JP3727478B2 - Rf磁場形成装置及び磁気共鳴撮像装置 - Google Patents

Rf磁場形成装置及び磁気共鳴撮像装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、RFコイル(Radio Frequency coil)、RF磁場形成装置並びに磁気共鳴撮像方法および装置に関し、特に、コイルのループ(loop)面に平行な方向にRF磁場を生じるRFコイルおよびRF磁場形成装置、並びに、そのようなRF磁場形成装置を用いる磁気共鳴撮像方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
静磁場の方向が被検体の体軸に垂直な、いわゆる垂直磁場方式の磁気共鳴撮像装置では、開放的な静磁場空間を形成するため、RF磁場発生用のRFコイルとしては、静磁場発生装置の磁極面と平行なループ面を持つRFコイルが用いられる。この種のRFコイルでは、コイルのループ面に平行な方向にRF磁場を生じ、静磁場方向に垂直なRF磁場を形成するようになっている。
【0003】
そのようなRF磁場を生じるRFコイルとしては、例えば、図15に示すようなものが用いられる。同図に示すように、3次元空間において互いに垂直な3方向をx,y,zとし、z方向を静磁場方向としたとき、RFコイルは、z方向に距離を隔てた2つのxy面にそれぞれ形成された2つのループを持つようになっている。2つのループは直列に接続されて一筆書き状の電気経路を形成している。
【0004】
2つのループは、それぞれの中央部においてx方向に延びる主経路202,204の対、主経路202’,204’の対、それら主経路の両側の連絡経路206,208,206’,208’およびz方向の連絡経路210を有する。主経路202〜204’を連絡経路206〜210で一筆書き的に接続することにより、主経路202,204には同じ方向に電流が流れ、主経路202’,204’にはそれとは逆向きに同じ方向の電流が流れるようにしている。
【0005】
このような関係で主経路202,204および202’,204’にそれぞれ流れる電流により、図16に示すような磁場がそれぞれ生じ、それらの合成による磁場がy方向すなわちコイルループ面に平行な方向に生じる。
【0006】
このような構成のRFコイルを2つ用い、図17に実線および破線でそれぞれ示すように、主経路同士がxy面内で互いに垂直に交差する関係で組み合わせ、2つのコイルに位相が互いに90度異なるRF信号を供給すると、2つのRFコイルがそれぞれ生じるRF磁場のベクトル(vector)合成により、xy面に平行な面内で回転するRF磁場を得ることができる。このような2つのRFコイルの組み合わせからなるRFコイルは、クォドラチャ(quadrature)型のRFコイルと呼ばれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなクォドラチャ型のRFコイルでは、2つのRFコイルの回路パターン(pattern)が同一なので、それらを上記のように組み合わせたとき、連絡経路の大部分がz方向において重なり合うことになる。回路パターンは幅広の導体箔で構成するのが普通なので、重なるパターン間の浮遊容量を通じて2つのRFコイルがカップリング(coupling)し、コイルのQ値の低下や本来の共振周波数以外の周波数での共振が起きるという問題点があった。
【0008】
また、2つのRFコイルのz方向の連絡経路が90度異なる2つの方角にそれぞれ存在するため、磁場空間の解放性が低減するという問題があった。
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、周波数特性が良く、また、磁場空間の解放性が良いクォドラチャ型のRFコイルおよびRF磁場形成装置、並びに、そのようなRF磁場形成装置を用いる磁気共鳴撮像方法および装置を実現することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)上記の課題を解決する第1の本発明は、環状の閉ループを構成する第1の電気経路と、前記第1の電気経路が構成する閉ループの内側に位置する共通接続部から前記第1の電気経路まで放射状に延びる複数の第2の電気経路と、前記第1の電気経路と距離を隔てて対向し前記閉ループに平行な環状の閉ループを構成する第3の電気経路と、前記第3の電気経路が構成する閉ループの内側に位置する共通接続部から前記第3の電気経路まで放射状に延びる複数の第4の電気経路と、を具備することを特徴とするRFコイルである。
