JP2000115362A - 交換機の音声系機器の試験システム - Google Patents

交換機の音声系機器の試験システム

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JP2000115362A
JP2000115362A JP10282195A JP28219598A JP2000115362A JP 2000115362 A JP2000115362 A JP 2000115362A JP 10282195 A JP10282195 A JP 10282195A JP 28219598 A JP28219598 A JP 28219598A JP 2000115362 A JP2000115362 A JP 2000115362A
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Hiroshi Adachi
博 足立
Shinji Yamada
信二 山田
Shinji Segawa
伸治 瀬川
Morimitsu Miura
守光 三浦
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Fujitsu Ltd
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    • H04M3/22Arrangements for supervision, monitoring or testing
    • H04M3/26Arrangements for supervision, monitoring or testing with means for applying test signals or for measuring
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    • H04M3/32Automatic routine testing ; Fault testing; Installation testing; Test methods, test equipment or test arrangements therefor for lines between exchanges
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交換機の音声系機器の試験システムに関し、
試験保守専用の特殊な装置を使用せず、通常の加入者電
話機とパーソナルコンピュータ等のような試験用保守端
末を使用して任意の局から試験を行えるようにする。 【解決手段】 交換機の制御部の呼処理ブロック1−1
0内に試験受け付けモジュール1−13を備え、試験受
け付けモジュールは、試験用保守端末1−5から投入さ
れた保守者電話機として指定する一般加入者電話機の電
話番号情報に基づいて、呼制御モジュールに対して発呼
メッセージを送信し、呼制御モジュール1−12及び翻
訳モジュール1−11は、該発呼メッセージに従って、
保守者電話機として指定された一般加入者電話機に対す
る呼接続処理を、一般の呼接続処理と同様にエミュレー
ト処理し、保守者電話機として指定された一般加入者電
話機を、交換機の音声パスを介し、試験対象の音声系機
器又は試験装置に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交換機の音声系機
器の試験システムに関する。近年、通信ネットワークの
分野においては交換機の集中保守システム化が進み、T
MN(Telecomunication Manag
ement Network)に代表されるように、異
機種交換機間の保守インターフェイス統合化が進められ
ており、交換機の音声系機器の試験においても、交換機
種に依存しない試験方法及びそのためのシステムが要求
されている。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来の交換機の音声系機器の
試験システムの基本構成を示す図である。交換機の音声
系機器の試験は、試験対象ごとに異なる各種の試験装置
を用い、試験対象ごとに異なる試験手順により行われる
が、音声系機器の試験の代表的例として、加入者試験に
ついて図13を参照して説明する。
【0003】同図において、13−1は集中保守局(C
MOC)を示し、集中保守局(CMOC)から配下局交
換機の各種試験保守を集中して行うことができる。13
−2は加入者収容局(LS)を示し、加入者収容局(L
S)は交換機階梯の端局であり、加入者電話機を収容す
る。
【0004】13−3は各種試験を行うための試験用保
守端末(TWS)であり、主にパーソナルコンピュータ
等の情報処理装置が用いられる。13−4は音声系試験
補助装置(CBOX)であり、試験用保守端末(TW
S)による音声系試験を補助する装置で、試験用保守端
末(TWS)と通信を行い、各種試験のための疑似発着
信機能及び特殊トランク(MALTI)とのインタフェ
ース機能を有する。
【0005】13−5は試験用保守端末(TWS)及び
音声系試験補助装置(CBOX)を交換機のスイッチン
グ部(NW)に接続するアダプタ機能を有する特殊トラ
ンク(MALTI)を示し、試験用保守端末(TWS)
からの試験制御信号と音声系試験補助装置(CBOX)
からの音声信号とを1チャネルにまとめて伝送する機能
及び発呼機能を有する。
【0006】13−6は局間の中継トランク(DT)、
13−7は交換機のスイッチング部(NW)、13−8
は交換機の制御部(CC)である。13−9は加入者試
験中継装置(LTAP)であり、特殊トランク(MAL
TI)と加入者試験装置(LTE)との間に介在し試験
信号の中継を行う。
【0007】13−10は加入者試験装置(LTE)を
示し、加入者試験装置(LTE)は加入者収容規模に応
じ複数設置される。13−11は加入者インタフェース
カード(SLC)、13−12は加入者電話機(TE
L)である。
【0008】また、13−13は加入者収容局(LS)
に設けられた試験用保守端末(TWS)、13−14は
加入者収容局(LS)に設けられた音声系試験補助装置
