JP3403101B2 - クロスダイクロプリズム及びそれを有した光学系 - Google Patents

クロスダイクロプリズム及びそれを有した光学系

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロスダイクロプ
リズム及びそれを有した光学系に関し、例えばカラー液
晶プロジェクターや3板CCDカメラ等に好適な色分解
手段及び/又は色合成手段として好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、カラー液晶プロジェクターの
色分解手段又は色合成手段に図6に示すようなクロスダ
イクロプリズムがある。
【0003】クロスダイクロプリズムは、図13に示す
ように3角柱形の4つの直角プリズム1,2,3,4を
それらのプリズム頂角が交差するように張り合わせてい
る。そして各プリズムの接合面にダイクロイック面を設
けている。
【0004】ダイクロイック面は、他の面と互いに90
度に交差させており、これによりクロスダイクロプリズ
ムを構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】クロスダイクロプリズ
ムは前述したとおり4つのプリズムを貼り合わせたもの
であるので、大きく重いといった問題がある。とくに各
画素毎に光を集光するマイクロレンズを設けた液晶パネ
ルでは、液晶パネルから射出する光束はマイクロレンズ
の作用により発散角が大きく、液晶パネルと投射レンズ
の間に設けられるクロスダイクロプリズムをかなり大き
くしなければならなかった。
【0006】本発明は小型の色分解手段及び/又は色合
成手段用のクロスダイクロプリズム及びそれを用いた光
学系の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のクロス
ダイクロプリズムは、互いに色が異なる3色の光を合成
し、光射出面から射出させるクロスダイクロプリズムで
あって、プリズム稜線を含む角度の合計が360度とな
る4つの角柱プリズムを互いのプリズム稜線を一致させ
て各プリズム稜線を形成するプリズム側面どうしを接合
面が2つの交差する平面となるように接合し、該接合面
にダイクロイック膜を有しており、前記プリズム稜線の
一点から前記4つの角柱プリズムの非接合面に下した垂
線のうち、前記光射出面を有する角柱プリズムの非接合
面に下した垂線の長さをL1、その他の角柱プリズムの
非接合面に下した垂線の長さをL2,L3,L4とした
とき L1>L2=L3=L4 を満足することを特徴としている。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て前記光射出面を有する角柱プリズムの非接合面は、前
記光射出面であることを特徴としている。
【0009】請求項3の発明のクロスダイクロプリズム
はプリズム稜線を含む角度の合計が360度となる4つ
の角柱プリズムを互いのプリズム稜線を一致させて各プ
リズム稜線を形成するプリズム側面どうしを接合面が2
つの交差する平面となるように接合し、該接合面にダイ
クロイック膜を施したクロスダイクロプリズムであっ
て、前記4つの角柱プリズムのうち対向配置した2つの
角柱プリズムのうち一組の角柱プリズムは互いに非接合
面の面積が等しく、他の一組の角柱プリズムは非接合面
の面積が異なっており、前記プリズム稜線の一点から各
角柱プリズムの非接合面に下した垂線の長さを各々L
1,L2,L3,L4としたとき L1≠L2=L3=L4 を満足することを特徴としている。
【0010】請求項4の発明のクロスダイクロプリズム
はプリズム稜線を含む角度の合計が360度となる4つ
の角柱プリズムを互いのプリズム稜線を一致させて各プ
リズム稜線を形成するプリズム側面どうしを接合面が2
つの交差する平面となるように接合し、該接合面にダイ
クロイック膜を施したクロスダイクロプリズムであっ
て、前記4つの角柱プリズムのうち2つは2辺が等しい
2等辺角柱プリズムであり、他の2つは各辺の長さが異
なる角柱プリズムであって、前記プリズム稜線の一点か
ら各角柱プリズムの非接合面に下した垂線の長さを各々
