JPH088262A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH088262A
JPH088262A JP16274294A JP16274294A JPH088262A JP H088262 A JPH088262 A JP H088262A JP 16274294 A JP16274294 A JP 16274294A JP 16274294 A JP16274294 A JP 16274294A JP H088262 A JPH088262 A JP H088262A
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film
oxide film
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silicon
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JP16274294A
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Masanori Takiyama
真功 滝山
Koichiro Kawamura
光一郎 河村
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 素子領域のpn接合部分から離れた位置のフ
ィールド酸化膜の直下領域にゲッタリングサイトを設け
る。 【構成】 シリコン窒化膜3の側面にシリコン酸化膜4
のサイドウォール膜5を形成した後、シリコン窒化膜3
及びサイドウォール膜5をマスクとしてシリコン基板1
内に炭素をイオン注入してシリコン基板1内にゲッタリ
ングサイト6となる結晶欠陥を形成する。その後、サイ
ドウォール膜5を除去してから、シリコン窒化膜3を耐
酸化膜としてシリコン基板1を選択的に熱酸化してフィ
ールド酸化膜7を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に関し、特に、素子特性を劣化させる不純物及び結晶欠
陥を素子領域から排除するゲッタリング技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程において、半導体
装置の製造環境からのNaやKなどのアルカリ金属、F
eやCuなどの重金属が半導体基板を汚染することがあ
る。このような金属元素や半導体基板の結晶欠陥は、p
n接合のリーク電流の増加やDRAMのリフレッシュ時
間異常等の素子の電気的特性劣化の原因となり、製造歩
留りを低下させる。そこで、これらの不都合を回避する
ため、高温熱処理等により半導体基板の素子形成領域外
に転位や積層欠陥等の結晶欠陥を設け、それを金属元素
等の捕獲場所(ゲッタリングサイト)とするゲッタリン
グ(捕獲)処理が行われる。
【0003】図2は、半導体基板の概略的な断面図であ
る。半導体装置の製造工程において、主として半導体基
板21表面から混入してきた金属元素は、製造工程での
熱処理により、半導体基板21の裏面部分22及び表面
から深い部分23まで拡散し、そこに形成されたゲッタ
リングサイトに捕獲される。従って、半導体基板21の
表面近傍部分24にゲッタリングサイトを設ける必要は
従来なかった。しかし、半導体装置の高集積化に伴って
半導体装置の熱処理を従来よりも低温で行うようになっ
た結果、半導体基板21表面から混入してきた金属元素
は、半導体基板21裏面部分22及び表面から深い部分
23まで拡散しづらくなり、素子形成領域の半導体基板
21表面に析出して半導体素子の電気的特性を劣化させ
る。そこで、近年は、半導体基板21の表面近傍部分2
4にもゲッタリングサイトを設ける必要が生じてきた。
【0004】次に、半導体基板の表面近傍部分にゲッタ
リングサイトを設ける場合のゲッタリング領域について
説明する。図3は、MOSトランジスタを形成した半導
体基板の表面近傍部分の概略的な断面図である。図3に
おいて、N型半導体基板31の表面に形成されたP型の
ウェル32上には、素子分離のための膜厚の厚いフィー
