管本体の他にこの排気管本体
に連通される消音器等も含むものである。
【0009】この場合、左右方向の荷重が排気管に対し
入力された場合には、上記第1及び第2取付部を固定し
て考えると上記荷重は第3取付部を左右方向に振らせる
ように入力することになる。そして、この左右方向への
入力荷重は連結ばね部に対し圧縮方向に作用することに
なる。このため、左右方向のばね定数が比較的高くな
り、その結果、上記排気管の左右方向に対する変位が規
制され、上記排気管と被支持体等との干渉が防止され
る。
【0010】一方、上下方向の荷重が入力された場合に
おいても、この上下方向荷重に基づき主ばね部に対し圧
縮として作用するのは、この主ばね部と連結ばね部とが
互いに連結する連結位置を挟んで上記主ばね部の上側部
分と下側部分との内の一方となる。このため、従来の主
ばね部の全長に対し圧縮力が作用する場合に比べ、上記
主ばね部の実質的な固有振動数が高くなる傾向となる。
その結果、サージ周波数(共振周波数)が高周波数側に
移行する。
【0011】このような、排気管支持装置においては、
第1及び第2取付孔に対し被支持体側からの支持部材を
挿入する一方、第3取付孔に排気管からの支持部材を挿
入するようにしてもよいし、これとは逆に、上記第1及
び第2取付孔に対し排気管側からの支持部材を挿入する
一方、第3取付孔に被支持体からの支持部材を挿入する
ようにしてもよい。上記のいずれの場合であっても排気
管支持装置には排気管からの支持部材と被支持体からの
支持部材との相対変位が作用するため、共に上記の作用
が得られる。そして、例えば被支持体からの支持部材を
上記第1及び第2取付部に対し挿入する場合には、この
被支持体からの支持部材が排気管に対し横方向から水平
に延びて配設されていても、上記排気管支持装置の上端
と下端とを固定することになるため、上記排気管支持装
置自体が安定して配設される。このため、上記排気管を
安定して支持することが可能になり、排気管からの支持
部材と被支持体からの支持部材とが上記排気管支持装置
を挟んで上下に配置されている場合にのみ限定されるこ
となく、上記排気管の配設におけるこの排気管と被支持
体との位置関係に関する自由度が向上される。
【0012】さらに、上記排気管支持装置はゴム弾性体
の一体成形により形成することが可能であるため、製造
の容易化が図られ、製造コストの低減化が図られる。
【0013】加えて、上記排気管支持装置の取り付けの
際には、支持部材をそれぞれ取付孔内に挿入するのみで
あるため、取付作業の容易化が図られる。
【0014】また、上記の発明において、一対の連結ば
ね部を、上下方向及び左右方向に対し共に直交する前後
方向の肉厚が第1及び第2取付部よりも厚肉になるよう
に形成してもよい。この場合、連結ばね部の肉厚を分厚
くすることにより、主ばね部に基づく上下方向のばね定
数を変化させないで左右方向のばね定数のみが高くな
り、上下方向と左右方向とのばね定数の比率の変更調整
が容易に実現可能になる。
【0015】さらに、上記の発明において、第3取付部
及び一対の連結ばね部を挟み上下各側に、第1及び第2
取付部と一対の主ばね部とにより区画された空所を形成
し、上記第3取付部の前後方向端面と上記第1及び第2
取付部の各前後方向端面との少なくとも前後方向一側
を、上記空所を覆う薄肉部によって互いに連結するよう
にしてもよい。この場合にも、薄肉部を設けることによ
り主ばね部に基づく上下方向のばね定数を変化させない
で左右方向のばね定数のみが高くなり、上下方向と左右
方向とのばね定数の比率が変更され、比率の変更調整が
より一層容易に実現可能になる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明における排気管支持装置によれば、左右方向のばね定
数を比較的高くすることができ、その結果、上記排気管
の左右方向に対する変位が規制され、上記排気管と被支
持体との干渉を防止することができる。また、上下方向
の荷重入力の場合にはサージ周波数(共振周波数)を高
周波数に移行させることができる。
【0017】しかも、上記排気管支持装置はゴム弾性体
の一体成形により形成することができるため、製造の容
易化が図られ製造コストを低減させることができる。
【0018】さらに、被支持体からの支持部材を2つに
すれば、排気管の配設における自由度を向上させること
ができる。
【0019】加えて、上記排気管支持装置の取り付けの
際には、支持部材をそれぞれ取付孔内に挿入するのみで
あるため、取付作業の容易化を図ることができる。
【0020】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明による効果に加えて、上下方向のばね定数
と左右方向のばね定数との比率の変更調整を容易に実現
することができる。
【0021】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
2記載の発明による効果に加えて、上下方向のばね定数
と左右方向のばね定数との比率の変更調整をより一層容
易に実現することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。
【0023】図1〜図3は、本発明の実施形態に係る排
気管支持装置を示し、1は均一なゴム弾性体により一定
厚みを有し上下方向に長い略楕円にまたは略長円形状に
