JP2000157506A - Rfコイル、rf磁場形成装置並びに磁気共鳴撮像方法および装置 - Google Patents

Rfコイル、rf磁場形成装置並びに磁気共鳴撮像方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数特性が良く、また、磁場空間の解放性
が良いクォドラチャ型のRFコイルおよびRF磁場形成
装置、並びに、そのようなRF磁場形成装置を用いる磁
気共鳴撮像方法および装置を実現する。 【解決手段】 環状の閉ループ602の内側に放射状の
複数の電氣経路604を持つRFコイルを2つ対向さ
せ、それぞれをクォドラチャ駆動してRF磁場を発生さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、RFコイル(Ra
dio Frequency coil)、RF磁場形
成装置並びに磁気共鳴撮像方法および装置に関し、特
に、コイルのループ(loop)面に平行な方向にRF
磁場を生じるRFコイルおよびRF磁場形成装置、並び
に、そのようなRF磁場形成装置を用いる磁気共鳴撮像
方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】静磁場の方向が被検体の体軸に垂直な、
いわゆる垂直磁場方式の磁気共鳴撮像装置では、開放的
な静磁場空間を形成するため、RF磁場発生用のRFコ
イルとしては、静磁場発生装置の磁極面と平行なループ
面を持つRFコイルが用いられる。この種のRFコイル
では、コイルのループ面に平行な方向にRF磁場を生
じ、静磁場方向に垂直なRF磁場を形成するようになっ
ている。
【0003】そのようなRF磁場を生じるRFコイルと
しては、例えば、図15に示すようなものが用いられ
る。同図に示すように、3次元空間において互いに垂直
な3方向をx,y,zとし、z方向を静磁場方向とした
とき、RFコイルは、z方向に距離を隔てた2つのxy
面にそれぞれ形成された2つのループを持つようになっ
ている。2つのループは直列に接続されて一筆書き状の
電気経路を形成している。
【0004】2つのループは、それぞれの中央部におい
てx方向に延びる主経路202,204の対、主経路2
02’,204’の対、それら主経路の両側の連絡経路
206,208,206’,208’およびz方向の連
絡経路210を有する。主経路202〜204’を連絡
経路206〜210で一筆書き的に接続することによ
り、主経路202,204には同じ方向に電流が流れ、
主経路202’,204’にはそれとは逆向きに同じ方
向の電流が流れるようにしている。
【0005】このような関係で主経路202,204お
よび202’,204’にそれぞれ流れる電流により、
図16に示すような磁場がそれぞれ生じ、それらの合成
による磁場がy方向すなわちコイルループ面に平行な方
向に生じる。
【0006】このような構成のRFコイルを2つ用い、
図17に実線および破線でそれぞれ示すように、主経路
同士がxy面内で互いに垂直に交差する関係で組み合わ
せ、2つのコイルに位相が互いに90度異なるRF信号
を供給すると、2つのRFコイルがそれぞれ生じるRF
磁場のベクトル(vector)合成により、xy面に
平行な面内で回転するRF磁場を得ることができる。こ
のような2つのRFコイルの組み合わせからなるRFコ
イルは、クォドラチャ(quadrature)型のR
Fコイルと呼ばれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなクォドラ
チャ型のRFコイルでは、2つのRFコイルの回路パタ
ーン(pattern)が同一なので、それらを上記の
ように組み合わせたとき、連絡経路の大部分がz方向に
おいて重なり合うことになる。回路パターンは幅広の導
体箔で構成するのが普通なので、重なるパターン間の浮
遊容量を通じて2つのRFコイルがカップリング(co
upling)し、コイルのQ値の低下や本来の共振周
波数以外の周波数での共振が起きるという問題点があっ
た。
【0008】また、2つのRFコイルのz方向の連絡経
路が90度異なる2つの方角にそれぞれ存在するため、
磁場空間の解放性が低減するという問題があった。本発
明は上記の問題点を解決するためになされたもので、周
波数特性が良く、また、磁場空間の解放性が良いクォド
ラチャ型のRFコイルおよびRF磁場形成装置、並び
に、そのようなRF磁場形成装置を用いる磁気共鳴撮像
方法および装置を実現することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)上記の課題を解決
する第1の本発明は、環状の閉ループを構成する第1の
電気経路と、前記第1の電気経路が構成する閉ループの
内側に位置する共通接続部から前記第1の電気経路まで
