JP2000118748A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2000118748A
JP2000118748A JP10290833A JP29083398A JP2000118748A JP 2000118748 A JP2000118748 A JP 2000118748A JP 10290833 A JP10290833 A JP 10290833A JP 29083398 A JP29083398 A JP 29083398A JP 2000118748 A JP2000118748 A JP 2000118748A
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slit
roller
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recording
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Hiroshi Takahashi
洋 高橋
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納手段に収納された記録紙のノンフィード
やダブルフィードを防止するとともに、記録紙の搬送供
給を安定して行なうことのできる給紙装置を提供するこ
と。 【解決手段】 積層された記録紙Pを下方から支持する
底部記録紙ガイド1と記録紙Pの先端辺を当接させるス
リット板2とを有し、スリット板2の下端部と底部記録
紙ガイド1の上面との間にスリットSを形成するととも
に、スリットSの給紙方向直下流に前記スリットSを通
過した記録紙Pの搬送を行うピックアップローラ18と
圧接手段15によりピックアップローラ18に圧接する
摩擦ローラ20とを対向させて配置させた給紙装置の前
記スリットSの寸法s”が、用紙厚調整前において記録
紙の1枚分の厚さ寸法tより小さい寸法となるようにス
リット板2を支持部材7に配設するとともに、支持部材
7の給紙方向下流側に摩擦ローラ20および前記圧接手
段15とを配設し、支持部材7を底部記録紙ガイド1お
よびピックアップローラ18の配設方向に対して垂直上
方向に接離自在に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタにおいて記
録紙を自動的に供給する給紙装置に係り、特に、積層さ
れた複数枚の記録紙から記録紙を1枚ずつ分離させて記
録に供する給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンピュータ、ワードプロセッ
サ、ファクシミリ等の出力装置として熱転写プリンタ、
ページプリンタ等の各種のプリンタが用いられている。
【0003】このようなプリンタにおいて、所望の記録
を行なう場合は、プリンタ本体に配設された記録紙の収
納手段の載置部に複数枚の記録紙を積層して収納し、こ
の記録紙に対して第1ピックアップローラを下方から当
接させて回転駆動させることにより、前記収納手段に積
層して収納された記録紙を下位に位置する記録紙から順
に1枚ずつ分離可能とされている。
【0004】そして、前記第1ピックアップローラによ
り分離された記録紙は、前記収納手段の記録紙の給紙方
向下流側に位置する壁面の下部に形成されたスリットを
通過し、その給紙方向の先端部を記録紙の搬送経路にお
いて前記第1ピックアップローラの直下流側に配設され
た第2ピックアップローラとこの第2ピックアップロー
ラに圧接する摩擦ローラとに挟持され、前記第2ピック
アップローラの回転駆動によりさらにその搬送経路を前
記プリンタの記録位置の手前に配置された給紙ローラに
向かって搬送される。そして、記録紙の給紙方向の先端
部が前記給紙ローラに達すると、記録紙の給紙が搬送ロ
ーラに引き継がれ、その後、記録紙は記録に供されるこ
ととなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来におけ
る前記第2ピックアップローラに圧接する摩擦ローラ
は、プリンタ本体に固定配置された基部の下面に一端を
固定して配設された圧接ばねにより、前記第2ピックア
ップローラの配設方向に押圧されるように配設されてい
