JP2000114412A - 回路基板の製造方法 - Google Patents

回路基板の製造方法

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JP2000114412A JP28387998A JP28387998A JP2000114412A JP 2000114412 A JP2000114412 A JP 2000114412A JP 28387998 A JP28387998 A JP 28387998A JP 28387998 A JP28387998 A JP 28387998A JP 2000114412 A JP2000114412 A JP 2000114412A
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Yasuharu Nakamura
安治 中村
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 配線パターンと基板との密着性を向上させ、
配線パターンの微細形成を可能とし、また、ソルダーレ
ジストと導体部との密着性を向上させる。 【解決手段】 銅張り基板の一方の面は、第1のレジス
トパターンをマスクとして銅層をエッチングして配線パ
ターンを形成し、他方の面は銅層をエッチングして薄肉
部40aに形成し、レジストパターンを除去した後、基
板の一方の面に形成した配線パターンの保護めっきを施
す部位と他方の面の薄肉部を除く部位の銅層に第2のレ
ジストパターン44を基板の両面に形成し、基板の他方
の面に形成された銅層を給電層として、めっきを施す部
位と薄肉部を除く部位の銅層をめっき被膜46により被
覆し、レジストパターンを除去した後、基板の一方の面
の保護めっきが施されていない部位に保護膜48を被覆
し、これとめっき被膜とをマスクとして薄肉部をエッチ
ングにより除去して基板の他方の面に配線パターンを形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置等に用い
る回路基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4はBGA(Ball Grid Array)型の半
導体装置の構成例を示す。この半導体装置は回路基板1
0の一方の面に半導体素子5を搭載し、他方の面に外部
接続端子としてはんだボール6を接合したものである。
回路基板10の一方の面には半導体素子5と電気的に接
続する配線パターン14が設けられ回路基板10の他方
の面には外部接続端子を接合するランドが設けられてい
る。配線パターン14とランドとの電気的接続は絶縁基
板12を貫通する貫通孔16の内壁面に設けた導体部を
介してなされる。18は回路基板10の表面を保護する
ソルダーレジストである。回路基板10の一方の面は半
導体素子を搭載した後、半導体素子の搭載部が樹脂封止
される。
【0003】図5は半導体装置に用いる回路基板の従来
の製造方法の一例を示す。この製造方法では、まず、B
Tレジン等の樹脂基板からなる絶縁基板12の両面に銅
箔を貼った銅箔付き基板20(図5(a))にドリル加工を
施し、貫通孔22を形成する(図5(b))。次に、絶縁基
板12の外面の銅箔21全体をエッチングにより除去し
(図5(c))、貫通孔22の内面を含む絶縁基板12の全
面に無電解銅めっきを施す(図5(d))。24が無電解銅
めっき層である。この無電解めっき層24は電解めっき
の下地となるもので、めっき給電層として使用できる厚
さに設ける。
【0004】次に、絶縁基板12の表面にレジストを塗
布し、配線パターン14にしたがってパターンニングし
てレジストパターン26を形成する(図5(e))。次に、
絶縁基板12の表面、貫通孔22の内面に露出する無電
解銅めっき層24に電解銅めっきを施し、無電解銅めっ
き層24の上に電解銅めっき層28を積み上げて形成す
る(図5(f))。電解銅めっき層28は配線パターン14
等の導体部の主要部となるもので、ある程度の厚さに盛
り上げて形成する。電解めっきによりレジストパターン
26によって形成されているパターンにしたがって導体
部が形成される。
【0005】次に、電解ニッケルめっき、電解金めっき
を施し、導体部の表面を金めっき層30によって被覆す
る(図5(g))。次に、レジストパターン26を除去した
後(図5(h))、無電解銅めっき層24をエッチングによ
り除去する(図5(i))。無電解銅めっき層24をエッチ
ングして除去する方法は金めっき層30をマスクとして
無電解銅めっき層24をエッチングする方法による。無
電解銅めっき層24の厚さは電解銅めっき層28にくら
べてはるかに薄いからレジストで被覆することなく金め
っき層30をマスクとして簡単に除去することができ
