JP2000114265A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2000114265A
JP2000114265A JP28035498A JP28035498A JP2000114265A JP 2000114265 A JP2000114265 A JP 2000114265A JP 28035498 A JP28035498 A JP 28035498A JP 28035498 A JP28035498 A JP 28035498A JP 2000114265 A JP2000114265 A JP 2000114265A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重金属の再放出及び注入欠陥の素子活性領域
への成長を防止してゲッタリングの効率を向上させるこ
とができる半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 複数の素子が形成される半導体基板1の
複数の前記素子同士を分離する素子分離領域にイオン注
入を行った後、半導体基板1を第1の熱処理温度の非酸
化性雰囲気中で熱処理することにより前記素子分離領域
に結晶欠陥を形成する。次に、半導体基板1を前記第1
の熱処理温度より低い第2の熱処理温度で熱処理するこ
とにより前記素子分離領域に素子分離酸化膜9を形成す
る。そして、前記イオン注入の際の投影飛程をRp、素
子分離酸化膜9の厚さをtとしたとき、数式Rp<0.
45×tが成り立つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は素子が形成される領
域に存在する重金属を除去するゲッタリング工程を有す
る半導体装置の製造方法に関し、特に、ゲッタリングの
効率の向上を図った半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の微細化及び高集積化に伴
い、半導体装置の製造工程において、微量な重金属汚染
元素を素子活性領域から排除すること、即ち、ゲッタリ
ングすることが重要な要素の一つとなっている。
【0003】そこで、通常、基板に外部からひずみ場若
しくは化学的作用を与えるエクストリンシックゲッタリ
ング(EG)法又は基板の内部に生成させた酸素析出を
利用するイントリンシックゲッタリング(IG)法とい
う2つの手法が採用されている。
【0004】前者には、基板の裏面にSiO2やAl2
3等の砥粒液を高圧噴射して機械的損傷を与えるBD(B
ackside Damage)法及び基板の裏面に多結晶シリコン膜
を堆積するPBS(Polycrystalline-silicon Back Sea
ling)法等がある。また、後者は、1100〜1200
℃の高温での酸素の外方拡散による無欠陥層の形成、5
00〜800℃の低温での析出核形成及び1000℃程
度の温度での析出サイズの増大、という3つの工程を経
て、シリコン基板に固溶する酸素を基板内部に析出さ
せ、その析出物及び析出に伴い発生した転位等の結晶欠
陥との複合体をゲッタリングサイトとする方法である。
【0005】しかし、これらゲッタリング法では、半導
体素子の高集積化、微細化及び基板の大口径化に伴う製
造工程の低温化に対応することできない。例えば、シリ
コン基板の裏面にゲッタリングサイトが存在するEG法
では、素子活性領域とゲッタリングサイトとの距離が大
きいため、低温プロセスにおいて重金属汚染元素がゲッ
タリングサイトまで十分に拡散できず、素子活性領域に
残留してしまう。一方、IG法では、製造工程の低温化
によって酸素析出物が減少し、ゲッタリング能力が低下
してしまう。
【0006】そこで、素子分離酸化膜の直下領域にゲッ
タリングサイトを設ける半導体装置の製造方法が開示さ
れている(特開平8−8262号公報)。図5(a)乃
至(g)は特開平8−8262号公報に記載された従来
の半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。
【0007】従来の製造方法においては、先ず、図5
(a)に示すように、P型シリコン基板21上にシリコ
ン酸化膜22及びシリコン窒化膜23を順次形成する。
【0008】次に、図5(b)に示すように、素子形成
領域のみに残存するようにシリコン窒化膜23をパター
ニングする。その後、全面にシリコン酸化膜24を形成
する。
【0009】次に、図5(c)に示すように、シリコン
酸化膜24をエッチバックすることにより、シリコン窒
化膜23の側面上にサイドウォール膜25を形成する。
その後、炭素をイオン注入することにより、ゲッタリン
グサイトとなる結晶欠陥を有する結晶欠陥領域26をシ
リコン基板21の表面近傍に形成する。
