JP2555233B2 - 核磁気共鳴装置 - Google Patents

核磁気共鳴装置

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JP2555233B2 JP3200255A JP20025591A JP2555233B2 JP 2555233 B2 JP2555233 B2 JP 2555233B2 JP 3200255 A JP3200255 A JP 3200255A JP 20025591 A JP20025591 A JP 20025591A JP 2555233 B2 JP2555233 B2 JP 2555233B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検体中の水素や燐等
からの核磁気共鳴(以下、「NMR」という)信号を測
定し、核の密度分布や緩和時間分布等を映像化する核磁
気共鳴装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、核磁気共鳴装置(以下MR装置と
呼ぶ)においては、被検体(例えば、人)の関心部位を
取り巻く各種の頭部用コイルや腹部用コイル、心臓等の
動きの影響を受けにくい表面コイル等を用い被検体の検
査、撮像が行われてきた。
【0003】上記表面コイルは、上記頭部用コイルや上
記腹部用コイルに比べ高感度であるが、視野が制限され
てしまい、脊椎等広範囲を検査する際には、上記表面コ
イルを移動させ、数回撮像せねばならず時間がかかると
いう問題が発生していた。
【0004】これに対して、複数個の表面コイルを各表
面コイルが隣接する表面コイルと相互結合しないよう適
度にオ−バラップさせて配列し、上記各表面コイルで受
信されたNMR信号を合成することにより実質的に視野
を広くする方法がある。この方法の原理については、特
表平2−500175、特公平2−13432号、ある
いはマグネティックレゾナンスインメディスン(mag
neticresonance in medicin
e)16巻192頁から225頁(1990年)に記載
してある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来の技術にお
いて、プローブ出力を単に合成して検出すると信号雑音
比(S/N)が向上しないことから、S/Nを上げるた
めに図1に示した従来例のごとく複数個のプローブ出力
をそれぞれ独自に検出しなければならなかった。そのた
め複数個の信号処理系が必要となり装置が複雑、かつ大
型、高額になるという問題があった。またプローブ出力
を時系列的に分割して1つの信号処理系で処理した場合
にはこれらの問題は解決できるものの撮像時間が長くな
るという問題が生じる。本発明はこのように複数個のプ
ローブ出力信号から画像を合成するMR装置において、
S/Nが向上する信号合成方式を提案し、これを用いた
構成の簡単なMR装置を提供することを目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する基本
的な特徴は、MR装置において、複数個の出力端を有す
る高周波プローブからの複数個の生体高周波信号を、各
々の出力に対応した複数個の増幅器で各々増幅後、該増
幅信号のそれぞれを周波数変換器により、互いに信号周
波数帯域が実質的に重ならない複数の周波数帯域の信号
に変換し、次に該それぞれの信号をそれぞれ帯域通過フ
ィルタによりフィルタリングし、その後該複数個の信号
を合成する手段を有することにある。
【0007】
【作用】互いに信号周波数帯域が実質的に重ならない複
数の周波数帯域の信号に変換したのち、該それぞれの信
号をそれぞれ帯域通過フィルタによりフィルタリング
し、その後該複数個の信号を合成する手段を有するので
信号とノイズの分離が確実に行え、信号合成後のS/N
が劣化しない。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図1に示した実施例を用いて
詳細に説明する。本実施例は、複数個の出力端を有する
高周波プローブからの第1の周波数帯域群にある生体の
高周波信号を、各々の出力に対応した複数個の増幅器で
増幅後、それぞれを周波数変換する第1の複数個の周波
数変換器により第2の周波数帯域群にそれぞれの信号周
波数帯域が互いに実質的に重ならないように下げ、次に
複数の帯域通過フィルタにより該第2の周波数帯域群の
信号のそれぞれをフィルタリングし、その後該複数個の
信号を合成する手段を設けている。また該第2の周波数
帯域群の複数個の信号のそれぞれの中心周波数の相互の
隔たりが、該第1の周波数帯域群の複数個の信号のそれ
ぞれの中心周波数の相互の隔たりに比べ大きくなるよう
に設定している。
【0009】図1は高周波プローブからの3個の出力信
号1−1〜1−3を同時に検出し合成する回路を示して
いる。MR装置の高周波プローブを構成するコイル15
−1〜15−3の出力信号1−1〜1−3は第1の信号
周波数をもち、これは生体原子核のラーモア周波数に正
確に一致する。ラーモア周波数はMR装置の磁場強度と
生体中の注目している原子核で決まる。図2を用いてこ
れを説明する。垂直磁場方式のMR装置を例にとると、
磁場強度は図示した静磁場(z方向とする)の強度H0
と、静磁場と直交する方向xに強度分布をもつz方向磁
場を発生する傾斜磁場強度Hg(x)の合成値である。
この時のラーモア周波数fは、
【数1】 f=γ(Hg(x)+H0)/2π …(数1) である。γは原子核固有の磁気回転比でありプロトンで
は267MHz/Tである。Hg(x)は例えば視野中
心を0として傾きは一定であり、この傾きaは例えば
0.1mT/m〜10mT/m(あるいは0.01G/
cm〜1G/cm)程度である。x方向の視野をLとす
れば検出されるMR信号の帯域Δfは、
【数2】 Δf=γaL/2π …(数2) である。従って、例えば0.2Tの静磁場強度におい
て、比較的弱い傾斜磁場、例えば磁場強度0.5mT/
mを用いてプロトンを検出する場合、撮像視野を+0.
