JP2000116620A - Rfコイル並びに磁気共鳴撮像方法および装置 - Google Patents

Rfコイル並びに磁気共鳴撮像方法および装置

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JP2000116620A JP10293571A JP29357198A JP2000116620A JP 2000116620 A JP2000116620 A JP 2000116620A JP 10293571 A JP10293571 A JP 10293571A JP 29357198 A JP29357198 A JP 29357198A JP 2000116620 A JP2000116620 A JP 2000116620A
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electric
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淳夫 杉浦
Yasushi Kato
康司 加藤
Yukitoshi Shimo
幸俊 志茂
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Yokogawa Medical Systems Ltd
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    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/32Excitation or detection systems, e.g. using radio frequency signals
    • G01R33/34Constructional details, e.g. resonators, specially adapted to MR
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数特性が良いクォドラチャ型のRFコイ
ル、並びに、そのようなRFコイルを用いる磁気共鳴撮
像方法および装置を実現する。 【解決手段】 連絡経路606,608(616,61
8)によって直列に接続された主経路602,604
(612,614)を持つ2系統のコイルループを、主
経路602,604(612,614)を直交させて重
ね合わせるに当たり、連絡経路606,608(61
6,618)同士が重ならないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、RFコイル(ra
dio frequency coil)並びに磁気共
鳴撮像方法および装置に関し、特に、コイルのループ
(loop)面に平行な方向にRF磁場を生じるRFコ
イル、並びに、そのようなRFコイルを用いる磁気共鳴
撮像方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】静磁場の方向が被検体の体軸に垂直な、
いわゆる垂直磁場方式の磁気共鳴撮像装置では、開放的
な静磁場空間を形成するため、RF磁場発生用のRFコ
イルとしては、静磁場発生装置の磁極面と平行なループ
面を持つRFコイルが用いられる。この種のRFコイル
では、コイルのループ面に平行な方向にRF磁場を生
じ、静磁場方向に垂直なRF磁場を形成するようになっ
ている。
【0003】そのようなRF磁場を生じるRFコイルと
しては、例えば、図7に示すようなものが用いられる。
同図に示すように、3次元空間において互いに垂直な3
方向をx,y,zとし、z方向を静磁場方向としたと
き、RFコイルは、z方向に距離を隔てた2つのxy平
面にそれぞれ形成された2つのループを持つようになっ
ている。2つのループは直列に接続されて一筆書き状の
電気経路を形成している。
【0004】2つのループは、それぞれの中央部におい
てx方向に延びる主経路202,204の対および主経
路202’,204’の対、それらの両側の連絡経路2
06,208,206’,208’およびz方向の連絡
経路210を有する。主経路202〜204’を連絡経
路206〜210で一筆書き的に接続することにより、
主経路202,204には同じ方向に電流が流れ、主経
路202’,204’にはそれとは逆向きに同じ方向の
電流が流れるようにしている。
【0005】このような関係で主経路202,204お
よび202’,204’にそれぞれ流れるRF電流によ
り、図8に示すようなRF磁場がそれぞれ生じ、それら
の合成によるRF磁場がy方向すなわちコイルループ面
に平行な方向に生じる。
【0006】このような構成のRFコイルを2つ用い、
図9に実線および破線でそれぞれ示すように、主経路同
士がxy面内で互いに垂直に交差する関係で組み合わせ
ると、2つのRFコイルがそれぞれ生じるRF磁場のベ
クトル(vector)合成により、強度を増大したR
F磁場を得ることが可能になる。あるいは、所望の強度
のRF磁場を得るのに、1コイル当たり少ない駆動電力
で済ませることが可能になる。このような2つのRFコ
イルの組み合わせからなるRFコイルは、クォドラチャ
