JP2000112105A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000112105A
JP2000112105A JP10278570A JP27857098A JP2000112105A JP 2000112105 A JP2000112105 A JP 2000112105A JP 10278570 A JP10278570 A JP 10278570A JP 27857098 A JP27857098 A JP 27857098A JP 2000112105 A JP2000112105 A JP 2000112105A
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JP
Japan
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heating
sec
image forming
image
forming apparatus
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JP10278570A
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English (en)
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Mikio Imaeda
幹雄 今枝
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/124Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein using pressure to make a masked colour visible, e.g. to make a coloured support visible, to create an opaque or transparent pattern, or to form colour by uniting colour-forming components
    • B41M5/165Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein using pressure to make a masked colour visible, e.g. to make a coloured support visible, to create an opaque or transparent pattern, or to form colour by uniting colour-forming components characterised by the use of microcapsules; Special solvents for incorporating the ingredients
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M7/00After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock
    • B41M7/009After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock using thermal means, e.g. infrared radiation, heat

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  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力現像後に短時間で、且つ高濃度の実用的
な画像を形成することができる画像形成装置を提供する
こと。 【解決手段】 本発明の画像形成装置は、色材、重合開
始剤、顕色剤を封入したマイクロカプセル4を備えた感
光感圧記録媒体1と、これを選択的に露光する光源ボッ
クス12と、圧力現像ローラー18と、第一のポストヒ
ーター19と、第二のポストヒーター20を備え、圧力
現像ローラー18による現像後、第一のポストヒーター
19は、加熱温度をx(℃)、加熱時間をy(sec)、
自然対数の底をeとした場合に、加熱時間y(sec)
が、1063.1e−0.0822 (sec)より短
く、且つ、加熱時間y(sec)が、1(sec)より長い加
熱をし、第二のポストヒーター20は、加熱時間y(se
c)が、1063.1e−0. 0822x(sec)より長
く、且つ、加熱時間y(sec)が、1(sec)より短い加
熱をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に感光物質を
含むマイクロカプセルを露光することにより機械強度の
異なる潜像を形成し、圧力を加えることで現像を行い画
