JP2000120644A - 緩み止め装置 - Google Patents

緩み止め装置

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JP2000120644A
JP2000120644A JP10301692A JP30169298A JP2000120644A JP 2000120644 A JP2000120644 A JP 2000120644A JP 10301692 A JP10301692 A JP 10301692A JP 30169298 A JP30169298 A JP 30169298A JP 2000120644 A JP2000120644 A JP 2000120644A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐震性に優れた緩み止め装置を得ることを課
題とする。 【解決手段】 貫通ボルト1と、貫通ボルトの先端側に
テーパー穴6を有する締付物Bと、前記テーパー穴6に
密嵌し貫通ボルト1が遊嵌するテーパーナット7と、テ
ーパーナット7のネジに螺合する外ネジ9aと貫通ボル
ト1に螺合し前記外ネジ9aとピッチが異なる内ネジ9
bを有する締付ナット9とを有し、前記テーパーナット
7に締付ナット9を螺合させてテーパーナット7を締付
物Bのテーパー穴6に装着した後、締付ナット9を貫通
ボルト1の先端側へ巻き戻すことにより、貫通ボルト1
を締結するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、耐震性に優れ
た、ネジを利用した締付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の緩み止め締付装置において、ネ
ジピッチの異なるナットを組み合わせることにより、一
方のナットを締め付けた後に他方のナットを緩み方向へ
巻き戻すことにより、ボルトに張力を付与して緩み止め
効果を得るようにしたものは提案されている(例えば、
特公昭47−43101号)。また、テーパー穴の密嵌
によって緩め止め効果を得るようにしたものも既に提案
されている(例えば、本願発明者による実開平9−21
0039号)。
【0003】ところで、ネジはメネジのネジ山とオネジ
のネジ山とが圧着して締まる。メネジとオネジとの圧着
状態が保持されないと、ネジは緩むこととなる。すなわ
ち、ネジを締め付けた状態において、締付物に圧力がか
かるとメネジとオネジとの間にわずかな間隙が生じ、無
圧状態となりボルト又はナットは回転可能となり、振動
により回転し緩みが生じる。また、寒暖の差によるボル
ト及び締付物の熱膨張、収縮によってもメネジとオネジ
の山の圧着は解除され、緩みが発生する。これらを防止
するためには、ボルトやナットの自由回転を阻止するた
めのロック機構が必要とされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記ネジピッチの異な
るナットを組み合わせたものにおいては、何れの提案も
締付物に当接するナットの締付物との当接面は平面であ
った。そのために締付物に当接するナットが振動によっ
て回転し、締付力が緩むおそれがある。また、テーパー
穴の密嵌による手段においても、テーパー穴を有するナ
ットとは締付物と平面で当接しているので、いかにテー
パーナットとこれに螺合する締付ナットとが強く締結さ
れていても、テーパーナットが振動によって回転すると
締付力は低下する。この発明は、上記従来の技術が有す
る課題を解決し、耐震性に優れた締付装置を得るもので
ある。
【0005】
【課題を解決する手段】この発明の緩み止め締結装置
は、貫通ボルトと、貫通ボルト先端側面にテーパー穴を
有する締付物と、前期テーパー穴に密嵌するテーパーナ
ットと、テーパーナットのネジに螺合する外ネジとボル
トに螺合する内ネジを有する締付ナットとで構成され
る。前記テーパーナットのネジ孔は貫通ボルトが遊嵌す
るものとし、前記締付ナットの外ネジと内ネジとはピッ
チが異なるものとする。そして、前記テーパーナットに