【0010】次に、図5(d)に示すように、全面を希
弗酸で洗浄することにより、サイドウォール膜25を除
去する。このとき、シリコン酸化膜22の一部も除去さ
れる。
【0011】次に、図5(e)に示すように、シリコン
窒化膜23を耐酸化膜としてシリコン基板21を選択的
に熱酸化する。これにより、シリコン酸化膜からなるフ
ィールド酸化膜27が形成される。
【0012】次に、図5(f)に示すように、シリコン
窒化膜23及びシリコン酸化膜22を順次除去する。そ
の後、フィールド酸化膜27に囲まれた素子形成領域の
シリコン基板21上にゲート酸化膜28を形成する。更
に、ゲート酸化膜28上にゲート電極29を選択的に形
成し、このゲート電極29をマスクとしてイオン注入を
行うことにより、シリコン基板21の表面にソース・ド
レイン拡散層30a及び30bを形成する。
【0013】次に、図5(g)に示すように、全面に層
間絶縁膜31を形成し、この層間絶縁膜11にソース・
ドレイン拡散層30a及び30bの夫々に達するコンタ
クト孔32a及び32bを開孔する。その後、コンタク
ト孔32a及び32bの夫々にアルミニウム配線層33
a及び33bを埋設する。
【0014】このような従来の半導体装置の製造方法に
よれば、フィールド酸化膜27(素子分離酸化膜)の直
下にゲッタリングサイトを有する結晶欠陥領域が形成さ
れるので、素子活性領域近傍の重金属が排除される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
8−8262号公報に開示された従来の製造方法では、
結晶欠陥導入後の熱処理工程によって、欠陥の回復が生
じてしまい、ゲッタリング能力の低下による重金属の再
放出が発生するという問題点がある。また、回復が生じ
ない場合にも、フィールド直下に存在する残留欠陥が原
因で素子分離特性等の素子特性が劣化したり、接合リー
クが発生したりする。
【0016】更に、特開平8−8262号公報の発明の
詳細な説明には、サイドウォール膜25をマスクとして
イオン注入を行っているので注入欠陥によって拡散層3
0a及び30bに影響は及ぼされないと記載されている
ものの、イオン注入直後に行われる欠陥導入のための熱
処理が酸素を含有する熱処理雰囲気で行なわれるため、
注入欠陥が拡散層30a及び30bにまで大きく成長し
やすく、素子特性に悪影響が及ぼされてしまう。
【0017】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、重金属の再放出及び注入欠陥の素子活性領
域への成長を防止してゲッタリングの効率を向上させる
ことができる半導体装置の製造方法を提供することを目
的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
の製造方法は、複数の素子が形成される半導体基板の複
数の前記素子同士を分離する素子分離領域にイオン注入
を行う工程と、前記半導体基板を第1の熱処理温度の非
酸化性雰囲気中で熱処理することにより前記素子分離領
域に結晶欠陥を形成する工程と、前記半導体基板を前記
第1の熱処理温度より低い第2の熱処理温度で熱処理す
ることにより前記素子分離領域に素子分離酸化膜を形成
する工程と、を有し、前記イオン注入の際の投影飛程を
Rp、前記素子分離酸化膜の厚さをtとしたとき、数式
Rp<0.45×tが成り立つことを特徴とする。
【0019】本発明においては、結晶欠陥を形成するた
めのイオン注入の際の投影飛程が適切に規定されている
ので、結晶欠陥は素子分離酸化膜中に取り込まれ、その
残留が防止される。また、熱処理温度が適切に規定され
ているので、ゲッタリングされた重金属の再放出が防止
される。更に、結晶欠陥形成の際の熱処理雰囲気が非酸
化性雰囲気であるので、接合特性の劣化が防止される。
【0020】なお、前記イオン注入を行う工程の前に、
前記素子分離領域に開口部を有するシリコン窒化膜パタ
ーンを前記半導体基板上に形成する工程を有することが
できる。
【0021】また、前記シリコン窒化膜パターンを形成
する工程は、前記半導体基板上にシリコン窒化膜を形成
する工程と、前記素子分離領域に開口部を有するフォト
レジストパターンを前記シリコン膜上に形成する工程
と、前記フォトレジストパターンをマスクとして前記シ
リコン窒化膜をパターニングする工程又は前記フォトレ
ジストパターンをマスクとして前記シリコン窒化膜及び
前記半導体基板をパターニングする工程と、を有するこ
とができる。
【0022】更に、前記イオン注入を行う工程において
注入されるイオンは、Si、N、O、F、Ar、B及び
Pからなる群から選択された少なくとも1種のイオンで
あってもよい。
【0023】更にまた、前記非酸化性雰囲気は、窒素雰
囲気であってもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例に係る半導