像を形成する画像形成装置に関し、詳しくは発色促進用
の予備加熱装置を改良した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロカプセルを用いた画像形
成装置として開示されたものとしては、例えば米国特許
第4440846号公報及び第4399209号公報に
記載されている、内部に感光物質を含むマイクロカプセ
ルを備えた感光層が、画像情報に基づいて選択的に放射
線によって露光された後に、均一な破裂力をかけられ、
それによりマイクロカプセルが破裂して内包物質を放出
して画像を形成する画像形成システムのようなものがあ
る。このシステムでは、露光によりマイクロカプセルの
機械的強度が変化して露光潜像が形成され、圧力を加え
ることにより機械的強度が弱いカプセル(感光硬化しな
かったカプセルや感光軟化したカプセル)が破壊されて
色材としての色彩発生物質(発色剤)が流出し、現像物
質と反応して色彩画像を形成することにより現像が行わ
れる。このような画像形成装置では、光を透過させる第
一のシート状支持体に前記マイクロカプセル及び現像物
質とが混合されて塗工された感光感圧層と、第二のシー
ト状支持体とが積層されて構成される感光感圧記録媒体
では、露光されたシート上にそのまま画像が得られるた
め、取り扱いが容易であった。
【0003】この感光感圧記録媒体では、圧力現像工程
が終了すると色彩発生物質と現像物質とが混ざり合い、
徐々に化学反応が起こることにより発色して画像が形成
される。この化学反応には、少なくても1時間程度、完
全に反応して最終的な濃度に達するには24時間程度を
要する。例えば、得られた画像を室温で放置した場合、
黒色の部分で初期の光学密度は、0.7以下であるが、
これが24時間後には1.9以上となる。従って、通常
の画像形成装置では、出力された画像を直ちに評価した
り、或いは使用が可能であるのに対して、この感光感圧
記録媒体の圧力現像直後の画像は、光学密度0.7以下
の全体に赤みを帯びた淡いものであり、現像直後は使用
できず、使用をする場合は長時間費やして色調を整える
必要があり、それだけでなく、現像直後には発色した後
の色調も十分には分からず、画像が目的通りに形成でき
たかどうかも時間を費やさないと評価ができないという
問題があった。
【0004】このような不都合を解決するため、圧力現
像工程後に、例えば150℃以上の温度をかけて感光感
圧記録媒体を加熱することにより、発色反応の速度を早
くするような方法が考えられた。この方法を用いた画像
形成装置であれば、圧力現像直後であっても、画像の濃
度を高めることができた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法を用いた場合、150℃程度の加熱を行って得られる
画像の光学密度は、黒色部分で約1.7のメリハリのな
い画像で、実用的に未だ十分ではなく、このときに加え
る温度をこれ以上高くしても初期濃度は一定値以上には
ならないという問題があった。
【0006】その上、このような加熱処理をしなければ
時間の経過とともに化学反応が進んで実用範囲まで画像
の濃度が上昇したが、このように高温で加熱して発色を
早めた結果、この感光感圧記録媒体をそのまま放置して
おいても、色彩発生物質が発色する前に熱により変性し
て発色する能力を失ってしまうため、その後の濃度の上
昇は少なく、時間が経過しても実用的な濃度の画像を得
ることができないという問題があった。
【0007】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、色材を封入したマイクロカプセル
を用いた画像形成装置において、圧力現像後に短時間
で、且つ高濃度の実用的な画像を形成することができる
画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明の画像形成装置では、色材を内
包し所定波長の光に感光して機械的強度が変化する多数
のマイクロカプセルと、当該マイクロカプセルに対して
露光することにより潜像を形成する感光記録媒体と、前
記所定波長の光を前記感光記録媒体へ選択的に照射する
露光手段と、当該露光手段の露光により機械的強度の差
による潜像が形成された感光記録媒体を加圧して、機械
的強度の低いマイクロカプセルを破壊し、マイクロカプ
セルから出る色材により潜像を顕在化させる圧力現像手
段と、発色反応を促進するための加熱手段とを備え、前
記加熱手段は、複数の段階の加熱を行う加熱手段を備え
ることを特徴とする。
【0009】この構成に係る画像形成装置では、加熱手
段を複数の段階に分けることで、色彩発生物質の変成が
生じない加熱と、濃度を短時間に上昇させる加熱等の異
なった目的の加熱を行い、異なった効果を得ることがで
きる。そのため、極めて短時間で高濃度の画像を得るこ
とができる。
【0010】請求項2に係る発明の画像形成装置では、
請求項1に記載の画像形成装置の構成に加え、前記加熱
