JP2000112551A - 操縦装置 - Google Patents
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- JP2000112551A JP2000112551A JP10296024A JP29602498A JP2000112551A JP 2000112551 A JP2000112551 A JP 2000112551A JP 10296024 A JP10296024 A JP 10296024A JP 29602498 A JP29602498 A JP 29602498A JP 2000112551 A JP2000112551 A JP 2000112551A
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Abstract
ーク量を大きくして微操作を可能とした操縦装置を提供
する。 【解決手段】 指により操作可能な操作レバー14を備
えた操縦装置6において、操作時の操作レバー14のハ
ンドル18の軌跡15A,38Aが、指を握る際の指先
部分が描く軌跡15B,38Bに概ね沿うようにし、こ
の操作レバー14は、前記ハンドル18の軌跡15A,
38Aよりも上方に回転中心を有するようにしている。
或いは、この操作レバー14は、摺動またはリンク機構
によって、ハンドルの軌跡15A,38Aが、指の先端
の軌跡15B,38Bに概ね沿うようにしている。
Description
縦装置に関する。
両において、不整地を走行するような操作者の身体が不
安定になる場合にも、これを片手で安定に操縦するため
の種々の操縦装置が提案されている。例えば、特表平7
−502315号公報には、建設作業車両等に使用され
る自動車用制御コンソールが開示されている。図12及
び図13は、それぞれ同公報に示された自動車用制御コ
ンソールを示す斜視図及び要部詳細図である。
タシート80に隣接して設けられた制御コンソール66
の上部にはアームレスト70が設けられ、このアームレ
スト70は略水平な上面72を有している。この上面7
2は、その長手方向が作業車両の進行方向に略平行にな
るように設けられている。また、アームレスト70の前
端部に隣接してハンドレスト76が配設されており、こ
のハンドレスト76は略水平な上面77と、アームレス
ト70から上方に車両の進行方向に対して略垂直方向に
設けられた隆起部78とを有している。
ムレスト70の反対側の、操作者の指の先端が容易に届
くところに、一対の操作レバー106,108が取り付
けられている。この操作レバー106,108は回転中
心99を中心として回転し、それぞれ一対のリンク機構
120,122を介して、回転角センサ112,114
にそれぞれ連結されている。この回転角センサ112,
114から、操作レバー106,108の回転量に応じ
た電気信号が発生し、その電気信号に基づいて、例えば
図示しないマイクロプロセッサによって作業車両の操舵
がコントロールされる。操作者は、片手の掌の手前部分
をハンドレスト76に密接に接触させて、手をしっかり
と隆起部78で支持しながら、指先で操作レバー10
6,108を操作して作業車両を操縦する。これによ
り、不整地を走行するなど作業車両の稼働中に操作者の
身体が不安定になるような場合にも、掌を前記隆起部7
8に固定させて操作レバー106,108を操作できる
ので、安定な操縦を行なうことが可能となっている。
表平7−502315号公報に開示された従来技術に
は、次に述べるような問題点がある。
で、操作レバー106,108の動きには長いストロー
ク量が必要である。ところが、前記従来技術において
は、図13に示すように、操作レバー106,108の
回転中心99は操作レバー106,108よりも下方に
ある。このため、操作レバー106,108を操作する
際に、操作レバー106,108は図14に示すよう
に、上方(手の甲側方向)に凸の円弧の軌跡100Aを
描くことになる。
に押しつけながら操作レバー106,108の操作を行
なう場合、操作者が指のみを握るように動かすと、指先
部分は、下方(掌側方向)に凸の略円弧の軌跡100B
を描く。同図は、便宜上指先の軌跡を示したが、操作レ
バー106,108が当接する指先部分も同様の軌跡を
描くことは言うまでもない。この結果、操作者の指先の
軌跡100Bと操作レバー106,108の軌跡100
Aが一致せず、操作レバー106,108が操作者の指
の表面を滑りながら移動することになる。そのため、操
作者が操作レバー106,108の操作時に違和感を生
じると言う問題がある。
一致させるように指を動かすと、指の第2関節を上方に