(quadrature)型RFコイルと呼ばれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなクォドラ
チャ型RFコイルでは、2つのRFコイルの回路パター
ン(pattern)が同一なので、それらを上記のよ
うに組み合わせたとき、連絡経路の大部分がz方向にお
いて重なり合う。回路パターンは幅広の導体箔で構成す
るのが普通なので、重なるパターン間の浮遊容量を通じ
て2つのRFコイルがカップリング(couplin
g)し、コイルのQ値の低下や本来の共振周波数以外の
周波数での共振が起きるという問題点があった。
【0008】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、周波数特性が良いクォドラチャ型のRF
コイル、並びに、そのようなRFコイルを用いる磁気共
鳴撮像方法および装置を実現することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)上記の課題を解決
する第1の本発明は、互いに垂直な3方向をそれぞれx
方向、y方向およびz方向としたときのx方向に延びる
第1の電気経路と、xy面において前記第1の電気経路
に平行な第2の電気経路と、xz面において前記第1の
電気経路に平行な第3の電気経路と、xy面に平行な面
において前記第3の電気経路に平行であり、xz面に平
行な面において前記第2の電気経路に平行である第4の
電気経路と、前記第1の電気経路および前記第2の電気
経路には互いに同一方向の電流が流れ、前記第3の電気
経路および前記第4の電気経路には互いに同一方向で前
記第1の電気経路および前記第2の電気経路とは反対方
向の電流が流れるように、前記第1の電気経路乃至前記
第4の電気経路を直列に接続する第5の電気経路と、前
記xy面においてy方向に延びる第6の電気経路と、前
記xy面において前記第6の電気経路に平行な第7の電
気経路と、yz面において前記第6の電気経路に平行な
第8の電気経路と、前記xy面に平行な面において前記
第8の電気経路に平行であり、yz面に平行な面におい
て前記第7の電気経路に平行である第9の電気経路と、
前記第6の電気経路および前記第7の電気経路には互い
に同一方向の電流が流れ、前記第8の電気経路および前
記第9の電気経路には互いに同一方向で前記第6の電気
経路および前記第7の電気経路とは反対方向の電流が流
れるように、前記第6の電気経路乃至前記第9の電気経
路を直列に接続する第10の電気経路と、を有するRF
コイルであって、前記第5の電気経路と前記第10の電
気経路はz方向において互いに重ならないものである、
ことを特徴とするRFコイルである。
【0010】(2)上記の課題を解決する第2の本発明
は、前記xy面では前記第5の電気経路および前記第1
0の電気経路のいずれか一方が他方の内側に存在し、前
記xy面に平行な面では前記第5の電気経路および前記
第10の電気経路にいずれか他方が一方の内側に存在す
る、ことを特徴とする請求項2に記載のRFコイルであ
る。
【0011】(3)上記の課題を解決する第3の本発明
は、互いに垂直な3方向をそれぞれx方向、y方向およ
びz方向としたときのx方向に延びる第1の電気経路
と、xy面において前記第1の電気経路に平行な第2の
電気経路と、前記第1の電気経路および前記第2の電気
経路に互いに同一方向の電流が流れるように前記第1の
電気経路および前記第2の電気経路を直列に接続する第
5の電気経路と、前記xy面においてy方向に延びる第
6の電気経路と、前記xy面において前記第6の電気経
路に平行な第7の電気経路と、前記第6の電気経路およ
び前記第7の電気経路に互いに同一方向の電流が流れる
ように前記第6の電気経路および前記第7の電気経路を
直列に接続する第10の電気経路と、を有するRFコイ
ルであって、前記第5の電気経路と前記第10の電気経
路はz方向において互いに重ならないものである、こと
を特徴とするRFコイルである。
【0012】(4)上記の課題を解決する第4の本発明
は、被検体を収容した空間における互いに垂直な3方向
をそれぞれx方向、y方向およびz方向としたときのz
方向に静磁場を形成し、前記空間に勾配磁場を形成し、
前記空間に高周波磁場を形成し、前記空間から磁気共鳴
信号を測定し、前記測定した磁気共鳴信号に基づいて画
像を生成する磁気共鳴撮像方法であって、前記高周波磁
場の形成は、x方向に延びる第1の電気経路と、xy面
において前記第1の電気経路に平行な第2の電気経路
と、xz面において前記第1の電気経路に平行な第3の
電気経路と、xy面に平行な面において前記第3の電気
経路に平行であり、xz面に平行な面において前記第2
の電気経路に平行である第4の電気経路と、前記第1の
電気経路および前記第2の電気経路には互いに同一方向
の電流が流れ、前記第3の電気経路および前記第4の電
気経路には互いに同一方向で前記第1の電気経路および
前記第2の電気経路とは反対方向の電流が流れるよう
に、前記第1の電気経路乃至前記第4の電気経路を直列
に接続する第5の電気経路と、前記xy面においてy方
向に延びる第6の電気経路と、前記xy面において前記
第6の電気経路に平行な第7の電気経路と、yz面にお