手段は、複数の加熱手段から構成されることを特徴とす
る。
【0011】この構成に係る画像形成装置では、複数の
異なった加熱手段を用いることで、複数の加熱条件の異
なった加熱を効率良く行うことができる。そのため、極
めて短時間で高濃度の画像を得ることができる。
【0012】請求項3に係る発明の画像形成装置では、
請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置の構成に加
え、前記加熱手段は、色材の変質をさせない範囲で加熱
を行う第一の加熱手段と、第一の加熱手段の加熱の後に
第一の加熱手段より高い温度で加熱を行う第二の加熱手
段とから構成されることを特徴とする。
【0013】この構成に係る画像形成装置では、第一の
加熱手段で、色材の変質をさせない範囲で加熱でき、第
二の加熱手段でこれより高い温度で加熱できる。そのた
め、第一の加熱手段で、色材の変質を生じさせることな
く、色材の発色のための化学反応を温度の上昇により促
進でき、且つ、第一の加熱手段で化学反応が促進した色
材をそれより高温で加熱することで、第一の加熱手段よ
りも短時間に高濃度の発色を得るような加熱をすること
ができる。そのため、極めて短時間で高濃度の画像を得
ることができる。
【0014】請求項4に係る発明の画像形成装置では、
請求項3に記載の画像形成装置の構成に加え、前記第一
の加熱手段は、加熱温度をx(℃)、加熱時間をy(se
c)、自然対数の底をeとした場合に、加熱時間y(se
c)が、1063.1e−0 .0822x(sec)より短
く、且つ、加熱時間y(sec)が、1(sec)より長いこ
とを特徴とする。
【0015】この構成に係る画像形成装置では、この領
域の範囲内の条件で第一の加熱手段による加熱をするだ
けで、確実に色材の変成を生じることなく、且つ効果的
に色材の化学反応を促進することができる。そのため、
極めて短時間で高濃度の画像を得ることができる。
【0016】請求項5に係る発明の画像形成装置では、
請求項3又は請求項4に記載の画像形成装置の構成に加
え、前記第二の加熱手段は、加熱温度をx(℃)、加熱
時間をy(sec)、自然対数の底をeとした場合に、加
熱時間y(sec)が、1063.1e−0.0822x
(sec)より長いことを特徴とする。
【0017】この構成に係る画像形成装置では、第一の
加熱手段で加熱され化学反応が進んだ色材を、実用域ま
で確実に濃度を高めることができる。そのため、極めて
短時間で高濃度の画像を得ることができる。
【0018】請求項6に係る発明の画像形成装置では、
請求項5に記載の画像形成装置の構成に加え、前記第二
の加熱手段は、加熱時間y(sec)が、1(sec)より短
いことを特徴とする。
【0019】この構成に係る画像形成装置では、第一の
加熱手段で加熱され化学反応が進んだ色材を、実用域ま
で確実に濃度を高めることができ、且つ、無駄な加熱を
カットして、短時間且つ効率的に第二の加熱手段の加熱
を行うことができる。そのため、極めて短時間で高濃度
の画像を能率的に得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に沿って説明する。
【0021】図1は感光感圧記録媒体1を露光し現像す
るための画像形成装置としての感光感圧プリンタ10の
概略構成の断面を示す模式図である。
【0022】図1において、感光感圧プリンタ10の内
部に、遮光性のカセット11が着脱可能に装着されてお
り、該カセット11内に、未感光のロールテープ状の感
光感圧記録媒体1が露光ステージ26方向に一端を引き
出し可能な状態で巻かれて収納されている。このときの
巻き状態は、感光感圧記録媒体1のうち、後述する光透
過性支持体2(図2参照)が外側に位置するようになっ
ている。
【0023】給紙ローラー27は、カセット11と露光
ステージ26の間に配置され、露光ステージ26の記録
媒体搬送方向下流側には、給紙ローラー28が配置され
る。又その記録媒体搬送方向下流側にあるカッター25
の上流側近傍に給紙ローラー29が配置される。給紙ロ
ーラー27,28,29はいずれも一対の連動するロー
ラーからなり、一方のローラーが駆動され、他方のロー
ラーは従動する。そして制御手段24により制御され
て、感光感圧記録媒体1を挟持して記録媒体搬送方向
(図1の右向き)に図示しない駆動モータにより駆動さ
れて感光感圧記録媒体1を搬送する。
【0024】カセット11は、感光感圧プリンタ10の
所定位置にセットするときに、前述の給紙ローラー2
7,28,29に搬送可能に支持されており、カセット
11から感光感圧記録媒体1が、給紙ローラー27,2
8により所定長さに引き出される。ついで感光感圧記録
媒体1は、給紙ローラー27,28により、カセット1
1内に収納されていた感光感圧記録媒体1の部分が露光
ステージ26上の露光位置に送られる。
【0025】光源ボックス12は、露光源であるハロゲ
ンランプからなるランプ21および、図1において左方