放射状に延びる複数の第2の電気経路と、前記第1の電
気経路と距離を隔てて対向し前記閉ループに平行な環状
の閉ループを構成する第3の電気経路と、前記第3の電
気経路が構成する閉ループの内側に位置する共通接続部
から前記第3の電気経路まで放射状に延びる複数の第4
の電気経路と、を具備することを特徴とするRFコイル
である。
【0010】(2)上記の課題を解決する第2の本発明
は、環状の閉ループを構成する第1の電気経路と、前記
第1の電気経路が構成する閉ループの内側に位置する共
通接続部から前記第1の電気経路まで放射状に延びる複
数の第2の電気経路と、前記第1の電気経路と距離を隔
てて対向し前記閉ループに平行な環状の閉ループを構成
する第3の電気経路と、前記第3の電気経路が構成する
閉ループの内側に位置する共通接続部から前記第3の電
気経路まで放射状に延びる複数の第4の電気経路と、前
記第1の電気経路および前記第3の電気経路上の相対的
に同じ第1の箇所にそれぞれRF信号を供給するととも
に、前記第1の電気経路および前記第3の電気経路上の
相対的に同じ箇所であってかつそれら電気経路の閉ルー
プの中央部から見た方角が前記第1の箇所の方角とは9
0度異なる第2の箇所に前記第1の箇所のRF信号とは
位相が90度異なるRF信号をそれぞれ供給するRF信
号供給手段と、を具備することを特徴とするRF磁場形
成装置である。
【0011】(3)上記の課題を解決する第3の本発明
は、被検体を収容した空間における互いに垂直な3方向
をそれぞれx方向、y方向およびz方向としたときのz
方向に静磁場を形成し、前記空間に勾配磁場を形成し、
前記空間に高周波磁場を形成し、前記空間から磁気共鳴
信号を測定し、前記測定した磁気共鳴信号に基づいて画
像を生成する磁気共鳴撮像方法であって、前記高周波磁
場の形成を、z方向に垂直な面内で環状の閉ループを構
成する第1の電気経路と、前記第1の電気経路が構成す
る閉ループの内側に位置する共通接続部から前記第1の
電気経路まで放射状に延びる複数の第2の電気経路と、
前記第1の電気経路とz方向に距離を隔てて対向し前記
閉ループに平行な環状の閉ループを構成する第3の電気
経路と、前記第3の電気経路が構成する閉ループの内側
に位置する共通接続部から前記第3の電気経路まで放射
状に延びる複数の第4の電気経路と、前記第1の電気経
路および前記第3の電気経路上の相対的に同じ第1の箇
所にそれぞれRF信号を供給するとともに、前記第1の
電気経路および前記第3の電気経路上の相対的に同じ箇
所であってかつそれら電気経路の閉ループの中央部から
見た方角が前記第1の箇所の方角とは90度異なる第2
の箇所に前記第1の箇所のRF信号とは位相が90度異
なるRF信号をそれぞれ供給するRF信号供給手段と、
を用いて行う、ことを特徴とする磁気共鳴撮像方法であ
る。
【0012】(4)上記の課題を解決する第4の本発明
は、被検体を収容した空間における互いに垂直な3方向
をそれぞれx方向、y方向およびz方向としたときのz
方向に静磁場を形成する静磁場形成手段と、前記空間に
勾配磁場を形成する勾配磁場形成手段と、前記空間に高
周波磁場を形成する高周波磁場形成手段と、前記空間か
ら磁気共鳴信号を測定する測定手段と、前記測定手段が
測定した磁気共鳴信号に基づいて画像を生成する画像生
成手段と、を有する磁気共鳴撮像装置であって、前記高
周波磁場形成手段は、z方向に垂直な面内で環状の閉ル
ープを構成する第1の電気経路と、前記第1の電気経路
が構成する閉ループの内側に位置する共通接続部から前
記第1の電気経路まで放射状に延びる複数の第2の電気
経路と、前記第1の電気経路とz方向に距離を隔てて対
向し前記閉ループに平行な環状の閉ループを構成する第
3の電気経路と、前記第3の電気経路が構成する閉ルー
プの内側に位置する共通接続部から前記第3の電気経路
まで放射状に延びる複数の第4の電気経路と、前記第1
の電気経路および前記第3の電気経路上の相対的に同じ
第1の箇所にそれぞれRF信号を供給するとともに、前
記第1の電気経路および前記第3の電気経路上の相対的
に同じ箇所であってかつそれら電気経路の閉ループの中
央部から見た方角が前記第1の箇所の方角とは90度異
なる第2の箇所に前記第1の箇所のRF信号とは位相が
90度異なるRF信号をそれぞれ供給するRF信号供給
手段と、を具備することを特徴とする磁気共鳴撮像装置
である。
【0013】第1の発明ないし第4の発明のうちのいず
れか1つにおいて、前記第1ないし第4の電気経路を導
体箔で構成することが、RF磁場の強度分布の均一性を
良くする点で好ましい。
【0014】また、第1の発明ないし第4の発明のうち
のいずれか1つにおいて、前記共通接続部は穴あきのな
い円盤状であることが、RF磁場の強度分布を適切にす
る点で好ましい。
【0015】また、第1の発明ないし第4の発明のうち