る。
【0006】そして、このように構成された給紙装置で
は、前記摩擦ローラを第2ピックアップローラに押圧さ
せる圧接ばねのばね支点が固定されているため、供給さ
れる記録紙の用紙厚により、前記記録紙に対する圧接力
が変わってしまい、いわゆるノンフィードやダブルフィ
ードといった給紙不良の要因となっていた。
【0007】つまり、前記圧接ばねのばね支点が固定さ
れた従来の供給装置においては、前記第2ピックアップ
ローラと摩擦ローラとの間に葉書等の厚紙が供給された
場合と普通紙等の薄紙が供給された場合とについて各記
録紙にかかる前記圧接力を比較すれば、厚紙にかかる圧
接力の方が薄紙にかかる圧接力よりも大きくなる。
【0008】よって、前記摩擦ローラの圧接力を薄紙の
搬送に適するように調節して前記基部および圧接ばねを
配設した場合において葉書等の厚紙が供給されたときに
は、供給される記録紙に対する圧接力が大きくなりす
ぎ、前記第1ピックアップローラおよび第2ピックアッ
プローラの搬送力よりも摩擦ローラの圧接力が勝り、い
わゆるノンフィードの状態を引き起こし、逆に、前記摩
擦ローラの圧接力を厚紙の搬送に適するように調節して
前記基部および圧接ばねを配設した場合において薄紙が
供給されたときには、供給される記録紙に対する圧接力
は小さいものとなり、いわゆるダブルフィードの状態を
引き起こすこととなる。
【0009】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
で、前記スリットの寸法を使用する記録紙の厚さに応じ
て調整したり、前記記録紙に対する摩擦ローラの圧接力
を記録紙の厚さにとらわれずに一定になるように調整し
たりすることで、ノンフィードやダブルフィードを防止
し、記録紙の搬送供給を安定して行なうことのできる給
紙装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の請求項1に係る給紙装置は、積層された記録紙
を下方から支持する底部記録紙ガイドと前記記録紙の先
端辺を当接させるスリット板とを有し、前記スリット板
の下端部と前記底部記録紙ガイドの上面との間に記録紙
の搬出口となるスリットを形成するとともに、前記スリ
ットの給紙方向直下流に前記スリットを通過した記録紙
の搬送を行うピックアップローラと圧接手段により前記
ピックアップローラに圧接する摩擦ローラとを上下に対
向させて配置した給紙装置であって、前記摩擦ローラお
よび前記圧接手段を前記ピックアップローラに対して接
離自在に配設し、摩擦ローラの圧接力を調整可能な構成
としたことを特徴とする。
【0011】本発明によれば、記録紙の用紙厚に応じて
前記摩擦ローラの配設位置を調整することにより、搬送
される記録紙に対する前記摩擦ローラの圧接力を記録紙
の厚さに拘わらず一定に保持することができ、記録紙の
ダブルフィードやノンフィードを防止することができ
る。
【0012】また、請求項2に係る給紙装置は、積層さ
れた記録紙を下方から支持する底部記録紙ガイドと前記
記録紙の先端辺を当接させるスリット板とを有し、前記
スリット板の下端部と前記底部記録紙ガイドの上面との
間に記録紙の搬出口となるスリットを形成するととも
に、前記スリットの給紙方向直下流に前記スリットを通
過した記録紙の搬送を行うピックアップローラと圧接手
段により前記ピックアップローラに圧接する摩擦ローラ
とを対向させて配置させた給紙装置であって、前記スリ
ット板を底部記録紙ガイドに対して垂直上方向に接離自
在に配設し、前記スリットの間隙寸法を調整可能な構成
としたことを特徴とする。
【0013】本発明によれば、前記スリットの間隙寸法
を記録に供する記録紙の厚さ寸法に応じて変えることが
でき、記録紙のダブルフィードを防止することができ
る。
【0014】そして、請求項3に係る給紙装置は、積層
された記録紙を下方から支持する底部記録紙ガイドと前
記記録紙の先端辺を当接させるスリット板とを有し、前
記スリット板の下端部と前記底部記録紙ガイドの上面と
の間に記録紙の搬出口となるスリットを形成するととも
に、前記スリットの給紙方向直下流に前記スリットを通
過した記録紙の搬送を行うピックアップローラと圧接手
段により前記ピックアップローラに圧接する摩擦ローラ
とを対向させて配置させた給紙装置であって、前記スリ
