JPH11151907A - 空気入りタイヤおよびその製造方法 - Google Patents

空気入りタイヤおよびその製造方法

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JPH11151907A
JPH11151907A JP10213946A JP21394698A JPH11151907A JP H11151907 A JPH11151907 A JP H11151907A JP 10213946 A JP10213946 A JP 10213946A JP 21394698 A JP21394698 A JP 21394698A JP H11151907 A JPH11151907 A JP H11151907A
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rubber layer
conductive
pneumatic tire
tread
cross
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JP10213946A
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Masahito Hiruma
雅人 比留間
Akio Kusano
亜希夫 草野
Yasuyo Fujita
康世 藤田
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C19/00Tyre parts or constructions not otherwise provided for
    • B60C19/08Electric-charge-dissipating arrangements
    • B60C19/082Electric-charge-dissipating arrangements comprising a conductive tread insert

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  • Tyre Moulding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイヤの耐久性に基づく安全性を損なうこと
なく、帯電防止を確実に確保し得る空気入りタイヤを提
供する。また、十分な帯電防止効果を発揮すると同時に
耐久面からの安全性に優れ、しかも高い押出し生産性を
有する空気入りタイヤを提供する。 【解決手段】 シリカ多量配合系ゴム層を少なくともト
レッドの表面部に有する空気入りタイヤであって、前記
ゴム層が、タイヤ幅方向の少なくとも1箇所において、
実質上該ゴム層の全厚みにわたり周方向に延びる導電分
離ゴム層により同幅方向に分離されてなる空気入りタイ
ヤにおいて、前記ゴム層の幅方向断面における厚み方向
距離aと、前記導電分離ゴム層により分離されてなる分
離ゴム層の幅方向断面の縁面長さbとが、次式、a<b
で表わされる関係を満足する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯電防止のために
導電分離ゴム層を配置したシリカ多量配合系(以下「シ
リカリッチ」と略記する)トレッドゴムを具備する空気
入りタイヤに関し、特には耐久性の面からの安全性およ
び押出し生産性が向上した空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気入りタイヤにおいては、トレ
ッドゴムにカーボンブラックが適量含まれており、タイ
ヤの電気抵抗に関する問題や帯電量の蓄積に関する問題
は存在し得なかった。しかしながら、近年環境問題が大
きく取り上げられ、低燃費化への動きが加速されてい
る。低燃費化、即ち転がり抵抗の低減をトレッドゴムの
改良により達成するためには、ヒステリシスロスを発生
させる原因となるカーボンブラックを減らす必要があ
り、今日では低燃費性能に優れたトレッドゴムとして、
カーボンブラックの配合量を減らしてシリカを含有した
トレッドゴムが注目され、タイヤの運動性能と低燃費性
能とを高い水準で両立させるために、特にキャップ/ベ
ース構造を有する空気入りラジアルタイヤにおいて、シ
リカ多量配合ゴムをキャップ層のゴムに使用するケース
が増加する傾向にある。その結果、電気抵抗に関する問
題および帯電量の蓄積に関する問題が新たに浮上してき