のいずれか1つにおいて、前記第1の電気経路および前
記第2の電気経路が絶縁材料からなる第1の支持板上に
設けられ、前記第3の電気経路および前記第4の電気経
路が絶縁材料からなる第2の支持板上に設けられ、付属
の電気回路が前記第2の電気経路同士の間または前記第
4の電気経路同士の間の前記第1の支持板または前記第
2の支持板の厚みの範囲内に設けられることが、RFコ
イルの外形を単純化する点で好ましい。
【0016】その場合、前記付属の電気回路はディスエ
ーブル回路であることが、他のコイルとのカップリング
を防止する点で好ましい。また、第2の発明ないし第4
の発明のうちのいずれか1つにおいて、前記第1の箇所
へのRF信号の供給は共通の信号源から第1のパワース
プリッタを通じて行い、前記第2の箇所へのRF信号の
供給は共通の信号源から第2のパワースプリッタを通じ
て行うことが、RF磁場の発生を適切に行う点で好まし
い。
【0017】(作用)本発明では、互いに対抗する2つ
のコイルをそれぞれRF信号でクォドラチャ駆動してR
F磁場を形成する。重なりを生じるループが無いのでカ
ップリングが生じない。また、コイルへのRF信号供給
線の引き回しの自由度が高いので、磁場空間の解放性を
阻害しない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態
に限定されるものではない。図1に磁気共鳴撮像装置の
ブロック(block)図を示す。本装置は本発明の実
施の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明
の装置に関する実施の形態の一例が示される。本装置の
動作によって、本発明の方法に関する実施の形態の一例
が示される。
【0019】図1に示すように、本装置では、静磁場発
生部2がその内部空間に均一な静磁場を形成するように
なっている。静磁場発生部2は、本発明における静磁場
形成手段の実施の形態の一例である。静磁場発生部2は
図示しない例えば永久磁石等の1対の磁気発生器を備え
ており、それらが間隔を保って図における上下方向に対
向し、その対向空間に静磁場(垂直磁場)を形成してい
る。なお、磁気発生器は永久磁石に限らず、超電導電磁
石や常電導電磁石等であって良いのはもちろんである。
【0020】静磁場発生部2の内部空間には勾配コイル
部4,4’および送信コイル部6,6’が設けられ、同
様にそれぞれ間隔を保って上下方向に対向している。送
信コイル部6,6’は、本発明におけるRFコイルの実
施の形態の一例である。送信コイル部6,6’について
は後にあらためて説明する。
【0021】送信コイル部6,6’が対向する空間に、
被検体8が、撮像テーブル10に搭載されて図示しない
搬送手段により搬入および搬出される。被検体8の体軸
は静磁場の方向と直交する。撮像テーブル10には、被
検体8の撮像部位を囲んで受信コイル部106が取り付
けられている。受信コイル部106は、例えばLスパイ
ン(lumbar spine)撮像用のものであり、
被検体8の腰部を囲むように取り付けられている。な
お、受信コイル部106は、Lスパインばかりでなく、
所望の撮影部位に応じて、それに相当する位置に設置可
能になっている。
【0022】勾配コイル部4,4’には勾配駆動部16
が接続されている。勾配駆動部16は勾配コイル部4,
4’に駆動信号を与えて勾配磁場を発生させるようにな
っている。勾配コイル部4,4’および勾配駆動部16
からなる部分は、本発明における勾配磁場形成手段の実
施の形態の一例である。発生する勾配磁場は、スライス
(slice)勾配磁場、読み出し勾配磁場および位相
エンコード(encode)勾配磁場の3種である。
【0023】送信コイル部6,6’には送信部18が接
続されている。送信部18は送信コイル部6,6’に駆
動信号を与えてRF磁場を発生させ、それによって、被
検体8の体内のスピン(spin)を励起するようにな
っている。送信コイル部6,6’および送信部18から
なる部分は、本発明のRF磁場形成装置の実施の形態の
一例である。また、本発明における高周波磁場形成手段
の実施の形態の一例である。
【0024】受信コイル部106は、励起されたスピン
が発生する磁気共鳴信号を受信するようになっている。
受信コイル部106は受信部20の入力側に接続され、
受信信号を受信部20に入力するようになっている。
【0025】受信部20の出力側はアナログ・ディジタ
ル(analog−to−digital)変換部22
の入力側に接続されている。アナログ・ディジタル変換
部22は受信部20の出力信号をディジタル信号に変換
するようになっている。アナログ・ディジタル変換部2
2の出力側はコンピュータ(computer)24に
接続されている。
【0026】コンピュータ24はアナログ・ディジタル
