JP2004149072A - 車両用ディスプレイ装置の取付け具 - Google Patents
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Abstract
【課題】天井に別途加工を施すことなく簡単に取付けることができ、しかもディスプレイ用ケーブルが外部に現れず設置外観に優れたディスプレイ装置の取付け具を提供する。
【解決手段】車両用ディスプレイ装置(M)を車両の天井(W)に吊下状態で取付ける取付け具(A1)であって、車両用のルームランプ部(45)を有する取付け具本体(1)と、取付け具本体(1)に支持されてディスプレイ装置(M)を吊持する吊持部(2)とを備え、前記取付け具本体(1)は、既設のルームランプ装置取付け用天井フレーム(F)に対して該既設ルームランプ装置の取付位置に取付け具本体(1)を装着するための接続板(11)を有しており、既設ルームランプ装置の取付位置に形成された天井穴(Tn)から導入されたディスプレイ用ケーブル(Tc)が取付け具本体(1)内を通って取付け具本体(1)に吊持されるディスプレイ装置(M)に接続されるようになっていることを特徴とする。
【選択図】 図2
【解決手段】車両用ディスプレイ装置(M)を車両の天井(W)に吊下状態で取付ける取付け具(A1)であって、車両用のルームランプ部(45)を有する取付け具本体(1)と、取付け具本体(1)に支持されてディスプレイ装置(M)を吊持する吊持部(2)とを備え、前記取付け具本体(1)は、既設のルームランプ装置取付け用天井フレーム(F)に対して該既設ルームランプ装置の取付位置に取付け具本体(1)を装着するための接続板(11)を有しており、既設ルームランプ装置の取付位置に形成された天井穴(Tn)から導入されたディスプレイ用ケーブル(Tc)が取付け具本体(1)内を通って取付け具本体(1)に吊持されるディスプレイ装置(M)に接続されるようになっていることを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の天井に液晶テレビジョン受像機(テレビという)やDVD再生装置等のディスプレイ装置を取り付けるためのディスプレイ装置の取付け具に関する。
【0002】
【従来の技術】
車載用液晶テレビ等のディスプレイ装置は、設置スペース等の面から車内への設置方法がいろいろ検討されているが、その中で後部シートに着席した複数の人に一様に画面を見やすくさせることを配慮してディスプレイ装置を自動車の天井に吊り下げ状態に取り付けることが好まれている。
【0003】
従来では、例えばテレビを保持する保持金具等を用意し、この保持金具を直接、天井側の内張り材の内側リブに対してねじにより固定する方法が一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この保持金具を車両の天井に所定間隔で配設されている天井補強リブにねじ止めするには、天井面に新たなねじ孔やケーブル用孔等を形成しなければならない煩わしさがあるうえ、前記天井補強リブの設置箇所は車種によってまちまちであり、天井補強リブのある個所に狙いを定めて的確にねじ止めするのもなかなか難しい。また、傷つけることになるので、自分の車の天井側に新たな加工を施すこと自体を嫌がるユーザも少なくない。
【0005】
なお、天井への新たな加工を最小限にするために、従来、特開2000−272431号公報等に示されるように、その両端部に通孔が形成された梁部材を天井の内張りに沿って横断するように配設し、この梁部材の通孔に取り付けられたねじにより梁部材の両端部をアシストグリップにそれぞれ固定し、梁部材にディスプレイ装置を支持させる技術も案出されているが、この場合は、梁部材等のためにディスプレイ装置の取付け構造が大がかりになってしまい、ディスプレイ装置の取り付けに手間がかかるのが避けられないだけでなく、梁部材が室内側に現われて外観的にも悪いという問題があった。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−272431号公報
【0007】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、天井に別途加工を施すことなく、天井に設けられた既設装置の取付構造を利用して簡単な構成で容易にしかも車両に傷つけることもなく外観的に美しい状態でディスプレイ装置を天井に吊り下げ状に取付けることができるディスプレイ装置の取付け具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
「請求項1」に記載のディスプレイ装置の取付け具(A1)[第1実施例]は、「車両用ディスプレイ装置(M)を車両の天井(W)に吊り下げ状態で取り付けるための車両用ディスプレイ装置(M)の取付け具(A1)であって、車両用のルームランプ部(45)を有する取付け具本体(1)と、
取付け具本体(1)に支持されてディスプレイ装置(M)を吊持する吊持部(2)とを備え、
前記取付け具本体(1)は、既設のルームランプ装置取付け用天井フレーム(F)に対して該既設ルームランプ装置の取付位置に取付け具本体(1)を装着するための接続板(11)を有しており、
既設ルームランプ装置の取付位置に形成された天井穴(Tn)から導入されたディスプレイ用ケーブル(Tc)が取付け具本体(1)内を通って取付け具本体(1)に吊持されるディスプレイ装置(M)に接続されるようになっている」ことを特徴とする。
【0009】
このディスプレイ装置の取付け具(A)によれば、天井フレーム(F)から既設のルームランプ装置を取り外し、その天井フレーム(F)に接続板(11)を、例えばねじ止めすることにより、取付け具本体(1)が天井(W) に固定され、この状態で吊持部(2)にディスプレイ装置(M)を吊持させれば、該ディスプレイ装置(M)が取付け具本体(M)を介して天井(W)に吊持されることになる。そして、既設のルームランプ装置用の天井穴(Tn)を利用してディスプレイ用ケーブル(Tc)を取付け具本体(1)内に引き込み、更にこのディスプレイ用ケーブル(Tc)を取付け具本体(1)に吊持されたディスプレイ装置(M)に接続することでディスプレイ用ケーブル(Tc)が外に見えず、外観よくディスプレイ装置の取付け具(A)を天井(W)に取り付けることができる。
【0010】
つまり、天井内張り(Wa)に別途ねじ孔等を加工したり、梁部材等を横断させることなく、既設のルームランプ装置取付け用の天井フレーム(F)を利用してディスプレイ装置(M)を容易に天井(W)に取付けることが可能となる。
【0011】
「請求項2」に記載のディスプレイ装置の取付け具(A2)[第2実施例]は、「車両用ディスプレイ装置(M)を車両の天井(W)に吊り下げ状態で取り付けるための車両用ディスプレイ装置(M)の取付け具(A2)であって、