ットの寸法が、用紙厚調整前において、記録紙の1枚分
の厚さ寸法より小さい寸法となるように前記スリット板
を支持部材に配設するとともに、前記支持部材の給紙方
向下流側に前記摩擦ローラおよび前記圧接手段とを配設
し、前記支持部材を前記底部記録紙ガイドおよびピック
アップローラの配設方向に対して垂直上方向に接離自在
に配設して摩擦ローラの圧接力を調整可能とするととも
に、前記スリットの間隙寸法を調整可能な構成としたこ
とを特徴とする。
【0015】本発明によれば、前記支持部材を前記底部
記録紙ガイドおよびピックアップローラの配設方向に対
し垂直方向に上下移動させることにより、前記スリット
の間隙寸法を記録に供する記録紙の厚さ寸法に応じて変
えることができるとともに、搬送される記録紙に対する
前記摩擦ローラの圧接力を記録紙の厚さに拘わらず一定
に保持することができ、記録紙のダブルフィードやノン
フィードを防止することができる。
【0016】さらに、請求項4に係る給紙装置は、請求
項3の給紙装置において、前記支持部材は、前記スリッ
ト板と前記摩擦ローラをピックアップローラに対し圧接
可能に支承する圧接手段とを配設するスリットベース
と、記録装置のフレーム天板に係止させる用紙厚調整部
材を有し、前記スリットベースを支持する支持腕と、前
記スリットベースを前記底部記録紙ガイドおよびピック
アップローラの配設方向に対し垂直方向にスライド可能
に軸支するスリットベース軸とから構成されていること
を特徴とする。
【0017】本発明によれば、前記用紙厚調整部材とフ
レーム天板との間に記録に供する記録紙を介在させるこ
とにより、前記スリットベース自体をスリットベース軸
に沿って簡単かつ的確に移動させることができ、前記ス
リット板の下端部には記録紙の厚さ寸法に応じたスリッ
トを形成するとともに、前記摩擦ローラを搬送される記
録紙に対して所定の圧接圧で圧接させることができ、記
録紙のダブルフィードやノンフィードを防止することが
できる。
【0018】そして、請求項5に係る給紙装置は、請求
項4に記載の給紙装置において、前記用紙厚調整部材
は、前記支持腕に回転自在に支承された用紙厚調整ロー
ラであることを特徴とする。
【0019】本発明によれば、用紙厚調整部材を回転自
在とされたローラとすることで、天板との間に記録に供
する記録紙を簡単に差し挟むことや抜き取ることができ
る。
【0020】また、請求項6に係る給紙装置は、請求項
1ないし請求項5の何れか1項に記載の給紙装置におい
て、前記摩擦ローラには記録紙の給紙方向への回転時に
負荷トルクがかかるように構成されていることを特徴と
する。
【0021】本発明によれば、前記スリットを抜けてダ
ブルフィードされた記録紙の上位に位置する記録紙の先
端辺に当接して搬送を阻止するとともに、最下位の記録
紙のみを分離させて搬送経路下流に搬送することができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1乃
至図4を参照して説明する。
【0023】本実施形態の給紙装置は、記録に供する記
録紙Pを積層可能な収納手段と、この収納手段から記録
紙Pを1枚づつプリンタへ給紙するための給紙手段とか
らなり、前記収納手段は、記録紙Pを支持しつつ給紙方
向(図1の右方向)に案内するための底部記録紙ガイド
1、スリット板2および側部記録紙ガイド3を有してい
る。
【0024】前記底部記録紙ガイド1は、金属製の板材
からなり、積層された記録紙Pを下方から支持しつつ最
下位の記録紙Pを給紙方向に案内するようになってい
る。
【0025】前記底部記録紙ガイド1の給紙方向下流側
となる先端側には、給紙方向に直交する方向(以下、幅
方向という)に前記給紙方向上流側に指向する斜面から
なる段差部4が形成されており、底部記録紙ガイド1の
給紙方向下流側に位置する先端側を上流側に位置する後
端側よりも若干高い位置に位相させている。前記斜面が
形成された段差部4には、給紙手段を構成する第1ピッ
クアップローラ17の最上部を露出させる開口部5が形
成されている。前記第1ピックアップローラ17につい
ては後述する。
【0026】なお、前記底部記録紙ガイド1の上面に形
成される段差部4の段差寸法は、前記第1ピックアップ
ローラ17の前記底部記録紙ガイド1の後端側上面から