に光源であるランプ21の光を集約させるコンデンサー
レンズ23を配置して内蔵するものである。この光源ボ
ックス12のランプ21から発光され、コンデンサーレ
ンズ23を通過して集約された光線を、その左方で、モ
ーター15によって回転される赤、青および緑の3色の
フィルター(図示せず)がはめ込まれたフィルター板1
4を通過させるように構成される。さらにその左方にシ
ャッターとしての液晶板(図示せず)がはめ込まれた液
晶シャッター13が配置され、光源ボックス12からの
光線を制御手段により選択的に通過又は遮断させる。更
にその左方に、液晶シャッター13を通過した光線を、
露光ステージ26に結像させる結像レンズ16がホルダ
ー(図示せず)にはめ込まれ配置されている。結像レン
ズ16を通過した光線は、さらに図1の左方に進行する
が、その光路上に光軸に対して45°の角度に傾けて図
1の下方に光軸を屈曲させるようにミラー17が配置さ
れている。
【0026】露光ステージ26は、給紙ローラー27と
給紙ローラー28の間で、ミラー17を介して光源ボッ
クス12に対向する露光位置となる位置に配置される。
そして、感光感圧記録媒体1の所定部分を載置して、フ
ィルター板14によりフィルターを掛けられ液晶シャッ
ター13により選択的に透過されたランプ21からの露
光光を露光ステージ26上の感光感圧記録媒体1の所定
部分に結像させて感光させる。
【0027】露光ステージ26の記録媒体搬送方向下流
側にはカッター25があり、さらにカッター25の搬送
方向下流側には、一対の圧力現像ローラー18が配置さ
れる。また、前記圧力現像ローラー18の作用により感
光感圧記録媒体1は表面を押圧され、加圧点において加
圧力で機械強度の低下したマイクロカプセルを加圧して
破壊し、その内包物(無色の染料前駆体)を流出させて
顕色剤と発色反応を起こさせ、カラー画像を可視化させ
るものである。従って、ここでの加圧する圧力は、露光
により機械強度が低下したマイクロカプセルは破壊でき
るが、機械強度の低下してない未露光のマイクロカプセ
ルは破壊しない程度の圧力で加圧する必要があり、本実
施の形態では具体的には10(kg/mm)の圧力
で加圧している。
【0028】圧力現像ローラー18の記録媒体搬送方向
下流側には、圧力現像が終了した感光感圧記録媒体1を
上下から記録媒体の幅いっぱいに覆って加熱する、2枚
の相対して設けられた加熱プレートからなる第一のポス
トヒーター19が配設される。又、第一のポストヒータ
ー19のさらに下流には、1対のローラーが連れ回る円
筒形ドラム形状の加熱ロールからなる第二のポストヒー
ター20が配設される。いずれも、温度上昇が早いセラ
ミックヒータが好適に使用できる。又いずれもニクロム
線を発熱体としても良く、さらに第二のポストヒーター
20では、内部に図示しないハロゲンランプなどを備え
て加熱するような構成も可能である。そして、第二のポ
ストヒーター20は、搬送ローラーとしても機能するよ
うに構成されている。
【0029】像露光された感光感圧記録媒体1は、カッ
ター25により切り取られ所定長さとされ、第二のポス
トヒーター20の加熱とともに搬送されて装置外に排出
される。
【0030】制御手段24の内部の図示しないCPU,
ROM、RAM等からなる演算装置および制御装置によ
って、入力された画像データを必要に応じてデータの補
正等を行い、展開を行って印刷データとし、このデータ
に基づいて図示しない液晶シャッタードライバに信号を
送出して、液晶シャッターを駆動して像露光を行う。
【0031】続いて、感光感圧記録媒体1の構造につい
て、断面構造の概略を示す図2に基づいて説明する。
【0032】図2において上側に位置する光透過性支持
体2の下に、色材としての共反応体と接触して発色する
染料前駆体である色原体及び所定波長の光に感光するこ
とによりその機械的強度が変化(感光硬化)する成分
(光硬化性樹脂)とを内包したマイクロカプセル4と、
該マイクロカプセル4中の染料前駆体(色原体)と反応
する共反応体(顕色剤)5とが混合塗着されてなる混合
塗着層3が積層され、更に、前記混合塗着層3の下に、
筆記可能層9を備えたシート状支持体8が積層されてい
る。
【0033】前記光透過性支持体2には、無色透明で且
つ適度な剛性と引っ張り強度を持つポリエチレンテレフ
タレート(PET),ポリエチレンナフタレート(PE
N),ポリフェニレンサルファイド(PPS)等の樹脂
フィルムが好適に用いられる。またシート状支持体8
は、濃色の背景の上に画像出力を置いたときにも、画像
が良好に観察できるようにするために、隠蔽性のあるも
のを用いるのが好ましく、紙、合成紙などのほか、酸化
チタン,酸化亜鉛などの白色顔料を含有するPET,P
EN,PPS等の樹脂フィルムを用いることができる。
また、透明あるいは不透明のフィルムに、酸化チタン、
酸化亜鉛等の白色顔料を含有する塗工層を設けて、白色
としても良い。
【0034】前記マイクロカプセル4としては、3種類
