JP2000118212A - 空気入りタイヤ及びその製造方法 - Google Patents

空気入りタイヤ及びその製造方法

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JP2000118212A
JP2000118212A JP10292260A JP29226098A JP2000118212A JP 2000118212 A JP2000118212 A JP 2000118212A JP 10292260 A JP10292260 A JP 10292260A JP 29226098 A JP29226098 A JP 29226098A JP 2000118212 A JP2000118212 A JP 2000118212A
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rubber layer
tire
cap
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朝一 坪井
Takuzo Iwata
拓三 岩田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗り心地を損なうことなく転がり抵抗を減じ
かつ電気抵抗の小さなタイヤを提供する。 【解決手段】 トレッド部2からサイドウォール部3を
へてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、こ
のカーカス6のタイヤ半径方向外側かつトレッド部2の
内方に配されたベルト構造体Bとを具える。トレッドゴ
ムは、シリカにより補強されたゴム材からなるキャップ
ゴム部10と、このキャップゴム層10の内側に配され
かつ損失正接(tanδ)が小さいゴム材からなるベー
スゴム層11と、ベルト構造体からベース、キャップゴ
ム層11、10をともに貫通してのびかつ外端面12a
がトレッド接地面2aの一部をなす貫通部12とを含
む。貫通部12は、体積固有抵抗が1×108 (Ωcm)
未満の導電性ゴム材g2からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転がり抵抗を低減
しかつウエットグリップ性能を向上でき、しかも車両に
発生する静電気を路面に効果的に放電しうる空気入りタ
イヤおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
自動車の低燃費性を高めかつ排気ガスの低減化を促進す
るために、トレッドゴムの充填材としてシリカの採用が
提案されている。一般に、カーボンブラックとゴムと
は、物理的ないわゆる「面結合」をなすため、ゴムが動
きにくくなるが、シリカはゴムと結合材を介して強固に
化学的に結合する。そのため、シリカにより補強された
トレッドゴムは、耐摩耗性が高く、しかもゴムとシリカ
がいわゆる「点」で結合しているため、ゴムが動きやす
くかつ粘着力に富むこととなり優れたウエットグリップ
性能を発揮することができる。
【0003】しかしながら、シリカは電気絶縁性が高い
ため、タイヤの電気抵抗を増す傾向があるため、車両に
静電気が溜まりやすいという欠点がある。このような静
電気の蓄積は、例えばガソリンスタンドで燃料タンクの
蓋を開けようとした際に、火花を発生させる危険があ
り、また車両の走行中にラジオノイズ等の電波障害を引
き起こすなど電気的誤動作の原因ともなる。
【0004】車両に蓄積された静電気による電気的誤動
作を防止するために、図7(a)に示す如く、シリカ配
合のトレッドゴムaの表面に、導電性ゴム材からなる薄
膜ゴム層bを貼り付けたものや、シリカ配合のトレッド
ゴムの側縁に導電性ゴム材からなるウイングゴムcを設
けて電気抵抗を改善したタイヤが提案されている。しか
しながら、これらのタイヤでは外側の薄膜ゴム層bやウ
イングゴムcの摩滅後においては路面との導通状態が極
めて不安定なものとなる。つまり、タイヤの摩耗につれ
てタイヤの電気抵抗が増し、前記問題を解決し得ない。
【0005】また本件出願人は、既に特開平9−711
12号公報を提案している。このものは、例えば図7
(b)に示す如く、トレッドゴムを、シリカ等を配合し
た絶縁性材からなるキャップゴム層dと、その半径方向
内側に配される良導電性材からなるベースゴム層eとを