の突出寸法と同寸法となるが、この寸法は、通常使用さ
れる記録紙P1枚分の厚さ寸法tとする。
【0027】さらに、本実施形態においては、この底部
記録紙ガイド1は、安定した給紙を行うため給紙方向上
流側より下流側が下方に位置するように給紙方向へ傾斜
配置されている。
【0028】そして、底部記録紙ガイド1の先端部に
は、前記底部記録紙ガイド1上に積層される記録紙Pの
先端辺を当接させるスリット板2が配設されている。前
記スリット板2は、前記底部記録紙ガイド1の先端部上
面に対して直角、かつ上方向に延出するようにして配設
されている。そしてスリット板2の下端部は給紙方向に
ほぼ直角に折り曲げ形成され、前記底部記録紙ガイド1
の先端部上面と略平行となるガイド部6とされている。
【0029】前記スリット板2は、プリンタ本体に対し
前記底部記録紙ガイド1の上面に対し直交する上下方向
に移動可能に配設された支持部材8を構成するスリット
ベース7の給紙方向上流側に指向する壁面に配設されて
いる。
【0030】前記スリットベース7は、前記壁面の上端
辺から給紙方向下流側にほぼ垂直に折り曲げ形成された
上壁7aと前記壁面の下端辺から給紙方向下流側にほぼ
垂直に折り曲げ形成された下壁7bとを有しており、前
記上壁7aの給紙方向下流側開放端に接続された支持部
材8を構成する支持腕9により支持されている。
【0031】前記支持腕9は前記上壁7aの給紙方向下
流側開放端に一端を接続させる略L字状に形成されてお
り、この2本の支持腕9により用紙厚調整部材としての
用紙厚調整ローラ10が回転自在に支承されている。
【0032】前記用紙厚調整ローラ10は、前記スリッ
トベース7の上下方向に沿って配設された支持ガイド1
1を有するフレーム12の天板13に係止するように構
成されている。前記天板13の下面にはスリットベース
軸14が底部記録紙ガイド1の幅方向に所定間隔を隔て
て前記底部記録紙ガイド1の上面方向に垂設されてい
る。このスリットベース軸14はそれぞれ前記スリット
ベース7の上壁7aおよび下壁7bを貫通して配設され
ており、前記支持部材8を上下方向に移動させることに
より、スリットベース7はこのスリットベース軸14に
沿って上下方向にスライドするように軸支されている。
【0033】さらに、前記スリットベース7の給紙方向
下流側に指向する壁面には、前記第1ピックアップロー
ラ17の直ぐ下流側に配設された給紙手段を構成する第
2ピックアップローラ18の配設方向に、同じく給紙手
段を構成する摩擦ローラ20を押圧可能に支承する圧接
手段としての摩擦ローラ支承部材15が配設されてい
る。
【0034】前記摩擦ローラ支承部材15は、図2に示
すように、前記第2ピックアップローラ18の配設方向
に指向する面を有する基部15aと、前記幅方向に延在
する摩擦ローラ20と、この摩擦ローラ20を回転自在
に支承するブラケット15bと、前記基部15aとブラ
ケット15bとの間に配設され前記摩擦ローラ20を前
記ブラケット15bごと前記第2ピックアップローラ1
8の配設方向に押圧する圧接ばね15cとを有してい
る。本実施形態において、前記基部15aは、スリット
ベース7の下端辺から上方向に切り込みを入れ、2本の
切り込みに挟まれた部分を鉤状に給紙方向下流側へ折り
曲げ形成されている。また、前記摩擦ローラ20は、摩
擦ローラ20の回転軸に嵌合させたトルクばね15dと
このトルクばね15dに嵌合するとともに回転を規制さ
れるボビン15eとを有するトルク機構15fにより、
一方向(図1において反時計方向)の回転時に負荷がか
かるようにしてブラケット15bに支承されている。な
お、本実施形態においては、前記トルク機構15fによ
り負荷されるトルクは、100gf/cm程度とする。
【0035】そして、前記スリットベース7は、用紙厚
の調整前において、前記用紙厚調整ローラ10の外周部
最下端を前記天板13に当接させた状態で、前記摩擦ロ
ーラ20がその外周部の最下端を前記圧接ばね15cの
圧接力を受けて第2ピックアップローラ18の最上端に
当接させ、かつ、前記スリット板2の下端部に形成され
たガイド部6は、図3に示すように、前記底部記録紙ガ
イド1の給紙方向下流側の上面との間に、通常使用する
記録紙Pの厚さ寸法tより小さいスリットS(初期の段
階のスリット寸法をs’とする)を形成するように構成