の異なるマイクロカプセルが含まれており、その種類の
異なる各マイクロカプセルには、イエロー、マゼンタ、
シアンのうちの一つの色を発色するための無色の染料前
駆体と、光の3原色の各々の波長の光に感光して硬化す
る光硬化性樹脂と、重合開始剤とが含まれている。
【0035】このため、例えばブルー光(約470nm
の波長光)を感光感圧記録媒体1に露光した場合には、
イエローのみの染料前駆体を含んだマイクロカプセル4
の光硬化性樹脂が感光硬化し、この感光感圧記録媒体1
に圧力をかけると、感光硬化したマイクロカプセル(こ
の場合はイエロー)4は破壊されず、感光硬化しなかっ
たマイクロカプセル(この場合はマゼンタ、シアン)4
が破壊されてマゼンタ、シアンの染料前駆体がマイクロ
カプセルから流出して顕色剤と反応して発色し、それら
が混色して青色となる。この青色が前記光透過性支持体
2を介して観察されることになる。
【0036】また、グリーン光(約525nmの波長
光)を感光感圧記録媒体1に露光した場合には、マゼン
タのみの染料前駆体を含んだマイクロカプセル4の光硬
化性樹脂が感光硬化し、この感光感圧記録媒体1に圧力
をかけると、圧力現像によりイエロー、シアンのマイク
ロカプセル4が破壊され、イエロー、シアンの染料前駆
体と顕色剤との反応によりそれぞれ発色して混色により
緑色となる。この緑色が前記光透過性支持体2を介して
観察されることになる。
【0037】更に、レッド光(約650nmの波長の
光)を感光感圧記録媒体1に露光した場合には、シアン
のみの染料前駆体を含んだマイクロカプセル4の光硬化
性樹脂が感光硬化し、この感光感圧記録媒体1に圧力を
かけると、圧力現像によりイエロー、マゼンタのマイク
ロカプセル4が破壊され、イエロー、マゼンタの染料前
駆体と顕色剤との反応によりそれぞれ発色して混色によ
り赤色となる。この赤色が前記光透過性支持体2を介し
て観察されることになる。
【0038】また、露光により全てのマイクロカプセル
4が感光硬化したときは、圧力現像しても、それらが破
壊されないので発色は起こらず、光透過性支持体2を介
して前記シート状支持体8の表面が目視できる状態にあ
る。従って、前記シート状支持体8の表面の白色が背景
色となり、発色反応が起こった部分だけカラー画像が形
成されるのである。尚、この発色原理を自己発色と称す
る。また、感光感圧記録媒体1における光透過性支持体
2の表面を発色側面と称する。
【0039】前記マイクロカプセル4としては、トリフ
ェニルメタン系、スピロピラン系染料の色原体、トリメ
チロールプロパントリアクリレートの如きアクリロイル
基含有化合物の光硬化性樹脂、並びにベンゾフェノン、
ベンゾイルアルキルエーテルの如き光重合開始剤等を、
ゼラチン、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリイ
ソシアネート樹脂等の重合体壁に内包した物等の公知の
ものを使用することができる。
【0040】また、前記共反応体5としては、マイクロ
カプセル4内の色原体の組成等との関連もあるが、酸性
物質、例えば、酸性白土、カオリン、酸性亜鉛、酸化チ
タン等の無機酸化物、フェノールノボラック樹脂、ある
いは有機酸等の公知の顕色剤を用いることができる。
【0041】このマイクロカプセル4及び共反応体5の
混合物に対し、更にバインダ、充てん剤、粘度調整剤等
が添加されて、光透過性支持体2上に塗布ローラー、ス
プレイ、ドクタナイフ等により塗布され、混合塗着層3
が形成される。
【0042】つぎに、前記感光感圧プリンタ10の動作
について図1を参照して説明する。
【0043】まず、使用者がカセット11を感光感圧プ
リンタ10にセットし、図示しない電源スイッチをオン
にする。続いて、感光感圧プリンタ10に接続されたホ
ストコンピュータから出力したい画像の画像データ(R
GBデータ)と共に、プリント開始指令信号が入力され
る。
【0044】制御手段24の備えられた図示しないコン
トローラは、プリント開始指令信号に応答して、給紙ロ
ーラー27,28を回転させてカセット11から、感光
感圧記録媒体1を所定長さに引き出す。続いて所定長さ
に切り出された感光感圧記録媒体1は、前記給紙ローラ
ー27,28により図中右方へ送られ、ミラー17の下
側の露光ステージ26の位置に移動せしめられ、プリン
トが開始される。
【0045】まず、図示しない液晶板にホストコンピュ
ータから送られた画像データのうち、赤色光に対応する
画像が表示される。また、フィルター板14がモーター
15の作用により回転されて、赤色のフィルタが光源位
置に配置される。ついで光源ボックス12中のランプ2
1が点灯すると、結像レンズ16の作用により、露光位
置に置かれた感光感圧記録媒体1上に、所定時間赤色像
が結像される。
【0046】ついで図示しない液晶板にホストコンピュ
ータから送られた画像データのうち、緑色光に対応する
画像が表示される。また、フィルター板14がモーター
15の作用により回転されて、緑色のフィルタが光源位