移動させながら、指先をハンドレスト76の隆起部78
に近づける動作となる。その結果、同図に示すように操
作レバー106,108の動きは指先から隆起部78ま
での円弧の範囲に限定されてしまい、充分なストローク
量が得られないため、微操作が難しくなり、操作性が良
くなく、指に不自然な動きをさせなければならないとい
う問題がある。そして、この範囲を越えたストローク量
を得ようとするならば、操作者が手首を動かす等の動作
が必要となり、掌が隆起部78から離れて不安定となっ
て安定な操縦が困難となると共に、人間工学的に無理な
動きをするために、操作者の負担が増大する。
たものであり、人間工学的に無理のない動作で、かつス
トローク量を大きくして微操作を可能とした操縦装置を
提供することを目的としている。
的を達成するために、第1構成の発明は、指により操作
可能な操作レバーを備えた操縦装置において、操作時の
操作レバーのハンドルの軌跡が、指を握る際の指先部分
が描く軌跡に概ね沿うようにしている。
ようにしたときの指先の軌跡とハンドルの軌跡とが略一
致するので、ハンドルが指先の所定の位置からずれるこ
となく操作が可能となる。これにより、人間工学的に無
理のないスムーズな操作が可能となる。
操縦装置において、操作レバーは、前記ハンドルの軌跡
よりも上方に回転中心を有している。
が、ハンドルの軌跡よりも上方にある回転中心を中心と
して回動する。これにより、指先の軌跡とハンドルの軌
跡とを略一致させることが可能となり、ハンドルが指先
の所定の位置からずれることなく、人間工学的に無理の
ない操作が可能となる。また、グリップを握った状態
で、より長いストロークにわたって操作レバーを操作可
能であり、微操作性が向上する。
操縦装置において、操作レバーは、摺動により前記指先
の軌跡に概ね沿って移動するようになっている。
が摺動によって動くようになっている。これにより、回
転軸とハンドルとを接続するアームが不要となり、操作
レバーの軌跡を任意の半径の円弧に形成することが容易
となる。その結果、指先の軌跡とハンドルの軌跡とを略
一致させることが容易となるので、人間工学的に無理の
ない操作が可能となる。
操縦装置において、操作レバーがリンク機構により、前
記指先の軌跡に概ね沿って移動するようになっている。
がリンク機構を有している。これにより、ハンドルの軌
跡が円弧以外の軌跡を描くことが可能となり、これを操
作者の指先の軌跡により近づけることができる。その結
果、操作者は人間工学的に好適な操作で操縦することが
可能となって、操作性が向上する。
に係る操縦装置について、ブルドーザを例に実施形態を
詳細に説明する。尚、各実施形態において、前記従来技
術の説明に使用した図、及びその実施形態よりも前出の
実施形態の説明に使用した図と同一の要素には同一符号
を付し、重複説明は省略する。また、以下の実施形態の
説明において、車両の前進方向を前方、後進方向を後方
とし、操作者が前方を向いたときの左右の方向を、それ
ぞれ左方向、右方向と呼ぶ。
態を説明する。図1は、本実施形態に係るブルドーザの
キャビン1内部の斜視図を示している。同図において、
キャビン1内の後部の略中央には、操作者が着座するオ
ペレータシート2が配設されており、オペレータシート
2の左右には、それぞれ操作コンソール3,3が設けら
れている。この左右の操作コンソール3,3の上には、
それぞれ左右のアームレスト4,4が設けられ、それら
のアームレスト4,4の前方には、それぞれブルドーザ
の操縦装置6と作業機操作装置7が配設されている。
明する。図2〜図4は操縦装置6の平面図、正面図、及
び左側面断面図をそれぞれ示している。
H形のフレーム8を主体として一体に構成されている。
このフレーム8は、車両の進行方向に略垂直に屹立し、
内部が中空となった側面視で略台形の左右サポート9,
9と、その間に略水平に張り渡されて操作者が掌を押し
当てて握るためのグリップ11とを有している。
装置6は、ブルドーザの前後進切り替えを行なう前後進
切り替えスイッチ12、走行速度段の切り替えを行なう
速度段切り替えスイッチ13、及びブルドーザの旋回・
操向を行なう左右の操作レバー14,14を備えてい
る。まず、前後進切り替えスイッチ12は、例えば3段
切り替えのシーソー式スイッチを有しており、この前後
進切り替えスイッチ12が中立状態にあるとブルドーザ
を停止させる。また、前後進切り替えスイッチ12を上
方に倒すとブルドーザを前進、下方に倒すと後退させる
ようになっている。この前後進切り替えスイッチ12
は、右サポート9の後部傾斜面のグリップ11の近傍に
配置されており、操作者が左手でグリップ11を握った
際に、左手の親指で容易に操作可能となっている。
