JP2000111839A - 偏光装置および投射装置 - Google Patents

偏光装置および投射装置

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JP2000111839A
JP2000111839A JP10280165A JP28016598A JP2000111839A JP 2000111839 A JP2000111839 A JP 2000111839A JP 10280165 A JP10280165 A JP 10280165A JP 28016598 A JP28016598 A JP 28016598A JP 2000111839 A JP2000111839 A JP 2000111839A
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light
prism
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Atsushi Sekine
淳 関根
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    • G02B27/14Beam splitting or combining systems operating by reflection only
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    • G03B21/005Projectors using an electronic spatial light modulator but not peculiar thereto
    • G03B21/006Projectors using an electronic spatial light modulator but not peculiar thereto using LCD's

Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏光装置および投射装置を小型軽量化する。 【解決手段】 光源1から出射され、偏光ビームスプリ
ッタアレイ4で偏光分離されたS偏光の光束はダイクロ
イックミラー8、9、12でR、G、B各色に色分解さ
れる。これらの光束はR、G、B各色用の偏光ビームス
プリッタ13R、13G、13Bで反射され、ライトバ
ルブ14R、14G、14Bに入射する。ライトバルブ
14R、14G、14Bで変調、反射された光は偏光ビ
ームスプリッタ13R、13G、13Bで検光され、ク
ロスダイクロイックプリズム15で色合成され、投射レ
ンズ16で投射される。偏光ビームスプリッタ13R、
13G、13Bに入射する各色の光束は、偏光分離部1
3Rp、13Gp、13Bpに対して45度未満の入射
角で入射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偏光装置および投
射装置に関し、特に光源から出射されて色分離された複
数色の光束を偏光分離して複数のライトバルブに導き、
各ライトバルブで変調された複数色の光束を検光する偏
光装置およびこの偏光装置を用いて検光された光束を色
合成光学系にて合成し、投射レンズを介してスクリーン
上に投射する投射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像をスクリーン上に投影するための投
射装置の一例として特許公報第2599309号のもの
が知られている。図7を参照してこの投射装置について
説明すると、光源61より出射される光源光はダイクロ
イックミラー62、63にてR光、G光およびB光の光
に色分解され、各色光に対応して設けられる偏光ビーム
スプリッタ64R、64G、64Bに導かれる。偏光ビ
ームスプリッタ64R、64G、64Bのそれぞれに導
かれる光のうち、偏光分離された光のみが反射型ライト
バルブ65R、65G、65Bにそれぞれ導かれる。各
ライトバルブ65R、65G、65Bに入射した光は、
各ライトバルブ65R、65G、65Bで反射される際
に、各ライトバルブに入力されるそれぞれの色信号に応
じて変調される。各ライトバルブ65R、64G、65
Bで変調、反射された光は、偏光ビームスプリッタ64
R、64G、64Bにそれぞれ導かれ、変調光のみが偏
光ビームスプリッタ64R、64G、64Bにより検光
されて取り出される。この検光光をクロスダイクロイッ
クプリズム66にて色合成させて、フルカラー投射像を
投射レンズ67にて不図示のスクリーン上に投射させ
る。
【0003】ダイクロイックミラー62、63によって
色分解された各色光についてさらに詳しく説明すると、
これらの各色光はそれぞれ偏光ビームスプリッタ64
R、64G、64Bの偏光分離部に、45度の入射角で
入射する。偏光分離部に入射した各色光は、この偏光分
離部で反射されるS偏光と、透過するP偏光とに偏光分
離される。このうちのS偏光を各色光用偏光ビームスプ
リッタ64R、64G、64Bの射出面近傍に配置した
反射型ライトバルブ65R、65G、65Bに入射させ
る。そして反射型ライトバルブ65R、65G、65B
で変調、反射された各色光はそれぞれ偏光ビームスプリ