いて前記第6の電気経路に平行な第8の電気経路と、前
記xy面に平行な面において前記第8の電気経路に平行
であり、yz面に平行な面において前記第7の電気経路
に平行である第9の電気経路と、前記第6の電気経路お
よび前記第7の電気経路には互いに同一方向の電流が流
れ、前記第8の電気経路および前記第9の電気経路には
互いに同一方向で前記第6の電気経路および前記第7の
電気経路とは反対方向の電流が流れるように、前記第6
の電気経路乃至前記第9の電気経路を直列に接続する第
10の電気経路と、を有するRFコイルであって、前記
第5の電気経路と前記第10の電気経路がz方向におい
て互いに重ならないRFコイルを用いて行う、ことを特
徴とする磁気共鳴撮像方法である。
【0013】(5)上記の課題を解決する第5の本発明
は、被検体を収容した空間における互いに垂直な3方向
をそれぞれx方向、y方向およびz方向としたときのz
方向に静磁場を形成する静磁場形成手段と、前記空間に
勾配磁場を形成する勾配磁場形成手段と、前記空間に高
周波磁場を形成する高周波磁場形成手段と、前記空間か
ら磁気共鳴信号を測定する測定手段と、前記測定手段が
測定した前記磁気共鳴信号に基づいて画像を生成する画
像生成手段と、を有する磁気共鳴撮像装置であって、前
記高周波磁場形成手段は、x方向に延びる第1の電気経
路と、xy面において前記第1の電気経路に平行な第2
の電気経路と、xz面において前記第1の電気経路に平
行な第3の電気経路と、xy面に平行な面において前記
第3の電気経路に平行であり、xz面に平行な面におい
て前記第2の電気経路に平行である第4の電気経路と、
前記第1の電気経路および前記第2の電気経路には互い
に同一方向の電流が流れ、前記第3の電気経路および前
記第4の電気経路には互いに同一方向で前記第1の電気
経路および前記第2の電気経路とは反対方向の電流が流
れるように、前記第1の電気経路乃至前記第4の電気経
路を直列に接続する第5の電気経路と、前記xy面にお
いてy方向に延びる第6の電気経路と、前記xy面にお
いて前記第6の電気経路に平行な第7の電気経路と、y
z面において前記第6の電気経路に平行な第8の電気経
路と、前記xy面に平行な面において前記第8の電気経
路に平行であり、yz面に平行な面において前記第7の
電気経路に平行である第9の電気経路と、前記第6の電
気経路および前記第7の電気経路には互いに同一方向の
電流が流れ、前記第8の電気経路および前記第9の電気
経路には互いに同一方向で前記第6の電気経路および前
記第7の電気経路とは反対方向の電流が流れるように、
前記第6の電気経路乃至前記第9の電気経路を直列に接
続する第10の電気経路と、を有するRFコイルであっ
て、前記第5の電気経路と前記第10の電気経路がz方
向において互いに重ならないRFコイル、を具備するこ
とを特徴とする磁気共鳴撮像装置である。
【0014】第1の発明乃至第5の発明のうちのいずれ
か1つにおいて、前記xy面において対をなして互いに
交差する電気経路は、互いの間を縫うようにして交差す
ることが、それら電気経路によりそれぞれ形成されるR
F磁場を均等性を良くする点で好ましい。
【0015】(作用)本発明では、連絡経路がz方向に
おいて重ならないようにしたので、浮遊容量によるコイ
ル間のカップリングが減少する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態
に限定されるものではない。図1に磁気共鳴撮像装置の
ブロック(block)図を示す。本装置は本発明の実
施の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明
の装置に関する実施の形態の一例が示される。本装置の
動作によって、本発明の方法に関する実施の形態の一例
が示される。
【0017】図1に示すように、本装置では、静磁場発
生部2がその内部空間に均一な静磁場を形成するように
なっている。静磁場発生部2は、本発明における静磁場
形成手段の実施の形態の一例である。静磁場発生部2は
図示しない例えば永久磁石等の1対の磁気発生器を備え
ており、それらが間隔を保って上下方向に対向し、その
対向空間に静磁場(垂直磁場)を形成している。なお、
磁気発生器は永久磁石に限らず、超電導電磁石や常電導
電磁石等であって良いのはもちろんである。
【0018】静磁場発生部2の内部空間には勾配コイル
部4,4’および送信コイル部6,6’が設けられ、同
様にそれぞれ間隔を保って上下方向に対向している。送
信コイル部6,6’は、本発明におけるRFコイルの実
施の形態の一例である。送信コイル6,6については後
にあらためて説明する。
【0019】送信コイル部6,6’が対向する空間に、
被検体8が、撮像テーブル10に搭載されて図示しない
搬入手段により搬入される。被検体8の体軸は静磁場の
方向と直交する。撮像テーブル10には、被検体8の撮
像部位を囲んで受信コイル部106が取り付けられてい
る。受信コイル部106は、例えばLスパイン(lum
bar spine)撮像用のものであり、被検体8の
腰部を囲むように取り付けられている。なお、受信コイ
ル部106は、Lスパインばかりでなく、所望の撮影部