ている。
【0003】かかる問題を解決する方法として、例え
ば、欧州特許第658 452号明細書に開示されてい
るように、導電分離ゴム層20をトレッド10の幅方向
中央部にトレッド表面からトレッド下層ゴムまで挟み込
む手法が知られている(図7)。この空気入りタイヤに
おいては、図示するように、トレッドに設けられた導電
分離ゴム層20とシリカリッチゴム層10との接合面が
タイヤ接地面に対して垂直になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、導電分
離ゴム層がタイヤ接地面に対して垂直に設けられている
空気入りタイヤの場合、タイヤの帯電防止という面から
は、導電分離ゴム層が常に接地していることから十分に
効果を発揮するが、走行時にタイヤに生ずる歪みによ
り、導電分離ゴム層とシリカリッチゴム層との接合面で
剥離が生じ易く、タイヤの安全性の面で問題があった。
即ち、前記欧州特許第658 452号明細書等に開示
されているように導電分離ゴム層をシリカ配合のトレッ
ドに表面から下層ゴムまで挟み込むと、特に高速走行時
に車両が横風を受けてタイヤに横方向からの入力を受け
たような場合、図8に示すように、導電分離ゴム層20
が他のトレッド10部分と異質ゴムであるが故に境界面
より剥離が発生し、この剥離がタイヤ周上に連続して延
びるという問題があった。かかる問題は旋回走行時にも
同様に生じ得る。一旦剥離が発生するとタイヤの耐久性
は著しく低下することになる。
【0005】そこで本発明の目的は、タイヤの耐久性に
基づく安全性を損なうことなく、帯電防止を確実に確保
し得る空気入りタイヤを提供することにある。
【0006】また、本発明の他の目的は、十分な帯電防
止効果を発揮すると同時に耐久面からの安全性に優れ、
しかも高い押出し生産性を有する空気入りタイヤを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決すべく鋭意検討した結果、導電ゴム層をトレッドに
適用して通電経路を形成せしめるにあたり、一の導電ゴ
ム層により分離されてなる分離面をトレッドゴム層の幅
方向断面において厚み方向と傾斜する方向に延在せしめ
ることにより、タイヤ横方向の入力が効果的に分散され
て導電ゴム層の動きと境界面でのゴムの変形が拘束さ
れ、導電ゴム層の剥離を防止することができることを見
出し、下記(1)〜(9)の本発明を完成するに至っ
た。
【0008】また、本発明者は、シリカリッチゴム層の
トレッドに特定の厚みの導電分離ゴム層をタイヤ幅方向
断面においてV字状または逆V字状に配設して導電路を
形成せしめることにより、更に高い押出し生産性をも得
ることができることを見出し、下記(10)〜(17)
の本発明を完成するに至った。すなわち、本発明の空気
入りタイヤは下記の通りである。
【0009】(1)シリカ多量配合系ゴム層を少なくと
もトレッドの表面部に有する空気入りタイヤであって、
前記ゴム層が、タイヤ幅方向の少なくとも1箇所におい
て、実質上該ゴム層の全厚みにわたり周方向に延びる導
電分離ゴム層により同幅方向に分離されてなる空気入り
タイヤにおいて、前記ゴム層の幅方向断面における厚み
方向距離aと、前記導電分離ゴム層により分離されてな
る分離ゴム層の幅方向断面の縁面長さbとが、次式、 a<b で表わされる関係を満足することを特徴とする空気入り
タイヤである。
【0010】(2)前記空気入りタイヤにおいて、前記
シリカ多量配合系ゴム層の加硫硬化後の固有抵抗値が1
Ω・cm以上で、かつ前記導電分離ゴム層の固有抵
抗値が10Ω・cm以下であり、前記導電分離ゴム層
の幅が0.1〜3.0mmである空気入りタイヤであ
る。
【0011】(3)前記空気入りタイヤにおいて、前記
縁面長さbがタイヤ接地幅Wの50〜100%である空
気入りタイヤである。
【0012】(4)前記空気入りタイヤにおいて、前記
分離ゴム層の幅方向断面における分離形状が実質直線状
を呈している空気入りタイヤである。
【0013】(5)前記空気入りタイヤにおいて、前記
分離ゴム層の幅方向断面における分離形状が波形形状を
呈している空気入りタイヤである。
【0014】(6)前記空気入りタイヤにおいて、前記
導電分離ゴム層の幅が0.5〜2.0mmである空気入
りタイヤである。
【0015】(7)前記空気入りタイヤにおいて、前記
トレッドが、表面部に前記シリカ多量配合系ゴム層のキ
ャップゴム層と、その半径方向下方にベースゴム層とを
