JP2000115920A - 分電盤 - Google Patents

分電盤

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JP2000115920A
JP2000115920A JP10284951A JP28495198A JP2000115920A JP 2000115920 A JP2000115920 A JP 2000115920A JP 10284951 A JP10284951 A JP 10284951A JP 28495198 A JP28495198 A JP 28495198A JP 2000115920 A JP2000115920 A JP 2000115920A
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JP10284951A
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Tadaharu Tsuchimoto
忠晴 土本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】幹線の挿通作業を容易にすることができる分電
盤を提供する。 【解決手段】 一対の側板部材1、2と、電気機器11
を取着した背板3と、一対の側板部材1、2の前面側に
橋架された橋架部材4、5と、橋架部材4、5間に配設
される扉8とを備え、橋架部材4と扉8との間にスペー
スカバー7を介在し、スペースカバー7は、上側の橋架
部材4に軸支されるとともに、扉8を軸支し、スペース
カバー7の下側を一対の側板部材1、2に取着してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一対の側板部材
間の背面側に背板を橋架するとともに前面側に複数の橋
架部材を橋架し、これらの橋架部材間に扉を配設した分
電盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の分電盤として、特開平7-
274320号に示すものが存在する。このものは、対向する
一対の側板間に上下およびその中間の3つの橋架部材を
取着し、各橋架部材間に各々扉を回動自在に配設してい
る。なお、この分電盤は、裏面側にも橋架部材および扉
を配設して表裏両面から開閉自在なものとなっている。
【0003】したがって、鉄板を箱状に形成した分電盤
とは異なり、各部材を分割して設置現場に搬入すること
ができるので、重量が軽く搬入作業が一人でも行なえ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一番上
側の橋架部材でそのまま扉の上面を軸支する構造となっ
ているため、内部に収納される電気機器との関係で小型
の扉が取着される場合、下方向の長さを長くした橋架部
材を使用することとなり、そのため扉を外して幹線を挿
通する作業のときに橋架部材の内方に手を突っ込みにく
く、幹線の挿通作業が煩わしいものとなった。また、上
側の橋架部材を外して幹線の挿通作業を行なうことも考
えられるが、上側の橋架部材の一対の側板に対するねじ
の取着位置が高い位置にあるので、橋架部材を取り外す
手間がかかるという問題があった。
【0005】したがって、この発明の目的は、幹線の挿
通作業を容易にすることができる分電盤を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の分電盤
は、床から天井方向に立設する一対の側板部材と、電気
機器を取着して一対の前記側板部材の背面側に橋架され
た背板と、前記一対の側板部材の前面側に取着された上
側の橋架部材と、前記一対の側板部材の前面側で前記橋
架部材の下側に連続して配置されて前記橋架部材に抜き
差し自在に差込み結合するとともに前記一対の側板部材
に取着されたスペースカバーと、前記一対の側板部材の
前面側で前記スペースカバーよりも下側に所定の間隔を
おいて前記一対の側板部材に取着された下側の橋架部材
と、前記スペースカバーと前記下側の橋架部材とに軸支
された扉とを備えたものである。
【0007】請求項1記載の分電盤によれば、分電盤を
設置した後の上部から内部への幹線の挿通作業は、スペ