置に配置される。ついで光源ボックス12中のランプ2
1が点灯すると、結像レンズ16の作用により、露光位
置に置かれた感光感圧記録媒体1上に、所定時間緑色像
が結像される。
【0047】さらに図示しない液晶板にホストコンピュ
ータから送られた画像データのうち、青色光に対応する
画像が表示される。また、フィルター板14がモーター
15の作用により回転されて、青色のフィルタが光源位
置に配置される。ついで光源ボックス12中のランプ2
1が点灯すると、結像レンズ16の作用により、露光位
置に置かれた感光感圧記録媒体1上に、所定時間青色像
が結像される。
【0048】それぞれの色により露光された感光感圧記
録媒体1は送りローラーの作用により記録媒体搬送方向
下流側に送られカッター25の作用により所定長さに切
り取られる。ついで圧力現像ローラー18によって、感
光硬化しなかったマイクロカプセル4のみを破壊して発
色反応を行わせる圧力現像が行われる。
【0049】そして、圧力現像の後、感光感圧記録媒体
1は第一のポストヒーター19により40℃に30秒間
加熱され、ついで第二のポストヒーター20により17
0℃で加熱される。これにより混合した染料前駆体が共
反応体5と完全に反応させられることによって、最終的
なカラー出力画像が定着され、その状態にて排出される
ものである。
【0050】ここで、この二段階の加熱の効果につい
て、実例をあげて説明する。ここでは、図2に示した構
造の典型的な感光感圧記録媒体を使用している。ここで
図3は、露光を行わず圧力現像だけを行ない、条件を変
えて熱定着を行った感光感圧記録媒体1の濃度を時間ご
とに測定した結果である。図3に示す値をグラフに表し
たものが図4に示すグラフである。図3及び図4から読
みとれるように、熱定着を行わなかった場合には、出力
後15秒経過時の濃度は0.67であった。なお、ここ
で使用する濃度の値は人間の目で見たときの黒さに準拠
した、視感度フィルターを通した値である。
【0051】この画像出力は時間の経過と共に濃度が増
し、24時間後には1.95となっている。一方、圧力
現像直後に170℃で7s/mmの加熱を行ったもので
は、15秒経過後の濃度は1.53であった。この画像
出力は、24時間後には1.86となっており、加熱後
にも徐々に濃度が上昇している。
【0052】この加熱条件については様々な温度と加熱
時間の組み合わせについて実験を行い、以下のような結
果を得た。すなわち、圧力現像を行った前記感光感圧記
録媒体1を大きなエネルギーをかけて加熱したもので
は、初期と24時間後の濃度の差は小さくなるが、高い
濃度が得られないこと、逆に小さなエネルギーで加熱し
たものでは、初期の濃度は低いものの24時間後には高
い濃度に達することである。しかし、圧力現像の直後に
一段階の加熱を行うだけでは、加熱直後から高い濃度と
なる条件を見いだすことはできなかった。
【0053】これに対し、圧力現像後40℃で30秒間
加熱した後に、170℃で7s/mmの加熱を行った場合
には、15秒経過後の濃度は1.77であり、24時間
後では1.82であった。24時間放置後の濃度は加熱
しないものと比べてやや低いが、加熱後の濃度との差が
少ないために、バランスが取れている。
【0054】また、圧力現像直後に170℃/mmの加熱
を行ったものと比べて24時間後の値ではそれほどの差
がないが、15秒経過後の値では0.2以上高い値が得
られている。画像形成装置を使用する上では、画像が出
力された直後の画像を見て、画像形成装置の善し悪しが
判断されるために、24時間以上放置したときの濃度に
差がないのであれば、出力された直後の濃度が高いこと
が望ましい。
【0055】以上のような事実に基づいて、閾値を求め
るために実験を行い、その結果をプロットし、その結果
に基づいて適合する領域を示したのが、図5に示すグラ
フである。縦軸に熱定着時間(sec)を対数目盛りでと
り、横軸を熱定着温度(℃)を通常の目盛りでとって、
上述の実験結果をそれぞれプロットしたものである。こ
こで、実用的な発色の濃度を、画像密度が1.8とし、
24時間経過後の発色濃度が1.8を越えているものを
「○」、1.8を下回るものを「×」、略1.8のもの
を「△」としている。そして、第一段階での条件に合う
加熱条件を、図上でその範囲を求めると、領域Aの範囲
に含まれることが判明した。即ち、この範囲での加熱で
あれば、色彩発生物質を変成させず最終的に得ることが
できる画像の濃度を実用範囲とすることができ、且つ第
二段階の加熱により短時間に画像濃度を上昇させるため
に十分に化学反応を促進させていることがわかる。
【0056】一方、第二段階での条件に合う加熱条件
を、図上でその範囲を求めると、領域Bの範囲に含まれ
ることが判明した。即ち、この範囲の加熱であれば、色
彩発生物質を変成させないで、且つ加熱直後の画像濃度
を、実用域に到達させ、画像の評価が可能な程度まで高
めることができることがわかる。
