JPH09162977A - 緊急通報回線の試験方式 - Google Patents

緊急通報回線の試験方式

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JPH09162977A
JPH09162977A JP31629495A JP31629495A JPH09162977A JP H09162977 A JPH09162977 A JP H09162977A JP 31629495 A JP31629495 A JP 31629495A JP 31629495 A JP31629495 A JP 31629495A JP H09162977 A JPH09162977 A JP H09162977A
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emergency call
tone
center
call
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JP31629495A
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Yasuyuki Sajikawa
康幸 佐次川
Mutsuaki Kai
睦章 甲斐
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は消防・警察のセンターの交換機と公衆
網の交換機とが緊急通報回線で接続され,センターと各
署所/派出所との間が指令回線で接続された緊急通報シ
ステムにおける緊急通報回線の試験方式に関し,緊急通
報回線の試験を自動化して担当者の負担を軽減すると共
に作業能率を向上することを目的とする。 【解決手段】署所/派出所に公衆網の交換機の加入者線
に接続された自動回線試験装置を設け,起動により発呼
して緊急通報のダイヤルを発生する。センターの緊急通
報回線が接続する緊急通報受付トランクは着信に対し応
答するとリングバックトーンを発生し,自動回線試験装
置はリングバックトーンを受け取ると回線試験要求のト
ーンを送出し,緊急通報受付トランクは,回線試験要求
のトーンの検出により通話確認のために自動回線試験装
置との間でトーンの送・受信による通話確認を行うよう
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は消防・警察等の緊急
通報システムにおける緊急通報回線の試験方式に関す
る。
【0002】消防・警察の緊急通報システムでは公衆電
話網の加入者からの110番,119番ダイヤルにより
緊急通報回線を捕捉して消防センター/警察本部の交換
機に接続され,交換機を介して通報受付台に着信して通
報を受け取る。さらに,通報受付台で消防センター/警
察本部の交換機から専用線による指令回線を介して最寄
りの消防署や警察の派出所に指令を出している。このよ
うな緊急通報システムでは公衆電話網と消防センター/
警察本部との間の緊急通報回線が常に正常に動作するこ
とが求められており,そのために緊急通報回線の試験が
日常的に行われている。
【0003】
【従来の技術】図19は従来の緊急通報システムの構成
図である。図19において,1は公衆網,10〜13は
公衆網の中の一つの交換局を構成し,10は緊急通報ト
ランク(FPTで表示),11は通話路を含むネットワ
ーク(NWで表示),11aは制御部,12は加入者回
路(LCで表示:Line Circuit) ,13は公衆網1の加
入者の電話機である。
【0004】2は消防センター/警察本部であり,消防
センターまたは警察本部の交換機と関係する装置全体を
表す。消防センター/警察本部2において,20は緊急
通報受付トランク(FPIで表示),21は指令回線
(主として専用線)に接続された指令用パッケージ(L
DSで表す),22は通話路を含むネットワーク,22
aは制御部,23は受付台制御パッケージ(ATTCで
表示),24は加入者からの消防・警察への緊急通報を
担当者が受け付ける通報受付台である。
【0005】3は各地域毎に設けられた署所/派出所で
あり,公衆網1の交換局に対して1または複数の署所/
派出所が設けられ,消防センター/警察本部2からの指
令を受信すると災害現場へ行く人員が常駐している。3
0は指令の受信制御を行う署所制御装置,31は消防セ
ンター/警察本部からの指令を受け取る受令装置であ
る。4は専用回線で構成する緊急通報回線,5は専用回
線で構成する指令回線(指令音声/データ回線)であ
る。
【0006】動作を説明すると,NTTのような公衆網
1の加入者の電話機13により災害現場等から110番
または119番のダイヤルを行うと,加入者回路(L
C)12,ネットワーク(NW)11を介して緊急通報
トランク(FPT)10に接続され,緊急通報回線4か
ら消防センター/警察本部2の緊急通報受付トランク
(FPI)20に接続される。この時,リングバックト
ーンが緊急通報受付トランク(FPI)20から発信側
の加入者へ送られる。続いて,ネットワーク(NW)2
2を介して緊急通報受付トランク(FPI)20は受付
台制御パッケージ(ATTC)23を通って通報受付台
24に接続される。
【0007】通報受付台24で担当者が応答し,電話機
13からの災害情報を聴取する。次に通報受付台24の
担当者は,通報受付台24から災害現場に一番近い署所
/派出所3と指令回線5により接続する指令用トランク
パッケージ(LDS)21を捕捉して指令を伝達する。
この場合の指令は,音声,FAXまたはデータの何れか
の形式,または音声,FAX,データを複合した形式の
何れかが使用され,署所/派出所3では署所制御装置3
0を介して受令装置31で受け取り,署所/派出所3で
はその指令内容に応じて災害現場に向かう等の措置が取
られる。
【0008】図20は従来の緊急通報回線の試験方法を
説明する図である。緊急通報システムの緊急通報回線4
は常に正常に動作する必要があるため,各緊急通報回線
毎に頻繁に試験が行われており,図20のA.及びB.
