JP2000120154A - 側溝蓋曲面支持スラブと既設側溝の騒音防止処理方法 - Google Patents

側溝蓋曲面支持スラブと既設側溝の騒音防止処理方法

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JP2000120154A
JP2000120154A JP10355465A JP35546598A JP2000120154A JP 2000120154 A JP2000120154 A JP 2000120154A JP 10355465 A JP10355465 A JP 10355465A JP 35546598 A JP35546598 A JP 35546598A JP 2000120154 A JP2000120154 A JP 2000120154A
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Junichi Hirata
純一 平田
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KURESUKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設側溝躯体の側溝蓋支持部の形状等に関係
なく、既設側溝躯体の主要部をそのまま使用して、側溝
蓋の騒音を防止できる側溝構造をより速やかに、より安
価に構成できる側溝蓋曲面支持スラブと既設側溝の騒音
防止処理方法を提供する。 【解決手段】 側溝躯体12の側溝蓋を受ける側溝蓋支
持部を含む周辺部分と交換可能な大きさ及び形状を呈す
るとともに、曲面状の側溝当接面7a,7bを有する側
溝蓋7の該側溝当接面7a,7bと当接可能な曲面状の
側溝蓋当接面2a,3aを有する基部2,3を備える側
溝蓋曲面支持スラブ1を工場等で予め製造しておき、前
記側溝躯体12の側溝蓋支持部を含む周辺部分を除去す
る側溝蓋支持部除去工程に続き、側溝蓋曲面支持スラブ
1を側溝躯体12の除去部分に代えて側溝躯体12に装
着する側溝蓋当接面形成工程を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、側溝蓋曲面支持ス
ラブと既設側溝の騒音防止処理方法に関するものであ
り、特に、既設側溝において、人や車輛が通過する際の
側溝蓋のガタツキ音を防止するための側溝蓋曲面支持ス
ラブと既設側溝の騒音防止処理方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、側溝躯体が側溝蓋を支持する
構造には、側溝躯体に形成された平坦なコンクリート面
からなる側溝蓋支持部で側溝蓋を支えるものが主流であ
り、このような側溝構造においては、製造時にわずかな
寸法誤差が生じても騒音が発生することが一般に知られ
ている。
【0003】そこで、本件発明者である平田純一は、特
許第2514918号の「騒音の発生しない側溝」(平
成5年3月1日出願、平成8年4月30日登録)を開発
している。特許第2514918号の「騒音の発生しな
い側溝」によれば、側溝蓋の曲面に成形加工された接面
部が、側溝躯体の曲面に成形加工された接面部に接する
ときに側溝蓋の側溝躯体への密着性が高まり、人や車輛
が通過する際の側溝蓋のガタツキ音を防止できる。この
ような、曲面支持構造では、側溝蓋が側溝躯体に支持さ
れる応力の分布が線状になり、側溝蓋のガタツキ音を防
止できることが、NHK東海「ニュースウエーブ」(平
成7年9月21日放送)、NHK総合「おはよう日本列
島」(平成7年10月20日放送)中の「ちょっとサイ
エンス」のコーナーでの放送内容によっても公開されて
いる。
【0004】世の中の施工済の側溝の全てを速やかに上
記のような「騒音の発生しない側溝」に交換すれば、側
溝蓋から発生する騒音が防止され好ましい。しかし、現
実にはできないことから、より速やかに、より安価に側
溝蓋の騒音を防止できる何らかの対策が必要となってい
る。
【0005】そこで、本件発明者である平田純一は、特
開平9−158303号公報に掲載の「側溝用防音スペ
ーサ」(平成7年12月4日出願)の特許出願を行なっ
ている。
【0006】この「側溝用防音スペーサ」によれば、曲
面状の側溝当接面を有する側溝蓋の該側溝当接面と当接
可能な曲面状の側溝蓋支持面と、前記側溝蓋が使用可能
な既製の側溝の側溝蓋支持部に当接可能な側溝当接面と
を備え、既設側溝の側溝蓋支持部と側溝蓋の側溝当接面
との間に介在させることにより、前記側溝蓋を密着状態
で支持し、側溝蓋に作用する垂直荷重を分散させて側溝
に伝達させており、既設側溝躯体をそのまま利用して曲
面支持構造を実現している。そのため、「側溝用防音ス
ペーサ」は、側溝蓋のみを交換することにより、既設側
溝を騒音の発生しない側溝にでき、より速やかに、より
