JP2000116934A - 積木組立てパズル - Google Patents

積木組立てパズル

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JP2000116934A
JP2000116934A JP10303324A JP30332498A JP2000116934A JP 2000116934 A JP2000116934 A JP 2000116934A JP 10303324 A JP10303324 A JP 10303324A JP 30332498 A JP30332498 A JP 30332498A JP 2000116934 A JP2000116934 A JP 2000116934A
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shaped building
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blocks
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Machiko Ito
眞知子 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 与えられたパターンに積木を組立てるパズル
として幼児や児童でも充分楽しめるとともに、図形の学
習にも役立つ積木組立てパズルを提供する。 【解決手段】 2つの単位立方体の側面同士が接合され
た形状の直方体状の積木aと、3つの単位立方体の側面
同士が接合された形状のL字状の積木bおよび棒状の積
木cと、4つの単位立方体の側面同士が接合された形状
のL字状の積木dおよび棒状の積木eおよび凸字状の積
木fおよびクランク状の積木gおよび田字状の積木hと
から成り、上記積木a〜cと、上記積木d〜hのうちか
ら選択した2種の積木とを用いて、前記単位立方体を少
なくともその一側面が互いに隣合う形で16個並べて成
る平面状集合体が組立てられる積木組立てパズル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は積木組立てパズル
に関し、さらに詳しくは複数個の単位立方体の側面同士
が接合された形状の積木を用いて平面状体に組立てるパ
ズルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、単位立方体を複数個接合連結した
積木としては、たとえば実公平3−36397号公報に
開示された積み木玩具や、特公昭59−13222号公
報に開示された立体パズルなどがあるが、単位立方体を
1単位とすると、前者は4単位の積み木を主体として複
雑な形状の家具や動物を組立てるものであり、後者は6
単位あるいは5単位のコマを用いて直方体や立方体を組
立てるものであるので、就学前の幼児や低学年の児童に
とってはむつかしすぎて極めて扱いにくく、パズルとし
て不向きであるだけでなく、図形の対称,回転などを理
解させる用具として使用することもできなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記の点に
かんがみてなされたもので、与えられたパターンに積木
を組立てるパズルとして幼児や児童でも充分楽しめると
ともに、図形の学習にも役立つ積木組立てパズル(詳し
くはパズル用具)を提供しようとするものである。
【0004】請求項1記載の発明は、2つの単位立方体
の側面同士が接合された形状の直方体状の積木aと、3
つの単位立方体の側面同士が接合された形状のL字状の
積木bおよび棒状の積木cと、4つの単位立方体の側面
同士が接合された形状のL字状の積木dおよび棒状の積
木eおよび凸字状の積木fおよびクランク状の積木gお
よび田字状の積木hとから成り、上記積木a〜cと、上
記積木d〜hのうちから選択した2種の積木とを用い
て、前記単位立方体を少なくともその一側面が互いに隣
合う形で16個並べて成る平面状集合体が組立てられる
積木組立てパズル(パズル用具)である。
【0005】請求項2記載の発明は、2つの単位立方体