に示すように,公衆網1のネットワーク(NW)11に
加入者回路(LC)14を介して緊急通報回線試験装置
15を設けて試験を行っている。なお,図には緊急通報
トランク(FPT)10,緊急通報回線4及び緊急通報
受付トランク(FPI)20はそれぞれ1つだけ示す
が,実際にはそれぞれ複数の装置(回線)が設けられて
いる。
【0009】図20のA.において,保守者が緊急通報
回路試験装置15から緊急通報回線4を指定して消防・
警察へ発信操作を行うと,に示すように対応する緊急
通報トランク(FPT)10,緊急通報回線4,及び緊
急通報受付トランク(FPI)20,ネットワーク(N
W)22,受付台制御パッケージ(ATTC)23を介
して通報受付台24と接続され,通報受付台24で応答
する。次に通報受付台24の担当者は緊急通報回線試験
装置15の保守者との間で通話,加入者保留,再呼出機
能,切断のそれぞれの機能を人手により行い,緊急通報
回線の正常性を確認する。なお,再呼出機能とは,加入
者が公衆網1から消防センター/警察本部に発信して通
報受付台24と接続された後で,加入者が電話を切断
(オンフック)した時に,通報受付台24で再呼出しを
指示する再呼出釦を操作すると,加入者が発信した時の
経路を逆にたどって発信を行った加入者の電話機のリン
ガーを鳴動させる機能である。この機能を実現するた
め,加入者が発信を行った後で,電話機をオンフック
(切断)してもその前に形成された経路が保持する機能
が備えられ,通信受付台24で切断操作を行うまでは加
入者がオンフックしても通話路は保持される。
【0010】図20のB.において,は緊急通報回線
試験装置15でオンフック(通話を終了して回線を断に
する)した後,通報受付台24の担当者が再呼出釦を押
下した場合に,緊急通報回線試験装置15が再呼出しさ
れてリンガーにより呼出しが行われることを示し,この
後保守者が応答すると通話が可能となる。通報受付台2
4で切断釦を押下すると,緊急通報回線の通話路が切断
され緊急通報回線試験装置15と通報受付台24の間の
接続が断となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の緊急通
報システムでは,公衆網1と消防センター/警察本部2
の間に設けられた緊急通報回線4に対し緊急通報回線試
験装置15から保守者により試験を行っていたが,次の
〜に挙げるような点が問題になっている。
【0012】大都市部では緊急通報回線の数が数百回
線になる場合もあり,それらの全回線に対して回線試験
を行うと時間が1〜2時間位かかり,公衆網側の保守者
と通報受付台の担当者の負担になっている。
【0013】一般加入者からの緊急通報受付と回線試
験が輻輳した時に通報受付台担当者は公衆網側に一旦,
緊急通報回線試験の中断を通知する必要があり,緊急通
報受付に支障を来たしている 回線試験時には担当者はそれに掛かり切りになり他の
作業ができなくなって作業効率が悪い。
【0014】通報受付台担当者は緊急通報の着信か,
回線試験の着信かの区別がつかないため常に緊張状態に
あり担当者の疲労度を増す原因になっている。本発明は
上記の問題を解決し,緊急通報回線の試験を自動化して
担当者の負担を軽減すると共に作業能率を向上すること
ができる緊急通報回線の試験方式を提供することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の第1の原
理構成,図2は本発明の第2の原理構成,図3は本発明
の第3の原理構成をそれぞれ示す図である。
【0016】図1において,1はNTT等の公衆網,1
Aは公衆網の一つの交換局を表し,2はセンターであ
り,上記従来の緊急通報システム(図19)の消防セン
ター/警察本部を表す。3は署所/派出所を表し,交換
局のエリアに1箇所または複数箇所設けられている(図
1には1箇所だけ示す)。交換局1A内の10〜13,
センター2の21〜24,署所/派出所3の30,31
は,それぞれ上記従来の緊急通報システム(図19)の
同一符号の各部に対応し,交換局1Aの10は緊急通報
トランク,11は通話路を含むネットワーク(NW),
11aは制御部,12は加入者回路(LC),13は公
衆網1の加入者の電話機である。また,センター2の2
1は指令用パッケージ(LDS),22は通話路を含む
ネットワーク(NW),22aは制御部,23は受付台
制御パッケージ(ATTC),24は通報受付台であ
る。25は本発明により新たな機能を付加された緊急通
報受付トランク(FPI)であり,従来のシステム(図
19)において符号20で示すFPIが備える,公衆網
からの着信に応答すると共にリングバックトーンを発生
する機能の外に,25a,25bで示す各機能を備え,
25aはトーン送受信部,25bは再呼出信号発生部で
ある。
【0017】署所/派出所3において,30は署所制御
装置,31は受令装置,32は本発明により設けられた
自動回線試験装置であり,内部の32aは発呼部,32
bはトーン送受信部,32cはリンガー検出部,32d
は応答部である。4は専用回線で構成する緊急通報回
線,5は専用回線で構成する指令回線である。
【0018】図1に示すように緊急通報システムでは公
衆網の交換局単位に消防・警察の署所/派出所3が設け
られ,その署所/派出所の中に新たに交換局の加入者回
路16に接続される自動回線試験装置32を設け,この
自動回線試験装置32は,署所/派出所3で起動を指示
を与えるか,センター2の指令用パッケージ(LDS)
21からの指令により起動する。起動すると発呼部32
aが発呼(加入者線のループを閉成)して消防・警察の