ッタ64R、64G、64Bの偏光分離部に再度入射す
る。再入射した光は偏光分離部で検光作用を受け、変調
光であるP偏光が透過光として検光され、取り出され
る。検光された各色光は、クロスダイクロイックプリズ
ム66で色合成される。以上のように、偏光ビームスプ
リッタ64R、64G、64Bは、偏光分離光学系と検
光光学系とを兼ねる構成となっている。
【0004】偏光ビームスプリッタ64R、64G、6
4Bは、いずれも2個の二等辺直角三角柱プリズムの間
に偏光分離膜を挟み込んで接着形成した構造を有してお
り、その断面形状は略正方形を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した投射装置にお
いて、偏光ビームスプリッタ64R、64G、64Bは
各色光毎に配置されるが、これら偏光ビームスプリッタ
は同一形状の断面を有する直角二等辺三角形プリズム2
個を、偏光分離膜を挟み込んで形成した立方体または直
方体形状を有している。つまり、偏光ビームスプリッタ
64R、64G、64Bは、いわゆる光学ガラスのブロ
ック(固まり)と見なしてよい。そして、これらのブロ
ックを各色光に対応して3個配置することにより光学系
の占有体積および重量が増すという問題があった。
【0006】さらに、偏光ビームスプリッタ64R、6
4G、64Bは、上述のように検光光学系としての重要
な機能を有するが、各ライトバルブ65R、65G、6
5Bで反射される際に変調された光(直線偏光光)が偏
光ビームスプリッタ64R、64G、64Bを構成する
透明光学部材(ガラス部分)を透過する際に、偏光状態
に有害な影響を及ぼすことのないことが望まれる。さも
ないと、このガラス部分を透過する間に偏光状態が変化
して、検光される変調光が本来の変調光と異なってしま
い、この結果として投射像のコントラストが低下してし
まう。
【0007】偏光を変化させにくいプリズム部材として
光弾性定数の小さいガラスプリズム材料を使用すればよ
いが、これらの材料は一般に光学ガラス材料のうちでも
比重が大きく、さらに重量増加を招く。
【0008】本発明の目的は、偏光装置を小型軽量化
し、さらに偏光分離用、検光用としてこの偏光装置が用
いられる投写装置を小型軽量化することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図3
(a)に対応付けて以下の発明を説明する。 (1) 請求項1に記載の発明は、実質的に三角柱形状
を有する第1プリズム13−1および第2プリズム13
−2と;第1プリズム13−1と第2プリズム13−2
との接合面に介在して設けられる偏光分離膜13pとを
有し;第1プリズム13−1の一の面Bに入射した光の
光軸が偏光分離膜13pに対して45度未満の入射角で
入射するように第1プリズム13−1の断面形状が定め
られることにより上述した目的を達成する。 (2) 請求項2に記載の発明は、実質的な断面形状が
2等辺三角形状であって、第1の内角aは鈍角であり、
残る第2および第3の内角b、cは互いに等しい鋭角を
有する三角柱状の第1プリズム13−1と;実質的な断
面形状が三角形状であって、第1の内角dは第1プリズ
ム13−1の第2および第3の内角b、cと等しい三角
柱状の第2プリズム13−2と;第1プリズム13−1
の第1の内角aと相対する第1の面Aと、第2プリズム
13−2の第1の内角dを挟む2面のうちの1の面Eと
が接合される接合面に設けられる偏光分離膜13pとを
有し;第1プリズム13−1の第2、第3の内角b、c
とそれぞれ相対する第2および第3の面B、Cのうち、
第2の面Bから入射した光の光軸の、偏光分離膜13p
に対する入射角度が第1プリズム13−1の第2および
第3の内角b、cと等しく、偏光分離膜13pで反射さ
れた光が第1プリズム13−1の第3の面Cより出射す
るものである。 (3) 一実施の形態を示す図3(b)に対応付けて説
明すると、請求項3に記載の発明は、実質的な断面形状
が三角形状であって、45度未満の所定角度の第1の内
角aを有する3角柱状の第1プリズム13−1と;実質
的な断面形状が2等辺三角形であって、第1の内角dは
鈍角であり、他の第2および第3の内角e、fは第1プ
リズム13−1の第1の内角aと等しい三角柱状の第2
プリズム13−2と;第1プリズム13−1の第1の内
角aを挟む2面のうちの1面Bと、第2プリズム13−
2の第1の内角dに相対する第1の面Dとが接合される
接合面に設けられる偏光分離膜13pとを有し;第2プ
リズム13−2の第2の内角eと相対する第2の面Eか
ら入射した光の光軸の、偏光分離膜13pに対する入射
角度が第1プリズム13−1の第1の内角aと等しく、
偏光分離膜13pで反射された光が第2プリズム13−
2の第3の面Fより出射するものである。 (4) 一実施の形態を示す図1に対応付けて説明する
と、請求項4に記載の発明は、光源1から出射される光
束を複数色の光束に分解する色分解光学系8、9および
12と;複数の光束に対応して配設される複数のライト
バルブ14R、14Gおよび14Bと;色分解光学系
8、9および12から射出される複数色の光束を偏光分
離して複数のライトバルブ14R、14Gおよび14B
にそれぞれ導き、複数のライトバルブ14R、14Gお