設けた2層構造とするとともに、このベースゴム層eは
前記キャップゴム層dを貫通してのびタイヤのトレッド
面に露出する導電部材fを具えている。
【0006】このようなタイヤでは、摩耗の終期に至っ
ても導電部材fを路面に接地させることが可能となり前
記問題点を解決しうる。ところが、ベースゴム層eに導
電性を付与するためには、カーボンブラックを高い比率
で配合する必要があるため、該ベースゴム層eのヒステ
リシスロスの上昇を招きやすく、転がり抵抗性能の向上
効果を十分に引き出すことができなかった。
【0007】本発明は以上のような問題点に鑑み案出な
されたもので、トレッドゴムを、トレッド接地面の主要
部をなしかつシリカにより補強されたキャップゴム層
と、このキャップゴム層の内側に配されかつ損失正接
(tanδ)が小さいベースゴム層と、内端面がベルト
構造体などに接続されかつベース、キャップゴム層をと
もに貫通してのびかつ外端面がトレッド接地面の一部を
なす良導電性のゴム材からなる貫通部とを含むことを基
本として、キャップゴム層による優れたウエット性能と
ベースゴム層による優れた低転がり抵抗性能を両立しつ
つタイヤ電気抵抗を低減でき、しかもこれらの特性を使
用初期から終期にいたり安定して発揮しうる空気入りタ
イヤの提供を目的としている。
【0008】また請求項3記載の発明では、このような
トレッドゴムを一体に押し出した一体押出し品を用いて
タイヤを成形することにより、生産性に優れた空気入り
タイヤの製造方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明のうち請求項1記載の発明は、トレッド部から
サイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカ
ーカスと、このカーカスのタイヤ半径方向外側かつトレ
ッド部の内方に配されたベルト構造体とを具えた空気入
りタイヤであって、前記ベルト構造体のタイヤ半径方向
外側のトレッドゴムが、トレッド接地面の主要部をなし
かつシリカにより補強されたゴム材からなるキャップゴ
ム層と、このキャップゴム層のタイヤ半径方向内側に配
されかつ前記キャップゴム層のゴム材よりも損失正接
(tanδ)が小さいゴム材からなるベースゴム層と、
内端面が、前記ベルト構造体と直接又は導電材を介して
接続され、かつ前記ベースゴム層およびキャップゴム層
をともに貫通してのびしかも外端面がトレッド接地面の
一部をなす1個以上の貫通部とを含み、かつ前記貫通部
は、体積固有抵抗が1×108 (Ωcm)未満の導電性ゴ
ム材からなることを特徴としている。
【0010】また請求項2記載の発明は、前記トレッド
ゴムは、複数個の貫通部を有するとともに、この複数個
の貫通部のタイヤ半径方向内端部を互いに継ぐ小厚さか
つ導電性ゴム材からなるアンダートレッドゴム層を具え
ることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤであ
る。
【0011】また請求項3記載の発明は、多層式ヘッド
を具えた押出機により、トレッド接地面をなすキャップ
ゴム層と、そのタイヤ半径方向内側に配されるベースゴ
ム層とを含む多層ゴム体に、前記ベースゴム層およびキ
ャップゴム層をともに貫通して内外にのびかつ外端面が
前記トレッド接地面の一部をなす1個以上の貫通部を設
けた連続した一体押出し品を成形し、かつ貫通部は体積
固有抵抗が1×108(Ωcm)未満となる導電性ゴム材
からなるとともに、この一体押出し品をトレッドゴムに
用いてタイヤを成形することを特徴とする空気入りタイ
ヤの製造方法である。
【0012】なお本明細書において、ゴムの体積固有抵
抗は、15cm四方かつ厚さ2mmのゴムの試料を印加電圧
500V、気温25℃、湿度50%の条件でADVAN
TESTER8340Aの電気抵抗測定器を用いて測定
した値で表示している。
【0013】また、ゴムの損失正接(tanδ)は、試
料を所定の短冊状試料に切り取って、岩本製作所(株)
製の粘弾性スペクトロメーターを用い、温度70℃、初
期伸張10%、動歪±1%、周波数10Hzの条件で測
定した値とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図面
に基づき説明する。図1には、正規リムJにリム組みさ
れかつ正規内圧が充填された正規状態でしかも無負荷の
状態のタイヤ子午断面を示している。