番号をダイヤルする。これによりネットワーク(NW)
11,緊急通報トランク(FPT)10,緊急通報回線
4を介して緊急通報受付トランク(FPI)25に着信
すると,着信検出により従来の緊急通報受付トランクの
機能により自動応答してリングバックトーンを発生す
る。
【0019】署所/派出所3の自動回線試験装置32で
はこれをトーン送受信部32bで検出すると,回線試験
を要求するトーンをトーン送受信部32bから送出し,
これをセンター2の緊急通報受付トランク(FPI)2
5のトーン送受信部25aで検出すると,通話を疑似的
に確認するため,トーンの送受信を緊急通報受付トラン
ク(FPI)25と自動回線試験装置32の間で相互に
行い,その後自動回線試験装置32側から回線の疑似切
断を行うと,緊急通報受付トランク(FPI)25では
ビジートーンの検出によりこの状態を識別すると,再呼
出信号発生部25bを駆動して再呼出信号を緊急通報回
線4へ送出する。この信号に応じて公衆網1からリンガ
ーが発生すると自動回線試験装置32のリンガー検出部
32cが検出出力を発生し,この出力により応答部32
dを動作して応答(加入者線のループを閉成)すること
により再呼出しの機能が確認できる。
【0020】図2に示す第2の原理構成において,公衆
網1の11〜13,センター2の22〜24は上記図1
の同一符号の各部と同じ名称であり説明を省略する。公
衆網1の11aは交換機の制御部,17は本発明による
緊急通報トランク(FPT)であり,センター2の22
aは交換機の制御部,26は本発明による緊急通報受付
トランク(FPI)である。
【0021】図2の第2の原理構成では,公衆網1の緊
急通報トランク(FPT)17は一定の周期毎,または
試験開始の指示入力が発生すると,トーン送受信部17
aから緊急通報回線4に回線試験の開始を表すトーンが
送出され,これをセンター2の緊急通報受付トランク
(FPI)26のトーン送受信部26aで検出する。こ
れに応じて緊急通報受付トランク(FPI)26はトー
ン送受信部26aからトーン(応答と通話試験を表す)
を送出すると,緊急通報トランク(FPT)17ではト
ーン送受信部17aでこれを検出することにより通話機
能の正常性を確認できるが,これを検出できないと障害
と判断する。
【0022】センター2の緊急通報受付トランク(FP
I)26はトーン送出後に再呼出信号発生部26bが駆
動されて再呼出信号を表す電位を緊急通報回線4のA
線,B線(図2には図示省略)のそれぞれに供給する制
御を行い,この信号は緊急通報トランク(FPT)17
の再呼出信号検出部17bで検出すれば正常と判断し,
検出できないと障害と判定し,再呼出機能の試験を行え
る。このような試験を各緊急通報回線について実行す
る。
【0023】図3に示す第3の原理構成において,公衆
網1の交換局Aの10,11〜15,センター2の2
0,22〜24,4は,それぞれ上記図1の同一符号の
各部と同じ名称であり説明を省略する。但し,センター
2の通報受付台24には着信した呼を後述するセンター
自動回線試験装置27に転送させる指示信号を発生する
転送指示釦24aを備え,27は本発明により設けられ
たセンター自動回線試験装置である。
【0024】図3の第3の構成では,公衆網1の緊急通
報回線試験装置15から従来と同様に緊急通報回線4の
回線試験の呼が発生してセンター2の通報受付台24に
着信して応答が行われて通話が行われた後,通報受付台
24で転送指示釦24aを操作すると,センター2の交
換機の制御により緊急通報回線4の呼をセンター自動回
線試験装置27に転送する。これによりこの通報受付台
24からセンター自動回線試験装置27に転送されると
自動応答部27aが自動応答し,次にトーン送受信部2
7bからトーンを発生すると通報受付台24の扱者がこ
れを聴取することができ,扱者が緊急通報回線4との接
続から抜ける操作を行うと,交換機によりセンター自動
回線試験装置27と公衆網1の緊急通報回線試験装置1
5が直接接続される。
【0025】この後緊急通報回線試験装置15から疑似
切断の操作を行うと公衆網1からビジートーン(BT)
が発生しセンター自動回線試験装置27のトーン送受信
部27bで検出すると,再呼出信号発生部27cがA
線,B線(図3には図示省略)に再呼出信号を供給す
る。これに応じて公衆網1の緊急通報回線試験装置15
にリンガー信号が送られる。緊急通報回線試験装置15
でこれに応答してトーンを送出し,センター自動回線試
験装置27との間でトーンの送受信により試験が行われ
た後,回線の切断が行われる。
【0026】
【発明の実施の形態】上記図1に示す第1の原理構成に
対応する実施例の構成及び動作を図4乃至図10を用い
て説明する。
【0027】図4は公衆網の交換局に設けられた自動回
線試験装置(図1の32)の構成図であり,図中,32
は自動回線試験装置,320は制御部,321は制御部
320からの発信指示により加入者回路の直流ループを
閉成して発信を起動すると共に緊急通報ダイヤル(11
0番または119番)の信号を発生するループ起動ダイ
ヤル送出部,322は発信後に回線を疑似切断した後で
センター側からの再呼出しが行われた時に送られてくる
リンガー(呼び出し信号)を検出する再呼出用リンガー
検出部,323は2線4線変換部,324はトーン送出
部,325はトーン検出部である。
【0028】図5はセンター側の緊急通報受付トランク
(FPI,図3の27)の要部の構成である。図5にお
いて,25は緊急通報受付トランク(FPI),250
は制御部,251はトーン検出部,252はトーン送出
