JPH07231881A - Mri用rfコイル及びmri装置 - Google Patents

Mri用rfコイル及びmri装置

Info

Publication number
JPH07231881A
JPH07231881A JP6023868A JP2386894A JPH07231881A JP H07231881 A JPH07231881 A JP H07231881A JP 6023868 A JP6023868 A JP 6023868A JP 2386894 A JP2386894 A JP 2386894A JP H07231881 A JPH07231881 A JP H07231881A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
main
main path
parallel
same direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6023868A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Inoue
勇二 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GE Healthcare Japan Corp
Original Assignee
GE Yokogawa Medical System Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GE Yokogawa Medical System Ltd filed Critical GE Yokogawa Medical System Ltd
Priority to JP6023868A priority Critical patent/JPH07231881A/ja
Publication of JPH07231881A publication Critical patent/JPH07231881A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 イメージング領域を狭めることなく受信信号
のS/Nを改善することが可能なMRI用RFコイル及
びMRI装置を実現する。 【構成】 同一方向に電流が流れる2本のメインパス部
を測定対象物の長手方向に対して平行して備えた8の字
型の第一のコイル1と、メインパス部が所定の距離を持
って平行して配置された二重ループの電流路が縦続接続
されることにより、同一方向に電流が流れる4本のメイ
ンパス部を所定間隔で形成するように、かつ、この4本
のメインパス部が前記第一のコイルのメインパス部に直
交して相互結合が最小となるように配置された第二のコ
イル2と、加算後の信号対雑音比が最大となるように、
信号レベルを調整するレベル調整手段5と、位相を調整
して両信号の位相を一致させる位相調整手段6と、調整
された受信信号を加算する加算手段7とを備えたことを
特徴とするMRI装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気共鳴イメージング
(MRI)装置に用いるサーフェスコイルに関し、特に
主磁場と鎖交する方向に置いて撮像する際に用いるMR
I用RFコイル及びそのMRI用RFコイルを用いたM
RI装置に関する。
【0002】
【従来の技術】MRI装置は、核磁気共鳴現象を利用し
て被検体中の所望の検査部位における原子核スピンの密
度分布,緩和時間分布等を計測して、その計測データか
ら被検体の断面を画像表示するものである。
【0003】均一で強力な静磁場発生装置内に置かれた
被検体の原子核スピンは、静磁場の強さによって定まる
周波数(ラーモア周波数)で静磁場の方向を軸として歳
差運動を行う。そこで、このラーモア周波数に等しい周
波数の高周波パルスを外部より照射すると、スピンが励
起されて高いエネルギー状態に遷移する。これを核磁気
共鳴現象と言う。この高周波パルスの照射を打ち切る
と、スピンはそれぞれの状態に応じた時定数で元の低い
エネルギー状態に戻り、この時に外部に電磁波を照射す
る。これをその周波数に同調した高周波受信コイル(R
Fコイル)で検出する。このとき、空間内に位置情報を
付加する目的で、三軸の傾斜磁場を静磁場空間に印加す
る。この結果、空間内の位置情報を周波数情報として捕
らえることができる。
【0004】そして、このようなMRI装置において
は、特に被検体の脊椎等の撮像において高い感度を有す
るサーフェスコイルを備えており、このサーフェスコイ
ルを前記のMRI用RFコイルとして用いるようになっ
ている。
【0005】図3はこの種のサーフェスコイルの従来の
構成を示す構成図である。この図3において、まず、互
いに重畳されて配置される2つのコイル101,102
は共に、載置された被検体の下に配置されるものであ
る。
【0006】このうち、一方のコイル101は被検体の
脊椎方向に平行して配置される第1,第2の導電体部1
01a,101bを有しており、この第1,第2の導電
体部101a,101bを流れる電流が同一方向となる
ような8の字コイルとして形成されている。尚、この導
電体部101a,101bをメインパス部と呼ぶ。
【0007】また、他方のコイル102は、前記コイル