L1,L2,L3,L4としたとき L1≠L2=L3=L4 を満足することを特徴としている。
【0011】請求項5の発明は請求項3又は4の発明に
おいて前記クロスダイクロプリズムが、互いに色が異な
る3色の光を合成し、光射出面から射出させるクロスダ
イクロプリズムであって、前記L1を前記プリズム稜線
から前記光射出面を有する角柱プリズムの非接合面に下
した垂線の長さとしたとき L1>L2=L3=L4 を満足することを特徴としている。
【0012】請求項6の発明は請求項5の発明において
前記光射出面を有する角柱プリズムの非接合面は、前記
光射出面であることを特徴としている。
【0013】請求項7の発明の光学系は請求項1から6
のいずれか1項のクロスダイクロプリズムを有している
ことを特徴としている。
【0014】請求項8の発明の撮影装置は請求項1から
6のいずれか1項のクロスダイクロプリズムを利用して
異なった色光に基づく複数の画像を投影光学系で所定面
上に投影していることを特徴としている。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明のクロスダイクロプ
リズム(クロスプリズム)CPの実施形態1の要部斜視
図、図2,図3は実施形態1の要部断面図である。
【0021】本実施形態は色合成用として用いた場合を
示しているが、色分解用としても基本的な構成は同じで
ある。
【0022】図中1は第1のプリズム、2は第2のプリ
ズム、3は第3のプリズム、4は第4のプリズムであ
り、これらの各プリズムは角柱形状より成っている。5
はクロスプリズムを保持する保持台である。LCDは液
晶パネルである。
【0023】第1のプリズム1と第2のプリズム2の接
合面a、第3のプリズム3と第4のプリズム4の接合面
cに青色(B光)反射で緑色(G光),赤色(R光)透
過の第1のダイクロイック面acが構成され、第2のプ
リズム2と第3のプリズム3の接合面b、第4のプリズ
ム4と第1のプリズム1の接合面dに、R光反射でG
光,B光透過の第2のダイクロイック面bdが構成され
ている。
【0024】接合面aと接合面cは一平面上に存在し、
接合面bと接合面dは一平面上に存在し、これらは互い
に交差している。
【0025】第2のプリズム2の入射面(非接合面)S
2からR光、第3のプリズムの入射面(非接合面)S3
からG光、第4のプリズムの入射面(非接合面)S4か
らB光の色光を入射し、第1のプリズム1の射出面(非
接合面)S1から合成された色光が射出されている。
【0026】ここで、4つのプリズムが近接する部分を
稜線部(プリズム稜線)oとしたときに、図2は稜線部
oに直交する断面(xy断面)の図であり、図3は、稜
線部oを含み第1のプリズム1の射出面S1に直交する
断面(YZ断面)の図である。
【0027】本実施形態において、第1のプリズム1と
第3のプリズム3は2つの辺の長さが等しい2等辺3角
柱プリズムで、双方は大きさが異なるが相似形である。
【0028】第2のプリズム2と第4のプリズム4は4
角柱プリズムで、双方は同形状である。
【0029】プリズム稜線oの一点から各プリズムの非
接合面S1〜S4に下した垂線の長さ
【0030】
【外1】 である。
【0031】4つのプリズム1,2,3,4のプリズム
稜線oに張る角度α1,α2,α3,α4は、 α1=α3<90° α2=α4>90° α1+α2=α3+α4=180° (α1+α2+α3+α4=360°) 非接合面S1と非接合面S3は互いに平行であり、非接
合面S2とS4は互いに平行でない。非接合面S1の面
積S1bと非接合面S3の面積S3bは互いに異なって
いる。
【0032】本実施形態では、S3b<S1bとなって
いる。
【0033】本実施形態において、稜線部oに直交する
断面における第1のプリズム1の射出面の幅k1を第3
のプリズム3の入射面S3の幅k3よりも大きく(k1
>k3)することにより、第3のプリズム3の入射面S
3から稜線部oまでの距離(長さ)RLは、 RL=k3/(k1+k3)*PL となる。
【0034】PLは第3のプリズム3の入射面S3から
第1のプリズム1の射出面S1までの距離(長さ)であ
る。従来の構成において第3のプリズム3の入射面S3