安価に側溝蓋の騒音を防止できる唯一の対策であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のよう
に、「側溝用防音スペーサ」によって全ての既設側溝の
構造を曲面支持構造に変えられるわけではなかった。側
溝躯体の側溝蓋支持部の形状の中には傾斜面になってい
るものもあれば、老朽化により様々なところが損傷して
いるものもあり、このような側溝躯体には、「側溝用防
音スペーサ」が必ずしも適さなかった。このような特殊
な事例をも含めて、様々な形態の既設側溝を騒音の発生
しない側溝に変える他の手法がないか否かが検討されて
いた。
【0008】そこで、本発明は、既設側溝躯体の側溝蓋
支持部の形状等に関係なく、既設側溝躯体の主要部をそ
のまま使用して、側溝蓋の騒音を防止できる側溝構造を
より速やかに、より安価に構成できる側溝蓋曲面支持ス
ラブと既設側溝の騒音防止処理方法の提供を課題とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
側溝蓋曲面支持スラブは、側溝躯体の側溝蓋を受ける側
溝蓋支持部を含む周辺部分と交換可能な大きさ及び形状
を呈するとともに、曲面状の側溝当接面を有する側溝蓋
の該側溝当接面と当接可能な曲面状の側溝蓋当接面を有
する基部を備えているものである。
【0010】ここで、1つの側溝蓋曲面支持スラブが有
する基部は、曲面状の側溝当接面を有する側溝蓋の2つ
の側溝当接面のうちの一方に側溝蓋当接面が当接するも
ののみでもよいが、これに加えて、前記側溝蓋の2つの
側溝当接面のうちの他方に側溝蓋当接面が当接するもの
まで含んでも構わない。
【0011】したがって、請求項1の発明の側溝蓋曲面
支持スラブによれば、側溝躯体の側溝蓋を受ける側溝蓋
支持部を含む周辺部分を除去し、この部分に代えて側溝
躯体に装着すれば、曲面状の側溝当接面を有する側溝蓋
を曲面状の側溝蓋当接面が前記側溝当接面と当接した状
態で支持でき、側溝蓋が側溝躯体に線接触により支持さ
れた状態となり、人や車輛通過時の側溝蓋に作用する荷
重が分散されて側溝躯体に伝達される。
【0012】請求項2の発明にかかる側溝蓋曲面支持ス
ラブは、請求項1の側溝蓋曲面支持スラブにおいて、前
記基部を2つ有し、2つの基部のうちの一方の側溝蓋当
接面を曲面状の側溝当接面を有する側溝蓋の2つの側溝
当接面のうちの一方に当接させたときに、2つの基部の
うちの他方の側溝蓋当接面が前記側溝蓋の2つの側溝当
接面のうちの他方に当接する位置関係になるように、各
基部を連結する連結部を備えているものである。
【0013】したがって、請求項2の発明の側溝蓋曲面
支持スラブによれば、請求項1の側溝蓋曲面支持スラブ
の作用に加えて、2つの基部に形成された各側溝蓋当接
面のうちの一方が曲面状の側溝当接面を有する側溝蓋の
2つの側溝当接面のうちの一方に当接するとともに、2
つの基部に形成された各側溝蓋当接面のうちの他方が前
記側溝蓋の2つの側溝当接面のうちの他方に当接するよ
うに、2つの基部の位置関係が各基部を連結する連結部
により保たれる。
【0014】請求項3の発明にかかる側溝蓋曲面支持ス
ラブは、請求項2の側溝蓋曲面支持スラブにおいて、前
記基部を前記側溝躯体の側溝蓋を受ける側溝蓋支持部を
含む周辺部分と交換したときに前記側溝躯体の対向する
側壁部分の各内側に当接する係止部を備えているもので
ある。
【0015】したがって、請求項3の発明の側溝蓋曲面
支持スラブによれば、請求項2の側溝蓋曲面支持スラブ
の作用に加えて、本発明の側溝蓋曲面支持スラブの適用
対象となる側溝躯体が略逆U字型の形状を呈し、覆い被
せるスタイルで側溝を構成する被包型側溝の側溝躯体で
ある場合に、前記側溝躯体の側溝蓋を受ける側溝蓋支持
部を含む周辺部分を除去すると前記側溝躯体の側壁部分
が土圧により押し倒される可能性があるが、側壁部分の
各内側に係止部が当接することにより前記側溝躯体の側
壁部分が土圧により押し倒されることを防止できる。
【0016】請求項4の発明にかかる既設側溝の騒音防
止処理方法は、側溝躯体から側溝蓋を受ける側溝蓋支持
部を含む周辺部分を除去する側溝蓋支持部除去工程と、
曲面状の側溝当接面を有する側溝蓋の該側溝当接面と当
接可能な曲面状の側溝蓋当接面を前記側溝躯体に形成す
る側溝蓋当接面形成工程とを備えたものである。
【0017】ここで、側溝蓋当接面形成工程では、現場
にてコンクリート材を側溝躯体の除去部分に代えて直接
打ち込み側溝蓋当接面を成形しても構わないが、別途工
場等で側溝蓋当接面を含む基部を予め製造しておいて、
それを現場に搬入し側溝躯体へと装着しても構わない。
【0018】したがって、請求項4の発明の既設側溝の
騒音防止処理方法によれば、側溝蓋支持部除去工程が側
溝躯体から側溝蓋を受ける側溝蓋支持部を含む周辺部分
を除去するものであり側溝蓋支持部除去工程を経ても側