る。最後に、表面にソルダーレジスト32を塗布し、ボ
ンディング部A、ランドB等の所要部位を除いてソルダ
ーレジスト32によって被覆する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した回路基板の製
造工程では無電解銅めっき層24をめっき給電層とし、
レジストパターン26によって所定のパターンを形成し
て電解銅めっき層28によって配線パターン14等を形
成することにより高密度配線を可能にしている。しかし
ながら、上述した製造方法の場合には以下のような問題
点がある。すなわち、めっき給電層として用いた無電解
めっき層24をエッチングして所定の配線パターン1
4、ランド等の独立した導体部を形成する際に金めっき
層30をマスクとしてエッチングすることから、最終的
にエッチングして形成された配線パターン14等の側面
に金めっき層30の下地の電解銅めっき層28が露出す
る。
【0007】図5(j) に示すように、回路基板10の表
面をソルダーレジスト32によって被覆した際にボンデ
ィング部Aはソルダーレジスト32によって被覆され
ず、外部に露出した状態となる。このようなボンディン
グ部Aの導体部の表面は金めっき層30によって被覆さ
れているものの、導体部の側面は金めっき層30によっ
て被覆されず、電解銅めっき層28と無電解銅めっき層
24が露出する。このため、これらの導体部が露出する
部分での耐久性、信頼性が問題となる。図6に配線パタ
ーンのボンディング部Aの側面で電解銅めっき層28が
露出する部位(太線部)を示す。また、導体部を独立パ
ターンに形成するため無電解銅めっき層24をエッチン
グした際に、同時に電解銅めっき層28の側面部分がわ
ずかにエッチングされ、このことが配線パターン14等
のパターン精度に悪影響を与える。
【0008】また、上述した製造方法の場合は導体部の
表面が金めっき層30によって被覆され、ソルダーレジ
スト32が金めっき層30に接するが、金とソルダーレ
ジスト32との密着性が銅とソルダーレジストとの密着
性と比較してさほど良くないため、ソルダーレジスト3
2と導体部との接着性についての問題もあった。本発明
は、従来の回路基板の製造方法におけるこれらの問題点
を解消すべくなされたものであり、回路基板で外部に露
出する導体部の側面部分についても金めっき層によって
被覆でき、ソルダーレジストと導体部との密着性を改善
し、かつ配線パターン等の高密度配線を可能にする回路
基板の製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、絶縁基板の
両面に銅層が設けられ、絶縁基板を厚さ方向に貫通して
設けられた貫通孔を介して前記両面の銅層が電気的に接
続された銅張り基板に、前記両面の銅層をエッチングし
て配線パターンを形成するための第1のレジストパター
ンを銅張り基板の両面に形成して、 銅張り基板の一方
の面は、前記第1のレジストパターンをマスクとして該
マスクから露出する銅層をエッチングして配線パターン
を形成し、他方の面は、前記第1のレジストパターンを
マスクとして該マスクから露出する銅層を、第1のレジ
ストパターンにより被覆された部位の銅層よりも厚さが
薄くなるようにエッチングして薄肉部に形成し、前記第
1のレジストパターンを除去した後、前記銅張り基板の
一方の面に形成した配線パターンの保護めっきを施す部
位と他方の面の前記薄肉部を除く部位の銅層に保護めっ
きを施すための第2のレジストパターンを前記銅張り基
板の両面に形成し、前記銅張り基板の他方の面に形成さ
れた銅層をめっき給電層として、前記第2のレジストパ
ターンをマスクとして該マスクから露出する前記配線パ
ターンの保護めっきを施す部位と薄肉部を除く部位の銅
層に保護めっきを施して保護めっき被膜を被覆し、前記
第2のレジストパターンを除去した後、前記銅張り基板
の一方の面の少なくとも保護めっきが施されていない部
位に保護膜を被覆し、該保護膜および前記保護めっき被
膜をマスクとして該マスクから露出する前記薄肉部をエ
ッチングにより除去して銅張り基板の他方の面に配線パ
ターンを形成することを特徴とする。
【0010】また、前記回路基板の製造方法において、
前記銅張り基板の一方の面の少なくとも保護めっきが施
されていない部位に保護膜を被覆し、該保護膜および前
記保護めっき被膜をマスクとして該マスクから露出する
前記薄肉部をエッチングにより除去して銅張り基板の他
方の面に配線パターンを形成する工程に代えて、前記保
護めっき被膜をマスクとして該マスクから露出する前記
薄肉部をエッチングにより除去して銅張り基板の他方の
面に配線パターンを形成した後、銅張り基板の両面の少
なくとも保護めっき被膜が被覆されていない部位に保護
膜を被覆することを特徴とする。また、前記銅張り基板
