JP3177555U - 組立式階段 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置現場で容易に組み立てることができるとともに、設置環境に応じて傾斜角度を変更することができる組立式階段を提供する。
【解決手段】組立式階段は、その構成部材として、一対の側桁部材10と、側桁部材10間に段差状に配置されるとともに、その両側部において側桁部材10に軸支される複数の踏板部材20と、隣り合う踏板部材20同士を連結して、側桁部材10に対する踏板部材20の回動を規制する規制部材30とを備えている。そして、側桁部材10、踏板部材20、及び規制部材30の各部材同士は、ボルト及びナットからなる結合部材40によって互いに固定される。
【選択図】図1

Description

本考案は、例えば、工事現場等において仮設階段として用いられる組立式階段に関する。
工事現場等において用いられる仮設階段としては、例えば特許文献1に記載される仮設階段が知られている。特許文献1の仮設階段は、柱部材と梁部材とからなる骨組状の階段架構と、階段架構に掛け渡される階段ユニットとから構成されている。階段ユニットは、左右一対のささら桁と、ささら桁に取り付けられた複数段の踏板とからなる階段本体部分である。
特許文献1の仮設階段の場合、階段架構部分については、未組立の柱部材及び梁部材として設置現場に持ち込まれるとともに設置現場にて組み立てられている。一方、階段ユニット部分については、溶接等により予め組み立てられた状態として設置現場に持ち込まれ、設置現場においては階段架構に対して取り付ける作業のみが行われている。
特開平10−311136号公報
上記のとおり、特許文献1の仮設階段の場合、階段ユニット部分は、予め組み立てられた状態として設置現場に運び込まれている。そのため、設置現場まで輸送する際に、車両等の輸送手段に対して多大な輸送スペースを確保しなければならない。さらに、階段ユニットは非常に大きな部材であることから、上げ下ろし等の荷役作業のために大型の重機を用意する必要もある。
また、特許文献1の仮設階段の場合、設置現場の環境に応じて階段ユニットの細かな調節を行うことが難しいという問題がある。例えば、階段ユニットの踏板は、ささら桁を予め設定された傾斜角度に配置したときに水平状態となるようにささら桁に溶接固定されており、ささら桁に対する取付角度は変更不能となっている。そのため、設置現場において、階段ユニット(ささら板)の傾斜角度を変更したいという状況が生じたとしても、踏板の水平性を維持しつつ階段ユニットの傾斜角度を変更することはできない。
本考案は、こうした従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、設置現場で容易に組み立てることができるとともに、設置環境に応じて傾斜角度を変更することができる組立式階段を提供することにある。
上記の目的を達成するために請求項1に記載の組立式階段は、一対の側桁部材と、前記側桁部材間に段差状に配置されるとともに、その両側部において前記側桁部材に軸支される複数の踏板部材と、隣り合う前記踏板部材同士を連結して、前記側桁部材に対する前記踏板部材の回動を規制する規制部材と、前記側桁部材、前記踏板部材、及び前記規制部材の各部材同士を互いに固定する結合部材とを備えることを特徴とする。
組立式階段を構成する側桁部材、踏板部材、及び規制部材の各部材を組み合わせ、それらを結合部材にて固定することにより組み立て可能に構成されている。そのため、設置現場において、溶接等の専門的な作業を要することなく、上記各部材から階段を容易に組み立てることができる。これにより、設置現場に組立式階段を運ぶ際に、組立式階段を構成する各部材ごとに運ぶことが可能となり、車両等の輸送手段における輸送スペースの確保や、荷役作業が容易となる。
さらに、踏板部材は、その両側部にて側桁部材に軸支される構成であるため、組み立て時において、側桁部材に対する踏板部材の取付角度を任意に変更することができる。これにより、組み立て時において、設置環境に応じて側桁部材の傾斜角度を決定し、側桁部材を決定した傾斜角度としたときに水平状態となる取付角度に踏板部材を取り付けることが可能となる。よって、踏板部材の水平性を維持しつつ、設置環境に応じて組立式階段の傾斜角度を変更することができる。なお、組み立て後においては、隣り合う踏板部材同士が規制部材によって連結されることにより、側桁部材に対する踏板部材の回動が規制されている。これにより、踏板部材の安定性が確保されている。