ルド酸化膜33が形成されている。また、フィールド酸
化膜33に囲まれた素子形成領域には、半導体基板31
上に形成されたゲート絶縁膜34と、ゲート絶縁膜34
上に形成されたサイドウォール膜38を有するゲート電
極35と、半導体基板31表面にチャネル領域を隔てて
対向する一対のN型不純物拡散層であるソース拡散層3
6a及びドレイン拡散層36bとを有するMOSトラン
ジスタ37が形成されている。このMOSトランジスタ
37は、層間絶縁膜(図示せず)によって全面が覆われ
ている。
【0005】半導体基板の表面近傍部分のうち、現在ま
でにゲッタリングサイトを設ける領域として公知の領域
は、図3に示す以下の8つの領域a〜hに分類すること
ができる。即ち、半導体基板31とウェル32との境界
の直下領域a、半導体基板31とウェル32との境界の
直上領域b、フィールド酸化膜33の直下領域c、フィ
ールド酸化膜33の内側領域d、ソース・ドレイン拡散
層36a、36bの内側領域e、ゲート電極35及びそ
の直上領域f、フィールド酸化膜33の直上領域g、及
び、ソース・ドレイン拡散層36a、36b上の開孔部
の直上領域hである。
【0006】これら8つの領域のうち、半導体装置の製
造工程の低温化及び素子形成領域の浅化(シャロウジャ
ンクション化)に対して効果的に金属元素を捕獲できる
のは、領域b、c及びeに設けられたゲッタリングサイ
トである。特に領域cは、半導体基板の表面に近く且つ
大面積を有するため、ゲッタリングサイトを設ける領域
として最も望ましいことが知られている(特開昭56−
61131号公報、特開昭56−111244号公報及
び特開昭63−185034号公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、領域c
にゲッタリングサイトを設けるに当たっては、以下に述
べるような問題があった。図4は、領域cにゲッタリン
グサイトを設けた場合の図3の部分拡大図であり、図3
と共通する部分には同じ符号を用いている。図4におい
て、MOSトランジスタ37を動作させる場合、ゲート
電極35に電圧を印加し、ゲート電極35下のウェル3
2表面に反転層を形成する。すると、N型ソース・ドレ
イン拡散層36a、36b間にゲート電極35に印加し
た電圧に応じた電流が流れ、この電流をドレイン拡散層
36b上に設けた開口部を介して取り出す。ここで、図
中×印は、フィールド酸化膜33の直下領域cに設けら
れたゲッタリングサイト41を示す。
【0008】このとき、ゲッタリングサイト41が、P
型ウェル32とN型ソース・ドレイン拡散層36a、3
6bとの境界に形成されるpn接合部分にまで存在する
と、ゲッタリングサイト41を設けた目的に反し、逆に
pn接合のリーク電流が増加することになる。このよう
なゲッタリングサイト41による悪影響をなくすために
は、ゲッタリングサイト41がpn接合部分に存在しな
いように制御する必要がある。そのため、従来は、ゲッ
タリングサイト41を形成するために例えばパターン形
成されたシリコン窒化膜をマスクとして荷電粒子のイオ
ン注入等を行った後、このイオン注入等に用いたシリコ
ン窒化膜を更にフォトレジストを用いて微細加工してよ
り小さくし、そのシリコン窒化膜を耐酸化膜としてフィ
ールド酸化膜33を形成するための熱酸化を行うという
方法を行っていた。しかし、この方法では、製造工程数
が多くなり、半導体装置の製造が煩雑になるという問題
があった。
【0009】そこで、本発明の目的は、より少ない製造
工程でフィールド酸化膜の直下領域に、ゲッタリングサ
イトを、例えばソース・ドレイン領域のpn接合部分に
存在しないように設けることのできる方法を提供するこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板上に
耐酸化膜をパターン形成する工程と、しかる後、上記半
導体基板全面に酸化膜を形成する工程と、上記酸化膜を
異方性エッチングし、上記耐酸化膜の側壁にサイドウォ
ール酸化膜を形成する工程と、上記耐酸化膜及び上記サ
イドウォール酸化膜をマスクとして上記半導体基板内に
ゲッタリングサイトとなる結晶欠陥を形成する工程と、