ースカバーを外した状態で行い、幹線を上側の橋架部材
に挿通させた後にスペースカバーを取着することで、従
来例と比較して幹線の挿通作業を容易にすることができ
る。特に、スペースカバーを上側の橋架部材に差込み結
合するとともに側板部材間に取着するので、スペースカ
バーを側板部材のみにねじにより締付け固定する場合と
比較して、取付け強度を損なうことなく、スペースカバ
ーの取付作業が容易になる。
【0008】請求項2記載の分電盤は、床から天井方向
に立設する一対の側板部材と、電気機器を取着して一対
の前記側板部材の背面側に橋架された背板と、互いの対
向面の両側に軸部または軸受部を有して前記一対の側板
部材の前面側に橋架される少なくとも上下2つの橋架部
材と、これらの各橋架部材の軸部または軸受部に対応す
る軸受部または軸部を有して前記橋架部材間に配設され
る扉とを備えた分電盤において、上側の前記橋架部材と
前記扉との間にスペースカバーを介在し、前記スペース
カバーは、前記上側の橋架部材の前記軸部または軸受部
に対応する軸受部または軸部を上側に形成して前記上側
の橋架部材に軸支されるとともに、前記扉の前記軸受部
または軸部に対応する軸部または軸受部を下側に形成
し、前記スペースカバーの下側を前記一対の側板部材に
取着したことを特徴とするものである。
【0009】請求項2記載の分電盤によれば、分電盤を
設置した後の上部から内部への幹線の挿通作業は、スペ
ースカバーを外した状態で行い、幹線を上側の橋架部材
に挿通させた後にスペースカバーを取着することで、従
来例と比較して幹線の挿通作業を容易にすることができ
る。特に、スペースカバーを軸支構造によって上側の橋
架部材に連結して下側を側板部材間に取着するので、ス
ペースカバーを側板部材のみにねじにより締付け固定す
る場合と比較して、取付け強度を損なうことなく、スペ
ースカバーの取付作業が容易になる。また橋架部材とス
ペースカバーとの軸支構造を仮にスペースカバーおよび
下側の橋架部材と扉との軸支構造と同構成にした場合に
は、部品の共通化を図ることも可能となる。
【0010】請求項3記載の分電盤は、請求項2におい
て、前記上側の橋架部材の下側に前記背板と平行に垂下
して一対の側板部材に両側が取着される舌片を設けると
ともに、前記スペースカバーの上側に前記舌片の表面側
に対向する対向片を設け、前記スペースカバーの上側の
前記軸受部または軸部を前記上側の橋架部材の前記軸部
または軸受部に軸支させたときに前記対向片を前方に押
圧して、前記スペースカバーまたは前記橋架部材の前記
軸部を前記橋架部材または前記スペースカバーの軸受部
の口縁の内面に接触させる突起部を前記舌片に設けてい
るものである。
【0011】請求項3記載の分電盤によれば、請求項2
と同様な効果のほか、スペースカバーの上側を橋架部材
に軸支させ下側を側板部材に取着したとき、スペースカ
バーと橋架部材との間の軸部が軸受部の口縁の内面に接
触すると同時に突起部が対向片に当接するので、軸部お
よび軸受部間のがたつきを防止することができる。
【0012】請求項4記載の分電盤は、請求項3におい
て、前記スペースカバーの上側と前記上側の橋架部材の
下側との対向面間が所定間隔離れているものである。
【0013】請求項4記載の分電盤によれば、請求項3
と同様な効果のほか、上側の橋架部材とスペースカバー
との対向面間の隙間および舌片と対向片との間の突起部
による隙間により、通気性を向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を図1か
ら図10により説明する。すなわち、この分電盤は、一
対の側板部材1、2と、背板3と、橋架部材4〜6と、
スペースカバー7と、扉8、9とを有する。
【0015】一対の側板部材1、2は、床から天井方向
に立設している。図2に示すように、下端はL字形の固
定具10により床に固定され、上端は例えば突張部材
(図示せず)により天井に固定する。
【0016】背板3は、電気機器11を取着して一対の
側板部材1、2の背面側に橋架されている。背板3に
は、電気機器11を含む内蔵部品が取付けられるもの
で、電気機器11には例えば主幹開閉器12や分岐開閉
器13等がある。