請求項2に記載の組立式階段は、請求項1に記載の考案において、複数組の前記組立式階段を前記側桁部材の長手方向に接続するための接続部材を更に備え、前記接続部材は、前記側桁部材の上端部分に固定可能な上端固定部と、同下端部分に固定可能な下端固定部とを有することを特徴とする。上記構成によれば、設置環境に適した長さとなるように、複数組の組立式階段を接続して階段の長さを容易に調節することができる。
請求項3に記載の組立式階段は、請求項1又は請求項2に記載の考案において、前記側桁部材に軸支される手摺部材を更に備えることを特徴とする。上記構成によれば、組み立て時において、踏板部材と同様に、側桁部材に対する手摺部材の取付角度を任意に変更することができる。
本考案の組立式階段によれば、設置現場で容易に組み立てることができるとともに、設置環境に応じて傾斜角度を変更することができる。
組立式階段の斜視図。 図1のA−A線断面図。 組立式階段の部分上面図。 組立式階段の接続状態を示す図。 別例の組立式階段の斜視図。 手摺部材を備える組立式階段の側面図。
以下、本考案の組立式階段の実施形態を図面に基づいて説明する。
組立式階段は、左右に平行に配置される一対の側桁部材10と、側桁部材10間に段差状に配置される複数の踏板部材20と、隣り合う踏板部材20同士を連結する規制部材30とを備えている。
図1に示すように、側桁部材10は長尺状に形成される平板部材である。側桁部材10の長手方向に沿う両側縁部分には、外側へ向かって突出するフランジ11がそれぞれ設けられている。側桁部材10の幅方向の中心部には、踏板部材20の取り付けに用いる複数の貫通孔が長手方向に並設されている。なお、図1においては、上記貫通孔は後述する結合部材40に重なる位置に形成されている。
図1及び2に示すように、一対の側桁部材10間には、複数の踏板部材20が取り付けられている。各踏板部材20は、上面部分が踏み面として機能する長四角板状の基部21と、基部21の前縁及び両側縁から下方へ向かってそれぞれ立設される前壁22及び側壁23と、基部21の後縁から上方へ向かって立設される後壁24とを備えている。
踏板部材20の両側壁23の中央部には、側桁部材10の取り付けに用いる貫通孔が形成されている。また、踏板部材20の後壁24の背面には、連結部25が溶接により一体に設けられている。連結部25は、その下端が基部21よりも下方側に突出するように形成されるとともに、その下端側の突出部分に対して、規制部材30の取り付けに用いる貫通孔が設けられている。なお、図1においては、上記貫通孔は後述する結合部材40に重なる位置に形成されている。
図1及び2に示すように、各踏板部材20は一対の側桁部材10間において、側桁部材10に沿って段差状に並ぶように配置された状態として側桁部材10に取り付けられている。踏板部材20に対する側桁部材10の固定は、ボルト及びナットからなる結合部材40によりなされている。つまり、踏板部材20の両側壁23に設けられる貫通孔と、側桁部材10に設けられる貫通孔に結合部材40を挿通させるとともに、踏板部材20の側壁23と側桁部材10とを挟んで結合部材40を締結することによって互いに固定されている。なお、結合部材40の締結を緩めた場合には、結合部材40を軸として側桁部材10に対して踏板部材20を回動させることが可能であり、側桁部材10に対する踏板部材20の取付角度の調節を行うことができる。
図1及び2に示すように、複数の踏板部材20における上下に隣接する踏板部材20間には、隣接する踏板部材20同士を連結する規制部材30がそれぞれ取り付けられている。規制部材30は長尺板状をなす部材であって、その上端部及び下端部には、踏板部材20の取り付けに用いる長孔状の貫通孔が形成されている。なお、図1においては、上記貫通孔は後述する結合部材40に重なる位置に形成されている。
各規制部材30は、隣接する踏板部材20間において、踏板部材20の連結部25の下端部分の側面に重ねるようにして配置されるとともに、踏板部材20の連結部25に対して左右交互に位置するように配置されている。つまり、一段目と二段目の踏板部材20の間に設けられる規制部材30、及び三段目と四段目の踏板部材20の間に設けられる規制部材30は、各踏板部材20の連結部25の右側に配置されている。一方、二段目と三段目の踏板部材20の間に設けられる規制部材30、及び四段目と五段目の踏板部材20の間に設けられる規制部材30は、各踏板部材20の連結部25の左側に配置されている。そして、最下段及び最上段に位置する踏板部材20を除く、中央側に位置する踏板部材20の連結部25に対しては、その左右両側に規制部材30が配置されている。