よび14Bでそれぞれ変調されて導かれる複数色の光束
をそれぞれ検光する複数の偏光装置13B−1、13B
−2および13B−3と;複数の偏光装置13B−1、
13B−2および13B−3でそれぞれ検光されて出射
される複数色の光束を合成する色合成光学系15とを有
し;請求項1〜3のいずれか1項に記載の偏光装置を偏
光装置13B−1、13B−2および13B−3として
用いるものである。
【0010】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係る投射装
置の構成を示す図1において、光線の進行方向等の説明
に際しての便宜上、図1に示すような互いに直交するX
軸、Y軸および紙面に垂直なZ軸を定義する。
【0012】ランプと、反射面が放物面形状を有する凹
面鏡とを有する光源1から+X方向に射出される略平行
光束を有する光源光は第1レンズ板2に入射する。第1
レンズ板2は、複数の小レンズ2aを平面的に配置した
構成を有し、第1レンズ板2に入射した光源光は、小レ
ンズ2aの外形で定義される開口で分割される。なお、
小レンズ2aの外形形状は被照明体である後述のライト
バルブ14R、14G、14Bの外形形状(被照明部形
状)と実質的に相似の関係にある。
【0013】第1レンズ板2の小レンズ2aの焦点位置
には、複数の小レンズ3aを平面的に配置して構成され
る第2レンズ板3が配設される。複数の小レンズ3a
は、複数の小レンズ2aのそれぞれに対向して設けられ
る。以上の第1レンズ板2と第2レンズ板3とで、いわ
ゆる分離型フライアイインテグレータが構成される。
【0014】上記の構成を有していることから、第2レ
ンズ板3の各小レンズ3a上には対応する第1レンズ板
2の小レンズ2aによって形成された2次光源像(輝
点)が形成される。なお、これらの第1レンズ板2およ
び第2レンズ板3は、ガラスプレス技術によってそれぞ
れ一体に成形してもよく、あるいは透明プラスチックを
用いて一体成形するものであってもよい。
【0015】図1に示される第2レンズ板3の配設部近
傍を拡大して示す図2において、上述の各輝点から小レ
ンズ3aを透過して射出した光は、第2レンズ板3の射
出面近傍に配置した偏光ビームスプリッタアレイ4に入
射する。ビームスプリッタアレイ4は、複数個(本実施
の形態においては9個)の偏光ビームスプリッタプリズ
ム51〜59の積層体と、その所定の射出面に配置され
た複数の1/2波長位相板6とから構成される。偏光ビ
ームスプリッタプリズム51〜59のそれぞれの幅(Y
方向の寸法)は、小レンズ3aのY方向の寸法の1/2
となっており、Z方向の寸法は第2レンズ板3のZ方向
寸法と略一致する。
【0016】小レンズ3aと偏光ビームスプリッタプリ
ズム51〜59とのY方向の相対配設位置関係について
説明すると、偏光ビームスプリッタプリズム52、5
4、56、58はレンズ3aの中央部近傍に一致して配
設される一方、偏光ビームスプリッタプリズム51、5
3、55、57は小レンズ3aと小レンズ3aとの境界
位置近傍に一致して配置される。さらに、各偏光ビーム
スプリッタプリズム51〜59の偏光分離部5pは、す
べて互いに平行に配置されるように接合されてビームス
プリッタアレイ4が構成される。
【0017】1/2波長位相板6は、レンズ3aの中央
部近傍に一致するように配設された偏光ビームスプリッ
タプリズム52、54、56、58の射出面のみに配置
される構成となっている。つまり、図2に示されるよう
に、1/2波長位相板6は、Y方向に複数配列される偏
光ビームスプリッタプリズム5の射出面に、一つおきに
配設される。
【0018】上記の構成とすることによって、第2レン
ズ板3aの中央部近傍に形成された輝点から射出された
光は偏光ビームスプリッタプリズム52、54、56、
58に入射し、偏光分離部5pに達する。偏光分離部5
pは、P偏光を透過し、S偏光を反射する。偏光分離部
5pを透過したP偏光は、偏光ビームスプリッタプリズ
ム52、54、56、58の射出面に配置された1/2
波長位相板6によってS偏光に変換されて射出される。
【0019】一方、偏光分離部5pによって反射されて
隣接する偏光ビームスプリッタプリズム53、55、5
7、59に入射したS偏光は、偏光分離部5pによって
反射されて偏光ビームスプリッタプリズム53、55、
57、59の射出面よりS偏光のまま射出する。以上、
上記第1レンズ板2、第2レンズ板3および偏光ビーム
スプリッタアレイ4を経て、本来ランダム偏光であった
光源光がすべてS偏光に変換される。
【0020】図1に戻り、ビームスプリッタアレイ4か
ら射出したS偏光はフィールドレンズ7を経てダイクロ
イックミラー8、9がX字型に配置されたクロスダイク
ロイックミラーに入射する。
【0021】ダイクロイックミラー8はB(青色)光を
反射し、G(緑色)光およびR(赤色)光を透過する分
光透過特性を有するダイクロイックミラーであり、ダイ
クロイックミラー9はG光およびR光を反射し、B光を
透過する分光透過特性を有するダイクロイックミラーで
ある。このクロスダイクロイックミラーに入射したS偏
光は、入射光軸(X方向)と直交する−Y方向に進行す
るB光と、このB光と反対の+Y方向に進行するR、G
光の混合光とに色分解する機能を有する。