個の押しボタンスイッチ13A,13Bを有している。
これらの押しボタンスイッチは、それぞれブルドーザの
速度段をシフトアップ、シフトダウンするスイッチであ
り、1回押すごとに多段変速機(図示せず)の多段変速
比クラッチを切り替えられるようになっている。この速
度段切り替えスイッチ13は、前記前後進切り替えスイ
ッチ12の下方に配置されており、操作者が左手でグリ
ップ11を握った際に、左手の親指で操作可能となって
いる。
それぞれグリップ11の斜め上前方にサポート9,9に
対して略垂直に設置された回転軸19,19と、この回
転軸19,19を回転中心として回動自在に保持されて
いるアーム17,17と、このアーム17,17に略直
交し、操作者が指を係合させて操作するハンドル18,
18とを備えている。
について詳細に説明する。尚、以下の説明においては、
左右の操作レバー14,14を代表して、右操作レバー
14について説明するが、左の操作レバー14について
もグリップ11の中心線Dと対称に同様の機構を備えて
いるものとする。
断面図である。図4、図5に示すように、操作レバー1
4の回転軸19は、右サポート9の左側壁に設置された
回転部16に接続されている。この回転部16は、例え
ばポテンショメータを備えて、回転軸19の回転角度を
検出し、その回転角度に応じて電気信号を出力する回転
角センサ43と、一端をこの回転軸19に固定され、回
転軸19の回転に応じて同心で回転するアーム41と、
一端をこのアーム41に掛止され、他端をフレーム8か
ら内部に突出したブラケット45に掛止された戻しバネ
42とを備えている。そのため、操作レバー14に力が
加わらない場合は、アーム17はこの戻しバネ42の張
力により、前面がサポート9から突出したストッパ44
に当接するまで引っ張られ、ハンドル18を常に所定の
停止位置に引き戻している。
かけてグリップ11方向に引き寄せると、その操作量が
アーム17を介して前記回転角センサ43により回転角
変位として検出され、図示しない制御器に出力される。
本実施形態では、制御器はこれらの回転角信号を受けて
所定の処理を行ない、作業車両の操向クラッチ・ブレー
キ油圧制御装置に指令を出力しているが、これは車両の
形態により、制御処理の内容を変えていかようにも制御
することが可能である。図4に示すように、ハンドル1
8がグリップ11に当接したときが、操作レバー14の
ストロークエンドとなる。そして、操作者がハンドル1
8から手を離すと、戻しバネ42の張力により、ハンド
ル18はアーム17の前面がストッパ44に当接する前
記所定の停止位置に復帰する。
端部は、回転軸19の回転角度に応じて反力を操作者に
伝える反力発生装置20に当接されている。以下、本出
願人他が特願平10−18267号に記載した技術を例
にとって、反力発生装置20について説明する。
造を示す断面図である。同図において、反力発生装置2
0は、アーム41の前端に固定された円筒部材41A
と、この円筒部材41Aの外周に一端が当接するロッド
46と、このロッド46が内部を貫通するスプリングケ
ース47とを備えている。スプリングケース47は、同
図に示すようにバネ定数の異なる2種類のスプリング4
8,49を内蔵しており、操向操作及びブレーキ操作に
見合った操作力を与えるように構成されている。
なる略円柱状の中空部が左右に形成されており、左部の
小径中空部と右部の大径中空部との境に端面51が設け
られている。大径中空部には、左方に開口し、かつ外形
が略円筒形状のキャップ状部材53が配設されており、
このキャップ状部材53の左端外周部に鍔部54が設け
られている。そして、この鍔部54と大径中空部の右端
内面との間にスプリング49が配設されており、スプリ
ング49の付勢力によって鍔部54の左端面55が前記
端面51に当接するようになっている。また、ロッド4
6はスプリングケース47及びキャップ状部材53の中
心部を貫通するように設けられており、ロッド46の中
間部に係止部材56が取着されている。そして、この係
止部材56とキャップ状部材53の右端面部との間にス
プリング48が配設されており、スプリング48の付勢
力によって係止部材56の左端面が前記小径中空部の左
端面52に当接するようになっている。
グリップ11のほうへ操作されると、アーム41の前端
部の円筒部材41Aが、ロッド46をスプリングケース
47の内部へ押し込む。係止部材56がキャップ状部材
53の鍔部54の左端面55に当接するまでは、操作レ
バー14のストロークに比例したスプリング48の付勢
力がロッド46に作用し、これに対応する操作力が必要
となる。そして、係止部材56がキャップ状部材53に
当接した後は、スプリング48の付勢力に操作レバー1