【0015】前記「正規リム」とは、タイヤが基づいて
いる規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎
に定めるリムであり、例えばJATMAであれば「標準
リム」、TRAであれば "Design Rim" 、或いはETR
TOであれば "Measuring Rim" となる。また、「正規
内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系
において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であ
り、JATMAであれば「最高空気圧」、TRAであれ
ば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION P
RESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFL
ATION PRESSURE"である。
【0016】空気入りタイヤ1は、図1に示すように、
トレッド部2からサイドウォール部3を経てビード部4
のビードコア5に至るトロイド状のカーカス6と、この
カーカス6のタイヤ半径方向外側かつトレッド部2の内
部に配された本例では良導電性をなすベルト構造体Bと
を具える乗用車用のものが例示されている。
【0017】前記カーカス6は、本例では1枚のカーカ
スプライ6Aから形成され、前記ビードコア5、5間を
跨ってのびる本体部6aと、この本体部6aの両側に連
なりかつ前記ビードコア5の周りをタイヤ軸方向内側か
ら外側に向けて折り返された折返し部6bとを具える。
またこれらの本体部6a、折返し部6bの間には、硬質
のビードエーペックスゴム8が配され、ビード部4を補
強する。
【0018】前記カーカスプライは、例えばコードをタ
イヤ赤道Cに対して75〜90度の角度で配列したラジ
アル構造をなし、カーカスコードには本例ではポリエス
テルコードが採用されるが、その他ナイロン、レーヨ
ン、ビニロン、芳香族ポリアミドなどの各種の有機繊維
コードや、スチールコードなどが採用できる。
【0019】前記ベルト構造体Bは、本例ではスチール
コードを含むベルト層7から形成される。該ベルト層7
は、ほぼ平行に配列したスチールコード配列体の両側を
トッピングゴムで被覆した2枚のベルトプライ7A、7
Bで構成されている。前記スチールコードは、タイヤ赤
道Cに対して15〜40度の角度で配列される。また2
枚のベルトプライ7A、7Bは、前記スチールコードが
交差するように重ね合わせて配置される。
【0020】なおベルトコードがスチールコードからな
り、また前記トッピングゴムがカーボンブラック配合に
より体積固有電気抵抗値を108 (Ωcm)未満とした導
電性ゴム材を用いることにより、ベルト層7には良好な
導電性が付与される。なおベルトコードとして、スチー
ルコードの他、カーボンファイバーコード等の他の導電
性コードも要求により使用できる。
【0021】前記ベルト層7のタイヤ半径方向外側には
トレッドゴム9が配される。トレッドゴム9は、例えば
外表面が路面と接触するトレッド接地面2a、路面と接
地しない溝面2bおよびトレッド接地面2aの接地端よ
りもタイヤ軸方向外側の領域であるバットレス面2cと
を構成しうる。
【0022】また前記トレッドゴム9は、図2(A)に
示す如く、トレッド接地面2aの主要部をなすキャップ
ゴム層10と、このキャップゴム層10のタイヤ半径方
向内側に配されたベースゴム層11と、本例では、内端
面12bが前記ベルト構造体Bとしてのベルト層7(導
電材)に接続され、かつ前記キャップゴム層10および
ベースゴム層11をともに貫通してのびしかも外端面1
2aがトレッド接地面2aの一部をなす1個以上の貫通
部12とを含むものを例示している。
【0023】前記キャップゴム層10は、トレッド接地
面2aの主要部をなす。トレッド接地面2aとは、前記
正規状態で、規格において定まる正規荷重を負荷したと
きのトレッド接地端e、e(図3に示す)間に挟まれる
タイヤ1周の接地面とする。そして、「キャップゴム層
10がトレッド接地面2aの主要部をなす」とは、タイ
ヤ1周あたりのキャップゴム層10のトータルの接地面
積が、トレッド接地面2aの全面積の少なくとも50%
以上を占めることをいい、好ましくは60%以上、さら
に好ましくは70%以上を占めるものとする。