101と同形に形成されたものであり、同様にメインパ
ス部102a,102bを備えており、前記コイル10
1とは直交するように配置されるものである。
【0008】ここで、前記したコイル101は、図4に
示したように、図示する方向に電流が流れる2つの導体
ループが接続されたものである。そして、前記メインパ
ス部101a,101b上の脊椎内のX軸方向のスピン
103からの信号フラックスを検出するものである。
【0009】また、他方のコイル102は、前記コイル
101と直交するように配置し、以下に示すようにSN
Rを改善するために設けられたコイルとなっている。す
なわち、図5に示すように、互いに直交配置された二つ
のループ状コイル101,102を考える。ここで、一
方のコイル101から発生された磁束が他方のコイル1
02を通り抜けない状態、すなわち相互結合を最小(鎖
交磁束が零、若しくは零に近い最小値にある状態)とす
ることができる。このことは、それぞれのコイル10
1,102から発生したノイズが独立しており、他方の
コイルから影響を受けないことを示している。そして、
コイル101からプリアンプ104で増幅された検出信
号は図6(a)に示す位相になっており、コイル102
からプリアンプ105で増幅された検出信号は図6
(b)に示す位相になっており、それぞれの位相は90
°ずれたものとなっている。そこでプリアンプ104の
出力を位相補正回路106で図6(c)に示すように補
正した後に、それぞれの検出信号を加算部107で図6
(d)示すように加算する。このように加算を行った場
合、信号は振幅が2倍(+6dB)になるが、ノイズは
ランダム位相であるために振幅が√2倍(+3dB)に
なる。従って、加算部107の出力では信号対雑音比
(以下、S/Nという)が3dBアップ((+6dB)
−(+3dB))することになり、ノイズ成分を相対的
に低減させることが可能になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示したようなサーフェスコイル101,102では、信
号検出のためのコイル感度領域が異なるために、対象と
するイメージング領域からの信号が2倍にならない。一
方、ノイズの方はコイルの形状、大きさが同じために√
2倍になる。この結果、上述のようなS/Nの改善が理
論通り行われないことが予想される。
【0011】このような問題に対し、図7に示すよう
に、ノイズ低減のためのコイル102をノイズ低減用の
コイル102を小さくすることでS/Nの改善を図ろう
とする技術が特開平4−285533号公報に記載され
ている。
【0012】しかし、図3に示したサーフェスコイル及
び図7に示したサーフェスコイルのいずれにも、8の字
コイルを2重にすることによりイメージング領域が狭ま
るという欠点を有している。
【0013】すなわち、図8(a)に示したようにサー
フェスコイルを直交して配置する場合には、図8(b)
に示すように、コイル101により形成される縦長長方
形のイメージング領域と、コイル102により形成され
る横長長方形のイメージング領域とが形成される。そし
て、上述したS/N改善(3dBアップ)の効果が得ら
れる領域は、二つの長方形イメージング領域が重なった
中央の正方形部分のみである。このため、当初の目的で
ある脊椎のイメージングとして用いる場合には、S/N
が改善される領域が狭くなり、その利点を活かすことが
難しいという問題を有している。
【0014】また、図3及び図7に示したいずれのもの
も、同一形状若しくはほぼ同一形状のコイルを直交配置
して、図5に示したように同相加算するものしか示され
ていない。このため、異なる形状のコイルであって、S
/Nが異なる受信信号を加算することについては一切配
慮されていなかった。
【0015】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、イメージング領域を狭めることなく受
信信号のS/Nを改善することが可能なMRI用RFコ
イル及びMRI装置を実現することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、同一方向
に電流が流れる2本のメインパス部を測定対象物の長手
方向に対して平行して備えた8の字型の第一のコイル
と、メインパス部が所定の距離を持って平行して配置さ
れた二重ループの電流路が縦続接続されることにより、
同一方向に電流が流れる4本のメインパス部を所定間隔
で形成するように、かつ、この4本のメインパス部が前
記第一のコイルのメインパス部に直交するように配置さ
れた第二のコイルと、を備えたことを特徴とするMRI
用RFコイルにより達成される。
【0017】前記の課題は、同一方向に電流が流れる2
本のメインパス部を測定対象物の長手方向に対して平行
して備えた8の字型の第一のコイルと、メインパス部が
所定の距離を持って平行して配置された二重ループの電
流路が縦続接続されることにより、同一方向に電流が流
れる4本のメインパス部を所定間隔で形成するように、
かつ、この4本のメインパス部が前記第一のコイルのメ
インパス部に直交して相互結合が最小となるように配置
された第二のコイルと、を備えたことを特徴とするMR
I用RFコイルにより達成される。
【0018】前記の課題は、同一方向に電流が流れる2