4のストロークに比例したスプリング49の付勢力がさ
らに加算されてロッド46に作用し、必要な操作力が大
きく増加するようになっている。
トロークと、操作力と、これに対応する操向クラッチ及
び操向ブレーキの駆動油圧の大きさとの関係を表してい
る。即ち、本実施形態では同図に示すように、ストロー
クにおいて操向クラッチの切り終わり位置θ1と操向ブ
レーキの効き始め位置θ2との間で、前記スプリング4
8とスプリング49との付勢力の変化により操作力を大
きく変化させることによって、操作者が容易にブレーキ
操作の始まりを認識できるようにしている。
チ油圧及び操向ブレーキ油圧の変化は、同図に示すよう
に、C1からC2までの間は操向クラッチ油圧が漸増す
る半クラッチ域となり、その後C3(ストロークθ1に
相当)で操向クラッチ油圧が急上昇してクラッチの接続
が断たれる。さらに、左右の操作レバー14,14を引
くと、操向ブレーキ油圧が急下降して操向ブレーキがか
かり始め、この後B1からB2までの間は操向ブレーキ
油圧が漸減して半ブレーキ状態となり、B3でフルブレ
ーキ状態となる。
ー14を操作する際の、指と操作レバー14との動作に
ついて説明する。同図に、操作者がグリップ11を握っ
たときの操縦装置6の左側面断面図を示す。これらの図
において、左右のハンドル18,18は、それぞれ力を
加えない状態では、前記戻しバネ42によって常にグリ
ップ11の略前方のストローク開始点25Aに位置して
いる。そして、操作者が左手のグリップ11に掌を押し
当てたときに、左手の人さし指の第1関節近傍が右のハ
ンドル18に、中指、薬指、小指の3本の指の第1関節
近傍が図示しない左のハンドル18に、それぞれ係合す
るようになっている。尚、本実施形態では図2に示すよ
うに、グリップ11の中心線Dが、車両の進行方向に対
して約10゜傾くようにしている。これにより、操作者
がこのグリップ11に掌を押し当てて握った際に掌がわ
ずかに身体の外側に向き、操作者の左手首に不要な力を
かけずに自然な状態でグリップ11を握れるようになっ
ている。また、左操作レバー14のハンドル18は、左
端がグリップ11に最も近接し、右端がしだいにグリッ
プ11から遠ざかるような、平面視で略S字型の緩いカ
ーブを有する形状となっている。これにより、左手の指
のうち、最も短い小指の先端も、ハンドル18に好適に
係合する。
14のハンドル18,18を引くと、操作レバー14,
14の回転中心はハンドル18,18よりも上方にある
ため、ハンドル18はストローク開始点25Aより下方
に凸の円弧の軌跡15Aを描いて、グリップ11に引き
つけられる。そして、グリップ11の下部に接触したス
トローク終了点25Bに至って、操作レバー14のスト
ロークが完了する。このように、本実施形態による軌跡
15Aを従来技術による操作レバー106,108の軌
跡100Aと比較すると、ハンドル18のストローク開
始点25Aはほぼ同じ場所から始まっているのに対し、
ストローク終了点25Bはより操作者に近い位置に至っ
ており、ストローク量がより大きくなっていることがわ
かる。
節を中心に下方に動くため、その軌跡15Bは、ハンド
ル18の軌跡15Aと同様に下方に凸の円弧となる。即
ち、指先の軌跡15Bとハンドル18の軌跡15Aとが
略一致するので、ハンドル18が指先の所定の位置(本
実施形態では第1関節)からずれることなく操作が可能
となっている。これにより、人間工学的に無理なく操作
を行なうことができ、しかもストローク量を大きくなっ
ているので、微操作が可能となっている。
形態を説明する。図9は、本実施形態に係る操縦装置6
の右側サポート9の左側面断面図、図10はその正面断
面図を示している。尚、以下の説明においては、前記第
1実施形態と同様に左右の操作レバー14,14を代表
して、右操作レバー14について説明するが、左の操作
レバー14についてもグリップ11の中心線Dと対称に
同様の機構を備えているものとする。
側サポート9は中実となっており、その左側壁近傍に
は、サポート9に略平行に始端21Aから終端21Bま
で、略円形の断面形状を有するガイド溝21が、下方に
凸の円弧状に設けられている。図10に示すように、こ
のガイド溝21は、断面の円の一部が右側サポート9の
左側壁によって切り取られた形状になっており、この第
1の開口部22によって外部に通じている。
の断面形状がこのガイド溝21とほぼ一致し、かつ外周
がこのガイド溝21の内周よりもわずかに小さいラック
23が、ガイド溝21内部に摺動自在に嵌合されてい
る。尚、図においては、ガイド溝21とラック23との
間の隙間は、理解のために実際よりも大きく描かれてい