溝躯体の主要部が略そのまま残り、さらに側溝蓋当接面
形成工程を経れば、側溝躯体には、曲面状の側溝当接面
を有する側溝蓋の該側溝当接面と当接可能な曲面状の側
溝蓋当接面を形成されるので、このように、曲面状の側
溝蓋当接面を形成された側溝躯体は、曲面状の側溝当接
面を有する側溝蓋を曲面状の側溝蓋当接面が前記側溝当
接面と当接した状態で支持でき、側溝蓋が側溝躯体に線
接触により支持された状態となり、人や車輛通過時の側
溝蓋に作用する荷重が分散されて側溝躯体に伝達され
る。
【0019】請求項5の発明にかかる既設側溝の騒音防
止処理方法は、請求項4の既設側溝の騒音防止処理方法
において、側溝蓋当接面形成工程が別途工場等で予め製
造した側溝蓋当接面を含む基部を側溝躯体に装着するも
のである。
【0020】したがって、請求項5の発明の既設側溝の
騒音防止処理方法によれば、請求項4の既設側溝の騒音
防止処理方法の作用に加えて、側溝躯体の側溝蓋を受け
る側溝蓋支持部を含む周辺部分と交換する側溝蓋当接面
を含む基部が予め工場等で製造されたものであるので、
既設側溝敷設現場では側溝蓋当接面を含む基部を製造す
る必要がない。
【0021】請求項6の発明にかかる既設側溝の騒音防
止処理方法は、請求項4の既設側溝の騒音防止処理方法
において、側溝蓋当接面形成工程が現場にてコンクリー
ト材を側溝躯体の除去部分に代えて直接打ち込み側溝蓋
当接面を成形するものである。
【0022】したがって、請求項6の発明の既設側溝の
騒音防止処理方法によれば、請求項4の既設側溝の騒音
防止処理方法の作用に加えて、コンクリート材は打ち込
み位置の形状に合わせて形状を自在にかえることができ
るため、側溝蓋支持部除去工程における側溝躯体から側
溝蓋を受ける側溝蓋支持部を含む周辺部分を除去する際
の切断面の形状に関係なく、側溝蓋当接面形成工程では
曲面状の側溝当接面を有する側溝蓋の該側溝当接面と当
接可能な曲面状の側溝蓋当接面を前記側溝躯体の所望の
位置に形成することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態につ
いて説明をする。図1は本発明の第一実施形態である側
溝蓋曲面支持スラブを示す平面図、図2は図1のX−X
断面を示す断面図である。
【0024】図1及び図2に示すように、本実施形態の
側溝蓋曲面支持スラブ1は、互いに平行な位置関係にあ
る梁状の基部2,3と、前記基部2,3の対向する端部
間を繋ぐ連結部4,5とで構成されている。つまり、側
溝蓋曲面支持スラブ1は、中央に開口部6が形成された
全体が略長方形の枠状をしている。
【0025】基部2,3には、後述する曲面状の側溝当
接面7a,7bを有する側溝蓋7の該側溝当接面7a,
7bと当接可能な曲面状の側溝蓋当接面2a,3aが形
成されている。側溝蓋当接面2a,3aの位置関係は、
互いに対向する関係にあり、後述する側溝蓋7を支持さ
せたときに、丁度2つの側溝当接面7a,7bのうちの
一方が側溝蓋当接面2a,3aのうちの一方に当接し、
2つの側溝当接面7a,7bのうちの他方が側溝蓋当接
面2a,3aのうちの他方に当接する。このとき、開口
部6は側溝蓋7により閉蓋される。また、支持する側と
される側が互いに曲面どうしで接するため、側溝蓋7が
基部2,3に線接触により支持された状態となり、人や
車輛通過時の側溝蓋7に作用する荷重が分散されて基部
2,3に伝達される。
【0026】また、連結部4,5長手方向端部間の長さ
は、後述する側溝躯体12上部の幅方向外側面間の長さ
に略等しく、対向する基部2,3の内側間の距離は後述
する側溝躯体12の幅方向の内側面間の距離に略等し
い。つまり、基部2,3は、対向する端部間を連結部
4,5に繋がれており、互いの位置関係を固定されてい
るため、後述する側溝躯体12の側溝蓋13を受ける側
溝蓋支持部12a,12bを含む周辺部分と交換する際
に、側溝蓋当接面2a,3aの位置ずれを気にする必要
がない。
【0027】続いて、本発明の第一実施形態である側溝
蓋曲面支持スラブ1を用いた既設側溝の騒音防止処理方
法について説明する。図3は本発明の第一実施形態であ
る側溝蓋曲面支持スラブを用いた既設側溝の騒音防止処
理過程を示す説明図、図4は図3に続く本発明の第一実
施形態である側溝蓋曲面支持スラブを用いた既設側溝の
騒音防止処理過程を示す説明図、図5は図4に続く本発
明の第一実施形態である側溝蓋曲面支持スラブを用いた
既設側溝の騒音防止処理過程を示す説明図、図6は図5
に続く本発明の第一実施形態である側溝蓋曲面支持スラ
ブを用いた既設側溝の騒音防止処理過程を示す説明図で
ある。
【0028】先ず、図3に示すように、側溝蓋支持部1
2a,12bに側溝蓋13を支持させ、側溝躯体12上
方を側溝蓋13に閉蓋された状態にある既設側溝11が
ある場合、側溝蓋13の上を人や車輛等が通過する際に
騒音が発生する。なお、側溝躯体12には、現場にてコ