部,253は着信時に応答(ループを閉成)し,リング
バックトーンを送り返す機能等を備える従来のFPI機
能部である。
【0029】図6は本発明の第1の原理による緊急通報
システムの構成を示し,公衆網1を構成する複数の一つ
の交換局1Aとセンター(消防センター/警察本部を表
す)2とが接続されている例を示し,公衆網1の交換局
1Aにおける各符号10〜12,16及び3,30〜3
2,及びセンター2内の21〜25は上記図1の同じ符
号の各部と同様であり説明を省略する。
【0030】図7は上記図6に示すシステム構成におけ
る試験の動作シーケンスを示し,以下に上記図4,図5
を参照しながら説明する。センター2の指令用パッケー
ジ(LDS)21から周期的に自動回線試験要求が音声
・データの指令を送出できる指令回線5に対し自動回線
試験要求を送出すると(図7のa),指令回線5で接続
された交換局A側の署所/派出所3の署所制御装置30
でこの自動回線試験要求が検出され,図4の自動回線試
験装置32の制御部320が駆動される。これによりル
ープ起動ダイヤル送出部321が駆動されて,加入者回
路16の回線に対し自動発呼を行い,110番または1
19番をダイヤルする(図7のb)。公衆網のネットワ
ーク(以下,NWという)11はこのダイヤルにより加
入者回線16の回線を緊急通報回線4の一つに接続する
緊急通報トランク(以下,FPTという)10を捕捉し
てセンター2の緊急通報受付トランク(以下,FPIと
いう)25に着信する(図7のc)。
【0031】図5に示すFPI25は,着信に対し従来
のFPI機能部253により応答を行うと共に,リング
バックトーン(RBT)を発信側の回線へ送出する(図
7のd)。このリングバックトーンは公衆網1のネット
ワーク(NW)11を介して自動回線試験装置32に達
し,図4のトーン検出部325で検出される。この検出
により制御部320はトーン送出部324から回線試験
要求トーンを送出する制御を行う。
【0032】回線試験要求トーンは,公衆網のNW11
を介してセンター2のFPI25に送られ(図7の
e),FPI25ではこのトーンを図5のトーン検出部
251で検出する。この回線試験要求トーンの検出によ
りFPI25の制御部250は通話疑似確認の動作を開
始し,通話確認用トーンを緊急通報回線4に送出する
(図7のf)。自動回線試験装置32でこの通話確認用
トーンを図4のトーン検出部325で検出すると,制御
部320はトーン送出部324から応答トーンを送出す
る制御を行う(図7のg)。この応答トーンはFPI2
5のトーン検出部325(図4)で検出すると,通話確
認が完了する。
【0033】自動回線試験装置32の制御部320は,
応答トーンを送出した後ループ起動ダイヤル送出部32
1を制御して加入者回路16を介する回線のループを断
(疑似切断)にする(図7のh)。このループ断を検出
すると,公衆網1のNW11及び制御部11aは,それ
まで接続されていた緊急通報回線4に対しビジートーン
(BT)を供給してセンター2へ送る(図7のi)。こ
のビジートーンがFPI25のトーン検出部325で検
出される(発呼側の回線がループ断になったことを識別
する)と,制御部250から従来のFPI機能部253
に対し再呼出信号の送出を指示すると,A線とB線の線
路にFPI機能部253から再呼出信号を表す電位を接
続する(図7のj)。
【0034】図8はインタフェース種別対応の状態別の
A,B線の信号電位を示す図である。消防・警察の緊急
通報回線のFPI(センター側)とFPT(公衆網側)
のA線とB線のインタフェースには,DC(直流)イン
タフェースとAC(交流)インタフェースがあり,図8
に示すようにインタフェースの種別に対応し,空き状
態,発信状態,通話状態,再呼出信号,切断信号の各状
態を表すA線,B線の電位が決められ,上記図7のjの
シーケンスにおいてインタフェースに応じた再呼出信号
の電位がFPIから公衆網へ送出される。
【0035】公衆網1の交換局AのNW11(具体的に
はFPT10)でこれを検出すると,従来の技術により
リンガーをループ断になった加入者回線へ送出する(図
7のk)。このリンガーを図4の自動回線試験装置32
の再呼出用リンガー検出部322で検出すると,制御部
320はループ起動ダイヤル送出部321に対しループ
を閉じる制御をして疑似切断を解除する(図7のl)。
公衆網のNW11で疑似切断が解除されたことを検出す
ると先に送出していたビジートーンを停止する。センタ
ーのFPI25ではビジートーンの停止をトーン検出部
251からのトーン未検出の状態により識別すると,再
び通話疑似確認のため制御部250の制御によりトーン
検出部251から通話確認用トーンを送出させる(図7
のm)。このトーンが図4の自動回線試験装置32のト
ーン検出部325で検出されると,制御部320の制御
により応答トーンが送出される(図7のn)。
【0036】この応答トーンがセンターのFPI25で
検出されると,図5の制御部250の制御により従来の
FPI機能部253に対し切断信号の発生を指示する。
これにより緊急通報回線4のA線,B線に切断信号が発
生する(図7のp)。一方,自動回線試験装置32でも
応答トーン送出後に制御部320によりループ起動ダイ
ヤル送出部321を制御して加入者回線を切断(ループ
断)する(図7のo)。これにより緊急通報回線4は開
放される。上記のFPI25からの切断信号の発生は,
上記図8の対応するインタフェースに従った電位がA線
とB線に供給される。
【0037】試験対象の緊急通報回線4について試験が
正常なシーケンスで終了すると,自動回線試験装置32