【0010】
(2)上記の課題を解決する第2の本発明は、環状の閉ループを構成する第1の電気経路と、前記第1の電気経路が構成する閉ループの内側に位置する共通接続部から前記第1の電気経路まで放射状に延びる複数の第2の電気経路と、前記第1の電気経路と距離を隔てて対向し前記閉ループに平行な環状の閉ループを構成する第3の電気経路と、前記第3の電気経路が構成する閉ループの内側に位置する共通接続部から前記第3の電気経路まで放射状に延びる複数の第4の電気経路と、前記第1の電気経路および前記第3の電気経路上の相対的に同じ第1の箇所にそれぞれRF信号を供給するとともに、前記第1の電気経路および前記第3の電気経路上の相対的に同じ箇所であってかつそれら電気経路の閉ループの中央部から見た方角が前記第1の箇所の方角とは90度異なる第2の箇所に前記第1の箇所のRF信号とは位相が90度異なるRF信号をそれぞれ供給するRF信号供給手段と、を具備することを特徴とするRF磁場形成装置である。
【0011】
(3)上記の課題を解決する第3の本発明は、被検体を収容した空間における互いに垂直な3方向をそれぞれx方向、y方向およびz方向としたときのz方向に静磁場を形成し、前記空間に勾配磁場を形成し、前記空間に高周波磁場を形成し、前記空間から磁気共鳴信号を測定し、前記測定した磁気共鳴信号に基づいて画像を生成する磁気共鳴撮像方法であって、前記高周波磁場の形成を、z方向に垂直な面内で環状の閉ループを構成する第1の電気経路と、前記第1の電気経路が構成する閉ループの内側に位置する共通接続部から前記第1の電気経路まで放射状に延びる複数の第2の電気経路と、前記第1の電気経路とz方向に距離を隔てて対向し前記閉ループに平行な環状の閉ループを構成する第3の電気経路と、前記第3の電気経路が構成する閉ループの内側に位置する共通接続部から前記第3の電気経路まで放射状に延びる複数の第4の電気経路と、前記第1の電気経路および前記第3の電気経路上の相対的に同じ第1の箇所にそれぞれRF信号を供給するとともに、前記第1の電気経路および前記第3の電気経路上の相対的に同じ箇所であってかつそれら電気経路の閉ループの中央部から見た方角が前記第1の箇所の方角とは90度異なる第2の箇所に前記第1の箇所のRF信号とは位相が90度異なるRF信号をそれぞれ供給するRF信号供給手段と、を用いて行う、ことを特徴とする磁気共鳴撮像方法である。
【0012】
(4)上記の課題を解決する第4の本発明は、被検体を収容した空間における互いに垂直な3方向をそれぞれx方向、y方向およびz方向としたときのz方向に静磁場を形成する静磁場形成手段と、前記空間に勾配磁場を形成する勾配磁場形成手段と、前記空間に高周波磁場を形成する高周波磁場形成手段と、前記空間から磁気共鳴信号を測定する測定手段と、前記測定手段が測定した磁気共鳴信号に基づいて画像を生成する画像生成手段と、を有する磁気共鳴撮像装置であって、前記高周波磁場形成手段は、z方向に垂直な面内で環状の閉ループを構成する第1の電気経路と、前記第1の電気経路が構成する閉ループの内側に位置する共通接続部から前記第1の電気経路まで放射状に延びる複数の第2の電気経路と、前記第1の電気経路とz方向に距離を隔てて対向し前記閉ループに平行な環状の閉ループを構成する第3の電気経路と、前記第3の電気経路が構成する閉ループの内側に位置する共通接続部から前記第3の電気経路まで放射状に延びる複数の第4の電気経路と、前記第1の電気経路および前記第3の電気経路上の相対的に同じ第1の箇所にそれぞれRF信号を供給するとともに、前記第1の電気経路および前記第3の電気経路上の相対的に同じ箇所であってかつそれら電気経路の閉ループの中央部から見た方角が前記第1の箇所の方角とは90度異なる第2の箇所に前記第1の箇所のRF信号とは位相が90度異なるRF信号をそれぞれ供給するRF信号供給手段と、を具備することを特徴とする磁気共鳴撮像装置である。
【0013】
第1の発明ないし第4の発明のうちのいずれか1つにおいて、前記第1ないし第4の電気経路を導体箔で構成することが、RF磁場の強度分布の均一性を良くする点で好ましい。