の他方の面に形成する第2のレジストパターンを、前記
薄肉部を除く部位の銅層を第2のレジストパターンの境
界部分が被覆するように形成することを特徴とする。ま
た、前記保護めっきを、半導体素子と電気的に接続され
る配線パターンのボンディング部及び配線パターンの外
部接続端子を接合する部位に施すことを特徴とする。ま
た、前記保護めっき被膜を、ニッケルめっき層の表面に
金めっき層を形成することを特徴とする。また、前記銅
張り基板の一方の面が半導体素子を搭載する側の面であ
り、他方の面が外部接続端子を接合する側の面であるこ
とを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
添付図面に基づいて詳細に説明する。図1、2は本発明
に係る回路基板の製造方法の一実施形態を示す。図では
貫通孔を形成する部位の近傍を拡大して示す。図1(a)
はBTレジン等の樹脂製の絶縁基板12の両面に銅箔2
1を被着形成した銅箔付き基板20を示す。この銅箔付
き基板20に対し、まず貫通孔22を形成し(図1
(b))、無電解銅めっきと電解銅めっきを施して銅めっき
層38を形成する(図1(c))。無電解銅めっきは貫通孔
22の内壁面に電解めっきを施すために設けるもので、
0.1μm〜3μm程度の厚さに設ける。無電解銅めっ
きと電解銅めっきにより貫通孔22の内壁面では銅めっ
き層38が形成され、絶縁基板12の表面には銅箔21
と銅めっき層38によって銅層40が形成される。銅層
40が形成された状態で銅張り基板となる。
【0012】銅層40は配線パターン14等の導体部と
なるものであり、銅箔21と銅めっき層38を合わせて
所要の厚さになるようにする。本実施形態では銅箔21
の厚さが12μm程度、無電解銅めっきと電解銅めっき
を合わせた銅めっき層38の厚さが15μm程度であ
る。なお、銅めっき層38を形成する際に、無電解銅め
っきを施さずに、たとえばパラジウムを触媒として電解
銅めっきを施すダイレクトプレーティング法によること
も可能である。
【0013】なお、上記工程は絶縁基板12の両面に導
体層を形成し、絶縁基板12の両面の導体層を貫通孔2
2を介して電気的に導通させる工程である。この製造工
程は上記工程に限らず、図5に示したように、銅箔付き
基板20に貫通孔を形成し、銅箔21をエッチングして
除去した後、無電解銅めっき、電解銅めっきを施すとい
った方法によることもできる。また、銅箔付き基板を使
用せず、絶縁基板12に貫通孔を設けて、無電解銅めっ
き、電解銅めっきを施すといった方法によって両面銅張
り基板とすることもできる。本明細書では絶縁基板に銅
層が形成された状態を銅張り基板という。
【0014】次に、銅層40をエッチングして配線パタ
ーン14を形成する。図1(d) は銅層40をエッチング
するための第1のレジストパターン42を形成した状態
を示す。レジストパターン42は回路基板に残す導体部
を被覆するようにパターン形成する。貫通孔22の内壁
面の銅めっき層38は回路基板の両面に形成する配線パ
ターン14を電気的に導通するためのものであるから、
貫通孔22はレジストによって塞がれている。
【0015】次に、レジストパターン42をマスクとし
て銅層40をエッチングする(図1(e))。このエッチン
グ工程では回路基板で半導体素子5を搭載する一方の面
(A側)の銅層40については絶縁基板12の表面が露
出するまで完全にエッチング除去するのに対して、外部
接続端子を接合する他方の面(B側)の銅層40につい
てはレジストパターン42によって被覆されていない領
域の銅層40を数μm程度の厚さに残した薄肉部40a
を形成するようにエッチングする。
【0016】基板の他方の面で銅層40が完全に除去さ
れないようにするのは、他方の面の銅層40をめっき給
電層に利用するためである。配線パターン14は貫通孔
22の内壁面に形成した銅めっき層38を介して基板の
両面で電気的に導通するから、めっき給電層としては基
板の他方の面の銅層40のみを残せばよい。図1(f)は
次工程のめっき工程に進むため、レジストパターン42
を除去した状態である。
【0017】次に、配線パターン14に保護めっき46
を施す。図2(a) は保護めっき用の第2のレジストパタ
ーンであるめっき用レジストパターン44を形成した状
態を示す。めっき用レジストパターン44は配線パター
ン14として基板の両面に形成する導体部のうち保護め
っき46を施す部位のみを露出させてパターンニングす
る。図2(b) はめっき用レジストパターン44をめっき
マスクとしてニッケルめっきと金めっきをこの順に施し
て保護めっき46を形成した状態を示す。ニッケルめっ
きと金めっきは電解めっきにより基板の他方の面に設け
た銅層40をめっき給電層として施す。このめっき工程
では、図2(b) で示すように、めっき用レジストパター