締付ナットを螺合させてテーパーナットを締付物のテー
パー穴に装着した後、締付ナットを貫通ボルトの先端側
へ巻き戻すことにより、貫通ボルトにストレスを加えて
締結するようにしてある。請求項2の発明は、前記貫通
ボルトのボルト頭が締付物に係止するようにすることに
より、貫通ボルトの自由回転を防止し、緩み止め効果を
一層向上させたものである。請求項3の発明は、貫通ボ
ルトのボルト頭側においても貫通ボルトのストレスを加
えられるようにしたものである。すなわち、請求項1の
発明に、貫通ボルトのボルト頭側のネジ孔を有する締付
物と、前記ネジ孔に螺合すると共に貫通ボルトのボルト
頭に係止する補助ボルトとを付加する。前記補助ボルト
のネジと貫通ボルトのネジはピッチが異なるものとし、
前記締付物のネジ孔に補助ボルトを螺合し、前記補助ボ
ルトの孔に貫通ボルトを遊嵌し、前記貫通ボルトの先端
側を締め付けると共に、貫通ボルトの頭部を巻き戻すこ
とにより、貫通ボルトを締結するようにしてある。前記
請求項3の構成は、請求項1に記載したボルト端側の構
成を採用せずに、これのみでも、貫通ボルトにストレス
を付加し、緩み止め効果を得ることができる(請求項
4)。そして、ボルト先端側の締付物にも補助ボルトを
螺合させ、この補助ボルトにナットを係止させるように
して緩み止作用を得ることもできる(請求項5)。な
お、この発明において「異なるネジピッチ」とは、ネジ
ピッチが異なるもののほか、ネジピッチは同じであって
もインチ規格とJIS規格のようにネジ山の形状が異な
るものを含むものである。
【0006】
【作用】請求項1ないし3の発明において、テーパーナ
ットが締付物のテーパー穴に密嵌する。そして、締付ナ
ットを巻戻すことにより貫通ボルトにストレスが付加さ
れ、テーパーナットは締付物のテーパー穴に食い込み、
圧着するので、振動によりテーパーナットが回転するこ
とがない。したがって、締付ナットによって貫通ボルト
に付加されたストレスは維持され、振動によって緩むこ
とがない。請求項2の発明においては、貫通ボルトの頭
部が締付物に係止しているので、貫通ボルトが振動によ
って回転することもなく、緩む止め効果は一層向上す
る。請求項3の発明においては、補助ボルトと貫通ボル
トとのネジピッチの相違によって、貫通ボルトの巻き戻
しにより貫通ボルトの頭部側からもストレスが加わるの
で、請求項2のような係止構造がなくとも貫通ボルトの
回転が阻止され、高度の緩み止め効果が得られる。そし
て、貫通ボルトの頭部の構成による緩み止め効果が高い
ので、先端側に格別の構成を持たせなくとも、緩み止め
効果を得ることができる(請求項4)。請求項5の発明
においては、ボルトの先端側にも補助ボルトを装着し、
これにナットを係止させたので、ナットの巻き戻しによ
り補助ボルトは締付物のネジ山に圧着する。したがっ
て、ボルト頭側とボルト先端側とで、補助ボルトは互に
逆向きに作用し、締付物は対向方向のストレスが加わる
ので、高度の緩み止効果が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態1】図1において、一方の締付物A
に貫通ボルト1の軸が貫通する貫通孔2が形成してあ
り、貫通孔2はボルトの軸が遊嵌する大きさとしてあ
る。そして、締付物Aの貫通ボルト1のボルト頭3側面
に、ボルト頭3が係止する溝4が設けてある。また、他
方の締付物Bには貫通ボルト1の軸が遊嵌する孔5が形
成してあり、前記孔5は貫通ボルト1の先端側面におい
てテーパー穴6としてある。前記貫通ボルト1のボルト
頭3には係止部3aが形成してあり(図4参照)、係止
部3aが前記締付物Aの溝4に係止している。そして、
前記貫通ボルト1のボルト頭3に、回転工具で回転可能
なように六角穴3bが形成してある。なお、六角穴に代
えて、ボルト頭3を六角形としてもよい。
【0008】前記貫通ボルト1の先端側にはテーパーナ
ット7が遊嵌しており、テーパーナット7のネジ孔8に
締付ナット9が螺合している。前記締付ナット9は、前
記テーパーナット7のネジ孔に螺合する外ネジ9aと、