【0014】
また、第1の発明ないし第4の発明のうちのいずれか1つにおいて、前記共通接続部は穴あきのない円盤状であることが、RF磁場の強度分布を適切にする点で好ましい。
【0015】
また、第1の発明ないし第4の発明のうちのいずれか1つにおいて、前記第1の電気経路および前記第2の電気経路が絶縁材料からなる第1の支持板上に設けられ、前記第3の電気経路および前記第4の電気経路が絶縁材料からなる第2の支持板上に設けられ、付属の電気回路が前記第2の電気経路同士の間または前記第4の電気経路同士の間の前記第1の支持板または前記第2の支持板の厚みの範囲内に設けられることが、RFコイルの外形を単純化する点で好ましい。
【0016】
その場合、前記付属の電気回路はディスエーブル回路であることが、他のコイルとのカップリングを防止する点で好ましい。
また、第2の発明ないし第4の発明のうちのいずれか1つにおいて、前記第1の箇所へのRF信号の供給は共通の信号源から第1のパワースプリッタを通じて行い、前記第2の箇所へのRF信号の供給は共通の信号源から第2のパワースプリッタを通じて行うことが、RF磁場の発生を適切に行う点で好ましい。
【0017】
(作用)
本発明では、互いに対抗する2つのコイルをそれぞれRF信号でクォドラチャ駆動してRF磁場を形成する。重なりを生じるループが無いのでカップリングが生じない。また、コイルへのRF信号供給線の引き回しの自由度が高いので、磁場空間の解放性を阻害しない。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態に限定されるものではない。図1に磁気共鳴撮像装置のブロック(block)図を示す。本装置は本発明の実施の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明の装置に関する実施の形態の一例が示される。本装置の動作によって、本発明の方法に関する実施の形態の一例が示される。
【0019】
図1に示すように、本装置では、静磁場発生部2がその内部空間に均一な静磁場を形成するようになっている。静磁場発生部2は、本発明における静磁場形成手段の実施の形態の一例である。静磁場発生部2は図示しない例えば永久磁石等の1対の磁気発生器を備えており、それらが間隔を保って図における上下方向に対向し、その対向空間に静磁場(垂直磁場)を形成している。なお、磁気発生器は永久磁石に限らず、超電導電磁石や常電導電磁石等であって良いのはもちろんである。
【0020】
静磁場発生部2の内部空間には勾配コイル部4,4’および送信コイル部6,6’が設けられ、同様にそれぞれ間隔を保って上下方向に対向している。送信コイル部6,6’は、本発明におけるRFコイルの実施の形態の一例である。送信コイル部6,6’については後にあらためて説明する。
【0021】
送信コイル部6,6’が対向する空間に、被検体8が、撮像テーブル10に搭載されて図示しない搬送手段により搬入および搬出される。被検体8の体軸は静磁場の方向と直交する。撮像テーブル10には、被検体8の撮像部位を囲んで受信コイル部106が取り付けられている。受信コイル部106は、例えばLスパイン(lumbar spine)撮像用のものであり、被検体8の腰部を囲むように取り付けられている。なお、受信コイル部106は、Lスパインばかりでなく、所望の撮影部位に応じて、それに相当する位置に設置可能になっている。
【0022】
勾配コイル部4,4’には勾配駆動部16が接続されている。勾配駆動部16は勾配コイル部4,4’に駆動信号を与えて勾配磁場を発生させるようになっている。勾配コイル部4,4’および勾配駆動部16からなる部分は、本発明における勾配磁場形成手段の実施の形態の一例である。発生する勾配磁場は、スライス(slice)勾配磁場、読み出し勾配磁場および位相エンコード(encode)勾配磁場の3種である。
【0023】
送信コイル部6,6’には送信部18が接続されている。送信部18は送信コイル部6,6’に駆動信号を与えてRF磁場を発生させ、それによって、被検体8の体内のスピン(spin)を励起するようになっている。送信コイル部6,6’および送信部18からなる部分は、本発明のRF磁場形成装置の実施の形態の一例である。また、本発明における高周波磁場形成手段の実施の形態の一例である。