形成された排気管支持装置である。この排気管支持装置
1は、その上端部に第1取付孔2aが形成された第1取
付部11と、下端部に第2取付孔2bが形成された第2
取付部12とを有している。そして、上記第1及び第2
取付部11,12を互いに連結するように左右方向の外
方に湾曲する一対の主ばね部13,13が形成されてい
る。
【0024】そして、上記第1及び第2取付部11,1
2の上下方向略中央位置であって上記一対の主ばね部1
3,13の間には、第3取付孔2cが形成された第3取
付部14が配設されている。そして、この第3取付部1
4から左右方向の両側に延びて上記主ばね部13,13
の内壁に対し連結される連結ばね部15,15が配設さ
れている。
【0025】上記第1取付部11と第3取付部14との
間、また、第2取付部12と第3取付部14との間は肉
厚方向に貫通する第1空所16a、及び、第2空所16
bとされている。
【0026】そして、上記第1及び第2取付孔2a,2
bに対し被支持体としての車体3からの第1及び第2支
持部材3a,3bが挿入され、上記第3取付孔2cに対
し排気管4からの支持部材4aが挿入されている。
【0027】上記第1支持部材3aは、車体3に連結さ
れている一方、上記第2支持部材3bは、上記第1支持
部材3aに対し溶接により接合されている。
【0028】また、上記第1取付部11の下端は下方に
突出するストッパー部11aとされ、同じく上記第2取
付部12の上端は上方に突出するストッパー部12aと
されている。また、上記第3取付部の上端及び下端は上
方及び下方に突出するストッパー部14a,14bとさ
れ、上記第1〜第3取付部11〜13に設けられたスト
ッパー部11a,12a,14a,14bによって、排
気管支持装置1に対し上下方向の荷重が入力された際
に、上記ストッパー部11a,12a,14a,14b
同士が当接することになり、上下方向の変位が所定量に
規制されるようになっている。
【0029】つぎに、上記実施形態の作用・効果を説明
する。
【0030】第1及び第2取付孔2a,2bに対し車体
3からの第1及び第2支持部材3a,3bが挿入され、
第3取付孔2cに対し排気管4からの支持部材4aが挿
入されるため、排気管4が左右方向に振動した場合に
は、上記第1及び第2取付部11,12を固定して考え
ると第3取付部14が左右方向に振れることになる。こ
のため、この左右方向の荷重はこの連結ばね部15,1
5に対し圧縮方向に作用することになる。このため、左
右方向のばね定数を比較的高くすることができるように
なる。その結果、上記排気管4の左右方向に対する変位
が規制され、例えば上記排気管4と被支持体との干渉を
防止することができるようになる。
【0031】一方、上下方向の荷重が入力された場合に
は、この上下方向荷重に基づき上記主ばね部13,13
に対し圧縮として作用するのは、この主ばね部13,1
3と連結ばね部15,15とが互いに連結する連結位置
を挟んで上記主ばね部13,13の上側部分と下側部分
との一方となる。このため、従来の主ばね部の全長に対
し圧縮力が作用する場合に比べ、上記主ばね部13,1
3の実質的な固有振動数が高くなる傾向となる。その結
果、サージ周波数(共振周波数)を高周波数側に移行さ
せることができるようになる。
【0032】しかも、上記排気管支持装置1はゴム弾性
体の一体成形により形成することができるため、製造の
容易化が図られ製造コストを低減させることができるよ
うになる。
【0033】加えて、上記排気管支持装置1の取り付け
の際には、各支持部材3a,3b,4aを第1〜第3取
付孔2a〜2c内に挿入するのみであるため、取付作業
の容易化を図ることができるようになる。
【0034】<他の実施形態>なお、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、
第1及び第2取付孔2a,2bに対し車体3からの支持
部材3a,3bを挿入する一方、第3取付孔2cに排気
管4からの支持部材4aを挿入するようにしているが、
これとは逆に、例えば上記車体3からの支持部材を1つ
にし、排気管4からの支持部材を2つにして、上記第1
及び第2取付孔2a,2bに対し排気管4からの支持部
材を挿入する一方、第3取付孔2cに車体3からの支持
部材を挿入するようにしてもよい。この場合であって
も、排気管支持装置1に対しては、排気管4からの支持
部材と、車体3からの支持部材との相対変位が作用する
ため、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0035】また、上記実施形態では、車体3からの支
持部材3a,3bが排気管支持装置1の上側から垂直に
延びるように配設されているが、これに限らず、例えば
車体3からの支持部材を排気管支持装置に対し左右いず
れかの側から水平に延びるように配設してもよい。この
場合であっても、上記支持部材3a,3bが2つあるた
め上記排気管支持装置の上端と下端とが固定されるよう
になり、上記排気管支持装置1自体が安定して配設され
るようになる。これにより、上記排気管4を安定して支
持することができるようになり、上記排気管4の配設に
おいて、車体3と排気管4との位置関係に関する自由度
を向上させることができるようになる。
【0036】加えて、上記実施形態では、排気管支持装
置1として肉厚が一定に形成されたものを用いている