【0022】B光は光軸に対して入射角が42度の入射
角度に設定された折り曲げミラー10に入射して反射さ
れ、X方向に対して+Y側に傾きを有して進行し、偏光
ビームスプリッタ13Bに入射する。
【0023】G、R混合光は同様に光軸に対して42度
の入射角度に配置された折り曲げミラー11に入射して
反射され、X方向に対して−Y側に傾きを有して進行
し、光軸に対して入射角が51度となるように配置され
たダイクロイックミラー12に入射する。
【0024】ダイクロイックミラー12はG光を反射
し、R光を透過する特性を有するダイクロイックミラー
であり、入射光を反射法則にしたがって反射するG光
と、そのまま透過して進行するR光とに色分解する。
【0025】以上のように、ダイクロイックミラー8お
よび9からなるクロスダイクロイックミラーとダイクロ
イックミラー12とにより、光源光をR光、G光および
B光に色分解する色分解光学系を構成する。
【0026】ダイクロイックミラー12により上述のよ
うに色分解されたG光、R光は、それぞれ偏光ビームス
プリッタ13G、13Rに入射する。
【0027】上述のように色分解された各色光は、偏光
ビームスプリッタ13R、13G、13Bの内部にそれ
ぞれ形成される偏光分離部13Rp、13Gp、13B
pに対してそれぞれ42度の入射角度で入射する。
【0028】偏光分離部13Rp、13Gp、13Bp
に入射した各色光は、偏光分離部13Rp、13Gp、
13Bpで反射され、偏光ビームスプリッタ13R、1
3G、1BよりそれぞれS偏光のまま射出する。このと
き、偏光ビームスプリッタ13Rから射出する光の光軸
はY方向に、偏光ビームスプリッタ13Gから出射する
光の光軸は−X方向に、偏光ビームスプリッタ13Bか
ら出射する光の光軸は−Y方向に、それぞれ延在する。
【0029】なお、以上で説明したように偏光分離部1
3Rp、13Gp、13BpにはS偏光のみが入射し、
偏光分離部13Rp、13Gp、13BpはこのS偏光
をそのまま反射するものであるから偏光分離の機能を果
たしていないようにみえる。しかし、ビームスプリッタ
アレイ4の製造誤差等の要因や、S偏光がダイクロイッ
クミラー8、9、12を透過する際に偏光状態が変化す
ることにより、実際には偏光分離部13Rp、13G
p、13Bpに入射する光にはP偏光が混合している。
このP偏光が偏光分離部13Rp、13Gp、13Bp
で偏光分離される。
【0030】あるいは、ビームスプリッタアレイ4を除
去して光束をランダム偏光のまま偏光ビームスプリッタ
13R、13G、13Bに導いて、この偏光ビームスプ
リッタ13R、13G、13Bで偏光分離することもで
きる。この場合、P偏光は偏光ビームスプリッタ13
R、13B、13Gを透過して廃棄されるので、光の利
用効率はビームスプリッタアレイ4を用いる場合に比べ
て低下する。
【0031】偏光ビームスプリッタ13R、13G、1
3Bそれぞれの射出面近傍の光軸上には、それぞれ反射
型液晶ライトバルブ14R、14G、14Bが配設され
る(以下、この反射型液晶ライトバルブを単に「ライト
バルブ」と称する)。ライトバルブ14R、14G、1
4Bのそれぞれには、各色光ごとの色信号(画像信号)
が入力され、この色信号に応じてライトバルブ14R、
14G、14Bは位相板層として機能する。そして、ラ
イトバルブ14R、14G、14Bのそれぞれで各色光
が反射される際に、変調を受けた光はP偏光となり、変
調を受けなかった光は入射光と同じS偏光のまま反射さ
れる(以下、本明細書中では変調を受けた光を「変調
光」と称し、変調を受けなかった光を「非変調光」と称
する)。
【0032】なお、ライトバルブの方式として光書き込
み式のものと電気書き込み式のものとが知られている
が、これらのうち電気書き込み式のものが小型化の点で
優れている。したがって、本実施の形態では電気書き込
み式のものを用いることが望ましい。
【0033】上述のようにしてライトバルブ14R、1
4G、14Bのそれぞれで反射された変調光および非変
調光は、ライトバルブ14R、14G、14Bへの入射
光路を逆行する。これらの変調光および非変調光は、偏
光ビームスプリッタ13R、13G、13Bに逆入射、
すなわち、偏光分離部13Rp、13Gp、13Bpに
対してそれぞれ42度の入射角度で入射する。そして、
変調光および非変調光は検光作用を受け、偏光分離部1
3Rp、13Gp、13Bpに入射した光のうち、変調
光であるP偏光は偏光分離部13Rp、13Gp、13
Bpを透過する一方、非変調光であるS偏光は偏光分離
部13Rp、13Gp、13Bpで反射される。
【0034】以上のように、ライトバルブ14R、14
G、14Bで反射された各色光のうち、変調光は偏光分
離部13Rp、13Gp、13Bpをそれぞれ透過して
進み、色合成光学系を構成するクロスダイクロイックプ
リズム15に3方向より入射する。
【0035】クロスダイクロイックプリズム15は、B
光を反射してR、G光を透過するダイクロイック膜15
Bと、R光を反射してG、B光を透過するダイクロイッ
ク膜15RとがX字状にクロスするように4つのプリズ
ムを組み合わせて形成される。
【0036】ライトバルブ14Bで変調され、偏光分離
部13Bpで検光されたB色変調光は、クロスダイクロ