体装置の製造方法について、添付の図面を参照して具体
的に説明する。第1の実施例は、LOCOS酸化膜によ
る素子分離法に適用された例である。図1(a)乃至
(d)及び図2(a)乃至(d)は本発明の第1の実施
例に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図で
ある。
【0025】先ず、図1(a)に示すように、p型シリ
コン基板1上に膜厚が、例えば20nm程度のパッド酸
化膜(第1の酸化膜)2を熱酸化法により形成する。
【0026】次に、図1(b)に示すように、パッド酸
化膜2上に膜厚が、例えば150nm程度のシリコン窒
化膜3をCVD法により形成する。
【0027】次に、図1(c)に示すように、シリコン
窒化膜3上にフォトレジストを塗布し、形成される予定
の素子同士を分離するための素子分離領域に開口部を有
するフォトレジストパターン4を公知のリソグラフィー
技術により形成する。
【0028】次に、図1(d)に示すように、フォトレ
ジストパターン4をマスクとして、公知のドライエッチ
ング法によりシリコン窒化膜3を選択的に除去し、LO
COS酸化のためのシリコン窒化膜パターン5を形成す
る。
【0029】次に、図2(a)に示すように、フォトレ
ジストパターン4を除去する。その後、シリコン窒化膜
パターン5をマスクとして、素子分離領域の素子分離酸
化膜形成領域6にシリコンイオン7を注入する。このと
き、イオン注入のエネルギは、注入種の投影飛程が後に
形成する素子分離酸化膜の酸化による基板の消費分より
少なくとも小さい値になるように設定する。具体的に
は、注入種の投影飛程をRp、素子分離酸化膜の膜厚を
tとしたとき、下記数式1が満たされるようなエネルギ
条件に設定する。
【0030】
【数1】Rp<0.45×t
【0031】例えば、注入エネルギが40keV、ドー
ズ量が1×1015cm-2の条件でシリコンイオン7を注
入する。
【0032】次に、図2(b)に示すように、シリコン
基板1を非酸化性雰囲気中、例えば窒素雰囲気中でラン
プアニール(RTA)装置を使用し、例えば、熱処理温
度が1050℃、熱処理時間が30秒間程度の条件で第
1の熱処理を行ない、イオン注入欠陥が存在する注入欠
陥層8を形成することにより、デバイス活性領域に存在
する重金属元素をそこ(注入欠陥層8)にゲッタリング
する。
【0033】次に、図2(c)に示すように、第1の熱
処理の熱処理温度(1050℃)より低い温度、例えば
980℃で、例えば2時間程度のLOCOS酸化(第2
の熱処理)を行なうことにより、膜厚が、例えば400
nm程度の素子分離酸化膜9を注入欠陥層8が形成され
た素子分離酸化膜形成領域6及びその近傍に形成する。
本実施例においては、シリコンイオンの投影飛程Rpは
約50nmであり、上記数式1に示すエネルギ条件が十
分に満たされている。
【0034】次に、図2(d)に示すように、シリコン
窒化膜パターン5を除去する。その後、素子分離酸化膜
9が設けられていない領域(デバイス活性領域)にトラ
ンジスタ等のデバイス(図示せず)を形成する。
【0035】本実施例においては、素子分離領域の素子
分離酸化膜形成領域6にイオン注入欠陥が存在する注入
欠陥層8を予め形成し、この注入欠陥層8に重金属をゲ
ッタリングした後、欠陥及び重金属を含むこの注入欠陥
層8を素子分離酸化膜9中に取り込んでいるので、清浄
なデバイス活性領域が形成可能となる。従って、重金属
起因の素子特性劣化を防ぐことができる。また、素子分
離酸化膜9を形成するための酸化温度を欠陥(ゲッタリ
ングサイト)形成のための熱処理温度より低く設定して
いるので、欠陥回復によるゲッタリング能力の低下が生
じない。このため、欠陥にゲッタリングされた重金属元
素の基板中への再放出が防止される。
【0036】更に、イオン注入のエネルギ条件が適切に
規定されているので、素子分離酸化膜9の直下には注入
欠陥が残留しないので、欠陥起因の素子分離特性劣化が
生じない。上記数式1が満たされない場合、注入欠陥が
素子分離酸化膜の直下に残存し素子分離特性が劣化する
虞がある。また、イオン注入欠陥形成のための熱処理と
して非酸化性雰囲気中の熱処理を行っているので、シリ
コン表面の酸化で生じる格子間シリコンの基板への導入
が抑制される。この結果、注入欠陥の拡散層領域への成
長が防止され、注入欠陥起因の接合特性劣化も生じな
い。
【0037】このように、本実施例によれば、注入欠陥
の回復による重金属の再放出及び注入欠陥の素子活性領
域への成長等による素子特性劣化が防止されると共に、
素子活性領域に存在する重金属がイオン注入によって形
成された注入欠陥により効果的にゲッタリングされる。