横長状に形成され、その長手方向の一端(1a)側にルームランプ部(45)が配備され、他端(1b)側にルームランプ操作スイッチ部(50)が配備された取付け具本体(1)と、
前記ルームランプ操作スイッチ部(50)とルームランプ部(45)との間に配設された吊持部(2)とを備え、
前記取付け具本体(1)は、既設のルームランプ装置取付け用天井フレーム(F)に対して該既設ルームランプ装置の取付位置に取付け具本体(1)の一端(1a)側を装着するための接続板(111)と、ルームランプ操作スイッチ部(45)の取付位置に取付け具本体(1)の他端(1b)側を装着するための接続板(112)を有しており、
既設ルームランプ装置の取付位置又はルームランプ操作スイッチ部(45)に形成された天井穴(Tn)から導入されたディスプレイ用ケーブル(Tc)が取付け具本体(1)内を通ってディスプレイ装置(M)に接続されるようになっている」ものである。
【0012】
このディスプレイ装置の取付け具(A2)によれば、前記請求項1の作用に加えて取付け具本体(1)の長手方向の両端側(1a)(1b)の2点が天井フレーム(F)に固定され、その固定部間に位置してディスプレイ装置(M)が吊持されるので、ディスプレイ装置(M)が大形化・大重量化した場合でも、支持強度に不安のない取付け状態が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。図1は本発明の一実施形態にかかる車両用ディスプレイ装置の取付け具(A1)を示す組立て斜視図、図2は同じくディスプレイ装置の取付け具(A1)を示す分解斜視図、図3は同じくディスプレイ装置の取付け具(A1)を示す一部破断底面図である。
【0014】
図1〜図3おいて、このディスプレイ装置の取付け具(A1)は、概ね取付け具本体部(1)と、テレビ等のディスプレイ装置(M)の吊持部(2)とから構成されている。
【0015】
前記取付け具本体(1)は、接続板(11)と、この接続板(11)の下面側を覆うカバー(21)とを備えており、既設のルームランプ装置(図示せず)を取り外し、その取り外し跡において、天井(W)の内張り(Wa)の内側に配備されているルームランプ装置取付け用天井フレーム(F)を利用して固定されるようになっている。なお、上記天井フレーム(F)には内張り(Wa)の内側に沿って配線されている電源ケーブル(PC)やディスプレイ用ケーブル(TC)が引き込まれている。
【0016】
前記接続板(11)は、例えば金属板等を所定の形に折り曲げて平面形状略矩形に形成されており、所定の箇所には、前記天井フレーム(F)側のねじ孔(Fa)に螺合する複数の固定ねじ(12)にそれぞれ対応する複数のねじ挿通孔(13)、更にはカバー取付ねじ(14)に螺入される複数のねじ孔(15)が形成されている。なお、天井フレーム(F)と接続板(11)との間には、ねじ(12)に挿通されるスペーサ(16)が介在されている。
【0017】
前記本体カバー(21)は、例えば合成樹脂から略逆ドーム形に形成されており、その底壁下面には、天井(W)側へ向かって凹入する凹所(22)が形成されており、この凹所(22)の底壁下面には、前記カバー取付ねじ(14)が挿入される複数の孔部(23)が形成されている。
【0018】
更に、本体カバー(21)の底壁下面の略中央部位には、ルームランプ(L)の配設孔(24)、ランプ通電用端子片(25)(26)の各外端部(25a)(26a)がそれぞれ挿入される孔(27)(28)、さらには端子片固定ねじ(29)(29)がそれぞれ挿入されるねじ孔部(30)(30)等が形成されている。
【0019】
ランプ通電用端子片(25)(26)には、図4にも示すように、それぞれ固定ねじ挿通孔(25b)(26b)が形成されている。一方のランプ通電用端子片(25)の内端部(25c)は、逆U字形に形成されるとともに、ルームランプ(L)の一端電極部(La)を保持する保持孔(25d)が形成されており、また、他方のランプ通電用端子片(26)の内端部(26c)には、ルームランプ(L)の他端電極部(Lb)を保持する円形の保持孔(26d)が形成されている。
【0020】
上記一方の保持孔(25)の下端には、図5に示すように長孔状の挿入ガイド部(25e)が形成されて全体として鍵孔状になっており、ルームランプ(L)を下方から押し込んで装着する際に一端電極部(La)を保持孔(25d)に挿入させ易くしてある。なお、前記通電用端子片(25)(26)の各外端部(25a)(26a)には、前記電源ケーブル(PC)に電気的に接続されるリード線(31)(32)がそれぞれ接続されている。
【0021】
前記一方の端子片(25)は、図4に示すように、その外端部(25a)及び内端部(25c)をルームランプ(L)の配設孔(24)及び孔(27)にそれぞれ挿入した状態で固定ねじ(29)をねじ孔部(30)にねじ込むことにより前記凹所(22)の底壁に固定され、他方の端子片(26)も図4に示すように、その外端部(26a)及び内端部(26c)をルームランプ(L)の配設孔(24)及び孔(28)にそれぞれ挿入した状態で固定ねじ(29)をねじ孔部(30)にねじ込むことにより前記凹所(22)の底壁に固定される。
【0022】
ルームランプ(L)は、その他端電極部(Lb)を他方の端子片(26)の内端部(26a)における保持孔(26c)に挿入し、その一端電極部(La)を一方の端子片(25)の内端部(25a)における保持孔(25c)に挿入することにより両端子片(25)(26)の各内端部(25c)(26c)間に装着される。なお、この例では、専用のルームランプ(L)を用いるようになっているが、既設のルームランプ装置を装着できるようにしてもよい。
【0023】
前記凹所(22)の開口は、ルームランプ(L)からの光を外部に放射させる透光性カバー(40)で覆われている。この透光性カバー(40)は、例えばポリプロピレン樹脂等の透光性材から略盆形に形成されており、その前端面には、図6に示すように、凹所(22)の前側内壁に形成されている嵌合孔(41)(41)に挿脱可能に嵌入される凸部(42)(42)が一体形成される一方、その後端面には、凹所(22)の後側内面に形成れた係合孔(43)(43)に係脱可能に係合する係合突起(44)(44)が一体形成されている。
【0024】
透光性カバー(40)は、例えば前記凸部(42)(42)をカバー(21)側の嵌合孔(41)(41)に嵌入した状態で、該凸部(42)(42)側を中心にして図6の矢印方向へ押し込み操作すれば、係合突起(44)(44)が係合孔(43)(43)に係合されてカバー(21)に装着される。透光性カバー(40)を上記とは逆方向へ引き抜き操作することにより、係合突起(44)(44)と係合孔(43)(43)の係合が解除されてカバー(21)から容易に取り外すことが可能である。勿論、透光性カバー(40)の装着構造は、任意の構成を採用可能である。
【0025】