から稜線部oまでの距離RLoは RLo=PL/2 であるので、その差は RL−RLo=PL/2*((k3−k1)/(k1+
k3)) k1>k3 より RL−RLo<o RL<RLoより、稜線部oが第3のプリズム3の入射
面S3に近づくことになる。
【0035】このとき第1のプリズム1の稜線部oを含
む頂角α1、第3のプリズム3の頂角α3は90度より
小さくなり、第2のプリズム2の稜線部oを含む頂角α
2、第4のプリズム4の頂角α4は90度より大きくな
る。
【0036】第2のプリズム2の入射面S2は第2のダ
イクロ面bdに関して第3のプリズム3の入射面S3と
対称関係に設けられ、第4のプリズム4の入射面のS4
は第1のダイクロ面acに関して第3のプリズムの入射
面S3と対称関係に設けることにより光軸上の各光路の
入射面から稜線部oまでの光路長を等しくすることがで
きる。
【0037】このとき、第2のプリズム及び第4のプリ
ズムの入射面S2,S4と第1のプリズムの射出面S1
との成す角度が90度よりも小さく設定できるため、稜
線部oに直交する断面の形状は台形形状となり、第3の
プリズムの入射面S3から第1のプリズムの射出面S1
に至る光束に対しては図4に示すように使用しない領域
(D部)を少なくした形状で3つの光束の合成ができ、
クロスプリズムの体積を削減することができる。
【0038】ここでクロスプリズム内を透過する外側の
光線の広がり角を2β(>0)、第1,第2のダイクロ
面と第3のプリズムの入射面S3の成す角度をφとする
とき φ=45+β/2 とすることにより、第2および第4のプリズムの入射面
S2,S4とプリズム内を透過する外側の光線を平行に
設定することができ、よりコンパクトな形状となる。
【0039】さらに第3のプリズムの入射面S3から第
1のプリズムの射出面S1に至るプリズムの長さをRL
とし、第3のプリズムの入射面の幅をk3とするとき、 RL=k3/(tan(45−β/2)−tan
(β)) を満足するようにRLを決定すると、第1〜第4のプリ
ズムの断面形状が三角形でそれぞれの頂点が一致するよ
うに構成することができ、さらにコンパクトな形状とす
ることができる。
【0040】本実施形態のクロスダイクロプリズムCP
は4つのプリズム1,2,3,4を接合し、4つのプリ
ズムの接合面にダイクロイック面を設けている。
【0041】そして第1ダイクロイックacと第2ダイ
クロイック面bdを透過する光路の第3プリズム3の入
射面S3の面積をS3b、第1プリズム1の射出面S1
の面積をS1bとしたときに S3b<S1b を満足し、かつ入射面S3からダイクロイック面の交差
する位置oまでの距離をL3、射出面S1からダイクロ
イック面の交差する位置oまでの距離をL1としたとき
に L3<L1 を満足することにより、ダイクロイック面の交差する位
置oを液晶パネルLCDの位置に近づける事ができるよ
うにしている。
【0042】1つのダイクロイック面を構成する2つの
プリズム面は平坦(なす角度が0)でなければならな
い。これが傾いた場合は図14に示すようにスクリーン
上での画像の左右の位置ズレとなってしまう。
【0043】このズレ量Δはダイクロイック面の交差す
る位置からパネルLCDまでの空気換算距離をm、角度
ズレ量をθとすると Δ=β・m・tanθ となる。
【0044】ここで、βは投影レンズの投影倍率であ
る。このときズレ量を小さくするためには距離mを小さ
くすればよく、これはダイクロイック面の交差する位置
oを液晶パネルLCDの位置に近づけることにより実現
している。
【0045】さらに、液晶パネルLCDを透過した光は
液晶パネルから投射レンズに対して発散光束として射出
するために、入射面S3の有効範囲S3aに対して射出
面S1の有効範囲S1aが大きく入射面S3側に無駄な
スペース(図13におけるD部)が存在しているが、入
射面S3の大きさを射出面S1の大きさよりも小さくし
有効範囲に近づけることによりこの無駄なスペースを減
少させている。
【0046】このようなクロスダイクロプリズムを、液
晶パネルを3つ用いたカラー液晶プロジェクターに適用
するときには、液晶パネルの各画素に対応した微小なレ