【0017】上下2つの橋架部材4、5は、互いの対向
面の両側に軸部または軸受部を有して一対の側板部材
1、2の前面側に橋架されている。上側の橋架部材4は
図5および図6に示すように、上側の一対の取付具15
および下側の一対の取付具16により側板部材1、2に
前面側に取付けられている。この橋架部材4は四角形平
板の周縁部を裏面側に折曲して側面部4a〜4dを形成
し、上側の側面部4aはその縁部より折返し片17を垂
下するとともに、側面部4aの両端にそれぞれ係止孔1
8を形成し、下側の側面部4cはその縁部より舌片19
を垂下するとともに側面部4cの両端に軸受部20を形
成し、舌片19の両端には図6に示すように、取付孔2
2と突起部取付孔23を形成している。突起部取付孔2
3には例えばプラスチックにより形成した例えば円錐台
形状の突起部24の脚24aを嵌着するもので、脚24
aは突起部取付孔23に圧入嵌着するための周溝を形成
し、脚24aの先端を先細に形成し、また例えば挿入を
容易にするための割り(図示せず)を先端に形成するこ
とができる。抜止めは係止爪や先端の熱融着等により行
なうことができる。
【0018】取付具15は垂直片15aと水平片15b
からなるたとえば金属製の略逆L字形をなし、ねじ(図
示せず)により側板部材1、2の前端部に取付けるため
垂直片15aにねじを挿通する取付孔15cを形成し、
水平片15bのコーナ部に橋架部材4の上側の側面部4
aが水平片15bに当接した状態で係止孔18に係止す
る突起15dを折曲により垂設し、かつ突起15dに係
止孔18を嵌合しやすくするため、突起15dの先端を
細くするとともに係止孔18をガイドするテーパ部15
eを形成している。
【0019】取付具16は例えば金属製の平板であっ
て、一側の上端寄りに縦寸法が短い取付片16aを前方
側に進出するように段曲げして一体に設けている。取付
具16の下端にねじ孔により形成した連結孔16cを形
成し、取付片16aに一対の取付孔16b、16dを形
成している。側板部材1、2の前端部は図7に示すよう
にその内側のやや引っ込んだ位置に受け部26を段設
し、受け部26にナット収納部26aを設け、ナット収
納部26aにナット27を収納している。ねじ28を取
付孔16b、16dに挿通しナット27にねじ込むこと
により取付具16が取付けられる。取付具15の取付け
についても上記と同様の構成で受け部26にねじにより
取付けられている。またねじ孔で形成した連結孔16c
に橋架部材4の取付孔22を整合しねじ30を取付孔2
2に通して連結孔16cにねじ込んでいる。すなわち、
橋架部材4の取付けは、係止孔18を突起15dに嵌合
しながら取付孔22を連結孔16cに合わせねじ30に
より締付けて行なう。
【0020】下側の橋架部材5は、図9に示すように四
角形平板の周縁部を裏面側に折曲した側面部5a〜5d
を形成し、上側の側面部5aには縁部より立上片5eを
折曲し、さらに立上片5eの縁部に内方折曲片5fを折
曲し、一方下側の側面部5cの縁部に垂下片5gを形成
している。側面部5aには図9に示すように正面側から
みて右側に軸部32を設けた軸保持体33をねじ34に
より取付け、立上片5eには両端部に取付孔35を形成
し、内方折曲片5fには一端に軸受部36を形成し、下
側の側面部5cに軸受部37を設け、垂下片5gに一対
の取付孔38を形成している。取付孔35、38は橋架
部材4の取付けに用いられた取付具16と同構造の取付
具16により側板部材1、2の受け部26のほぼ中央高
さに取付けられている。
【0021】その他の橋架部材6は側板部材1、2の下
端部に取付けられる。この橋架部材6は、図10に示す
ように四角形平板の周辺部より裏面側に折曲した側面部
6a〜6dを形成し、上側の側面部6aの縁部に立上片
40を形成し、下側の側面部6cの縁部に立上片41を
形成している。側面部6aには橋架部材5に取付けた軸
保持体33と同構造の軸部32を有する軸保持体33が
ねじ34により取付けられ、立上片40には取付孔43
が形成され、側面部6cには立上片41の位置する取付
部に係止孔44を形成している。側板部材1、2に取付
ける取付具16′は図9に示す取付具16の連結孔16
cと反対側の端部に横片47を前方に向けて折曲し、そ