【0024】本例では、キャップゴム層10は、タイヤ
周方向にのびる複数個の貫通部12によってタイヤ軸方
向に分割(10A、10A、10B、10B、10C、
10C)されるが、この貫通部12を除いてトレッド接
地面2aの全域に亘り露出するように形成されている。
【0025】このキャップゴム層10は、シリカを配合
することにより補強されたゴム材からなる。これによ
り、ウエットグリップ性能を高め、かつドライ路面での
転がり抵抗の低減を図ることが可能になる。またキャッ
プゴム層10は、本例では排水用のトレッド溝Gの溝深
さ以上の厚さを有するものを例示する。このため、タイ
ヤの摩耗の終期に至っても前記低転がり抵抗性能及びウ
エットグリップ性能を維持しうる点で好ましい。
【0026】前記キャップゴム層10は、例えばゴム基
材100重量部に対して、シリカを30〜100重量
部、好ましくは40〜70重量部、さらに好ましくは4
0〜60重量部配合したゴム材からなるのが好ましい。
これによって、キャップゴム層10は、タイヤの転がり
抵抗の低減とウエット性能とをより高いレベルで両立し
うる。
【0027】前記ゴム基材としては、天然ゴム(N
R)、ブタジエンの重合体であるブタジエンゴム(B
R)、いわゆる乳化重合のスチレンブタジエンゴム(E
−SBR)、溶液重合のスチレンブタジエンゴム(S−
SBR)、イソプレンの重合体である合成ポリイソプレ
ンゴム(IR)、ブタジエンとアクリロニトリルとの共
重合体であるニトリルゴム(NBR)、クロロプレンの
重合体であるクロロプレンゴム(CR)などを挙げるこ
とができ、これらの1種又は2種以上をブレンドしたゴ
ムも用いることが好ましい。
【0028】また配合されるシリカとしては、窒素吸着
比表面積(BET)が150〜250m2 /gの範囲、
かつフタル酸ジブチル(DBP)吸油量が180ml/
100g以上のコロイダル特性を示すものが、ゴムへの
補強効果及びゴム加工性等の点で好ましい。
【0029】なお、キャップゴム層10に要求される他
の物性、例えばゴム弾性や、ゴム硬度、発熱性等を得る
ために、カーボンブラックを補助的に配合することがで
きる。前記カーボンブラックの配合量は、前記ゴム基材
100重量部に対して30重量部以下、好ましくは20
重量部以下、より好ましくは3〜20重量部、さらに好
ましくは10重量以下が望ましい。前記カーボンブラッ
クの配合量が30重量部を超えると、シリカによる低転
がり抵抗性等の優れた効果が減少し、またゴムが硬くな
る傾向にあるなどキャップゴム層10として満足のゆく
ゴム物性が得られ難い。なお前記シリカの配合量が10
0重量部を超えると、前記他のゴム物性を得るために、
カーボンブラックの3重量部以上の配合が困難となり、
光酸化防止効果が下がり耐候性を著しく損ねるため好ま
しくない。
【0030】このようなキャップゴム層10は、シリカ
の配合により、例えば体積固有抵抗が1×108 (Ωc
m)以上を示す絶縁性ゴムg1から構成される。
【0031】また前記ベースゴム層11は、低転がり抵
抗性を重視したゴム材、より具体的には前記キャップゴ
ム層10のゴム材よりも損失正接(tanδ)が小さい
ゴム材からなり、さらに好ましくは損失正接(tan
δ)が0.10以下のエネルギーロスの少ないゴム材で
構成するのが好ましい。
【0032】このようなベースゴム層11のゴム材は、
損失正接tanδを0.10以下の低い値にするため
に、例えばカーボンブラックの含有量を減じかつ粒子の
粗いソフトカーボンの使用などの手段によって達成する
ことができる。このため、ゴム材の体積固有抵抗値は1
8 (Ωcm)以上、通常1010(Ωcm)以上の高い絶縁
性を呈する絶縁性ゴム材g1から形成される。
【0033】前記貫通部12は、ベースゴム層11およ
びキャップゴム層10をともに貫通してのびかつその外
端面12aがトレッド接地面2aの一部をなす1個以
上、本例ではタイヤ軸方向に距離を隔てて5個を配され
たものを例示している。
【0034】また前記貫通部12は、それ自身が導電性
ゴム材からなるとともに、本例では図2(A)に拡大し
て示す如く、ベルト層7(導電材)の外面に内端部12
bが直接接続されて前記キャップ、ベースゴム層10、
11を貫通してのびかつ外端面12aがトレッド接地面
2aの一部をなす。これにより、貫通部12は、車両か
ら生じる静電気をベルト層7を介して路面へと放出する