ンズ(マイクロレンズ)を備えた液晶パネルと組み合わ
せて用いると、より効果的であるが、マイクロレンズを
有しない場合にも効果はある。
【0047】図5,図6は各々本発明のクロスダイクロ
プリズムの実施形態2の要部断面図である。本実施形態
においてはダイクロ面の設定、稜線部に直交する断面の
形状は実施形態1と同じである。
【0048】本実施形態は実施形態1に比べてクロスプ
リズムの軽量化を図ったものである。図6に示す稜線部
oを含み第1のプリズム1の射出面S1に直交する断面
において液晶パネルLCDから発散する光の範囲に応じ
てプリズム端面U、Tを斜めにカットし、さらに形状を
小型化したものである。
【0049】このときはクロスプリズムCPを保持する
保持台5の保持部は第1のプリズム1の射出面S1に対
して傾いて設けられ、クロスプリズムCPを傾斜に対し
て滑らせて固定するようにする。
【0050】図7,図8は本発明のクロスダイクロプリ
ズムの実施形態3の要部断面図、図9は実施形態3の要
部斜視図である。本実施形態も実施形態2と同じように
クロスプリズムCPの軽量化を図ったものである。
【0051】本実施形態は加工が容易にできる。本実施
形態においては図9に示すように第3のプリズム3の稜
線部oの方向の高さを他の3つのプリズム1,2,4の
高さよりも低くしている。
【0052】図10は本発明のクロスダイクロプリズム
の実施形態4の要部概略図である。
【0053】本実施形態において、第1のプリズム1と
第3のプリズム3は2つの辺の長さが等しい2等辺3角
柱プリズムで、双方は大きさが異なるが相似形である。
【0054】第2のプリズム2と第4のプリズム4は各
辺の長さが異なる3角柱プリズムで、双方は同形状であ
る。
【0055】プリズム稜線oの一点から各プリズムの非
接合面S1〜S4に下した垂線の長さ
【0056】
【外2】 である。
【0057】4つのプリズム1,2,3,4のプリズム
稜線oに張る角度α1,α2,α3,α4は、 α1=α3<90° α2=α4>90° α1+α2=α3+α4=180° (α1+α2+α3+α4=360°) 非接合面S1と非接合面S3は互いに平行であり、非接
合面S2とS4は互いに平行でない。非接合面S1の面
積S1bと非接合面S3の面積S3bは互いに異なって
いる。
【0058】本実施形態では、S3b<S1bとなって
いる。
【0059】図11は本発明のクロスダイクロプリズム
の実施形態5の要部概略図である。
【0060】本実施形態において、第1のプリズム1と
第3のプリズム3は2つの辺の長さが等しい2等辺3角
柱プリズムで、双方は大きさが異なるが相似形である。
【0061】第2のプリズム2と第4のプリズム4は4
角柱プリズムで、双方は同形状である。
【0062】プリズム稜線oの一点から各プリズムの非
接合面S1〜S4に下した垂線の長さ
【0063】
【外3】 である。
【0064】4つのプリズム1,2,3,4のプリズム
稜線oに張る角度α1,α2,α3,α4は、 α1=α3<90° α2=α4>90° α1+α2=α3+α4=180° (α1+α2+α3+α4=360°) 非接合面S1と非接合面S3は互いに平行であり、非接
合面S2とS4は互いに平行でない。非接合面S1の面
積S1bと非接合面S3の面積S3bは互いに異なって
いる。
【0065】本実施形態では、S3b<S1bとなって
いる。
【0066】図12は本発明のクロスダイクロプリズム
を用いた液晶プロジェクター(投影装置)の実施形態の
要部概略図である。
【0067】本実施形態では、クロスダイクロプリズム
23は色合成用として用いるが、色分解用として用いて
もよい。
【0068】図12において、11は白色光源、12は
リフレクター、13は複数のレンズをアレイ上に構成し
た2つのフライアイレンズ131,132からなるイン
テグレーター部、14は微小な偏光ビームスプリッター
141と位相板142を組み合わせて無偏光光を所定の
偏光方向に揃える偏光変換部、15は集光レンズ、16
は反射ミラー、17はたとえば白色光を青(B)光と赤
(R)、緑(G)光に分離するダイクロミラー、18は
たとえば赤光と緑光を分離するダイクロミラー、19は