のコーナ部に突起15dと同様の突起48を折曲してあ
り、突起48の先端にはテーパ部15eに対応するテー
パ部48aを形成している。取付具16′のその他の構
造は取付具16と同様であるので共通部分に同一符号を
付している。この取付具16′も取付具16と同様に側
板部材1、2の受け部26に取付けられるが、その位置
は下端部である。橋架部材6の取付けは、係止孔44を
突起48に嵌合し、立上片40の取付孔43をねじ孔で
ある取付孔16cに合わせ、ねじ(図示せず)を通して
締付ける。
【0022】扉8は、橋架部材4、5の軸部または軸受
部に対応する軸受部または軸部を有して橋架部材4、5
間に配設され、スペースカバー7は、上側の橋架部材4
と扉8との間に介在される。すなわち、スペースカバー
7は、図8に示すように上側の橋架部材4の軸受部20
に対応する軸部32を上側の両端に形成して上側の橋架
部材4に嵌合され、これによりスペースカバー7を橋架
部材4に抜き差し自在に差込み結合するとともに、扉8
の軸部76に対応する軸受部56をスペースカバー7の
下側に形成し、さらにスペースカバー7の下側を一対の
側板部材1、2に取着している。実施の形態のスペース
カバー7は、図8に示すように四角形平板の周辺に裏面
側に折曲した側面部7a〜7dを形成し、上側の側面部
7aの縁部に対向片73を折曲垂下するとともに、側面
部7aの両端に軸部32を有する軸保持体33をねじ3
4により取付け、下側の側面部7cの縁部より垂下片5
8を折曲垂下し、垂下片58の下端より内方に折曲した
折曲片59を設けている。側面部7cの両端部には一対
の軸受部56を形成し、垂下片58の両端部に取付孔を
形成し、折曲片59の両端部にも一対の軸受部60を形
成している。スペースカバー7を取付けるため図2に示
すように側板部材1、2の橋架部材4を取付ける取付具
16の下側の位置の受け部26に同構造の取付具16を
取付けている。スペースカバー7の取付けは、軸部32
を橋架部材4の軸受部20に嵌合し、取付孔を取付具1
6のねじ孔である連結孔16cに合わせてねじにより締
付け固定する。
【0023】この場合、上側の橋架部材4の下側に背板
3と平行に垂下して一対の側板部材1、2に両側が取着
される前記した舌片19を設けるとともに、スペースカ
バー7の上側に舌片19の表面側に対向する前記した対
向片73を設け、スペースカバー7の上側の軸部32を
上側の橋架部材4の軸受部20に軸支させたときに、舌
片19に設けた突起部24により、対向片73を前方に
押圧して図7に示すように、スペースカバー7の軸部5
5を橋架部材4軸受部20の口縁の内面に接触させるよ
うに構成している。また図4に示すように、スペースカ
バー7の上側と上側の橋架部材4の下側との対向面間が
所定間隔離れて隙間70を形成している。
【0024】扉8は、図4に示すように上方向に突出し
てスペースカバー7の軸受部56に嵌合する軸部76を
軸装置71に上下移動自在に保持し、軸部76が扉8の
回動中心位置の上端部に位置するように、軸装置71を
ねじ72により取付け、さらに軸部76をばね71aに
より上方向に付勢している。扉8の回動中心位置の下端
部には架橋部材5の軸部32に軸支する軸受部を設けて
いる。また電気機器11に操作部を操作可能にする開口
66を設けた中扉61を扉8の内側に位置し、その回動
中心の上下端部に軸部76が位置するように軸装置71
を取付け、軸部76をスペースカバー7の軸受部60お
よび橋架部材5の軸受部36に軸支している。
【0025】扉9は、橋架部材5、6の間に軸支される
もので、扉9の回動中心の上端部に上方向に突出付勢さ
れた軸部76を設けた軸装置71を取付け、回動中心の
下端部に軸受部を設け、軸部76を橋架部材5の軸受部
37に軸支し、軸受部を橋架部材6の軸部32に軸支し
ている。これにより、扉8、9および中扉61は着脱自
在に取付けられることとなる。なお65は扉8、9およ
び中扉61に設けられた止め具付きハンドルである。
【0026】この実施の形態によれば、分電盤を設置し
た後の上部から内部への幹線の挿通作業は、スペースカ
バー7を外した状態で行い、幹線を上側の橋架部材4に
挿通させた後にスペースカバー7を取着することで、従
来例と比較して幹線の挿通作業を容易にすることができ