る。このラック23の一端とガイド溝21の終端21B
との間には、スプリング24が入っており、ラック23
を常に始端21A側に押しつけている。また、ラック2
3の他端近傍には、このラック23と略垂直にハンドル
18が設けられており、このハンドル18を操作してラ
ック23をガイド溝21内で摺動させることが可能であ
る。
21Aの上方近傍には、第2の開口部26が設けられ、
その上方に設けられた空間27と通じている。この空間
27の内部には、ラック23と噛合させたピニオン28
が設けられており、サポート9と略垂直に設けられた回
転軸19に対して回動自在となっている。回転軸19
は、サポート9内部に設けられた回転部16に接続して
おり、この回転部16は、ピニオン28の回転角度に応
じた電気信号を出力する。また、この回転部16は、前
記実施形態と同様に、回転角度に応じた反力を発生させ
る反力発生装置を備えていてもよい。尚、左右のサポー
ト9,9の間にグリップ11が張り渡されているのは、
前記第1実施形態と同様である。
について説明する。操作者はグリップ11に掌を押し当
てて握り、指先に係合したハンドル18を引き寄せる。
これにより、ラック23は始端21Aから終端21Bに
向けて、ガイド溝21の内部を摺動する。ラック23の
摺動に伴い、これに噛合したピニオン28が回転する。
そして、回転部16,16からはハンドル18の回転角
度に応じた電気信号が出力される。この電気信号に基づ
き、作業車両の操縦を行なうのは、前記第1実施形態と
同様である。尚、ハンドル18を離すと、ラック23は
スプリング24に押されて元の始端21Aに戻るように
なっている。
の円弧状のガイド溝21に沿ってハンドル18が動くの
で、回転軸19とハンドル18とを接続するアーム17
が不要となり、操作レバー14の軌跡を任意の半径の円
弧、例えば大きな半径の円弧にも形成することが容易に
可能である。その結果、指先の軌跡とハンドル18の軌
跡とを略一致させることが容易となるので、人間工学的
に無理のない操作が可能となる。
の円弧状となるにも拘らず、グリップ11の上方に回転
軸19を設ける必要がない。即ち、サポート9をグリッ
プよりも高くしなければならないという制限がなくな
り、サポート9の形状をより自由にデザイン可能であ
る。
する材料、例えばFRP等で形成してもよい。このよう
にすれば、ガイド溝21を円弧でなく、例えば高次曲線
等の、より指先の軌跡に近い軌跡に形成することが可能
である。
説明する。同図は、本実施形態に係る操縦装置6の左側
面断面図である。尚、以下の説明においては、前記第
1、第2実施形態と同様に左右の操作レバー14,14
を代表して、右操作レバー14について説明するが、左
の操作レバー14についてもグリップ11の中心線Dと
対称に同様の機構を備えているものとする。
2実施形態と同様の回転部16と、この回転部16近傍
にあって、回転部16の回転軸19と平行な第2の回転
軸31と、回転部16の回転軸19を中心として回動自
在な第1のアーム32と、第2の回転軸31を中心とし
て回動自在な第2のアーム33と、さらに一端を第2の
アーム33の一端に回動自在に接続され、さらにその中
間部を第1のアーム32の一端に回動自在に接続された
第3のアーム34と、この第3のアーム34の他端部に
サポート9に略垂直に設けられたハンドル18とを備え
ている。
4はリンク機構を構成しており、操作者がハンドル18
を操作したときの動きを、ストローク量に応じた回転角
に変換している。これにより、ハンドル18の軌跡38
Aが円弧以外の軌跡を描くことが可能となり、これを操
作者の指先の軌跡38Bにより近づけることができる。
その結果、操作者は人間工学的に好適な操作で作業車両
を操縦することが可能となって、操作性が向上する。
部32Aと、そのアーム部32Aの一端にそれぞれ互い
に反対の回転方向に切られたオスネジ部32Bとを備え
ている。そして、これらのオスネジ部32Bには、両端
に互いに反対の回転方向に切られたメスネジ部(図示せ
ず)を備えたブッシュ37がねじ込まれている。このブ
ッシュ37を回転させることにより、第1のアーム32
のオスネジ部32Bがブッシュ37内に入り込む量を変
化させ、第1のアーム32の長さを変更可能となってい
る。これは、第2、第3のアーム33,34も同様であ
る。これにより、操作者の手の大きさに合わせてハンド
ル18の位置を変更し、操作しやすい位置で操縦を行な
うことができるので、作業車両の操作性が向上する。
作レバー14の軌跡15A,38Aが下方に凸の円弧を
描くので、グリップ11を握った操作者の指先の動きの
軌跡15B,38Bと略一致する。その結果、操作レバ
ー14が常に指の第1関節近傍から離れない状態で操作