この透光性カバー(40)、前記ルームランプ(L)、端子片(25)(26)、さらには配設孔(24)および孔(27)(28)等により、ルームランプ部(45)が構成されている。
【0026】
前記カバー(21)には、例えば凹所(22)の後部に位置して、ルームランプ操作スイッチ部(50)が配備されている。
【0027】
このルームランプ操作スイッチ部(50)は、例えば図6に示すように、前記カバー(21)の内側のボス部(51)にねじ(52)により固定されたプリント配線基板(53)と、配線基板(51)に装着されたスライドスイッチ(54)と、このスイッチ(54)の操作ボタン(55)とからなり、前記操作ボタン(55)を前記カバー(21)に形成されているスライドガイド孔(56)から外部に突出させてある。ルームランプ(L)は、この操作ボタン(56)によるスライドスイッチ(54)の操作でOFF(消灯)、ON(点灯)、自動車のドアの開放状態でON(点灯)のいずれかに選択される。
【0028】
なお、前記配線基板(53)には、天井フレーム(F)側の電源コード(PC)の先端に設けられて雄コネクタ(図2)(Ca)が接続される雌コネクタ(57)が設けられており、また、所定接続位置には、前記リード線(31)(32)の各他端が接続されている。
【0029】
前記吊持部(2)は、前記カバー(21)の後部中央に形成された空所(60)を挟む左右両側方に位置する一対のブラケット(61)(61)と、空所(60)に突出する左右一対のシャフト(63)(63)と、シャフト(63)に支持された吊持基体(64)と、吊持基体締め付け保持手段(65)と、L形ステー(66)及びスライドブロック(81)等から構成されている。
【0030】
ブラケット(61)(61)は、前記接続板(11)の後部中央部位に固定ねじ(68)(68)によりそれぞれ固定されており、これらブラケット(61)(61)に前記シャフト(63)(63)の各基端側をそれぞれ支持させてある。
【0031】
吊持基体(64)は、例えば縦長矩形状の金属板を折り曲げたものからなり、図7に示すように、その一端部(64a)はシャフト(63)(63)を略C字形に抱き持ちしてから折り返されており、その抱き持ち部(64b)がシャフト(63)(63)に回動可能に枢支される枢支用基端部として構成されている。
【0032】
吊持基体締め付け保持手段(65)は、図7に示すように、前記吊持基体(64)の折り返し部(64a)とその対向部位(64c)の略中央部に形成されているボルト孔(69)と、このボルト孔(69)に螺入される締め付け用の六角孔付きボルト(70)およびワッシャ(71)等からなり、締め付け用ボルト(70)を螺動操作して折り返し部(64a)とその対向部位(64c)とを締め付けることにより、吊持基体(64)がシャフト(63)(63)に固定される。この締め付け力を緩めれば(或いは適当な締め付け力で締め付ければ)、吊持基体(64)の回動変位位置を変更することができる。なお、ボルト(70)は六角孔付きのものに限らないが、六角孔付きボルト(70)を採用すると、天井(W)に近い狭い作業空間において、締め付け力の加減調整をL形の六角レンチを使って容易に行える。
【0033】
L形ステー(66)の基端片部(66a)には、吊持基体(64)の先端部(64e)に形成されているねじ挿通孔(72)に対応する挿通孔(73)が形成されている。L形ステー(66)の基端片部(66a)を吊持基体(64)の先端部(64e)に重ねた状態で、上記ねじ挿通孔(72)(73)に挿通した固定ねじ(74)とナット(75)とにより締め付けることにより、L形ステー(66)の基端部(66a)が吊持基体(64)の先端部(64e)に固定される。勿論、両者(64)(66)を一体化した構成も可能である。
【0034】
ディスプレイ装置(M)には、図8に示すように、その背面に横断面形状がT字形の係合溝部(N)が上下方向へ沿って形成されており、この係合溝部(N)には、横断面形状がT字形のスライドブロック(81)が嵌入されている。スライドブロック(81)には、図9に示すように、複数のねじ孔(83)が形成されている。このねじ孔(83)は、L形ステー(66)の先端片部(66b)の孔(67)の位置に対応するように、上下方向で複数箇所に配されている。上記孔(67)に挿通したねじ(82)(82)をそれぞれ対応するねじ孔(83)(83)にねじ込めば、スライドブロック(81)とL形ステー(66)の先端片部(66b)とが相対的に近づいてディスプレイ装置(M)の背面壁(Ma)を挟着するようになっている。
【0035】
勿論、前記係合溝部(N)に限らず同等に機能する係合部材をディスプレイ装置(M)を設けてもよく、また、吊持部(2)についても、ディスプレイ装置(M)側の係合構造に対応可能な構成であれば、上記の例に限定されるものではない。
【0036】
次に、上記構成の取付け具(A)の使用手順を説明する。まず、この取付け具(A)における取付け具本体(M)を天井(W)側に取り付けるに先立って、天井(W)に装備されている既存のルームランプ装置を天井フレーム(F)から外し、それに使用されていたルームランプ(L)を取り外しておく。
【0037】
この既存のルームランプ装置が設置されていた場所には配線孔(Tn)が形成されており、天井フレーム(F)が配線孔(Tn)から覗いており、当該部分に既存のルームランプ装置のネジ孔(Fa)が露出している。
【0038】
次いで、本実施例の取付け具(A)の接続板(11)と天井フレーム(F)との間にスペーサ(16)を介在し、この接続板(11)を天井フレーム(F)にねじ(12)により固定する。続いて、カバー(21)をねじ(14)により接続板(11)に固定した後、天井(W)の内張り(Wa)に穿設されている配線孔(Tn)を通ってカバー(21)側に引き出されている電源ケーブル(PC)の雄コネクタ(Ca)を雌コネクタ(57)に差し込む。
【0039】
ディスプレイ用ケーブル(TC)は車両のバッテリーから引き出され、車体から天井(W)の内張り(Wa)の裏側を通って配線孔(Tn)に至り、電源ケーブル(PC)と同様、カバー(21)側に引き出されている。
【0040】
そして、既設のルームランプ装置から取り外したルームランプ(L)を一対の端子片(25)(26)間に押し込んで保持させた後(勿論、初めから実施例の取付け具(A)に組み込まれていてもよい。)、前記透光性カバー(40)をカバー(21)に装着する。これにより、カバー(21)及び透光性カバー(40)等が接続板(12)を介して前記天井フレーム(F)に固定される。
【0041】
このように、取付け具本体(1)が既設のルームランプ装置取付け用天井フレーム(F)にねじ(12)により固定される接続板(11)を有しているので、既存のルームランプ装置を天井フレーム(F)から取り外し、その代わりにこの取付け具(A)を天井フレーム(F)に取り付けることができる。つまり、内張り(Wa)等の天井(W)側に新たにねじ孔などの加工を施したり、車内を横断する梁部材等を設けたりしなくても、簡単にこの取付け具(A)を介してディスプレイ装置(M)の取り付けが可能となる。
