JP2000120271A - ユニット建物の送り用走行レール - Google Patents

ユニット建物の送り用走行レール

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JP2000120271A
JP2000120271A JP10289502A JP28950298A JP2000120271A JP 2000120271 A JP2000120271 A JP 2000120271A JP 10289502 A JP10289502 A JP 10289502A JP 28950298 A JP28950298 A JP 28950298A JP 2000120271 A JP2000120271 A JP 2000120271A
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traveling
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traveling rail
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英二 菅田
Yoji Hachiman
洋史 八幡
Toshiki Nogami
利樹 野上
Naoto Uchida
直人 内田
Kazumi Sumita
和美 住田
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SENKOO KK
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユニット建物を送る送り装置に設けられる走
行レールとして、人手によって容易に設置できるととも
に、ユニット建物の送り方向を容易に変更できる走行レ
ールがない。 【解決手段】 据付基礎B上に設ける走行レール3,1
3を送り方向に分割するとともに、この分割した走行レ
ール単位に据付基礎B上の所定位置に設けるための固定
部材11,係止孔13aを設け、この走行レール単位の
端部に、隣接する走行レール単位のレール端部と係合し
て連続したレールを形成する凹凸部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願に係る発明は、レッ
カー車等を用いることなくユニット建物を施工する構築
方法において、据付基礎上の所定位置までユニット建物
を送る送り用の走行レールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ユニット建物の施工は、特公平1
−12889号公報に記載された発明のように、工場で
生産されたユニット建物を搬送車で敷地まで搬送し、該
ユニット建物をレッカー車やクレーン車を用いて搬送車
から敷地の基礎上固定位置に移送して据付、段積み等を
行っている。
【0003】しかし、レッカー車等を用いたユニット建
物の施工は施工費用が高くなるとともに、施工場所が道
路から奥に入った敷地の場合、更に大型のクレーン車を
用いなければならないため据付費が増大してしまう。ま
た、電線等の邪魔物が存在するような施工場所では大型
のクレーン車を用いても据付工事を行うことができず、
施工を断念しなければならない場合がある。
【0004】そこで、このような従来の工法では施工が
困難な据付場所でのユニット建物の施工を可能にすると
ともに、施工の省力化を図る発明として、本出願人が先
に出願した特開平10−54141号公報記載の施工装
置がある。
【0005】図11は、この施工装置を示す斜視図であ
る。このユニット建物の施工装置は、搬送車51からユ
ニット建物Uを受取る受取装置52と、この受取装置5
2からユニット建物Uを受け渡されたユニット建物Uの
段積を行う組立装置53と、この段積されたユニット建
物Uを据付基礎B上の据付位置まで搬送する送り装置5
4とから構成されたものである。
【0006】この施工装置における送り装置54の場
合、図11に示すような据付基礎Bの場合には、組立装
置53の段積位置から据付基礎B上の据付位置まで搬送
する時に、ユニット建物を載せた送り台車(図示略)を
据付基礎B上に設けられた走行レール(図示略)上で縦
方向L又は横方向Sに送り方向を変更しながら搬送する
ように構成されている。
【0007】この走行レールは、ユニット建物Uを据付
基礎B上で送る時のみに必要となるものであり、ユニッ
ト建物を送る前に据付基礎B上の所定位置に設けられ、
ユニット建物Uを据付けた後は撤去される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、金属製