レバー14を操作することができるので、人間工学的に
無理のない操縦が可能となる。
ロークの終端をより操作者に近づけることができ、スト
ローク量が前記従来技術に比べて大きくなるので、操作
者に負担をかけずに、操作レバー14の微操作が可能と
なる。その結果、作業車両の操縦を微妙に制御すること
が可能となり、作業性が向上する。
ーザとして説明したが、これはブルドーザに限定される
ものではなく、他の作業車両にも応用可能である。ま
た、操作レバー14を操向クラッチ・ブレーキを操作す
る操作レバー14として説明したが、やはりこれに限定
されるものではなく、他の操作を行なう操作レバー14
に対しても応用可能である。さらに、反力発生装置20
についても、実施形態で説明したような形態のものに限
定されるものではない。
ータシート2の左側に限定されるものではなく、右側で
もよい。また、操作者が操縦装置6を握る際に、その手
が身体の外側に向くように操縦装置6を外に約10゜傾
けるようにしたが、これに限定されるものではなく、例
えば、走行方向にまっすぐ向けてもよい。また、操縦装
置6のフレーム8をサポート9とグリップ11とで構成
するようにしたが、このような形状に限定されるもので
はない。さらに、グリップ11は水平に保持されている
ようにとしたが、これに限定されるものではなく、例え
ば垂直に屹立した形状でもよい。
視図。
と、操向クラッチ及び操向ブレーキの駆動油圧の大きさ
との関係を示すグラフ。
図。
ソールの斜視図。
ソールの要部詳細図
図。
ール、4…アームレスト、6…操縦装置、7…作業機操
作装置、8…フレーム、9…サポート、11…グリッ
プ、12…前後進切り替えスイッチ、13…速度段切り
替えスイッチ、14…操作レバー、15A,15B…軌
跡、16…回転部、17…アーム、18…ハンドル、1
9…回転軸、20…反力発生装置、21…ガイド溝、2
1A…始端、21B…終端、22…第1の開口部、23
…ラック、24…スプリング、25A…ストローク開始
点、25B…ストローク終了点、26…第2の開口部、
27…空間、28…ピニオン、31…第2の回転軸、3
2…第1のアーム、33…第2のアーム、34…第3の
アーム、37…ブッシュ、38A,38B…軌跡、41
…アーム、41A…円筒部材、42…戻しバネ、43…
回転センサ、44…ストッパ、45…ブラケット、46
…ロッド、47…スプリングケース、48…スプリン
グ、49…スプリング、51…端面、52…左端面、5
3…キャップ状部材、54…鍔部、55…左端面、56
…係止部材。
Claims (4)
- 【請求項1】 指により操作可能な操作レバー(14)を備
えた操縦装置(6) において、 操作時の操作レバー(14)のハンドル(18)の軌跡(15A,38
A) が、指を握る際の指先部分が描く軌跡(15B,38B) に
概ね沿うようにしたことを特徴とする操縦装置(6) 。 - 【請求項2】 請求項1記載の操縦装置(6) において、 操作レバー(14)は、前記ハンドル(18)の軌跡(15A,38A)
よりも上方に回転中心を有することを特徴とする操縦装
置(6) 。 - 【請求項3】 請求項1記載の操縦装置(6) において、 操作レバー(14)は、摺動により前記指先の軌跡(15B,38
B) に概ね沿って移動することを特徴とする操縦装置(6)
。 - 【請求項4】 請求項1記載の操縦装置(6) において、 操作レバー(14)がリンク機構により、前記指先の軌跡(1
5B,38B) に概ね沿って移動することを特徴とする操縦装
置(6) 。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP29602498A JP4117749B2 (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | 操縦装置 |
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JP29602498A Expired - Fee Related JP4117749B2 (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | 操縦装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1998
- 1998-10-01 JP JP29602498A patent/JP4117749B2/ja not_active Expired - Fee Related
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