(CBOX)、13−15は加入者収容局(LS)に設
けられた特殊トランク(MALTI)である。
【0009】加入者試験は、保守者により加入者収容局
(LS)13−2に設置された加入者試験装置(LT
E)13−10を用いて、被試験加入者電話機13−1
2の回線試験、通話試験等を行うものである。集中保守
局(CMOC)の保守者による加入者試験手順は以下の
とおりである。
【0010】(1)集中保守局(CMOC)の保守者
は、被試験加入者電話機(TEL)が収容されている加
入者収容局(LS)を検索し、該収容局の局ID(局識
別子)を試験用保守端末(TWS)13−3から入力す
る。
【0011】(2)試験用保守端末(TWS)13−3
は、この局IDをもとに特殊トランク(MALTI)1
3−5を介して、被試験加入者電話機(TEL)が収容
されている加入者収容局(LS)の加入者試験中継装置
(LTAP)13−9に発呼する。
【0012】(3)交換機の制御部13−8は、前述の
発呼に対して通常の呼処理を行い、加入者収容局(L
S)の加入者試験中継装置(LTAP)13−9と集中
保守局(CMOC)の特殊トランク(MALTI)13
−5との間の音声パスを設定する。
【0013】なお、特殊トランク(MALTI)13−
5は、音声パス64Kbpsのうち、56Kbpsを音
声系試験補助装置(CBOX)13−4の音声信号に、
8Kbpsを試験用保守端末(TWS)13−3の試験
信号に割り当てて伝送する。
【0014】(4)前述の音声パスが設定され、その旨
が保守者に通知されると、保守者は、被試験加入者電話
機(TEL)の電話番号を試験用保守端末(TWS)1
3−3に入力する。この電話番号は、特殊トランク(M
ALTI)13−5を経由して加入者試験中継装置(L
TAP)13−9に送出され、加入者試験中継装置(L
TAP)13−9から加入者収容局(LS)の交換機の
制御部(CC)13−8に通知される。
【0015】(5)加入者収容局(LS)の交換機の制
御部(CC)13−8は、該電話番号に対応する加入者
インタフェースカード(SLC)13−11と加入者試
験装置(LTE)13−10を探索し、加入者試験装置
(LTE)13−10と加入者試験中継装置(LTA
P)13−9との間の音声パスを設定する。
【0016】(6)加入者インタフェースカード(SL
C)が探索されて試験準備が完了すると、その旨を保守
者に通知し、保守者による加入者試験が開始される。 (7)同一の加入者収容局(LS)の他の加入者電話機
の試験を行うときは、前述の(4)の手順から同様の手
順を繰り返す。
【0017】以上が加入者試験の手順である。なお、加
入者収容局(LS)内の試験用保守端末(TWS)13
−13、音声系試験補助装置(CBOX)13−14、
特殊トランク(MALTI)13−15を用いて加入者
試験を行う場合も、特殊トランク(MALTI)13−
15と加入者試験中継装置(LTAP)13−9とを接
続したのち、同様の手順により行うことができる。
【0018】前述した交換機の音声系機器の試験システ
ムは、以下のような経緯により採用されている。まず、
交換機の音声系機器の試験システムの第1の要求仕様と
して、該試験システムは、加入者試験装置等の試験装置
と試験用保守端末との間で通信を行うことができる構成
とする必要がある。なお、ここで試験装置は交換機に組
み込まれた専用の装置であり、試験用保守端末はパーソ
ナルコンピュータのような汎用情報処理装置を用いるこ
とを基本とする。
【0019】加入者試験装置等の試験装置は、所定数の
加入者インタフェースカードごとに加入者収容規模に応
じて複数設けられる。したがって、前述の第1の要求仕
様を満たすためには、試験用保守端末と、複数の試験装
置の中の被試験対象の加入者に対応した試験装置との通
信ルートを確立する必要があり、試験装置と試験用保守
端末とがl対1で対応しないので、その間の接続を行う
ためのスイッチングが必要となる。
【0020】このような要件を満足するためには、試験
用保守端末から交換機の制御部のソフトウェア処理部に
対して試験情報を送出し、交換機の制御部が該試験情報
を中継して、該当する試験装置に試験情報を送信する構
成が考えられる。
【0021】しかしながら、このような構成では試験用
保守端末の設置位置は、試験用保守端末から交換機の制
御部までを物理的にケーブルで接続して試験情報を伝送
することができる範囲に限られ、試験用保守端末は交換
機の制御部から所定距離内のエリアに設置しなければな
らなくなる。
【0022】そこで、交換機内のスイッチング部の音声
パスを使って、試験装置と試験用保守端末との間を接続
し、試験情報の通信ルートを確立することが行われてい
る。ただし、試験用保守端末と交換機との間を接続する
にあたっては、モデムを経由して接続することが考えら
れるが、以下の第2の要求仕様をも考慮する必要があ
る。
【0023】交換機の音声系機器の試験システムの第2
の要求仕様として、交換機の音声系機器の試験システム
は、交換機の音声系機器の試験のため、加入者試験装置
等の試験装置と試験用保守端末の電話機とを音声パスに
より接続する構成とする必要がある。
【0024】この要件を満たすためには、試験用保守端
末の電話機から、複数の試験装置の中の被試験対象の加
入者に対応した試験装置へ、音声パスを確立することが
できる必要がある。試験装置と試験用保守端末とがl対
1で対応しないため、音声パスの接続のためのスイッチ
ングが必要となる。
【0025】そのため、試験用保守端末の電話機から該
当する試験装置に対し、一般呼と同様に発呼し、音声パ
スを確立する構成が考えられるが、この構成では、交換
機の制御部から1つの試験ごとに該当試験装置の電話番
号を通知してもらい、1つの試験ごとに発呼操作を行う
こととなるため、操作が煩わしい等の問題がある。
【0026】そこで、従来の交換機の音声機器の試験シ
ステムは、図13を用いて説明したように、専用の保守
端末電話装置である音声系試験補助装置(CBOX)1
3−4、保守者端末専用のアダプタである特殊トランク
(MALTI)13−5、試験保守専用の加入者試験中
継装置(LTAP)13−9を設置し、前述した問題や