変換部22からディジタル信号を入力し、図示しないメ
モリ(memory)に記憶するようになっている。受
信コイル部106、受信部20、アナログ・ディジタル
変換部22およびコンピュータ24からなる部分は、本
発明における測定手段の実施の形態の一例である。
【0027】メモリ内にはデータ(data)空間が形
成される。データ空間はフーリエ(Fourier)空
間を構成する。コンピュータ24は、フーリエ空間のデ
ータを逆フーリエ変換して画像を再構成する。コンピュ
ータ24は、本発明における画像生成手段の実施の形態
の一例である。
【0028】コンピュータ24は制御部30に接続され
ている。制御部30は勾配駆動部16、送信部18、受
信部20およびアナログ・ディジタル変換部22に接続
されている。制御部30は、コンピュータ24から与え
られる指令に基づいて勾配駆動部16、送信部18、受
信部20およびアナログ・ディジタル変換部22をそれ
ぞれ制御し、磁気共鳴撮像を実行するようになってい
る。
【0029】コンピュータ24には表示部32と操作部
34が接続されている。表示部32は、コンピュータ2
4から出力される再構成画像および各種の情報を表示す
るようになっている。操作部34は、操作者によって操
作され、各種の指令や情報等をコンピュータ24に入力
するようになっている。
【0030】図2に、送信コイル部6,6’の模式的構
成を示す。同図では、送信コイル部6,6’の主要部を
なすRFコイルの3次元的構成を示す。3次元空間にお
ける互いに垂直な3方向をx,y,zとする。z方向は
静磁場の方向である。同図に示すように、送信コイル部
6はxy面に形成された電気経路を有し、送信コイル部
6’はz方向に隔たった別のxy面に形成された電気経
路を有する。
【0031】送信コイル部6は、円環状の電気経路60
2を有する。電気経路602は、本発明における第1の
電気経路の実施の形態の一例である。円環状の電気経路
602の内側には、中央部から放射状に延びる複数の電
気経路604が設けられている。放射状の電気経路60
4の本数は例えば8である。本数は8に限るものではな
く、4の整数倍であって良い。なお、電気経路604へ
の符号付けは1箇所で代表する。電気経路604は、本
発明における第2の電気経路の実施の形態の一例であ
る。
【0032】電気経路604は、それらの一端が電気経
路602にそれぞれ接続され、他端が中央部の円環状の
電気経路606にそれぞれ接続されている。電気経路6
06は、本発明における共通接続部の実施の形態の一例
である。
【0033】電気経路602上には、その内側の中心か
ら見た方角が互いに90度異なる2つの箇所に、送信部
18からRF信号がそれぞれ供給されるようになってい
る。これら2箇所に供給されるRF信号は位相を互いに
90度異ならせてある。
【0034】送信コイル部6’は、円環状の電気経路6
02’を有する。電気経路602’は、本発明における
第3の電気経路の実施の形態の一例である。円環状の電
気経路602’の内側には、中央部から放射状に延びる
複数の電気経路604’が設けられている。放射状の電
気経路604’の本数は例えば8である。本数は8に限
るものではなく、4の整数倍であって良い。なお、電気
経路604’への符号付けは1箇所で代表する。電気経
路604’は、本発明における第4の電気経路の実施の
形態の一例である。
【0035】電気経路604’は、それらの一端が電気
経路602’にそれぞれ接続され、他端が中央部の円環
状の電気経路606’にそれぞれ接続されている。電気
経路606’は、本発明における共通接続部の実施の形
態の一例である。
【0036】電気経路602’上には、その内側の中心
から見た方角が互いに90度異なる2つの箇所に、送信
部18からRF信号がそれぞれ供給されるようになって
いる。これら2箇所に供給されるRF信号は位相を互い
に90度異ならせてある。
【0037】このような送信コイル部6および6’が鏡
像の関係で対向し、本装置のRFコイルを構成してい
る。送信コイル部6,6’へのRF信号の供給は、例え
ば図3に示すように、送信部18から出力される位相が
互いに90度異なる2つのRF信号を、それぞれパワー
スプリッタ(power splitter)182,
184で等電力に分割して与えることにより行われる。
このようにしてRF信号を供給することは、送信コイル
部6,6’を正確に同一の条件でRF駆動する点で好ま
しい。なお、スプリッタ182,184と送信コイル部
6,6’の間には、必要に応じてそれぞれRFパワーア
ンプ(power amplifier)を設けるよう
にしても良い。
【0038】このように、対向する2つのコイルループ
に共通の信号源からパワーおよび位相が同一なRF信号
を同時に供給しているので、両コイル間の電磁的なカッ
