JP2000116095A - トルクモータおよびそれを用いたスロットル装置 - Google Patents

トルクモータおよびそれを用いたスロットル装置

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JP2000116095A
JP2000116095A JP10286382A JP28638298A JP2000116095A JP 2000116095 A JP2000116095 A JP 2000116095A JP 10286382 A JP10286382 A JP 10286382A JP 28638298 A JP28638298 A JP 28638298A JP 2000116095 A JP2000116095 A JP 2000116095A
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JP
Japan
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throttle
coil
torque motor
rotor
opening
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JP10286382A
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English (en)
Inventor
Hideki Kato
秀樹 加藤
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Landscapes

  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 故障時に車両を所定の速度で退避走行させる
ことができるスロットル装置を提供する。 【解決手段】 トルクモータのコイル部は鉄心51に主
コイル52および副コイル53を巻回して形成されてい
る。主コイル52が断線したときなど、スロットルの制
御系が故障したと検出されたときには、主コイル52へ
の通電は停止され、副コイル53へ電流が供給される。
副コイル53に通電したときにトルクモータ20により
発生するトルクの大きさは、主コイル52に通電したと
きに発生する最大トルクの20〜30%程度である。故
障時に運転者がアクセルを踏むと、スロットル弁13の
開度は全開よりも小さく、全閉位置から所定角度開いた
開度となり、エンジンに所定量の空気を供給し続けるこ
とができるため、所定の速度で退避走行をすることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流量制御弁などに
用いられるトルクモータよびそれを用いたスロットル装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のような内燃機関のスロットル制
御をコンピュータにより行う電子制御システムでは、ア
クセルペダルの踏み込み量が電気信号に変換されて制御
装置に入力されると同時に、内燃機関の回転数および水
温等の運転条件および大気温度等の検出値も合わせて入
力され、これらの入力値に基づいて演算処理された結
果、最適なスロットルの開度が決定されて、トルクモー
タによりスロットルが開閉制御される。
【0003】このような通常運転時の最適スロットル制
御の他に、車両を一定の速度で走行するクルーズコント
ロール、車両がスリップして操作性が失われそうになっ
たとき内燃機関の駆動力を落とすトラクションコントロ
ール等は、トルクモータによるスロットル開度の調整に
よりコントロールされる。
【0004】このような電子制御システムを用いたスロ
ットル装置では、スロットルの開度をセンサで検知し制
御装置にフィードバックしている。スロットルが誤動作
した場合には燃料の供給をカットし、車両が暴走しない
ように安全設計されたものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなスロットル装置を用いた車両は、電子制御システ
ムの一部の回路が故障した場合でも、ある程度の速度で
安全な場所まで退避走行できることが望ましい。
【0006】例えば特開平5−71365号に開示され
るような従来のスロットル装置では、スロットルの制御
に異常が検出されるとモータによるスロットル弁の駆動
を停止し、アクセルレバー、中間レバーおよび連動レバ
ーの回転によりスロットル弁の開度を調整している。こ
の場合、スロットル弁の開度は小さく、低速でしか退避
走行ができないという問題があった。
【0007】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は故障時にも所定角度の回転
を行うことのできるトルクモータを提供することにあ
る。本発明の別の目的は、故障時に車両を所定の速度で
退避走行させることができるスロットル装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1または
2記載のトルクモータによれば、芯部材に主巻線を巻回
した第1の駆動系と、芯部材に副巻線を巻回した第2の