から次の緊急通報回線について上記と同様のシーケンス
で自動試験を行う。
【0038】上記図7のシーケンスの途中で,障害が発
生した場合(シーケンスに従って対応するトーンが送受
信されない等),指令回線5を使用して障害情報の通知
をセンター2と署所/派出所3との間で行い,障害表示
をセンター2で行う(図7のq,r)。このようにして
緊急通報回線の自動試験を実現することができる。
【0039】図9は署所/派出所の自動回線試験装置に
おける制御フローであり,上記図4に示す自動回線試験
装置の制御部320において実行され上記図7の動作シ
ーケンスが実現される。
【0040】図9において,指令回線を介して指令用パ
ッケージ(LDS)から自動試験要求が有るか判別し
(図9のS1),有る場合は公衆網に対し119番また
は110番で発呼する(同S2)。この後,公衆網の回
線からリングバックトーン(RBT)が検出されるか判
別し(同S3),検出されない場合はその状態で設定さ
れた一定時間を経過(タイムアウト)したか判別し(同
S4),タイムアウトすると障害通知を行い,一定時間
内にリングバックトーンが検出されると回線試験要求ト
ーンの送出を行う制御を行う(同S5)。この後,通話
用トーンを待機し(同S6),検出されないと設定され
た一定時間だけ経過(タイムアウト)したか判別し,検
出されない場合は障害通知を発生し(同S7),一定時
間内に通話用トーンを検出すると,通話確認用トーンを
送出し(同S8),続いて加入者線の疑似切断(ループ
断)する制御を行う(同S9)。
【0041】この後,センター2のFPI25から再呼
出信号が送出されることにより,公衆網から再呼出しの
リンガーが到来するのを待ち(図9のS10),リンガ
ー未検出の状態で一定時間を経過(タイムアウト)する
と障害通知を発生する(同S11)が,一定時間内に検
出されると疑似切断の状態を解除(ループ閉)する(同
S12)。この後,通話用トーンの受信を待ち(図9の
S13),この場合も一定時間を経過するか判別し(同
S14),タイムアウトする前に通話用トーンを検出す
ると,通話確認用トーンを送出し(同S15),続いて
公衆網の回線の切断信号を送出して(同S16),この
緊急通報回線についての試験を終了する。
【0042】図10はセンターの緊急通報受付トランク
(FPI)における制御フローであり,上記図5に示す
自動回線試験装置の制御部250において実行され上記
図7の動作シーケンスが実現される。
【0043】FPIでは緊急通報回線から119番(ま
たは110番)による着信を待ち(図10のS1),着
信が有ると自動応答を行い(同S2),続いてリングバ
ックトーン(RBT)を送出する制御を行う(同S
3)。この後,回線試験要求トーンが送られてきたか判
別し(同S4),送られて来ない場合は通常の着信処理
(正規の緊急通報の着信処理)を行うが,回線試験要求
トーンが検出されると,次に通話確認用トーンを送出す
る制御を行う(同S5)。続いて,相手(自動回線試験
装置)からの通話用トーンを待ち(図10のS6),未
検出の状態でタイムアウトすると障害通知を発生し(同
S7),通話用トーンを一定時間内に検出すると,次に
ビジートーンを待ち(同S8),この場合も未検出の状
態でタイムアウトする障害通知を発生するが(同S
9),検出された場合は再呼出信号を送出する制御を行
う(同S10)。この後,通話確認用トーンを送出する
制御を行い(同S13),通話用トーンを待つ(同S1
4)。この場合も未検出の状態でタイムアウトすると障
害通知を発生し(図10のS15),タイムアウトする
前に通話用トーンを検出すると,緊急通報回線に対し切
断信号を送出して(同S16),制御を終了する。
【0044】次に上記図2に示す本発明の第2の原理構
成に対応する実施例の構成及び動作を図11乃至図14
を用いて説明する。図11は本発明の第2の原理に対応
する実施例の構成であり,上記図2の公衆網に設けられ
た緊急通報トランク17(FPT)と緊急通報回線4及
びセンターに設けられた緊急通報受付トランク(FP
I)26の構成を示す。
【0045】図11において,17はFPT,170は
制御部,171はトーン送出部,172はトーン検出
部,173は従来のFPT機能部,26はFPI,26
0〜263は上記図5に示す250〜253に対応した
同様の機能及び名称を備え,260は制御部,261は
トーン検出部,262はトーン送出部,263は従来の
FPI機能部である。
【0046】図12は上記図11に示すシステム構成に
おける試験の動作シーケンスを示し,以下に上記図11
を参照しながら説明する。公衆網1のFPT17の制御
部170が一定の回線周期になるか,または保守者の指
示により緊急通報回線4の試験を開始すると,図11の
トーン送出部171を駆動してトーンが緊急通報回線4
に送出される(図12のa)。このトーンはセンターの
FPI26のトーン検出部261で検出される。FPI
26の制御部260はこの検出に応じてトーン送出部2
62を駆動して応答のトーン送出する(図12のb)。
FPT17ではこれをトーン検出部172で検出し,一
定時間経過しても応答のトーンが検出できない場合は障
害表示を発生する。
【0047】一方,FPI26では応答のトーンを送出
後に制御部260が従来のFPI機能部263に対し再
呼出信号の状態に設定する制御を行う。図12には消防
用のDCインタフェースの例が示され,この場合上記図
8に示すように緊急通報回線4のA線を電池(−48
V),B線を地気にする(図12のc)。公衆網のFP
T17ではこの状態を従来のFPT機能部173で検出