プリングは問題にならない。また、両コイル間の距離が
十分に離れているので静電的なカップリングも問題にな
らない。これによって、周波数特性が優れたRFコイル
を得ることができる。
【0039】両コイルにRF信号を供給する信号線は、
例えば同軸ケーブル(cable)等適宜の信号線で構
成して良く、その配線は自在に引き回すことができる。
したがって、被検体8の搬入の妨げにならないように信
号線を処理することは容易であり、磁場空間の解放性を
阻害しない。
【0040】送信コイル部6の電気回路を図4に示す。
同図に示すように、円環状の電気経路602は放射状の
電気経路604によって区分された各区間に、それぞれ
直列なキャパシタ608を有する。なお、キャパシタ6
08への符号付けは1箇所で代表する。一部のキャパシ
タにはキャパシタンス(capacitance)調整
用の可変キャパシタが並列接続されている。これら可変
キャパシタは、0度位相と90度位相の直交性を正確に
調節するのに用いられる。
【0041】送信部18からの0度位相および90度位
相のRF信号は、中心からの方角が互いに90度異なる
2つの区間において、キャパシタ608の両端にそれぞ
れ印加されるようになっている。
【0042】0度位相のRF信号に着目すると、各電気
経路に流れる電流の比率は図5に示すようになる。すな
わち、外側の環状の電気経路602では、RF信号の給
電が行われる区間およびその反対側の区間では電流比率
が0となり、これらと方角が90度異なる2つの区間で
は電流比率が1となり、その他の区間では電流比率が
0.7となる。内側の環状の電気経路606でも、外側
の電気経路602の各区間に対応する各区間で、それぞ
れ同様な電流比率となる。
【0043】放射状の電気経路604では、環状の電気
経路602において電流比率が0となる2つの区間の両
側に位置する4つの電気経路の電流比率がいずれも0.
7となり、電流比率が1となる2つの区間の両側に位置
する4つの電気経路の電流比率がいずれも0.3とな
る。
【0044】RF信号の1つの極性では、各電気経路に
おける電流の方向は、矢印で示すようになる。すなわ
ち、外側の環状の電気経路602では、電流比率が0の
区間を境にした、図における右側と左側ではそれぞれ反
時計回りおよび時計回りに流れ、内側の環状の電気経路
606ではそれらとそれぞれ反対回りに流れる。放射状
の電気経路604では、上記の電流から分岐した電流
が、中心に関して対称的なもの同士で互いに方向が反対
になるように流れる。
【0045】このような電流が流れるとき、それによっ
て、内側の環状の電気経路606の図における裏側、す
なわち、送信コイル部6’と対面する側には、図6に1
点差線の矢印で示すように、電流比率が1となる電気経
路に垂直な直径方向の磁場が生じる。
【0046】RF信号の他の極性では、電流の方向が上
記とは全て逆になり磁場の方向も逆転する。したがっ
て、送信コイル部6はRF信号に対応したRF磁場を生
じることになる。
【0047】90度位相の電流に着目すると、RF信号
の1つの極性において、各電気経路の電流比率は図7に
示すようになる。RF信号の供給箇所が0度位相の信号
とは空間的に90度異なることにより、図7は図5を反
時計回りに90度回転させたものに相当する。このた
め、RF磁場の方向も、図8に1点差線の矢印で示すよ
うに、図6に示した方向を反時計回りに90度回転させ
た方向となる。
【0048】送信コイル部6が生じるRF磁場は上記2
つのRF磁場のベクトル合成になる。2つのRF磁場は
90度の位相差を持つで、合成のRF磁場はRF信号の
周波数で回転する回転磁場となる。すなわち、送信コイ
ル部6はクォドラチャ型のRFコイルとなる。
【0049】送信コイル部6’も同一の回路構成となっ
ており、同様な回転磁場を生じる。ただし、送信コイル
部6’では、各電気経路の電流の向きが、鏡像の関係に
ある送信コイル部6における電気経路とは全て逆になる
ようにしてある。このような電流の向きの逆転は、例え
ば、キャパシタ608の両端に接続する信号線の接続を
逆にすること等により容易に可能である。このようにし
たとき、内側の環状の電気経路606’の直上、すなわ
ち、送信コイル部6と対面する側に生じるRF磁場が、
送信コイル部6による上記の磁場と同方向となり、両者
の和によるRF磁場が形成される。
【0050】これによって、送信コイル部6,6’の間
の空間には、z方向に垂直な面内で回転するRF磁場が
生じる。このRF磁場のz方向の強度プロファイル(p
rofile)は、2つのコイルのRF磁場の加算によ
り、例えば図9に示すように、静磁場の中心(Z/2)
を含む広い範囲で均一性を有するものとなる。
【0051】送信コイル部6,6’の電気経路は、例え
ば導体の箔等で構成される。導体箔で構成した送信コイ
ル部6の回路パターンの一例を図10に示す。同図に示