イックプリズム15に入射し、ダイクロイック膜15B
で反射されて投射レンズ16に入射する。ライトバルブ
14Rで変調され、偏光分離部13Rpで検光されたR
色変調光は、クロスダイクロイックプリズム15に入射
し、ダイクロイック膜15Rで反射されて投射レンズ1
6に入射する。そして、ライトバルブ14Gで変調さ
れ、偏光分離部13Gpで検光されたG色変調光は、ク
ロスダイクロイックプリズム15に入射し、ダイクロイ
ック膜15R、15Bを透過して投射レンズ16に入射
する。以上のようにしてR、G、B各色の変調光はクロ
スダイクロイックプリズム15で色合成され、投射レン
ズ16を経て不図示のスクリーンにカラー投射像が投射
される。
【0037】ここで、上述した投射装置において、偏光
分離および検光を行う偏光装置を構成する偏光ビームス
プリッタ13R、13Gおよび13Bについて詳細に説
明する。
【0038】偏光ビームスプリッタ13R、13G、1
3Bの図1におけるXY平面に沿う断面形状を示す図3
(a)を参照してこれら偏光ビームスプリッタ13R、
13G、13Bの形状について説明する。なお、図3
(a)においては偏光ビームスプリッタの符号を13と
したが、偏光ビームスプリッタ13R、13G、13B
の形状はいずれも図3(a)に示す偏光ビームスプリッ
タ13の形状と同じである。また、以下に説明する断面
形状は、すべて図1のXY平面に沿う断面の形状であ
る。図3(b)については後で説明する。
【0039】偏光ビームスプリッタ13は、第1プリズ
ム部材13−1と第2プリズム部材13−2との間に偏
光分離部13pを挟んで接着接合し、構成される。偏光
分離部13pは、蒸着により形成されるものであり、第
1プリズム部材13−1と第2プリズム部材13−2と
の接合面のうち、いずれかの部材の接合面に形成すれば
よい。
【0040】第1プリズム部材13−1の断面形状は、
内角aが鈍角で残りの内角b、cが相等しい2等辺三角
形状であって、本実施の形態においては内角aが96
度、内角bおよびcが42度である。第2プリズム部材
13−2の断面形状は、内角dが内角b(内角c)と等
しく、すなわち本実施の形態では42度で、内角eが9
0度、そして内角fは48度の三角形状をなす。なお、
以下では、第1プリズム部材13−1の内角a、内角
b、内角cにそれぞれ相対する辺を辺A、辺B、辺Cと
し、そして第2プリズム部材13−2の内角d、内角
e、内角fにそれぞれ相対する辺を辺D、辺E、辺Fと
して説明する。これら第1プリズム部材13−1、第2
プリズム部材13−2は、いずれも図3(a)の紙面垂
直方向に厚みをもたせた三角柱形状をしている。なお、
図3(a)において第1プリズム部材13−1の内角b
およびcの部分の頂部が破線で示されているが、これは
不要な部分を除去しているためである。第1プリズム部
材13−1と第2プリズム部材13−2とは、第1プリ
ズム部材13−1の鈍角の内角aに相対する辺Aの面
と、第2プリズム部材13−2の内角d、すなわち第1
プリズム部材13−1の内角bと等角度の内角を挟む二
つの辺E、辺Fのうちの辺Eの面とが接合される。以上
のように構成される偏光ビームスプリッタ13におい
て、辺Fの面と辺Bの面とは平行となる。
【0041】偏光ビームスプリッタ13に入射する光
は、その光軸が偏光分離部13pに対して内角bと等し
い角度の42度の入射角となるように内角cを挟む2辺
のうちの1辺である辺Bの面より導かれる。上述の光
は、偏光分離部13pで反射され、内角cに相対する辺
Cの面より射出する。辺Cの面より出射した光はライト
バルブ13R(13G、13B)に入射し、反射されて
変調光および非変調光の混合光となる。この変調光およ
び非変調光は第1プリズム部材13−1中を再度進み、
変調光のみが偏光分離部13pで検光されて直進し、第
2プリズム部材13−2を透過して辺Fより射出する。
【0042】次に第1プリズム部材13−1およびプリ
ズム部材13−2の材料について説明する。以上に説明
したとおり、ライトバルブ14R、14G、14Bで反
射される際に変調作用を受けた各色光は、偏光ビームス
プリッタ13R、13G、13Bに入射して検光作用を
受ける。このときに、直線偏光が偏光ビームスプリッタ
13R、13G、13Bそれぞれを構成する第1プリズ
ム部材13R−1、13G−1、13B−1および第2
プリズム部材13R−2、13G−2、13B−2(以
上、図1参照)中を通過する。このため、これらのプリ
ズム中において偏光の状態が変化することは極力なくす
必要がある。
【0043】なぜなら、三色分解光学系によるS偏光の
各色光が偏光ビームスプリッタを経由する際に偏光が乱
れることになれば、その乱れた偏光がライトバルブに入
射することになるからである。さらに、ライトバルブ1
4R、14G、14Bで反射された光のうちの変調光は
P偏光を有しており、この偏光状態が偏光ビームスプリ
ッタ13R、13G、13Bを透過する際に変化してし
まえば、投射される像のコントラストが劣化してしまう
からである。
【0044】以上の点を考慮し、上記偏光ビームスプリ
ッタ13R、13G、13Bを構成する第1プリズム部
材13R−1、13G−1、13B−1および第2プリ
ズム部材13R−2、13G−2、13B−2は、入射