前記貫通ボルト1に螺合する内ネジ9bとを有し(図2
参照)、前記外ネジ9aのピッチは内ネジ9bよりも大
ピッチとしてある。そして、前記テーパーナット7をテ
ーパー穴6に当接させ、締付ナット9を貫通ナット1に
螺合させた後、テーパーナット7を固定しつつ締付ナッ
ト9を貫通ボルト1の先端側、すなわちボルトの緩み方
向へ巻き戻した状態で、締付保持してある。
【0009】上記において、締付ナット9の外ネジ9a
は内ネジ9bよりも大ピッチであるから、締付ナット9
を巻き戻すと、締付ナット9とテーパーナット7との相
対移動距離は貫通ボルト1との相対移動距離よりも長く
なる。したがって、外ネジ9aと内ネジ9bとのネジ山
位置で規定される移動限界距離で締付ナット9の移動
(巻戻し)は停止する。このとき、貫通ボルト1の先端
側には前記テーパーナット7を貫通ボルト1の頭部側へ
の力が働いているので、テーパーナット7は前記締付物
Bのテーパー穴6に圧接する。
【0010】ここで、締付ナット9に振動が加わったと
き、前記巻き戻し方向へはネジピッチの差違によって一
定の限界以上に回転することができず、締付が緩むこと
はない。また、締付側へ回転すると、テーパーナット7
を押さえることとなり、締付はより強固となり、緩むこ
とがない。
【0011】
【発明の実施の形態2】図3は、請求項3の発明の実施
形態であり、締付物Aのボルト貫通孔2にネジ11が形
成してあり、このネジ11に補助ボルト12が螺合して
いる。この補助ボルト12の貫通孔に貫通ボルト1が貫
通させてある。前記ボルト貫通孔2のネジ11のピッチ
は貫通ボルト1のネジピッチよりも大きくしてある。そ
して、前記補助ボルト12の頭部には貫通ボルト1の係
止部3aが係止する溝13が形成してある。貫通ボルト
1の先端側の締付構造は前記実施の形態1と同様であ
る。
【0012】ここで、前記補助ボルト12を締付物Aの
ネジ11に螺合させ、貫通ボルト1を締付物Bに亘って
挿通させ、ボルト先端側を実施形態1のように締め付け
た後、ボルト頭部を緩み方向へ巻き戻すと、ボルト1と
共に補助ボルト12が同方向へ回転する。そして、補助
ボルト12のネジピッチは貫通ボルト1のネジピッチよ
りも大きいので、補助ボルト12の移動距離は貫通ボル
ト1の移動距離よりも大きい。したがって、貫通ボルト
1の先端が螺合した締付ナット9との間にストレスが発
生する。すなわち、貫通ボルト1の軸は、締付ナット9
の巻き戻しによって軸先端側へ引っ張られ、貫通ボルト
1の巻き戻しにより軸頭側へ引っ張られるので、軸は双
方向へ引っ張られて強大なストレスが付加される。した
がって、テーパーナット7の締付物Bへの圧接力は極め
て強く、耐震性が向上する。また、貫通ボルト1の頭部
は補助ボルト12に係止しているので、自由回転するこ
とがない。
【0013】
【発明の実施の形態3】図6は請求項5の発明に関する
ものである。貫通ボルト1の頭部側は図3の実施形態と
同様であり、締付物Aのネジ11に補助ボルト12が螺
合し、この補助ボルト12に貫通ボルト1を遊嵌し、貫
通ボルト1の頭部の係止部3aが補助ボルト12の係止
溝13に係止している。
【0014】貫通ボルト1の先端側において、締付物B
のボルト貫通孔5にネジ15が形成してあり、このネジ
15に先端側補助ボルト16が螺合している。この補助
ボルト16の貫通孔17に貫通ボルト1が貫通させてあ
る。前記貫通孔5のネジ15のピッチは貫通ボルト1の
ネジのピッチよりも大きくしてあり、また、ネジ15の
ピッチは前記締付物Aのネジ11のピッチとも異なるも
のとしてある。前記貫通ボルト1の先端部にはナット1
8が螺合しており、このナット18の先端部には係止段
部18aが形成してあり前記補助ボルト16の基部に形
成した係止溝16aに係止している。
【0015】ここで、前記貫通ボルト1を装着し、各ネ
ジを締め付けた後に、貫通ボルト1の頭部3及びナット
18をそれぞれ緩む方向へ巻き戻す。すると、ボルト頭
側の補助ボルト12はボルト頭側へ、ボルト先端側の補
助ボルト16はボルト先端側へそれぞれ付勢され、貫通