本のメインパス部を測定対象物の長手方向に対して平行
して備えた8の字型の第一のコイルと、メインパス部が
所定の距離を持って平行して配置された二重ループの電
流路が縦続接続されることにより、同一方向に電流が流
れる4本のメインパス部を所定間隔で形成するように、
かつ、この4本のメインパス部が前記第一のコイルのメ
インパス部に直交するように配置された第二のコイル
と、前記第一のコイルの受信信号及び前記第二のコイル
の受信信号の双方若しくはいずれか一方の信号レベルを
調整するレベル調整手段と、前記第一のコイルの受信信
号及び前記第二のコイルの受信信号の双方若しくはいず
れか一方の位相を調整して両信号の位相を一致させる位
相調整手段と、レベル及び位相が調整された受信信号を
加算する加算手段とを備えたことを特徴とするMRI装
置により達成される。
【0019】前記の課題は、同一方向に電流が流れる2
本のメインパス部を測定対象物の長手方向に対して平行
して備えた8の字型の第一のコイルと、メインパス部が
所定の距離を持って平行して配置された二重ループの電
流路が縦続接続されることにより、同一方向に電流が流
れる4本のメインパス部を所定間隔で形成するように、
かつ、この4本のメインパス部が前記第一のコイルのメ
インパス部に直交して相互結合が最小となるように配置
された第二のコイルと、前記第一のコイルの受信信号及
び前記第二のコイルの受信信号の信号レベル及びノイズ
レベルを参照して、加算後の信号対雑音比が最大となる
ように、双方若しくはいずれか一方の信号レベルを調整
するレベル調整手段と、前記第一のコイルの受信信号及
び前記第二のコイルの受信信号の双方若しくはいずれか
一方の位相を調整して両信号の位相を一致させる位相調
整手段と、レベル及び位相が調整された受信信号を加算
する加算手段とを備えたことを特徴とするMRI装置に
より達成される。
【0020】
【作用】本発明にかかるMRI用RFコイルにおいて
は、第一のコイルの2本のメインパス部に対して、直交
する第二のコイルについては4本のメインパス部が配置
されているので、それぞれのコイルのメインパス部に囲
まれた範囲が測定対象物の長手方向に平行するようにし
て互いに重なるような位置に配置されることになり、そ
れぞれのコイルのイメージング領域がほぼ同じ大きさで
重なった状態になり、イメージング領域が狭まらない。
更に、互いのコイルの相互結合が最小になるように配置
されているので、鎖交磁束も最小(ほぼ零)になり、そ
れぞれの受信信号を加算することで信号対雑音比が改善
される。
【0021】また、本発明にかかるMRI装置において
は、それぞれのコイルのメインパス部に囲まれた範囲が
測定対象物の長手方向に平行するようにして互いに重な
り相互結合が最小になるような位置に配置された両コイ
ルの受信信号について、位相及び信号レベルを調整して
同相加算しているので、イメージング領域を狭めること
なく信号対雑音比が改善される。また、両コイルのS/
Nに応じてレベル調整をしてから同相加算するようにし
ているので、S/Nの改善が最大となる。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例のMRI用RFコ
イル(以下、単にコイルと言う)及びMRI装置の全体
の構成を示す構成図である。また、図2はコイルの形状
について詳細に示す説明図である。
【0023】これらの図において、コイル1は従来から
の8の字コイルと呼ばれるサーフェスコイルであり、測
定対象物(例えば、被検体の脊椎)の長手方向に平行し
て配置されるべきメインパス部1a,1bと、測定対象
物から離れた位置に配置されるべきリターンパス部1
c,1dを備えている。ここでは、1c,1a,1d,
1bの方向に電流が流れるようになっており、平行して
配置されているメインパス部1a,1bでは同方向に電
流が流れ、このメインパス部1a,1bに囲まれた部分
(図2(a)中の斜線で囲まれた領域)がイメージング
領域となっている。
【0024】また、コイル2は2本のメインパス部が所
定の距離を持って平行して配置された二重ループの電流
路2組((2a,2b,2c,2d)と(2e,2f,
2g,2h))が縦続接続されることにより、同一方向
に電流が流れる4本の所定間隔のメインパス部(2a,
2b,2e,2f)を形成するように構成されている。
また、この4本のメインパス部が前記第一のコイルのメ
インパス部(1a,1b)に直交して相互結合が最小と
なるように配置されている。尚、図2(b)の斜線で囲
まれた部分がイメージング領域となっている。
【0025】これらコイル1,2での微弱な受信信号
は、必要に応じて送信RF電力からプリアンプを保護す
るためのλ/4プロテクション部等の保護手段を経由し
て、プリアンプ3,4で所定のレベルまで増幅される。
ここでは、可変利得のアンプ若しくはアッテネータ等で
構成されたゲイン調整部5でプリアンプ3の出力がゲイ
ン調整され、更にプリアンプ4の出力と同相になるよう
に位相調整を行う位相調整部6により位相調整がなされ
る。そして、この位相調整部6の出力とプリアンプ4の
出力とが、コンバイナー等の加算部9のそれぞれの入力
端子に供給されて同相加算される。この後、加算された
受信信号が信号処理装置8において所定のMRIに必要
な各種信号処理が実行される。