の重量物である走行レールを据付基礎上の長手方向全長
と幅方向に設置する作業には労力を要するとともに、ユ
ニット建物Uを送るための離間した異なる基礎上に所定
ピッチで正確に設置する作業には多くの時間を要してし
まう。しかも、この走行レールの撤去作業時は、ユニッ
ト建物の組立位置(通常は奥側)から順に撤去しなけれ
ばならないとともに、ユニット建物を基礎上に固定する
前に撤去しなければならないため、経験と時間を要する
作業となる。
【0009】また、このような走行レール上においてユ
ニット建物の送り方向を縦方向から横方向又は横方向か
ら縦方向に変更するために、ユニット建物の下部に設け
られた送り台車の方向を変更して交差する方向の走行レ
ール上に載せる作業も作業者の経験に頼っており、特定
の作業者が多くの時間を要する作業となる。
【0010】これらのことを解決するための具体的手段
は、前記特開平10−54141号公報には示されてい
ない。そのため、このようなユニット建物Uを送るため
の走行レールの設置および撤去作業が容易で、また、ユ
ニット建物の送り方向を容易に変更できる走行レールが
切望されている。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、前記課題を解決
するために、この出願に係る発明は、据付基礎上に設け
る走行レールを送り方向に分割するとともに、この分割
した走行レール単位に、据付基礎上の所定位置に設ける
ための位置決め手段を設け、この走行レール単位の端部
に、隣接する走行レール単位の端部と係合して連続した
レールを形成する係合手段を設けている。このように分
割して軽量になった走行レール単位を人手で据付基礎上
へ容易に設けることができるとともに、撤去作業も容易
にできる。また、複数の走行レール単位を据付基礎上に
設けることにより、各走行レール単位の端部が係合手段
によって係合して連続した走行レールが形成されるの
で、労力軽減と作業時間短縮を図ることができる。
【0012】また、前記走行レールの位置決め手段を、
この走行レールの側部に固定部材を配設して構成し、こ
の固定部材の取付位置を据付基礎のユニット建物固定部
材で固定できる位置にすれば、据付基礎のユニット建物
固定部材を利用することにより、走行レールの取付けと
位置決め(走行レールの配設ピッチ決め)が容易に行え
る。
【0013】さらに、走行レールの交差位置に、この走
行レールの上部所定範囲が着脱可能な着脱レールを設け
れば、走行レールから着脱レールのみを作業者が取外し
て交差方向に交差レールを設けることが容易に行える。
この時、走行レールを取外す必要がないので労力と作業
時間を軽減できる。
【0014】この走行レールの着脱レール取外し位置
に、この走行レールと交差する方向に設ける交差レール
を係止して位置決めを行う係止部材を設ければ、着脱レ
ールと交差レールとを取り替えることにより、交差レー
ルの位置決めと保持が容易にできる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この出願に係る発明の一実
施形態を図面に基づいて説明する。図1はこの出願に係
る発明のユニット建物の送り用走行レールを具備した送
り装置の一例を示す斜視図であり、図2はその平面図で
ある。
【0016】図1に示すように、この実施形態における
据付基礎Bは、横方向Sに設けられた横基礎1と、これ
ら横基礎1間を連結するように縦方向Lに設けられた縦
基礎2によって矩形枠状に形成されており、縦基礎2に
よって横方向に3分割された据付基礎Bとなっている。
この縦基礎2の横方向間隔は、ユニット建物Uの横寸法
によって決められており、3分割されたそれぞれの縦基
礎2上にユニット建物Uの幅方向両端部が載った状態で
組立てられるように構成されている。そして、走行レー
ル3は、この縦基礎2上面の縦方向に連続するように設
けられており、両端の縦基礎2上には内側のみに設けら
れ、中間の縦基礎2上には両側部に設けられている。
【0017】図1に示す左端の前部がユニット建物Uの
搬入口4であり、横基礎1の前部に搬入レール5が設け
られている。この搬入レール5には、上述した図11に
示す組立装置53からユニット建物Uが送られて来る。
搬入レール5は前記縦基礎2に設けられた走行レール3
と同一幅に形成されており、搬入レール5から搬入した
ユニット建物Uを縦基礎2上の走行レール3へ送ること
ができるように構成されている。6は、搬入レール5の
幅寸法や高さ寸法を保つための支持材である。
【0018】図2にも示すように、据付基礎Bの前部
(図の下部)内側には、縦基礎2間に横方向の仮基礎C