役割を担う。本例では、複数の貫通部12はいずれも同
じ導電性ゴム材g2から形成されており、その体積固有
抵抗を1×108 (Ωcm)未満としている。
【0035】また前記トレッドゴム9のタイヤ軸方向両
端には、ウイングゴム体13が設けられ、またこれに連
ねてサイドウォールゴム14、ビードゴム15などが貼
り付けされる。これらの各ゴムには、シリカは配合され
ておらず、その体積固有抵抗が1×108 Ωcm未満の良
導電特性を持つ。
【0036】このような空気入りタイヤ1は、車両で発
生した静電気を、リムJからタイヤのビードゴム15、
サイドウォールゴム14、ベルト層7を経由して前記貫
通部12から路面へと放電する導電通路を形成しうる。
【0037】また前記貫通部12は、本例ではほぼ等幅
でタイヤ半径方向にのびるものを例示し、図3に示す如
く、略タイヤ赤道Cの位置を通る中央の貫通部12A
と、その両側の中の貫通部12B、12Bと、その外側
の外の貫通部12C、12Cとからなる5本が形成され
たものを示す。ただし、このような断面形状、本数には
限定されず種々の態様で実施される。
【0038】これらの各貫通部12は、例えば図2に示
す如く、外端部12aでのタイヤ軸方向の幅Wを0.5
〜10.0mm、より好ましくは1.0〜5.0mmの小幅
で形成されるのが望ましい。この貫通部12の前記外端
部12aでの幅Wが0.5mm未満では、路面への放電効
果が低下しがちとなり、逆に10mmを超えると、この貫
通部12のゴム物性がキャップゴム層10、ベースゴム
層11に影響して、低転がり抵抗性及びウエットグリッ
プ性能の向上効果を相対的に低下させやすい。
【0039】また本例では、貫通部12は、タイヤ周方
向にのびる略リング状をなすものを例示している。なお
「略リング状」であるから、貫通部12がタイヤ軸方向
にのびるトレッド溝などにより途切れることは差し支え
ない。このように、貫通部12が略リング状をなすた
め、タイヤの1回転中に貫通部を路面に接地させる機会
が増し、より確実に車両の静電気除去効果を発揮しう
る。
【0040】このような貫通部12を構成する導電性ゴ
ム材g2は、前記キャップゴム層10で例示したゴム基
材の100重量部に対して、本例では25重量部以上の
カーボンブラックを含むものを例示している。
【0041】すなわち導電性ゴムとして、1×10
8 (Ωcm)未満の優れた導電性と耐摩耗性とを得るため
に、カーボンブラックを25重量部以上配合するのが好
ましい。ここで導電性ゴム材g2で使用するカーボンブ
ラックの種類は、特に限定されないが、カーボンブラッ
クの配合量Wc(重量部)と平均粒子径Nc(単位n
m)との比(Wc/Nc)を1.5以上とすることが好
ましい。一般に前記導電性ゴム材g2の体積固有抵抗
は、カーボンブラックの配合量Wcとその平均粒子径N
cとに関係し、Wcの増加又はNcの減少によって体積
固有抵抗は減少する傾向がある。したがって、前記比
(Wc/Nc)を1.5以上に規制することによって、
必要な導電性が保証されうる。なお好適には、平均粒子
径Ncが30nm以下のハードカーボンが望ましい。
【0042】なお本実施形態では、導電性ゴム材g2
は、シリカ配合量を0としたものを例示しているが、少
量のシリカを加えることもできる。また前記絶縁性ゴム
材g1、導電性ゴム材g2には、必要に応じて、公知の
加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、可塑剤、老化防止
剤、およびシランカップリング剤等を適宜添加できるこ
とは勿論である。なおシランカップリング剤としては、
ビス(トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィ
ド、α−メルカプトプロピルトリメトキシシランが好適
である。
【0043】また本実施形態では、図1、図2(A)に
示す如く、前記トレッドゴム9は、複数個の貫通部12
のタイヤ半径方向内端部を互いに継ぐ厚さが1.0mm以
下かつ導電性ゴム材g2からなるアンダートレッドゴム
層17を具えたものを例示している。これによって、ベ
ルト構造体Bから均一に集電し、前記貫通部12からの
放電効率を高めうる。また、アンダートレッドゴム層1
7は、厚さが1.0mm以下であるため、他のゴムの性能
を低下させることもない。
【0044】また図2(B)に示すように、アンダート