の側面同士が接合された形状の直方体状の積木aと、3
つの単位立方体の側面同士が接合された形状のL字状の
積木bおよび棒状の積木cと、4つの単位立方体の側面
同士が接合された形状のL字状の積木dおよび棒状の積
木eおよび凸字状の積木fおよびクランク状の積木gお
よび田字状の積木hと、前記単位立方体を少なくともそ
の一側面が互いに隣合う形で16個並べて成る平面状集
合体の斜視図をシート状体の表面部にあらわしたパター
ンシートとから成る積木組立てパズル(パズル用具)で
ある。
【0006】請求項3記載の発明は、2つの単位立方体
の側面同士が接合された形状の直方体状の積木aと、3
つの単位立方体の側面同士が接合された形状のL字状の
積木bおよび棒状の積木cと、4つの単位立方体の側面
同士が接合された形状のL字状の積木dおよび棒状の積
木eおよび凸字状の積木fおよびクランク状の積木gお
よび田字状の積木hと、前記単位立方体の側面に相当す
る正方形を少なくともその一辺が互いに隣合う形で16
個並べて成る平面図形をシート状体の表面部にあらわし
たパターンシートとから成る積木組立てパズル(パズル
用具)である。
【0007】請求項4記載の発明は、2つの単位立方体
の側面同士が接合された形状の直方体状の積木aと、3
つの単位立方体の側面同士が接合された形状のL字状の
積木bおよび棒状の積木cと、4つの単位立方体の側面
同士が接合された形状のL字状の積木dおよび棒状の積
木eおよび凸字状の積木fおよびクランク状の積木gお
よび田字状の積木hとから成り、上記積木a〜cと、上
記積木d〜hのうちから選択した4種の積木とを用い
て、前記単位立方体を少なくともその一側面が互いに隣
合う形で24個並べて成る平面状集合体が組立てられる
積木組立てパズル(パズル用具)である。
【0008】請求項5記載の発明は、2つの単位立方体
の側面同士が接合された形状の直方体状の積木aと、3
つの単位立方体の側面同士が接合された形状のL字状の
積木bおよび棒状の積木cと、4つの単位立方体の側面
同士が接合された形状のL字状の積木dおよび棒状の積
木eおよび凸字状の積木fおよびクランク状の積木gお
よび田字状の積木hと、前記単位立方体を少なくともそ
の一側面が互いに隣合う形で24個並べて成る平面状集
合体の斜視図をシート状体の表面部にあらわしたパター
ンシートとから成る積木組立てパズル(パズル用具)で
ある。
【0009】請求項6記載の発明は、2つの単位立方体
の側面同士が接合された形状の直方体状の積木aと、3
つの単位立方体の側面同士が接合された形状のL字状の
積木bおよび棒状の積木cと、4つの単位立方体の側面
同士が接合された形状のL字状の積木dおよび棒状の積
木eおよび凸字状の積木fおよびクランク状の積木gお
よび田字状の積木hと、前記単位立方体の側面に相当す
る正方形を少なくともその一辺が互いに隣合う形で24
個並べて成る平面図形をシート状体の表面部にあらわし
たパターンシートとから成る積木組立てパズル(パズル
用具)である。
【0010】請求項7記載の発明は、2つの単位立方体
の側面同士が接合された形状の直方体状の積木aと、3
つの単位立方体の側面同士が接合された形状のL字状の
積木bおよび棒状の積木cと、4つの単位立方体の側面
同士が接合された形状のL字状の積木dおよび棒状の積
木eおよび凸字状の積木fおよびクランク状の積木gお
よび田字状の積木hとから成り、上記積木a〜hを用い
て、前記単位立方体を少なくともその一側面が互いに隣
合う形で28個並べて成る平面状集合体が組立てられる
積木組立てパズル(パズル用具)である。
【0011】請求項8記載の発明は、2つの単位立方体
の側面同士が接合された形状の直方体状の積木aと、3
つの単位立方体の側面同士が接合された形状のL字状の
積木bおよび棒状の積木cと、4つの単位立方体の側面
同士が接合された形状のL字状の積木dおよび棒状の積
木eおよび凸字状の積木fおよびクランク状の積木gお
よび田字状の積木hと、前記単位立方体を少なくともそ
の一側面が互いに隣合う形で28個並べて成る平面状集
合体の斜視図をシート状体の表面部にあらわしたパター
ンシートとから成る積木組立てパズル(パズル用具)で
ある。