【0024】
受信コイル部106は、励起されたスピンが発生する磁気共鳴信号を受信するようになっている。受信コイル部106は受信部20の入力側に接続され、受信信号を受信部20に入力するようになっている。
【0025】
受信部20の出力側はアナログ・ディジタル(analog−to−digital)変換部22の入力側に接続されている。アナログ・ディジタル変換部22は受信部20の出力信号をディジタル信号に変換するようになっている。アナログ・ディジタル変換部22の出力側はコンピュータ(computer)24に接続されている。
【0026】
コンピュータ24はアナログ・ディジタル変換部22からディジタル信号を入力し、図示しないメモリ(memory)に記憶するようになっている。受信コイル部106、受信部20、アナログ・ディジタル変換部22およびコンピュータ24からなる部分は、本発明における測定手段の実施の形態の一例である。
【0027】
メモリ内にはデータ(data)空間が形成される。データ空間はフーリエ(Fourier)空間を構成する。コンピュータ24は、フーリエ空間のデータを逆フーリエ変換して画像を再構成する。コンピュータ24は、本発明における画像生成手段の実施の形態の一例である。
【0028】
コンピュータ24は制御部30に接続されている。制御部30は勾配駆動部16、送信部18、受信部20およびアナログ・ディジタル変換部22に接続されている。制御部30は、コンピュータ24から与えられる指令に基づいて勾配駆動部16、送信部18、受信部20およびアナログ・ディジタル変換部22をそれぞれ制御し、磁気共鳴撮像を実行するようになっている。
【0029】
コンピュータ24には表示部32と操作部34が接続されている。表示部32は、コンピュータ24から出力される再構成画像および各種の情報を表示するようになっている。操作部34は、操作者によって操作され、各種の指令や情報等をコンピュータ24に入力するようになっている。
【0030】
図2に、送信コイル部6,6’の模式的構成を示す。同図では、送信コイル部6,6’の主要部をなすRFコイルの3次元的構成を示す。3次元空間における互いに垂直な3方向をx,y,zとする。z方向は静磁場の方向である。同図に示すように、送信コイル部6はxy面に形成された電気経路を有し、送信コイル部6’はz方向に隔たった別のxy面に形成された電気経路を有する。
【0031】
送信コイル部6は、円環状の電気経路602を有する。電気経路602は、本発明における第1の電気経路の実施の形態の一例である。円環状の電気経路602の内側には、中央部から放射状に延びる複数の電気経路604が設けられている。放射状の電気経路604の本数は例えば8である。本数は8に限るものではなく、4の整数倍であって良い。なお、電気経路604への符号付けは1箇所で代表する。電気経路604は、本発明における第2の電気経路の実施の形態の一例である。
【0032】
電気経路604は、それらの一端が電気経路602にそれぞれ接続され、他端が中央部の円環状の電気経路606にそれぞれ接続されている。電気経路606は、本発明における共通接続部の実施の形態の一例である。
【0033】
電気経路602上には、その内側の中心から見た方角が互いに90度異なる2つの箇所に、送信部18からRF信号がそれぞれ供給されるようになっている。これら2箇所に供給されるRF信号は位相を互いに90度異ならせてある。
【0034】
送信コイル部6’は、円環状の電気経路602’を有する。電気経路602’は、本発明における第3の電気経路の実施の形態の一例である。円環状の電気経路602’の内側には、中央部から放射状に延びる複数の電気経路604’が設けられている。放射状の電気経路604’の本数は例えば8である。本数は8に限るものではなく、4の整数倍であって良い。なお、電気経路604’への符号付けは1箇所で代表する。電気経路604’は、本発明における第4の電気経路の実施の形態の一例である。
【0035】
電気経路604’は、それらの一端が電気経路602’にそれぞれ接続され、他端が中央部の円環状の電気経路606’にそれぞれ接続されている。電気経路606’は、本発明における共通接続部の実施の形態の一例である。
【0036】