すように、電気経路602,604および606は全て
例えば銅箔等の導電体で構成される。銅箔の厚みは例え
ば数十μm程度である。電気経路602,604の幅が
例えば数cmないし十数cm程度である。
【0052】円環状の電気経路602は、各区間ごとに
スリット(slit)610を有し、それらスリット6
10の間に、電気経路602を直列に接続するキャパシ
タ608が設けられている。なお、キャパシタ608は
図示を省略する。また、スリット610への符号付けは
1箇所で代表する。
【0053】放射状の電気経路604を幅の広い電流路
としたことにより、隣り合う電気経路604同士の間
で、電流が流れていない部分の比率を、電気経路604
を電線で構成した場合よりもはるかに小さくすることが
できる。これによって、隣り合う電気経路604の中間
での磁場強度の低下を緩和し、磁場強度分布の不均一度
を緩和することができる。
【0054】電気経路606は前述のような円環ではな
く、その中央部を塞いだ円盤状に構成される。これによ
り、電流が円盤全体に分布して流れるので、円環の場合
のように、中心部に電流が流れないことによる中心部で
の磁場の低下がなくなり、磁場形成を適正化することが
できる。
【0055】このような回路パターンは、例えばプラス
チック(plastics)等適宜の絶縁材料からなる
支持板の上に構成される。その場合、支持板の一方の面
にコイルパターンを設け、他方の面にはRFシールド
(shield)用の導体箔を設ける。コイルパターン
を設けた側は被検体8に対面する側となり、RFシール
ドを設けた側は勾配コイル部4と対面する側となる。
【0056】支持板は、所要の機械的強度を持たせるた
めに、例えば10mmないし十数mm程度の厚みを持つ
ものが用いられる。このような支持板の厚みを利用し
て、受信コイル部106の動作中に送信コイル部6,
6’がカップリングしないようにするディスエーブル
(disable)回路を設ける。
【0057】ディスエーブル回路としては、例えば、図
11の(a)または(b)に示すディスエーブル回路6
20が用いられる。同図の(a)では、キャパシタ60
8と並列共振回路を構成するインダクタ(induct
or)622に直列にダイオード624を接続し、この
ダイオード624にバイアス(bias)回路626か
らバイアス信号を加えるようになっている。バイアス回
路626は制御部30によって制御される。
【0058】このような回路構成では、ダイオード62
4に順バイアスを加えて十分なオン状態にしたとき、ダ
イオード624の整流作用が失われて並列共振回路が構
成され、それが呈する高インピーダンス(impeda
nce)により受信コイル部106とのデカップリング
(decoupling)を行う。なお、RF励起を行
うときはダイオード624にバイアスを加えない。この
ときダイオード624の整流作用により並列共振は起き
ない。
【0059】これに対して、(b)ではキャパシタ60
8に直列に接続したダイオード624にバイアス回路6
26からバイアス信号を与えるようになっている。ダイ
オード624にバイアスを加えないときは、その整流作
用によって、RF電流が阻止されるのでデカップリング
が行われる。RF励起を行うときは、順バイアスによっ
てダイオードを十分なオン状態にし、RF電流が流通可
能なようにする。
【0060】図12に、ディスエーブル回路620を搭
載したRFコイルの一例の模式的構成を示す。同図に示
すように、コイルパターンが設けられた支持板630
を、放射状の電氣経路604の間の部分で掘り窪めて複
数の凹部632を形成し、この部分に上記のディスエー
ブル回路620をそれぞれ収容する。ディスエーブル回
路はスリット610に設けられたキャパシタ608ごと
に設ける。なお、凹部632への符号付けは1箇所で代
表する。
【0061】凹部632の付近につき、AA断面を図1
3に示す。同図に示すように、凹部632は支持板63
0を適宜の深さに掘り窪めて形成され、その中に例えば
プリント(print)回路板等の上に構成されたディ
スエーブル回路620が収容される。支持板630の裏
面にはRFシールド634が設けられる。
【0062】このようにして、デカップリング用のディ
スエーブル回路を備えたRFコイルが得られる。ディス
エーブル回路はコイルパターンの支持板の厚みの中に吸
収したので、外部への突出等がない単純な形状のRFコ
イルを得ることができる。
【0063】本装置の動作を説明する。本装置の動作は
制御部30による制御の下で進行する。磁気共鳴撮像の
具体例の1つとして、グラディエントエコー(grad
ient echo)法による撮像について説明する。
なお、磁気共鳴撮像はグラディエントエコー法に限るも
のではなく、例えばスピンエコー(spin ech