3m〜−0.3m、計0.6mとすればMR信号の周波
数は8.5MHzを中心として周波数帯域12.75k
Hzとなる。撮像視野を図2に示したようにコイル15
−1〜15−3の3個の表面コイルで等分して撮像する
場合、各コイルからの信号1−1〜1−3の中心周波数
数(1)よりそれぞれ8.49575MHz、8.5
0000MHz、8.50425MHzである。また各
周波数帯域は数(2)より4.25kHzである。すな
わち複数個のプローブの信号検出空間が異なるときには
対応する傾斜磁場強度がそれぞれ異なり検出する高周波
信号の周波数、第1の周波数、は各コイルで互いに僅か
に異なる。
【0010】以上では垂直磁場方式について説明した
が、水平磁場方式の場合についても検出信号の周波数に
ついて同様の説明ができることはいうまでもない。
【0011】図1に戻って、出力信号1−1〜1−3は
それぞれ増幅器2−1〜2−3で増幅される。典型的に
は増幅器のゲインは20dBから50dB程度である。
増幅器の出力信号7−1〜7−3はそれぞれ第1の周波
数変換器3−1から3−3で第2の信号周波数の信号8
−1〜8−3に変換される。この第2の信号周波数は後
段の帯域通過フィルタの帯域と密接な関係を有し、本発
明ではこの周波数を、後述する該フィルタ帯域が容易に
取り扱える帯域になるように低い周波数にする。一例と
して高周波発生器14の出力12−1、12−2、12
−3の周波数をそれぞれ7.40000MHz、7.3
0000MHz、7.20000MHzとしこれらを周
波数変換器3−1から3−3の参照信号として入力する
とそれぞれ1.09575MHz、1.20000MH
z、1.30425MHzの低周波信号が得られる。こ
の時に発生する約16MHzの高調波は1MHzとは大
きく周波数が異なるので必要に応じて、良く知られたよ
うに低域通過フィルタ(図示していない)を用いて簡単
に除去できる。信号8−1から8−3の周波数帯域は、
信号1−1〜1−3の帯域に等しく数(2)より得られ
たように4.25kHzである。しかしそれらの中心周
波数の差は第1の複数個の信号のそれぞれの中心周波数
の相互の隔たり(4.25kHz)に比べ104.25
kHzと大きい。従ってそれぞれの信号に対して信号周
波数帯域以外の雑音を帯域通過フィルタ4−1から4−
3を用いて容易に除去できる。ここで雑音の除去は互い
に他の信号が存在する周波数帯域で除去できれば良いの
で、ゆるやかな特性の帯域フィルタ(1MHzにたいし
て100kHzの分離でよい)を用いることが出来る。
帯域通過フィルタのQ値は一般にf/Δfで示される。
ここでfは中心周波数、Δfは周波数帯域である。本実
施例では、
【数3】 Q=1MHz/104.25kHz=10 …(数3) であり、例えば図3に示した帯域通過フィルタ回路のよ
うに一般に知られている技術で容易に作成できる。本実
施例では先に述べたように第2の周波数でのそれぞれの
信号の中心周波数の差が第1の複数個の信号のそれぞれ
の中心周波数の相互の隔たりに比べ十分大きいので、そ
れぞれの信号に対して信号周波数帯域以外の雑音を帯域
通過フィルタを用いて容易に除去できる。それぞれの中
心周波数の相互の隔たりが十分大きいので、数(3)
与えられるQ値が実現容易な値になっている。
【0012】以上の説明で第2の周波数は約1MHzで
あったが、これは本発明の趣旨の範囲で変更でき、例え
ば20kHz程度まで下げることも可能である。この時
のフィルタはよりゆるやかなフィルタ特性で良く実現が
容易である。
【0013】再び図1に戻って説明する。帯域通過フィ
ルタ4−1から4−3によりフィルタリングされた第2
の周波数の信号9−1から9−3は、合成器6で合成さ
れる。この結果合成された信号11は周波数帯域が約1
MHzから1.3MHzの信号となる。合成信号の周波
数あたりのノイズは十分に小さく信号合成によるノイズ
の増大は無い。これは合成される信号群9−1から9−