【0012】請求項9記載の発明は、2つの単位立方体
の側面同士が接合された形状の直方体状の積木aと、3
つの単位立方体の側面同士が接合された形状のL字状の
積木bおよび棒状の積木cと、4つの単位立方体の側面
同士が接合された形状のL字状の積木dおよび棒状の積
木eおよび凸字状の積木fおよびクランク状の積木gお
よび田字状の積木hと、前記単位立方体の側面に相当す
る正方形を少なくともその一辺が互いに隣合う形で28
個並べて成る平面図形をシート状体の表面部にあらわし
たパターンシートとから成る積木組立てパズル(パズル
用具)である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図1〜図12によってこの発
明の実施の形態の第1例を説明する。図2はこの発明に
おける積木の基本単位となる単位立方体1を示し、木製
(プラスチック等、他材料でもよい)の立方体2の各稜
線部に面取り3を施して成る。図1はこの発明のパズル
を構成する積木群10を示し、2つの単位立方体1の側
面同士を接合した直方体状の積木aと、3つの単位立方
体1の側面同士を接合したL字状の積木bおよび棒状の
積木cと、4つの単位立方体1の側面同士を接合した1
個のL字状の積木dおよび棒状の積木eおよび凸字状の
積木fおよびクランク状の積木gおよび田字状の積木h
とから成る各1個ずつの積木によって、上記積木群10
が構成されている。
【0014】上記の積木a〜hを用いて就学前の幼児や
児童(以下幼児と総称する)に対して積木組立てパズル
を次のようにしておこなわせることができる。なお積木
a〜hのセットは、指導者が持って操作するだけでな
く、各幼児も1セットずつ持ち、各自が指導者の指示に
応じて積木を操作していくものとする。
【0015】先ずこの例では、上記の積木群10を構成
する全積木を用いるのではなく、積木a〜c(各1個)
と、積木d〜fのうちから選択した2種の積木(各1
個)とを用いるのであるが、上記の積木の選定は幼児自
身に任せると使用積木が偏るので、次のようにすればこ
の偏りを防止し多くの条件下でパズルをおこなうことが
できる。すなわち、上記の選択条件によれば、図3に示
すように〔1〕〜〔10〕の積木の組合せがあるので、
これらの組合せ〔1〕〜〔10〕から、指導者の指定に
より、あるいはテキストに指示された順番に、ひとつず
つ選択した組合せに従ってまず使用積木を選定する。
【0016】そして上記の選定した積木を用いて、図4
に示すような、単位立方体1を少なくともその一側面が
互いに隣合う形で16個並べて成る16単位の平面状集
合体5に組立てる。図4にはこの平面状集合体5として
パターンA〜Uの21種類のパターンが図示してある
が、指導者の指定により、あるいはテキストに指定され
た順番に、ひとつずつ選択したパターンとなるように、
幼児に積木を机の上あるいは後述のパターンシートなど
の上に平面状に配列させて、各パターンに相当する平面
状集合体5を組立てさせる。
【0017】図5は一例として上記組合せ〔5〕の積木
を用いて、各パターンA〜Uに組立てた配列例を1通り
ずつ示すものであり、また図6は同じ積木を用いてパタ
ーンHを組立てる全ての配列(16通り)を示すもので
ある。なお図5において斜線を付した部分は空所を示
し、以下他の配列図においても同様とする。各パターン
に対する積木の配列数は、組合せ〔5〕に対して上記の
ようにパターンHは16通りであるのに対して、パター
ンAは28通り、パターンBは22通り、パターンDは
112通りなど、各パターンによって、また積木の各組
合せ〔1〕〜〔10〕によってもかなり異なるので、パ
ズル実施者の年令や学習程度に合せて、難易度を選択し
て組合せやパターンを指定するとよい。
【0018】上記のパターンの使用にあたっては、多数
のパターンを並列表示したチャートやシートからそのナ
ンバーなどを指定して用いてもよいが、たとえば図4の
パターンAをあらわした図7に示すように、各パターン
をひとつずつ斜視図21の形で紙カードなどのシート状
体22の表面部に印刷などによりあらわしたパターンシ
ート23を用い、各パターンのカードのセットからパズ