されている(s’<t)。そして、この用紙厚の調整前
において、前記摩擦ローラ20は所定の圧接力(=ばね
常数xたわみ)がかかるように圧接ばね15cのばね圧
等を調整されている。
【0036】また、前記側部記録紙ガイド3は、前記底
部記録紙ガイド1の幅方向に所定間隔を隔てて対向する
ように前記底部記録紙ガイド1の上面に対して直角上方
向に延出された2枚の板材からなり、前記記録紙Pの幅
方向両側部を支持しつつ記録紙Pを給紙方向へ案内する
ようになっている。
【0037】そして、前記底部記録紙ガイド1の上方に
は、記録紙Pを自重を利用して上方から押圧する押圧ロ
ーラ16が回転自在に軸支されている。この押圧ローラ
16は、錘として機能するものであるため、真鍮などの
ように所望の比重を有する金属材料により形成されてお
り、前記記録紙Pの先端部側の上面幅方向にわたって負
荷が加えられている。また、前記押圧ローラ16の図示
しない支持軸は、その両端部近傍を略L字形状の支持腕
により支持されている。これらの支持腕は、前記スリッ
ト板2の上下方向に沿って配設された支持ガイド11に
支持されており、上下方向に移動自在に案内されるよう
になっている。このため、前記押圧ローラ16は、記録
紙Pが減少すると、その自重により前記支持ガイド11
に案内されて下方に移動し、常に、その下方に配設され
た第1ピックアップローラ17との間に記録紙Pを介在
させるようにして、前記給紙最上位の記録紙Pの上面に
圧接して記録紙Pを上方から押圧するようになってい
る。したがって、記録紙Pが最後の1枚となった場合で
あってもこの記録紙Pを第1ピックアップローラ17に
圧接することができるため、記録紙Pのフィードミスを
防止することとなる。
【0038】また、前記収納手段は、前述のように、全
体的に給紙方向が下方となるように傾斜されている。こ
れは、記録紙Pの給紙をより円滑にするために、前記記
録紙Pの重心を給紙方向下流側に掛けることで、その給
紙方向下流側に配設された第1ピックアップローラ17
と最下位に載置された記録紙Pとを圧接させ、その記録
紙の上面に掛かる上位の記録紙Pとの摩擦力よりも大き
い摩擦力を前記記録紙Pの下面と第1ピックアップロー
ラ17との間に発生させることを目的としている。こう
することにより、前記最下位の記録紙Pのみをその上位
の記録紙Pから確実に分離して給紙することが可能にな
るためである。
【0039】一方、前記給紙手段は、前記収納手段に載
置されている記録紙Pを最下位の記録紙Pから順に1枚
づつプリンタの記録部へ給紙するための構成を有してい
る。
【0040】前記第1ピックアップローラ17は、前記
底部記録紙ガイド1の幅方向に延在し、その外周面の最
上部を前記底部記録紙ガイド1の給紙方向上流側の上面
から突出するとともに、前記底部記録紙ガイド1の給紙
方向下流側上面とほぼ面一とするようにして前記開口部
5に配設されている。この第1ピックアップローラ17
1はステッピングモータM等の駆動手段の駆動により記
録紙Pの給紙方向に回転可能に支持されている。
【0041】そして、前記第1ピックアップローラ17
の給紙方向下流側には第2ピックアップローラ18が、
その外周面の最上部を前記底面記録紙ガイド1の下流側
上面と同位に位置させ、前記第1ピックアップローラ1
7と伝達ギア19を介して従動するように前記第1ピッ
クアップローラ17と平行に配設されている。この第2
ピックアップローラ18の上方には、前記摩擦ローラ2
0が当接可能に配設されていることは前述の通りであ
る。
【0042】前記第2ピックアップローラ18の給紙方
向下流側(図1の右側)には、記録紙Pをスライドさせ
るスライド面を有する給紙ガイド21が配設されてお
り、前記第2ピックアップローラ18により前記収納手
段から給紙された記録紙Pを給紙方向へ案内するように
なっている。そして、さらに、この給紙ガイド21より
給紙方向下流側の給紙経路には、搬送ローラ22および
これに外接して従動回転する従動ローラ23が配設され
ており、これらの搬送ローラ22および従動ローラ23
に挟持されて前記記録紙Pはプリンタ内の記録部に供給
され、所望の記録に供されるようになっている。
【0043】なお、前記搬送ローラ22は、図示しない
給紙用動力伝達歯車群または搬送用動力伝達歯車群を介