電気経路602’上には、その内側の中心から見た方角が互いに90度異なる2つの箇所に、送信部18からRF信号がそれぞれ供給されるようになっている。これら2箇所に供給されるRF信号は位相を互いに90度異ならせてある。
【0037】
このような送信コイル部6および6’が鏡像の関係で対向し、本装置のRFコイルを構成している。送信コイル部6,6’へのRF信号の供給は、例えば図3に示すように、送信部18から出力される位相が互いに90度異なる2つのRF信号を、それぞれパワースプリッタ(power splitter)182,184で等電力に分割して与えることにより行われる。このようにしてRF信号を供給することは、送信コイル部6,6’を正確に同一の条件でRF駆動する点で好ましい。なお、スプリッタ182,184と送信コイル部6,6’の間には、必要に応じてそれぞれRFパワーアンプ(power amplifier)を設けるようにしても良い。
【0038】
このように、対向する2つのコイルループに共通の信号源からパワーおよび位相が同一なRF信号を同時に供給しているので、両コイル間の電磁的なカップリングは問題にならない。また、両コイル間の距離が十分に離れているので静電的なカップリングも問題にならない。これによって、周波数特性が優れたRFコイルを得ることができる。
【0039】
両コイルにRF信号を供給する信号線は、例えば同軸ケーブル(cable)等適宜の信号線で構成して良く、その配線は自在に引き回すことができる。したがって、被検体8の搬入の妨げにならないように信号線を処理することは容易であり、磁場空間の解放性を阻害しない。
【0040】
送信コイル部6の電気回路を図4に示す。同図に示すように、円環状の電気経路602は放射状の電気経路604によって区分された各区間に、それぞれ直列なキャパシタ608を有する。なお、キャパシタ608への符号付けは1箇所で代表する。一部のキャパシタにはキャパシタンス(capacitance)調整用の可変キャパシタが並列接続されている。これら可変キャパシタは、0度位相と90度位相の直交性を正確に調節するのに用いられる。
【0041】
送信部18からの0度位相および90度位相のRF信号は、中心からの方角が互いに90度異なる2つの区間において、キャパシタ608の両端にそれぞれ印加されるようになっている。
【0042】
0度位相のRF信号に着目すると、各電気経路に流れる電流の比率は図5に示すようになる。すなわち、外側の環状の電気経路602では、RF信号の給電が行われる区間およびその反対側の区間では電流比率が0となり、これらと方角が90度異なる2つの区間では電流比率が1となり、その他の区間では電流比率が0.7となる。内側の環状の電気経路606でも、外側の電気経路602の各区間に対応する各区間で、それぞれ同様な電流比率となる。
【0043】
放射状の電気経路604では、環状の電気経路602において電流比率が0となる2つの区間の両側に位置する4つの電気経路の電流比率がいずれも0.7となり、電流比率が1となる2つの区間の両側に位置する4つの電気経路の電流比率がいずれも0.3となる。
【0044】
RF信号の1つの極性では、各電気経路における電流の方向は、矢印で示すようになる。すなわち、外側の環状の電気経路602では、電流比率が0の区間を境にした、図における右側と左側ではそれぞれ反時計回りおよび時計回りに流れ、内側の環状の電気経路606ではそれらとそれぞれ反対回りに流れる。放射状の電気経路604では、上記の電流から分岐した電流が、中心に関して対称的なもの同士で互いに方向が反対になるように流れる。
【0045】
このような電流が流れるとき、それによって、内側の環状の電気経路606の図における裏側、すなわち、送信コイル部6’と対面する側には、図6に1点差線の矢印で示すように、電流比率が1となる電気経路に垂直な直径方向の磁場が生じる。
【0046】
RF信号の他の極性では、電流の方向が上記とは全て逆になり磁場の方向も逆転する。したがって、送信コイル部6はRF信号に対応したRF磁場を生じることになる。
【0047】
90度位相の電流に着目すると、RF信号の1つの極性において、各電気経路の電流比率は図7に示すようになる。RF信号の供給箇所が0度位相の信号とは空間的に90度異なることにより、図7は図5を反時計回りに90度回転させたものに相当する。このため、RF磁場の方向も、図8に1点差線の矢印で示すように、図6に示した方向を反時計回りに90度回転させた方向となる。