が設けられており、前部の横基礎1上に設けられた走行
レール13との間が所定距離jに設定されている。この
所定距離jは、ユニット建物Uの下面の大きさ等によっ
て決まり、このユニット建物Uを横方向に送る時の送り
台車(後述)の取付ピッチによって決定される。
【0019】また、前部の横基礎1には前方へ突出する
補助レール7が設けられており、縦基礎2上に設けられ
た走行レール3と同一幅で設けられている。この補助レ
ール7は、縦方向Lに設けられた走行レール3の前方へ
の延長レールとして機能し、奥から組立てたユニット建
物Uの最前部を固定する前に仮基礎Cを撤去する時のユ
ニット建物Uの待避用に使用される。また、図の左側に
示すように、横基礎1と仮基礎Cの横方向に延長レール
24を設けてもよく、このような延長レール24は据付
基礎Bの形状や搬入条件等に応じて決められる。
【0020】図3は図2の走行レール交差部を示す拡大
斜視図であり、図1に示す左前部の横基礎に設けられた
搬入レールと補助レールを取り除いた状態の斜視図であ
る。図4は図3に示す交差位置を含む縦方向の走行レー
ルの図面であり、(a) は平面図、(b) は側面図、図5は
図4に示す走行レールに設ける着脱レールの図面であ
り、(a) は平面図、(b) は側面図、図6は図2に示す縦
基礎後端における縦方向の走行レールの図面であり、
(a) は平面図、(b) は側面図である。図7は図3に示す
横方向の走行レールの図面であり、(a) は平面図、(b)
は側面図、図8は図3に示す交差レールの図面であり、
(a) は平面図、(b) は側面図、図9は図2に示す横基礎
右端における横方向の走行レールの図面であり、(a) は
平面図、(b)は側面図、図10は図2に示す横基礎中間
位置における交差レールの図面であり、(a) は平面図、
(b) は側面図である。
【0021】図3に示すように、据付基礎Bの前部に設
けられた仮基礎Cは、横基礎1の上部に係止するための
取付金具8と、横基礎1から所定距離内側に設けられた
基礎梁9と、この基礎梁9と前記取付金具8との間を連
結する連結部材10とによって構成されている。前記取
付金具8は、横基礎1の上部を跨ぐように形成されてお
り、横基礎1の上部を挟んで固定ネジ8aによって横基
礎1に固定されている。これら取付金具8、基礎梁9、
連結部材10の連結は、取付金具8の内側に設けられた
連結部材10の基礎梁9側に突設されたピン10aを、
基礎梁9に設けられた係止溝9aに係止することによっ
て行われている。
【0022】そして、縦基礎2上に設けられた走行レー
ル3は、その側部の所定位置に設けられた位置決め手段
たる固定部材11によって縦基礎2のユニット建物固定
部材2aに固定されている。この固定部材11は、走行
レール3の長手方向に切欠き溝11aが形成されたもの
であり、この切欠き溝11aにユニット建物固定部材2
aを挿入して固定すれば、予めユニット建物Uの固定ピ
ッチに設定されている固定部材2aから所定距離だけ離
れた位置に走行レール3を固定することができる。この
固定部材11の走行レール3からの突出量を設定すれ
ば、ユニット建物固定部材2aを基準とした走行レール
3の位置決めができる。また、この走行レール3上の交
差位置Pには、所定範囲が着脱可能なように構成された
着脱レール12が設けられている。この着脱レール12
によって、走行レール3の交差位置Pが2段式のレール
に形成されている。
【0023】さらに、前部の横基礎1と仮基礎C上にも
走行レール13が設けられており、前記縦方向Lに設け
られた走行レール3と所定距離離れた位置に端部が位置
するように設けられている。この走行レール13は、図
の下側に示すように、着脱レール12を取外した後に交
差レール14が設けられることにより、図の上側に示す
ように、縦基礎2から横方向に連続するようなレールが
形成される。
【0024】図4(a),(b) に示すように、前記縦基礎2
上の走行レール3は、一方の端部が凸状の山形に形成さ
れ他端が凹状の山形に形成されている。これら凹凸状の
端部がレールの係合手段F(図3参照)である。また、
図5(a),(b) に示す着脱レール12が取付けられる位置
では、下面に所定厚の連結部材3aを設けることによっ
て着脱レール取付部15が形成されている。この着脱レ
ール取付部15の位置や厚みは、ユニット建物Uの大き
さ等に合せて設定される。また、この着脱レール取付部
15も両端部が凸状の山形と凹状の山形とから構成され
る係合手段Fに形成されており、着脱レール12の両端
に形成された凸状の山形と凹状の山形との間で係合する
ように構成されている。これら凹凸状の山形部が係合し