する偏光の偏光状態を変化させにくい材料を使用する必
要がある。通常使用されるガラス材料、例えばBK7を
使用した場合においては、ガラス部材の複屈折発生の目
安となる光弾性定数の値は2.78×10-8cm2/Nで
ある。光弾性定数がこれ程大きいと、発生する複屈折に
よって生じる上記コントラストの劣化は無視できないも
のとなる。
【0045】図4は、本発明に係る偏光ビームスプリッ
タのガラスプリズム硝材の例をその組成、屈折率および
上記光弾性定数を最小とする波長の値を一覧表にして示
したものである。
【0046】図5は、光弾性定数を決定する重要な組成
物であるPbOの含有率(重量%)と、光弾性定数の絶
対値が最小となるときの光の波長との関係を示したグラ
フである。
【0047】図6は、図4のNo.1〜No.7で示す
材料の光弾性定数の波長依存性を示すものである。
【0048】図6の光弾性定数Cの波長依存性を示す7
本のグラフから読みとれるように、No.1〜No.7
いずれの材料の光弾性定数とも光弾性定数Cが0となる
ときの波長に対して、それよりも短波長域でマイナスの
値を示し、長波長域でプラスの値を示す。そしてこれら
のグラフはいずれも上に凸の特性を有する。この光弾性
定数Cの絶対値が、使用する波長域内で1.5×10-8
cm2/N以内にあれば、その材料は実用上十分な特性
を有しているといえる。本実施の形態においては、図4
のNo.6の材料を第1プリズム部材13−1、第2プ
リズム部材13−2の材料として用いた。
【0049】ところで、光弾性定数Cが小さい材料は、
図4に示されるNo.6の試料の場合、比重が大きくて
約5.5もある。前述したBK7ガラス材料の比重が
2.5であることと比較すると、光弾性定数Cの小さい
材料はかなり重くなることが理解できる。この理由から
も、第1プリズム部材13−1、第2プリズム部材13
−2の体積を少しでも減じることが偏光装置の軽量化ひ
いては投写装置の軽量化のために有利である。
【0050】以上に説明したように、本実施の形態に係
る偏光装置を用いた投射装置では、ダイクロイックミラ
ー8、9、12で色分解されて進む各色光を45度未満
の入射角度(本実施の形態では42度)の折り曲げミラ
ー10、11で反射し、各偏光ビームスプリッタ13
R、13G、13Bの偏光分離部13Rp、13Gp、
13Bpにそれぞれ42度の入射角度で導く。このた
め、図1に示されるように各ライトバルブ14R、14
G、14Bから各偏光ビームスプリッタ13R、13
B、13G、クロスダイクロイックプリズム15を経て
投射レンズ16に至るまでの各色光の光路長を短くする
ことができる。
【0051】ここで、各ライトバルブ14R、14G、
14Bの各面から射出して投射レンズ16に至る光束と
して投射レンズ16の開口絞りによって決定される開口
数(NA)を有する光束を考える。本実施の形態に係る
偏光装置を用いた投射装置によれば、上述のように光路
長を短くすることにより、同じ開口数であっても従来の
技術に係る投射装置に比して、各偏光ビームスプリッタ
13R、13G、13Bおよびクロスダイクロイックプ
リズムを通過する光束をこの光束の光軸に直交する面で
断面をとったときの径(面積)を小さくすることができ
る。したがって、偏光ビームスプリッタ13R、13
G、13Gおよびクロスダイクロイックプリズム15の
大きさを小さくすることができ、上述した光路長の短縮
と相まって投射装置の大きさを小さく、かつ軽量にする
ことができる。
【0052】なお、本実施の形態においては、図4に示
されるNo.6の材料を用いる例について説明したが、
No.6以外の材料を使用しても光弾性定数Cの絶対値
が1.5×10-8cm2/N以下で、偏光の変化は実用
上問題のないレベルに抑えられる。
【0053】さらに、図4において各色毎に異なるナン
バーの材料を使用してもよい。つまり、図1においてそ
れぞれの波長域を有する各色光に対応して光弾性定数C
の絶対値が0に近づくような材料を偏光ビームスプリッ
タ13R、13G、13Bの材料とすれば、偏光装置中
を偏光光が通過する際の偏光状態の変化を最小限に抑制
することができる。したがって、投射像のコントラスト
をさらに向上させることが可能となる。
【0054】以上の実施の形態の説明においては、偏光
装置を構成する偏光ビームスプリッタ13R、13G、
13Bの偏光分離部13Rp、13Gp、13Bpに対
して42度の入射角で各色光が入射する構成としたが、
この角度に限定されるものではない。すなわち、偏光ビ
ームスプリッタ13R、13G、13Bの屈折率および
偏光分離部13Rp、13Gp、13Bpの蒸着物質や
膜厚等の設定によって入射角度を45度未満に設定すれ
ば、以上の実施の形態で説明したのと同様の効果を有す
る偏光装置および投射装置を提供することができる。
【0055】図3(a)に示される偏光ビームスプリッ
タ13は、上述したように第1プリズム部材13−1に
入射するS偏光の光を偏光分離部13pで反射してライ
トバルブ13R(13G、13B)に導くものである。
そして、このライトバルブ13R(13G、13B)で
反射される際に変調されたP偏光光を偏光分離部13p
で検光して色合成系であるクロスダイクロイックプリズ
ム15(図1)へ導くものである。これに対して、図3