備える少なくとも2層構造で形成されてなる空気入りタ
イヤである。
【0016】(8)前記空気入りタイヤにおいて、前記
導電分離ゴム層は硫黄硬化後の固有抵抗値が10Ω・
cm以下のゴムセメント層からなる空気入りタイヤであ
る。
【0017】(9)前記空気入りタイヤにおいて、前記
導電分離ゴム層は硫黄硬化後の固有抵抗値が10Ω・
cm以下の導電性シートからなる空気入りタイヤであ
る。
【0018】(10)前記空気入りタイヤにおいて、前
記導電分離ゴム層がタイヤ幅方向断面において0.1〜
3.0mmの厚みでV字状または逆V字状に形成されて
いる空気入りタイヤである。
【0019】(11)前記空気入りタイヤにおいて、タ
イヤ幅方向断面における前記導電ゴムシートの断面積A
と前記シリカ多量配合系ゴム層の断面積Bとの比(A/
B)が0.02〜0.1の範囲内である空気入りタイヤ
である。
【0020】(12)前記空気入りタイヤにおいて、前
記トレッドが、表面部に前記シリカ多量配合系ゴム層の
キャップゴム層と、その半径方向下方にベースゴム層と
を備える少なくとも2層構造を有し、タイヤ幅方向断面
における前記導電ゴムシートの断面積Aと前記キャップ
ゴム層の断面積Bとの比(A/B)が0.02〜0.1
の範囲内である空気入りタイヤである。
【0021】(13)前記空気入りタイヤにおいて、前
記トレッド部の両ウイングにミニサイドゴム層を備える
空気入りタイヤである。
【0022】(14)シリカ多量配合のトレッド部と、
帯電防止のための導電分離ゴム層とを同時に押出すこと
により、該トレッド部に該導電分離ゴム層をタイヤ幅方
向断面において0.1〜3.0mmの厚みでV字状また
は逆V字状に形成させることを特徴とする空気入りタイ
ヤの製造方法である。
【0023】(15)シリカ多量配合のトレッド部をタ
イヤ幅方向にV字状または逆V字状に3分割し、該分割
面の少なくとも一方に導電ゴムシートまたは導電セメン
ト層からなる導電分離ゴム層を付着させ、しかる後、該
導電分離ゴム層を介して、分割された両トレッド片を合
体させることを特徴とする空気入りタイヤの製造方法で
ある。
【0024】(16)前記空気入りタイヤの製造方法に
おいて、前記分割された両トレッド片を合体させるとき
の温度を室温以上とするの製造方法製造方法である。
【0025】(17)前記空気入りタイヤの製造方法に
おいて、前記トレッドを接合した後、圧着する工程を有
するの製造方法製造方法である。
【0026】本発明の空気入りタイヤにおいては、シリ
カリッチのトレッドに配設される導電分離ゴム層をタイ
ヤ幅方向断面においてトレッド厚み方向と傾斜させるこ
とにより、特にはV字状または逆V字状とすることによ
り、導電分離ゴム層とシリカリッチゴム層との接合面積
を広くし、走行時にタイヤにかかる歪みによる応力を分
散させ、即ち接合面の任意一点にかかる応力を小さくす
ることで、かかる接合面における耐剥離性が向上する。
また、本発明の空気入りタイヤのシリカリッチのトレッ
ドを押出しにより形成する場合、従来に比べ、導電分離
ゴム層と同時に押出される該シリカリッチゴムとの容積
のバランスがとれ、特に容積比を最適化することによ
り、押出し速度を高めることができ、生産性の向上を図
ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明において固有抵抗値10
Ω・cm以下を実現し得る導電分離ゴム層用のゴム組成
物に使用するジエン系ゴムは、スチレンブタジエンゴム
(SBR)、ブタジエンゴム(BR)または天然ゴム
(NR)の少なくとも1種を含むことが耐久性の観点よ
り好ましい。
【0028】また、前記導電分離ゴム層用ゴム組成物に
は、窒素吸着比表面積(NSA)が130m/g以
上でかつジブチルフタレート吸油量(DBP)が110
ml/100g以上のカーボンブラックを使用すること
が好ましい。このゴム組成物では、かかる小粒径でかつ
高ストラクチャーのカーボンブラックを使用すること
で、通電経路を形成するゴム層の耐久性を向上させ、タ
イヤの走行末期まで帯電防止効果を発揮し得るようにす
る。ここでNSAはASTM D3037−89に、
またDBPはASTM D2414−90に夫々準拠し
て求められる値である。
【0029】かかるカーボンブラックの配合量がジエン
系ゴム100重量部に対して40重量部未満では補強性
が十分ではなく、一方100重量部を超えると軟化剤が