た状態では、走行レール3は、その上面がほぼ同一面と
なって一体的なレールとなり、着脱レール12は走行レ
ール3の一部として機能する。この連結部材3aのほぼ
中央部には係止部材16が突設されており、着脱レール
12のほぼ中央部に設けられた係止孔12aを嵌合でき
るように構成されている。この係止孔12aを長手方向
長孔とすることにより、長手方向の寸法誤差を吸収して
いる。また、この係止部材16は、走行レール13の延
長線上に位置するように設けられている。さらに、最前
部(図の右端)は、下面所定厚が切除されて係止孔3b
が設けられている。この係止孔3bは、上述した補助レ
ール7の支持台に設けられた係止部材(図示略)に嵌合
して位置決めと保持を図るものである。なお、3cは後
述する図10の走行レール23と同様に車止め22aを
設けるための取付孔である。
【0025】図6(a),(b) に示すように、縦基礎2の後
端部における縦方向の走行レール17は、縦基礎上のユ
ニット建物固定部材2aに取付けるための固定部材18
が2個所に設けられるとともに、後端位置にユニット建
物Uを搬送する台車を止めるための車止め19が設けら
れている。この走行レール17の前端(図の右側)は凸
状の山形に形成されており、前記図4に示す走行レール
3に形成された凹状の山形と係合する係合手段Fが形成
されている。
【0026】図7(a),(b) に示すように、前記横基礎1
上の走行レール13も、係合手段Fとして一方の端部が
凸状の山形に形成され他端が凹状の山形に形成されてい
る。この走行レール13の両端部の所定範囲は、下側所
定厚分が切除されており、前記仮基礎Cの取付金具8の
厚み分が切除されている。この走行レール13の両端部
には係止孔13aが設けられており、取付金具8の上部
に設けられた係止部材20に嵌合できるように構成され
ている(図3)。この走行レール13の係止孔13a
を、取付金具8の係止部材20に嵌入させて横基礎1上
に設ければ、走行レール13の位置決めが行われる。こ
の走行レール13は、前記仮基礎Cの基礎梁9上にも設
けられており、この基礎梁9上に設けられた係止部材2
0に係止孔13aを嵌合させて位置決めが行われる。つ
まり、走行レール13の係止孔13aを係止部材20上
に落し込めば、この走行レール13の位置決めと保持が
完了する(図3)。なお、この係止孔13aを丸孔と長
手方向長孔とで構成することにより、長手方向の寸法誤
差を吸収できるように構成されている。この寸法誤差の
吸収方法は以下の走行レールにおいても同様である。
【0027】図8(a),(b) に示すように、前記交差レー
ル14は、横基礎1側の端部が係合手段Fたる凹状の山
形に形成され、横基礎1および仮基礎C上に設けられた
走行レール13の凸状端部と係合するように形成されて
いる(図3)。もう一方の端部には車止め14aが設け
られている。この交差レール14も、仮基礎Cの取付金
具8上となる端部の下部所定厚が切除されるとともに、
この切除した端部に係止孔14bが設けられている。ま
た、この交差レール14の前記着脱レール12を取外し
た後の走行レール3上に位置する箇所には、走行レール
3の幅寸法分の下部所定厚(着脱レール取付部15にお
ける走行レール3厚み分)が切除された切除部14cが
形成されるとともに、ほぼ中央部に係止孔14dが設け
られている。この係止孔14dを、前記走行レール3の
着脱レール取付部15に設けられた係止部材16に嵌合
させることにより、交差レール14の縦基礎2上での位
置決めと保持が図られている。さらに、車止め14aの
下部にはレール受け14eが設けられており、据付基礎
Bから突出した状態でもレールを支持できるように構成
されている。このレール受け14eで支持する場合に
は、下部に支持脚21が取り付けられる。
【0028】図9(a),(b) に示すように、横方向の走行
レール13の端部(図2における右端)に設けられる交
差レール22は、一端が走行レール13と係合させるた
めの凸状の山形に形成されるとともに、他端には前記交
差レール14と同様に、上部に車止め22aが設けられ
下部にレール受け22eが設けられている。また、所定
位置には係止孔22bが設けられており、横基礎1又は
仮基礎C上に設けられた係止部材20と嵌合するように
構成されている。なお、切除部22c、係止孔22d、
支持脚21は前記交差レール14と同一であるため、そ
の詳細な説明は省略する。
【0029】図10(a),(b) に示すように、前記横方向
の走行レール13に連ねて中間位置の縦基礎2を跨ぐよ
うに設けられる走行レール23は、両端は下側所定厚が
切除されるとともに係止孔23aが設けられ、中間部の
