JP2000120223A - 瓦 - Google Patents

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JP2000120223A
JP2000120223A JP10295803A JP29580398A JP2000120223A JP 2000120223 A JP2000120223 A JP 2000120223A JP 10295803 A JP10295803 A JP 10295803A JP 29580398 A JP29580398 A JP 29580398A JP 2000120223 A JP2000120223 A JP 2000120223A
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康正 深谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】二本縦棧を利用して葺設する工法は、対の座台
を設ける構成である。従って、瓦の焼成時の条件等で、
当該対の座台間の寸法が区々となった場合、二本の縦瓦
棧に適合しない状況となり大変に困る。葺設に時間を要
する。多数本の縦瓦棧を要することから、手間を要す
る。コスト高となる。 【解決手段】本発明は、瓦1の尻側1bの裏面1”に横棧に
係止される引掛け4及び縦棧R2に係止等される係止台6及
び支持台2を膨出形成するとともに、この支持台等と対
峙する側に屋根地R1に接触する安定台3を設け、この支
持台と安定台を横方向に列設することを特徴とする構成
である。従って、地割り位置に設けられた縦棧を利用し
て、瓦を簡易かつ迅速に葺設できる。縦棧への係止と屋
根地に接触する安定台を利用して、瓦を安定的かつ確実
に葺設できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縦棧を利用して屋
根を葺設するに適した瓦に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の横棧を利用して屋根を葺設する工
法は、種々の弊害があるので、その一例を説明する。
(イ)横棧による雨水溜りが発生し、雨水の迅速な流下が
できない。(ロ)前記雨水溜り回避用の水抜き用木ずりを
要すること、及び当該木ずりの手配及び取付け等に伴う
作業の煩雑化を招来する。又は時間的なロスが発生する。
(ハ)地割りの目安がなく、地割作業及び熟練を要する。
【0003】以上の横棧を利用する葺設工法には、少し
問題点があることから、この従来工法に替る新しい葺設
工法が要望されている。この要望に応える工法として縦
棧を利用する葺設工法があり、その一例を文献(1)、(2)
を基に説明する。文献(1)は特開平10-68194号の屋根葺
構造であり、野地(屋根地)上に、棟側から軒先側へ延び
る複数の縦瓦棧(縦棧)を桁方向に間隔を開けて固定し、
この縦瓦棧の相隣接する縦瓦棧に屋根葺材(瓦)を載置す
る工法であり、瓦の尻側裏面に縦瓦棧に載置される対の
座台を設ける構成である。文献(2)は実公平4-25849号の
瓦であり、屋根地に設けた縦瓦棧に嵌入される嵌込み凹
部を、瓦の裏面で側端部の後端部で、かつ当該瓦が隣接
する他の瓦に潜り込む平瓦部の裏面(換言すると、瓦の
裏面の差込み側であって、その尻部)に設ける構成であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記文献(1)は、対の
座台を設ける構成である。従って、瓦の焼成時の条件等
で、当該対の座台間の寸法が区々となった場合、二本の
縦瓦棧に適合しない状況となり大変に困ること、葺設に
時間を要すること、等の課題がある。またこの文献(1)
は、多数本の縦瓦棧を要することから、手間を要するこ
と、コスト高となること、等の実用的な課題もある。
【0005】前記文献(2)は、瓦の潜り込みで、その裏
面の差込み側の尻部に設ける構成である。従って、瓦の
焼成時の条件等で、嵌込み凹部が寸法の大小、又は変形
等した場合、縦瓦棧との嵌合が図れず問題が残る。また
この文献(2)は、瓦の潜り込む平瓦部の裏面に嵌込み凹
部を設ける構成である。従って、通常S形瓦には適する
反面、和形瓦には不向な処がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、地割