が、これに限らず、例えば、図4〜図6に示すように、
第1及び第2取付部110,120の肉厚に対し第3取
付部140及び連結ばね部150,150の肉厚を分厚
くし、上記第3取付部140の前後方向端面と上記第1
及び第2取付部110,120の各前後方向端面との前
後方向一側を、第1及び第2空所160a,160bを
覆う薄肉部160c,160dによって互いに連結する
ようにしてもよい。この場合は、連結ばね部150,1
50の肉厚を分厚くすることにより、主ばね部130,
130に基づく上下方向のばね定数を変化させないで左
右方向のばね定数のみが高くなり、上下方向と左右方向
とのばね定数の比率の変更調整を容易に実現することが
できるようになる。また、薄肉部160c,160dを
設けることによっても、左右方向のばね定数のみが高く
なり、上下方向と左右方向とのばね定数の比率が変更さ
れ、比率の変更調整をより一層容易に実現することがで
きるようになる。加えて、上記薄肉部160c,160
dを設けることにより、第3取付部140において左右
方向に延びる軸を中心として回転する方向(こじり方
向)のばね定数を高くすることができる。このため、排
気管からの支持部材を第3取付孔2cに挿入した場合、
排気管を水平状態に確実に保持することができるように
なる。
【0037】
【実施例】図7は、図2に示す本実施形態のもの(実
線)と、図8に示す従来のもの(破線)とについて、実
際に振動を加えた場合の試験結果を示す。図7は周波数
に対する動ばね定数の変化を示しており、従来のもので
は動ばね定数のピーク周波数(サージ周波数)が、50
0Hz前で生じているが、本実施形態のものでは、サー
ジ周波数が800Hz以上になっている。すなわち、排
気管支持装置1を本実施形態のように構成することによ
って、上記主ばね部13,13が、この主ばね部13,
13と連結ばね部15,15とが連結している連結位置
を挟んで上側部分と下側部分とに分離されたことになる
ため、上記主ばね部13,13の固有振動数を分散させ
ることが可能になり、その結果、サージ周波数を高周波
側にすることができると考えられる。また、サージ周波
数が高周波側に移行することに伴い、図7に一点鎖線の
ハッチングで示すように、動ばね定数の低減化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す斜視図である。
【図2】排気管支持装置の正面図である。
【図3】図2のA−A断面を示す断面説明図である。
【図4】他の実施形態に係る排気管支持装置の図2対応
図である。
【図5】図4のB−B断面を示す断面図である。
【図6】図4のC−C断面を示す断面図である。
【図7】本実施形態と比較例とにおける振動周波数と動
ばね定数との関係図である。
【図8】従来の排気管支持装置を示す図2対応図であ
る。
【符号の説明】
1 排気管支持装置 3 車体(被支持体) 4 排気管 11 第1取付部 12 第2取付部 13,13 主ばね部 14 第3取付部 15,15 連結ばね部 2a 第1取付孔 2b 第2取付孔 2c 第3取付孔 3a,3b 支持部材(車体) 4a 支持部材(排気管) 16a,160a 第1空所 16b,160b 第2空所 160c,160d 薄肉部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気管を被支持体に対し吊り下げ支持す
    る排気管支持装置において、 上端側に配設される第1取付部と、 下端側に配設される第2取付部と、 上記第1取付部と第2取付部との間に掛け渡されて上記
    第1及び第2取付部を互いに連結する一対の主ばね部
    と、 上記第1取付部と第2取付部との間の位置であって上記
    一対の主ばね部の間の位置に配設される第3取付部と、 上記第3取付部から上記第1取付部と第2取付部とを結
    ぶ上下方向に直交する左右方向の両側に対し延びて上記
    一対の主ばね部に連結される一対の連結ばね部とがゴム
    弾性体によって一体に形成され、 上記第1及び第2取付部には、上記排気管及び被支持体
    の内の一方から延びる支持部材が共に挿入される第1及
    び第2取付孔が形成され、 上記第3取付部には、上記排気管及び被支持体の内の他
    方から延びる支持部材が挿入される第3取付孔が形成さ
    れていることを特徴とする排気管支持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 一対の連結ばね部は、上下方向及び左右方向に対し共に
    直交する前後方向の肉厚が第1及び第2取付部よりも厚
    肉になるように形成されていることを特徴とする排気管
    支持装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 第3取付部及び一対の連結ばね部を挟み上下各側には、
    第1及び第2取付部と一対の主ばね部とにより区画され
    た空所が形成され、 上記第3取付部の前後方向端面と上記第1及び第2取付
    部の各前後方向端面との少なくとも前後方向一側が、上
    記空所を覆う薄肉部によって互いに連結されていること
    を特徴とする排気管支持装置。
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