位に応じて、それに相当する位置に設置可能になってい
る。
【0020】勾配コイル部4,4’には勾配駆動部16
が接続されている。勾配駆動部16は勾配コイル部4,
4’に駆動信号を与えて勾配磁場を発生させるようにな
っている。勾配コイル部4,4’および勾配駆動部16
は、本発明における勾配磁場形成手段の実施の形態の一
例である。発生する勾配磁場は、スライス(slic
e)勾配磁場、読み出し勾配磁場および位相エンコード
(encode)勾配磁場の3種である。
【0021】送信コイル部6,6’には送信部18が接
続されている。送信部18は送信コイル部6,6’に駆
動信号を与えてRF磁場を発生させ、それによって、被
検体8の体内のスピン(spin)を励起するようにな
っている。送信コイル部6,6’および送信部18は、
本発明における高周波磁場形成手段の実施の形態の一例
である。
【0022】受信コイル部106は、被検体8内の励起
されたスピンが発生する磁気共鳴信号を受信するように
なっている。受信コイル部106は受信部20の入力側
に接続され、受信信号を受信部20に入力するようにな
っている。
【0023】受信部20の出力側はアナログ・ディジタ
ル(analog−to−digital)変換部22
の入力側に接続されている。アナログ・ディジタル変換
部22は受信部20の出力信号をディジタル信号に変換
するようになっている。
【0024】受信コイル部106、受信部20およびア
ナログ・ディジタル変換部22は、本発明における測定
手段の実施の形態の一例である。アナログ・ディジタル
変換部22の出力側はコンピュータ(compute
r)24に接続されている。
【0025】コンピュータ24はアナログ・ディジタル
変換部22からディジタル信号を入力し、図示しないメ
モリ(memory)に記憶するようになっている。メ
モリ内にはデータ(data)空間が形成される。デー
タ空間は2次元フーリエ(Fourier)空間を構成
する。コンピュータ24は、2次元フーリエ空間のデー
タを2次元逆フーリエ変換して被検体8の画像を再構成
する。コンピュータ24は、本発明における画像生成手
段の実施の形態の一例である。
【0026】コンピュータ24は制御部30に接続され
ている。制御部30は勾配駆動部16、送信部18、受
信部20およびアナログ・ディジタル変換部22に接続
されている。制御部30は、コンピュータ24から与え
られる指令に基づいて勾配駆動部16、送信部18、受
信部20およびアナログ・ディジタル変換部22をそれ
ぞれ制御し、磁気共鳴撮像を実行するようになってい
る。
【0027】コンピュータ24には表示部32と操作部
34が接続されている。表示部32は、コンピュータ2
4から出力される再構成画像および各種の情報を表示す
るようになっている。操作部34は、操作者によって操
作され、各種の指令や情報等をコンピュータ24に入力
するようになっている。
【0028】図2に、送信コイル部6,6’の模式的構
成を示す。同図では、送信コイル部6,6’の主要部を
なすRFコイルにつき、その電気経路の3次元構造を示
す。3次元空間における互いに垂直な3方向をx,y,
zとする。z方向は静磁場の方向である。同図に示すよ
うに、送信コイル部6はxy面上に構成された電気経路
を有し、送信コイル部6’はz方向に隔たった別のxy
面上に構成された電気経路を有する。
【0029】送信コイル部6は、x方向に延びる平行な
2本の主経路602,604を有する。主経路602,
604は、それぞれ、本発明における第1の電気経路お
よび第2の電気経路の実施の形態の一例である。
【0030】主経路602の一端側は送信部18に接続
され、他端側は連絡経路606を通じて主経路604の
一端側に接続される。連絡経路606は、xy面上を主
経路604がある側とは反対側を迂回して、主経路60
2の他端側と主経路604の一端側を接続する。
【0031】なお、連絡経路606は直線状の経路が9
0度ずつ折れ曲がって周回する例で示したが、これに限
るものではなく、主経路602の他端から主経路604
の一端まで、例えば略半円周または適宜の曲線で周回す
るものであって良い。以下同様である。
【0032】主経路604の他端側は、主経路602が
ある側とは反対側を迂回する連絡経路608を通じて、
連絡経路610の一端に接続される。連絡経路610は
送信コイル部6と6’を接続するものである。
【0033】なお、連絡経路608は直線状の経路が9
0度ずつ折れ曲がって周回する例で示したが、これに限
るものではなく、主経路604の他端から連絡経路61
0の一端まで、例えば略半円周または適宜の曲線で周回
するものであって良い。以下同様である。
【0034】送信コイル部6は、また、y方向に延びる
平行な2本の主経路612,614を有する。主経路6
12,614は、それぞれ、本発明における第6の電気
経路および第7の電気経路の実施の形態の一例である。
【0035】主経路612の一端側は送信部18に接続
され、他端側は連絡経路616を通じて主経路614の
一端側に接続されている。連絡経路616は、xy面上
を主経路614とは反対側を迂回して、主経路612の
他端を主経路614の一端側に接続するようになってい