【0048】
送信コイル部6が生じるRF磁場は上記2つのRF磁場のベクトル合成になる。2つのRF磁場は90度の位相差を持つで、合成のRF磁場はRF信号の周波数で回転する回転磁場となる。すなわち、送信コイル部6はクォドラチャ型のRFコイルとなる。
【0049】
送信コイル部6’も同一の回路構成となっており、同様な回転磁場を生じる。ただし、送信コイル部6’では、各電気経路の電流の向きが、鏡像の関係にある送信コイル部6における電気経路とは全て逆になるようにしてある。このような電流の向きの逆転は、例えば、キャパシタ608の両端に接続する信号線の接続を逆にすること等により容易に可能である。このようにしたとき、内側の環状の電気経路606’の直上、すなわち、送信コイル部6と対面する側に生じるRF磁場が、送信コイル部6による上記の磁場と同方向となり、両者の和によるRF磁場が形成される。
【0050】
これによって、送信コイル部6,6’の間の空間には、z方向に垂直な面内で回転するRF磁場が生じる。このRF磁場のz方向の強度プロファイル(profile)は、2つのコイルのRF磁場の加算により、例えば図9に示すように、静磁場の中心(Z/2)を含む広い範囲で均一性を有するものとなる。
【0051】
送信コイル部6,6’の電気経路は、例えば導体の箔等で構成される。導体箔で構成した送信コイル部6の回路パターンの一例を図10に示す。同図に示すように、電気経路602,604および606は全て例えば銅箔等の導電体で構成される。銅箔の厚みは例えば数十μm程度である。電気経路602,604の幅が例えば数cmないし十数cm程度である。
【0052】
円環状の電気経路602は、各区間ごとにスリット(slit)610を有し、それらスリット610の間に、電気経路602を直列に接続するキャパシタ608が設けられている。なお、キャパシタ608は図示を省略する。また、スリット610への符号付けは1箇所で代表する。
【0053】
放射状の電気経路604を幅の広い電流路としたことにより、隣り合う電気経路604同士の間で、電流が流れていない部分の比率を、電気経路604を電線で構成した場合よりもはるかに小さくすることができる。これによって、隣り合う電気経路604の中間での磁場強度の低下を緩和し、磁場強度分布の不均一度を緩和することができる。
【0054】
電気経路606は前述のような円環ではなく、その中央部を塞いだ円盤状に構成される。これにより、電流が円盤全体に分布して流れるので、円環の場合のように、中心部に電流が流れないことによる中心部での磁場の低下がなくなり、磁場形成を適正化することができる。
【0055】
このような回路パターンは、例えばプラスチック(plastics)等適宜の絶縁材料からなる支持板の上に構成される。その場合、支持板の一方の面にコイルパターンを設け、他方の面にはRFシールド(shield)用の導体箔を設ける。コイルパターンを設けた側は被検体8に対面する側となり、RFシールドを設けた側は勾配コイル部4と対面する側となる。
【0056】
支持板は、所要の機械的強度を持たせるために、例えば10mmないし十数mm程度の厚みを持つものが用いられる。このような支持板の厚みを利用して、受信コイル部106の動作中に送信コイル部6,6’がカップリングしないようにするディスエーブル(disable)回路を設ける。
【0057】
ディスエーブル回路としては、例えば、図11の(a)または(b)に示すディスエーブル回路620が用いられる。同図の(a)では、キャパシタ608と並列共振回路を構成するインダクタ(inductor)622に直列にダイオード624を接続し、このダイオード624にバイアス(bias)回路626からバイアス信号を加えるようになっている。バイアス回路626は制御部30によって制御される。
【0058】
このような回路構成では、ダイオード624に順バイアスを加えて十分なオン状態にしたとき、ダイオード624の整流作用が失われて並列共振回路が構成され、それが呈する高インピーダンス(impedance)により受信コイル部106とのデカップリング(decoupling)を行う。なお、RF励起を行うときはダイオード624にバイアスを加えない。このときダイオード624の整流作用により並列共振は起きない。