ンクリート材を直接、打ち込んで成形したものがある
が、工場等の他の場所で予め製造したものを現場に敷設
したものでもよい。つまり、側溝躯体12に形成された
側溝蓋支持部12a,12bは平坦なコンクリート面か
らなり、側溝躯体12、側溝蓋13は互いに平面どうし
で接触している。そのため、側溝躯体12、側溝蓋13
の製造時にわずかな寸法誤差が生じても側溝蓋13は側
溝蓋支持部12a,12bに接するべきところで完全に
密着することなく騒音が発生する。
【0029】そこで、図4に示すように、側溝躯体12
の側溝蓋13を受ける側溝蓋支持部12a,12bを含
む周辺部分を除去する。なお、側溝躯体12は上方より
側溝蓋曲面支持スラブ1の略厚さ分だけ除去する。厳密
には、側溝蓋曲面支持スラブ1の厚さ分より少し多めに
除去するのが好ましい。また、除去する手段には、コン
クリートカッター、振動ドリル等、特に限定されるもの
ではない。
【0030】続いて、図5に示すように、側溝蓋支持部
12a,12bを含む周辺部分のうち一方を除去した切
断面に基部2,3のうちの一方を沿わせ、側溝蓋支持部
12a,12bを含む周辺部分のうち他方を除去した切
断面に基部2,3のうちの他方を沿わせて、本実施形態
の側溝蓋曲面支持スラブ1を側溝躯体12の上に載置さ
せる。
【0031】なお、側溝躯体12の側溝蓋支持部12
a,12bを含む周辺部分を除去した切断面には、側溝
蓋曲面支持スラブ1を載置する前に、予め、モルタル等
の繋ぎ材8を載置しておく。このように、側溝躯体12
の切断面と側溝蓋曲面支持スラブ1との間に介在させる
繋ぎ材8は、側溝躯体12と側溝蓋曲面支持スラブ1と
を結合する役割を果たすとともに、当接する各面の形状
に合わせて変形し側溝蓋曲面支持スラブ1が側溝躯体1
2に対してがたつくのを防止する。
【0032】この時点で、側溝躯体12は、側溝蓋13
を平面で受ける側溝蓋支持部12a,12bを除去さ
れ、代わりに曲面状の側溝蓋当接面2a,3aを備えた
状態になる。また、基部2,3の対向する端部間は、連
結部4,5で繋がれているため、側溝躯体12の上部に
は、連結部4,5が架け渡された状態になり、側溝躯体
12の上部の解放された部分は開口部6のみとなってい
る。
【0033】後は、側溝蓋13に代えて、図6に示すよ
うに、曲面状の側溝当接面7a,7bを有する側溝蓋7
により開口部6を閉蓋すれば、側溝躯体12の上側に解
放部分はなくなり、しかも、側溝蓋7の上を人や車輛等
が通過しても側溝蓋7ががたつくことがない。
【0034】なお、開口部6の幅は側溝蓋7の幅に略一
致しており、側溝蓋7により開口部6が閉蓋された状態
では、側溝蓋7の2つの側溝当接面7a,7bのうちの
一方が側溝蓋当接面2a,3aのうちの一方に当接し、
2つの側溝当接面7a,7bのうちの他方が側溝蓋当接
面2a,3aのうちの他方に当接する。このとき、支持
する側とされる側が互いに曲面どうしで接するため、側
溝蓋7が基部2,3に線接触により支持された状態とな
り、人や車輛通過時の側溝蓋7に作用する荷重が分散さ
れて基部2,3に伝達される。そのため、人や車輛等が
側溝蓋7を通過する際に発生するガタツキ音を防止でき
る。
【0035】また、側溝蓋曲面支持スラブ1に設けられ
た側溝蓋7を装着するための1つの開口部6の長さは、
特に、限定されるものではない。図7は本発明の第一実
施形態である側溝蓋曲面支持スラブの側溝蓋を装着され
た状態を示す平面図、図8は本発明の第一実施形態であ
る側溝蓋曲面支持スラブの側溝蓋を装着された状態の他
の例を示す平面図である。
【0036】つまり、開口部6の長さは、図7、図8に
示すように、2枚、3枚である等、複数枚の側溝蓋7を
装着できる長さであっても構わない。なお、図7、図8
では、1つの開口部6の長さが各々に2枚、3枚の側溝
蓋7を装着できる長さであるが、開口部6の長さは側溝
蓋7の長さの略整数倍の長さであれば、特に、限定され
ない。
【0037】このように、本実施形態の側溝蓋曲面支持
スラブ1は、側溝躯体12の側溝蓋13を受ける側溝蓋
支持部12a,12bを含む周辺部分と交換可能な大き
さ及び形状を呈するとともに、曲面状の側溝当接面7
a,7bを有する側溝蓋7の該側溝当接面7a,7bと
当接可能な曲面状の側溝蓋当接面2a,3aを有する基
部2,3を備えている。
【0038】したがって、本実施形態の側溝蓋曲面支持
スラブ1は、側溝躯体12の側溝蓋13を受ける側溝蓋
支持部12a,12bを含む周辺部分を除去し、この部
分に代えて側溝躯体12に装着すれば、曲面状の側溝当
接面7a,7bを有する側溝蓋7を曲面状の側溝蓋当接
面2a,3aが前記側溝当接面7a,7bと当接した状
態で支持でき、側溝蓋7が側溝躯体12に線接触により
支持された状態となり、人や車輛通過時の側溝蓋7に作
用する荷重が分散されて側溝躯体12に伝達されるの
で、人や車輛通過時に発生するガタツキ音を防止でき