欠点を解消している。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の交換機の音声機器の試験システムは、以下(1)乃至
(4)のような課題がなお存在し、これからの試験シス
テムはそれらを解決することが要求されている。
【0028】(1)試験保守専用の音声系試験補助装置
やアダプタ等の装置を必要とし、小規模の交換機システ
ムではそれらの装置がコストアップの要因となってい
る。 (2)上記試験保守専用の装置が交換機システムに括り
付けであるため、同じ試験保守専用の装置を他機種の交
換機システムへ適用したり移植することが極めて困難で
ある。
【0029】(3)遠隔保守をする場合、対集中保守局
インタフェースの機能を備えた加入者試験中継装置等の
装置を必要とし、集中保守局以外からの遠隔保守をする
ことができない。 (4)集中保守局から保守運用を行う場合、最初に被試
験対象の加入者収容局を指定する必要があり、被試験対
象の加入者電話番号とその加入者を収容している局の局
IDとの対応を保守者が認識しなければならず、操作が
煩雑となる。
【0030】本発明は、交換機の音声系機器の試験に試
験保守専用の特別の装置を使用せず、通常の加入者電話
機とパーソナルコンピュータのような汎用の情報処理装
置とを使用して任意の局から試験を行うことができる交
換機の音声系機器の試験システムを提供することを目的
とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明の交換機の音声系
機器の試験システムは、(1)交換機の制御部の呼処理
ブロック内に試験受け付けモジュールと呼制御モジュー
ルと翻訳モジュールとを備え、前記試験受け付けモジュ
ールは、試験用保守端末から投入された保守者電話機と
して指定する一般加入者電話機の電話番号情報に基づい
て、前記呼制御モジュールに対して発呼メッセージを送
信する機能を有し、前記呼制御モジュール及び翻訳モジ
ュールは、前記試験受け付けモジュールから送信される
前記発呼メッセージに従って、前記保守者電話機として
指定された一般加入者電話機に対する呼接続処理を、一
般の呼接続処理と同様にエミュレート処理する機能を備
え、前記保守者電話機として指定された一般加入者電話
機を、交換機により設定される音声パスを介し、交換機
の音声系機器又は試験装置に接続する構成を備えたもの
である。
【0032】また、(2)前記保守者電話機として指定
された一般加入者電話機を、交換機により設定される音
声パスを介し、加入者回路試験及び加入者回線試験のた
めの試験装置に接続する構成を備えたものである。
【0033】また、(3)前記保守者電話機として指定
された一般加入者電話機を、交換機により設定される音
声パスを介し、トランクジャンクション試験を行う被試
験対象のトランクに接続する構成を備えたものである。
【0034】また、(4)前記保守者電話機として指定
された一般加入者電話機を、交換機により設定される音
声パスを介し、各種のトーンを発生する音源装置又は音
声によるアナウンスメントを送出するトーキートランク
に接続する構成を備えたものである。
【0035】また、(5)前記保守者電話機として指定
された一般加入者電話機と、モニタ対象の通話中の加入
者電話機又は出トランク若しくは入トランクとを、交換
機により設定される音声パスを介し、多者通話トランク
に接続する構成を備えたものである。
【0036】また、(6)前記試験用保守端末は、被試
験対象の交換機の制御部にローカルエリアネットワーク
又はワイドエリアネットワークを介して接続されたもの
である。
【0037】なお、前記保守者電話機として指定する一
般加入者電話機は、被試験対象の交換機に収容された加
入者電話機であってもよいし、また被試験対象の交換機
以外の交換機に収容された加入者電話機であってもよ
い。
【0038】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明の実施の形
態の保守者電話機の接続手順の説明図である。同図にお
いて1−10は交換機システムの呼処理ブロック、1−
11は翻訳モジュール、1−12は呼制御モジュール、
1−13は試験受付モジュール、1−20は交換機シス
テムの試験ブロック、1−21は試験制御モジュール、
1−31,1−32,は自局交換機に収容されている加
入者電話機、1−40は他局交換機、1−41は他局に
収容されている加入者電話機、1−5は試験用保守端末
(保守コンソール)である。なお、図中( )付き数字
で示した符号は、同一の符号を付した以下の処理手順の
実行に関連する信号経路又は実行装置を表している。
【0039】交換機システムの呼処理ブロック1−10
内の翻訳モジュール1−11及び呼制御モジュール1−
12は、自局又は他局の加入者電話機1−31,1−3
2,1−41からの発呼に対して通常の呼接続制御を行
う。
【0040】例えば、図1に示すように、加入者電話機
1−31がオフフックして発呼して電話番号を送出する
と(1′)、呼制御モジュール1−12は発信加入者か
ら送出された電話番号を受信し、該電話番号を翻訳モジ
ュール1−11に送出する(2′)。翻訳モジュール1
−11は電話番号を翻訳解析し、その電話番号に対応し
た着信先(パス方路)情報を呼制御モジュール1−12
に送出する(3′)。
【0041】呼制御モジュール1−12は、該着信先
(パス方路)情報に従って発信処理し(4′)、着信先
が自局内の加入者であればその加入者電話機1−32に
接続し(5′)、また着信先が他局であれば他局交換機
1−40への出トランク回線を決定して出接続を行う
(6′)。
【0042】呼制御モジュール1−12は、被呼加入者
がリンギング信号に応答してオフフックしたことを検出
すると、発呼加入者電話機1−31と被呼加入者電話機
1−32又は1−41との間の音声パスを設定する通常
の呼接続制御を行う。
【0043】本発明は、通常の呼接続制御を行う呼処理
ブロック1−10を利用し、以下のような手順により、
通常の一般加入者電話機を保守者電話機として音声パス
に接続し(ただし、該電話機の加入者属性は試験用端末
として設定する。)、保守者は、該一般加入者電話機を
用いて加入者試験等の各種試験を行えるようにしたもの