しかる後、上記耐酸化膜を酸化マスクとして上記半導体
基板を熱酸化し、素子分離膜を形成する工程とを備えて
いる。
【0011】
【作用】素子分離膜を形成するための耐酸化膜の側壁に
サイドウォール酸化膜を形成し、その耐酸化膜及びサイ
ドウォール酸化膜をマスクとしてイオン注入又はドライ
エッチングを行うことにより半導体基板内にゲッタリン
グサイトとなる結晶欠陥を形成するので、ゲッタリング
サイトが少なくともサイドウォール酸化膜の幅に対応し
た距離だけ素子形成領域から離れて形成される。従っ
て、素子分離膜直下に形成されたゲッタリングサイト
が、半導体基板と不純物拡散層との境界に形成されるp
n接合部分に存在することがほとんどなくなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明をMOSトランジスタの製造に
適用した実施例につき図面を参照して説明する。
【0013】図1は、本実施例の製造方法を工程順に示
す断面図である。以下、図1に従って本実施例を説明す
る。
【0014】まず、図1(a)に示すように、P型シリ
コン基板1上に応力緩和用兼エッチングストッパー用の
膜厚30nm程度のシリコン酸化膜2を熱酸化により形
成する。しかる後、シリコン酸化膜2に比べて熱酸化速
度の遅い膜厚40nm程度のシリコン窒化膜3をシリコ
ン酸化膜2上に化学蒸着(CVD)法により形成する。
尚、上記のように、シリコン酸化膜2は応力緩和用兼エ
ッチングストッパー用に過ぎず、以降の工程をシリコン
酸化膜2なしで行うことも可能である。
【0015】次に、図1(b)に示すように、MOSト
ランジスタの形成を予定する素子形成領域にのみシリコ
ン窒化膜3が残存するように、フォトレジスト(図示せ
ず)を用いた微細加工を行ってシリコン窒化膜3をパタ
ーニングする。しかる後、CVD法により、シリコン窒
化膜3上の全面に膜厚40nm程度のシリコン酸化膜4
を形成する。
【0016】次に、図1(c)に示すように、ドライエ
ッチングを行ってシリコン酸化膜4をエッチバックし、
シリコン窒化膜3の側面にシリコン酸化膜4のサイドウ
ォール(スペーサー)膜5を形成する。しかる後、シリ
コン窒化膜3及びサイドウォール膜5をマスクとして、
40eV程度の加速電圧でシリコン基板1内に炭素
(C)をイオン注入により、面方位(100)に対して
炭素イオンビームを7度傾けて導入する。さらに、シリ
コン基板1を酸素ガスを含むガス雰囲気又は水蒸気を含
むガス雰囲気にて1100℃の温度で1持間の熱処理を
行う。その結果、シリコン窒化膜3及びサイドウォール
膜5の下部領域以外のシリコン基板1内に、注入された
炭素及びイオン注入により生じた欠陥を核とする、ゲッ
タリングサイト6となる結晶欠陥が形成される。このと
きの炭素のドーズ量と欠陥密度との関係を以下の〔表
1〕に記する。
【0017】
【表1】
【0018】上記〔表1〕に示すように、炭素イオンを
1×1014イオン/cm2 よりも少ない注入量で注入し
た場合、1×1015個/cm2 未満の結晶欠陥しか形成
されず、ゲッタリング能力は弱い。尚、イオン注入する
元素は、炭素以外にB、P、N、O、Ar、Kr、N
e、Si、F、As等であってもよい。また、ゲッタリ
ングサイト6を形成するためのイオン注入の前後いずれ
かに、フィールド酸化膜下にチャネルストッパーを形成
するためのP型又はN型の不純物をイオン注入するよう
にしてよい。
【0019】また、ゲッタリングサイトとなる結晶欠陥
を形成する方法は、イオン注入以外に、シリコン窒化膜
3及びサイドウォール膜5をマスクとしたレーザ光照
射、ドライエッチング等のその他のゲッタリングサイト
形成技術であってもよい。例えば、レーザ光照射による
方法としては、YAGレーザー(波長1.065μm)
をパワー400W、0.5秒/パルスの照射時間でパル
ス照射する方法がある(特開昭53−52355号公報
参照)。また、ドライエッチングによる方法としては、
シリコン酸化膜4をエッチバックしてサイドウォール膜
5を形成する工程において、例えば平行平板型エッチン
グ装置を用い、CF4 ガス、CHF3 ガス及びArの混