【0042】
取付け具本体(1)が天井(W)側に取り付けられた状態でディスプレイ装置(M)を吊持部(2)に装着する。その時、吊持部(2)における吊持基体(64)の先端部(64e)が図7に示すように、略水平になるように該吊持基体(64)を起立させる。そして、前記L形ステー(66)の基端片部(66a)を図7に示すようにねじ(74)とナット(75)により吊持基体(64)の先端部(64e)に固定する。
【0043】
一方、ディスプレイ装置(M)の係合溝部(N)にスライドブロック(81)を嵌入した状態で、L形ステー(66)の孔(67)に挿通したねじ(82)を前記スライドブロック(81)のねじ孔(83)にねじ込めば、ディスプレイ装置(M)の係合溝部(N)における背面壁(Ma)が前記スライドブロック(81)とL形ステー(66)の先端片部(66b)との間で挟着され、これによりディスプレイ装置(M)が前記吊持基体(64)に吊持される。この時、ディスプレイ用ケーブル(TC)をディスプレイ装置(M)の所定部所に接続する。
【0044】
これにより、ディスプレイ装置(M)が図1及び図8に示すように、天井(W)に吊持される。ディスプレイ装置(M)の角度は前記ボルト(70)を緩めて吊持基体(64)と共に前後方向へ回動して調整すればよい。続いて、前記ディスプレイ用ケーブル(TC)をディスプレイ装置(M)の端子に接続する。
【0045】
前記取付け具本体(1)には、ルームランプ部(45)及びルームランプ操作スイッチ部(50)が配備されているので、スライドスイッチ(54)の操作ボタン(55)を操作すれば、ルームランプ(L)のOFF、ON、ドア開放でONの状態を選択することができる。
【0046】
なお、ディスプレイ装置(M)を使わない時は、ディスプレイ装置(M)をシャフト(63)を中心にして回動して図1の鎖線で示す位置に納めることができる。
【0047】
次に、本発明の他の実施形態を図面に基づいて説明する。図10は、本発明の他の実施形態にかかるディスプレイ装置の取付け具を示す斜視図であり、図1〜図3と同一もしくは相当する部所には、同一符合を付して詳しい説明を省略する。
【0048】
図10において、前記取付け具本体(1)は、横長状に形成されており、その長手方向の一端側(1a)にルームランプ部(45)が配設され、他端側(1b)にルームランプ操作スイッチ部(50)が配設されており、これらルームランプ部(45)とルームランプ操作スイッチ部(50)との間に前記吊持部(2)が配備されている。
【0049】
前記取付け具本体(1)は、ルームランプ部(45)及びルームランプ操作スイッチ部(50)の二個所に対応する部位が天井フレーム(F)に対する固定部となる接続板(111)(112)[取付け具(A1)の接続板(11)に相当する]が配設されている。
【0050】
この取付け具(A2)においては、前記実施形態(A1)と同様の効果を奏するうえ、ルームランプ部(45)及びルームランプ操作スイッチ部(50)の二か所に対応する部位を天井フレーム(F)に対する固定部としてあるので、ディスプレイ装置(M)が両持ち状態で取り付けられ、このため大型化して重くなった場合でも安定した取り付け状態を得ることができる。
【0051】
なお、前記各実施形態では、接続板(11)が天井フレーム(F)にねじ止めされるもので説明したが、接続板(11)を天井フレーム(F)に対して係脱可能な係合手段により係合・固定させる場合にも適用可能である。
【0052】
【発明の効果】
以上のように請求項1の発明によれば、ルームランプ部を有し、且つディスプレイ装置の吊持部を支持する取付け具本体を既存のルームランプ装置取付け用天井フレームに、該ルームランプ装置と取付けの互換性を持たせるための接続板を介して取り付けるようにしたから、天井側に別途ねじ孔などを加工したり、梁部材等を横断させたりしなくても、既設のルームランプ装置を取り外してその跡にディスプレイ装置を容易に吊持させることができる。しかもこのように、既設のルームランプ装置の取り外し位置を利用して取付け具本体を車両の天井に装着することができるので、既設のルームランプ装置の取り外し位置に穿設されている配線孔を利用してディスプレイ用ケーブルを取付け具本体内に引き出すことができ、これを取付け具本体に吊持されたディスプレイ装置に接続することができるので、ディスプレイ用ケーブルが外部に現れず、ディスプレイ装置の設置外観が極めてすっきりした形となる。
【0053】
請求項2に記載のディスプレイ装置の取付け具は、横長状の取付け具本体の長手方向の一端側にルームランプ部を配備し、他端側にルームランプ操作スイッチ部を配備して、これらルームランプ部とルームランプ操作スイッチ部との間に前記吊持部を配設し、前記取付具け本体をルームランプ部とルームランプ操作スイッチ部との二個所で天井フレームに固定するようにしたので、前記作用効果に加えてディスプレイ装置が大型化して重くなった場合でも堅固で安定した取付け状態を確保できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるディスプレイ装置の取付け具を示す組立て斜視図
【図2】同じくディスプレイ装置の取付け具を示す分解斜視図
【図3】同じくディスプレイ装置の取付け具を示す一部破断底面図
【図4】図3のY−Y線に沿った断面図
【図5】ルームランプ用端子片における保持孔の説明図
【図6】透光性カバーの装着構造及びルームランプ操作スイッチ部を示す一部破断側面図
【図7】図1のX−X線に沿った断面図
【図8】ディスプレイ装置の係合溝部及びL形ステーを示す斜視図
【図9】ディスプレイ装置の吊持状態での係合溝部を示す横断面図
【図10】本発明の他の実施形態にかかるディスプレイ装置の取付け具を示す斜視図
【符号の説明】
(1) 取付け具本体
(1a) 取付け具本体の一端側
(1b) 取付け具本体の他端側
(2) ディスプレイ装置用吊持部
(11) 接続板
(45) ルームランプ部
(50) ルームランプ操作スイッチ部
(A) ディスプレイ装置の取付け具
(F) 天井フレーム
(L) ルームランプ
(M) ディスプレイ装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の天井に液晶テレビジョン受像機(テレビという)やDVD再生装置等のディスプレイ装置を取り付けるためのディスプレイ装置の取付け具に関する。
【0002】
【従来の技術】
車載用液晶テレビ等のディスプレイ装置は、設置スペース等の面から車内への設置方法がいろいろ検討されているが、その中で後部シートに着席した複数の人に一様に画面を見やすくさせることを配慮してディスプレイ装置を自動車の天井に吊り下げ状態に取り付けることが好まれている。