り位置に設けられた縦棧を利用して、瓦を簡易かつ迅速
に葺設すること、及び前記縦棧への係止と屋根地に接触
する安定台を利用して、瓦を安定的かつ確実に葺設する
こと、又は屋根地の雨水の流下を促進すること、等を目
的とする。
【0007】請求項1は、瓦の尻側裏面に、屋根地に葺
設した縦棧に係止される係止台及び支持台を膨出形成す
るとともに、この支持台等と対峙する側に前記屋根地に
接触する安定台を設け、前記支持台と安定台を横方向に
列設することを特徴とする瓦である。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明に、更に
在来の横棧を利用して葺設できる構成とし、違和感なく
使用できること、及び多目的に利用できる瓦を提供する
ことを目的とする。
【0009】請求項2は、瓦の尻側裏面に、屋根地に葺
設した横棧に係止される引掛け、安定駒及びこの屋根地
に葺設した縦棧に係止される係止台及び支持台を膨出形
成するとともに、この支持台等と対峙する側に前記屋根
地に接触する安定台を設け、前記支持台と安定台を横方
向に列設することを特徴とする瓦である。
【0010】請求項3の発明は、引掛け及び安定台の破
損防止、製作上の容易性等を目的とする。
【0011】請求項3は、引掛けと、この引掛けに近い
安定台を連設する構成とした瓦である。
【0012】請求項4の発明は、引掛け及び安定台及び
支持台並びに係止台の破損防止、製作上の容易性等を目
的とする。
【0013】請求項4は、引掛けと、安定台及び支持台
並びに係止台を曲面状に連設する構成とした瓦である。
【0014】
【発明の実施の形態】屋根(R)の屋根地(R1)に地割り寸
法に対応して多数本の縦棧を取付ける。この縦棧を目安
として、当該縦棧に瓦の尻側の棧側(尻棧側)の係止台を
係止し、かつ支持台を載置する。一方、瓦の尻側の差込
み側(尻差込み側)の安定台は屋根地(R1)に当接する。従
って、この係止台及び支持台による縦棧への載置と、こ
の安定台の屋根地(R1)への当接とによる二箇所の安定設
置が図れることから、当該瓦のぐらつき防止に役立つ特
徴がある。従来の弊害防止に役立つ。
【0015】その後、この支持台に向って瓦の表面より
釘を打込むと、当該釘は縦棧に打込まれるか、又は縦棧
を貫通し屋根地(R1)に打込まれる。従って、仮りに当該
釘を伝って侵入する雨水は、縦棧で受け止めることがで
きるので、屋根地(R1)に達することは極めて少ない。こ
の釘の打込み位置は、棧頭側の近傍で打ち込まれること
から、隣接する他の瓦の差込み側を確実かつ強固に押え
得る効果があり、風雨瓦として有益である。
【0016】尚、引掛けがあるときは、当該引掛けも屋
根地(R1)に当接する。また引掛けと安定台とが一体形で
は、曲面凹部を設け、屋根地(R1)との全面接触を避け
る。またこの引掛けがあるときは、当該引掛けを横棧に
係止するとともに、縦棧に係止台を係止し、かつ支持台
を載置する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0018】1は頭側1a、尻側1b、差込み側1c及び棧側1
dを備えた瓦で、この瓦1の裏面1"の尻側1bには屋根地(R
1)の縦棧(R2)に載置される支持台2が設けられており、
本発明の縦棧工法の基本構成である。またこの瓦1の裏
面1"の尻側1bで、かつ前記支持台2に対峙する方向に屋
根地(R1)に当接する安定台3が設けられている。この安
定台3の底面は縦棧(R2)の取付面と略面一となってい
る。
【0019】4は瓦1の裏面1"の尻側1bに設けた引掛けで
あり、必要により設けられる。この引掛け4は在来のも
のと同様な使用態様となる。
【0020】5は前記安定台3と引掛け4とを一体形にし
た構成の引掛け兼安定台で、この引掛け兼安定台5は当
該安定台3の強度の向上、瓦1の接地の安定性、同荷重の
安定性、瓦1及び当該安定台3等の欠け防止、等に役立つ
特徴がある。尚、接地面5aに曲面凹部5a'を設け、雨水
の流下を図ることも可能である。図中6は支持台2の側面
に設けた係止台で、この係止台6は縦棧R2の側面に係止
される。7は裏面1”の尻側1bに設けた棧木安定面、8は