る。ここで、連絡経路616は、連絡経路606,60
8の外側を通るようにしてある。
【0036】主経路614の他端側は、主経路612と
は反対側を迂回する連絡経路618を通じて、連絡経路
610’の一端に接続される。連絡経路610’は、送
信コイル部6と6’を接続するものである。なお、連絡
経路618は、連絡経路606,608の外側を通るよ
うにしてある。
【0037】このような電気経路の構成により、主経路
602,604と主経路612,614はxy面上で互
いに直交するものとなり、また、連絡経路616,61
8はxy面上で連絡経路606,608の外側に位置す
るものとなる。
【0038】送信コイル部6’は、x方向に延びる平行
な2本の主経路602’,604’を有する。主経路6
02’,604’は、それぞれ、本発明における第3の
電気経路および第4の電気経路の実施の形態の一例であ
る。
【0039】主経路602’の一端側は送信部18に接
続され、他端側は連絡経路606’を通じて主経路60
4’の一端側に接続されている。連絡経路606’は、
xy面上を主経路604’がある側とは反対側を迂回し
て、主経路602’の他端側を主経路604’の一端側
に接続するようになっている。主経路604’の他端側
は、主経路602’とは反対側を迂回する連絡経路60
8’を通じて連絡経路610の他端に接続される。
【0040】送信コイル部6’は、また、y方向に延び
る平行な2本の主経路612’,614’を有する。主
経路612’,614’は、それぞれ、本発明における
第8の電気経路および第9の電気経路の実施の形態の一
例である。
【0041】主経路612’の一端側は送信部18に接
続され、他端側は連絡経路616’を通じて主経路61
4’の一端側に接続されている。連絡経路616’は、
xy面上を主経路614’とは反対側を迂回して、主経
路612’の他端側を主経路614’の一端側に接続す
るようになっている。ここで、連絡経路616’は、連
絡経路606’,608’の内側を通るようにしてあ
る。
【0042】主経路614’の他端側は、主経路61
2’とは反対側を迂回する連絡経路618’を通じて連
絡経路610’の他端に接続される。なお、連絡経路6
18’は、連絡経路606’,608’の内側を通るよ
うにしてある。
【0043】このような電気経路の構成により、主経路
602’,604’と主経路612’,614’はxy
面上で互いに直交するものとなり、また、連絡経路61
6’,618’は、xy面上で連絡経路606’,60
8’の内側に位置するものとなる。
【0044】このような送信コイル部6,6’におい
て、主経路602,604,602’,604’は、連
絡経路606,608,606’,608’,610に
より一筆書き的に直列接続される。これによって、主経
路602,604に流れる電流の方向が同一になり、主
経路602’,604’に流れる電流は主経路602,
604の電流とは逆向きの同一方向となるようなコイル
ループ(実線)が構成される。連絡経路606,60
8,606’,608’,610は、本発明における第
5の電気経路の実施の形態の一例である。
【0045】また、主経路612,614,612’,
614’は、連絡経路616,618,616’,61
8’,610’により一筆書き的に直列接続され、それ
によって、主経路612,614に流れる電流の方向が
同一になり、主経路612’,614’に流れる電流は
主経路612,614の電流とは逆向きの同一方向とな
るようなコイルループ(破線)が構成される。連絡経路
616,618,616’,618’,610’は、本
発明における第10の電気経路の実施の形態の一例であ
る。
【0046】実線で示すコイルループと破線で示すコイ
ルループは、それぞれの主経路がxy面において互いに
直交することにより、いわゆるクォドラチャコイルを構
成する。したがって、2系統のコイルループに位相が同
一なRF電流をそれぞれ供給することにより、両コイル
ループがそれぞれ発生するRF磁場のベクトル合成によ
り、強度を増したRF磁場が得られる。また、2系統の
コイルループに位相が互いに90度異なるRF電流をそ
れぞれ供給することにより、両コイルループがそれぞれ
発生するRF磁場のベクトル合成により、z方向に垂直
な面内で回転するRF磁場が得られる。
【0047】このクォドラチャコイルでは、z方向に離
れた2つのxy面上でそれぞれ内側の経路となる連絡経
路606,608および616’,618’は同一の長
さとなるように構成される。また、2つのxy面上でそ
れぞれ外側の経路となる連絡経路616,618および
606’,608’は同一の長さとなるように構成され
る。これにより、2つのコイルループは同一の全長を持
つものとなる。このため、送信部18からそれぞれのコ
イルループを見たときの負荷条件が同一になり、均等な
RF駆動を行うことができる。
【0048】なお、ある程度の不均等を許容できる場合
は、例えば図3に示すように、どちらのxy面でも、実
線で示すコイルループの連絡経路606,608,60
6’,608’が、破線で示すコイルループの連絡経路
616,618,616’,618’の内側になるよう