ル実施者に所定のカードを選定させ、それを傍に置いて
見ながら積木の組立てをおこなうようにすると、集中し
て組立てができて好ましい。
【0019】さらに図7のように斜視図の形でパターン
を表わすかわりに、図4のパターンAをあらわした図8
の例に示すように、単位立方体1の側面に相当する、該
側面と同寸かやや大き目の寸法の正方形31を、少なく
ともその一辺が互いに隣合う形で16個並べて成る図
形、すなわち各パターンの平面図形32を、カードなど
のシート状体33の表面側に印刷などによりあらわし、
この表面部(透明材料でコーティングしてもよい)を積
木載置面34としたパターンシート35を用い、このパ
ターンシート35を机の上などに平らに置いて、積木載
置面34部の平面図形32上に積木を並べるようにする
とよい。
【0020】このパターンシート35を用いると、パズ
ル実施者は直下部にあるパターンに合せながら積木の選
定・組立てをおこなうことができ、幼児等の低年齢者で
も一層興味深く集中してパズルができるとともに、パタ
ーンの完成・未完成部分が明瞭に把握できるためこれら
の部分の数(単位数)や図形が強く印象づけられ、数量
や図形の学習効果も大きい。
【0021】また上記のようなカード形式のパターンシ
ート35のかわりに、図9に示すように各パターンの上
記平面図形32が各頁に印刷されたテキスト状のパター
ンシート36を用い、各頁を順次机の上などに開いて、
その表面部の積木載置面34上に積木を並べるようにし
てもよい。そしてこのテキストの各頁には、各組合せ
〔1〕〜〔10〕に対応して仕切ったシール貼付用など
の記録欄37を印刷しておき、パターン完成時にシール
を貼ったりチェックマークを付けるなどすれば、各組合
せに対して各パターンの積木組立てを漏れなく実施でき
るとともに、進歩状況を実施者本人が把握し励みにする
こともできる。
【0022】以上においては、平面状集合体5を水平面
上に寝かせた状態で組立てて(以下、平積みという)、
各パターンを完成させたが、上記平面状集合体5は、一
辺を下側にして鉛直面に沿うように塀状に縦に組立てる
(以下、立積みという)こともできる。図10は前記図
4のパターンA〜Uの立積み状態を斜視図として示して
あり、また図11は前記組合せ〔5〕の積木を用いて、
立積みにより各パターンA〜Uを組立てた配列例を1通
りずつ示すものである。なおパターンH,J,Qは、パ
ターン上辺部を構成する積木が脱落するため、立積みで
は組立不能である。
【0023】この立積みにおいても、前記と同様なパタ
ーンシートを用いることができ、図12は、立積み状態
のパターンAを斜視図21aの形であらわしたカード形
式のパターンシート24の例を示し、図中、図7と同一
部分には同一符号を付してある。勿論この斜視図21a
を、図9のテキスト形式のパターンシート36に印刷し
て用いることもできる。
【0024】そしてこの立積みでは、積木が脱落しない
という条件が加わるため、各パターンに対する組立可能
な積木の配列数は平積みより減少し、パズルの難易度の
点では平積みよりむつかしいものとなり特に集中力を必
要とするが、立てた状態で組立てることは幼児の興味を
ひき、パターン完成時の喜びも一層大きい。
【0025】以上のようなパズルを幼児がおこなうこと
により、指定されたパターンの完成という課題解決のた
めの見通しあるいは思考を必要とするため、思考力や集
中力が養われ、試行錯誤を経てパターンを完成した際の
喜びも大きい。さらにパターン全体の形状の把握、パタ
ーン未完成部分の形状の把握、この未完成部分を埋める
ための積木の90°あるいは180°の転回操作などを
通じて、図形の識別力が向上し、図形の対称,回転など
を自然に理解することができるのである。
【0026】次に図13〜図21は、この発明の実施の
形態の第2例を示し、積木としては前記図1の積木群1
0を用いるものであるが、この例ではこの積木群10の
うち、積木a〜c(各1個)と、積木d〜fのうちから
選択した3種の積木(各1個)とを用いる。この選択条
件による組合せとしては、図13に示す〜の5通り
の組合せがあるので、第1例と同様にこのうちから使用
積木を選定する。
【0027】そしてこの選定した積木を用いて、図14