裏面1”の尻側1bに設けた安定駒、をそれぞれ示す。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明は、瓦の尻側裏面に縦棧
に係止される係止台及び支持台を膨出形成するととも
に、この支持台等と対峙する側に屋根地に接触する安定
台を設け、この支持台と安定台を横方向に列設すること
を特徴とする構成である。従って、地割り位置に設けら
れた縦棧を利用して、瓦を簡易かつ迅速に葺設できる。
又は縦棧への係止と屋根地に接触する安定台を利用し
て、瓦を安定的かつ確実に葺設できる。また屋根地の雨
水の流下を促進できる。
【0022】請求項2の発明は、瓦の尻側裏面には横棧
に係止される引掛け、安定駒及び縦棧に係止される係止
台及び支持台を膨出形成するとともに、この支持台等と
対峙する側に屋根地に接触する安定台を設け、この支持
台と安定台を横方向に列設することを特徴とする構成で
ある。従って、請求項1の発明に、更に在来の横棧を利用
して葺設できる。又は多目的(縦棧工法及び/又は横棧
工法等)に利用できる瓦である。
【0023】請求項3の発明は、引掛けと安定台を連設
する構成である。従って、引掛け及び安定台の破損防
止、製作上の容易性が図れる。
【0024】請求項4の発明は、引掛けと、安定台及び
支持台並びに係止台を曲面状に連設する構成である。従
って、引掛け及び安定台及び支持台並びに係止台の破損
防止、製作上の容易性が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を説明する裏面図である。
【図2】図1の拡大斜視図である。
【図3】図1の葺設状態の正面図である。
【図4】図1の葺設状態の要部を示す一部欠截の斜視図で
ある。
【図5】本発明の他の一例を説明する裏面図である。
【図6】図5の拡大斜視図である。
【図7】図5の葺設状態の正面図である。
【図8】本発明のさらに他の一例を説明する斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 瓦 1" 裏面 1a 頭側 1b 尻側 1c 差込み側 1d 棧側 2 支持台 3 安定台 4 引掛け 5 引掛け兼安定台 5a 接地面 5a' 曲面凹部 6 係止台 7 棧木安定面 8 安定駒 R 屋根 R1 屋根地 R2 縦棧
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月13日(1999.9.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 瓦
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縦棧を利用して屋
根を葺設するに適した瓦に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の横棧を利用して屋根を葺設する工
法は、種々の弊害があるので、その一例を説明する。
(イ)横棧による雨水溜りが発生し、雨水の迅速な流下が
できない。(ロ)前記雨水溜り回避用の水抜き用木ずりを
要すること、及び当該木ずりの手配及び取付け等に伴う
作業の煩雑化を招来する。又は時間的なロスが発生する。
(ハ)地割りの目安がなく、地割作業及び熟練を要する。
【0003】以上の横棧を利用する葺設工法には、少し
問題点があることから、この従来工法に替る新しい葺設
工法が要望されている。この要望に応える工法として縦
棧を利用する葺設工法があり、その一例を文献(1)、(2)
を基に説明する。文献(1)は特開平10-68194号の屋根葺
構造であり、野地(屋根地)上に、棟側から軒先側へ延び
る複数の縦瓦棧(縦棧)を桁方向に間隔を開けて固定し、
この縦瓦棧の相隣接する縦瓦棧に屋根葺材(瓦)を当接す
る工法であり、瓦の尻側裏面に縦瓦棧に当接される対の
座台を設ける構成である。文献(2)は実公平4-25849号の
瓦であり、屋根地に設けた縦瓦棧に嵌入される嵌込み凹
部を、瓦の裏面で側端部の後端部で、かつ当該瓦が隣接
する他の瓦に潜り込む平瓦部の裏面(換言すると、瓦の
裏面の差込み側であって、その尻部)に設ける構成であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記文献(1)は、対の
座台を設ける構成である。従って、瓦の焼成時の条件等