に構成しても良い。あるいはこの逆にしても良いのはも
ちろんである。
【0049】また、クォドラチャ型のコイルループは、
必ずしも2つのxy面にまたがって形成しなければなら
ないものではなく、例えば図4に示すように1つのxy
面だけで構成するようにしても良い。
【0050】上記のようなパターンを持つコイルループ
をxy面上で構成する導体としては、例えば銅箔等が用
いられる。銅箔を用いて、例えばプラスチック(pla
stics)基板等の絶縁体上に、例えば厚さが数十μ
m、幅が数cmないし十数cm程度の扁平な電気経路を
持つコイルパターンを形成する。
【0051】その場合、互いに交差する2系統の主経路
間を適宜の手段で絶縁する。また、xy面上で相互に外
側および内側となる2系統の連絡経路同士は、例えば銅
箔の幅に相当する距離だけ間隔をあけて配設するように
する。これによって、2系統のコイルループは、全長の
過半を占める連絡経路部分で重なることがなくなる。し
たがって、浮遊容量による2系統のコイルループのカッ
プリングが大幅に低下し、周波数特性が優れたクォドラ
チャコイルを得ることができる。
【0052】なお、2系統の主経路の交差部分は、例え
ば図5に示すように、互いの間を縫うようにして交差さ
せるのが、2系統のコイルループがそれぞれ発生するR
F磁場を均等にする点で好ましい。
【0053】本装置の動作を説明する。本装置は制御部
30による制御の下で動作する。磁気共鳴撮像の具体例
の1つとして、スピンエコー(spin echo)法
による撮像を行う場合について説明する。スピンエコー
法には、例えば図6に示すようなパルスシーケンス(p
ulse sequence)が利用される。
【0054】図6は、1ビュー(view)分の磁気共
鳴信号(スピンエコー信号)を収集するときのパルスシ
ーケンスの模式図である。このようなパルスシーケンス
が例えば256回繰り返されて、256ビューのスピン
エコー信号が収集される。
【0055】このパルスシーケンスの実行とスピンエコ
ー信号の収集は制御部30によって制御される。なお、
スピンエコー法に限らず、例えばグラディエントエコー
(gradient echo)法等、他の各種の技法
で磁気共鳴撮像を行って良いのはいうまでもない。
【0056】図6の(6)に示すように、パルスシーケ
ンスは時間軸に沿って(a)〜(d)の4つの期間に分
けられる。先ず、期間(a)において、(1)に示すよ
うに90°パルスP90によってRF励起が行われる。
RF励起は送信部18によって駆動される送信コイル部
6,6’によって行われる。送信コイル部6,6’は、
前述のような構成を持つ周波数特性の良いクォドラチャ
型のRFコイルであるから、RF励起を極めて効率良く
行うことができる。
【0057】RF励起に合わせて、(2)に示すように
スライス勾配磁場Gsが印加される。スライス勾配磁場
Gsの印加は、勾配駆動部16によって駆動される勾配
コイル部4,4’により行われる。これによって、被検
体8の体内の所定のスライスのスピンが励起(選択励
起)される。
【0058】次に、期間(b)において、(3)に示す
ように位相エンコード勾配磁場Gpが印加される。位相
エンコード勾配磁場Gpの印加も勾配駆動部16によっ
て駆動される勾配コイル部4,4’により行われる。こ
れによってスピンの位相エンコードが行われる。
【0059】位相エンコード期間中に、(2)に示すよ
うにスライス勾配磁場Gsによってスピンのリフェーズ
(rephase)が行われる。また、(4)に示すよ
うに読み出し勾配磁場Grが印加され、スピンのディフ
ェーズ(dephase)が行われる。読み出し勾配磁
場Grの印加も勾配駆動部16によって駆動される勾配
コイル部4,4’により行われる。
【0060】次に、期間(c)において、(1)に示す
ように180°パルスP180が印加され、これによっ
てスピンの反転が行われる。スピンの反転は、送信部1
8でRF駆動される送信コイル部6,6’によって行わ
れる。送信コイル部6,6’は、前述のような構成を持
つ周波数特性の良いクォドラチャ型のRFコイルである
から、スピンの反転も極めて効率良く行うことができ
る。
【0061】次に、期間(d)において、(4)に示す
ように読み出し勾配磁場Grが印加される。これによっ
て、(5)に示すように、スピンエコー信号MRが被検
体8から発生する。
【0062】スピンエコー信号MRは、受信コイル部1
06によって受信される。受信コイル部106は、Lス
パインのスピンエコー信号を受信する。受信信号は、受
信部20およびアナログ・ディジタル変換部22を経て
コンピュータ24に入力される。コンピュータ24は受
信コイル部106の入力信号を測定データとしてメモリ
に記憶する。これによって、メモリに1ビュー分のスピ
ンエコーデータが受信コイル部106に収集される。
【0063】以上の動作が、所定の周期で例えば256
回繰り返される。動作の繰り返しの度に位相エンコード
勾配磁場Gpが変更され、毎回異なる位相エンコードが
行われる。このことを図6の(3)の波形に付した複数
の破線で表す。
【0064】コンピュータ24は、メモリに収集した全
ビューのスピンエコーデータに基づいて画像再構成を行