青光を反射するミラー、20はレンズ201,202,
203とミラー204,205によりダイクロミラー1
7,18で分離した赤光をリレーし、所定の位置に青
光、緑光と等価の照明エリアを形成するリレー照明部で
ある。
【0069】21b,21gは青光、緑光の照明光を投
射レンズ24に導くコンデンサーレンズで、22r,2
2g,22bはマイクロレンズ付の液晶パネルで、不図
示の偏光板、位相板などが液晶パネルの前後に設けられ
ている。
【0070】23は本発明のクロスダイクロプリズム
で、色合成用として用いている。24は投射レンズであ
る。この図からわかるように色合成用プリズムとして本
発明のクロスダイクロプリズム23を設けることによ
り、液晶パネル22r,22bを液晶パネル22gに近
づけて構成することができ、装置全体としての小型化に
も寄与している。
【0071】同図において、光源11から出た白色光
は、リフレクター12で前方に反射され、フライアイレ
ンズ131とフライアイレンズ132を介し偏光変換素
子141で偏光面を揃えると共に略均一な光になり、集
光レンズ15と全反射ミラー16を介して第1のダイク
ロイックラミラー17に入射する。
【0072】該第1のダイクロイックミラー17で例え
ば2つの色(B)と(G,R)に分解され、一方の光
(B)は透過して全反射ミラー19反射されてコンデン
サーレンズ21bに入射し、液晶パネル22bを照明す
る。
【0073】もう一方の光(G,R)は第1のダイクロ
イックミラー17で反射されて第2のダイクロイックミ
ラー18に入射する。該ダイクロイックミラー18で更
に2つの色GとRに分解され、一方の光Gは反射されて
コンデンサーレンズ21gに入射し、液晶パネル22g
を照明する。
【0074】もう一方の光Rは透過してリレー照明系2
0を介して液晶パネル22rを照明する。各液晶パネル
22b,22g,22rに入射した光は、各色に対応し
た液晶パネルで光変調され、画像情報を有した光となっ
て該液晶パネル22b,22g,22rから射出する。
【0075】それら3つの光は、各合成用のクロスプリ
ズム23によって1つの光に合成され、投射レンズ24
によってスクリーン(所定面)上に投影される。
【0076】尚、本発明のクロスダイクロプリズムはC
CDカメラの色分解系を有する光学系にも適用すること
ができる。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、以上のように各要素を
設定することにより、小型で製作しやすい色分解手段及
び色合成手段用のクロスダイクロプリズム及びそれを用
いた光学系を達成することができる。
【0078】又、本発明のクロスダイクロプリズムを用
いることにより、マイクロレンズを用いた高精細な液晶
パネルを用いた場合においても投影画像のズレがなく、
しかも小型軽量のクロスダイクロプリズム及びそれを用
いた光学系を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクロスダイクロプリズムの実施形態1
の要部斜視図
【図2】本発明のクロスダイクロプリズムの実施形態1
の要部断面図
【図3】本発明のクロスダイクロプリズムの実施形態1
の要部断面図
【図4】本発明のクロスダイクロプリズムの実施形態1
の要部断面図
【図5】本発明のクロスダイクロプリズムの実施形態2
の要部断面図
【図6】本発明のクロスダイクロプリズムの実施形態2
の要部断面図
【図7】本発明のクロスダイクロプリズムの実施形態3
の要部断面図
【図8】本発明のクロスダイクロプリズムの実施形態3
の要部断面図
【図9】本発明のクロスダイクロプリズムの実施形態3
の要部斜視図
【図10】本発明のクロスダイクロプリズムの実施形態
4の要部断面図
【図11】本発明のクロスダイクロプリズムの実施形態
5の要部断面図
【図12】本発明の投影装置の実施形態の要部概略図
【図13】従来のクロスダイクロプリズムの要部概略図
【図14】従来のクロスダイクロプリズムを用いた投影
装置の模式図
【符号の説明】