で、当該対の座台間の寸法が区々となった場合、二本の
縦瓦棧に適合しない状況となり大変に困ること、葺設に
時間を要すること、等の課題がある。またこの文献(1)
は、多数本の縦瓦棧を要することから、手間を要するこ
と、コスト高となること、等の実用的な課題もある。
【0005】前記文献(2)は、瓦の潜り込みで、その裏
面の差込み側の尻部に設ける構成である。従って、瓦の
焼成時の条件等で、嵌込み凹部が寸法の大小、又は変形
等した場合、縦瓦棧との嵌合が図れず問題が残る。また
この文献(2)は、瓦の潜り込む平瓦部の裏面に嵌込み凹
部を設ける構成である。従って、通常S形瓦には適する
反面、和形瓦には不向な処がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、地割
り位置に設けられた縦棧を利用して、瓦を簡易かつ迅速
に葺設すること、及び前記縦棧への係止と屋根地に接触
する安定台を利用して、瓦を安定的かつ確実に葺設する
こと、又は屋根地の雨水の流下を促進すること、等を目
的とする。
【0007】請求項1は、瓦の尻側裏面に、屋根地に設
けた縦棧の側面に係止する係止当て部及びこの縦棧の上
面に当接する支持台を膨出形成するとともに、この支持
と対峙する側に前記屋根地に接触する安定台を設けた
ことを特徴とする瓦である。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明に、更に
在来の横棧を利用して葺設できる構成とし、違和感なく
使用できること、及び多目的に利用できる瓦を提供する
ことを目的とする。
【0009】請求項2は、瓦の尻側裏面に、屋根地に設
けた横棧に係止する引掛け、及びこの横棧に当接する安
定駒、及び前記屋根地に設けた縦棧の側面に係止する係
止当て部及びこの縦棧の上面に当接する支持台を膨出形
成するとともに、この支持台と対峙する側に前記屋根地
に接触する安定台を設けたことを特徴とする瓦である。
【0010】請求項3の発明は、引掛け及び安定台の破
損防止、製作上の容易性等を目的とする。
【0011】請求項3は、引掛けと、この引掛けに近い
安定台を連設する構成とした瓦である。
【0012】請求項4の発明は、引掛け及び安定台及び
支持台並びに係止台の破損防止、製作上の容易性等を目
的とする。
【0013】請求項4は、引掛けと、安定台及び支持台
並びに係止台を曲面状に連設する構成とした瓦である。
【0014】
【発明の実施の形態】屋根(R)の屋根地(R1)に地割り寸
法に対応して多数本の縦棧を取付ける。この縦棧を目安
として、この縦棧の側面に瓦の尻側の棧側(尻棧側)の係
止当て部を係止(当接)し、かつ当該縦棧の上面に支持
台を当接(載置)する。一方、屋根地(R1)に多数本の横
棧の上面に尻側の差込み側(尻差込み側)の安定駒を当接
し、かつ屋根地(R1)に安定台を接触(当接)する。従っ
て、この係止当て部及び支持台による縦棧への係止・当
接と、この安定台の屋根地への接触、並びに安定駒の横
棧への当接であり、前記係止と二箇所の当接及び接触と
による安定設置が図れることから、当該瓦のぐらつき防
止に役立つ特徴がある。従来の弊害防止に役立つ。
【0015】その後、この支持台に向って瓦の表面より
釘を打込むと、当該釘は縦棧に打込まれるか、又は縦棧
を貫通し屋根地(R1)に打込まれる。従って、仮りに当該
釘を伝って侵入する雨水は、縦棧で受け止めることがで
きるので、屋根地(R1)に達することは極めて少ない。こ
の釘の打込み位置は、棧頭側の近傍で打ち込まれること
から、隣接する他の瓦の差込み側を確実かつ強固に押え
得る効果があり、風雨瓦として有益である。
【0016】尚、引掛けがあるときは、当該引掛けも屋
根地(R1)に当接する。また引掛けと安定台とが一体形で
は、曲面凹部を設け、屋根地(R1)との全面接触を避け
る。またこの引掛けがあるときは、当該引掛けを横棧に
係止するとともに、縦棧に係止台を係止し、かつ支持台
を当接する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0018】1は頭側1a、尻側1b、差込み側1c及び棧側1
dを備えた瓦で、この瓦1の裏面1"の尻側1bには屋根地(R
1)の縦棧(R2)に当接される支持台2が設けられており、
本発明の縦棧工法の基本構成である。またこの瓦1の裏