【0057】そして、本発明者がこの実験により裏付け
られた範囲を、最小二乗法で閾値となる境界線を求めた
ところ、y=1063.1e−0.0822x及び、y
=1の二本の直線であることが判った。
【0058】即ち、第一段階での加熱条件を満たす領域
Aは、加熱温度をx(℃)、加熱時間をy(sec)、自
然対数の底をeとした場合に、加熱時間y(sec)が、
1063.1e−0.0822x(sec)より短く、且
つ、加熱時間y(sec)が、1(sec)より長い範囲であ
ればよいことが判った。
【0059】一方、第二段階での加熱条件を満たす領域
Bは、加熱温度をx(℃)、加熱時間をy(sec)、自
然対数の底をeとした場合に、加熱時間y(sec)が、
1063.1e−0.0822x(sec)より長く、且
つ、加熱時間y(sec)が、1(sec)より短い範囲であ
ればよいことが判った。
【0060】従って、以上のような条件で、二段階の加
熱をすることで、画像形成装置から出力された時の画像
濃度が実用域に達する程度に高く、更に時間が経過した
時にも変化の少ない熱定着条件が明らかとなった。
【0061】本実施の形態においては、2枚の加熱ヒー
ターを備えた第一のポストヒーター19を通過させた後
に、加熱ロールを2本備えた第二のポストヒーター20
を通過させることにより、二段階の熱定着を行っている
が、第一のポストヒーター19、第二のポストヒーター
20の両者を加熱ヒーターで構成しても良いし、逆に両
者を加熱ローラーで構成しても良い。
【0062】更に、本実施の形態では2つのポストヒー
ターを用いているが、3つあるいはそれ以上のポストヒ
ーターを使用してさらにゆっくり昇温させても良い。
【0063】以上、一の実施の形態に基づき本発明を説
明したが、本発明は上述した実施の形態に何ら限定され
るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々
の改良変更が可能であることは容易に推察できるもので
ある。
【0064】以上説明したように本実施の形態の画像形
成装置は、2つ以上のポストヒーターを用い、圧力現像
終了後の感光感圧記録媒体1を段階的に加熱することに
より、感光感圧記録媒体1中の色彩発生物質を有効に利
用して、圧力現像後短時間で、高濃度の画像を得ること
ができる。
【0065】
【発明の効果】上記説明より明らかなように、請求項1
に係る発明の画像形成装置では、色材を内包し所定波長
の光に感光して機械的強度が変化する多数のマイクロカ
プセルと、当該マイクロカプセルに対して露光すること
により潜像を形成する感光記録媒体と、前記所定波長の
光を前記感光記録媒体へ選択的に照射する露光手段と、
当該露光手段の露光により機械的強度の差による潜像が
形成された感光記録媒体を加圧して、機械的強度の低い
マイクロカプセルを破壊し、マイクロカプセルから出る
色材により潜像を顕在化させる圧力現像手段と、発色反
応を促進するための加熱手段とを備え、前記加熱手段
は、複数の段階の加熱を行う加熱手段を備えることを特
徴とするため、加熱手段を複数の段階に分けることで、
色彩発生物質の変成が生じない加熱と、濃度を短時間に
上昇させる加熱等の異なった目的の加熱を行い、異なっ
た効果を得ることができるという効果がある。そのた
め、極めて短時間で高濃度の画像を得ることができると
いう効果を奏する。
【0066】請求項2に係る発明の画像形成装置では、
請求項1に記載の画像形成装置の効果に加え、加熱手段
が、複数の加熱手段から構成されることを特徴とするた
め、複数の異なった加熱手段を用いることで、複数の加
熱条件の異なった加熱を効率良く行うことができるとい
う効果がある。そのため、極めて短時間で高濃度の画像
を得ることができるいう効果を奏する。
【0067】請求項3に係る発明の画像形成装置では、
請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置の効果に加
え、加熱手段が、色材の変質をさせない範囲で加熱を行
う第一の加熱手段と、第一の加熱手段の加熱の後に第一
の加熱手段より高い温度で加熱を行う第二の加熱手段と
から構成されることを特徴とするため、第一の加熱手段
で、色材の変質をさせない範囲で加熱でき、第二の加熱
手段でこれより高い温度で加熱できるという効果があ
る。そのため、第一の加熱手段で、色材の変質を生じさ
せることなく、色材の発色のための化学反応を温度の上
昇により促進でき、且つ、第一の加熱手段で化学反応が
促進した色材をそれより高温で加熱することで、第一の
加熱手段よりも短時間に高濃度の発色を得るような加熱
をすることができ、極めて短時間で高濃度の画像を得る
ことができるという効果を奏する。
【0068】請求項4に係る発明の画像形成装置では、
請求項3に記載の画像形成装置の効果に加え、第一の加
熱手段は、加熱温度をx(℃)、加熱時間をy(se
c)、自然対数の底をeとした場合に、加熱時間y(se
c)が、1063.1e−0.0 822x(sec)より短