である。一般加入者電話機を保守者電話機として接続す
る手順を以下に説明する。
【0044】図1は保守者電話機への発信処理手順を示
し、図2はその接続及び切断処理手順を示している。ま
ず、図1をもとに保守者電話機への発信処理を説明する
と、保守者は試験用保守端末(保守コンソール)1−5
から、保守者電話機として使用する加入者電話機の電話
番号を投入し、該電話機に対する接続要求を行う
(1)。保守者が投入した電話番号及び接続要求は試験
ブロックで1−20の試験制御モジュール1−21によ
り受け付けられる。
【0045】試験ブロックで1−20は、保守者電話機
の接続処理要求を呼処理ブロック1−10に通知する
(2)。呼処理ブロック1−10内の試験受付モジュー
ル1−13は、試験制御モジュール1−21から前述の
電話番号を受信すると、発信側加入者を疑似して加入者
線プロトコルメッセージ生成し(3)、呼制御モジュー
ル1−12に発呼メッセージを送信する(4)。
【0046】そこから先の各モジュールは、あたかも発
信加入者が存在するかのようなエミュレートを行い、加
入者線プロトコルの標準メッセージに電話番号を変換し
て電話番号翻訳要求を翻訳モジュール1−11に送信す
る(5)。
【0047】翻訳モジュール1−11は通常の呼処理の
場合と同様に、電話番号を翻訳解析し、その電話番号に
対応した着信先(パス方路)情報を呼制御モジュール1
−12に送出する(6)。
【0048】呼制御モジュール1−12は、着信先(パ
ス方路)情報に従って発信処理を行い(7)、着信先に
応じて自局内の交換機に収容された加入者電話機1−3
2に接続する(8)か、又は他局の交換機1−40への
出トランク回線を決定して出接続を行い(9)、他局交
換機に収容された加入者電話機1−41に接続する。
【0049】次に、図2をもとに、保守者電話機の接続
及び切断処理について説明する。前述したように試験用
保守端末(保守コンソール)1−5から指定された保守
者電話機、例えば自局の加入者電話機1−32又は他局
の加入者電話機1−33は、通常の呼処理の場合と同様
に着信され、リンギング状態となる。
【0050】保守者がそのリンギングに応答して、自局
の加入者電話機1−32をオフフック(10)、又は他
局の加入者電話機1−33をオフフック(11)する
と、それらの電話機は保守者電話機として接続処理さ
れ、呼制御モジュール1−12は通常の処理手順に従っ
て、上下パスを接続し(12)、発側加入者を疑似する
試験受付モジュール1−13にイベントを通知する(1
3)。ただし、保守者電話機の正常な接続を保守者に知
らせるため、呼制御モジュール1−12は下りパスに対
してはダイヤルトーン(DT)を送出する接続を行う。
【0051】試験受付モジュール1−13は、試験制御
モジュール1−21に対し保守者電話機のオフフックを
通知する(14)。試験制御モジュール1−21は、試
験用保守端末(保守者コンソール)1−5に保守者電話
機の接続完了を表示させる(15)。
【0052】そしてその後、保守者は該保守者電話機を
用いて各種試験を行い、試験終了により保守者電話機を
オンフックする(10)(11)と、呼制御モジュール
1−12は通常手順に従って、発側加入者を疑似する試
験受付モジュール1−13に切断のイベントを通知し
(13)、通常の着側切断の手順に従ってパス切断の処
理を行い(12)、保守者電話機は切断される。
【0053】また、試験受付モジュール1−13は、試
験ブロック1−10に対し保守者電話機のオンフックを
通知し(14)、試験制御モジュール1−21は、試験
用保守端末(保守者コンソール)1−5に保守者電話機
の切断を表示させる(15)。
【0054】次に、試験用保守端末(保守者コンソー
ル)1−5から切断要求があった場合について説明す
る。試験用保守端末(保守者コンソール)1−5からの
切断要求は、呼処理から見ると発側加入者からの切断手
順と同様となる。
【0055】試験用保守端末(保守者コンソール)1−
5から、試験制御モジュール1−21に対し、接続中の
保守者電話機を指定する(16)。試験制御モジュール
1−21は、試験受付モジュール1−13に当該接続中
の呼の識別子を指定して保守者電話機の切断を要求する
(17)。
【0056】試験受付モジュール1−13は、発信側加
入者を疑似し、加入者線プロトコルメッセージ生成し
(18)、呼制御モジュール1−12に切断メッセージ
を送信する(19)。呼制御モジュール1−12は発側
切断処理を行い(20)、自局内の保守者電話機1−3
2に対する切断(21)又は他局の保守者電話機1−3
3に対する切断(22)を行う。
【0057】試験用保守端末(保守者コンソール)1−
5からの切断要求は、呼処理にとっては発側加入者のオ
ンフックと同様のイべントとなり、通常の呼処理と同様
に制御される。従って切断要求時に保守者電話機がオフ
フック状態であった場合、その電話端末の下りパスには
ビジートーン(BT)接続が行われる。
【0058】次に、試験ブロック1−20の保守者電話
機に対する制御機能について説明する。試験ブロック1
−20は、保守者から保守者電話機として使用する加入
者電話機を指定する電話番号を含む保守者電話機接続要
求を受け付け、呼処理ブロック1−10に対して制御を
要求する。
【0059】また、呼処理ブロック1−10から、保守
者電話機のオフフック又はオンフックの通知を受け付
け、試験用保守端末(保守者コンソール)1−5に、保
守者電話機の接続完了又は切断を表示させる制御を行
う。更に、試験用保守端末(保守者コンソール)1−5
からの接続中の呼を指定した保守者電話機切断要求を受
け付け、呼処理ブロック1−10に対して切断制御を要
求する。
【0060】次に、呼処理ブロック内の試験受付モジュ
ール1−13の制御機能について説明する。試験受付モ
ジュール1−13は、物理的には存在しない発信加入者
をソフトウェア処理上で疑似し、保守者が入力した着信
先電話番号情報を加入者線プロトコル標準メッセージへ
変換して呼制御モジュール1−12へ送信する。また、
呼制御モジュール1−12からの加入者線プロトコルの
標準メッセージを試験制御モジュール1−21に逆変換
して送信する機能を有する。