る。しかも、従来より既設の側溝躯体12の主要部をそ
のまま利用できるので、既設側溝11全体を交換するの
に比べて、大変経済的であるとともに、より短期間に既
設側溝11から発生する騒音を取り除くことができる。
【0039】特に、本実施形態の側溝蓋曲面支持スラブ
1は、2つの基部2,3を有し、2つの基部2,3のう
ちの一方の側溝蓋当接面2aを曲面状の側溝当接面7
a,7bを有する側溝蓋7の2つの側溝当接面7a,7
bのうちの一方に当接させたときに、2つの基部2,3
のうちの他方の側溝蓋当接面3aが前記側溝蓋7の2つ
の側溝当接面7a,7bのうちの他方に当接する位置関
係になるように、各基部2,3を連結する連結部4,5
を備えている。
【0040】したがって、本実施形態の側溝蓋曲面支持
スラブ1は、2つの基部2,3に形成された各側溝蓋当
接面2a,3aのうちの一方が曲面状の側溝当接面7
a,7bを有する側溝蓋7の2つの側溝当接面7a,7
bのうちの一方に当接するとともに、2つの基部2,3
に形成された各側溝蓋当接面2a,3aのうちの他方が
前記側溝蓋7の2つの側溝当接面7a,7bのうちの他
方に当接するように、2つの基部2,3の位置関係が各
基部2,3を連結する連結部4,5により保たれるの
で、側溝躯体12の側溝蓋13を受ける側溝蓋支持部1
2a,12bを含む周辺部分と交換する際に、側溝蓋当
接面2a,3aの位置ずれを気にする必要がない。
【0041】また、本実施形態の側溝蓋曲面支持スラブ
1を用いた既設側溝11の騒音防止処理方法は、側溝躯
体12から側溝蓋13を受ける側溝蓋支持部12a,1
2bを含む周辺部分を除去する側溝蓋支持部除去工程
と、曲面状の側溝当接面7a,7bを有する側溝蓋7の
該側溝当接面7a,7bと当接可能な曲面状の側溝蓋当
接面2a,3aを前記側溝躯体12に形成する側溝蓋当
接面形成工程とを備えている。
【0042】したがって、本実施形態の側溝蓋曲面支持
スラブ1を用いた既設側溝11の騒音防止処理方法は、
側溝蓋支持部除去工程が側溝躯体12から側溝蓋13を
受ける側溝蓋支持部12a,12bを含む周辺部分を除
去するものであり側溝蓋支持部除去工程を経ても側溝躯
体12の主要部が略そのまま残り、さらに側溝蓋当接面
形成工程を経れば、側溝躯体12には、曲面状の側溝当
接面7a,7bを有する側溝蓋7の該側溝当接面7a,
7bと当接可能な曲面状の側溝蓋当接面2a,3aを形
成されるので、このように、曲面状の側溝蓋当接面2
a,3aを形成された側溝躯体12は、曲面状の側溝当
接面7a,7bを有する側溝蓋7を曲面状の側溝蓋当接
面2a,3aが前記側溝当接面7a,7bと当接した状
態で支持でき、側溝蓋7が側溝躯体12に線接触により
支持された状態となり、人や車輛通過時の側溝蓋7に作
用する荷重が分散されて側溝躯体12に伝達される。そ
のため、側溝躯体12に側溝蓋の騒音を防止できる側溝
構造をより速やかに、より安価に構成できる。
【0043】特に、本実施形態の側溝蓋曲面支持スラブ
1を用いた既設側溝11の騒音防止処理方法における側
溝蓋当接面形成工程は、別途工場等で予め製造した側溝
蓋当接面2a,3aを含む基部2,3を側溝躯体12に
装着するものである。
【0044】したがって、本実施形態の側溝蓋曲面支持
スラブ1を用いた既設側溝11の騒音防止処理方法は、
上記の作用効果に加えて、側溝躯体12の側溝蓋13を
受ける側溝蓋支持部12a,12bを含む周辺部分と交
換する側溝蓋当接面2a,3aを含む基部2,3が予め
工場等で製造されたものであり、既設側溝11敷設現場
では側溝蓋当接面2a,3aを含む基部2,3を製造す
る必要がないので、既設側溝11敷設現場での成形型を
組む等の面倒な作業を軽減でき、工期の短縮及び費用の
低減を促進できる。
【0045】ところで、上記説明では、1つの側溝蓋曲
面支持スラブ1が有する基部2,3は、曲面状の側溝当
接面7a,7bを有する側溝蓋7の2つの側溝当接面7
a,7bのうちの一方に側溝蓋当接面2aが当接するも
のと、前記側溝蓋7の2つの側溝当接面7a,7bのう
ちの他方に側溝蓋当接面3aが当接するものの両方であ
るが、曲面状の側溝当接面7a,7bを有する側溝蓋7
の2つの側溝当接面7a,7bのうちの一方に側溝蓋当
接面が当接するもののみであっても構わない。つまり、
基部2,3を個別に形成し、基部2,3そのものを側溝
蓋曲面支持スラブ1としても構わない。しかし、基部
2,3は、本実施形態の側溝蓋曲面支持スラブ1のよう
に一体形成されている方が、側溝蓋当接面2a,3aの
位置関係が固定され、既設側溝11の騒音防止処理に要
する手間と時間を低減でき好ましい。
【0046】また、上記説明では、騒音防止処理対象と
なる側溝躯体12の側溝蓋13を受ける側溝蓋支持部1
2a,12bの形状は、水平な平面になっているが、特
に限定されるものではなく、テーパになっている等、そ