ボルト1にストレスを賦与する。したがって、強固な締
め付け力が得られる。
【0016】なお、ボルト頭部の上記構造のみによって
も、所定の緩み止め効果を得ることができる。
【0017】
【発明の効果】この発明においては、ボルト及び/又は
ナットを緩む方向に巻き戻して固着する。したがって、
万一ボルト又はナットが緩む方向に回転した場合におい
ても、締結状態は維持される。更に、各請求項の発明に
おいては以下のような効果が得られる。請求項1ないし
3の発明において、テーパーナットが締付物のテーパー
穴に密嵌する。そして、締付ナットを巻戻すことにより
貫通ボルトにストレスが付加され、テーパーナットは締
付物のテーパー穴に食い込み、圧着するので、振動によ
りテーパーナットが回転することがない。したがって、
締付ナットによって貫通ボルトに付加されたストレスは
維持され、振動によって緩むことがない。請求項2の発
明においては、貫通ボルトの頭部が締付物に係止してい
るので、貫通ボルトが振動によって回転することもな
く、緩み止め効果は一層向上する。請求項3の発明にお
いては、補助ボルトと貫通ボルトとのネジピッチの相違
によって、貫通ボルトの巻き戻しにより貫通ボルトの頭
部側からもストレスが加わるので、請求項2のような係
止構造がなくとも貫通ボルトの回転が阻止され、高度の
緩み止め効果が得られる。そして、貫通ボルトの頭部の
構成による緩み止め効果が高いので、先端側に格別の構
成を持たせなくとも、緩み止め効果を得ることができ
る。請求項5の発明においては、ボルトの先端側にも補
助ボルトを装着し、これにナットを係止させたので、ナ
ットの巻き戻しにより補助ボルトは締付物のネジ山に圧
着する。したがって、ボルト頭側とボルト先端側とで、
補助ボルトは互に逆向きに作用し、締付物は対向方向の
ストレスが加わるので、高度の緩み止効果が得られる。
更に、この発明の構成は、市販のボルト、ナットによっ
て得ることができるので、コストを押さえることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態1の断面図である。
【図2】 同じくナットの斜視図である。
【図3】 この発明の実施形態2の断面図である。
【図4】 同じく貫通ボルトの斜視図である。
【図5】 同じく補助ボルトの斜視図である。
【図6】 この発明の実施形態3の断面図である。
【図7】 同じくナットの斜視図である。
【符号の説明】
A 締付物 B 締付物 1 貫通ボルト 2 ボルト貫通孔 3 ボルト頭 3a 係止部 3b 六角穴 4 溝 5 ボルト貫通孔 6 テーパー穴 7 テーパーナット 8 ネジ孔 9 締付ナット 9a 外ネジ 9b 内ネジ 11 ネジ 12 補助ボルト 13 溝 15 ネジ 16 補助ボルト 17 貫通孔 18 ナット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月1日(1999.11.
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決する手段】この発明の緩み止め締結装置
は、貫通ボルトと、貫通ボルト先端側面にテーパー穴を
有する締付物と、前期テーパー穴に密嵌するテーパーナ
ットと、テーパーナットのネジに螺合する外ネジとボル
トに螺合する内ネジを有する締付ナットとで構成され
る。前記テーパーナットのネジ孔は貫通ボルトが遊嵌す
るものとし、前記締付ナットの外ネジは内ネジより大ピ
ッチとする。そして、前記テーパーナットに締付ナット
を螺合させてテーパーナットを締付物のテーパー穴に装
着した後、締付ナットを貫通ボルトの先端側へ巻き戻す
ことにより、貫通ボルトにストレスを加えて締結するよ
うにしてある。請求項2の発明は、前記貫通ボルトのボ
ルト頭が締付物に係止するようにすることにより、貫通
ボルトの自由回転を防止し、緩み止め効果を一層向上さ
せたものである。請求項3の発明は、貫通ボルトのボル
ト頭側においても貫通ボルトのストレスを加えられるよ
うにしたものである。すなわち、請求項1の発明に、貫
通ボルトのボルト頭側のネジ孔を有する締付物と、前記