【0061】以上が一般加入者電話機を、汎用情報処理
装置の試験用保守端末(保守者コンソール)から指定し
て保守者電話機として音声パスに接続し、また試験終了
後に該保守者電話機を切断するための手順である。
【0062】試験用保守端末(保守者コンソール)1−
5は、試験ブロック1−20を装備した交換機の制御部
と、直接ケーブルにより接続するか、又はローカルエリ
アネットワーク(LAN)若しくはワイドエリアネット
ワーク(WAN)等のネットワークを介して接続して遠
隔地に設置することができる。
【0063】図3は、本発明の実施の形態の保守者電話
機及び保守者コンソールを用いた試験の基本手順の説明
図である。同図において、保守者は汎用情報処理装置の
試験用保守端末(保守者コンソール)3−1により、被
試験加入者電話機3−2の電話番号を入力する。
【0064】この電話番号は、交換機の制御部3−3で
受信され(1)、交換機の制御部3−3は、該電話番号
の加入者電話機3−2に対応した試験装置3−4を複数
の試験装置の中からハントする。
【0065】また、試験用保守端末(保守者コンソー
ル)3−1により、保守者電話機として使用する加入者
電話機3−5の電話番号を入力する。この電話番号も、
交換機の制御部3−3にて受信され(1)、前述した手
順により該保守者電話機として使用する加入者電話機3
−5に対する着信処理が行われ、該電話機3−5のべル
が鳴動する。以下の手順ではこの電話機は保守者電話機
として使用される。
【0066】保守者が該保守者電話機3−5をオフフッ
クすると、前述したように保守者電話機3−5とダイヤ
ルトーン(DT)の音源装置3−6との間の音声パスが
設定され(2)、保守者電話機3−5にダイヤルトーン
(DT)が送出される。
【0067】ここまでのステップは、試験用保守端末
(保守者コンソール)3−1に逐一表示される。試験用
保守端末(保守者コンソール)3−1に投入された試験
コマンドの試験内容が、マニュアル加入者試験の場合の
ように保守者による音声確認を伴うものであれば、保守
者電話機3−5と試験装置3−4との間の音声パスが、
制御部3−3の制御により設定される(3)。
【0068】保守者は、保守者電話機3−5を通して、
被試験加入者電話機3−2との通話確認及び疑似発呼な
どの試験を行う。試験終了時には、試験用保守端末(保
守者コンソール)3−1により終了コマンドを投入して
パスの接続を切断するか、又は保守者電話機3−5をオ
ンフックしてパスの接続を切断させ、試験を終了する。
【0069】本発明は、試験用保守端末として特殊な装
置を予め設置することなく、通常の一般加入者電話機を
使用して交換機の音声系機器の試験を行うことが可能に
なる。保守者は、ケーブルで直接又はLAN等のネット
ワークを介して交換機の制御部と接続された汎用の情報
処理装置の試験用保守端末(保守コンソール)から、保
守者電話機として使用する電話機の電話番号を指定す
る。
【0070】そして、この指定された電話番号の電話機
に対して、試験システム側から発信加入者のいない着信
呼び出しを行い、保守者はその呼び出しに応答し、その
電話機を使用してて各種の音声系機器の試験を行う。保
守者電話機には、自局内の加入者電話機のみならず他局
の加入者電話機も保守者電話機として指定することがで
きる。
【0071】本発明による保守者電話機を用いた各種試
験方法を以下に例示する。以下の図において、SLC#
0は前述した手順により接続される保守者電話機、SL
C#1は被試験対象の加入者電話機、SLC#2は他の
一般の加入者電話機にそれぞれ対応する加入者インタフ
ェースカードである。
【0072】試験用保守端末SCWSは、交換機の中央
制御装置CCと接続され、中央制御装置CCに試験コマ
ンドを送信し、中央制御装置CCから該試験コマンドに
対応した制御信号が、プロセッサアクセスコントローラ
PACを介してスイッチングSW部のLRPC(Line/Re
gister & Signal/Path Controller)制御部に送出され、
LRPC制御部から加入者インタフェースカードSLC
やセレクタSELECTORを制御する信号が送出され
る。
【0073】また、試験用保守端末SCWSと試験装置
HLTEとの間では、中央制御装置CC、プロセッサア
クセスコントローラPAC及びシグナルコントローラS
GCを介して試験情報が送受される。
【0074】図4は本発明による手動アナログ加入者回
路のブリッジカットオフ発信試験の説明図である。以
下、該ブリッジカットオフ発信試験の試験手順を列記す
る。 (1)まず、被試験対象の加入者インタフェースカード
SLC#1を試験閉塞し、セレクタSELECTORを
制御して試験装置HLTEと加入者インタフェースカー
ドSLC#1との間を接続する。
【0075】(2)加入者インタフェースカードSLC
#1のURA(Universal Access Relay)を起動し、図に
示すように加入者線側を切離し(ブリッジカットオ
フ)、スイッチング部SW側の信号径路を試験装置HL
TEに引き込む。
【0076】(3)シグナルコントローラSGCによる
異常電圧の測定とマニュアル試験開始要求を行う。 (4)試験装置HLTEと保守者電話機の加入者インタ
フェースカードSLC#0との間のパスを接続する。こ
こまでの手順は、以下に述べる各試験に共通の手順であ
る。
【0077】(5)試験装置HLTEに、加入者インタ
フェースカードSLC#1に対するオフフックを要求す
る。 (6)加入者インタフェースカードSLC#1にてオフ
フックを検出する。 (7)試験装置HLTEに、加入者インタフェースカー
ドSLC#1から加入者インタフェースカードSLC#
2への発呼(ダイヤル信号送出)を要求する。
【0078】(8)加入者インタフェースカードSLC
#1と加入者インタフェースカードSLC#2との間の
パスが接続される。この状態で、加入者インタフェース
カードSLC#0に接続された保守者電話機と、試験装
置HLTE及び加入者インタフェースカードSLC#1
を介して接続された加入者インタフェースカードSLC
#2の電話機との間で通話確認を行う。
【0079】(9)試験装置HLTEに対して加入者イ
ンタフェースカードSLC#1のオンフックを要求す