1 第1のプリズム 2 第2のプリズム 3 第3のプリズム 4 第4のプリズム 5 保持部材 LCD 液晶パネル CP,23 クロスダイクロイックプリズム 11 光源 12 リフレクター 13 イテングレーター 17 ダイクロイックミラー 18 ダイクロイックミラー 24 投影レンズ 22b,22g,22r 液晶パネル 20 リレー光学系

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに色が異なる3色の光を合成し、光
    射出面から射出させるクロスダイクロプリズムであっ
    て、プリズム稜線を含む角度の合計が360度となる4
    つの角柱プリズムを互いのプリズム稜線を一致させて各
    プリズム稜線を形成するプリズム側面どうしを接合面が
    2つの交差する平面となるように接合し、該接合面にダ
    イクロイック膜を有しており、前記プリズム稜線の一点
    から前記4つの角柱プリズムの非接合面に下した垂線の
    うち、前記光射出面を有する角柱プリズムの非接合面に
    下した垂線の長さをL1、その他の角柱プリズムの非接
    合面に下した垂線の長さをL2,L3,L4としたときL1>L2=L3=L4 を満足することを特徴とするクロスダイクロプリズム。
  2. 【請求項2】 前記光射出面を有する角柱プリズムの非
    接合面は、前記光射出面であることを特徴とする請求項
    1のクロスダイクロプリズム。
  3. 【請求項3】 プリズム稜線を含む角度の合計が360
    度となる4つの角柱プリズムを互いのプリズム稜線を一
    致させて各プリズム稜線を形成するプリズム側面どうし
    を接合面が2つの交差する平面となるように接合し、該
    接合面にダイクロイック膜を施したクロスダイクロプリ
    ズムであって、前記4つの角柱プリズムのうち対向配置
    した2つの角柱プリズムのうち一組の角柱プリズムは互
    いに非接合面の面積が等しく、他の一組の角柱プリズム
    は非接合面の面積が異なっており、 前記プリズム稜線の一点から各角柱プリズムの非接合面
    に下した垂線の長さを各々L1,L2,L3,L4とし
    たとき L1≠L2=L3=L4 を満足することを特徴とするクロスダイクロプリズム。
  4. 【請求項4】 プリズム稜線を含む角度の合計が360
    度となる4つの角柱プリズムを互いのプリズム稜線を一
    致させて各プリズム稜線を形成するプリズム側面どうし
    を接合面が2つの交差する平面となるように接合し、該
    接合面にダイクロイック膜を施したクロスダイクロプリ
    ズムであって、前記4つの角柱プリズムのうち2つは2
    辺が等しい2等辺角柱プリズムであり、 他の2つは各辺
    の長さが異なる角柱プリズムであって、前記プリズム稜
    線の一点から各角柱プリズムの非接合面に下した垂線の
    長さを各々L1,L2,L3,L4としたとき L1≠L2=L3=L4 を満足することを特徴とするクロスダイクロプリズム。
  5. 【請求項5】 前記クロスダイクロプリズムが、互いに
    色が異なる3色の光を合成し、光射出面から射出させる
    クロスダイクロプリズムであって、前記L1を前記プリ
    ズム稜線から前記光射出面を有する角柱プリズムの非接
    合面に下した垂線の長さとしたとき L1>L2=L3=L4 を満足することを特徴とする請求項3又は4記載のクロ
    スダイクロプリズム。
  6. 【請求項6】 前記光射出面を有する角柱プリズムの非
    接合面は、前記光射出面であることを特徴とする請求項
    5のクロスダイクロプリズム。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれか1項のクロス
    ダイクロプリズムを有していることを特徴とする光学
    系。
  8. 【請求項8】 請求項1から6のいずれか1項のクロス
    ダイクロプリズムを利用して異なった色光に基づく複数
    の画像を投影光学系で所定面上に投影していることを特
    徴とする投影装置。
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