面1"の尻側1bで、かつ前記支持台2に対峙する方向に屋
根地(R1)に接触する安定台3が設けられている。この安
定台3の底面は縦棧(R2)の取付面と略面一となってい
る。
【0019】4は瓦1の裏面1"の尻側1bに設けた引掛けで
あり、必要により設けられる。この引掛け4は在来のも
のと同様な使用態様となる。
【0020】5は前記安定台3と引掛け4とを一体形にし
た構成の引掛け兼安定台で、この引掛け兼安定台5は当
該安定台3の強度の向上、瓦1の接地の安定性、同荷重の
安定性、瓦1及び当該安定台3等の欠け防止、等に役立つ
特徴がある。尚、接地面5aに曲面凹部5a'を設け、雨水
の流下を図ることも可能である。図中6は支持台2の側面
に設けた係止当て部で、この係止当て部6は縦棧R2の側
面に係止される。7は裏面1"の尻側1bに設けた棧木安定
面で、屋根地(R1)の横棧(R3)に当接される。また8は裏
面1"の尻側1bに設けた安定駒で、屋根地(R1)の横棧(R3)
に当接される。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明は、瓦の尻側裏面に縦棧
に係止される係止当て部及び支持台を膨出形成するとと
もに、この支持台等と対峙する側に屋根地に接触する安
定台を設けたことを特徴とする構成である。従って、地
割り位置に設けられた縦棧を利用して、瓦を簡易かつ迅
速に葺設できる。又は縦棧への係止と屋根地に接触する
安定台を利用して、瓦を安定的かつ確実に葺設できる。
また屋根地の雨水の流下を促進できる。
【0022】請求項2の発明は、瓦の尻側裏面には横棧
に係止される引掛け、安定駒及び縦棧に係止される係止
当て部及び支持台を膨出形成するとともに、この支持台
等と対峙する側に屋根地に接触する安定台を設けたこと
を特徴とする構成である。従って、請求項1の発明に、更
に在来の横棧を利用して葺設できる。又は多目的(縦棧
工法及び/又は横棧工法等)に利用できる瓦である。
【0023】請求項3の発明は、引掛けと安定台を連設
する構成である。従って、引掛け及び安定台の破損防
止、製作上の容易性が図れる。
【0024】請求項4の発明は、引掛けと、安定台及び
支持台並びに係止台を曲面状に連設する構成である。従
って、引掛け及び安定台及び支持台並びに係止台の破損
防止、製作上の容易性が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を説明する裏面図である。
【図2】図1の拡大斜視図である。
【図3】図1の葺設状態の正面図である。
【図4】図1の葺設状態の要部を示す一部欠截の斜視図で
ある。
【図5】本発明の他の一例を説明する裏面図である。
【図6】図5の拡大斜視図である。
【図7】図5の葺設状態の正面図である。
【図8】本発明のさらに他の一例を説明する斜視図であ
る。
【符号の説明】 1 瓦 1" 裏面 1a 頭側 1b 尻側 1c 差込み側 1d 棧側 2 支持台 3 安定台 4 引掛け 5 引掛け兼安定台 5a 接地面 5a' 曲面凹部 6 係止当て部 7 棧木安定面 8 安定駒 R 屋根 R1 屋根地 R2 縦棧 R3 横棧
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 瓦の尻側裏面に、屋根地に葺設した縦棧
    に係止される係止台及び支持台を膨出形成するととも
    に、この支持台等と対峙する側に前記屋根地に接触する
    安定台を設け、前記支持台と安定台を横方向に列設する
    ことを特徴とする瓦。
  2. 【請求項2】 瓦の尻側裏面に、屋根地に葺設した横棧
    に係止される引掛け、安定駒及びこの屋根地に葺設した
    縦棧に係止される係止台及び支持台を膨出形成するとと
    もに、この支持台等と対峙する側に前記屋根地に接触す
    る安定台を設け、前記支持台と安定台を横方向に列設す
    ることを特徴とする瓦。
  3. 【請求項3】 上記の引掛けと、この引掛けに近い安定
    台を連設する構成とした請求項2に記載の瓦。
  4. 【請求項4】 上記の引掛けと、安定台及び支持台並び
    に係止台を曲面状に連設する構成とした請求項2に記載
    の瓦。
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