る。 (10)加入者インタフェースカードSLC#1と加入
者インタフェースカードSLC#2との間のパスが開放
される。 (11)試験装置HLTEと加入者インタフェースカー
ドSLC#0との間のパスが解放される。
【0080】(12)加入者インタフェースカードSL
C#1のURA起動を停止する。 (13)セレクタSELECTORを制御して試験装置
HLTEと加入者インタフェースカードSLC#1との
接続を開放する。 (14)加入者インタフェースカードSLC#1の試験
閉塞を解除する。
【0081】図5は本発明による手動アナログ加入者回
路のブリッジカットオフ着信試験の説明図である。この
試験は、FMRB(Faults Man Ring Back)試験を行うも
ので、FMRB試験用の特番を発信してオンフックする
と、該特番を発した電話機にリンギングを発生し、着信
試験を行うことができる。以下に試験手順を列記する。
【0082】(1)被試験対象の加入者インタフェース
カードSLC#1を試験閉塞し、セレクタSELECT
ORを制御して試験装置HLTEと加入者インタフェー
スカードSLC#1との間を接続する。
【0083】(2)加入者インタフェースカードSLC
#1のURA(Universal Access Relay)を起動し、図に
示すように加入者線側を切離し(ブリッジカットオ
フ)、スイッチング部SW側の信号径路を試験装置HL
TEに引き込む。
【0084】(3)シグナルコントローラSGCによる
異常電圧の測定とマニュアル試験開始要求を行う。 (4)試験装置HLTEと保守者電話機の加入者インタ
フェースカードSLC#0との間のパスを接続する。
【0085】(5)試験装置HLTEに、加入者インタ
フェースカードSLC#1に対するオフフックを要求す
る。 (6)加入者インタフェースカードSLC#1でオフフ
ックを検出する。
【0086】(7)試験装置HLTEに、加入者インタ
フェースカードSLC#1経由のFMRB特番発信を要
求する。 (8)FMRB手順によるパスが接続される。
【0087】(9)トーンジェネレータTNGからのダ
イヤルトーンDTが加入者インタフェースカードSLC
#1→試験装置HLTE→加入者インタフェースカード
SLC#0を経由して保守者電話機に送出される。
【0088】(10)試験装置HLTEに加入者インタ
フェースカードSLC#1に対するオンフックを要求す
る。 (11)加入者インタフェースカードSLC#1でオン
フック検出後、加入者インタフェースカードSLC#1
は呼び出し信号源RNGに接続される。
【0089】(12)リンギング信号が加入者インタフ
ェースカードSLC#1を経由して試験装置HLTEに
送出される。 (13)試験装置HLTEに加入者インタフェースカー
ドSLC#1に対するオフフックを要求する。 (14)加入者インタフェースカードSLC#1でオフ
フック検出する。
【0090】(15)ダイヤルトーンDTがトーンジェ
ネレータTNG→加入者インタフェースカードSLC#
1→試験装置HLTE→加入者インタフェースカードS
LC#0を経由して保守者電話機に送出される。
【0091】(16)試験装置HLTEに加入者インタ
フェースカードSLC#1に対するオンフックを要求す
る。 (17)加入者インタフェースカードSLC#1とトー
ンジェネレータTNGとの間のパスを開放する。 (18)試験装置HLTEと加入者インタフェースカー
ドSLC#0との間のパスを開放する。
【0092】(19)加入者インタフェースカードSL
C#1のUAR起動を停止する。 (20)セレクタSELECTORを制御して試験装置
HLTEと加入者インタフェースカードSLC#1との
接続を開放し、加入者インタフェースカードSLC#1
の試験閉塞を解除する。
【0093】図6は本発明による手動アナログ加入者回
線試験の説明図である。この試験は、加入者線側の電
圧、抵抗、容量の測定(Measurement) 試験、通話試験、
通話電流試験、DP(ダイヤルパルス)試験、PB(プ
ッシュ釦)試験、回線極性反転試験を行うものである。
以下に試験手順を列記する。
【0094】(1)被試験対象の加入者インタフェース
カードSLC#1を試験閉塞し、セレクタSELECT
ORを制御して試験装置HLTEと加入者インタフェー
スカードSLC#1との間を接続する。
【0095】(2)加入者インタフェースカードSLC
#1のURA(Universal Access Relay)を起動し、図に
示すように加入者線側を切離し(ブリッジカットオ
フ)、スイッチング部SW側の信号径路を試験装置HL
TEに引き込む。
【0096】(3)シグナルコントローラSGCによる
異常電圧の測定とマニュアル試験開始要求を行う。 (4)試験装置HLTEと保守者電話機の加入者インタ
フェースカードSLC#0との間のパスを接続する。
【0097】(5)測定(Measurement) 試験を要求す
る。 (6)バッテリ供給を要求する。 (7)極性反転を要求する。
【0098】(8)試験装置HLTE→加入者インタフ
ェースカードSLC#1→加入者電話機の径路によるリ
ンギング発信を要求する。 (9)トーンジェネレータTNGから試験装置HLTE
を経由して加入者インタフェースカードSLC#0へ至
るリングバックトーン送出を要求する。このリンギング
発信及びリングバックトーン送出の要求は、加入者イン
タフェースカードSLC#1の加入者電話機のオフフッ
クが検出されるまで繰り返す。
【0099】(10)加入者インタフェースカードSL
C#1の加入者電話機のオフフックを検出する。 (11)リンギング停止を要求する。 (12)通話確認する。 (13)通話電流測定試験を要求する。 (14)DP試験を要求する。 (15)PB試験を要求する。
【0100】(16)各種試験の終了により、保守者電
話機又は被試験電話機をオンフックする。 (17)試験装置HLTEと加入者インタフェースカー
ドSLC#0との間のパスを開放する。
【0101】(18)加入者インタフェースカードSL
C#1のUAR起動を停止する。 (19)セレクタSELECTORを制御して試験装置
HLTEと加入者インタフェースカードSLC#1との