【0003】
従来では、例えばテレビを保持する保持金具等を用意し、この保持金具を直接、天井側の内張り材の内側リブに対してねじにより固定する方法が一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この保持金具を車両の天井に所定間隔で配設されている天井補強リブにねじ止めするには、天井面に新たなねじ孔やケーブル用孔等を形成しなければならない煩わしさがあるうえ、前記天井補強リブの設置箇所は車種によってまちまちであり、天井補強リブのある個所に狙いを定めて的確にねじ止めするのもなかなか難しい。また、傷つけることになるので、自分の車の天井側に新たな加工を施すこと自体を嫌がるユーザも少なくない。
【0005】
なお、天井への新たな加工を最小限にするために、従来、特開2000−272431号公報等に示されるように、その両端部に通孔が形成された梁部材を天井の内張りに沿って横断するように配設し、この梁部材の通孔に取り付けられたねじにより梁部材の両端部をアシストグリップにそれぞれ固定し、梁部材にディスプレイ装置を支持させる技術も案出されているが、この場合は、梁部材等のためにディスプレイ装置の取付け構造が大がかりになってしまい、ディスプレイ装置の取り付けに手間がかかるのが避けられないだけでなく、梁部材が室内側に現われて外観的にも悪いという問題があった。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−272431号公報
【0007】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、天井に別途加工を施すことなく、天井に設けられた既設装置の取付構造を利用して簡単な構成で容易にしかも車両に傷つけることもなく外観的に美しい状態でディスプレイ装置を天井に吊り下げ状に取付けることができるディスプレイ装置の取付け具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
「請求項1」に記載のディスプレイ装置の取付け具(A1)[第1実施例]は、「車両用ディスプレイ装置(M)を車両の天井(W)に吊り下げ状態で取り付けるための車両用ディスプレイ装置(M)の取付け具(A1)であって、車両用のルームランプ部(45)を有する取付け具本体(1)と、
取付け具本体(1)に支持されてディスプレイ装置(M)を吊持する吊持部(2)とを備え、
前記取付け具本体(1)は、既設のルームランプ装置取付け用天井フレーム(F)に対して該既設ルームランプ装置の取付位置に取付け具本体(1)を装着するための接続板(11)を有しており、
既設ルームランプ装置の取付位置に形成された天井穴(Tn)から導入されたディスプレイ用ケーブル(Tc)が取付け具本体(1)内を通って取付け具本体(1)に吊持されるディスプレイ装置(M)に接続されるようになっている」ことを特徴とする。
【0009】
このディスプレイ装置の取付け具(A)によれば、天井フレーム(F)から既設のルームランプ装置を取り外し、その天井フレーム(F)に接続板(11)を、例えばねじ止めすることにより、取付け具本体(1)が天井(W) に固定され、この状態で吊持部(2)にディスプレイ装置(M)を吊持させれば、該ディスプレイ装置(M)が取付け具本体(M)を介して天井(W)に吊持されることになる。そして、既設のルームランプ装置用の天井穴(Tn)を利用してディスプレイ用ケーブル(Tc)を取付け具本体(1)内に引き込み、更にこのディスプレイ用ケーブル(Tc)を取付け具本体(1)に吊持されたディスプレイ装置(M)に接続することでディスプレイ用ケーブル(Tc)が外に見えず、外観よくディスプレイ装置の取付け具(A)を天井(W)に取り付けることができる。
【0010】
つまり、天井内張り(Wa)に別途ねじ孔等を加工したり、梁部材等を横断させることなく、既設のルームランプ装置取付け用の天井フレーム(F)を利用してディスプレイ装置(M)を容易に天井(W)に取付けることが可能となる。
【0011】
「請求項2」に記載のディスプレイ装置の取付け具(A2)[第2実施例]は、「車両用ディスプレイ装置(M)を車両の天井(W)に吊り下げ状態で取り付けるための車両用ディスプレイ装置(M)の取付け具(A2)であって、
横長状に形成され、その長手方向の一端(1a)側にルームランプ部(45)が配備され、他端(1b)側にルームランプ操作スイッチ部(50)が配備された取付け具本体(1)と、
前記ルームランプ操作スイッチ部(50)とルームランプ部(45)との間に配設された吊持部(2)とを備え、
前記取付け具本体(1)は、既設のルームランプ装置取付け用天井フレーム(F)に対して該既設ルームランプ装置の取付位置に取付け具本体(1)の一端(1a)側を装着するための接続板(111)と、ルームランプ操作スイッチ部(45)の取付位置に取付け具本体(1)の他端(1b)側を装着するための接続板(112)を有しており、
既設ルームランプ装置の取付位置又はルームランプ操作スイッチ部(45)に形成された天井穴(Tn)から導入されたディスプレイ用ケーブル(Tc)が取付け具本体(1)内を通ってディスプレイ装置(M)に接続されるようになっている」ものである。
【0012】
このディスプレイ装置の取付け具(A2)によれば、前記請求項1の作用に加えて取付け具本体(1)の長手方向の両端側(1a)(1b)の2点が天井フレーム(F)に固定され、その固定部間に位置してディスプレイ装置(M)が吊持されるので、ディスプレイ装置(M)が大形化・大重量化した場合でも、支持強度に不安のない取付け状態が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。図1は本発明の一実施形態にかかる車両用ディスプレイ装置の取付け具(A1)を示す組立て斜視図、図2は同じくディスプレイ装置の取付け具(A1)を示す分解斜視図、図3は同じくディスプレイ装置の取付け具(A1)を示す一部破断底面図である。
【0014】
図1〜図3おいて、このディスプレイ装置の取付け具(A1)は、概ね取付け具本体部(1)と、テレビ等のディスプレイ装置(M)の吊持部(2)とから構成されている。
【0015】
前記取付け具本体(1)は、接続板(11)と、この接続板(11)の下面側を覆うカバー(21)とを備えており、既設のルームランプ装置(図示せず)を取り外し、その取り外し跡において、天井(W)の内張り(Wa)の内側に配備されているルームランプ装置取付け用天井フレーム(F)を利用して固定されるようになっている。なお、上記天井フレーム(F)には内張り(Wa)の内側に沿って配線されている電源ケーブル(PC)やディスプレイ用ケーブル(TC)が引き込まれている。
【0016】