して駆動手段としての単一のステッピングモータMによ
り回転駆動するように構成されているものとし、その詳
細な説明は省略する。さらに、前記各ローラ17,1
8,20,22,23は、前記記録紙Pを摩擦力により
給紙方向に給紙するようになっているため、記録紙Pと
の摩擦力をより高めるようにゴム等の高分子材料により
形成されているものとする。
【0044】つぎに、本発明の給紙装置の実施形態の作
用について説明する。
【0045】本実施形態においては、給紙動作を開始す
る前提として、まず、前記収納手段に複数枚の記録紙P
を積層させる。前記記録紙Pは、普通紙、OHP用紙、
名刺用紙、葉書等を用いることができる。本実施形態に
おいては、前述の記録紙Pを約300枚程度重ね、その
最下位となる記録紙Pの給紙方向先端側の下面を、前記
底部記録紙ガイド1の上面からその最上部を突出させる
前記第1ピックアップローラ17に当接させるようにし
て載置する。
【0046】その際、前記スリット板2を上下方向に移
動させ、記録に供される記録紙Pのに適当なスリットS
を前記ガイド部6と底部記録紙ガイド1の上面との間に
形成する。つまり、本実施形態においては、記録に供さ
れる記録紙のうち1枚を前記給紙方向の上流側から前記
フレーム12の天板13と用紙厚調整ローラ10との間
に挿入し、前記用紙厚調整ローラ10を記録紙Pの厚さ
分だけ、前記天板13の上面から離間させる。本実施形
態においては、前記天板13に当接する用紙厚調整部材
を回転自在とされたローラとすることにより、記録に供
する記録紙Pの挿入、引き抜きを簡単に行うことができ
る。そして、この操作に伴い、前記スリットベース7も
全体として前記スリットベース7軸に沿って上方にスラ
イド移動することとなり、前記スリット板2の下端に形
成されたガイド部6と前記底部記録紙ガイド1の上面と
の間には記録紙の1枚分の厚さ寸法(1t)より大き
く、2枚分の厚さ寸法(2t)より小さい寸法でスリッ
トS(用紙厚調整後のスリット寸法をs”とする)が形
成されることになる(1t<s”<2t)。
【0047】この状態において、図示しないプリンタの
制御手段の指令により、前記記録紙Pの給紙動作を開始
する。前記制御手段の指令に基づきステッピングモータ
Mが回転駆動することにより、その駆動力が順次前記駆
動歯車を介して伝達されて、前記第1ピックアップロー
ラ17が図1において時計方向(記録紙Pの給紙方向)
へ回転する。この第1ピックアップローラ17の回転に
より、前記底部記録紙ガイド1に積層された記録紙Pの
うち最下位の記録紙Pは、その上位に積層された記録紙
から分離して給紙方向への移動を開始する。
【0048】最下位の記録紙Pは、スリット板3の下端
部に1t<s”<2tの寸法に形成されたスリットSを
通過し、第2ピックアップローラ18と前記摩擦ローラ
20との間に搬送され、前記第2ピックアップローラ1
8と摩擦ローラ20とに挟持される。この分離され搬送
された記録紙Pを挟持した時点で、前記摩擦ローラ20
は、図4に示すように、前記第2ピックアップローラ1
8との間に搬送される記録紙Pに対して用紙厚調整前の
所定の圧接力Pで当接することとなり、前記伝達ギア1
9を介して伝達される駆動力により回転する第2ピック
アップローラ18に従動して記録紙Pを搬送経路に搬送
する。
【0049】このように、本実施形態の給紙装置は、予
め、記録に供する記録紙Pの厚さを考慮してスリット板
2と底部記録紙ガイド1とのスリットSを形成すること
ができるのでダブルフィードを防止することができ、さ
らには、その用紙厚に左右されずに、摩擦ローラ20の
記録紙Pに対する圧接力Pを一定にして、適正な搬送を
行うことができる。
【0050】また、仮に前記第1ピックアップローラ1
7の回転により、2枚以上の記録紙Pが前記スリットS
を通過するようなことがあった場合にも、下層から2枚
目以上の記録紙Pの先端部は前記摩擦ローラ20に必ず
当接するため、前記摩擦ローラ20にかかる負荷トルク
により、その搬送を抑止して前記底部記録紙ガイド1の
最下層に位置していた記録紙1枚のみを搬送し、ダブル
フィードを防止することができる。
【0051】この状態で、更に第1ピックアップローラ
17および第2ピックアップローラ18を回転させ、前
記記録紙Pを給紙ガイド12を経て前記搬送ローラ13