する。FPT17の保守者は,応答のトーンと再呼出信
号を検出するとこの緊急通報回線が正常であると判定す
ることができる。
【0048】もし,応答トーンが検出できないか,再呼
出信号が検出できないことによる障害表示が発生する
と,公衆網の保守者は障害内容を消防・警察のセンター
へ通知する(図12のd)。この試験は各緊急通報回線
4について実行される。
【0049】図13,図14は上記図12に示すシーケ
ンスの動作を実現するための公衆網のFPT17及びセ
ンターのFPI26における各制御部の制御フローであ
る。図13に示す公衆網のFPTの制御部の制御フロー
において,最初に回線監視周期であるか判別し(図13
のS1),周期になると通話確認用トーンを送出し(同
S2),次に相手からの応答として送られてくる通話用
トーンを待ち(同S3),一定時間経過(タイムアウ
ト)しても通話用トーンが検出されないと(同S4)障
害通知を発生し,一定時間内にトーンを検出すると次に
再呼出信号が検出されたか判別する(同S5)。この再
呼出信号も一定時間内に検出されないと障害通知を発生
する(同S6)。再呼出信号が一定時間内に検出される
と,終了する。
【0050】図14に示すセンターのFPIの制御部の
制御フローの場合,FPI17からの緊急通報回線を介
して着信信号またはトーン(上記図12のaに対応)が
検出されるか判別し(図14のS1),着信信号を検出
した場合は通常着信処理を行い,トーンを検出した場合
は回線試験シーケンスの制御を開始する。この場合,F
PIからの通話用トーン(上記図12のaに対応)が検
出されるのを待ち(図14のS2),一定時間経過(タ
イムアウト)しても通話用トーンが検出されないと(同
S3),障害通知を発生するが,検出された場合は通話
確認用トーンを送出する(同S4)。この後,再呼出信
号としてA線電池,B線地気(上記図12のcに対応)
を送出し(図14のS5),終了する。
【0051】このように本発明の第2の原理による緊急
通報回線の基本的な機能に関する試験を公衆網のFPT
とセンターのFPIの間で実行することができる。上記
図3に示す本発明の第3の原理構成に対応する実施例の
構成及び動作を図15乃至図17を用いて説明する。
【0052】図15は本発明の第3の原理を実現するセ
ンター自動回線試験装置(図3の27)の構成図であ
る。図15において,27はセンター自動回線試験装
置,270は制御部,271は釦情報送出部,272は
ビジートーン(BT)や応答トーン等のトーン検出部,
273はトーン送出部である。なお,センター自動回線
試験装置27は,上記図3に示すように既存の受付台制
御パッケージ(ATTCで表示)23と接続されてい
る。
【0053】図16は本発明の第3の原理によるシステ
ム構成と動作説明を示す図であり,図中の各符号は上記
図3と同様であり説明を省略する。また,図17は図1
6に示す構成における試験の各装置相互の動作シーケン
スである。
【0054】図17の制御シーケンスを上記図15及び
図16を参照しながら説明する。回線試験を開始する場
合,公衆網の従来から使用されている緊急通報回線試験
装置15の保守者がセンター2へ発信する(図17a,
図16の)。この呼が公衆網1からセンター2の通報
受付台24に着信すると,通報受付台24で着信応答操
作を行って(図17のb),相互に通話を行うことで試
験であることを確認する(図17のc)。この後,セン
ター2の通報受付台24の扱者が転送指示釦(図3の2
4a)を押下することにより,この着信呼をセンター自
動回線試験装置27への転送を要求することにより,受
付台制御パッケージ(ATTC),NW22を介して制
御部22aで要求が受け付けられ,制御部22aの制御
により発信側である公衆網1の緊急通報回線試験装置1
5に対し保留音を送出し(図17のd),通報受付台2
4からNW22,ATTC23(受付台制御パッケー
ジ)を介してセンター自動回線試験装置27への着信接
続を行う(図17のe,図16の)。
【0055】この着信(リンガー信号の受信)をセンタ
ー自動回線試験装置27に接続するATTC23が検出
(または図15のセンター自動回線試験装置27のトー
ン検出部272で検出)すると,自動応答してトーンを
図15には示すトーン送出部273から送出する(図1
7のf)。通報受付台24の扱者がトーンを確認する
と,扱者は扱者抜け(通報受付台24の介在を止める)
の操作を行う。センター2の制御部22aはその操作に
応じてNW22を制御して,通報受付台24と公衆網1
の緊急通報回線試験装置15の接続,及び通報受付台2
4とセンター自動回線試験装置27の接続を解除し(図
17のg),センター自動回線試験装置27と緊急通報
回線試験装置15とを直接接続する(図17のh,図1
6の)。
【0056】次に公衆網1の緊急通報回線試験装置15
から疑似切断操作を行うと,公衆網1ではその加入者線
を保留機能により保留すると共にNW11からビジート
ーン(BT)をセンター自動回線試験装置27へ送る
(図17のi)。このビジートーンは,図15に示すセ
ンター自動回線試験装置27のトーン検出部272で検
出すると制御部270がこれに応じて釦情報送出部27
1を駆動する。釦情報送出部271は駆動されると再呼
出信号(消防・警察側と公衆網の間のインタフェースに
種別に応じてA線,B線の電圧が異なる)を表す釦情報
を送出する。これに応じて公衆網1では切断を行った緊
急通報回線試験装置15側に対しリンガーを鳴動させる
(図17のj)。
【0057】このリンガーに対し緊急通報回線試験装置
15で応答してトーンを送出すると(図17のk),セ