ン44によって被覆されていない配線パターン14とな
る銅層40の側面で露出する部位40bも保護めっき4
6によって被覆され、銅層40が外部に露出しないよう
に保護される。貫通孔22の内壁面の銅めっき層38も
保護めっき46によって被覆される。
【0018】本実施形態では基板の他方の面については
ランド等の配線パターンとして残す部位の略全面を露出
させるようにめっき用レジストパターン44を設けてい
る。これは、基板の他方の面で薄肉部40aとして残し
た銅層部分を後工程でエッチングして除去する際に保護
めっき46をマスクとしてエッチングするためである。
ただし、基板の他方の面でめっき用レジストパターン4
4を形成する際に配線パターン14として残す部位の全
面を保護めっき46によって被覆せず、配線パターン1
4が部分的に保護めっき46で被覆されないようにして
もよい。薄肉部40aの銅層の厚さは薄肉部40a以外
の銅層40の厚さにくらべてはるかに薄いから、銅層4
0を相当の厚さに残すようにして薄肉部40aをエッチ
ングして除去することが可能だからである。
【0019】次に、めっき用レジストパターン44を除
去する(図2(c))。図示した状態は、基板上に形成され
た銅層40の必要部位に保護めっき46が施された状態
である。次に、基板の一方の面を保護膜であるソルダー
レジスト48によって被覆する(図2(d))。ソルダーレ
ジスト48はボンディング部等の回路基板で露出する部
位を除いて基板の全面を被覆し、貫通孔22内にも充填
する。次に、基板の他方の面の薄肉部40aをエッチン
グして除去する(図2(e))。このエッチング工程では、
基板の他方の面に形成した保護めっき46がマスクとし
て作用し薄肉部40aが除去される。基板の一方の面で
は保護めっき46で被覆されていない銅層40がある
が、この銅層40はソルダーレジスト48によって被覆
されているからこのエッチング工程で問題になることは
ない。
【0020】最後に、基板の他方の面をソルダーレジス
ト48により被覆して回路基板10が得られる(図2
(f))。ソルダーレジスト48は外部接続端子を接合する
ランド等の所要部位を露出させて基板の表面を被覆す
る。得られた回路基板10は、配線パターン14のボン
ディング部等のソルダーレジスト48によって被覆され
ていない導体部の表面及び側面部分が金めっき等の保護
めっき46によって完全に被覆されるから、銅が外面に
露出して銅イオンのマイグレーションが生じるといった
ことを防止し、回路基板の信頼性、耐久性を向上させる
ことができる。なお、配線パターン14のボンディング
部という場合はワイヤボンディングによって半導体素子
を接続する場合の他、フリップチップボンディングによ
って接続する場合も含む意味である。
【0021】また、回路基板10で半導体素子5を搭載
する一方の面ではボンディング部を除いてソルダーレジ
スト48の下地は銅層40となっており、ソルダーレジ
スト48と銅との密着性が良好であることから下地層が
金層である場合にくらべてソルダーレジスト48の密着
性を向上させることができる。また、配線パターン14
等の導体部は銅箔付き基板20に設けた銅箔21を下地
層として電解めっきにより形成しているから絶縁基板1
2と配線パターン14との密着性が良好で、配線パター
ン14をきわめて微細に形成した場合でも絶縁基板12
から配線パターン14が剥離しないようにすることがで
きる。
【0022】また、本実施形態では導体部(銅層40)
に保護めっき46を設けるためのめっき給電層として基
板の他方の面に銅の薄肉部40aを設けたが、このよう
に薄肉部40aを設けて基板の他方の面の全面に銅層を
設ける方法によれば、基板上にめっき給電用としてのパ
ターンをとくに形成する必要がなくなり、それによって
配線パターン14を効率的にかつ高密度に形成すること
が可能になるという利点もある。
【0023】なお、上記実施形態では銅層40をエッチ
ングして配線パターン14を形成する際に、基板の一方
の面の銅層40については完全に所定のパターンを形成
するように銅層40をエッチングにより除去し、基板の
他方の面については薄肉部40aを残すようにしたが、
これとは逆に、基板の一方の面に薄肉部を残して、基板
の他方の面の銅層40をエッチングして所定のパターン
を形成するようにしてもよい。その場合は、ソルダーレ
ジスト48によって基板を被覆する工程も逆にし、基板
の他方の面側を一方の面側よりも先にソルダーレジスト
48で被覆するようにする。最初のエッチング工程によ
り完全に銅層をエッチングした面については導体部の側
面部分も保護めっき46によって被覆される。したがっ
て、配線パターン14が露出する部位等を考慮して製造
工程を選択するのがよい。
【0024】図3は回路基板の製造方法の他の製造工程
を示す。上記実施形態では基板の他方の面についてはソ