レッドゴム層17を貫通部12の内端面12bを前記ア
ンダートレッドゴム層17の外面に接続することもでき
る。この場合、貫通部の内端面12bは、導電材たるア
ンダートレッドゴム層17を介して前記ベルト構造体と
接続する。またこの場合、貫通部12、アンダートレッ
ドゴム層17を形成するゴム材は、ともに導電性を有し
ていれば同じ配合であっても良く、また異なる配合であ
っても良い。
【0045】またベルト構造体Bは、図4に示す如く、
ベルト層7と、このベルト層7のタイヤ半径方向外側に
有機繊維コードを螺旋状かつタイヤ周方向に配列したバ
ンド19とからなる場合がある。バンド19は、例えば
有機繊維コードの複数本を平行に配列してゴム被覆した
小巾の帯状プライ20を前記ベルト層7の外側に螺旋状
に巻き回すことにより形成される。このとき、帯状プラ
イ20の側縁を離間させて巻くことにより、該側縁間に
間隙を形成するのが好ましい。これにより、バンド19
が絶縁性を有していても、例えば広巾で軸方向に連続す
るアンダートレッドゴム層17がベルト層7と貫通部1
2とを導通させるのに役立つ。
【0046】なおこのような導電性に優れたタイヤは、
多層式ヘッドを具えた押出機により、例えば図5に示す
如く、前記トレッド接地面2aをなすキャップゴム層1
0と、そのタイヤ半径方向内側に配されるベースゴム層
11とからなる2層ゴム体に、前記ベースゴム層11お
よびキャップゴム層10をともに貫通して内外にのびか
つ外端面12aが前記トレッド接地面2aの一部をなす
1個以上の貫通部12を設けた連続した一体押出し品を
成形し、かつこの一体押出し品をトレッドゴムに用いて
タイヤの生カバーを成形することにより、生産性の低下
を損なわずに能率良く生産しうる。
【0047】なおこのとき、キャップゴム層10、ベー
スゴム層11、貫通部12を一般的に用いられているト
リプルヘッド押出機で成形でき、またクワトロヘッド押
出機を用いることにより、前記アンダートレッドゴム層
17も一体で成形することが可能となる。
【0048】また、このような空気入りタイヤは、新品
時においてリム組みし正規内圧の80%の内圧を充填し
たタイヤにタイヤ最大荷重の80%荷重を負荷した静止
状態において、トレッド接地面2aと前記リムJとの間
の電気抵抗を1×108 (Ω)未満とすることができ
る。またタイヤの1000km走行後の摩耗状態におい
ても、前記電気抵抗を1×109 (Ω)以下に規制する
ことができ、静電気のスパークを原因とする火災、電波
障害等を防止した安全走行を、使用初期から終期に至り
保証できる。
【0049】なおタイヤ自体の負荷状態における電気抵
抗の測定は、ドイツの WDK、 Blatt3で規定される「荷重
下でのタイヤ電気抵抗の測定手順」に基づき測定しうる
ものであって、図6に示すように、台板30に対して絶
縁状態で取付く鋼板31上に、タイヤ1を前記負荷状態
で垂直に接地させ、リムJと鋼板31との間の電気抵抗
を、印可電圧500V、気温25℃、湿度50%、内圧
2.0kgf /cm2 、縦荷重450kgf の条件で測定し
た。
【0050】以上、本実施形態について詳述したが、貫
通部12は、リング状以外にもトレッド面から見た外端
面が例えば円形、矩形などをなす柱状体としてベルト構
造体Bから立ち上げでき、しかもタイヤ周方向に疎らに
分散配置することもできる。この場合、タイヤが1周す
る際にフットプリント上で常に1つ以上の導電部が接地
しているのが良い。また導電性ゴム材g2は、導電性の
短繊維などを配合することにより導電性を付与しても良
い。
【0051】
【実施例】タイヤサイズが165/65R15の空気入
りタイヤを表1の仕様に基づき試作するとともに、各供
試タイヤの電気抵抗値、低転がり抵抗性、ウエット性能
及び耐摩耗性を測定して性能を比較した。なお比較のた
め、キャップ、ベースゴム層とアンダートレッド層の3
層からなるトレッドゴム(導電性の貫通部なし)を有す
るタイヤ(比較例)も併せてテストした。トレッドゴム
の各部に使用するゴム材の配合例を表1に示す。
【0052】
【表1】
【0053】テストの方法は次の通りである。 1.タイヤ電気抵抗 前記の測定方法に基づいている。
【0054】2.低転がり抵抗性 転がり抵抗試験機を用い、前記リム組みタイヤを、時速
80km/h、荷重345kgで走行させて転がり抵抗を測
定し、比較例を100とした指数で表示した。指数の大