所定位置には、縦基礎2上に設けられた縦方向の走行レ
ール3を跨ぐように下部所定厚が切除された切除部23
bが形成されている。この切除厚は前記交差レール14
と同様に、走行レール3の着脱レール12を取外した後
の走行レール厚み分である。この切除部23bには、走
行レール3に設けられた係止部材16に嵌合させる係止
孔23cが設けられている。また、両切除部23bの間
には車止め取付孔23dが設けられており、据付基礎B
の幅方向中央部又は左端部のユニット建物Uを送る時に
車止め22a(図9)が取り付けられる。
【0030】以上のように構成されたユニット建物の送
り用走行レールによれば、以下のようにして据付基礎B
上に設けられ、ユニット建物Uを所定方向に搬送するこ
とができる。
【0031】すなわち、図3に示すように、縦基礎2に
設けられたユニット建物固定部材2aによって縦方向の
走行レール3に設けられた固定部材11を固定すること
により、予めユニット建物Uの固定ピッチに設定されて
いるユニット建物固定部材2aから所定距離だけ離れた
位置に走行レール3を設けることができる。しかも、こ
の走行レール3に連続するように他の走行レール17を
設けることにより、ユニット建物固定部材2aを基準と
した位置決めもできる。また、隣接する走行レールの凹
凸端部が係合するので、連続した走行レールを短時間で
容易に形成することができる。
【0032】横方向の走行レール13、14、22,2
3においても、横基礎1と仮基礎C上の係止部材20に
係止孔13a、14b、22b、23aを嵌合させて設
ければ、走行レール13、14、22,23を所定位置
に短時間で設けることができる。また、これらの走行レ
ール13、14、22,23も隣接する走行レールと凹
凸端部が係合した状態で設けられるので、連続した走行
レールを短時間で容易に形成することができる。
【0033】そして、このようにして設けられた走行レ
ール3,13等によれば、ユニット建物Uを走行レール
3上の交差位置Pまで送り、この交差位置Pで、ユニッ
ト建物U(図2)の下部にジャッキ等を取付けてユニッ
ト建物Uを持上げる。この状態で走行レール3の一部と
なっている交差位置Pの着脱レール12を取外し、交差
レール14を走行レール3上に設ける。これにより交差
レール14は、走行レール3に設けられた係止部材16
によって所定位置に保持される。このように交差レール
14を設けてレールの入れ替えを行うことにより、横基
礎1と仮基礎C上に予め設けられている横方向Sの走行
レール13と連続するレールが形成され、簡単にレール
の方向を変更することができる。その後、ユニット建物
Uを交差レール14上に降ろせば、ユニット建物Uの搬
送方向を横方向に変更して搬送することができる。な
お、図3の下側はレールの方向を変更している状態を示
し、上側はレールの方向を変更した後の状態を示してい
る。
【0034】このようにして横方向Sに所定の交差位置
まで送られたユニット建物Uは、横送りから縦送りに変
更されて後方の所定位置まで縦方向に送られる。この横
送りから縦送りへの変更方向は上述した手順の逆手順と
なるため、詳細な説明は省略する。
【0035】そして、据付基礎Bの奥側から順に組立て
る時に、送り台車取外し作業とともに分割された走行レ
ール17等を順に取外すことができるので、走行レール
の撤去作業も容易に行える。
【0036】なお、前記実施形態では、図の左前部を搬
入口4として、この搬入口4から縦方向Lと横方向Sと
に送る例を説明したが、据付場所や条件等によって任意
の位置を搬入口とすればよく、例えば、横方向の延長レ
ール24を搬入口としてもよく、その場合も所定長さで
分割された走行レールを組合せることによって、ユニッ
ト建物Uの送りが容易で送り方向変更作業も容易な送り
用走行レールを構成することができる。
【0037】また、上述した実施形態は一実施形態であ
り、この出願に係る発明の要旨を損なわない範囲での種
々の変更は可能であり、この出願に係る発明は上述した
実施形態に限定されるものではない。
【0038】
【発明の効果】この出願に係る発明は、以上説明したよ
うな形態で実施され、以下に記載するような効果を奏す
る。
【0039】人手でユニット建物の走行レールを据付基
礎上へ設置する作業が容易にできるので、走行レールの
設置又は撤去作業に多くの労力を要しない迅速な作業が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願に係る発明のユニット建物送りレール
交差構造を設ける据付基礎の一例を示す斜視図である。
【図2】図1の据付基礎の一部を示す平面図である。