少ない場合には加硫後に硬くなり過ぎ、割れ等が発生
し、また軟化剤が多い場合には耐摩耗性が低下する。な
お、カーボンブラック以外の配合剤としては、ゴム製品
において通常用いられる配合剤、例えば加硫剤、加硫促
進剤、加硫促進助剤、軟化剤、老化防止剤等が通常用い
られる配合量にて適宜配合されている。
【0030】本発明においては、前記導電分離ゴム層は
硫黄硬化後の固有抵抗値が10Ω・cm以下のゴムセ
メント層または導電性シートからなることが好ましい。
ここでゴムセメント層は、水を溶媒として用いることも
可能であるが、有機溶媒をベースに得るのが品質安定上
好ましい。有機溶媒としては、ヘキサン、石油エーテ
ル、ヘプタン、テトラヒドロフラン(THF)、シクロ
ヘキサン等を挙げることができ、好ましくはヘキサンを
挙げることができる。ゴムセメント層からなる導電分離
ゴム層は、例えば、トレッドの波形の切れ目に流し込む
かまたはトレッド表面から底面にわたって塗布すること
により設けることができる。かかる切れ目は切断手段
(カッター等)により形成することができる。ゴムセメ
ントは切れめに良好に充填しやすいという利点がある。
一方、導電性シートはタイヤ成形時にトレッドに入れた
切れ目に挟み込むことにより設けることができる。
【0031】次に、本発明の一実施の形態の空気入りタ
イヤの構造について具体的に説明する。本好適例の空気
入りタイヤでは、図1に示すように、導電分離ゴム層2
が、シリカリッチのタイヤトレッド1に踏面からその幅
方向の少なくとも1箇所において実質上該トレッド1の
全厚みaにわたり周方向に延在し、該導電分離ゴム層に
よりトレッド1が幅方向に分離されている。本発明にお
いては、導電分離ゴム層2によりその幅0.1〜3.0
mm、好ましくは0.5〜2.0mmにて分離されてな
る分離ゴム層の幅方向断面の縁面長さbが前記全厚みa
よりも長いことが重要である。図1に示す本好適実施態
様においては、1本の導電分離ゴム層2により分離され
てなる分離面がトレッド1の幅方向断面において厚みa
の方向と傾斜する方向で直線状に延在している。
【0032】導電分離ゴム層2の幅が0.1mm以上で
あれば導電分離ゴム層をセメント状にして充填する際の
充填不良を生ずることがなく、導電分離ゴム層がトレッ
ドの全幅にわたり確実に充填される。また、3.0mm
以下であればタイヤの転がり抵抗が悪化することもな
く、またトレッドゴムと導電分離ゴム層との境界面から
の剥離に影響を及ぼすこともない。また、導電分離ゴム
層2により分離されてなる分離面がトレッドゴム層の幅
方向断面において厚み方向と傾斜する方向に延在するこ
とにより、タイヤ横方向の入力が効果的に分散され、導
電分離ゴム層の動きと、導電分離ゴム層−トレッドゴム
境界面でのゴムの変形とが拘束され、該導電分離ゴム層
の剥離を防止することができる。
【0033】導電分離ゴム層2により分離されてなる分
離ゴム層の幅方向断面の縁面長さbは、好ましくはタイ
ヤ接地幅Wの50〜100%である。50%未満ではト
レッド厚さ方向の力の分散が不十分で、耐久性の向上が
望めず、一方100%を超えると導電分離層が接地面か
ら外れ帯電防止効果が得られなくなる。ここで、「タイ
ヤ接地幅」とは、タイヤを適用リムに装着し、規定の空
気圧とし、静止した状態で平板に対し垂直に置き、規定
の質量を加えたときのタイヤ接触面におけるタイヤ軸方
向の最大直線距離をいい、JATMA規格において、1
996年度JATMA YEAR BOOKに従い、該
タイヤを標準リムに装着し、適用サイズ・プライレーテ
ィングにおける最大負荷能力およびこれに対応する空気
圧(最大空気圧)を基準とする。使用地または製造地に
おいて、TRA規格、ETRTO規格が適用される場合
は各々の規格に従う。
【0034】また、導電分離ゴム層2により分離されて
なる分離面のタイヤ幅方向断面における分離形状は、好
ましくは図1に示すように実質直線状であるが、図2に
示すように波形形状を呈していてもよい。
【0035】なお、シリカリッチトレッドゴムは、タイ
ヤの湿潤路面に対する運動性能と低燃費性能とを高い水
準で両立させるためにトレッドゴムにシリカが多量配合
されているが、これによりタイヤトレッド1の固有抵抗
値は10Ω・cm以上となる。
【0036】本発明においては、図3に示すように、前
記トレッドが、表面部に前記シリカ多量配合系ゴム層の
キャップゴム層3と、その半径方向下方にベースゴム層
4とを備える2層構造で形成し、導電分離ゴム層2が実