ルダーレジスト48で被覆する部分が略全面にわたって
金めっきによる保護めっき46で被覆されていたのに対
して、本実施形態では基板の他方の面についても部分的
にソルダーレジスト48が銅層40に密着するようにし
たものである。
【0025】図3(a) は図2(a) に示したと同様に、基
板の両面に保護めっき46を形成するためのめっき用レ
ジストパターン44を形成した状態を示す。銅層40を
エッチングして所定パターンに形成すること、銅層40
にめっき給電層として薄肉部40aを形成するまでの工
程は図1に示した工程と同じである。図3(a) でめっき
用のレジストパターン44は、ボンディング部およびラ
ンド等の保護めっき46を設ける部位を露出させる一
方、導体部のうちソルダーレジスト48に被覆される部
位を積極的に被覆するように設ける。図3(a) では貫通
孔22の近傍部分については保護めっき46が施される
よう導体部を露出させている。
【0026】図3(b) はめっき用レジストパターン44
をマスクとしてニッケルめっきと金めっきを施して保護
めっき46を設けた状態である。図3(c) は、めっき用
レジストパターン44を除去した状態である。基板の一
方の面では銅層40の一部に保護めっき46が施されて
いない部位が設けられている。基板の他方の面では肉厚
部分の銅層40の一部に保護めっき46が施されていな
い部位が設けられている。
【0027】図3(d) は、基板の他方の面にのみエッチ
ングを施して薄厚に残っていた銅層40aをエッチング
して除去した状態である。このエッチング工程の際には
銅層40の肉厚部分で保護めっき46によって被覆され
ていない部分(銅層40c)もエッチングされるが、薄
肉部40aを除去する程度のエッチングであるから若干
肉厚が薄くなる程度となる。この薄肉部40aをエッチ
ングする工程では保護めっき46によって被覆されてい
ない部位の銅層40cがすべて溶解除去されないように
エッチングを制御する必要がある。このエッチング条件
であれば基板の両面に対してエッチングすることも可能
である。
【0028】次に、基板の一方の面にソルダーレジスト
48を塗布し、ボンディング部等の所要部位を除いてソ
ルダーレジスト48で被覆し(図3(e))、基板の他方の
面にソルダーレジスト48を塗布してランド等の所要部
位を除いてソルダーレジスト48で被覆して回路基板1
0を得る(図3(f))。得られた回路基板10は基板に形
成したボンディング部、ランド等を含む配線パターン1
4が貫通孔22の内壁面に形成した導体部を介して電気
的に接続されたものとなる。本実施形態の製造方法によ
って得られた回路基板10は、ソルダーレジスト48に
より被覆された銅層40がソルダーレジスト48と直接
接する部位を有することからソルダーレジスト48と配
線パターン(導体部)との密着性が良好な回路基板とな
る。また、前述した実施形態と同様にボンディング部等
のソルダーレジスト48から露出する導体部については
側面部分まで保護めっき46によって被覆されたものと
して提供される。
【0029】
【発明の効果】本発明に係る回路基板の製造方法によれ
ば、上述したように、配線パターンの側面部分で銅層が
露出することが防止でき、これによって回路基板として
の信頼性、耐久性を向上させることができる。また、銅
箔付き基板の銅箔を電解銅めっきの下地として配線パタ
ーンが形成されることにより、基板と配線パターンとの
密着性が向上し、配線パターンの剥離を防止して、微細
なパターンに形成することを可能にする。また、基板の
保護膜と配線パターン(導体部)との密着性を向上さ
せ、回路基板の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回路基板の製造方法の一実施形態
を示す説明図である。
【図2】本発明に係る回路基板の製造方法の一実施形態
を示す説明図である。
【図3】本発明に係る回路基板の製造方法の他の実施形
態を示す説明図である。
【図4】回路基板に半導体素子を搭載した状態の断面図
である。
【図5】回路基板の製造方法の従来例を示す説明図であ
る。
【図6】配線パターンのボンディング部を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
10 回路基板 12 絶縁基板 20 銅箔付き基板 21 銅箔 22 貫通孔 28 電解銅めっき層 30 金めっき層 32 ソルダーレジスト 38 銅めっき層 40 銅層 40a 薄肉部 40b 銅層の側面部 40c 銅層 42 レジストパターン 44 めっき用レジストパターン 46 保護めっき 48 ソルダーレジスト
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月21日(1998.12.