の他の形状であっても構わない。
【0047】さらに、上記説明では、側溝蓋当接面形成
工程が別途工場等で予め製造した側溝蓋当接面2a,3
aを含む基部2,3を側溝躯体12に装着するものであ
るが、側溝蓋当接面2a,3aを含む基部2,3は必ず
しも予め工場等で製造することに限定されるものではな
い。例えば、側溝蓋当接面形成工程では、現場にてコン
クリート材を側溝躯体12の除去部分である側溝蓋支持
部12a,12bを含む周辺部分に代えて、直接打ち込
み側溝蓋当接面2a,3aを成形型等により成形しても
構わない。
【0048】側溝蓋当接面形成工程において現場にてコ
ンクリート材を側溝躯体12の除去部分に代えて直接打
ち込み側溝蓋当接面2a,3aを成形すれば、コンクリ
ート材は打ち込み位置の形状に合わせて形状を自在にか
えることができ、側溝蓋支持部除去工程における側溝躯
体12から側溝蓋13を受ける側溝蓋支持部12a,1
2bを含む周辺部分を除去する際の切断面の形状に関係
なく、側溝蓋当接面形成工程では曲面状の側溝当接面7
a,7bを有する側溝蓋7の該側溝当接面7a,7bと
当接可能な曲面状の側溝蓋当接面2a,3aを前記側溝
躯体12の所望の位置に形成することができるので、側
溝躯体12から側溝蓋13を受ける側溝蓋支持部12
a,12bを含む周辺部分を切断面の形状を気にするこ
となく、極めて容易に除去することができる。
【0049】なお、上記説明では、本実施形態の側溝蓋
曲面支持スラブ1の適用対象となる側溝は、側溝躯体1
2が略U字型の形状を呈した典型的な既設側溝11であ
るが、側溝には、側溝躯体が略U字型の形状のもの以外
に、略逆U字型の形状を呈し、覆い被せるスタイルで側
溝を構成する被包型側溝がある。
【0050】続いて、本発明の第二実施形態について説
明する。図9は本発明の第二実施形態である側溝蓋曲面
支持スラブの横断面を示す断面図である。図中、上記第
一実施形態と同一符号及び記号は上記第一実施形態と同
一または相当部分である。
【0051】図9に示すように、本実施形態の側溝蓋曲
面支持スラブ21は、上記第一実施形態の側溝蓋曲面支
持スラブ1において、下方へと突起する係止部22,2
3が形成されているものである。係止部22,23は、
基部2,3を繋ぐ連結部4、5の下面に形成されてお
り、基部2,3を前記側溝躯体12の側溝蓋13を受け
る側溝蓋支持部12a,12bを含む周辺部分と交換し
たときに前記側溝躯体12の対向する側壁部分の各内側
のうちの一方に係止部22,23のうちの一方が当接
し、前記側壁部分の各内側のうちの他方に係止部22,
23のうちの他方が当接する。
【0052】そのため、側溝蓋13を受ける側溝蓋支持
部12a,12bを含む周辺部分を、曲面状の側溝当接
面を有する側溝蓋の該側溝当接面と当接可能な曲面状の
側溝蓋当接面を有する基部に交換する対象が図10に示
すような略逆U字型の形状を呈し、覆い被せるスタイル
で側溝を構成する被包型の既設側溝31である場合に、
本実施形態の側溝蓋曲面支持スラブ21は最適である。
図10は本発明の第二実施形態である側溝蓋曲面支持ス
ラブの装着対象となる既設側溝の横断面を示す断面図で
ある。
【0053】ところで、上記のような略逆U字型の形状
を呈する被包型の既設側溝31の場合、2つの対向する
側壁部分32,33を連結する部分である連結部34の
位置は側溝躯体12の上部であり、前記側溝躯体12の
側溝蓋13を受ける側溝蓋支持部12a,12bを含む
周辺部分を除去すると、側壁部分32,33を連結する
連結部34そのものが側溝躯体12から除去された状態
になり、側壁部分32,33を繋ぎ留めるものがなくな
ってしまう。そのため、側壁部分32,33は、土圧に
より押し倒される可能性がある。側壁部分32,33の
下部は、既設側溝31敷設時に打ち込まれたコンクリー
トからなる基礎35により、位置決めされているが、側
壁部分32,33と基礎35の結合部分には鉄筋等が入
っているわけではなく、側壁部分32,33の下部に働
く土圧には充分に耐えられるが、側壁部分32,33の
上部に働く土圧には充分に耐えられるわけではない。
【0054】しかし、本実施形態の側溝蓋曲面支持スラ
ブ21によれば、上記第一実施形態の場合と同様に、既
設側溝31の側溝蓋13を受ける側溝蓋支持部12a,
12bを含む周辺部分と交換すれば、図11に示すよう
に、側溝躯体12の側壁部分32,33の各内側に係止
部22,23が当接することにより、前記側溝躯体12
の側壁部分32,33が土圧により押し倒されることを
防止できる。図11は本発明の第二実施形態である側溝
蓋曲面支持スラブを装着した図10の既設側溝の横断面
を示す断面図である。
【0055】このように、本実施形態の側溝蓋曲面支持
スラブ21は、上記第一実施形態の側溝蓋曲面支持スラ
ブ1において、基部2,3を側溝躯体12の側溝蓋13