質上キャップゴム層3の全厚みにわたり周方向に延びる
ようにしても、前記と同様の本発明の効果を得ることが
できる。
【0037】次に、本発明の他の実施の形態の空気入り
タイヤの構造について具体的に説明する。図4に示す本
発明の空気入りタイヤの好適例では、トレッド1がシリ
カリッチのゴム層からなり、トレッド1の両ウイングに
ミニサイドゴム層5を備えている。このトレッド1は、
シリカリッチとすることにより固有抵抗値は10Ω・
cm以上となる。このトレッド1に導電分離ゴム層2が
タイヤ幅方向断面においてV字状に形成され、該導電分
離ゴム層2のトッレド上端側の両端が接地面内にあり、
かつトレッド下端側の一端がトレッド1をタイヤ幅方向
に実質上分割する位置まで延在している。なお、ここ
で、「実質上分割する」とは、放電効果が完全に分割し
た場合と同様に得られ、かつ成型時のつなぎにも役立つ
程度の薄さを残している場合も含むものとする。
【0038】かかる空気入りタイヤと、従来のシリカリ
ッチのトレッドに導電分離ゴム層を有する同種のタイヤ
(図9)との、トレッドにおける導電分離ゴム層とシリ
カリッチゴム層との接合面積を夫々SおよびSとす
ると、S<Sとなり、剥離しにくくなる。また、図
4中のp点で導電分離ゴム層2がトレッド1を3分割し
ているので、良好にトレッドの導電性を確保することが
できる。さらに、シリカリッチトレッド1を押出しによ
り作る場合、図9に示す従来のトレッドの場合に比べ導
電分離ゴム層とそれ以外のゴム層との容積のバランスが
とれていることから、各層の押出し速度を同じにするこ
とができ、作業性に優れている。
【0039】上述の場合、導電分離ゴム層2の厚みは
0.1〜3.0mmであることが好ましい。この幅が
0.1mm以上であれば通電路形成として十分であり、
また、3mm以下であればタイヤの転がり抵抗が悪化す
ることもない。
【0040】また、タイヤ幅方向断面における導電ゴム
シートとしての導電分離ゴム層2の断面積Aとトレッド
1の断面積Bとの比(A/B)は0.02〜0.1の範
囲内であることが好ましい。この比が0.02未満であ
ると押出し生産性の改善効果が期待できず、一方0.1
を超えると、シリカ配合系のトレッドの特徴であるタイ
ヤの運動性能と低燃費性能とを高い水準で両立させるこ
とが困難となる。
【0041】さらに、導電分離ゴム層2を上述のように
V字状に設ける場合においても、トレッド部1が、表面
部に前記シリカリッチのキャップゴム層と、その半径方
向下方にベースゴム層とを備える少なくとも2層構造を
有していてもよい。この場合は、タイヤ幅方向断面にお
ける導電ゴムシートの断面積Aとキャップゴム層の断面
積Bとの比(A/B)が0.02〜0.1の範囲内であ
ることが好ましい。
【0042】本発明の空気入りタイヤのその他の好適例
を図5に示す。図5においては、前記と同様のトレッド
1のタイヤ幅方向断面において導電分離ゴム層2が逆V
字状に形成され、該導電分離ゴム層2のトッレド上端側
の一端がトレッド1をタイヤ幅方向に実質上分割する位
置まで延在し、かつトレッド下端側の両端がトレッド底
部まで達している。なお、ここで、「実質上分割する」
とは、前記と同様の意味である。
【0043】次に、導電分離ゴム層がタイヤ幅方向断面
においてV字状または逆V字状に形成されている空気入
りタイヤの製造方法について具体的に説明する。本発明
の製造方法の好適例においては、シリカリッチのトレッ
ドと、帯電防止のための導電分離ゴム層とを同時に押出
すことにより、該トレッド部に該導電分離ゴム層をタイ
ヤ幅方向断面において0.1〜3.0mmの厚みでV字
状または逆V字状に形成させる。かかる同時押出し法
は、導電分離ゴム層をタイヤ幅方向断面においてV字状
または逆V字状としたことで、同時に押出されるシリカ
リッチゴムとの容積のバランスがとれ、容積比の最適化
により押出し速度を高めることができ、従来に比し、生
産性の向上を図ることができる。
【0044】また、本発明の他の好適例においては、先
ず、シリカリッチのトレッド部をタイヤ幅方向にV字状
または逆V字状に3分割する。かかる分割は3本単独で
押出すか、あるいは1本押出した後、カッター等により
分割(スリッティング)する。次いで、該分割面の少な
くとも一方に導電ゴムシートまたは導電セメント層から
なる導電分離ゴム層を付着させる。トレッドの分割面に
導電ゴム層を付着させた後、該導電分離ゴム層を介し