く、且つ、加熱時間y(sec)が、1(sec)より長いこ
とを特徴とするため、この領域の範囲内の条件で第一の
加熱手段による加熱をするだけで、確実に色材の変成を
生じることなく、且つ効果的に色材の化学反応を促進す
ることができるという効果がある。そのため、極めて短
時間で高濃度の画像を得ることができるという効果を奏
する。
【0069】請求項5に係る発明の画像形成装置では、
請求項3又は請求項4に記載の画像形成装置の効果に加
え、第二の加熱手段が、加熱温度をx(℃)、加熱時間
をy(sec)、自然対数の底をeとした場合に、加熱時
間y(sec)が、1063.1e−0.0822x(se
c)より長いことを特徴とするため、第一の加熱手段で
加熱され化学反応が進んだ色材を、実用域まで確実に濃
度を高めることができるという効果がある。そのため、
極めて短時間で高濃度の画像を得ることができるという
効果を奏する。
【0070】請求項6に係る発明の画像形成装置では、
請求項5に記載の画像形成装置の効果に加え、第二の加
熱手段が、加熱時間y(sec)が、1(sec)より短いこ
とを特徴とするため、第一の加熱手段で加熱され化学反
応が進んだ色材を、実用域まで確実に濃度を高めること
ができ、且つ、無駄な加熱をカットして、短時間且つ効
率的に第二の加熱手段の加熱を行うことができるという
効果がある。そのため、極めて短時間で高濃度の画像を
能率的に得ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】感光感圧記録媒体1を露光し現像するための画
像形成装置としての感光感圧プリンタ10の概略構成の
断面を示す模式図である。
【図2】感光感圧記録媒体1の構造について、断面構造
の概略を示す図である。
【図3】露光を行わず圧力現像だけを行ない、条件を変
えて熱定着を行ったときの感光感圧記録媒体1の濃度を
時間ごとに測定した結果を表す図である。
【図4】図3に示す値をグラフに表したものである。
【図5】実験結果をプロットし、その結果に基づいて適
合する領域を示したグラフである。
【符号の説明】
1 感光感圧記録媒体 4 マイクロカプセル 10 感光感圧プリンタ 11 カセット 12 光源ボックス 13 液晶シャッター(液晶ユニット支持用) 14 フィルター板 16 結像レンズ 17 ミラー 18 圧力現像ローラー(圧力現像手段) 19 第一のポストヒーター 20 第二のポストヒーター 25 カッター

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色材を内包し所定波長の光に感光して機
    械的強度が変化する多数のマイクロカプセルと、 当該マイクロカプセルに対して露光することにより潜像
    を形成する感光記録媒体と、 前記所定波長の光を前記感光記録媒体へ選択的に照射す
    る露光手段と、 当該露光手段の露光により機械的強度の差による潜像が
    形成された感光記録媒体を加圧して、機械的強度の低い
    マイクロカプセルを破壊し、マイクロカプセルから出る
    色材により潜像を顕在化させる圧力現像手段と、 発色反応を促進するための加熱手段とを備え、 前記加熱手段は、複数の段階の加熱を行う加熱手段を備
    えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱手段は、複数の加熱手段から構
    成されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記加熱手段は、色材の変質をさせない
    範囲で加熱を行う第一の加熱手段と、第一の加熱手段の
    加熱の後に第一の加熱手段より高い温度で加熱を行う第
    二の加熱手段とから構成されることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記第一の加熱手段は、 加熱温度をx(℃)、加熱時間をy(sec)、自然対数
    の底をeとした場合に、加熱時間y(sec)が、106
    3.1e−0.0822x(sec)より短く、且つ、加
    熱時間y(sec)が、1(sec)より長いことを特徴とす
    る請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記第二の加熱手段は、 加熱温度をx(℃)、加熱時間をy(sec)、自然対数
    の底をeとした場合に、加熱時間y(sec)が、106
    3.1e−0.0822x(sec)より長いことを特徴
    とする請求項3又は請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記第二の加熱手段は、 加熱時間y(sec)が、1(sec)より短いことを特徴と
    する請求項5に記載の画像形成装置。
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