を受ける側溝蓋支持部12a,12bを含む周辺部分と
交換したときに側溝躯体12の対向する側壁部分32,
33の各内側に当接する係止部22,23を備えている
ものである。
【0056】したがって、本実施形態の側溝蓋曲面支持
スラブ21は、適用対象となる側溝躯体が略逆U字型の
形状を呈し、覆い被せるスタイルで側溝を構成する被包
型の既設側溝31の側溝躯体12である場合に、前記側
溝躯体12の側溝蓋13を受ける側溝蓋支持部12a,
12bを含む周辺部分を除去すると前記側溝躯体12の
側壁部分32,33が土圧により押し倒される可能性が
あるが、側壁部分32,33の各内側に係止部22,2
3が当接することにより前記側溝躯体12の側壁部分3
2,33が土圧により押し倒されることを防止できるの
で、略逆U字型の形状を呈し、覆い被せるスタイルで側
溝を構成する被包型側溝にも適用できる。
【0057】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の側溝蓋
曲面支持スラブは、側溝躯体の側溝蓋を受ける側溝蓋支
持部を含む周辺部分を除去し、この部分に代えて側溝躯
体に装着すれば、曲面状の側溝当接面を有する側溝蓋を
曲面状の側溝蓋当接面が前記側溝当接面と当接した状態
で支持でき、側溝蓋が側溝躯体に線接触により支持され
た状態となり、人や車輛通過時の側溝蓋に作用する荷重
が分散されて側溝躯体に伝達されるので、人や車輛通過
時に発生するガタツキ音を防止できる。しかも、従来よ
り既設の側溝躯体の主要部をそのまま利用できるので、
既設側溝全体を交換するのに比べて、大変経済的である
とともに、より短期間に既設側溝から発生する騒音を取
り除くことができる。
【0058】請求項2の発明の側溝蓋曲面支持スラブ
は、請求項1の側溝蓋曲面支持スラブの効果に加えて、
2つの基部に形成された各側溝蓋当接面のうちの一方が
曲面状の側溝当接面を有する側溝蓋の2つの側溝当接面
のうちの一方に当接するとともに、2つの基部に形成さ
れた各側溝蓋当接面のうちの他方が前記側溝蓋の2つの
側溝当接面のうちの他方に当接するように、2つの基部
の位置関係が各基部を連結する連結部により保たれるの
で、側溝躯体の側溝蓋を受ける側溝蓋支持部を含む周辺
部分と交換する際に、側溝蓋当接面の位置ずれを気にす
る必要がない。
【0059】請求項3の発明の側溝蓋曲面支持スラブ
は、請求項2の側溝蓋曲面支持スラブの効果に加えて、
本発明の側溝蓋曲面支持スラブの適用対象となる側溝躯
体が略逆U字型の形状を呈し、覆い被せるスタイルで側
溝を構成する被包型側溝の側溝躯体である場合に、前記
側溝躯体の側溝蓋を受ける側溝蓋支持部を含む周辺部分
を除去すると前記側溝躯体の側壁部分が土圧により押し
倒される可能性があるが、側壁部分の各内側に係止部が
当接することにより前記側溝躯体の側壁部分が土圧によ
り押し倒されることを防止できるので、略逆U字型の形
状を呈し、覆い被せるスタイルで側溝を構成する被包型
側溝にも適用できる。
【0060】請求項4の発明の既設側溝の騒音防止処理
方法は、側溝躯体の主要部を略そのまま残したまま、曲
面状の側溝当接面を有する側溝蓋の該側溝当接面と当接
可能な曲面状の側溝蓋当接面を側溝躯体に形成でき、こ
のように、曲面状の側溝蓋当接面を形成された側溝躯体
は、曲面状の側溝当接面を有する側溝蓋を曲面状の側溝
蓋当接面が前記側溝当接面と当接した状態で支持でき、
側溝蓋が側溝躯体に線接触により支持された状態とな
り、人や車輛通過時の側溝蓋に作用する荷重が分散され
て側溝躯体に伝達されるので、側溝躯体に側溝蓋の騒音
を防止できる側溝構造をより速やかに、より安価に構成
できる。
【0061】請求項5の発明の既設側溝の騒音防止処理
方法は、請求項4の既設側溝の騒音防止処理方法の効果
に加えて、側溝躯体の側溝蓋を受ける側溝蓋支持部を含
む周辺部分と交換する側溝蓋当接面を含む基部が予め工
場等で製造されたものであり、既設側溝敷設現場では側
溝蓋当接面を含む基部を製造する必要がないので、既設
側溝敷設現場での成形型を組む等の面倒な作業を軽減で
き、工期の短縮及び費用の低減を促進できる。
【0062】請求項6の発明の既設側溝の騒音防止処理
方法は、請求項4の既設側溝の騒音防止処理方法の効果
に加えて、側溝蓋支持部除去工程における側溝躯体から
側溝蓋を受ける側溝蓋支持部を含む周辺部分を除去する
際の切断面の形状に関係なく、側溝蓋当接面形成工程で
は曲面状の側溝当接面を有する側溝蓋の該側溝当接面と
当接可能な曲面状の側溝蓋当接面を前記側溝躯体の所望
の位置に形成することができるので、側溝躯体から側溝
蓋を受ける側溝蓋支持部を含む周辺部分を切断面の形状
を気にすることなく、極めて容易に除去することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態である側溝蓋曲面支持ス
ラブを示す平面図である。