て、分割された両トレッド片を、好ましくは室温以上の
温度にて合体させる。導電分離ゴム層を介して接合、圧
着する場合、ステッチャーロールまたはプロフィールロ
ール間を通過させることにより接合部を圧着する。
【0045】
【実施例】実施例1〜2、比較例、従来例1 以下に、本発明を実施例、比較例および従来例に基づき
具体的に説明する。下記の表1および表2に示す配合処
方に従い、空気入りラジアルタイヤのシリカリッチゴム
層および導電分離ゴム層に用いるゴム組成物を夫々調製
した。
【0046】 (表1:シリカリッチゴム層) 配合量 スチレンブタジエンゴム*1 96(重量部) ブタジエンゴム*2 30 SiO *3 60 カーボンブラック(N234)*4 20 シランカップリング剤*5 6 ZnO 3 ステアリン酸 2 アロマオイル 10 加硫促進剤(CBS)*6 1.5 加硫促進剤(DPG)*7硫黄 1.5
【0047】 *1 日本合成ゴム(株)製SBR1712 *2 96%シス結合 *3 ニプシルVN3 *4 NSA:126m/g DBP:125ml
/100g *5 DEGUSSA社製 Si69 *6 N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフ
ェンアミド *7 ジフェニルグアニジン
【0048】 (表2:導電分離ゴム層) 配合量 天然ゴム 40(重量部) スチレンブタジエンゴム*8 60 カーボンブラック(N134)*9 60 アロマオイル 15 ZnO 2 老化防止剤 *10 1 加硫促進剤(DPG) 0.2 加硫促進剤(NS)*11 0.8 硫黄 1.5 *8 日本合成ゴム(株)製SBR1500 *9 NSA:146m/g DBP:127ml/100g *10 N−(1,3−ジメチルブチル)−N´−フェニル−p−フェニレンジ アミン *11 N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド
【0049】得られた導電ゴムを図1、3および7に示
すようにしてトレッド1に導電分離ゴム層2として適用
し、サイズ185/65R14の空気入りラジアルタイ
ヤを試作した。
【0050】実施例1では、図1に示すように、1本の
導電分離ゴム層2により分離されてなる分離面がトレッ
ド1の幅方向断面において厚み方向と傾斜する方向に直
線状に延在している。この導電分離ゴム層2のタイヤ幅
方向の厚さは1mmであり、また導電分離ゴム層2によ
り分離されてなる分離ゴム層の幅方向断面の縁面長さb
はタイヤ接地幅Wの80%である。
【0051】実施例2では、図3に示すように、キャッ
プ/ベース構造のトレッドにおいて、1本の導電分離ゴ
ム層2により分離されてなる分離面がトレッドの幅方向
断面において厚み方向と傾斜する方向に直線状に延在し
て、ベース層下面まで達している。この導電分離ゴム層
2のタイヤ幅方向の厚さは1mmであり、また 導電分
離ゴム層2により分離されてなる分離ゴム層の幅方向断
面の縁面長さbはタイヤ接地幅Wの80%である。
【0052】従来例1は、図6に示すように、導電分離
ゴム層2を挿入しない他は前記実施例と同様のタイヤの
例である。
【0053】比較例は、図7に示すように、タイヤ幅方
向の厚さ5mmの導電分離ゴム層をタイヤ中央にて周方
向に連続して形成せしめた他は前記実施例と同様のタイ
ヤの例である。
【0054】これらのタイヤの抵抗値(電気抵抗値)
は、次のようにして求めた。即ち、GERMAN AS
SOCIATION OF RUBBER INDUS
TRYのWdK 110 シート3に準拠してヒューレ
ットパッカード(HEWLETT PACKARD)社
製モデルHP4339Aのハイレジスタンスメーターを
使用し、図10のようにして測定した。図中、11はタ
イヤ、12は鋼板、13は絶縁板、14はハイレジスタ
ンスメーターであり、絶縁板13上の鋼板12とタイヤ
11のリムとの間に1000Vの電流を流して測定し
た。
【0055】また、導電分離ゴム層2の固有抵抗値は、
次のようにして求めた。即ち、円盤形状のサンプルを作
製し、半径:r=2.5cm、厚さ:t=0.2cmの
部分の電気抵抗値Rを、図11に示すアドバンス社製絶
縁抵抗試験箱を用いて測定し、次式により固有抵抗値ρ
を計算した。 ρ=(a/t)R 式中、aは断面積(=π×r)、tは厚さである。な
お、図11中、Aは主電極、Bは対電極、Cはガード電
極、tは試料の厚さを示す。
【0056】供試タイヤを実車に装着し、R80mで