接続を開放し、加入者インタフェースカードSLC#1
の試験閉塞を解除する。
【0102】図7は本発明によるハウラ送出試験の説明
図である。この試験はハウラ送出の確認と加入者電話機
のオンフックによるハウラ送出停止の確認の試験であ
る。以下に試験手順を列記する。
【0103】(1)被試験対象の加入者インタフェース
カードSLC#1を試験閉塞し、セレクタSELECT
ORを制御して試験装置HLTEと加入者インタフェー
スカードSLC#1との間を接続する。
【0104】(2)加入者インタフェースカードSLC
#1のURA(Universal Access Relay)を起動し、図に
示すように加入者線側を切離し(ブリッジカットオ
フ)、スイッチング部SW側の信号径路を試験装置HL
TEに引き込む。
【0105】(3)シグナルコントローラSGCによる
異常電圧の測定とマニュアル試験開始要求を行う。 (4)試験装置HLTEと保守者電話機の加入者インタ
フェースカードSLC#0との間のパスを接続する。
【0106】(5)試験装置HLTEへ加入者監視一時
停止を要求する。 (6)セレクタSELECTORを制御し、加入者イン
タフェースカードSLC#1と試験装置HLTEとの接
続を、加入者インタフェースカードSLC#1とハウラ
音源HOWとの接続に切り替える。
【0107】(7)ハウラ音源HOWから、ハウラの送
出状態がシグナルコントローラSGCを介して試験用保
守端末SCWSに通知され、ハウラの送出を確認し、ま
た加入者オンフックによるハウラ送出の停止を確認す
る。
【0108】(8)セレクタSELECTORを制御
し、加入者インタフェースカードSLC#1とハウラ音
源HOWとの接続を、加入者インタフェースカードSL
C#1と試験装置HLTEとの接続に切り替える。
【0109】(9)試験装置HLTEへ加入者監視再開
を要求する。 (10)試験装置HLTEと加入者インタフェースカー
ドSLC#0との間のパスを開放する。
【0110】(11)加入者インタフェースカードSL
C#1のUAR起動を停止する。 (12)セレクタSELECTORを制御して試験装置
HLTEと加入者インタフェースカードSLC#1との
接続を開放し、加入者インタフェースカードSLC#1
の試験閉塞を解除する。
【0111】図8は本発明による手動トランク試験(ト
ランクジャンクション試験)の説明図である。以下に試
験手順を列記する。 (1)ディジタル出トランクDT(OGT)と加入者イ
ンタフェースカードSLC#0との間のパスを接続す
る。
【0112】(2)自局保守者電話機から他局の自動応
答トランクAACの電話番号へ発呼し、試験を開始す
る。 (3)自局保守者電話機で、他局の自動応答トランクA
ACから送出されるテストトーンを聴取し、他局(相手
局) の自動応答トランクAACへ着信したことを確認す
る。
【0113】(4)自局保守者電話機のオンフックによ
り呼を切断し、試験を終了する。 (5)ディジタル出トランクDT(OGT)と加入者イ
ンタフェースカードSLC#0との間のパスを開放す
る。
【0114】図9は本発明によるオーディビリティ試験
(トーンテスト)の説明図である。以下に試験手順を列
記する。 (1)トーンジェネレータTNGと加入者インタフェー
スカードSLC#0との間のパスを接続する。
【0115】(2)保守者電話機のヘッドセットにより
被試験トーンを確認する。 (3)トーンジェネレータTNGと加入者インタフェー
スカードSLC#0との間のパスを開放する。
【0116】図10は本発明によるオーディビリティ試
験(アナウンスメントテスト)の説明図である。以下に
試験手順を列記する。 (1)アナウンスメント装置ANMに接続されたトーキ
ートランクTKTと加入者インタフェースカードSLC
#0との間のパスを接続する。
【0117】(2)保守者電話機のヘッドセットにより
被試験アナウンスを確認する。 (3)トーキートランクTKTと加入者インタフェース
カードSLC#0との間のパスを開放する。
【0118】図11は本発明によるラインモニタの説明
図である。以下に試験手順を列記する。 (1)試験手順は、保守者電話機の加入者インタフェー
スカードSLC#0と多者通話トランクTWTとの間の
パスを接続する。
【0119】(2)通話中の加入者インタフェースカー
ドSLC#1,SLC#2と多者通話トランクTWTと
の間のパスを接続する。 (3)モニタ中トーンの音源装置TNGと多者通話トラ
ンクTWTとの間のパスを接続する。
【0120】(4)多者通話トランクTWTに多者通話
接続の起動を要求してモニタを開始する。 (5)多者通話トランクTWTに多者通話接続の停止を
要求する。
【0121】(6)モニタ中トーンの音源装置TNGと
多者通話トランクTWTとの間のパスを開放する。 (7)通話中の加入者インタフェースカードSLC#1
と,SLC#2多者通話トランクTWTとの間のパスを
開放する。 (8)保守者電話機の加入者インタフェースカードSL
C#0と多者通話トランクTWTとの間のパスを開放す
る。
【0122】図12は本発明によるトランクモニタの説
明図である。以下に試験手順を列記する。 (1)保守者電話機の加入者インタフェースカードSL
C#0と多者通話トランクTWTとの間のパスを接続す
る。
【0123】(2)通話中のトランクAT/DT#1,
AT/DT#2と多者通話トランクTWTとの間のパス
を接続する。 (3)モニタ中トーンの音源装置と多者通話トランクT
WTとの間のパスを接続する。
【0124】(4)多者通話トランクTWTに多者通話
接続の起動を要求してモニタを開始する。 (5)多者通話トランクTWTに多者通話接続の停止を
要求する。
【0125】(6)モニタ中トーンの音源装置TNGと
多者通話トランクTWTとの間のパスを開放する。 (7)通話中のトランクAT/DT#1,AT/DT#
2と多者通話トランクTWTとの間のパスを開放する。 (8)保守者電話機の加入者インタフェースカードSL
C#0と多者通話トランクTWTとの間のパスを開放す
る。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
試験時に一般の加入者電話機を保守者電話機として、交