およびこれに外接して従動回転する従動ローラ14に挟
持させ、プリンタ内の記録部に供給する。
【0052】そして、記録紙P1枚の給紙および搬送が
終了し、次の記録紙Pを続けて給紙する場合には、再び
前述の一連の給紙動作を繰り返し行う。
【0053】また、本実施形態においては、記録紙Pの
上方から押圧ローラ16がその自重により記録紙Pを押
圧してしているので、記録紙Pの枚数が減少して最終の
記録紙Pとなっても、この記録紙Pを前記第1ピックア
ップローラ17に確実に押圧して摩擦力を発生させ、給
紙することができる。
【0054】このように、本実施形態の給紙装置には、
記録開始前に、記録に供する記録紙Pの厚さ寸法を考慮
してスリットベース7を位置させ、前記スリット板2と
底部記録紙ガイド1との間のスリットSを適当な寸法に
形成し、また、摩擦ローラ20の記録紙Pに負荷する圧
接力を記録紙Pの厚さに左右されずに一定とすること
で、前記最下位の記録紙Pのみをその上位の記録紙Pか
ら確実に分離して給紙することが可能になるので、ダブ
ルフィードやノンフィードといった不正常な給紙を防止
することができる。
【0055】なお、本発明は前記実施の形態のものに限
定されるものではなく、必要に応じて種々変更すること
が可能である。
【0056】たとえば、前記底部記録紙ガイド1の上面
を平面に形成し、前記開口部5から前記第1ピックアッ
プローラ17をその外周面の最上部が前記底部記録紙ガ
イド1の上面から少なくとも前記記録紙P1枚分の厚さ
寸法程度に突出するようにして配設してもよい。
【0057】また、前記支持部材8の用紙厚調整部材は
前記用紙厚調整ローラ10に限ることなく、前記天板1
3との間に挿入される記録紙Pの厚さ寸法分だけ、前記
支持部材8を介してスリット板2および摩擦ローラ支承
部材15を有するスリットベース7自体を上方向にスラ
イドさせうるものであればよい。
【0058】さらに、前記スリットSの寸法s”と前記
摩擦ローラ支承部材15の位置を決めた後は、前記支持
部材8を固定部材を以て一時的にその位置に固定し、前
記天板13と支持部材8の用紙厚調整部材との間に差し
挟んだ記録紙Pを取り除いてから記録を行う構成とする
こと、前記用紙厚調整部材をユーザーの目測や目盛りに
従ってスライドさせる構成とすること等も可能である。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る給紙装置
は、スリットベースを記録に供する記録紙の厚さ寸法に
応じて上下方向にスライドさせ、スリット板と底部記録
紙ガイドとの間のスリットを適当な寸法に形成するとと
もに、摩擦ローラ支承部材を記録紙の厚さ寸法に応じて
上下方向にスライドさせ、前記摩擦ローラの記録紙に負
荷する圧接力を記録紙の厚さに左右されずに一定とする
ことで、前記最下位の記録紙1枚のみをその上位の記録
紙から確実に分離して給紙することが可能となり、ダブ
ルフィードやノンフィードといった不正常な給紙を防止
することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る給紙装置の一実施形態の要部の
概略構成図
【図2】 用紙厚調整前の状態を示す要部の拡大説明図
【図3】 用紙厚調整後の状態を示す要部の拡大説明図
【図4】 図1の摩擦ローラ支承部材を示す拡大説明図
【符号の説明】
1 底部記録紙ガイド 2 スリット板 3 側部記録紙ガイド 4 段差部 5 開口部 6 ガイド部 7 スリットベース 8 支持部材 9 支持腕 10 用紙厚調整ローラ 11 支持ガイド 12 フレーム 13 天板 14 スリットベース軸 15 摩擦ローラ支承部材 15a 基部 15b ブラケット 15c 圧接ばね 15d トルクばね 15e ボビン 15f トルク機構 16 押圧ローラ 17 第1ピックアップローラ 18 第2ピックアップローラ 19 伝達ギア 20 摩擦ローラ 21 給紙ガイド 22 搬送ローラ 23 従動ローラ P 記録紙 M ステッピングモータ S スリット s’ 用紙厚調整前におけるスリット寸法 s” 用紙厚調整後におけるスリット寸法

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層された記録紙を下方から支持する底