前記接続板(11)は、例えば金属板等を所定の形に折り曲げて平面形状略矩形に形成されており、所定の箇所には、前記天井フレーム(F)側のねじ孔(Fa)に螺合する複数の固定ねじ(12)にそれぞれ対応する複数のねじ挿通孔(13)、更にはカバー取付ねじ(14)に螺入される複数のねじ孔(15)が形成されている。なお、天井フレーム(F)と接続板(11)との間には、ねじ(12)に挿通されるスペーサ(16)が介在されている。
【0017】
前記本体カバー(21)は、例えば合成樹脂から略逆ドーム形に形成されており、その底壁下面には、天井(W)側へ向かって凹入する凹所(22)が形成されており、この凹所(22)の底壁下面には、前記カバー取付ねじ(14)が挿入される複数の孔部(23)が形成されている。
【0018】
更に、本体カバー(21)の底壁下面の略中央部位には、ルームランプ(L)の配設孔(24)、ランプ通電用端子片(25)(26)の各外端部(25a)(26a)がそれぞれ挿入される孔(27)(28)、さらには端子片固定ねじ(29)(29)がそれぞれ挿入されるねじ孔部(30)(30)等が形成されている。
【0019】
ランプ通電用端子片(25)(26)には、図4にも示すように、それぞれ固定ねじ挿通孔(25b)(26b)が形成されている。一方のランプ通電用端子片(25)の内端部(25c)は、逆U字形に形成されるとともに、ルームランプ(L)の一端電極部(La)を保持する保持孔(25d)が形成されており、また、他方のランプ通電用端子片(26)の内端部(26c)には、ルームランプ(L)の他端電極部(Lb)を保持する円形の保持孔(26d)が形成されている。
【0020】
上記一方の保持孔(25)の下端には、図5に示すように長孔状の挿入ガイド部(25e)が形成されて全体として鍵孔状になっており、ルームランプ(L)を下方から押し込んで装着する際に一端電極部(La)を保持孔(25d)に挿入させ易くしてある。なお、前記通電用端子片(25)(26)の各外端部(25a)(26a)には、前記電源ケーブル(PC)に電気的に接続されるリード線(31)(32)がそれぞれ接続されている。
【0021】
前記一方の端子片(25)は、図4に示すように、その外端部(25a)及び内端部(25c)をルームランプ(L)の配設孔(24)及び孔(27)にそれぞれ挿入した状態で固定ねじ(29)をねじ孔部(30)にねじ込むことにより前記凹所(22)の底壁に固定され、他方の端子片(26)も図4に示すように、その外端部(26a)及び内端部(26c)をルームランプ(L)の配設孔(24)及び孔(28)にそれぞれ挿入した状態で固定ねじ(29)をねじ孔部(30)にねじ込むことにより前記凹所(22)の底壁に固定される。
【0022】
ルームランプ(L)は、その他端電極部(Lb)を他方の端子片(26)の内端部(26a)における保持孔(26c)に挿入し、その一端電極部(La)を一方の端子片(25)の内端部(25a)における保持孔(25c)に挿入することにより両端子片(25)(26)の各内端部(25c)(26c)間に装着される。なお、この例では、専用のルームランプ(L)を用いるようになっているが、既設のルームランプ装置を装着できるようにしてもよい。
【0023】
前記凹所(22)の開口は、ルームランプ(L)からの光を外部に放射させる透光性カバー(40)で覆われている。この透光性カバー(40)は、例えばポリプロピレン樹脂等の透光性材から略盆形に形成されており、その前端面には、図6に示すように、凹所(22)の前側内壁に形成されている嵌合孔(41)(41)に挿脱可能に嵌入される凸部(42)(42)が一体形成される一方、その後端面には、凹所(22)の後側内面に形成れた係合孔(43)(43)に係脱可能に係合する係合突起(44)(44)が一体形成されている。
【0024】
透光性カバー(40)は、例えば前記凸部(42)(42)をカバー(21)側の嵌合孔(41)(41)に嵌入した状態で、該凸部(42)(42)側を中心にして図6の矢印方向へ押し込み操作すれば、係合突起(44)(44)が係合孔(43)(43)に係合されてカバー(21)に装着される。透光性カバー(40)を上記とは逆方向へ引き抜き操作することにより、係合突起(44)(44)と係合孔(43)(43)の係合が解除されてカバー(21)から容易に取り外すことが可能である。勿論、透光性カバー(40)の装着構造は、任意の構成を採用可能である。
【0025】
この透光性カバー(40)、前記ルームランプ(L)、端子片(25)(26)、さらには配設孔(24)および孔(27)(28)等により、ルームランプ部(45)が構成されている。
【0026】
前記カバー(21)には、例えば凹所(22)の後部に位置して、ルームランプ操作スイッチ部(50)が配備されている。
【0027】
このルームランプ操作スイッチ部(50)は、例えば図6に示すように、前記カバー(21)の内側のボス部(51)にねじ(52)により固定されたプリント配線基板(53)と、配線基板(51)に装着されたスライドスイッチ(54)と、このスイッチ(54)の操作ボタン(55)とからなり、前記操作ボタン(55)を前記カバー(21)に形成されているスライドガイド孔(56)から外部に突出させてある。ルームランプ(L)は、この操作ボタン(56)によるスライドスイッチ(54)の操作でOFF(消灯)、ON(点灯)、自動車のドアの開放状態でON(点灯)のいずれかに選択される。
【0028】
なお、前記配線基板(53)には、天井フレーム(F)側の電源コード(PC)の先端に設けられて雄コネクタ(図2)(Ca)が接続される雌コネクタ(57)が設けられており、また、所定接続位置には、前記リード線(31)(32)の各他端が接続されている。
【0029】
前記吊持部(2)は、前記カバー(21)の後部中央に形成された空所(60)を挟む左右両側方に位置する一対のブラケット(61)(61)と、空所(60)に突出する左右一対のシャフト(63)(63)と、シャフト(63)に支持された吊持基体(64)と、吊持基体締め付け保持手段(65)と、L形ステー(66)及びスライドブロック(81)等から構成されている。
【0030】
ブラケット(61)(61)は、前記接続板(11)の後部中央部位に固定ねじ(68)(68)によりそれぞれ固定されており、これらブラケット(61)(61)に前記シャフト(63)(63)の各基端側をそれぞれ支持させてある。
【0031】
吊持基体(64)は、例えば縦長矩形状の金属板を折り曲げたものからなり、図7に示すように、その一端部(64a)はシャフト(63)(63)を略C字形に抱き持ちしてから折り返されており、その抱き持ち部(64b)がシャフト(63)(63)に回動可能に枢支される枢支用基端部として構成されている。
【0032】