【図2】図1のX−X断面を示す断面図である。
【図3】本発明の第一実施形態である側溝蓋曲面支持ス
ラブを用いた既設側溝の騒音防止処理過程を示す説明図
である。
【図4】図3に続く本発明の第一実施形態である側溝蓋
曲面支持スラブを用いた既設側溝の騒音防止処理過程を
示す説明図である。
【図5】図4に続く本発明の第一実施形態である側溝蓋
曲面支持スラブを用いた既設側溝の騒音防止処理過程を
示す説明図である。
【図6】図5に続く本発明の第一実施形態である側溝蓋
曲面支持スラブを用いた既設側溝の騒音防止処理過程を
示す説明図である。
【図7】本発明の第一実施形態である側溝蓋曲面支持ス
ラブの側溝蓋を装着された状態を示す平面図である。
【図8】本発明の第一実施形態である側溝蓋曲面支持ス
ラブの側溝蓋を装着された状態の他の例を示す平面図で
ある。
【図9】本発明の第二実施形態である側溝蓋曲面支持ス
ラブの横断面を示す断面図である。
【図10】本発明の第二実施形態である側溝蓋曲面支持
スラブの装着対象となる既設側溝の横断面を示す断面図
である。
【図11】本発明の第二実施形態である側溝蓋曲面支持
スラブを装着した図10の既設側溝の横断面を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 側溝蓋曲面支持スラブ 2,3 基部 2a,3a 側溝蓋当接面 4,5 連結部 6 開口部 7 側溝蓋 7a,7b 側溝当接面 8 繋ぎ材 11 既設側溝 12 側溝躯体 12a,12b 側溝蓋支持部 13 側溝蓋 21 側溝蓋曲面支持スラブ 22 係止部 23 係止部 31 既設側溝 32 側壁部分 33 側壁部分 34 連結部 35 基礎

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側溝躯体の側溝蓋を受ける側溝蓋支持部
    を含む周辺部分と交換可能な大きさ及び形状を呈すると
    ともに、曲面状の側溝当接面を有する側溝蓋の該側溝当
    接面と当接可能な曲面状の側溝蓋当接面を有する基部を
    具備することを特徴とする側溝蓋曲面支持スラブ。
  2. 【請求項2】 前記基部を2つ有し、2つの基部のうち
    の一方の側溝蓋当接面を曲面状の側溝当接面を有する側
    溝蓋の2つの側溝当接面のうちの一方に当接させたとき
    に、2つの基部のうちの他方の側溝蓋当接面が前記側溝
    蓋の2つの側溝当接面のうちの他方に当接する位置関係
    になるように、各基部を連結する連結部を具備すること
    を特徴とする請求項1に記載の側溝蓋曲面支持スラブ。
  3. 【請求項3】 前記基部を前記側溝躯体の側溝蓋を受け
    る側溝蓋支持部を含む周辺部分と交換したときに前記側
    溝躯体の対向する側壁部分の各内側に当接する係止部を
    具備することを特徴とする請求項2に記載の側溝蓋曲面
    支持スラブ。
  4. 【請求項4】 側溝躯体から側溝蓋を受ける側溝蓋支持
    部を含む周辺部分を除去する側溝蓋支持部除去工程と、
    曲面状の側溝当接面を有する側溝蓋の該側溝当接面と当
    接可能な曲面状の側溝蓋当接面を前記側溝躯体に形成す
    る側溝蓋当接面形成工程とを具備することを特徴とする
    既設側溝の騒音防止処理方法。
  5. 【請求項5】 前記側溝蓋当接面形成工程は、別途工場
    等で予め製造した側溝蓋当接面を含む基部を側溝躯体に
    装着することを特徴とする請求項4に記載の既設側溝の
    騒音防止処理方法。
  6. 【請求項6】 前記側溝蓋当接面形成工程は、現場にて
    コンクリート材を側溝躯体の除去部分に代えて直接打ち
    込み側溝蓋当接面を成形することを特徴とする請求項4
    に記載の既設側溝の騒音防止処理方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008240358A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Takahashi Doken Kk L型側溝施工方法
JP2008255612A (ja) * 2007-04-03 2008-10-23 Chuetsu Seito Kk U字溝の改修方法
JP2009228423A (ja) * 2009-06-12 2009-10-08 Takahashi Doken Kk 側溝改修工法
JP2012246734A (ja) * 2011-05-31 2012-12-13 Takahashi Doken Kk 自由勾配側溝の改修工法
JP2013060705A (ja) * 2011-09-12 2013-04-04 Nikkon:Kk 側溝の補修方法

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