0.4〜0.5Gの横Gの条件下にて円旋回させ、20
周後の導電分離ゴム層のトレッドゴムとの境界面での剥
離の有無を調べた。明らかに剥離が発生している場合を
耐久性×、剥離なしの場合を耐久性○とした。得られた
結果を下記の表3に併記する。
【0057】(表3)
【0058】実施例3、従来例2 実施例3 得られたシリカリッチのトレッドゴム用組成物および導
電分離ゴム層用ゴム組成物を用いて、図4に示すトレッ
ド構造の空気入りラジアルタイヤ(サイズ185/60
R14)を試作した。このタイヤは、タイヤ幅方向断面
における導電分離ゴム層2の断面積Aとシリカリッチト
レッドゴム1の断面積Bとの比(A/B)が0.024
である。また、導電分離ゴム層の厚みは1.0mmであ
る。
【0059】従来例2 実施例3と同様のゴム組成物を用いて、図9に示すトレ
ッド構造で同サイズの空気入りラジアルタイヤを試作し
た。このタイヤは、タイヤ幅方向断面における導電分離
ゴム層2の断面積Aとシリカリッチトレッドゴム1の断
面積Bとの比(A/B)が0.012である。また、導
電分離ゴム層のタイヤ幅方向の厚みは1.0mmであ
る。
【0060】実施例3のトレッドの押出し速度を従来例
2を100として指数表示した。数値が大きい程生産性
が良好である。また、実施例および従来例のタイヤを実
車に装着し、速度60km/時で2時間スラローム走行
試験を行い、トレッドにおける導電分離ゴム層とシリカ
リッチゴム層との接合面の亀裂の発生の有無を調べた。
得られた結果を下記の表4に示す。
【0061】(表4)
【0062】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の空気
入りタイヤにおいては、導電分離ゴム層をトレッドに適
用して通電経路を形成せしめるにあたり、一の導電ゴム
層により分離されてなる分離面をトレッドゴム層の幅方
向断面において厚み方向と傾斜する方向に延在せしめた
ことにより、タイヤ横方向の入力が効果的に分散されて
導電ゴム層の剥離防止がなされ、耐久性を損なうことな
く、帯電防止を確実に確保することができる。また、シ
リカリッチゴム層のトレッドに特定の厚みの導電分離ゴ
ム層をタイヤ幅方向断面においてV字状または逆V字状
に配設して導電路を形成せしめたことにより、十分な帯
電防止効果が得られると同時に、導電分離ゴム層とシリ
カリッチゴム層との接合面での亀裂発生を抑えることが
でき、安全性に優れ、しかも高い押出し生産性を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例空気入りタイヤのトレッド部を模
式的に示す断面斜視図である。
【図2】本発明の他の一例空気入りタイヤのトレッド部
を模式的に示す断面斜視図である。
【図3】本発明の更に他の一例空気入りタイヤのトレッ
ド部を模式的に示す断面斜視図である。
【図4】本発明の更に他の一例空気入りタイヤのトレッ
ド部を模式的に示す断面図である。
【図5】本発明の更に他の一例空気入りタイヤのトレッ
ド部を模式的に示す断面図である。
【図6】従来例1の空気入りタイヤのトレッド部を模式
的に示す断面斜視図である。
【図7】比較例で用いた空気入りタイヤのトレッド部を
模式的に示す断面斜視図である。
【図8】比較例で用いた空気入りタイヤのトレッド部の
剥離発生の様子を模式的に示す断面斜視図である。
【図9】従来例2の空気入りタイヤのトレッド部を模式
的に示す断面図である。
【図10】実施例で使用した固有抵抗値測定装置の概略
図である。
【図11】固有抵抗値の測定法を示す説明図である。
【符号の説明】
1,10 トレッド 2,20 導電分離ゴム層 3 キャップゴム層 4 ベースゴム層 5 ミニサイドゴム層 11 タイヤ 12 鋼板 13 絶縁板 14 ハイレジスタンスメーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B60C 1/00 B60C 1/00 A 19/08 19/08

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリカ多量配合系ゴム層を少なくともト
    レッドの表面部に有する空気入りタイヤであって、前記
    ゴム層が、タイヤ幅方向の少なくとも1箇所において、
    実質上該ゴム層の全厚みにわたり周方向に延びる導電分
    離ゴム層により同幅方向に分離されてなる空気入りタイ