【図3】図2の走行レール交差部を示す拡大斜視図であ
る。
【図4】図3に示す交差位置を含む縦方向の走行レール
の図面であり、(a) は平面図、(b) は側面図である。
【図5】図4に示す走行レールに設ける着脱レールの図
面であり、(a) は平面図、(b)は側面図である。
【図6】図2に示す縦基礎後端における縦方向の走行レ
ールの図面であり、(a) は平面図、(b) は側面図であ
る。
【図7】図3に示す横方向の走行レールの図面であり、
(a) は平面図、(b) は側面図である。
【図8】図3に示す交差レールの図面であり、(a) は平
面図、(b) は側面図である。
【図9】図2に示す横基礎右端における横方向の走行レ
ールの図面であり、(a) は平面図、(b) は側面図であ
る。
【図10】図2に示す横基礎中間位置における交差レー
ルの図面であり、(a) は平面図、(b) は側面図である。
【図11】従来のユニット建物施工装置を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1…横基礎 2…縦基礎 2a…ユニット建物固定部材 3…走行レール 3a…連結部材 4…搬入口 5…搬入レール 7…補助レール 8…取付金具 9…基礎梁 9a…係止溝 10…連結部材 10a…ピン 11…固定部材 12…着脱レール 12a…係止孔 13…走行レール 13a…係止孔 14…交差レール 14a…車止め 14b,14d…係止孔 14c…切除部 15…着脱レール取付部 16…係止部材 17…走行レール 18…固定部材 19…車止め 20…係止部材 22…交差レール 22a…車止め 22b,22d…係止孔 22c…切除部 23…走行レール 23a,23c…係止孔 23b…切除部 L…縦方向 S…横方向 B…据付基礎 C…仮基礎 F…係合手段 P…交差位置 U…ユニット建物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅田 英二 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (72)発明者 八幡 洋史 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (72)発明者 野上 利樹 茨城県つくば市和台32番地 株式会社セキ スイハーモネート施工技術センター内 (72)発明者 内田 直人 茨城県つくば市和台32番地 株式会社セキ スイハーモネート施工技術センター内 (72)発明者 住田 和美 奈良県大和郡山市横田町141−1 センコ ー株式会社奈良支店内 Fターム(参考) 2E174 CA06 CA30 DA22 DA57

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニット建物を据付基礎上の縦方向又は
    横方向に搬送して据付位置まで送る送り用走行レールに
    おいて、 前記据付基礎上に設ける走行レールを送り方向に分割す
    るとともに、該分割した走行レール単位に、前記据付基
    礎上の所定位置に設けるための位置決め手段を設け、該
    走行レール単位の端部に、隣接する走行レール単位の端
    部と係合して連続したレールを形成する係合手段を設け
    たことを特徴とするユニット建物の送り用走行レール。
  2. 【請求項2】 走行レールの位置決め手段を、該走行レ
    ールの側部に固定部材を配設して構成し、該固定部材の
    取付位置を据付基礎のユニット建物固定部材で固定でき
    る位置にしたことを特徴とする請求項1記載のユニット
    建物の送り用走行レール。
  3. 【請求項3】 走行レールの送り方向変更箇所に、該走
    行レールの上部所定範囲が着脱可能な着脱レールを設け
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のユニッ
    ト建物の送り用走行レール。
  4. 【請求項4】 走行レールの着脱レール取外し位置に、
    該走行レールと交差する方向に設ける交差レールを係止
    して位置決めを行う係止部材を設けたことを特徴とする
    請求項3記載のユニット建物の送り用走行レール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013139114A (ja) * 2012-01-05 2013-07-18 Ricoh Co Ltd 液体カートリッジ、画像形成装置

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