ネジ孔に螺合すると共に貫通ボルトのボルト頭に係止す
る補助ボルトとを付加する。前記補助ボルトのネジは貫
通ボルトのネジより大ピッチとし、前記締付物のネジ孔
に補助ボルトを螺合し、前記補助ボルトの孔に貫通ボル
トを遊嵌し、前記貫通ボルトの先端側を締め付けると共
に、貫通ボルトの頭部を巻き戻すことにより、貫通ボル
トを締結するようにしてある。前記請求項3の構成は、
請求項1に記載したボルト端側の構成を採用せずに、こ
れのみでも、貫通ボルトにストレスを付加し、緩み止め
効果を得ることができる(請求項4)。そして、ボルト
先端側の締付物にも補助ボルトを螺合させ、この補助ボ
ルトにナットを係止させるようにして緩み止作用を得る
こともできる(請求項5)。なお、この発明において
「異なるネジピッチ」とは、ネジピッチが異なるものの
ほか、ネジピッチは同じであってもインチ規格とJIS
規格のようにネジ山の形状が異なるものを含むものであ
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通ボルトと、貫通ボルト先端側面にテ
    ーパー穴を有する締付物と、前記テーパー穴に密嵌する
    テーパーナットと、テーパーナットのネジに螺合する外
    ネジと貫通ボルトに螺合する内ネジを有する締付ナット
    とを有し、前記テーパーナットのネジ孔は貫通ボルトが
    遊嵌するものとし、前記締付ナットの外ネジと内ネジと
    はピッチが異なるものとし、前記テーパーナットに締付
    ナットを螺合させてテーパーナットを締付物のテーパー
    穴に装着した後、締付ナットを貫通ボルトの先端側へ巻
    き戻すことにより、貫通ボルトを締結するようにした緩
    め止め装置
  2. 【請求項2】 貫通ボルトのボルト頭が締付物に係止す
    るようにした、請求項1記載の緩め止め装置
  3. 【請求項3】 貫通ボルトのボルト頭側のネジ孔を有す
    る締付物と、前記ネジ孔に螺合すると共に貫通ボルトの
    ボルト頭に係止する補助ボルトとを有し、補助ボルトの
    ネジと貫通ボルトのネジはピッチが異なるものとし、前
    記締付物のネジ孔に補助ボルトを螺合し、前記補助ボル
    トの孔に貫通ボルトを遊嵌し、前記貫通ボルトの先端側
    を締め付けると共に、貫通ボルトの頭部を巻き戻すこと
    により、貫通ボルトを締結するようにした請求項1記載
    の緩め止め装置
  4. 【請求項4】 貫通ボルトのボルト頭側のネジ孔を有す
    る締付物と、前記ネジ孔に螺合すると共に貫通ボルトの
    ボルト頭に係止する補助ボルトとを有し、補助ボルトの
    ネジと貫通ボルトのネジはピッチが異なるものとし、前
    記締付物のネジ孔に補助ボルトを螺合し、前記補助ボル
    トの孔に貫通ボルトを遊嵌し、前記貫通ボルトの先端側
    を締め付けると共に、貫通ボルトの頭部を巻き戻すこと
    により、貫通ボルトを締結するようにした緩め止め装置
  5. 【請求項5】 貫通ボルトのボルト頭側のネジ孔を有す
    る締付物と、前記ネジ孔に螺合すると共に貫通ボルトの
    ボルト頭に係止する補助ボルトと、貫通ボルトの先端側
    のネジ孔を有する締付物と、前記ネジ孔に螺合すると共
    に貫通ボルトの先端に螺合されるナットに係止する先端
    側補助ボルトと、ナットとを有し、前記両補助ボルトと
    貫通ボルトとはネジのピッチが異なるものとし、前記ボ
    ルト頭側の締付物のネジに補助ボルトを螺合し、前記補
    助ボルトの孔に貫通ボルトを遊嵌し、前記貫通ボルトの
    先端側を先端側補助ボルトの孔に遊嵌すると共に、先端
    側の締付物のネジに先端側補助ボルトを螺合し、前記ナ
    ットを貫通ボルトに螺合し、先端側補助ボルトに係止す
    ると共に、ナットを巻き戻すことにより貫通ボルトを締
    結するようにした、緩め止装置
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