    ヤにおいて、 前記ゴム層の幅方向断面における厚み方向距離aと、前
    記導電分離ゴム層により分離されてなる分離ゴム層の幅
    方向断面の縁面長さbとが、次式、 a<b で表わされる関係を満足することを特徴とする空気入り
    タイヤ。
  2. 【請求項2】 前記シリカ多量配合系ゴム層の加硫硬化
    後の固有抵抗値が10Ω・cm以上で、かつ前記導電
    分離ゴム層の固有抵抗値が10Ω・cm以下であり、
    前記導電分離ゴム層の幅が0.1〜3.0mmである請
    求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】 前記縁面長さbがタイヤ接地幅Wの50
    〜100%である請求項1または2記載の空気入りタイ
    ヤ。
  4. 【請求項4】 前記分離ゴム層の幅方向断面における分
    離形状が実質直線状を呈している請求項1〜3のうちい
    ずれか一項記載の空気入りタイヤ。
  5. 【請求項5】 前記分離ゴム層の幅方向断面における分
    離形状が波形形状を呈している請求項1〜3のうちいず
    れか一項記載の空気入りタイヤ。
  6. 【請求項6】 前記導電分離ゴム層の幅が0.5〜2.
    0mmである請求項1〜5のうちいずれか一項記載の空
    気入りタイヤ。
  7. 【請求項7】 前記トレッドが、表面部に前記シリカ多
    量配合系ゴム層のキャップゴム層と、その半径方向下方
    にベースゴム層とを備える少なくとも2層構造で形成さ
    れてなる請求項1〜6のうちいずれか一項記載の空気入
    りタイヤ。
  8. 【請求項8】 前記導電分離ゴム層は硫黄硬化後の固有
    抵抗値が10Ω・cm以下のゴムセメント層からなる
    請求項1〜7のうちいずれか一項記載の空気入りタイ
    ヤ。
  9. 【請求項9】 前記導電分離ゴム層は硫黄硬化後の固有
    抵抗値が10Ω・cm以下の導電性シートからなる請
    求項1〜7のうちいずれか一項記載の空気入りタイヤ。
  10. 【請求項10】 前記導電分離ゴム層がタイヤ幅方向断
    面において0.1〜3.0mmの厚みでV字状または逆
    V字状に形成されている請求項1記載の空気入りタイ
    ヤ。
  11. 【請求項11】 タイヤ幅方向断面における前記導電ゴ
    ムシートの断面積Aと前記シリカ多量配合系ゴム層の断
    面積Bとの比(A/B)が0.02〜0.1の範囲内で
    ある請求項10記載の空気入りタイヤ。
  12. 【請求項12】 前記トレッドが、表面部に前記シリカ
    多量配合系ゴム層のキャップゴム層と、その半径方向下
    方にベースゴム層とを備える少なくとも2層構造を有
    し、タイヤ幅方向断面における前記導電ゴムシートの断
    面積Aと前記キャップゴム層の断面積Bとの比(A/
    B)が0.02〜0.1の範囲内である請求項10記載
    の空気入りタイヤ。
  13. 【請求項13】 前記トレッド部の両ウイングにミニサ
    イドゴム層を備える請求項10〜12のうちいずれか一
    項記載の空気入りタイヤ。
  14. 【請求項14】 シリカ多量配合のトレッド部と、帯電
    防止のための導電分離ゴム層とを同時に押出すことによ
    り、該トレッド部に該導電分離ゴム層をタイヤ幅方向断
    面において0.1〜3.0mmの厚みでV字状または逆
    V字状に形成させることを特徴とする空気入りタイヤの
    製造方法。
  15. 【請求項15】 シリカ多量配合のトレッド部をタイヤ
    幅方向にV字状または逆V字状に3分割し、該分割面の
    少なくとも一方に導電ゴムシートまたは導電セメント層
    からなる導電分離ゴム層を付着させ、しかる後、該導電
    分離ゴム層を介して、分割された両トレッド片を合体さ
    せることを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
  16. 【請求項16】 前記分割された両トレッド片を合体さ
    せるときの温度を室温以上とする請求項15記載の製造
    方法。
  17. 【請求項17】 前記トレッドを接合した後、圧着する
    工程を有する請求項15記載の製造方法。
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