【0038】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。第2の実施例は、素子の平坦化に効果があること
が知られているリセスト(Recessed)LOCOS法に適
用される例である。図3(a)乃至(d)及び図4
(a)乃至(d)は本発明の第2の実施例に係る半導体
装置の製造方法を工程順に示す断面図である。
【0039】本実施例においては、途中の工程まで第1
の実施例と同様に行う。
【0040】即ち、先ず、図3(a)に示すように、p
型シリコン基板11上に膜厚が、例えば20nm程度の
パッド酸化膜(第1の酸化膜)12を熱酸化法により形
成する。
【0041】次に、図3(b)に示すように、パッド酸
化膜12上に膜厚が、例えば150nm程度のシリコン
窒化膜13をCVD法により形成する。
【0042】次に、図3(c)に示すように、シリコン
窒化膜13上にフォトレジストを塗布し、形成される予
定の素子同士を分離するための素子分離領域に開口部を
有するフォトレジストパターン14を公知のリソグラフ
ィー技術により形成する。ここまでの工程は、第1の実
施例と同様である。
【0043】次に、図3(d)に示すように、フォトレ
ジストパターン14をマスクとして、シリコン窒化膜1
3、パッド酸化膜12及びシリコン基板11を公知のド
ライエッチング法により選択的に除去する。これによ
り、LOCOS酸化のためのシリコン窒化膜パターン1
5が形成される。なお、シリコン基板11の表面からの
エッチング深さは、例えば50nm程度である。第1の
実施例においては、この工程に対応する工程として、図
1(d)に示すように、ドライエッチング法によりシリ
コン窒化膜3のみの選択的除去を行なっている。
【0044】次に、図4(a)に示すように、フォトレ
ジストパターン14及びシリコン窒化膜パターン15を
マスクとして、数式1が満たされるエネルギ条件で素子
分離酸化膜形成領域16にシリコンイオン17を注入す
る。例えば、注入エネルギが40keV(Rp:約50
nm)、ドーズ量が1×1015cm-2の条件でシリコン
イオン17を注入する。
【0045】次に、図4(b)に示すように、フォトレ
ジストパターン14を除去する。その後、シリコン基板
11を非酸化性雰囲気中、例えば窒素雰囲気中でランプ
アニール(RTA)装置を使用し、例えば、熱処理温度
が1050℃、熱処理時間が30秒間程度の条件で第1
の熱処理を行ない、イオン注入欠陥が存在する注入欠陥
層18を形成することにより、デバイス活性領域に存在
する重金属元素をそこ(注入欠陥層18)にゲッタリン
グする。
【0046】次に、図4(c)に示すように、第1の熱
処理の熱処理温度(1050℃)より低い温度、例えば
980℃で、例えば2時間程度のLOCOS酸化(第1
の熱処理)を行なうことにより、膜厚が、例えば400
nm程度の素子分離酸化膜19を注入欠陥層18が形成
された素子分離酸化膜形成領域16及びその近傍に形成
する。
【0047】次に、図4(d)に示すように、シリコン
窒化膜パターン15を除去する。その後、素子分離酸化
膜9が設けられていない領域(デバイス活性領域)にト
ランジスタ等のデバイス(図示せず)を形成する。
【0048】リセスト(Recessed)LOCOS法はシリ
コン基板11をもエッチング除去するため、通常のLO
COS法と比して、ドライエッチングを起因とするダメ
ージの導入及び重金属混入による素子特性への悪影響が
懸念される。しかし、本実施例によれば、第1の実施例
で説明したように、効果的なゲッタリングが可能となる
ので、リセスト(Recessed)LOCOS法を適用しても
素子の特性劣化防止による歩留りの向上が実現される。
【0049】なお、第1及び第2の実施例においては、
ゲッタリング欠陥層を形成するためのイオン注入種とし
てシリコンイオンを使用しているが、その他のイオン種
(N、O、F、Ar、B又はP等)を使用しても同様の
効果が得られる。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
結晶欠陥を形成するためのイオン注入の際の投影飛程及
び熱処理温度を適切に規定しているので、結晶欠陥の残
留を防止することができると共に、重金属の再放出を防
止することができる。また、結晶欠陥形成の際の熱処理
雰囲気を非酸化性雰囲気としているので、接合特性の劣
化を防止することができる。従って、ゲッタリングの効
率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)乃至(d)は、本発明の第1の実施例に
係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図であ
る。
【図2】(a)乃至(d)は、同じく、本発明の第1の
実施例を示す図であって、図1(a)乃至(d)に示す