3が、既に帯域通過フィルタ群4−1から4−3により
おのおの不要領域のノイズ除去がされているためであ
る。
【0014】すなわち、例えば、合成をアナログ的に行
っても信号のS/N比は良好である。従って、図には示
していないが、合成後の信号は1つのA/D変換器でア
ナログ/デジタル変換出来、そのデジタル信号は各種デ
ジタル信号処理されることが可能である。この場合、A
/D変換器の数を従来例に比べて著しく削減でき装置が
小型化、低価格化できる。
【0015】即ち、本実施例においてA/D変換器の個
数はコイル出力端の個数をnとしたとき通常の検出でn
個未満でよい。また1つの出力にたいして実部と虚部に
それぞれ1個づつのA/D変換器が必要な直交位相検波
方式に本実施例の構成を用いた場合、A/D変換器の個
数は2n個未満でよい。
【0016】また該増幅後の信号を直ちにアナログデジ
タル変換すれば第1のフィルタリングにデジタルフィル
タの技術を利用できる。
【0017】さらに該フィルタリングの後の該信号合成
のあと、合成された信号を更にフィルタリングする第2
のフィルタリング手段を有することにより信号成分を任
意に重み付けすることが出来、画像信号の合成の自由度
が増し均一な画像を得られる。この第2のフィルタリン
グ手段としてデジタルフィルタを用いることができる。
【0018】次にMR装置の構造のブロック図、図4、
を用いて高周波発生器と帯域通過フィルタの制御方法を
説明する。被写体16は静磁場発生部23で動作される
磁石19の作る静磁場中に配置される。また傾斜磁場コ
イル18は傾斜磁場発生部24により、励起高周波コイ
ル17は励起高周波パルス発生部21によりそれぞれ傾
斜磁場、高周波磁場を発生し、被写体に作用する。複数
個のコイルからなるコイル部15は被写体からの高周波
磁場信号(MR信号)を受信する。この信号は図2の1
から14でなる高周波信号処理合成部20で処理合成さ
れその後信号処理部22で画像処理や信号補正され表示
部25でMR画像(MRIやMRS、MRISなど)が
表示される。静磁場発生部23、傾斜磁場発生部24、
励起高周波パルス発生部21、高周波信号処理合成部2
0、信号処理部22、表示部25は制御部26で制御さ
れる。とくに制御部26では傾斜磁場強度と高周波信号
処理時のパラメータを前述のように相互に最適化し制御
する。すなわち一般に傾斜磁場強度は本発明のフィルタ
以外の要因、例えば撮像シーケンスや撮像速度、視野に
より決定されるので、選択された傾斜磁場強度と視野に
したがって本発明で述べた高周波信号処理部のパラメー
タ、例えば帯域通過フィルタの帯域幅や中心周波数、高
周波発生器の信号周波数などを任意に設定することが可
能である。この場合フィルタには可変帯域のフィルタを
用いたり、フィルタを各チャンネルごとに複数個設けて
適宜切り替えても良い。
【0019】本実施例で使われるコイルは例えばフェイ
ズドアレイコイルを用いることができる。また鞍型コイ
ル、バードケージコイル、スロッテドチューブレゾネー
タコイルなどに適用可能である。
【0020】以上の説明では垂直磁場方式を例に採り、
説明したが水平磁場方式でも本発明が適用されることは
明らかである。また0.2Tの磁場強度で説明したが本
発明は他の磁場強度でも適用できる。傾斜磁場強度につ
いても実施例で記載した以外の強度についても適用でき
る。更にMR装置の構成図は一実施例であり他の構成で
も本発明が適用できる。
【0021】本実施例の効果は、低周波信号のそれぞれ
を複数の帯域通過フィルタによりフィルタリング処理す
る際、該複数個の信号のそれぞれの中心周波数の相互の
隔たりが大きいのでフィルタの特性が最適でなくとも信
号とノイズの分離が確実に行え、信号加算後のS/Nが
劣化しないことである。
【0022】次に第2の実施例を開示する。図5は本発
明をクォードラチャデテクション(QD)プローブの信
号合成に適用した一例である。