    部記録紙ガイドと前記記録紙の先端辺を当接させるスリ
    ット板とを有し、前記スリット板の下端部と前記底部記
    録紙ガイドの上面との間に記録紙の搬出口となるスリッ
    トを形成するとともに、前記スリットの給紙方向直下流
    に前記スリットを通過した記録紙の搬送を行うピックア
    ップローラと圧接手段により前記ピックアップローラに
    圧接する摩擦ローラとを対向させて配置した給紙装置で
    あって、前記摩擦ローラおよび前記圧接手段を前記ピッ
    クアップローラに対して接離自在に配設し、摩擦ローラ
    の圧接力を調整可能な構成としたことを特徴とする給紙
    装置。
  2. 【請求項2】 積層された記録紙を下方から支持する底
    部記録紙ガイドと前記記録紙の先端辺を当接させるスリ
    ット板とを有し、前記スリット板の下端部と前記底部記
    録紙ガイドの上面との間に記録紙の搬出口となるスリッ
    トを形成するとともに、前記スリットの給紙方向直下流
    に前記スリットを通過した記録紙の搬送を行うピックア
    ップローラと圧接手段により前記ピックアップローラに
    圧接する摩擦ローラとを対向させて配置させた給紙装置
    であって、前記スリット板を底部記録紙ガイドに対して
    垂直上方向に接離自在に配設し、前記スリットの間隙寸
    法を調整可能な構成としたことを特徴とする給紙装置。
  3. 【請求項3】 積層された記録紙を下方から支持する底
    部記録紙ガイドと前記記録紙の先端辺を当接させるスリ
    ット板とを有し、前記スリット板の下端部と前記底部記
    録紙ガイドの上面との間に記録紙の搬出口となるスリッ
    トを形成するとともに、前記スリットの給紙方向直下流
    に前記スリットを通過した記録紙の搬送を行うピックア
    ップローラと圧接手段により前記ピックアップローラに
    圧接する摩擦ローラとを対向させて配置させた給紙装置
    であって、前記スリットの寸法が、用紙厚調整前におい
    て、記録紙の1枚分の厚さ寸法より小さい寸法となるよ
    うに前記スリット板を支持部材に配設するとともに、前
    記支持部材の給紙方向下流側に前記摩擦ローラおよび前
    記圧接手段とを配設し、前記支持部材を前記底部記録紙
    ガイドおよびピックアップローラの配設方向に対して垂
    直上方向に接離自在に配設して摩擦ローラの圧接力を調
    整可能とするとともに、前記スリットの間隙寸法を調整
    可能な構成としたことを特徴とする給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記支持部材は、前記スリット板と前記
    摩擦ローラをピックアップローラに対し圧接可能に支承
    する圧接手段とを配設するスリットベースと、記録装置
    のフレーム天板に係止させる用紙厚調整部材を有し、前
    記スリットベースを支持する支持腕と、前記スリットベ
    ースを前記底部記録紙ガイドおよびピックアップローラ
    の配設方向に対し垂直方向にスライド可能に軸支するス
    リットベース軸とから構成されていることを特徴とする
    請求項3に記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】 前記用紙厚調整部材は、前記支持腕に回
    転自在に支承された用紙厚調整ローラであることを特徴
    とする請求項4に記載の給紙装置。
  6. 【請求項6】 前記摩擦ローラには記録紙の給紙方向へ
    の回転時に負荷トルクがかかるように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記
    載の給紙装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011126715A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Mueller Martini Holding Ag 堆積体から印刷物を分離するための方法および装置

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