い、Lスパインの画像を生成する。生成された画像は表
示部32に可視像として表示される。
【0065】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、周波数特性が良いクォドラチャ型のRFコイル、
並びに、そのようなRFコイルを用いる磁気共鳴撮像方
法および装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図
である。
【図2】本発明の実施の形態の一例の装置における送信
コイル部の模式的構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態の一例の装置における送信
コイル部の模式的構成を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態の一例の装置における送信
コイル部の模式的構成を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態の一例の装置における送信
コイル部の一部の模式的構成を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態の一例の装置が実行するパ
ルスシーケンスの一例を示す模式図である。
【図7】送信コイル部の従来例の模式的構成図である。
【図8】送信コイル部によるRF磁場生成の説明図であ
る。
【図9】送信コイル部の従来例の模式的構成図である。
【符号の説明】
2 静磁場発生部 4,4’ 勾配コイル部 6,6’ 送信コイル部 8 被検体 10 撮像テーブル 106 受信コイル部 16 勾配駆動部 18 送信部 20 受信部 22 アナログ・ディジタル変換部 24 コンピュータ 30 制御部 32 表示部 34 操作部 602〜604’,612〜614’ 主経路 606〜608’,616〜618’ 連絡経路
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月3日(1999.9.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 志茂 幸俊 東京都日野市旭が丘四丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 4C096 AA01 AB34 AD02 AD10 CA16 CA18 CC07 CC14 CC16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに垂直な3方向をそれぞれx方向、
    y方向およびz方向としたときのx方向に延びる第1の
    電気経路と、 xy面において前記第1の電気経路に平行な第2の電気
    経路と、 xz面において前記第1の電気経路に平行な第3の電気
    経路と、 xy面に平行な面において前記第3の電気経路に平行で
    あり、xz面に平行な面において前記第2の電気経路に
    平行である第4の電気経路と、 前記第1の電気経路および前記第2の電気経路には互い
    に同一方向の電流が流れ、前記第3の電気経路および前
    記第4の電気経路には互いに同一方向で前記第1の電気
    経路および前記第2の電気経路とは反対方向の電流が流
    れるように、前記第1の電気経路乃至前記第4の電気経
    路を直列に接続する第5の電気経路と、 前記xy面においてy方向に延びる第6の電気経路と、 前記xy面において前記第6の電気経路に平行な第7の
    電気経路と、 yz面において前記第6の電気経路に平行な第8の電気
    経路と、 前記xy面に平行な面において前記第8の電気経路に平
    行であり、yz面に平行な面において前記第7の電気経
    路に平行である第9の電気経路と、 前記第6の電気経路および前記第7の電気経路には互い
    に同一方向の電流が流れ、前記第8の電気経路および前
    記第9の電気経路には互いに同一方向で前記第6の電気
    経路および前記第7の電気経路とは反対方向の電流が流
    れるように、前記第6の電気経路乃至前記第9の電気経
    路を直列に接続する第10の電気経路と、を有するRF
    コイルであって、 前記第5の電気経路と前記第10の電気経路はz方向に
    おいて互いに重ならないものである、ことを特徴とする
    RFコイル。
  2. 【請求項2】 前記xy面では前記第5の電気経路およ
    び前記第10の電気経路のいずれか一方が他方の内側に
    存在し、前記xy面に平行な面では前記第5の電気経路
    および前記第10の電気経路にいずれか他方が一方の内
    側に存在する、ことを特徴とする請求項2に記載のRF
    コイル。
  3. 【請求項3】 互いに垂直な3方向をそれぞれx方向、
    y方向およびz方向としたときのx方向に延びる第1の
    電気経路と、 xy面において前記第1の電気経路に平行な第2の電気
    経路と、 前記第1の電気経路および前記第2の電気経路に互いに
    同一方向の電流が流れるように前記第1の電気経路およ
    び前記第2の電気経路を直列に接続する第5の電気経路