【0059】
これに対して、(b)ではキャパシタ608に直列に接続したダイオード624にバイアス回路626からバイアス信号を与えるようになっている。ダイオード624にバイアスを加えないときは、その整流作用によって、RF電流が阻止されるのでデカップリングが行われる。RF励起を行うときは、順バイアスによってダイオードを十分なオン状態にし、RF電流が流通可能なようにする。
【0060】
図12に、ディスエーブル回路620を搭載したRFコイルの一例の模式的構成を示す。同図に示すように、コイルパターンが設けられた支持板630を、放射状の電氣経路604の間の部分で掘り窪めて複数の凹部632を形成し、この部分に上記のディスエーブル回路620をそれぞれ収容する。ディスエーブル回路はスリット610に設けられたキャパシタ608ごとに設ける。なお、凹部632への符号付けは1箇所で代表する。
【0061】
凹部632の付近につき、AA断面を図13に示す。同図に示すように、凹部632は支持板630を適宜の深さに掘り窪めて形成され、その中に例えばプリント(print)回路板等の上に構成されたディスエーブル回路620が収容される。支持板630の裏面にはRFシールド634が設けられる。
【0062】
このようにして、デカップリング用のディスエーブル回路を備えたRFコイルが得られる。ディスエーブル回路はコイルパターンの支持板の厚みの中に吸収したので、外部への突出等がない単純な形状のRFコイルを得ることができる。
【0063】
本装置の動作を説明する。本装置の動作は制御部30による制御の下で進行する。磁気共鳴撮像の具体例の1つとして、グラディエントエコー(gradient echo)法による撮像について説明する。なお、磁気共鳴撮像はグラディエントエコー法に限るものではなく、例えばスピンエコー(spin echo)法やEPI(echo planar imaging)等、他の適宜の手法で行って良い。
【0064】
グラディエントエコー法による撮像には、例えば図14に示すようなパルスシーケンス(pulse sequence)が用いられる。パルスシーケンスは、時間軸tに沿って左から右に進行する。パルスシーケンスの実行は制御部30によって制御される。
【0065】
図14の(1)に示すように、α゜パルスによるRF励起が行われる。上記のようなRFコイルの構成により、RF励起は広範囲にわたって均一性良く行われる。RF励起時には、(2)に示すようにスライス勾配磁場Gsが印加される。これによって、被検体8の所定の部位のスピンが選択的に励起される。この選択励起に続いて勾配磁場Gsによりスピンをリフェーズ(rephase)する。
【0066】
次に、(4)に示すように位相エンコード勾配磁場Gpにより位相エンコードを行う。次に、読み出し勾配磁場Grによりスピンのディフェーズ(dephase)を行い、次いで勾配磁場の極性を反転して磁気共鳴信号(グラディエントエコー:gradient echo)の読み出しを行う。
【0067】
このようなパルスシーケンスを所定の繰り返し時間TR(repetition time)で繰り返すことにより、逐一グラディエントエコーを収集する。TRごとに位相エンコード勾配磁場Gpの大きさが変更され、複数のビューの磁気共鳴信号がメモリに収集される。コンピュータ24はメモリに収集したデータにつき2次元逆フーリエ変換を行い、撮像部位の断層像を生成する。断層像は表示部32で表示される。RF励起が広範囲にわたって均一性良く行われるので、画像の明るさの均一性が向上する。
【0068】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、周波数特性が良く、また、磁場空間の解放性が良いクォドラチャ型のRFコイルおよびRF磁場形成装置、並びに、そのようなRF磁場形成装置を用いる磁気共鳴撮像方法および装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図である。
【図2】図1の装置における送信コイル部の模式的構成を示す図である。
【図3】図1の装置における送信コイル部の模式的構成を示す図である。
【図4】図1の装置における送信コイル部の電気回路を示す図である。
【図5】図1の装置における送信コイル部における電流分布を示す図である。