に示すような、単位立方体1を少なくともその一側面が
互いに隣合う形で24個並べて成る24単位の平面状集
合体6に、前記平積みあるいは立積みで組立てる。図1
4にはこの平面状集合体6としてパターンA〜Wの23
種類のパターンを図示してあり、これらのパターンから
ひとつずつ選択したパターンを用いて組立をおこなう点
は、第1例と同様である。
【0028】図15は一例として上記組合せの積木を
用いて、各パターンA〜Wに組立てた平積みの配列例を
1通りずつ示すものであり、また図16は同じ積木を用
いてパターンIを組立てる全ての配列(7通り)を示す
ものである。各パターンに対する積木の配列数は、各パ
ターンによって、また積木の各組合せ〜によっても
かなり異なる点は、第1例と同様である。
【0029】また図17は前記図14のパターンA〜W
の立積み状態を斜視図として示してあり、また図18は
上記と同じ組合せの積木を用いて、立積みにより各パ
ターンを組立てた配列例を1通りずつ示すものである。
なお図17に図示してないパターンFその他の各パター
ンは、どの組合せによっても立積みでは組立不能であ
る。
【0030】上記組立時には、多数のパターンを並列表
示したチャートやシートを用いるほか、第1例と同様な
各種のパターンシートを用いることができ、図14のパ
ターンAについて例示する図19〜21に示すように、
パターンの斜視図25をあらわしたパターンシート26
(図19)、パターンの平面図形38をあらわした平積
み用のパターンシート39(図20)、立積み状態のパ
ターンの斜視図25aをあらわした立積み用のパターン
シート27(図21)、あるいはこれら各図を印刷した
テキスト形式の図9と同様なパターンシート等を、適宜
使用することにより、第1例と同様なパターンシート使
用による各効果が得られる。なお上記図19〜図21に
おいても、前記図7〜図8と同一部分には同一符号を付
してあり、後述の図25および図26も同様とする。
【0031】また図22〜図25はこの発明の実施の形
態の第3例を示し、前記図1の積木郡10を構成する全
積木a〜f(各1個)を用い、図22および図23に示
すような、単位立方体1を少なくともその一側面が互い
に隣合う形で並べて成る28単位の平面状集合体7に、
平積み(および立積み)で組立てるものである。図22
および図23にはこの平面状集合体7としてパターンA
〜J′の36種類のパターンを図示してあり、図24に
は、図1の積木を用いてこれら各パターンに組立てた平
積みの配列例を1通りずつ示してある。
【0032】上記組立時においても、第1例あるいは第
2例と同様なパターンシートを用いることができ、図2
2のパターンAについて例示すれば、図25に示すよう
にパターンの斜視図28をあらわしたカード状のパター
ンシート29、図26に示すようにパターンの平面図形
40をあらわしたカード状のパターンシート41や、こ
れら各図を印刷したテキスト形式の図9と同様なパター
ンシート等を使用することにより、第1例と同様なパタ
ーンシート使用による各効果が得られる。
【0033】なおこの例においても、立積みによる組立
ても可能であるが、第1および第2例と同様にしておこ
なえばよいので、その説明は省略する。また立積みが不
可能あるいは困難なパターンも多いので、平積みのみに
より積木の組立てをおこなうようにしてもよい。
【0034】上記の第2例および第3例のパズルにおい
ては、第1例に比べて使用する積木の種類(個数)が多
く、また平面状集合体6,7の単位数が24単位あるい
は28単位と大きいので、積木の組立てが複雑となるた
め、第1例よりはさらに高度の思考力や集中力を必要と
し幼児だけでなく一般の大人や高齢者でも興味深く取組
めるパズルが得られる。特に上記単位数が多いため、組
立可能な配列数の少ない複雑なパターンを採用すること
ができ、これによってパズルの難易度をむつかしいもの
として、児童や大人向きのパズルとすることもできる。
【0035】この発明は上記各例に限定されるものでは
なく、たとえば平面状集合体のパターンは上記以外のも
のとしてもよい。また上記の例では積木a〜fを構成す