【0023】QDプローブのAポート及びBポートから
の出力は互いにほぼ90度ずれている。これらの出力信
号はそれぞれ前置増幅器2−A、2−Bで増幅されたあ
と、位相シフタ5−Aと位相シフタ5−Bで相互の位相
が適当にずれるように微調整される。ここでAとBの出
力の周波数帯域は、MRI画像の視野と傾斜磁場強度か
ら決まりともに等しい。これらの等しい周波数帯域の信
号のうち片方の出力、ここではBの出力を発振器と混合
器及び帯域フィルタからなる周波数変換器3を用いて周
波数変換する。Aポートの出力と周波数変換されたBポ
ートの出力を、それぞれ信号帯域以外のノイズを除去す
る目的で帯域通過フィルタ4−A、4−Bにそれぞれ通
し、加算器56で信号合成する。合成は例えば抵抗合成
のような固定された重み付け合成で良い。合成後の信号
はAD変換器によりサンプリング58とAD変換60の
処理を受け、フーリエ変換器62でフーリエ変換され
る。AポートとBポートの信号はフーリエ変換後のデー
タでは異なる周波数帯域に現れるので容易に分離でき
る。ポートごとに分離されたデータ64と66はそれぞ
れの重み付け手段68と70により関数Ga(kz)と
Gb(kz)で重み付けされる。更に合成器72では、
Bデータについて位相シフトによりAデータと同一の周
波数帯域に移動し、Aデータと合成して画像データ74
を得る。本方式では両ポートの信号が合成されたあとに
AD変換が行われるので検出系が単純でその規模も小さ
い。また直交位相検波の適用も容易であるなどの特徴を
持つ。 この方式のQDプローブは従来方式のQDプロ
ーブと異なりそれぞれのポートの信号をAD変換後も周
波数的に分離した状態で有するため、ローデータ、また
は画像データ上での任意の重み付けや位相補正を個別に
行った後加算できる。従って均一な画像を容易に得るこ
とが出きる。
【0024】
【発明の効果】本発明に依れば、複数個の出力端を有す
る高周波プローブからの複数個の生体高周波信号を用い
てMR画像を得る核磁気共鳴装置において、該信号を互
いに信号周波数帯域が実質的に重ならない複数の周波数
帯域の信号に変換したのち、該それぞれの信号をそれぞ
れ帯域通過フィルタによりフィルタリングし、その後該
複数個の信号を合成する手段を有するので信号とノイズ
の分離が確実に行え、信号合成後のS/Nが劣化しな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の主要部を示すブロック図。
【図2】実施例の各コイル出力の周波数を示す概念図。
【図3】実施例の帯域通過フィルタの回路図。
【図4】実施例の装置全体構成を示すブロック図。
【図5】本発明の別の実施例を示すブロック図。
【符号の説明】
1−1〜1−3…高周波プローブの出力、2−1〜2−
3…増幅器、3−1〜3−3…周波数変換器、4−1〜
4−3…帯域通過フィルタ、6…合成器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松永 良国 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (56)参考文献 特開 平3−68342(JP,A) 特開 平2−500175(JP,A) 実開 昭63−137614(JP,U)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の出力端を有する高周波プローブ
    と、該高周波プローブからの複数の生体高周波信号を各
    々増幅するために前記出力端にそれぞれ接続される増幅
    器と、該増幅器の各々に接続され該増幅器による増幅信
    号のそれぞれを互いに信号周波数帯域が実質的に重なら
    ない複数の周波数帯域の信号に変換する周波数変換器
    と、該周波数変換器にそれぞれ接続され該周波数変換器
    の出力信号をフィルタリングする帯域通過フィルタと、
    該帯域通過フィルタのそれぞれの出力信号を合成する信