【0026】尚、ここでは、コイル1の受信信号側でゲ
イン調整及び位相調整を行っているが、原理的にはコイ
ル1,2からの受信信号を加算部9で同相加算できれば
良く、ゲイン調整部5及び位相調整部6はいずれ側にあ
っても構わない。また、ゲイン調整と位相調整との処理
順は問わない。また、信号処理装置8での信号処理は既
知の各種処理であるので、ここでは言及しないものとす
る。
【0027】以上のようなコイル構成及びコイル配置に
することにより、図2(a),(b)に示すようにそれ
ぞれのコイル1,2のイメージング領域が近似する形状
及び大きさになり、コイルを直交配置しているにもかか
わらず合成されたイメージング領域が狭まることがな
い。すなわち、測定対象物が被検体の脊椎であるような
場合に適している。すなわち、コイル1,2の受信信号
を加算してS/Nを向上させる場合に、各コイルのイメ
ージング領域を有効に最大限利用することができる。
【0028】また、コイル1とコイル2とでコイル形状
が異なるためS/Nも異なり、両コイルの受信信号を単
に位相調整のみで同相加算しても最良のS/N改善が得
られるとは限らない。このために、いずれかのコイルの
受信信号に対してゲイン調整を行う必要がある。
【0029】ここでは、コイル1のS/Nをa,コイル
2のS/Nをb,コイル1のコイル2に対するゲイン比
をx,コイル2のノイズレベルをN2 とすると、同相加
算後のS/N(SNR(x))は以下のようになる。
【0030】
【数1】
【0031】このSNR(x)を最大にするxは、SN
R(x)の微分値SNR′(x)が零となる条件を満た
すxである。この条件を求めると、x=a/bとなり、
このときに同相加算後のS/Nが最大になる。尚、x=
a/bの条件のときのS/Nは√(a2 +b2 )とな
る。すなわち、コイル1,2のS/Nに応じてゲイン調
整部5のゲインを調整した後に同相加算することで、S
/Nの異なる受信信号であっても最大のS/N改善が得
られるようになる。尚、コイル1,2のそれぞれの受信
信号は90°位相が異なっているものであり、加算部7
で加算を行う前に位相調整部6で位相調整を行ってい
る。
【0032】このようなMRI用RFコイルについて、
イメージング領域を長手方向を25cm,幅方向を8c
mとした場合、図2に示すコイル各サイズは、コイル1
ではLy =30cm,Lo =8cm,Lr =24cmで
あり、コイル2ではLo =10cm,L1 =30cm,
Lr =40cm,Lx =15cm程度になることが確か
められた。
【0033】また、コイル1とコイル2とのSNR比a
/b=1.2であるとすると、必要とするイメージング
領域(25cm*8cm)のほぼ全域にわたり、良い方
のS/Nに対して更に1.3倍に改善できる。尚、a/
b=1であれば、S/Nを1.4倍に改善(3dBアッ
プ)することができる。
【0034】以上説明したように、メインパス部が2本
の通常の8の字コイル1と、これに直交して、メインパ
ス部を4本設けた2重ループが縦続接続されたコイル2
とを配置したことにより、イメージング領域を狭めるこ
となくS/Nを改善可能なMRI用RFコイルを実現で
きる。そして、両コイルを相互結合が最小になるように
配置することで、それぞれのコイルの受信信号に含まれ
るノイズの相関がなくなり、同相加算することによりS
/Nの改善が大きくなる。
【0035】また、各コイルのS/Nに応じてゲイン調
整を行ってから同相加算することにより、異なる形状で
あってS/Nが異なるコイルを用いた場合であっても確
実にS/Nを改善することが可能なMRI装置を実現で
きる。そして、各受信信号のS/N(a,b)の比(a
/b)に等しくなるように受信信号のレベル比を調整す
ることで最大のS/N改善が実現出来る。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、メインパス部が2本の通常の8の字コイル1と、こ
れに直交して、メインパス部を4本設けた2重ループが
縦続接続されたコイル2とを配置したことにより、イメ
ージング領域を狭めることなくS/Nを改善可能なMR
I用RFコイルを実現できる。
【0037】また、各コイルのS/Nに応じてゲイン調
整を行ってから同相加算することにより、異なる形状で
あってS/Nが異なるコイルであっても最大限S/Nを
改善可能なMRI装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のMRI用RFコイル及びM
RI装置の構成例を示す構成図である。
【図2】本発明の一実施例のMRI用RFコイルの構成
例の詳細を示す構成図である。
【図3】従来の8の字コイルの直交配置の例を示す説明
図である。
【図4】従来の8の字コイルの感度分布を示す説明図で
ある。
【図5】従来の8の字コイルを用いた場合の受信回路の
構成例を示す構成図である。
【図6】従来の受信信号の加算の様子を示す説明図であ
る。
【図7】特開平4−285533号公報に記載された8
の字コイルの直交配置の例を示す説明図である。
【図8】8の字コイルの直交配置による場合のイメージ