る単位立方体1の縁部に面取り3を施したので、各積木
の単位数、積木集合体の単位数などを明瞭に把握できる
という長所を有するものであるが、たとえば図27に示
すように木目方向の差などにより隣合う単位立方体1の
境界が把握できる場合などは、面取り3は省略してもよ
い。
【0036】また積木は単位立方体を接着などにより接
合して製作してもよいが、これら2単位〜4単位の積木
は、直方体状や棒状あるいはL字状や四角板状の一体物
として製作して縁部の面取りや単位の境界部の溝加工を
あとから施してもよいし、単位立方体や直方体状や棒状
の溝加工済品を接着して凸字状やL字状やクランク状や
田字状の積木を製作してもよい。またこの面取りや溝加
工のかわりに筋状の塗装を施したり、隣合う1単位ごと
に異なる色の全面塗装を施して各単位の表示をおこなう
ようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように請求項1〜9記載の
発明によれば、与えられあるいは選択したパターンに積
木を組立てるパズルとして楽しめ、特に単位立方体を1
単位とする2〜4単位の積木を使用して平面状集合体に
組立てるものであるため、幼児でも興味をもって取組む
ことができるうえ、平面状集合体の単位数の多い請求項
4〜9記載の発明のパズルは、大人や高齢者でも充分楽
しむことができる。そしてこのパズルを幼児がおこなう
ことにより、指定されたパターンの完成という課題解決
のための見通しあるいは思考を必要とするため、思考力
や集中力が養われ、さらにパターン全体の形状の把握、
パターン未完成部分の形状の把握、この未完成部分を埋
めるための積木の転回操作などを通じて、図形の識別力
が向上し、図形の対称や回転などを自然に理解すること
ができ、図形の学習に役立つのである。
【0038】また上記の効果に加えて、請求項2および
請求項5および請求項8記載の発明によれば、パターン
シートを用いることにより組立対象パターンが明瞭とな
り、パターンシートの斜視図を見ながら、集中して積木
の組立をおこなうことができる。
【0039】また上記の効果に加えて、請求項3および
請求項6および請求項9記載の発明によれば、平らに置
いたパターンシートの平面図形上に積木を載置して組立
てることにより、パズル実施者は直下部にあるパターン
に合せながら積木の選定・組立てをおこなうことがで
き、幼児等の低年齢者でも一層興味深く集中してパズル
ができるとともに、パターンの完成・未完成部分が明瞭
に把握できるためこれらの部分の図形が強く印象づけら
れ、図形の学習効果も大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の第1例を示す積木群の
斜視図である。
【図2】図1の積木の基本単位となる単位立方体の斜視
図である。
【図3】図1の積木群から選択した積木の組合せを示す
平面図である。
【図4】図3の積木を用いる16単位の平面状集合体の
パターンを示す図面である。
【図5】図4の各パターンに組立てた積木の配列例を示
す略示平面図である。
【図6】図4のパターンIに組立てた積木の配列例を示
す略示平面図である。
【図7】図4のパターン用のパターンシートの第1例を
示す平面図である。
【図8】図4のパターン用のパターンシートの第2例を
示す平面図である。
【図9】図4のパターン用のパターンシートの第3例を
示す斜視図である。
【図10】図3の積木を用いる16単位の平面状集合体
の立積み用のパターンを示す図面である。
【図11】図10の各パターンに組立てた積木の配列例
を示す略示正面図である。
【図12】図10のパターン用のパターンシートの一例
を示す平面図である。
【図13】この発明の実施の形態の第2例に用いる図1
の積木群から選択した積木の組合せを示す平面図であ
る。
【図14】図13の積木を用いる24単位の平面状集合
体のパターンを示す図面である。
【図15】図14の各パターンに組立てた積木の配列例
を示す略示平面図である。
【図16】図14のパターンIに組立てた積木の配列例
を示す略示平面図である。
【図17】図13の積木を用いる24単位の平面状集合
体の立積み用のパターンを示す図面である。