合ガス(流量比CF4 :CHF3 :Ar=60:60:
800sccm)、パワー350W、真空度1000m
Torr、エッチング速度3500Å/分で、30%程
度のオーバーエッチングを行うことによって、シリコン
基板1にプラズマダメージを与える方法がある。このと
き、エッチングの終点検出は、下地のシリコン窒化膜3
で行うことができるため、エッチング時間は特に限定さ
れない。尚、ゲッタリングサイトを形成するためのドラ
イエッチングは、シリコン酸化膜4をエッチバックして
サイドウォール膜5を形成するためのエッチングとは別
に行うこともできる。
【0020】次に、図1(d)に示すように、シリコン
基板1全面を40秒間希弗酸で洗浄することにより、サ
イドウォール膜5をエッチング除去する。このとき、同
時に、表面に露出しているシリコン酸化膜2の一部が除
去される。尚、サイドウォール膜5としては、シリコン
窒化膜3よりもエッチング速度を速くすることができる
膜であればよく、例えばHFに溶ける酸化膜としてプラ
ズマ酸化膜やBPSG膜であってもよい。
【0021】次に、図1(e)に示すように、シリコン
窒化膜3を耐酸化膜としてシリコン基板1を選択的に熱
酸化する。これにより、シリコン窒化膜3に覆われてい
ない領域のシリコン基板1表面に、膜厚500nm程度
のシリコン酸化膜であるフィールド酸化膜7が形成され
る。このとき、最も素子形成領域に近いゲッタリングサ
イト6は、フィールド酸化膜7の端部からサイドウォー
ル膜5の幅に対応した分だけ離れている。尚、シリコン
酸化膜2とシリコン窒化膜3との間に膜厚50〜100
nm程度のポリシリコン膜(図示せず)を設けてシリコ
ン基板1を熱酸化する、いわゆるポリシリバッファード
LOCOS(PBLOCOS)法を行うことにより、素
子形成領域におけるシリコン基板1内の結晶欠陥の発生
を抑制するとともに、フィールド酸化膜7のバーズビー
ク長を短くすることもできる。
【0022】次に、図1(f)に示すように、熱リン酸
浸漬によって、残存するシリコン窒化膜3を除去した
後、シリコン基板1全面を40秒間希弗酸で洗浄するこ
とにより、残存するシリコン酸化膜2をエッチング除去
する。尚、この後、シリコン基板1表面の汚染物質を取
り込むために、フィールド酸化膜7に囲まれたシリコン
基板1表面に膜厚30nm程度のシリコン酸化膜である
犠牲酸化膜(図示せず)を熱酸化により形成し、さらに
シリコン基板1全面を再び希弗酸で洗浄して犠牲酸化膜
5をエッチング除去する工程を行ってもよい。しかる
後、フィールド酸化膜7に囲まれた素子形成領域のシリ
コン基板1上に膜厚15nm程度のゲート酸化膜8を熱
酸化により形成した後、ゲート酸化膜8上にポリシリコ
ンからなる膜厚50nm程度のゲート電極9をパターン
形成する。さらに、ゲート電極9をマスクとしてシリコ
ン基板1内にリン等のN型不純物をイオン注入し、その
後に熱処理を行ってシリコン基板1表面にソース・ドレ
イン拡散層10a、10bを形成する。
【0023】次に、図1(g)に示すように、全面に層
間絶縁膜11を形成した後、ソース・ドレイン拡散層1
0a、10bに夫々達するコンタクト孔12a、12b
を層間絶縁膜11に開孔する。しかる後、コンタクト孔
12a、12bにおいてソース・ドレイン拡散層10
a、10bと夫々接続されるアルミ配線13a、13b
を形成する。
【0024】以上の工程により、LOCOS法により素
子分離された素子形成領域にNチャネルMOSトランジ
スタが形成される。
【0025】本実施例では、シリコン窒化膜3及びサイ
ドウォール膜5をマスクとしてシリコン基板1内に炭素
をイオン注入してゲッタリングサイト6を形成している
ので、最も素子形成領域に近いゲッタリングサイト6
は、フィールド酸化膜7の端部からサイドウォール膜5
の幅に対応した分だけ離れて形成される。従って、ゲッ
タリングサイト6が、P型シリコン基板とN型ソース・
ドレイン拡散層10とのpn接合部分に存在するような
ことがほとんどなくなる。よって、pn接合のリーク電
流を防止することができるとともに、シリコン基板1の
表面の近くに大面積のゲッタリングサイト6を形成でき