工程の次工程を工程順に示す断面図である。
【図3】(a)乃至(d)は、本発明の第2の実施例に
係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図であ
る。
【図4】(a)乃至(d)は、同じく、本発明の第2の
実施例を示す図であって、図3(a)乃至(d)に示す
工程の次工程を工程順に示す断面図である。
【図5】(a)乃至(g)は特開平8−8262号公報
に記載された従来の半導体装置の製造方法を工程順に示
す断面図である。
【符号の説明】
1、11、21;シリコン基板 2、12;パッド酸化膜 3、13、23;シリコン窒化膜 4、14;フォトレジストパターン 5、15;シリコン窒化膜パターン 6、16;素子分離酸化膜形成領域 7、17;シリコンイオン 8、18;注入欠陥層 9、19;素子分離酸化膜 22、24;シリコン酸化膜 25;サイドウォール膜 26;結晶欠陥領域 27;フィールド酸化膜 28;ゲート酸化膜 29;ゲート電極 30a、30b;ソース・ドレイン拡散層 31;層間絶縁膜 32a、32b;コンタクト孔 33a、33b;アルミニウム配線層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の素子が形成される半導体基板の複
    数の前記素子同士を分離する素子分離領域にイオン注入
    を行う工程と、前記半導体基板を第1の熱処理温度の非
    酸化性雰囲気中で熱処理することにより前記素子分離領
    域に結晶欠陥を形成する工程と、前記半導体基板を前記
    第1の熱処理温度より低い第2の熱処理温度で熱処理す
    ることにより前記素子分離領域に素子分離酸化膜を形成
    する工程と、を有し、前記イオン注入の際の投影飛程を
    Rp、前記素子分離酸化膜の厚さをtとしたとき、数式
    Rp<0.45×tが成り立つことを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記イオン注入を行う工程の前に、前記
    素子分離領域に開口部を有するシリコン窒化膜パターン
    を前記半導体基板上に形成する工程を有することを特徴
    とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記シリコン窒化膜パターンを形成する
    工程は、前記半導体基板上にシリコン窒化膜を形成する
    工程と、前記素子分離領域に開口部を有するフォトレジ
    ストパターンを前記シリコン膜上に形成する工程と、前
    記フォトレジストパターンをマスクとして前記シリコン
    窒化膜をパターニングする工程と、を有することを特徴
    とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記シリコン窒化膜パターンを形成する
    工程は、前記半導体基板上にシリコン窒化膜を形成する
    工程と、前記素子分離領域に開口部を有するフォトレジ
    ストパターンを前記シリコン膜上に形成する工程と、前
    記フォトレジストパターンをマスクとして前記シリコン
    窒化膜及び前記半導体基板をパターニングする工程と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記イオン注入を行う工程において注入
    されるイオンは、Si、N、O、F、Ar、B及びPか
    らなる群から選択された少なくとも1種のイオンである
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載
    の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記非酸化性雰囲気は、窒素雰囲気であ
    ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記
    載の半導体装置の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002231725A (ja) * 2001-01-30 2002-08-16 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置及びその作製方法

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JP2002231725A (ja) * 2001-01-30 2002-08-16 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置及びその作製方法

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