21)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板の両面に銅層が設けられ、絶縁
    基板を厚さ方向に貫通して設けられた貫通孔を介して前
    記両面の銅層が電気的に接続された銅張り基板に、前記
    両面の銅層をエッチングして配線パターンを形成するた
    めの第1のレジストパターンを銅張り基板の両面に形成
    して、 銅張り基板の一方の面は、前記第1のレジストパターン
    をマスクとして該マスクから露出する銅層をエッチング
    して配線パターンを形成し、 他方の面は、前記第1のレジストパターンをマスクとし
    て該マスクから露出する銅層を、第1のレジストパター
    ンにより被覆された部位の銅層よりも厚さが薄くなるよ
    うにエッチングして薄肉部に形成し、 前記第1のレジストパターンを除去した後、 前記銅張り基板の一方の面に形成した配線パターンの保
    護めっきを施す部位と他方の面の前記薄肉部を除く部位
    の銅層に保護めっきを施すための第2のレジストパター
    ンを前記銅張り基板の両面に形成し、 前記銅張り基板の他方の面に形成された銅層をめっき給
    電層として、前記第2のレジストパターンをマスクとし
    て該マスクから露出する前記配線パターンの保護めっき
    を施す部位と薄肉部を除く部位の銅層に保護めっきを施
    して保護めっき被膜を被覆し、 前記第2のレジストパターンを除去した後、 前記銅張り基板の一方の面の少なくとも保護めっきが施
    されていない部位に保護膜を被覆し、 該保護膜および前記保護めっき被膜をマスクとして該マ
    スクから露出する前記薄肉部をエッチングにより除去し
    て銅張り基板の他方の面に配線パターンを形成すること
    を特徴とする回路基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回路基板の製造方法にお
    いて、前記銅張り基板の一方の面の少なくとも保護めっ
    きが施されていない部位に保護膜を被覆し、該保護膜お
    よび前記保護めっき被膜をマスクとして該マスクから露
    出する前記薄肉部をエッチングにより除去して銅張り基
    板の他方の面に配線パターンを形成する工程に代えて、 前記保護めっき被膜をマスクとして該マスクから露出す
    る前記薄肉部をエッチングにより除去して銅張り基板の
    他方の面に配線パターンを形成した後、 銅張り基板の両面の少なくとも保護めっき被膜が被覆さ
    れていない部位に保護膜を被覆することを特徴とする回
    路基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記銅張り基板の他方の面に形成する第
    2のレジストパターンを、前記薄肉部を除く部位の銅層
    を第2のレジストパターンの境界部分が被覆するように
    形成することを特徴とする請求項1または2記載の回路
    基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記保護めっきを、半導体素子と電気的
    に接続される配線パターンのボンディング部及び配線パ
    ターンの外部接続端子を接合する部位に施すことを特徴
    とする請求項1、2または3記載の回路基板の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記保護めっき被膜を、ニッケルめっき
    層の表面に金めっき層を形成することを特徴とする請求
    項1、2、3または4記載の回路基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記銅張り基板の一方の面が半導体素子
    を搭載する側の面であり、他方の面が外部接続端子を接
    合する側の面であることを特徴とする請求項1、2、
    3、4または5記載の回路基板の製造方法。
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