る。また、シリコン酸化膜4の膜厚を制御することによ
り、サイドウォール膜5の幅を制御することが可能なの
で、最も素子形成領域に近いゲッタリングサイト6とフ
ィールド酸化膜7の端部との距離を適宜制御することが
できる。
【0026】本実施例では、ゲッタリングサイト6を形
成しない場合に比べて工程数の増加は、シリコン酸化膜
4の形成及びそのエッチバックの2工程である。これに
対し、従来のようにゲッタリングサイト6を形成するた
めにイオン注入を行った後、イオン注入用のマスクを更
に微細加工してフィールド酸化膜7を形成するための耐
酸化膜となるようにパターニングする場合は、フォトレ
ジスト塗布、マスク合わせ、露光、現像、エッチング、
フォトレジスト除去等の工程が必要である。即ち、本実
施例によると、フィールド酸化膜7の直下領域の最も素
子形成領域に近いゲッタリングサイト6がサイドウォー
ル膜5の幅に対応した距離だけフィールド酸化膜7の端
部から離れた半導体装置が、従来よりもより簡単に少な
い工程で製造できるようになる。
【0027】尚、素子形成領域に形成する半導体素子
は、NチャネルMOSトランジスタに限らず、Pチャネ
ルMOSトランジスタやバイポーラトランジスタ等であ
ってもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明によると、耐酸化膜及びそのサイ
ドウォール酸化膜をマスクとして半導体基板内にゲッタ
リングサイトとなる結晶欠陥を形成するので、最も素子
形成領域に近いゲッタリングサイトがサイドウォール酸
化膜の幅に対応した距離だけ素子分離膜の端部から離れ
て形成される。従って、素子分離膜の直下に形成された
ゲッタリングサイトが、素子形成領域における半導体基
板と不純物拡散層との境界に形成されるpn接合部分に
存在することがほとんどなくなる。よって、pn接合の
リーク電流を防止することができるので、半導体装置の
特性を向上させることができるとともに、歩留りが向上
する。また、従来よりも少ない工程数で、素子分離膜の
直下領域の最も素子形成領域に近いゲッタリングサイト
がサイドウォール酸化膜の幅に対応した距離だけ素子分
離膜の端部から離れた半導体装置を形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の半導体装置の製造方法を工程
順に示す断面図である。
【図2】半導体基板の概略的な断面図である。
【図3】MOSトランジスタを形成した半導体基板の表
面近傍部分の概略的な断面図である。
【図4】図3の部分的な拡大図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2、4 シリコン酸化膜 3 シリコン窒化膜 5 サイドウォール膜 6 ゲッタリングサイト 7 フィールド酸化膜 8 ゲート酸化膜 9 ゲート電極 10 ソース・ドレイン拡散層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/316

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に耐酸化膜をパターン形成
    する工程と、 しかる後、上記半導体基板全面に酸化膜を形成する工程
    と、 上記酸化膜を異方性エッチングし、上記耐酸化膜の側壁
    にサイドウォール酸化膜を形成する工程と、 上記耐酸化膜及び上記サイドウォール酸化膜をマスクと
    して上記半導体基板内にゲッタリングサイトとなる結晶
    欠陥を形成する工程と、 しかる後、上記耐酸化膜を酸化マスクとして上記半導体
    基板を熱酸化し、素子分離膜を形成する工程とを備えて
    いることを特徴とする半導体装置の製造方法。
JP16274294A 1994-06-21 1994-06-21 半導体装置の製造方法 Withdrawn JPH088262A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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