ング領域の例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 コイル(第一のコイル) 1a,1b メインパス部の電流路 1c,1d リターンパス部の電流路 2 コイル(第二のコイル) 2a,2b,2e,2f メインパス部の電流路 2c,2d,2g,2h リターンパス部の電流路 3,4 プリアンプ 5 ゲイン調整部 6 位相調整部 7 加算部 8 信号処理装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一方向に電流が流れる2本のメインパ
    ス部を測定対象物の長手方向に対して平行して備えた8
    の字型の第一のコイルと、 メインパス部が所定の距離を持って平行して配置された
    二重ループの電流路が縦続接続されることにより、同一
    方向に電流が流れる4本のメインパス部を所定間隔で形
    成するように、かつ、この4本のメインパス部が前記第
    一のコイルのメインパス部に直交するように配置された
    第二のコイルと、 を備えたことを特徴とするMRI用RFコイル。
  2. 【請求項2】 同一方向に電流が流れる2本のメインパ
    ス部を測定対象物の長手方向に対して平行して備えた8
    の字型の第一のコイルと、 メインパス部が所定の距離を持って平行して配置された
    二重ループの電流路が縦続接続されることにより、同一
    方向に電流が流れる4本のメインパス部を所定間隔で形
    成するように、かつ、この4本のメインパス部が前記第
    一のコイルのメインパス部に直交して相互結合が最小と
    なるように配置された第二のコイルと、 を備えたことを特徴とするMRI用RFコイル。
  3. 【請求項3】 同一方向に電流が流れる2本のメインパ
    ス部を測定対象物の長手方向に対して平行して備えた8
    の字型の第一のコイルと、 メインパス部が所定の距離を持って平行して配置された
    二重ループの電流路が縦続接続されることにより、同一
    方向に電流が流れる4本のメインパス部を所定間隔で形
    成するように、かつ、この4本のメインパス部が前記第
    一のコイルのメインパス部に直交するように配置された
    第二のコイルと、 前記第一のコイルの受信信号及び前記第二のコイルの受
    信信号の双方若しくはいずれか一方の信号レベルを調整
    するレベル調整手段と、 前記第一のコイルの受信信号及び前記第二のコイルの受
    信信号の双方若しくはいずれか一方の位相を調整して両
    信号の位相を一致させる位相調整手段と、 レベル及び位相が調整された受信信号を加算する加算手
    段とを備えたことを特徴とするMRI装置。
  4. 【請求項4】 同一方向に電流が流れる2本のメインパ
    ス部を測定対象物の長手方向に対して平行して備えた8
    の字型の第一のコイルと、 メインパス部が所定の距離を持って平行して配置された
    二重ループの電流路が縦続接続されることにより、同一
    方向に電流が流れる4本のメインパス部を所定間隔で形
    成するように、かつ、この4本のメインパス部が前記第
    一のコイルのメインパス部に直交して相互結合が最小と
    なるように配置された第二のコイルと、 前記第一のコイルの受信信号及び前記第二のコイルの受
    信信号の信号レベル及びノイズレベルを参照して、加算
    後の信号対雑音比が最大となるように、双方若しくはい
    ずれか一方の信号レベルを調整するレベル調整手段と、 前記第一のコイルの受信信号及び前記第二のコイルの受
    信信号の双方若しくはいずれか一方の位相を調整して両
    信号の位相を一致させる位相調整手段と、 レベル及び位相が調整された受信信号を加算する加算手
    段とを備えたことを特徴とするMRI装置。
JP6023868A 1994-02-22 1994-02-22 Mri用rfコイル及びmri装置 Pending JPH07231881A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6023868A JPH07231881A (ja) 1994-02-22 1994-02-22 Mri用rfコイル及びmri装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6023868A JPH07231881A (ja) 1994-02-22 1994-02-22 Mri用rfコイル及びmri装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07231881A true JPH07231881A (ja) 1995-09-05

Family

ID=12122428

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6023868A Pending JPH07231881A (ja) 1994-02-22 1994-02-22 Mri用rfコイル及びmri装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07231881A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000116620A (ja) * 1998-10-15 2000-04-25 Ge Yokogawa Medical Systems Ltd Rfコイル並びに磁気共鳴撮像方法および装置