換機の制御部のソフトウェア処理による音声パス切り替
えにより被試験対象の音声機器又は試験装置に接続する
ことにより、試験保守専用の音声系試験補助装置やアダ
プタ等の装置を必要とせず、安価に試験システムを構築
することができる。
【0127】また、本発明による試験用保守端末及び保
守者電話機は、交換機の機種依存性が低いため、保守仕
様を容易に統合化することができる。更に、加入者線が
ある所であれば、保守者は該加入者線に接続された電話
機を保守者電話機として使用し、音声系機器の試験を行
うことができ、試験用保守端末は被試験交換機の制御部
とLAN等を介して接続されていれば、被試験交換機か
ら遠方にある場所からでも試験起動が可能である。
【0128】更に、対集中保守局インタフェースの機能
を備えた装置を必要としないため、集中保守局以外の遠
隔局からでも遠隔保守をすることができる。その際、被
試験加入者と収容されている交換機の対応を意識するこ
となく、単に電話番号を指定して被試験加入者の各種音
声系機器試験を行うことができる。なお、本発明による
保守者電話機として指定した加入者電話機は、苦情呼受
付用に使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の保守者電話機の接続手順
の説明図である。
【図2】本発明の実施の形態の保守者電話機の接続手順
の説明図である。
【図3】本発明の実施の形態の保守者電話機及び保守者
コンソールを用いた試験の基本手順の説明図である。
【図4】本発明による手動アナログ加入者回路のブリッ
ジカットオフ発信試験の説明図である。
【図5】本発明による手動アナログ加入者回路のブリッ
ジカットオフ着信試験の説明図である。
【図6】本発明による手動アナログ加入者回線試験の説
明図である。
【図7】本発明によるハウラ送出試験の説明図である。
【図8】本発明による手動トランク試験(トランクジャ
ンクション試験)の説明図である。
【図9】本発明によるオーディビリティ試験(トーンテ
スト)の説明図である。
【図10】本発明によるオーディビリティ試験(アナウ
ンスメントテスト)の説明図である。
【図11】本発明によるラインモニタの説明図である。
【図12】本発明によるトランクモニタの説明図であ
る。
【図13】従来の交換機の音声系機器の試験システムの
基本構成を示す図である。
【符号の説明】
1−10 交換機システムの呼処理ブロック 1−11 翻訳モジュール 1−12 呼制御モジュール 1−13 試験受付モジュール 1−20 交換機システムの試験ブロック 1−21 試験制御モジュール 1−31,1−32, 自局交換機に収容されている加
入者電話機 1−40 他局交換機 1−41 他局に収容されている加入者電話機 1−5 試験用保守端末(保守コンソール)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬川 伸治 愛知県名古屋市東区東桜一丁目13番3号 富士通名古屋通信システム株式会社内 (72)発明者 三浦 守光 愛知県名古屋市東区東桜一丁目13番3号 富士通名古屋通信システム株式会社内 Fターム(参考) 5K019 AA02 AA06 AC07 BA05 BA52 BA61 BB12 CA05 CC03 CC11 CC17 DA03 DA04 DA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換機の制御部の呼処理ブロック内に試
    験受け付けモジュールと呼制御モジュールと翻訳モジュ
    ールとを備え、 前記試験受け付けモジュールは、試験用保守端末から投
    入された保守者電話機として指定する一般加入者電話機
    の電話番号情報に基づいて、前記呼制御モジュールに対
    して発呼メッセージを送信する機能を有し、 前記呼制御モジュール及び翻訳モジュールは、前記試験
    受け付けモジュールから送信される前記発呼メッセージ
    に従って、前記保守者電話機として指定された一般加入
    者電話機に対する呼接続処理を、一般の呼接続処理と同
    様にエミュレート処理する機能を備え、 前記保守者電話機として指定された一般加入者電話機
    を、交換機により設定される音声パスを介し、交換機の
    音声系機器又は試験装置に接続する構成を備えたことを
    特徴とする交換機の音声系機器の試験システム。
  2. 【請求項2】 前記保守者電話機として指定された一般
    加入者電話機を、交換機により設定される音声パスを介
    し、加入者回路試験及び加入者回線試験のための試験装
    置に接続する構成を備えたことを特徴とする請求項1記
    載の交換機の音声系機器の試験システム。
  3. 【請求項3】 前記保守者電話機として指定された一般
    加入者電話機を、交換機により設定される音声パスを介
    し、トランクジャンクション試験を行う被試験対象のト
    ランクに接続する構成を備えたことを特徴とする請求項
    1記載の交換機の音声系機器の試験システム。
  4. 【請求項4】 前記保守者電話機として指定された一般
    加入者電話機を、交換機により設定される音声パスを介
    し、各種のトーンを発生する音源装置又は音声によるア
    ナウンスメントを送出するトーキートランクに接続する
    構成を備えたことを特徴とする請求項1記載の交換機の
    音声系機器の試験システム。
  5. 【請求項5】 前記保守者電話機として指定された一般
    加入者電話機と、モニタ対象の通話中の加入者電話機又
    は出トランク若しくは入トランクとを、交換機により設
    定される音声パスを介し、多者通話トランクに接続する
    構成を備えたことを特徴とする請求項1記載の交換機の
    音声系機器の試験システム。
  6. 【請求項6】 前記試験用保守端末は、被試験対象の交
    換機の制御部にローカルエリアネットワーク又はワイド
    エリアネットワークを介して接続されたことを特徴とす
    る請求項1記載の交換機の音声系機器の試験システム。
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