る。特に、スペースカバー7を抜き差し自在な差込み結
合となる軸支構造によって上側の橋架部材4に連結して
下側を側板部材1、2間に取着するので、スペースカバ
ー7を側板部材4のみにねじにより締付け固定する場合
と比較して、取付強度を損なうことなく、スペースカバ
ー7の取付作業が容易になる。また橋架部材4とスペー
スカバー7との軸支構造を仮にスペースカバー7および
下側の橋架部材5と扉8との軸支構造と同構成にした場
合には、部品の共通化を図ることも可能となる。
【0027】従来のように、上側の橋架部材4からスペ
ースカバー7までの大きさの橋架部材を取着した場合、
幹線を挿通させるときに手を橋架部材の内方に突っ込み
にくく、幹線を挿通させる作業が困難であった。また、
上側の橋架部材4は最上端に位置しているので、一対の
側板部材1、2から外すには、高い位置のねじを外す必
要があり、作業が煩わしいものであった。
【0028】またスペースカバー7の上側を橋架部材5
に軸支させ下側を側板部材1、2に取着したとき、スペ
ースカバー7と橋架部材5との間の軸部32が軸受部2
0の口縁の内面の手前側に接触すると同時に突起部24
が対向片73に当接するので、軸部32および軸受部2
0間のがたつきを防止することができる。
【0029】さらに、上側の橋架部材5とスペースカバ
ー7との対向面間の隙間70および舌片19と対向片7
3との間の突起部24による隙間により、通気性を向上
させることができる。
【0030】また、橋架部材4と、スペースカバー7と
扉8の軸支関係を上記のように構成しているため、扉9
の高さを大きくする場合には、スペースカバー7を省略
して扉9の上側を直接橋架部材4に軸支させることは可
能である。
【0031】なお、橋架部材4に軸受部20を設け、こ
れに嵌合するスペースカバー7の上側に軸部32を設
け、またスペースカバー7の下側に軸受部56を設け、
これに軸支する扉8の上側に軸部76を設け、扉8の下
側に軸受部を設け、橋架部材5に扉8は下側の軸受部に
対応する軸部32を設けたが、軸支関係の軸部と軸受部
を全体的または部分的に互いに反対にして、例えば橋架
部材4に軸部を設けスペースカバー7の上側に軸受部を
設け、スペースカバー7の下側に軸部を設け、扉8の上
側に軸受部を設け、扉8の下側に軸部を設け、橋架部材
5に軸受部を設ける構成にしてもよい。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の分電盤によれば、分電盤
を設置した後の上部から内部への幹線の挿通作業は、ス
ペースカバーを外した状態で行い、幹線を上側の橋架部
材に挿通させた後にスペースカバーを取着することで、
従来例と比較して幹線の挿通作業を容易にすることがで
きる。特に、スペースカバーを上側の橋架部材に差込み
結合するとともに側板部材間に取着するので、スペース
カバーを側板部材のみにねじにより締付け固定する場合
と比較して、取付け強度を損なうことなく、スペースカ
バーの取付作業が容易になる。
【0033】請求項2記載の分電盤によれば、分電盤を
設置した後の上部から内部への幹線の挿通作業は、スペ
ースカバーを外した状態で行い、幹線を上側の橋架部材
に挿通させた後にスペースカバーを取着することで、従
来例と比較して幹線の挿通作業を容易にすることができ
る。特に、スペースカバーを軸支構造によって上側の橋
架部材に連結して下側を側板部材間に取着するので、ス
ペースカバーを側板部材のみにねじにより締付け固定す
る場合と比較して、取付け強度を損なうことなく、スペ
ースカバーの取付作業が容易になる。また橋架部材とス
ペースカバーとの軸支構造を仮にスペースカバーおよび
下側の橋架部材と扉との軸支構造と同構成にした場合に
は、部品の共通化を図ることも可能となる。
【0034】請求項3記載の分電盤によれば、請求項2
と同様な効果のほか、スペースカバーの上側を橋架部材
に軸支させ下側を側板部材に取着したとき、スペースカ
バーと橋架部材との間の軸部が軸受部の口縁の内面に接
触すると同時に突起部が対向片に当接するので、軸部お
よび軸受部間のがたつきを防止することができる。
【0035】請求項4記載の分電盤によれば、請求項3