踏板部材20の連結部25に対する規制部材30の固定は、踏板部材20に対する側桁部材10の固定と同様に結合部材40によりなされている。つまり、踏板部材20の連結部25に形成される貫通孔と、規制部材30の下端部又は上端部に形成される貫通孔に結合部材40を挿通させるとともに、連結部25と規制部材30の下端部又は上端部とを挟んで結合部材40を締結することによって互いに固定されている。このように、隣接する踏板部材20同士が規制部材30により連結されるとともに、規制部材30を介して互いに固定されることによって、側桁部材10に対する各踏板部材20の回動が規制されている。
なお、二つの規制部材30が取り付けられる、最上位及び最下位に位置する踏板部材20を除く、中央側に位置する踏板部材20においては、連結部25と一方の規制部材30の下端部との固定、及び連結部25と他方の規制部材30の上端部との固定を共通の結合部材40を用いて行っている。つまり、踏板部材20の連結部25の貫通孔と、一方の規制部材30の下端側の貫通孔と、他方の規制部材30の上端側の貫通孔を重ねた状態として、これら3つの部材を挟んで結合部材40を締結することによって固定している。
また、図1に示すように、各側桁部材10の下端部には、設置面に対して組立式階段(側桁部材10)を安定して接地させるための脚部51が取り付けられている。側桁部材10に対する脚部51の固定は、踏板部材20に対する側桁部材10の固定と同様に、側桁部材10の下端部及び脚部51に設けられる貫通孔に対して、結合部材40を挿通させるとともに、側桁部材10と脚部51とを挟んで結合部材40を締結することによりなされている。なお、結合部材40の締結を緩めた場合には、結合部材40を軸として側桁部材10に対して脚部12を回動させることが可能であり、側桁部材10に対する脚部12の取付角度の調節を行うことができる。
次に、本実施形態の組立式階段の組立方法(作用)について説明する。
ここでは、所定高さに位置する上部足場と地面との間に設置される組立式階段に関し、組立式階段の組み立て及び設置を同時に行う方法について説明する。まず、一対の側桁部材10のそれぞれについて、その下端部に対して結合部材40を用いて脚部12を取り付ける。このとき、結合部材40を緩めて締結し、側桁部材10に対して脚部12を回動可能な状態としておく。
次に、脚部12を取り付けた一方の側桁部材10を上部足場から吊り下げる。そして、側桁部材10の上端が上部足場に位置するとともに脚部12が地面に接地する状態となるように側桁部材10を傾ける。これにより、側桁部材10の傾斜角度が決定される。そして、側桁部材10に対して脚部12を回動させて、脚部12の底面が地面に対して平行に接地されるように脚部12の取付角度を調節した後、結合部材40を締め付けて脚部12を回動不能に固定する。他方の側桁部材10についても同様にして、傾斜角度を決定するとともに、側桁部材10に対する脚部12の取付角度の調節を行う。そして、両側桁部材10を所定の間隔をあけて平行に配置する。ここで、側桁部材10間の間隔は踏板部材20の長さ、即ち側壁23間の長さよりも長く設定しておく。
次に、側桁部材10に対する一段目の踏板部材20の取り付けを行う。まず、両側桁部材10間に一段目の踏板部材20を挿入する。このとき、側桁部材10間の間隔は、踏板部材20の長さよりも長く設定されているため、踏板部材20を容易に挿入することができる。挿入後、側桁部材10に並設される貫通孔の位置に基づいて踏板部材20の位置合わせを行うとともに、両側桁部材10のそれぞれに対して結合部材40を用いて踏板部材20を取り付ける。
このとき、図3に示すように、側桁部材10間の間隔と踏板部材20の長さとのギャップを埋めるべく、踏板部材20と一方側の側桁部材10との間に、板状のスペーサSを挿入する。このスペーサSの中央部には切欠Saが形成されている。そのため、スペーサSの切欠Saと結合部材40とを対応させることで、踏板部材20及び側桁部材10の各貫通孔に対して結合部材40の挿通させた状態であっても、スペーサSの挿入作業を容易に行うことができる。
また、スペーサSの挿入後、側桁部材10に対して踏板部材20を回動させて、踏板部材20の基部21が水平状態となるように踏板部材20の取付角度を調節した後、結合部材40を締め付けてスペーサSと共に踏板部材20を回動不能に仮固定する。その後、一段目の踏板部材20の連結部25の右側位置に対して、結合部材40を用いて規制部材30の下端部を取り付ける。このとき、結合部材40を緩めて締結し、踏板部材20の連結部25に対して、規制部材30を回動可能な状態としておく。