(b)に示されるように第1プリズム部材13−1に入
射するP偏光の光を偏光分離部13pで反射させずに透
過させてライトバルブ13R(13G、13B)に導く
ようにしてもよい。この場合にはライトバルブ13R
(13G、13B)で反射される際に変調されたS偏光
光を偏光分離部13pで検光して色合成系であるクロス
ダイクロイックプリズム15(図1)へ導けばよい。な
お、この際には偏光ビームスプリッタ13にP偏光を入
射させる必要があるので図2に示す偏光ビームスプリッ
タ52、54、56、58の射出面に配設される1/2
波長板6を偏光ビームスプリッタプリズム51、53、
55、57、59の射出面に配設させる。
【0056】偏光ビームスプリッタ13にP偏光の光を
導く場合の第1プリズム部材13−1および第2プリズ
ム部材13−2の形状について偏光ビームスプリッタ1
3R、13G、13Bの図1におけるXY平面に沿う断
面形状を示す図3(b)を参照して説明する。なお、図
3(b)においては図3(a)と同様、偏光ビームスプ
リッタの符号を13としたが、偏光ビームスプリッタ1
3R、13G、13Bの形状はいずれも図3(b)に示
す偏光ビームスプリッタ13の形状と同じである。ま
た、以下に説明する断面形状は、すべて図1のXY平面
に沿う断面の形状である。
【0057】図3(a)に示すものと同様に、偏光ビー
ムスプリッタ13は、第1プリズム部材13−1と第2
プリズム部材13−2との間に偏光分離部13pを挟ん
で接着接合し、構成される。偏光分離部13pは、蒸着
により形成されるものであり、第1プリズム部材13−
1と第2プリズム部材13−2との接合面のうち、いず
れかの部材の接合面に形成すればよい。以下の説明では
図3(a)を参照しての説明と同様に第1プリズム部材
13−1および第2プリズム部材13−2の各内角a,
b、…、e、fに相対する辺を辺A、B、…、Fとして
説明する。
【0058】第1プリズム部材13−1の断面形状は、
内角aが42度、内角bが直角で、内角cが48度の三
角形状である。第2プリズム部材13−2の断面形状
は、内角e、fが相等しく、内角dが鈍角の2等辺三角
形状であって、内角eおよびfは内角aと等しく設定さ
れる。つまり、本実施の形態において内角eおよびfは
ともに42度に設定され、内角dは96度に設定され
る。これら第1プリズム部材13−1、第2プリズム部
材13−2は、いずれも図3(b)の紙面垂直方向に厚
みをもたせた三角柱形状をしている。なお、図3(b)
において第2プリズム部材13−2の内角eおよびfの
部分の頂部が破線で示されているが、これは不要な部分
を除去しているためである。第1プリズム部材13−1
と第2プリズム部材13−2とは、第2プリズム部材1
3−2の互いに等しい鋭角を有する内角eおよびfの角
度と等しい内角を有する第1プリズム部材13−1の内
角aを挟む2辺BおよびCのうちの辺Bの面と、第2プ
リズム部材13−2の鈍角に相対する辺Dの面とが接合
される。
【0059】偏光ビームスプリッタ13に入射するP偏
光光は、偏光分離部13pを透過して第2プリズム部材
13−2中を進み、辺Eの面より射出してライトバルブ
13R(13G、13B)に入射する。ライトバルブ1
3R(13G、13B)で反射され、変調光および非変
調光の混合光となった光は第2プリズム部材13−2の
鈍角の内角dを挟む辺EおよびFのうち、辺Eの面から
入射し、偏光分離部13pでS偏光のみが検光されて反
射され、上述した2辺E、Fのうち、辺Fの面から射出
する。図3(b)に示す偏光ビームスプリッタ13によ
っても、図3(a)に示すものと同様に各ライトバルブ
14R、14G、14Bから各偏光ビームスプリッタ1
3R、13B、13G、クロスダイクロイックプリズム
15を経て投射レンズ16に至るまでの各色光の光路長
を短くすることができる。したがって、先に述べたのと
同様の理由により偏光ビームスプリッタ13R、13
G、13Bおよびクロスダイクロイックプリズム15の
大きさを小さくすることができ、上述した光路長の短縮
と相まって投射装置の大きさを小さく、かつ軽量にする
ことができる。
【0060】以上の発明の実施の形態と請求項との対応
において、第1プリズム部材13−1、13R−1、1
3G−1、13B−1が第1プリズムを、第2プリズム
部材13−2、13R−2、13G−2、13B−2が
第2プリズムを、偏光分離部13pが偏光分離膜を、偏
光ビームスプリッタ13、13R、13G、13Bが偏
光装置を、ダイクロイックミラー8、9、12が色分解
光学系を、クロスダイクロイックプリズム15が色合成
光学系をそれぞれ構成する。
【0061】
【発明の効果】以上に説明したように、 (1) 請求項1〜3に記載の発明によれば、プリズム
の体積を減じて小型軽量な偏光装置を提供することがで
きる。 (2) 請求項4に記載の発明によれば、偏光装置と色
合成光学系との間の光路長を短縮可能であり、これによ
り投射装置の小型化と色合成光学系の小型化が可能とな
る。したがって、偏光装置の小型軽量化と相まって小型
軽量で可搬性に優れた投射装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る投射装置の構成を示
す図。