【図18】図17の各パターンに組立てた積木の配列例
を示す略示正面図である。
【図19】図13のパターン用のパターンシートの第1
例を示す平面図である。
【図20】図13のパターン用のパターンシートの第2
例を示す平面図である。
【図21】図17のパターン用のパターンシートの一例
を示す平面図である。
【図22】この発明の実施の形態の第3例を示す24単
位の平面状集合体のパターンを示す図面である。
【図23】この発明の実施の形態の第3例を示す24単
位の平面状集合体の他のパターンを示す図面である。
【図24】図22および図23の各パターンに組立てた
積木の配列例を示す略示平面図である。
【図25】図22および図23のパターン用のパターン
シートの第1例を示す平面図である。
【図26】図22および図23のパターン用のパターン
シートの第2例を示す平面図である。
【図27】この発明における積木の他の実施形態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1…単位立方体、5…平面状集合体、6…平面状集合
体、7…平面状集合体、10…積木群、21…斜視図、
21a…斜視図、22…シート状体、23…パターンシ
ート、24…パターンシート、25…斜視図、25a…
斜視図、26…パターンシート、27…パターンシー
ト、28…斜視図、29…パターンシート、31…正方
形、32…平面図形、33…シート状体、35…パター
ンシート、36…パターンシート、38…平面図形、3
9…パターンシート、40…平面図形、41…パターン
シート。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの単位立方体の側面同士が接合され
    た形状の直方体状の積木aと、3つの単位立方体の側面
    同士が接合された形状のL字状の積木bおよび棒状の積
    木cと、4つの単位立方体の側面同士が接合された形状
    のL字状の積木dおよび棒状の積木eおよび凸字状の積
    木fおよびクランク状の積木gおよび田字状の積木hと
    から成り、上記積木a〜cと、上記積木d〜hのうちか
    ら選択した2種の積木とを用いて、前記単位立方体を少
    なくともその一側面が互いに隣合う形で16個並べて成
    る平面状集合体が組立てられる積木組立てパズル。
  2. 【請求項2】 2つの単位立方体の側面同士が接合され
    た形状の直方体状の積木aと、3つの単位立方体の側面
    同士が接合された形状のL字状の積木bおよび棒状の積
    木cと、4つの単位立方体の側面同士が接合された形状
    のL字状の積木dおよび棒状の積木eおよび凸字状の積
    木fおよびクランク状の積木gおよび田字状の積木h
    と、前記単位立方体を少なくともその一側面が互いに隣
    合う形で16個並べて成る平面状集合体の斜視図をシー
    ト状体の表面部にあらわしたパターンシートとから成る
    積木組立てパズル。
  3. 【請求項3】 2つの単位立方体の側面同士が接合され
    た形状の直方体状の積木aと、3つの単位立方体の側面
    同士が接合された形状のL字状の積木bおよび棒状の積
    木cと、4つの単位立方体の側面同士が接合された形状
    のL字状の積木dおよび棒状の積木eおよび凸字状の積
    木fおよびクランク状の積木gおよび田字状の積木h
    と、前記単位立方体の側面に相当する正方形を少なくと
    もその一辺が互いに隣合う形で16個並べて成る平面図
    形をシート状体の表面部にあらわしたパターンシートと
    から成る積木組立てパズル。
  4. 【請求項4】 2つの単位立方体の側面同士が接合され
    た形状の直方体状の積木aと、3つの単位立方体の側面
    同士が接合された形状のL字状の積木bおよび棒状の積
    木cと、4つの単位立方体の側面同士が接合された形状
    のL字状の積木dおよび棒状の積木eおよび凸字状の積
    木fおよびクランク状の積木gおよび田字状の積木hと
    から成り、上記積木a〜cと、上記積木d〜hのうちか
    ら選択した4種の積木とを用いて、前記単位立方体を少