駆動系とを有するコイル部を備える。そのため、第1の
駆動系が故障した場合でもトルクモータが作動可能であ
る。
【0009】本発明の請求項3記載のトルクモータによ
れば、請求項1または2のいずれかに記載のトルクモー
タと、吸気通路を形成するスロットルボディと、スロッ
トルボディに支持され前記ロータと一体に回動自在なス
ロットル軸と、スロットル軸に固定され吸気通路の吸気
流量を制御するスロットル弁とを備える。そのため、第
1の駆動系が故障した場合でも、スロットル弁を駆動し
車両を所定の速度で退避走行させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
実施例を図面に基づいて説明する。本発明の一実施例に
よるトルクモータ20を用いた内燃機関のスロットル装
置10を図1および図2に示す。スロットル装置10
は、アクセル踏込量に応じてスロットル弁13の開度を
調整するアクセルと機械的にリンクした機構をもたず、
トルクモータ20によってのみスロットル弁13の開度
を調整するものである。
【0011】スロットル装置10のスロットルボディ1
1はベアリング15を介してスロットル軸12を回転自
在に支持している。スロットル弁13は円板状に形成さ
れており、スロットル軸12にビス14で固定されてい
る。スロットル弁13がスロットル軸12とともに回動
することにより、スロットルボディ11の内壁により形
成された吸気通路の流路面積が調整され、吸気通路を通
過する吸気流量が制御される。
【0012】スロットル軸12の一方の端部に、図示し
ないスロットルレバーが圧入固定されており、スロット
ルレバーはスロットル軸12とともに回動する。ストッ
パスクリュウ18はスロットルレバーと当接することに
よりスロットル弁13の全閉位置を規定している。スト
ッパスクリュウ18のねじ込み量を変更することにより
スロットル弁13の全閉位置を調整できる。
【0013】ストッパスクリュウ18よりもさらにスロ
ットル軸12の端部側に、回転角センサ19が取付けら
れている。回転角センサ19はスロットル軸12の回転
角、つまりスロットル弁13の開度を検出して図示しな
いエンジンの制御装置であるECUに開度信号を送出す
る。
【0014】スロットル軸12の他方の端部に、スロッ
トル軸12を回転駆動するトルクモータ20が設けられ
ている。トルクモータ20のロータ30にスロットル軸
12の他方の端部が固定されている。ロータ30の径方
向外側にステータコア40が配置されている。
【0015】図1は、トルクモータ20を示す図2のA
−A線断面図である。ロータ30は、トルクモータ20
のスロットル軸12に圧入固定したロータコア32と、
ロータコア32の外周面に配設された永久磁石33、3
4とからなる。
【0016】ロータコア32は鉄などの磁性材料により
円筒状に形成されている。断面が円弧状に形成された各
永久磁石33、34は、放射状に着磁されロータコア3
2の外周に配置されている。永久磁石群33と永久磁石
群34とは、ロータコア32に対し着磁方向を反対にし
て固定されている。これにより、ロータ30にN、Sの
二極が形成される。永久磁石33、34は、ネオジム
系、サマリウム−コバルト系等の高い磁力を発生するい
わゆる希土類磁石である。永久磁石33、34はロータ
コア32の外周面の突起32aにより位置決めされ、永
久磁石33、34の磁力により、あるいは接着して固定
されている。
【0017】ロータ30の外周には、鉄などの磁性材料
の金属により形成される円筒状のカバー35が永久磁石
33、34を覆うように設けられている。これにより、
永久磁石33、34が破損したりロータコア32から脱
落することを防止している。ステータコア40は、磁性
体により形成されており、収容孔40aにロータ30を
回動自在に収容している。
【0018】コイル部50は芯部材としての鉄心51に
導線よりなる主巻線としての主コイル52および副巻線
としての副コイル53を巻回して形成されており、ステ
ータコア40に圧入固定されている。コイル52、53
のピンホールで鉄心51とコイル52、53とが短絡し
ないようにボビン54をその間に設けてある。ステータ
コア40、コイル部50のまわりは樹脂ハウジング60
で覆ってある。
【0019】副コイル53は、主コイル52とほぼ同じ
巻回数で線径が主コイルの10%〜40%である。主コ
イル52には図示しないECUからの指令によりバッテ
リから制御電流が供給される。コイル52に通電するこ
とによりステータコア40は励磁され、磁石群33、3
4により生成されたロータ30側の極が、通電により生
成されるステータコア40側の極に吸引されることによ
り、ロータ30を回動させるトルクが発生する。副コイ
ル53は、主コイル52が断線したときなど、スロット
ルの制御系が故障したと検出されたときにバッテリから
電流が供給される。コイル部50は、主コイル52に通
電したときに発生する磁力によりロータ30を駆動する
第1の駆動系と、副コイル53に通電したときに発生す
る磁力によりロータ30を駆動する第2の駆動系とを有
する。
【0020】副コイル53に通電したときにトルクモー
タ20により発生するトルクの大きさは、主コイル52