次に、一段目の踏板部材20と同様にして、側桁部材10に対する二段目の踏板部材20の取り付けを行う。二段目の踏板部材20の取り付けにおいては、規制部材30の取り付け作業が一段目の踏板部材20と異なっている。二段目の踏板部材20の連結部25に規制部材30を取り付ける際には、一段目の踏板部材20の連結部25に取り付けられている規制部材30を回動させて、その上端部を二段目の踏板部材20の連結部25の右側位置に重ねる。そして、二段目の踏板部材20の連結部25の左側位置に別の規制部材30の下端部を重ねた状態として、二段目の踏板部材20の連結部25に対して、一段目の踏板部材20の連結部25に取り付けられている規制部材30の上端部と、別の規制部材30の下端部を、結合部材40を用いて取り付ける。
このとき、結合部材40を緩めて締結し、二段目の踏板部材20の連結部25に対して、下端部が取り付けられた側の規制部材30を回動可能な状態としておく。そして、一段目の踏板部材20の連結部25と規制部材30とを締結する結合部材40を締め付けて、一段目と二段目の踏板部材20に取り付けられる規制部材30を回動不能に固定する。なお、側桁部材10に対する踏板部材20の取付角度に応じて一段目と二段目の踏板部材20の連結部25間の距離は変化するが、長孔状に形成される規制部材30の貫通孔内において、結合部材40の位置を適宜変更することで調整することができる。
二段目の踏板部材20と同様にして、側桁部材10に対する三段目以降の踏板部材20の取り付けを順に行う。なお、二段目以降の踏板部材20の取り付けに際しては、既に側桁部材10に対して回動不能に固定されている下段側の踏板部材20の上に乗って作業を行う、つまり階段を上りつつ上段の踏板部材20の取り付けを行うことも可能であり、この場合には、常に同様の姿勢で作業を行うことができる。
一対の側桁部材10に対して全ての踏板部材20を取り付けた後、スペーサSを挟んで一方側の側桁部材10と踏板部材20とを仮固定していた結合部材40を緩める。そして、一方側の側桁部材10と踏板部材20との間からスペーサSを除去するとともに、再び結合部材40を締結して、側桁部材10と踏板部材20とを互いに固定する。上記スペーサSの除去作業を各段の踏板部材20についてそれぞれ行うことにより、組立式階段の組み立て及び設置が完了する。
次に、本実施形態における効果について以下に記載する。
(1)本実施形態の組立式階段は、その構成部材として、一対の側桁部材10と、側桁部材10間に段差状に配置されるとともに、その両側部において側桁部材10に軸支される複数の踏板部材20とを備えている。そして、各構成部材を組み合わせ、それらをボルト及びナットからなる結合部材40にて固定することにより組み立て可能に構成されている。
上記構成によれば、設置現場において、溶接等の専門的な作業を要することなく、上記構成部材から階段を容易に組み立てることができる。これにより、設置現場に組立式階段を運ぶ際に、組立式階段を構成部材ごとに運ぶことが可能となり、車両等の輸送手段における輸送スペースの確保や、荷役作業が容易となる。
(2)踏板部材20は、その両側部にて側桁部材10に軸支される構成であり、側桁部材10に対する踏板部材20の取付角度を任意に変更することができる。これにより、組み立て時において、設置環境に応じて側桁部材10の傾斜角度を決定し、その傾斜角度に側桁部材10を傾けたときに水平状態となるように踏板部材20の取付角度を調節することができる。よって、踏板部材20の水平性を維持しつつ、設置環境に応じて組立式階段の傾斜角度を調節することができる。
また、組立済みとして設置現場に運び込まれる従来の階段は、傾斜角度等を設定するために、設置現場の設置環境を事前に調査する必要があったが、本実施形態の組立式階段は、設置環境に応じて組立式階段の傾斜角度を調節可能であるため、設置環境の詳細な事前調査を行う必要がない。
(3)隣り合う踏板部材20同士を連結して、側桁部材10に対する踏板部材20の回動を規制する規制部材30を備えている。上記構成によれば、側桁部材10に対する踏板部材20の回動が規制されて、踏板部材20の安定性を確保することができる。
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。また、次の変更例を互いに組み合わせ、その組み合わせの構成のように上記実施形態を変更することも可能である。
・ 複数組の組立式階段を側桁部材10の長手方向に接続する接続部材を更に設けて、組立式階段の長さを伸長可能な構成としてもよい。このように構成した場合には、設置環境に適した長さとなるように、複数組の組立式階段を接続して階段の長さを容易に調節することができる。