    なくともその一側面が互いに隣合う形で24個並べて成
    る平面状集合体が組立てられる積木組立てパズル。
  5. 【請求項5】 2つの単位立方体の側面同士が接合され
    た形状の直方体状の積木aと、3つの単位立方体の側面
    同士が接合された形状のL字状の積木bおよび棒状の積
    木cと、4つの単位立方体の側面同士が接合された形状
    のL字状の積木dおよび棒状の積木eおよび凸字状の積
    木fおよびクランク状の積木gおよび田字状の積木h
    と、前記単位立方体を少なくともその一側面が互いに隣
    合う形で24個並べて成る平面状集合体の斜視図をシー
    ト状体の表面部にあらわしたパターンシートとから成る
    積木組立てパズル。
  6. 【請求項6】 2つの単位立方体の側面同士が接合され
    た形状の直方体状の積木aと、3つの単位立方体の側面
    同士が接合された形状のL字状の積木bおよび棒状の積
    木cと、4つの単位立方体の側面同士が接合された形状
    のL字状の積木dおよび棒状の積木eおよび凸字状の積
    木fおよびクランク状の積木gおよび田字状の積木h
    と、前記単位立方体の側面に相当する正方形を少なくと
    もその一辺が互いに隣合う形で24個並べて成る平面図
    形をシート状体の表面部にあらわしたパターンシートと
    から成る積木組立てパズル。
  7. 【請求項7】 2つの単位立方体の側面同士が接合され
    た形状の直方体状の積木aと、3つの単位立方体の側面
    同士が接合された形状のL字状の積木bおよび棒状の積
    木cと、4つの単位立方体の側面同士が接合された形状
    のL字状の積木dおよび棒状の積木eおよび凸字状の積
    木fおよびクランク状の積木gおよび田字状の積木hと
    から成り、上記積木a〜hを用いて、前記単位立方体を
    少なくともその一側面が互いに隣合う形で28個並べて
    成る平面状集合体が組立てられる積木組立てパズル。
  8. 【請求項8】 2つの単位立方体の側面同士が接合され
    た形状の直方体状の積木aと、3つの単位立方体の側面
    同士が接合された形状のL字状の積木bおよび棒状の積
    木cと、4つの単位立方体の側面同士が接合された形状
    のL字状の積木dおよび棒状の積木eおよび凸字状の積
    木fおよびクランク状の積木gおよび田字状の積木h
    と、前記単位立方体を少なくともその一側面が互いに隣
    合う形で28個並べて成る平面状集合体の斜視図をシー
    ト状体の表面部にあらわしたパターンシートとから成る
    積木組立てパズル。
  9. 【請求項9】 2つの単位立方体の側面同士が接合され
    た形状の直方体状の積木aと、3つの単位立方体の側面
    同士が接合された形状のL字状の積木bおよび棒状の積
    木cと、4つの単位立方体の側面同士が接合された形状
    のL字状の積木dおよび棒状の積木eおよび凸字状の積
    木fおよびクランク状の積木gおよび田字状の積木h
    と、前記単位立方体の側面に相当する正方形を少なくと
    もその一辺が互いに隣合う形で28個並べて成る平面図
    形をシート状体の表面部にあらわしたパターンシートと
    から成る積木組立てパズル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030025087A (ko) * 2001-09-19 2003-03-28 성석경 퍼즐 및 이를 이용한 학습방법
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JP2008272484A (ja) * 2007-05-02 2008-11-13 Lonpos Braintelligent Co Ltd 積み木装置
KR200446712Y1 (ko) 2008-01-31 2009-11-23 최홍열 교구

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