【図2】投射装置のビームスプリッタアレイ配設部近傍
を拡大して示す図。
【図3】本発明の実施の形態に係る偏光装置(偏光ビー
ムスプリッタ)断面を示す図であり、(a)が光を偏光
分離部で反射させてライトバルブに導く例を、(b)が
光を偏光分離部で反射させずに透過させてライトバルブ
に導く例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る偏光装置(偏光ビー
ムスプリッタ)に用いられる光学材料の組成およびその
特性を示す図。
【図5】本発明の実施の形態に係る偏光装置(偏光ビー
ムスプリッタ)に用いられる光学材料のPbO含有率と
光弾性定数の絶対値が最小となる波長との関係を示した
特性図。
【図6】図4に示される光学部材の光弾性定数の波長依
存性を示す図。
【図7】従来の技術に係る投射装置の構成を示す図。
【符号の説明】
1 光源 8 ダイクロイックミラー(B光反射) 9 ダイクロイックミラー(R、G光反射) 10、11 折り曲げミラー 12 ダイクロイックミラー(G光反射) 13、13R、13G、13B 偏光ビームスプリッタ 13−1、13R−1、13G−1、13B−1 第1
プリズム部材 13−2、13R−2、13G−2、13B−2 第2
プリズム部材 13p、13Rp、13Gp、13Bp 偏光
分離部 14R、14G、14B ライトバルブ 15 クロスダイクロイックプリズム 16 投射レンズ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 33/12 G03B 33/12 Fターム(参考) 2H042 CA06 CA08 CA14 CA15 CA16 CA17 2H049 BA02 BA06 BA43 BB61 BC22 2H088 EA14 EA15 EA16 EA18 HA13 HA15 HA20 HA21 HA24 HA25 HA28 2H099 AA12 BA09 CA01 DA05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】実質的に三角柱形状を有する第1プリズム
    および第2プリズムと、 前記第1プリズムと前記第2プリズムとの接合面に介在
    して設けられる偏光分離膜とを有し、 前記第1プリズムの一の面に入射した光の光軸が前記偏
    光分離膜に対して45度未満の入射角で入射するように
    前記第1プリズムの断面形状が定められることを特徴と
    する偏光装置。
  2. 【請求項2】実質的な断面形状が2等辺三角形状であっ
    て、第1の内角は鈍角であり、残る第2および第3の内
    角は互いに等しい鋭角を有する三角柱状の第1プリズム
    と、 実質的な断面形状が三角形状であって、第1の内角は前
    記第1プリズムの前記第2および第3の内角と等しい三
    角柱状の第2プリズムと、 前記第1プリズムの前記第1の内角と相対する第1の面
    と、前記第2プリズムの前記第1の内角を挟む2面のう
    ちの1の面とが接合される接合面に設けられる偏光分離
    膜とを有し、 前記第1プリズムの前記第2、第3の内角とそれぞれ相
    対する第2および第3の面のうち、前記第2の面から入
    射した光の光軸の、前記偏光分離膜に対する入射角度が
    前記第1プリズムの前記第2および第3の内角と等し
    く、前記偏光分離膜で反射された前記光が前記第1プリ
    ズムの前記第3の面より出射することを特徴とする偏光
    装置。
  3. 【請求項3】実質的な断面形状が三角形状であって、4
    5度未満の所定角度の第1の内角を有する3角柱状の第
    1プリズムと、 実質的な断面形状が2等辺三角形であって、第1の内角
    は鈍角であり、他の第2および第3の内角は前記第1プ
    リズムの前記第1の内角と等しい三角柱状の第2プリズ
    ムと、 前記第1プリズムの前記第1の内角を挟む2面のうちの
    1面と、前記第2プリズムの前記第1の内角に相対する
    第1の面とが接合される接合面に設けられる偏光分離膜
    とを有し、 前記第2プリズムの前記第2の内角と相対する第2の面
    から入射した光の光軸の、前記偏光分離膜に対する入射
    角度が前記第1プリズムの前記第1の内角と等しく、前
    記偏光分離膜で反射された前記光が前記第2プリズムの
    前記第3の面より出射することを特徴とする偏光装置。
  4. 【請求項4】光源から出射される光束を複数色の光束に
    分解する色分解光学系と、 前記複数の光束に対応して配設される複数のライトバル
    ブと、 前記色分解光学系から射出される前記複数色の光束を偏
    光分離して前記複数のライトバルブにそれぞれ導き、前
    記複数のライトバルブでそれぞれ変調されて導かれる前
    記複数色の光束をそれぞれ検光する複数の偏光装置と、 前記複数の偏光装置でそれぞれ検光されて出射される前
    記複数色の光束を合成する色合成光学系とを有し、 請求項1〜3のいずれか1項に記載の偏光装置を前記偏
    光装置として用いることを特徴とする投射装置。
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