o)法やEPI(echo planar imagi
ng)等、他の適宜の手法で行って良い。
【0064】グラディエントエコー法による撮像には、
例えば図14に示すようなパルスシーケンス(puls
e sequence)が用いられる。パルスシーケン
スは、時間軸tに沿って左から右に進行する。パルスシ
ーケンスの実行は制御部30によって制御される。
【0065】図14の(1)に示すように、α゜パルス
によるRF励起が行われる。上記のようなRFコイルの
構成により、RF励起は広範囲にわたって均一性良く行
われる。RF励起時には、(2)に示すようにスライス
勾配磁場Gsが印加される。これによって、被検体8の
所定の部位のスピンが選択的に励起される。この選択励
起に続いて勾配磁場Gsによりスピンをリフェーズ(r
ephase)する。
【0066】次に、(4)に示すように位相エンコード
勾配磁場Gpにより位相エンコードを行う。次に、読み
出し勾配磁場Grによりスピンのディフェーズ(dep
hase)を行い、次いで勾配磁場の極性を反転して磁
気共鳴信号(グラディエントエコー:gradient
echo)の読み出しを行う。
【0067】このようなパルスシーケンスを所定の繰り
返し時間TR(repetition time)で繰
り返すことにより、逐一グラディエントエコーを収集す
る。TRごとに位相エンコード勾配磁場Gpの大きさが
変更され、複数のビューの磁気共鳴信号がメモリに収集
される。コンピュータ24はメモリに収集したデータに
つき2次元逆フーリエ変換を行い、撮像部位の断層像を
生成する。断層像は表示部32で表示される。RF励起
が広範囲にわたって均一性良く行われるので、画像の明
るさの均一性が向上する。
【0068】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、周波数特性が良く、また、磁場空間の解放性が良
いクォドラチャ型のRFコイルおよびRF磁場形成装
置、並びに、そのようなRF磁場形成装置を用いる磁気
共鳴撮像方法および装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図
である。
【図2】図1の装置における送信コイル部の模式的構成
を示す図である。
【図3】図1の装置における送信コイル部の模式的構成
を示す図である。
【図4】図1の装置における送信コイル部の電気回路を
示す図である。
【図5】図1の装置における送信コイル部における電流
分布を示す図である。
【図6】図1の装置における送信コイル部が発生するR
F磁場を示す図である。
【図7】図1の装置における送信コイル部における電流
分布を示す図である。
【図8】図1の装置における送信コイル部が発生するR
F磁場を示す図である。
【図9】図1の装置における送信コイル部が発生するR
F磁場の強度分布を示す図である。
【図10】図1の装置における送信コイル部の電氣経路
のパターン一例を示す図である。
【図11】ディスエーブル回路の回路図である。
【図12】図1の装置における送信コイル部の模式的構
成図である。
【図13】図1の装置における送信コイル部の一部の模
式的構成図である。
【図14】磁気共鳴撮像のパルスシーケンスの一例を示
す模式図である。
【図15】送信コイル部の従来例の模式的構成図であ
る。
【図16】送信コイル部の従来例によるRF磁場の説明
図である。
【図17】送信コイル部の従来例の模式的構成図であ
る。
【符号の説明】
2 静磁場発生部 4,4’ 勾配コイル部 6,6’ 送信コイル部 8 被検体 10 撮像テーブル 106 受信コイル部 16 勾配駆動部 18 送信部 20 受信部 22 アナログ・ディジタル変換部 24 コンピュータ 30 制御部 32 表示部 34 操作部 602〜606’ 電氣経路 182,184 パワースプリッタ 608 キャパシタ
フロントページの続き (72)発明者 志茂 幸俊 東京都日野市旭が丘四丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 4C096 AB34 AB47 CC07 CC14 CC33

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状の閉ループを構成する第1の電気経
    路と、 前記第1の電気経路が構成する閉ループの内側に位置す
    る共通接続部から前記第1の電気経路まで放射状に延び
    る複数の第2の電気経路と、 前記第1の電気経路と距離を隔てて対向し前記閉ループ
    に平行な環状の閉ループを構成する第3の電気経路と、 前記第3の電気経路が構成する閉ループの内側に位置す
    る共通接続部から前記第3の電気経路まで放射状に延び
    る複数の第4の電気経路と、を具備することを特徴とす