例えば、図4に示す例では4つの接続部材52が設けられている。この接続部材52は長四角板状の部材であって、その一端側には、側桁部材10の上端部を取り付けるための貫通孔(上端固定部)が形成されるとともに、他端側には側桁部材10の下端部を取り付けるための貫通孔(下端固定部)が形成されている。また、この場合には、接続部材52を取り付け可能とするために、側桁部材10の各フランジ11の上端部及び下端部に、接続部材52の取り付けに用いる貫通孔が形成されている。
2組の組立式階段を接続する場合には、各組立式階段の側桁部材10の端縁同士を突き合わせて、2組の両組立式階段を側桁部材10の長手方向に並べる。そして、側桁部材10のフランジ11の端縁同士が向かい合う各部位(4箇所)を、接続部材52を用いてそれぞれ接続する。具体的には、下側に位置する組立式階段の側桁部材10のフランジ11の上端と、上側に位置する組立式階段の側桁部材10のフランジ11の下端とに跨るようにして接続部材52を両フランジ11に重ね合わる。そして、両側桁部材10と接続部材52とを結合部材40を用いてそれぞれ固定する。
・ 規制部材30の構成を変更してもよい。例えば、規制部材30の上端部及び下端部について、一個の長穴状の貫通孔を形成する構成から、複数の貫通孔を並設する構成に変更し、踏板部材20の取付角度に応じて使用する貫通孔を適宜選択するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、規制部材30は、隣り合う踏板部材20の後縁(連結部25)同士を連結するものであったが、図5に示すように、上段側に位置する踏板部材20の前縁(前壁22)と、その下段側に隣接して位置する踏板部材20の後縁(後壁24)とを連結するものとしてもよい。この場合、踏板部材20の連結部25は省略される。
・ 図6に示すように、手摺部材60を更に備える構成としてもよい。図6に示す例においては、手摺部材60は、2本の縦棒材61と、縦棒材61間に架橋される3本の横棒材62と、縦棒材61の下端部を側桁部材10に取り付けるためのブラケット63とから構成されている。縦棒材61に対する横棒材62及びブラケット63の固定は、組立式階段の他の構成部材の部材間の固定と同様に結合部材40によりなされている。
ブラケット63は、最下段及び最上段に位置する踏板部材20を側桁部材10に取り付ける結合部材40によって、側桁部材10に対して踏板部材20と共に固定されている。そのため、結合部材40の締結を緩めた場合には、結合部材40を軸として側桁部材10に対してブラケット63を回動させることが可能であり、これにより側桁部材10に対するブラケット63の取付角度、即ち手摺部材60の取付角度の調節を行うことができる。また、側桁部材10に対して、踏板部材20を固定する結合部材40と、ブラケット63を固定する結合部材40を共通化することにより、手摺部材60の追加による部品点数の増加を抑制することができる。
・ 結合部材40の構成はボルト及びナットに限定されるものではなく、設置現場において、組立式階段の各構成部材同士を容易に固定することのできる構成であればよい。また、各結合部材40は全て同一の結合部材であってもよいし、それぞれ異なる結合部材であってもよい。
・ 側桁部材10等の組立式階段の各構成部材に対して、脚部12や踏板部材20の取付角度を調節する際の目安となる目盛り等の角度指標を設けてもよい。
・ 組立式階段を組み立てる際に、上記実施形態ではスペーサSを除去する作業を行っていたが、スペーサSを除去することなく、踏板部材20と側桁部材10との間にスペーサSを挿入したままの状態で使用することもできる。
10…側桁部材、20…踏板部材、30…規制部材、40…結合部材、52…接続部材、60…手摺部材。

Claims (3)

  1. 一対の側桁部材と、
    前記側桁部材間に段差状に配置されるとともに、その両側部において前記側桁部材に軸支される複数の踏板部材と、
    隣り合う前記踏板部材同士を連結して、前記側桁部材に対する前記踏板部材の回動を規制する規制部材と、
    前記側桁部材、前記踏板部材、及び前記規制部材の各部材同士を互いに固定する結合部材とを備えることを特徴とする組立式階段。
  2. 複数組の前記組立式階段を前記側桁部材の長手方向に接続するための接続部材を更に備え、
    前記接続部材は、前記側桁部材の上端部分に固定可能な上端固定部と、同下端部分に固定可能な下端固定部とを有することを特徴とする請求項1に記載の組立式階段。
  3. 前記側桁部材に軸支される手摺部材を更に備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の組立式階段。
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