【図6】図1の装置における送信コイル部が発生するRF磁場を示す図である。
【図7】図1の装置における送信コイル部における電流分布を示す図である。
【図8】図1の装置における送信コイル部が発生するRF磁場を示す図である。
【図9】図1の装置における送信コイル部が発生するRF磁場の強度分布を示す図である。
【図10】図1の装置における送信コイル部の電氣経路のパターン一例を示す図である。
【図11】ディスエーブル回路の回路図である。
【図12】図1の装置における送信コイル部の模式的構成図である。
【図13】図1の装置における送信コイル部の一部の模式的構成図である。
【図14】磁気共鳴撮像のパルスシーケンスの一例を示す模式図である。
【図15】送信コイル部の従来例の模式的構成図である。
【図16】送信コイル部の従来例によるRF磁場の説明図である。
【図17】送信コイル部の従来例の模式的構成図である。
【符号の説明】
2 静磁場発生部
4,4’ 勾配コイル部
6,6’ 送信コイル部
8 被検体
10 撮像テーブル
106 受信コイル部
16 勾配駆動部
18 送信部
20 受信部
22 アナログ・ディジタル変換部
24 コンピュータ
30 制御部
32 表示部
34 操作部
602〜606’ 電氣経路
182,184 パワースプリッタ
608 キャパシタ

Claims (4)

  1. 環状の閉ループを構成する第1の電気経路と、
    前記第1の電気経路が構成する閉ループの内側に位置する共通接続部から前記第1の電気経路まで放射状に延びる複数の第2の電気経路と、
    前記第1の電気経路と距離を隔てて対向し前記閉ループに平行な環状の閉ループを構成する第3の電気経路と、
    前記第3の電気経路が構成する閉ループの内側に位置する共通接続部から前記第3の電気経路まで放射状に延びる複数の第4の電気経路と、
    前記第1の電気経路および前記第3の電気経路上の相対的に同じ第1の箇所に等電力に分割する第1のパワースプリッタを介してそれぞれ同一位相のRF信号を供給するとともに、前記第1の電気経路および前記第3の電気経路上の相対的に同じ箇所であってかつそれら電気経路の閉ループの中央部から見た方角が前記第1の箇所の方角とは90度異なる第2の箇所に等電力に分割する第2のパワースプリッタを介して前記第1の箇所のRF信号とは位相が90度異なるRF信号をそれぞれ供給するRF信号供給手段とを具備することを特徴とするRF磁場形成装置。
  2. 請求項1に記載のRF磁場形成装置において、
    前記第1の電気経路まで放射状に延びる複数の第2の電気経路により分けられる前記第1の電気経路の閉ループ上の複数の区間及び前記第3の電気経路まで放射状に延びる複数の第4の電気経路により分けられる前記第3の電気経路の閉ループ上の複数の区間のそれぞれにおいて、ダイオードに順バイアス信号を印加することにより高インピーダンスにするか又はダイオードにバイアス信号を印加しないことにより電流が流れないようにするディスエーブル回路を具備することを特徴とするRF磁場形成装置。
  3. 請求項2に記載のRF磁場形成装置において、
    前記第1の電気経路及び前記第2の電気経路を有する円盤状の第1の送信コイル部並びに前記第3の電気経路及び前記第4の電気経路を有する円盤状の第2の送信コイル部において、前記第1の電気経路と前記第2の電気経路とで囲まれた複数の扇状の領域及び前記第3の電気経路と前記第4の電気経路とで囲まれた複数の扇状の領域のそれぞれに凹部を形成し、それら凹部にそれぞれ前記ディスエーブル回路を設置することを特徴とするRF磁場形成装置。
  4. 被検体を収容した空間における互いに垂直な3方向をそれぞれx方向、y方向およびz方向としたときのz方向に静磁場を形成する静磁場形成手段と、
    前記空間に高周波磁場を形成する高周波磁場形成手段と、
    前記空間から磁気共鳴信号を測定する測定手段と、
    前記測定手段が測定した磁気共鳴信号に基づいて画像を生成する画像生成手段とを有する磁気共鳴撮像装置であって、
    前記高周波磁場形成手段は、請求項1から請求項3までのいずれかに記載のRF磁場形成装置であることを特徴とする磁気共鳴撮像装置。
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