吊持基体締め付け保持手段(65)は、図7に示すように、前記吊持基体(64)の折り返し部(64a)とその対向部位(64c)の略中央部に形成されているボルト孔(69)と、このボルト孔(69)に螺入される締め付け用の六角孔付きボルト(70)およびワッシャ(71)等からなり、締め付け用ボルト(70)を螺動操作して折り返し部(64a)とその対向部位(64c)とを締め付けることにより、吊持基体(64)がシャフト(63)(63)に固定される。この締め付け力を緩めれば(或いは適当な締め付け力で締め付ければ)、吊持基体(64)の回動変位位置を変更することができる。なお、ボルト(70)は六角孔付きのものに限らないが、六角孔付きボルト(70)を採用すると、天井(W)に近い狭い作業空間において、締め付け力の加減調整をL形の六角レンチを使って容易に行える。
【0033】
L形ステー(66)の基端片部(66a)には、吊持基体(64)の先端部(64e)に形成されているねじ挿通孔(72)に対応する挿通孔(73)が形成されている。L形ステー(66)の基端片部(66a)を吊持基体(64)の先端部(64e)に重ねた状態で、上記ねじ挿通孔(72)(73)に挿通した固定ねじ(74)とナット(75)とにより締め付けることにより、L形ステー(66)の基端部(66a)が吊持基体(64)の先端部(64e)に固定される。勿論、両者(64)(66)を一体化した構成も可能である。
【0034】
ディスプレイ装置(M)には、図8に示すように、その背面に横断面形状がT字形の係合溝部(N)が上下方向へ沿って形成されており、この係合溝部(N)には、横断面形状がT字形のスライドブロック(81)が嵌入されている。スライドブロック(81)には、図9に示すように、複数のねじ孔(83)が形成されている。このねじ孔(83)は、L形ステー(66)の先端片部(66b)の孔(67)の位置に対応するように、上下方向で複数箇所に配されている。上記孔(67)に挿通したねじ(82)(82)をそれぞれ対応するねじ孔(83)(83)にねじ込めば、スライドブロック(81)とL形ステー(66)の先端片部(66b)とが相対的に近づいてディスプレイ装置(M)の背面壁(Ma)を挟着するようになっている。
【0035】
勿論、前記係合溝部(N)に限らず同等に機能する係合部材をディスプレイ装置(M)を設けてもよく、また、吊持部(2)についても、ディスプレイ装置(M)側の係合構造に対応可能な構成であれば、上記の例に限定されるものではない。
【0036】
次に、上記構成の取付け具(A)の使用手順を説明する。まず、この取付け具(A)における取付け具本体(M)を天井(W)側に取り付けるに先立って、天井(W)に装備されている既存のルームランプ装置を天井フレーム(F)から外し、それに使用されていたルームランプ(L)を取り外しておく。
【0037】
この既存のルームランプ装置が設置されていた場所には配線孔(Tn)が形成されており、天井フレーム(F)が配線孔(Tn)から覗いており、当該部分に既存のルームランプ装置のネジ孔(Fa)が露出している。
【0038】
次いで、本実施例の取付け具(A)の接続板(11)と天井フレーム(F)との間にスペーサ(16)を介在し、この接続板(11)を天井フレーム(F)にねじ(12)により固定する。続いて、カバー(21)をねじ(14)により接続板(11)に固定した後、天井(W)の内張り(Wa)に穿設されている配線孔(Tn)を通ってカバー(21)側に引き出されている電源ケーブル(PC)の雄コネクタ(Ca)を雌コネクタ(57)に差し込む。
【0039】
ディスプレイ用ケーブル(TC)は車両のバッテリーから引き出され、車体から天井(W)の内張り(Wa)の裏側を通って配線孔(Tn)に至り、電源ケーブル(PC)と同様、カバー(21)側に引き出されている。
【0040】
そして、既設のルームランプ装置から取り外したルームランプ(L)を一対の端子片(25)(26)間に押し込んで保持させた後(勿論、初めから実施例の取付け具(A)に組み込まれていてもよい。)、前記透光性カバー(40)をカバー(21)に装着する。これにより、カバー(21)及び透光性カバー(40)等が接続板(12)を介して前記天井フレーム(F)に固定される。
【0041】
このように、取付け具本体(1)が既設のルームランプ装置取付け用天井フレーム(F)にねじ(12)により固定される接続板(11)を有しているので、既存のルームランプ装置を天井フレーム(F)から取り外し、その代わりにこの取付け具(A)を天井フレーム(F)に取り付けることができる。つまり、内張り(Wa)等の天井(W)側に新たにねじ孔などの加工を施したり、車内を横断する梁部材等を設けたりしなくても、簡単にこの取付け具(A)を介してディスプレイ装置(M)の取り付けが可能となる。
【0042】
取付け具本体(1)が天井(W)側に取り付けられた状態でディスプレイ装置(M)を吊持部(2)に装着する。その時、吊持部(2)における吊持基体(64)の先端部(64e)が図7に示すように、略水平になるように該吊持基体(64)を起立させる。そして、前記L形ステー(66)の基端片部(66a)を図7に示すようにねじ(74)とナット(75)により吊持基体(64)の先端部(64e)に固定する。
【0043】
一方、ディスプレイ装置(M)の係合溝部(N)にスライドブロック(81)を嵌入した状態で、L形ステー(66)の孔(67)に挿通したねじ(82)を前記スライドブロック(81)のねじ孔(83)にねじ込めば、ディスプレイ装置(M)の係合溝部(N)における背面壁(Ma)が前記スライドブロック(81)とL形ステー(66)の先端片部(66b)との間で挟着され、これによりディスプレイ装置(M)が前記吊持基体(64)に吊持される。この時、ディスプレイ用ケーブル(TC)をディスプレイ装置(M)の所定部所に接続する。
【0044】
これにより、ディスプレイ装置(M)が図1及び図8に示すように、天井(W)に吊持される。ディスプレイ装置(M)の角度は前記ボルト(70)を緩めて吊持基体(64)と共に前後方向へ回動して調整すればよい。続いて、前記ディスプレイ用ケーブル(TC)をディスプレイ装置(M)の端子に接続する。
【0045】
前記取付け具本体(1)には、ルームランプ部(45)及びルームランプ操作スイッチ部(50)が配備されているので、スライドスイッチ(54)の操作ボタン(55)を操作すれば、ルームランプ(L)のOFF、ON、ドア開放でONの状態を選択することができる。
【0046】
なお、ディスプレイ装置(M)を使わない時は、ディスプレイ装置(M)をシャフト(63)を中心にして回動して図1の鎖線で示す位置に納めることができる。
【0047】
次に、本発明の他の実施形態を図面に基づいて説明する。図10は、本発明の他の実施形態にかかるディスプレイ装置の取付け具を示す斜視図であり、図1〜図3と同一もしくは相当する部所には、同一符合を付して詳しい説明を省略する。
【0048】