ンター自動回線試験装置27のトーン検出部272(図
15)で検出して,トーン送出部273を駆動してトー
ンを送出すると(図17のl),公衆網1の緊急通報回
線試験装置15の保守者がこれを聴取し,通話試験が良
好であることを確認する。
【0058】回線試験終了は,センター自動回線試験装
置27がタイムアウトによるA,B線切断(センター自
動回線試験装置27より切断情報を送出する)か,公衆
網1の緊急通報回線試験装置15からのトーンによるセ
ンター自動回線試験装置27のA,B線切断にて行う
(図17のm)。
【0059】図18はセンター自動回線試験装置の制御
フローである。最初は着信があるのを待ち(図18のS
1),着信が検出されると自動応答(直流ループを閉
成)する(同S2)。この後,相手の公衆網1の緊急通
報回線試験装置15で疑似切断の操作により,公衆網1
から送られるビジートーン(BT)の検出を待ち(同S
3),一定時間内に検出されたか(タイムアウトか)判
別し(同S4),検出されないと障害通知を発生する。
ビジートーン(BT)が検出されると再呼出信号を送出
する(同S5)。この後,ビジートーン(BT)が検出
状態を判別し(同S6),相手側で応答(ループを閉
成)するとビジートーン(BT)が未検出になる。ビジ
ートーン(BT)が一定時間経過(タイムアウト)して
も検出されると(18のS7),障害通知を発生する。
この後,相手側(公衆網の回線試験装置)からトーンが
送られてくるのを待ち(同S8),この場合も一定時間
内に検出されないと障害通知を発生し(同S9),一定
時間内に検出された場合は通話確認用トーンを送出し
(同S10),切断処理を行う(同S11)。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば,従来は担当者が手作業
により行っていた回線試験を自動的に行うことができ,
担当者の負担を軽減し,作業効率の向上が図れる。ま
た,回線試験と緊急通報の受付が輻輳した時には中断通
知を行う必要がないため緊急通報受付の信頼性を向上す
ることができる。
【0061】また,本発明の第1の原理によれば,署所
/派出所に自動回線試験装置を設置して,公衆網の加入
者からの発信を疑似して各状態を発生し,センターの緊
急通報受付トランク(FPI)に試験用の回路を付加す
ることにより加入者からの通常の緊急通報と同様の動作
について緊急通報回線の自動的な試験を実現することが
できる。
【0062】次に本発明の第2の原理によれば,公衆網
の緊急通報トランク(FPT)とセンターの緊急通報受
付トランク(FPI)の間だけで緊急通報回線の自動試
験を行うことが可能となる。更に,本発明の第3の原理
によれば,センターに自動回線試験装置を設けて,公衆
網からの緊急通報回線試験の呼を通報受付台の扱者が自
動回線試験装置に転送することにより,以後の緊急通報
回線の試験をセンターの扱者が関与しないで,自動試験
装置により自動的に実行することによりセンターの扱者
の負担を軽減することができ,センターの作業効率を向
上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の原理構成を示す図である。
【図2】本発明の第2の原理構成を示す図である。
【図3】本発明の第3の原理構成を示す図である。
【図4】公衆網の交換局に設けられた自動回線試験装置
の構成図である。
【図5】センター側の緊急通報受付トランク(FPI)
の要部の構成を示す図である。
【図6】本発明の第1の原理による緊急通報システムの
構成を示す図である。
【図7】図6に示すシステム構成における試験の動作シ
ーケンスを示す図である。
【図8】インタフェース種別対応の状態別のA,B線の
信号電位を示す図である。
【図9】署所/派出所の自動回線試験装置における制御
フローを示す図である。
【図10】センターの緊急通報受付トランク(FPI)
における制御フローを示す図である。
【図11】本発明の第2の原理に対応する実施例の構成
を示す図である。
【図12】図11に示すシステム構成における試験の動
作シーケンスを示す図である。
【図13】公衆網のFPTの制御部の制御フローを示す
図である。
【図14】センターのFPIの制御部の制御フローを示
す図である。
【図15】センター自動回線試験装置の構成図である。
【図16】本発明の第3の原理によるシステム構成と動
作説明を示す図である。
【図17】図16に示す構成における試験の各装置相互
の動作シーケンスである。
【図18】センター自動回線試験装置の制御フローを示
す図である。
【図19】従来の緊急通報システムの構成図である。
【図20】従来の緊急通報回線の試験方法を説明する図
である。
【符号の説明】
1 公衆網 1A 交換局 10 緊急通報トランク(FPT) 11 ネットワーク(NW) 11a 制御部 12,16 加入者回路(LC) 13 加入者の電話機 2 センター(消防センター/警察本部) 21 指令用パッケージ(LDS) 22 ネットワーク(NW) 22a 制御部 23 受付台制御パッケージ(ATTC) 24 通報受付台 25 緊急通報受付トランク(FPI) 25a トーン送受信部 25b 再呼出信号発生部 3 署所/派出所 30 署所制御装置 31 受令装置 32 自動回線試験装置 32a 発呼部 32b トーン送受信部 32c リンガー検出部 32d 応答部 4 緊急通報回線 5 指令回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04M 11/04 H04M 11/04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消防・警察等のセンターの交換機と公衆