    号合成手段とを有する核磁気共鳴装置。
  2. 【請求項2】前記信号合成手段は信号をアナログ的に処
    理するものであり、さらに前記信号合成手段の合成出力
    をアナログデジタル変換するアナログデジタル変換器を
    有することを特徴とする請求項1に記載の核磁気共鳴装
    置。
  3. 【請求項3】前記高周波プローブの出力端の個数をnと
    したとき前記アナログデジタル変換器の個数がn未満で
    あることを特徴とする請求項2に記載の核磁気共鳴装
    置。
  4. 【請求項4】前記高周波プローブの出力端の個数をnと
    したとき前記アナログデジタル変換器の個数が2n未満
    である直交位相検波方式の高周波検出手段を有すること
    を特徴とする請求項2に記載の核磁気共鳴装置。
  5. 【請求項5】複数個の出力端を有する高周波プローブ
    と、該高周波プローブで得た第1の周波数帯域群にある
    生体の複数の高周波信号を増幅するために前記出力端の
    各々に接続された増幅器と、該増幅器のそれぞれに接続
    され該増幅器のそれぞれの出力信号の信号周波数帯域が
    互いに実質的に重ならない第2の周波数帯域群に周波数
    変換する第1の周波数変換器と、該第1の周波数変換器
    のそれぞれに接続され該第1の周波数変換器のそれぞれ
    の出力をフィルタリングする帯域通過フィルタと、該帯
    域通過フィルタのそれぞれの信号を合成する信号合成手
    段を有することを特徴とする核磁気共鳴装置。
  6. 【請求項6】前記第1の周波数変換器のそれぞれの出力
    信号の中心周波数の相互の隔たりが、前記第1の周波数
    帯域群にある生体の複数の高周波信号のそれぞれの信号
    の中心周波数の相互の隔たりより、大であることを特徴
    とする請求項5に記載の核磁気共鳴装置。
  7. 【請求項7】さらに前記信号合成手段の出力信号をフィ
    ルタリングするフィルタリング手段を有することを特徴
    とする請求項5に記載の核磁気共鳴装置。
  8. 【請求項8】前記帯域通過フィルタのそれぞれ、もしく
    は前記フィルタリング手段としてデジタルフィルタを用
    いることを特徴とする請求項7に記載の核磁気共鳴装
    置。
  9. 【請求項9】第1方向に静磁場が印加され、互いに直交
    する第1、第2、及び第3方向をもつ3次元空間内にお
    かれた被検体に、高周波磁場を照射し前記被検体から核
    磁気共鳴信号を発生させ、前記核磁気共鳴信号を前記第
    2方向と前記第3方向の直線高周波磁場検出コイルを組
    み合わせて、前記第2方向と前記第3方向のなす平面上
    の回転高周波磁場を検出する核磁気共鳴装置において、
    前記第2方向と前記第3方向の直線高周波磁場検出コイ
    ルの受信信号をそれぞれ増幅する増幅器と、該増幅器に
    より増幅された前記第2方向又は前記第3方向の直線高
    周波磁場検出コイルの受信信号を互いに異なる周波数帯
    域の信号に周波数変換し、前記第2方向と前記第3方向
    の直線高周波磁場検出コイルの受信信号に由来する信号
    を合成する第1の信号合成手段と、該第1の信号合成手
    段の出力をアナログデジタル変換する手段と、前記の互
    いに異なる周波数帯域の信号をそれぞれ重み付け関数で
    重み付けした後、前記第2方向又は前記第3方向の直線
    高周波磁場検出コイルの受信信号に由来する信号を互い
    に同一の周波数帯域の信号に周波数変換して、前記第2
    方向と前記第3方向の直線高周波磁場検出コイルの受信
    信号に由来する信号を合成する第2の信号合成手段とを
    有する核磁気共鳴装置。
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