と同様な効果のほか、上側の橋架部材とスペースカバー
との対向面間の隙間および舌片と対向片との間の突起部
による隙間により、通気性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の扉を開いた状態の斜
視図である。
【図2】図1の扉、橋架部材およびスペースカバーを外
した状態の斜視図である。
【図3】図1で扉を閉じた状態の斜視図である。
【図4】その部分拡大断面図である。
【図5】上側の橋架部材と取付具を示す斜視図である。
【図6】上側の橋架部材を上方に見上げた斜視図であ
る。
【図7】上側の橋架部材の取付状態の部分横断面図であ
る。
【図8】スペースカバーの斜視図である。
【図9】下側の橋架部材と取付具を示す斜視図である。
【図10】最下側の橋架部材と取付具を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 側板部材 2 側板部材 3 背板 4 橋架部材 5 橋架部材 7 スペースカバー 8 扉 11 電気機器 19 舌片 20、36 軸受部 37、56 軸受部 24 突起部 32、55 軸部 70 隙間 73 対向片

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床から天井方向に立設する一対の側板部
    材と、電気機器を取着して一対の前記側板部材の背面側
    に橋架された背板と、前記一対の側板部材の前面側に取
    着された上側の橋架部材と、前記一対の側板部材の前面
    側で前記橋架部材の下側に連続して配置されて前記橋架
    部材に抜き差し自在に差込み結合するとともに前記一対
    の側板部材に取着されたスペースカバーと、前記一対の
    側板部材の前面側で前記スペースカバーよりも下側に所
    定の間隔をおいて前記一対の側板部材に取着された下側
    の橋架部材と、前記スペースカバーと前記下側の橋架部
    材とに軸支された扉とを備えた分電盤。
  2. 【請求項2】 床から天井方向に立設する一対の側板部
    材と、電気機器を取着して一対の前記側板部材の背面側
    に橋架された背板と、互いの対向面の両側に軸部または
    軸受部を有して前記一対の側板部材の前面側に橋架され
    る少なくとも上下2つの橋架部材と、これらの各橋架部
    材の軸部または軸受部に対応する軸受部または軸部を有
    して前記橋架部材間に配設される扉とを備えた分電盤に
    おいて、 上側の前記橋架部材と前記扉との間にスペースカバーを
    介在し、前記スペースカバーは、前記上側の橋架部材の
    前記軸部または軸受部に対応する軸受部または軸部を上
    側に形成して前記上側の橋架部材に軸支されるととも
    に、前記扉の前記軸受部または軸部に対応する軸部また
    は軸受部を下側に形成し、前記スペースカバーの下側を
    前記一対の側板部材に取着したことを特徴とする分電
    盤。
  3. 【請求項3】 前記上側の橋架部材の下側に前記背板と
    平行に垂下して一対の側板部材に両側が取着される舌片
    を設けるとともに、前記スペースカバーの上側に前記舌
    片の表面側に対向する対向片を設け、前記スペースカバ
    ーの上側の前記軸受部または軸部を前記上側の橋架部材
    の前記軸部または軸受部に軸支させたときに前記対向片
    を前方に押圧して、前記スペースカバーまたは前記橋架
    部材の前記軸部を前記橋架部材または前記スペースカバ
    ーの軸受部の口縁の内面に接触させる突起部を前記舌片
    に設けている請求項2記載の分電盤。
  4. 【請求項4】 前記スペースカバーの上側と前記上側の
    橋架部材の下側との対向面間が所定間隔離れている請求
    項3記載の分電盤。
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KR101774018B1 (ko) 2016-02-18 2017-09-01 진성전기(주) 디지털 감지센서 모듈을 구비하는 수배전반

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