    網の交換機とが緊急通報回線で接続され,前記センター
    と消防・警察の各署所/派出所との間を指令回線で接続
    された緊急通報システムにおける緊急通報回線の試験方
    式において,前記署所/派出所に公衆網の交換機の加入
    者線に接続された自動回線試験装置を設け,前記自動回
    線試験装置は起動すると前記加入者線に発呼して緊急通
    報のダイヤルを発生する発呼部とトーン送受信部を備
    え,前記センターの前記緊急通報回線が接続する緊急通
    報受付トランクは着信時に応答してリングバックトーン
    を発生する機能と共にトーン送受信部を備え,前記自動
    回線試験装置は前記緊急通報受付トランクへの着信時に
    発生するリングバックトーンを受け取ると回線試験要求
    のトーンを送出し,前記緊急通報受付トランクは,前記
    回線試験要求のトーンを検出すると通話確認のために前
    記自動回線試験装置との間でトーンの送・受信を行うこ
    とを特徴とする緊急通報回線の試験方式。
  2. 【請求項2】 請求項1において,前記センターの緊急
    通報受付トランクは,前記自動回線試験装置からの加入
    者線の疑似切断により公衆網の交換機からのビジートー
    ンをトーン送受信部で検出すると,前記緊急通報回線の
    A線,B線に再呼出信号に対応する電位を供給する再呼
    出信号発生部を備え,前記自動回線試験装置は前記再呼
    出信号に応じて公衆網の交換機から発生するリンガー信
    号を検出するリンガー検出部と,リンガー検出部の検出
    出力により前記切断した加入者回線のループを閉成する
    応答部とを備えることを特徴とする緊急通報回線の試験
    方式。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において,前記自動回
    線試験装置は,センターから指令回線を介して署所/派
    出所に対して回線試験要求情報を送出することにより起
    動することを特徴とする緊急通報回線の試験方式。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3において,前記自動回線
    試験装置による試験において異常を検出すると,前記指
    令回線を介して署所/派出所から前記センターに異常通
    知を行うことを特徴とする緊急通報回線の試験方式。
  5. 【請求項5】 消防・警察等のセンターの交換機と公衆
    網の交換機とが緊急通報回線で接続され,前記センター
    と消防・警察の各署所/派出所との間を指令回線で接続
    された緊急通報システムにおける緊急通報回線の試験方
    式において,前記公衆網の交換機の緊急通報回線が接続
    される緊急通報トランクと,該緊急通報回線に接続する
    前記センターの緊急通報受付トランクに,それぞれトー
    ン送受信部を設け,前記緊急通報トランクまたは緊急通
    報受付トランクの一方を周期的に起動して,トーンの送
    受信により回線試験を行うことを特徴とする緊急通報回
    線の試験方式。
  6. 【請求項6】 請求項5において,前記緊急通報受付ト
    ランクは,前記トーンの送受信による通話確認の後,緊
    急通報回線のA線,B線に再呼出信号を供給し,前記緊
    急通報受付トランクは前記通話確認の後,再呼出信号の
    検出を行うことを特徴とする緊急通報回線の試験方式。
  7. 【請求項7】 消防・警察等のセンターの交換機と公衆
    網の交換機とが緊急通報回線で接続され,前記公衆網の
    交換機の加入者線に緊急通報回線試験装置が接続された
    緊急通報システムにおける緊急通報回線の試験方式にお
    いて,センターへの緊急通報の呼がセンターの交換機に
    より着信接続される通報受付台に,緊急通報回線の試験
    を要求する呼を転送する要求を発生する転送釦を備え,
    前記転送要求に対しセンターの交換機により転送先とし
    て呼を接続するセンター自動回線試験装置を設け,前記
    センター自動回線試験装置は,公衆網の交換機の加入者
    線に接続された緊急通報回線試験装置からの回線試験の
    ための緊急通報回線への呼が転送により着信すると,前
    記緊急通報回線試験装置から疑似切断及びトーン送出に
    対応してトーン検出,再呼出信号の送信を含む試験を行
    うことを特徴とする緊急通報回線の試験方式。
  8. 【請求項8】 請求項6において,前記センター自動回
    線試験装置は,前記緊急通報回線試験装置における疑似
    切断により公衆網の交換機から発生するビジートーン及
    び前記緊急通報回線試験装置から発生するトーンの検出
    及びトーン送出を行うトーン送受信部と,緊急通報回線
    に再呼出信号を発生する再呼出信号発生部を備えること
    を特徴とする緊急通報回線の試験方式。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007228037A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Nec Infrontia Corp 通信端末装置の異常検出方法及びそのシステム
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