EP1150133A2 (en) * 2000-04-26 2001-10-31 GE Medical Systems Global Technology Company LLC MRI RF coil
JP2011030890A (ja) * 2009-08-04 2011-02-17 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置および高周波コイル
CN106526512A (zh) * 2016-11-30 2017-03-22 重庆三峡学院 一种可用于头部核磁共振成像的射频线圈

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000116620A (ja) * 1998-10-15 2000-04-25 Ge Yokogawa Medical Systems Ltd Rfコイル並びに磁気共鳴撮像方法および装置
US6259251B1 (en) 1998-10-15 2001-07-10 Ge Yokogawa Medical Systems, Limited RF coil and magnetic resonance imaging method and apparatus
EP1150133A2 (en) * 2000-04-26 2001-10-31 GE Medical Systems Global Technology Company LLC MRI RF coil
EP1150133A3 (en) * 2000-04-26 2004-03-31 GE Medical Systems Global Technology Company LLC MRI RF coil
JP2011030890A (ja) * 2009-08-04 2011-02-17 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置および高周波コイル
CN106526512A (zh) * 2016-11-30 2017-03-22 重庆三峡学院 一种可用于头部核磁共振成像的射频线圈

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Roemer et al. The NMR phased array
JP4554056B2 (ja) 固有の非結合サンドイッチソレノイドアレイコイル
US5951474A (en) Magnetic resonance imaging apparatus for detecting magnetic resonance signals by radio frequency receiving coils
US5198768A (en) Quadrature surface coil array
US5473251A (en) Magnetic resonance imaging apparatus
JP3825685B2 (ja) 高周波コイルを使用した磁気共鳴映像装置
US6438402B1 (en) Step-tapered flexible peripheral coil
US10520564B2 (en) High frequency coil and magnetic resonance imaging device
JPH08173400A (ja) 形状可変mriコイル
Rietsch et al. Development and evaluation of a 16‐channel receive‐only RF coil to improve 7T ultra‐high field body MRI with focus on the spine
US4906933A (en) Quadrature surface coil
JP2680235B2 (ja) 核磁気共鳴装置用プローブ
JPH07231881A (ja) Mri用rfコイル及びmri装置
US6278275B1 (en) Gradient coil set with non-zero first gradient field vector derivative
US4767993A (en) Coil system for magnetic resonance imaging
JPH06105824A (ja) 磁気共鳴信号の処理装置およびその処理方法
JP4068954B2 (ja) Mri装置
JP3422559B2 (ja) Mri用rfコイル及びmri装置
JP3758000B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JPH07303622A (ja) Mri用rfコイル及びmri装置
JP3478887B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置用照射コイル及びこれを用いた磁気共鳴イメージング装置
JPH07255696A (ja) Mri用rfコイル及びmri装置
JP3549633B2 (ja) Mri用クォドラチャコイル
JP2555233B2 (ja) 核磁気共鳴装置
JPH07308304A (ja) Mri用rfコイル