に通電したときに発生する最大トルクの20〜30%程
度である。副コイル53に主コイル52とほぼ同じ線径
の導線を用い、主コイル52よりも巻回数を少なくする
ことにより、副コイル53に通電したときに発生するト
ルクを小さくしてもよい。
【0021】次に、本実施例のスロットル装置10の作
動について説明する。車両の正常走行モードにはISC
(idle speed control) 、通常運転、クルーズコントロ
ール等がある。各モードにおけるスロットル弁13の開
度は、アクセル踏込量、エンジン回転数等のエンジン運
転状態に基づいてECUで演算され、演算された開度に
応じた制御電流が主コイル52に供給される。通常運転
時には、副コイル53には通電されない。主コイル52
に流す電流の方向によって、ロータ30を正方向および
逆方向に回動させるトルクを発生させ、スロットル弁1
3を開方向および閉方向に回動させることができる。
【0022】スロットル弁13の開度は回転角センサ1
9により検出され、ECUにフィードバックされる。そ
してこの開度信号に基づいてECUから主コイル52に
供給する制御電流が調整される。スロットル弁13の開
度を検出することにより、ロータ30に働くトルクが温
度変化等により変動することを防止し、スロットル弁1
3の開度を高精度に制御できる。
【0023】主コイル52が断線した場合など、ECU
により指示する開度と回転角センサ19により検出され
る開度とに所定値以上の差がある場合には、駆動回路の
故障とみなし、バッテリから主コイル52への通電が停
止される。そして、運転者がアクセルを踏んだときに、
所定の電流が副コイル53へ通電され、アクセルが踏ま
れないときは、通電されない。これにより、運転者がア
クセルを踏んだときには、スロットル弁13の開度は全
開よりも小さく、全閉位置から所定角度開いた開度とな
り、エンジンに所定量の空気を供給し続けることができ
るため、所定の速度で退避走行をすることができる。主
コイルと副コイルに用いる導線の太さの比率、または巻
回数を変更することにより、故障時のスロットル開度を
決定することができる。
【0024】上記の本発明の実施例では、ロータ30の
各磁極を1つの永久磁石により構成したが、各磁極を複
数の永久磁石により構成することもできる。また、上記
の実施例では、放射状に着磁された円弧状の永久磁石を
用いたが、平行に着磁された平板状の永久磁石を用いる
こともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるトルクモータを示す図
2のA−A線断面図である。
【図2】本発明の一実施例によるトルクモータを用いた
スロットル装置を示す断面図である。
【符号の説明】
10 スロットル装置 20 トルクモータ 30 ロータ 32 ロータコア 33、34 永久磁石 35 カバー 40 ステータコア 50 コイル部 51 鉄心(芯部材) 52 主コイル(主巻線) 53 副コイル(副巻線) 60 樹脂ハウジング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータコアの外周に永久磁石を配設して
    なるロータと、 芯部材に主巻線を巻回した第1の駆動系と、芯部材に副
    巻線を巻回した第2の駆動系とを有するコイル部と、 前記ロータの径方向外側に配置され、前記コイル部によ
    り励磁されることにより磁極を形成するステータコア
    と、を備えることを特徴とするトルクモータ。
  2. 【請求項2】 前記副巻線は、前記第1の駆動系が故障
    時に通電されることを特徴とする請求項1記載のトルク
    モータ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のいずれかに記載のト
    ルクモータと、吸気通路を形成するスロットルボディ
    と、前記スロットルボディに支持され前記ロータと一体
    に回動自在なスロットル軸と、前記スロットル軸に固定
    され前記吸気通路の吸気流量を制御するスロットル弁と
    を備えることを特徴とするスロットル装置。
JP10286382A 1998-10-08 1998-10-08 トルクモータおよびそれを用いたスロットル装置 Pending JP2000116095A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6799110B2 (en) * 2001-11-28 2004-09-28 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Engine control system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6799110B2 (en) * 2001-11-28 2004-09-28 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Engine control system

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