きい方が転がり抵抗が小さく良好である。
【0055】3.ウエット性能 前記リム組みタイヤを乗用車両の全輪に装着し、低摩擦
係数のタイルを敷き詰めたテストコースにて、水を散布
した後、円旋回してスリップする時の最高速度を測定
し、比較例を100とする指数によって表示している。
指数の大きい方が良好である。
【0056】4.耐摩耗性 試供タイヤを装着した前記乗用車両を用い、高速道路と
一般道路とをミックスして合計3万km走行した時点
で、トレッド溝の残りの溝深さを測定し、比較例を10
0とする指数によって表示している。指数の大きい方が
良好である。テストの結果を表2に示す。
【0057】
【表2】
【0058】
【発明の効果】以上説明したように請求項1又は2の空
気入りタイヤは、キャップゴム層による優れたウエット
性能とベースゴム層による優れた低転がり抵抗性能を両
立しつつタイヤ電気抵抗を低減でき、しかもこれらの特
性を使用初期から終期にいたり安定して発揮しうる。ま
た請求項3記載の空気入りタイヤの製造方法によれば、
生産性を低下させることなく効率よくタイヤを製造しう
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す空気入りタイヤの断面
図である。
【図2】(A)、(B)は、貫通部を拡大して2つの態
様を示す部分断面図である。
【図3】トレッドパターンの一例を示すトレッド部の平
面図である。
【図4】ベルト構造体の他の実施形態を示す概略断面図
である。
【図5】成形前のトレッドゴムの実施例を示す部分断面
図である。
【図6】負荷状態におけるタイヤの電気抵抗の測定方法
を説明する線図である。
【図7】(a)、(b)は従来のトレッドゴムの構造を
示す断面図である。
【符号の説明】
2 トレッド部 2a トレッド接地面 3 サイドウオール部 4 ビード部 5 ビードコア 6 カーカス 7 ベルト層 10 キャップゴム層 11 ベースゴム層 12 貫通部 12 導電部の外端部 B ベルト構造体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド部からサイドウォール部をへてビ
    ード部のビードコアに至るカーカスと、このカーカスの
    タイヤ半径方向外側かつトレッド部の内方に配されたベ
    ルト構造体とを具えた空気入りタイヤであって、 前記ベルト構造体のタイヤ半径方向外側のトレッドゴム
    が、 トレッド接地面の主要部をなしかつシリカにより補強さ
    れたゴム材からなるキャップゴム層と、 このキャップゴム層のタイヤ半径方向内側に配されかつ
    前記キャップゴム層のゴム材よりも損失正接(tan
    δ)が小さいゴム材からなるベースゴム層と、 内端面が、前記ベルト構造体と直接又は導電材を介して
    接続され、かつ前記ベースゴム層およびキャップゴム層
    をともに貫通してのびしかも外端面がトレッド接地面の
    一部をなす1個以上の貫通部とを含み、 かつ前記貫通部は、体積固有抵抗が1×108 (Ωcm)
    未満の導電性ゴム材からなることを特徴とする空気入り
    タイヤ。
  2. 【請求項2】前記トレッドゴムは、複数個の前記貫通部
    を有するとともに、この複数個の貫通部のタイヤ半径方
    向内端部を互いに継ぐ厚さが1.0mm以下かつ導電性ゴ
    ム材からなるアンダートレッドゴム層を具えることを特
    徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】多層式ヘッドを具えた押出機により、トレ
    ッド接地面をなすキャップゴム層と、そのタイヤ半径方
    向内側に配されるベースゴム層とを含む多層ゴム体に、
    前記ベースゴム層およびキャップゴム層をともに貫通し
    て内外にのびかつ外端面が前記トレッド接地面の一部を
    なす1個以上の貫通部を設けた連続した一体押出し品を
    成形し、 かつ貫通部は体積固有抵抗が1×108 (Ωcm)未満と
    なる導電性ゴム材からなるとともに、 この一体押出し品をトレッドゴムに用いてタイヤを成形
    することを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
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