図10において、前記取付け具本体(1)は、横長状に形成されており、その長手方向の一端側(1a)にルームランプ部(45)が配設され、他端側(1b)にルームランプ操作スイッチ部(50)が配設されており、これらルームランプ部(45)とルームランプ操作スイッチ部(50)との間に前記吊持部(2)が配備されている。
【0049】
前記取付け具本体(1)は、ルームランプ部(45)及びルームランプ操作スイッチ部(50)の二個所に対応する部位が天井フレーム(F)に対する固定部となる接続板(111)(112)[取付け具(A1)の接続板(11)に相当する]が配設されている。
【0050】
この取付け具(A2)においては、前記実施形態(A1)と同様の効果を奏するうえ、ルームランプ部(45)及びルームランプ操作スイッチ部(50)の二か所に対応する部位を天井フレーム(F)に対する固定部としてあるので、ディスプレイ装置(M)が両持ち状態で取り付けられ、このため大型化して重くなった場合でも安定した取り付け状態を得ることができる。
【0051】
なお、前記各実施形態では、接続板(11)が天井フレーム(F)にねじ止めされるもので説明したが、接続板(11)を天井フレーム(F)に対して係脱可能な係合手段により係合・固定させる場合にも適用可能である。
【0052】
【発明の効果】
以上のように請求項1の発明によれば、ルームランプ部を有し、且つディスプレイ装置の吊持部を支持する取付け具本体を既存のルームランプ装置取付け用天井フレームに、該ルームランプ装置と取付けの互換性を持たせるための接続板を介して取り付けるようにしたから、天井側に別途ねじ孔などを加工したり、梁部材等を横断させたりしなくても、既設のルームランプ装置を取り外してその跡にディスプレイ装置を容易に吊持させることができる。しかもこのように、既設のルームランプ装置の取り外し位置を利用して取付け具本体を車両の天井に装着することができるので、既設のルームランプ装置の取り外し位置に穿設されている配線孔を利用してディスプレイ用ケーブルを取付け具本体内に引き出すことができ、これを取付け具本体に吊持されたディスプレイ装置に接続することができるので、ディスプレイ用ケーブルが外部に現れず、ディスプレイ装置の設置外観が極めてすっきりした形となる。
【0053】
請求項2に記載のディスプレイ装置の取付け具は、横長状の取付け具本体の長手方向の一端側にルームランプ部を配備し、他端側にルームランプ操作スイッチ部を配備して、これらルームランプ部とルームランプ操作スイッチ部との間に前記吊持部を配設し、前記取付具け本体をルームランプ部とルームランプ操作スイッチ部との二個所で天井フレームに固定するようにしたので、前記作用効果に加えてディスプレイ装置が大型化して重くなった場合でも堅固で安定した取付け状態を確保できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるディスプレイ装置の取付け具を示す組立て斜視図
【図2】同じくディスプレイ装置の取付け具を示す分解斜視図
【図3】同じくディスプレイ装置の取付け具を示す一部破断底面図
【図4】図3のY−Y線に沿った断面図
【図5】ルームランプ用端子片における保持孔の説明図
【図6】透光性カバーの装着構造及びルームランプ操作スイッチ部を示す一部破断側面図
【図7】図1のX−X線に沿った断面図
【図8】ディスプレイ装置の係合溝部及びL形ステーを示す斜視図
【図9】ディスプレイ装置の吊持状態での係合溝部を示す横断面図
【図10】本発明の他の実施形態にかかるディスプレイ装置の取付け具を示す斜視図
【符号の説明】
(1) 取付け具本体
(1a) 取付け具本体の一端側
(1b) 取付け具本体の他端側
(2) ディスプレイ装置用吊持部
(11) 接続板
(45) ルームランプ部
(50) ルームランプ操作スイッチ部
(A) ディスプレイ装置の取付け具
(F) 天井フレーム
(L) ルームランプ
(M) ディスプレイ装置
Claims (2)
- 車両用ディスプレイ装置を車両の天井に吊り下げ状態で取り付けるための車両用ディスプレイ装置の取付け具であって、
車両用のルームランプ部を有する取付け具本体と、
取付け具本体に支持されてディスプレイ装置を吊持する吊持部とを備え、
前記取付け具本体は、既設のルームランプ装置取付け用天井フレームに対して該既設ルームランプ装置の取付位置に取付け具本体を装着するための接続板を有しており、
既設ルームランプ装置の取付位置に形成された天井穴から導入されたディスプレイ用ケーブルが取付け具本体内を通って取付け具本体に吊持されるディスプレイ装置に接続されるようになっていることを特徴とする車両用ディスプレイ装置の取付け具。 - 車両用ディスプレイ装置を車両の天井に吊り下げ状態で取り付けるための車両用ディスプレイ装置の取付け具であって、
横長状に形成され、その長手方向の一端側にルームランプ部が配備され、他端側にルームランプ操作スイッチ部が配備された取付け具本体と、
前記ルームランプ操作スイッチ部とルームランプ部との間に配設された吊持部とを備え、
前記取付け具本体は、既設のルームランプ装置取付け用天井フレームに対して該既設ルームランプ装置の取付位置に取付け具本体の一端側を装着するための接続板と、ルームランプ操作スイッチ部の取付位置に取付け具本体の他端側を装着するための接続板を有しており、
既設ルームランプ装置の取付位置又はルームランプ操作スイッチ部に形成された天井穴から導入されたディスプレイ用ケーブルが取付け具本体内を通ってディスプレイ装置に接続されるようになっていることを特徴とする車両用ディスプレイ装置の取付け具。
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---|---|---|---|---|
JP2009101724A (ja) * | 2007-10-19 | 2009-05-14 | Yac Co Ltd | 車載用モニター取付装置 |
JP2012035804A (ja) * | 2010-08-10 | 2012-02-23 | Alpine Marketing Kk | 室内灯付き車両用表示装置 |
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2002
- 2002-10-31 JP JP2002319071A patent/JP2004149072A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009101724A (ja) * | 2007-10-19 | 2009-05-14 | Yac Co Ltd | 車載用モニター取付装置 |
JP2012035804A (ja) * | 2010-08-10 | 2012-02-23 | Alpine Marketing Kk | 室内灯付き車両用表示装置 |
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