    るRFコイル。
  2. 【請求項2】 環状の閉ループを構成する第1の電気経
    路と、 前記第1の電気経路が構成する閉ループの内側に位置す
    る共通接続部から前記第1の電気経路まで放射状に延び
    る複数の第2の電気経路と、 前記第1の電気経路と距離を隔てて対向し前記閉ループ
    に平行な環状の閉ループを構成する第3の電気経路と、 前記第3の電気経路が構成する閉ループの内側に位置す
    る共通接続部から前記第3の電気経路まで放射状に延び
    る複数の第4の電気経路と、 前記第1の電気経路および前記第3の電気経路上の相対
    的に同じ第1の箇所にそれぞれRF信号を供給するとと
    もに、前記第1の電気経路および前記第3の電気経路上
    の相対的に同じ箇所であってかつそれら電気経路の閉ル
    ープの中央部から見た方角が前記第1の箇所の方角とは
    90度異なる第2の箇所に前記第1の箇所のRF信号と
    は位相が90度異なるRF信号をそれぞれ供給するRF
    信号供給手段と、を具備することを特徴とするRF磁場
    形成装置。
  3. 【請求項3】 被検体を収容した空間における互いに垂
    直な3方向をそれぞれx方向、y方向およびz方向とし
    たときのz方向に静磁場を形成し、前記空間に勾配磁場
    を形成し、前記空間に高周波磁場を形成し、前記空間か
    ら磁気共鳴信号を測定し、前記測定した磁気共鳴信号に
    基づいて画像を生成する磁気共鳴撮像方法であって、 前記高周波磁場の形成を、 z方向に垂直な面内で環状の閉ループを構成する第1の
    電気経路と、 前記第1の電気経路が構成する閉ループの内側に位置す
    る共通接続部から前記第1の電気経路まで放射状に延び
    る複数の第2の電気経路と、 前記第1の電気経路とz方向に距離を隔てて対向し前記
    閉ループに平行な環状の閉ループを構成する第3の電気
    経路と、 前記第3の電気経路が構成する閉ループの内側に位置す
    る共通接続部から前記第3の電気経路まで放射状に延び
    る複数の第4の電気経路と、 前記第1の電気経路および前記第3の電気経路上の相対
    的に同じ第1の箇所にそれぞれRF信号を供給するとと
    もに、前記第1の電気経路および前記第3の電気経路上
    の相対的に同じ箇所であってかつそれら電気経路の閉ル
    ープの中央部から見た方角が前記第1の箇所の方角とは
    90度異なる第2の箇所に前記第1の箇所のRF信号と
    は位相が90度異なるRF信号をそれぞれ供給するRF
    信号供給手段と、を用いて行う、ことを特徴とする磁気
    共鳴撮像方法。
  4. 【請求項4】 被検体を収容した空間における互いに垂
    直な3方向をそれぞれx方向、y方向およびz方向とし
    たときのz方向に静磁場を形成する静磁場形成手段と、 前記空間に勾配磁場を形成する勾配磁場形成手段と、 前記空間に高周波磁場を形成する高周波磁場形成手段
    と、 前記空間から磁気共鳴信号を測定する測定手段と、 前記測定手段が測定した磁気共鳴信号に基づいて画像を
    生成する画像生成手段と、を有する磁気共鳴撮像装置で
    あって、 前記高周波磁場形成手段は、 z方向に垂直な面内で環状の閉ループを構成する第1の
    電気経路と、 前記第1の電気経路が構成する閉ループの内側に位置す
    る共通接続部から前記第1の電気経路まで放射状に延び
    る複数の第2の電気経路と、 前記第1の電気経路とz方向に距離を隔てて対向し前記
    閉ループに平行な環状の閉ループを構成する第3の電気
    経路と、 前記第3の電気経路が構成する閉ループの内側に位置す
    る共通接続部から前記第3の電気経路まで放射状に延び
    る複数の第4の電気経路と、 前記第1の電気経路および前記第3の電気経路上の相対
    的に同じ第1の箇所にそれぞれRF信号を供給するとと
    もに、前記第1の電気経路および前記第3の電気経路上
    の相対的に同じ箇所であってかつそれら電気経路の閉ル
    ープの中央部から見た方角が前記第1の箇所の方角とは
    90度異なる第2の箇所に前記第1の箇所のRF信号と
    は位相が90度異なるRF信号をそれぞれ供給するRF
    信号供給手段と、を具備することを特徴とする磁気共鳴
    撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008073536A (ja) * 2000-11-16 2008-04-03 Koninkl Philips Electronics Nv Rf表面共振器

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