    と、 前記xy面においてy方向に延びる第6の電気経路と、 前記xy面において前記第6の電気経路に平行な第7の
    電気経路と、 前記第6の電気経路および前記第7の電気経路に互いに
    同一方向の電流が流れるように前記第6の電気経路およ
    び前記第7の電気経路を直列に接続する第10の電気経
    路と、を有するRFコイルであって、 前記第5の電気経路と前記第10の電気経路はz方向に
    おいて互いに重ならないものである、ことを特徴とする
    RFコイル。
  4. 【請求項4】 被検体を収容した空間における互いに垂
    直な3方向をそれぞれx方向、y方向およびz方向とし
    たときのz方向に静磁場を形成し、前記空間に勾配磁場
    を形成し、前記空間に高周波磁場を形成し、前記空間か
    ら磁気共鳴信号を測定し、前記測定した磁気共鳴信号に
    基づいて画像を生成する磁気共鳴撮像方法であって、 前記高周波磁場の形成を、 x方向に延びる第1の電気経路と、 xy面において前記第1の電気経路に平行な第2の電気
    経路と、 xz面において前記第1の電気経路に平行な第3の電気
    経路と、 xy面に平行な面において前記第3の電気経路に平行で
    あり、xz面に平行な面において前記第2の電気経路に
    平行である第4の電気経路と、 前記第1の電気経路および前記第2の電気経路には互い
    に同一方向の電流が流れ、前記第3の電気経路および前
    記第4の電気経路には互いに同一方向で前記第1の電気
    経路および前記第2の電気経路とは反対方向の電流が流
    れるように、前記第1の電気経路乃至前記第4の電気経
    路を直列に接続する第5の電気経路と、 前記xy面においてy方向に延びる第6の電気経路と、 前記xy面において前記第6の電気経路に平行な第7の
    電気経路と、 yz面において前記第6の電気経路に平行な第8の電気
    経路と、 前記xy面に平行な面において前記第8の電気経路に平
    行であり、yz面に平行な面において前記第7の電気経
    路に平行である第9の電気経路と、 前記第6の電気経路および前記第7の電気経路には互い
    に同一方向の電流が流れ、前記第8の電気経路および前
    記第9の電気経路には互いに同一方向で前記第6の電気
    経路および前記第7の電気経路とは反対方向の電流が流
    れるように、前記第6の電気経路乃至前記第9の電気経
    路を直列に接続する第10の電気経路と、を有するRF
    コイルであって、 前記第5の電気経路と前記第10の電気経路がz方向に
    おいて互いに重ならないRFコイルを用いて行う、こと
    を特徴とする磁気共鳴撮像方法。
  5. 【請求項5】 被検体を収容した空間における互いに垂
    直な3方向をそれぞれx方向、y方向およびz方向とし
    たときのz方向に静磁場を形成する静磁場形成手段と、 前記空間に勾配磁場を形成する勾配磁場形成手段と、 前記空間に高周波磁場を形成する高周波磁場形成手段
    と、 前記空間から磁気共鳴信号を測定する測定手段と、 前記測定手段が測定した前記磁気共鳴信号に基づいて画
    像を生成する画像生成手段と、を有する磁気共鳴撮像装
    置であって、 前記高周波磁場形成手段は、 x方向に延びる第1の電気経路と、 xy面において前記第1の電気経路に平行な第2の電気
    経路と、 xz面において前記第1の電気経路に平行な第3の電気
    経路と、 xy面に平行な面において前記第3の電気経路に平行で
    あり、xz面に平行な面において前記第2の電気経路に
    平行である第4の電気経路と、 前記第1の電気経路および前記第2の電気経路には互い
    に同一方向の電流が流れ、前記第3の電気経路および前
    記第4の電気経路には互いに同一方向で前記第1の電気
    経路および前記第2の電気経路とは反対方向の電流が流
    れるように、前記第1の電気経路乃至前記第4の電気経
    路を直列に接続する第5の電気経路と、 前記xy面においてy方向に延びる第6の電気経路と、 前記xy面において前記第6の電気経路に平行な第7の
    電気経路と、 yz面において前記第6の電気経路に平行な第8の電気
    経路と、 前記xy面に平行な面において前記第8の電気経路に平
    行であり、yz面に平行な面において前記第7の電気経
    路に平行である第9の電気経路と、 前記第6の電気経路および前記第7の電気経路には互い
    に同一方向の電流が流れ、前記第8の電気経路および前
    記第9の電気経路には互いに同一方向で前記第6の電気
    経路および前記第7の電気経路とは反対方向の電流が流
    れるように、前記第6の電気経路乃至前記第9の電気経
    路を直列に接続する第10の電気経路と、を有するRF
    コイルであって、 前記第5の電気経路と前記第10の電気経路がz方向に
    おいて互いに重ならないRFコイル、を具備することを
    特徴とする磁気共鳴撮像装置。
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