JP2000111258A - 乾燥装置 - Google Patents

乾燥装置

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JP2000111258A
JP2000111258A JP10279523A JP27952398A JP2000111258A JP 2000111258 A JP2000111258 A JP 2000111258A JP 10279523 A JP10279523 A JP 10279523A JP 27952398 A JP27952398 A JP 27952398A JP 2000111258 A JP2000111258 A JP 2000111258A
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heating
temperature
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induction heating
air
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JP10279523A
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English (en)
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Masao Noguchi
正夫 野口
Tomotaka Nobue
等隆 信江
Nobuo Ganji
伸夫 元治
Kiyoshi Izaki
潔 井崎
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は含水性処理物の乾燥装置において、
加熱効率が低く、乾燥速度が長い、処理容器への焦げ付
きやこびり付き、乾燥処理物の付着や一部外気への排出
等を課題とするものである。 【解決手段】 含水性処理物を収納する処理容器38を
加熱するための誘導加熱手段32、33と、処理容器3
8に誘導加熱手段32、33によって自己発熱し、かつ
温度を自己抑制作用が働く自己温度制御部材43、44
と、誘導加熱手段32、33を駆動制御する制御手段4
6と、含水性処理物の負荷に応じて変化する誘導加熱手
段32、33の電力または電流または電圧を以って乾燥
判定する乾燥判別回路を制御手段に具備した構成としあ
る。したがって高い熱効率による加熱と、焦げ付きやこ
びり付き、乾燥処理物の付着、外気への排出等の防止に
効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭や業務用
として排出される生ゴミ等の厨芥物やおから等の含水性
処理物を加熱し乾燥する乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種に相当する乾燥装置には、
一般に厨芥処理機として利用されている例が最も多く、
加熱方式としては、燃焼方式を用いる方式、マイクロ波
を用いる方式、電気ヒータを用いる方式、電磁誘導加熱
を用いる方式等が挙げられる。
【0003】燃焼方式を用いる乾燥装置はガス燃料、液
体燃料等を用いるため加熱量の制御性にやや難点があ。
また、マイクロ波を用いる乾燥装置はマイクロ波が含水
性処理物の中の水分に選択的に吸収されるため含水率の
高い程処理効果があるが安全性、制御性に課題がある。
また電気ヒータを用いる乾燥装置は、熱効率は低いが他
方式と比べて安全性、制御性に優れている。しかし高度
で繊細な制御性にはやや難点がある。
【0004】例えばヒータ方式の場合、特開平8−21
9637号公報に記載されている厨芥処理機のようなも
のが一般的である。この厨芥処理機には図3に示すよう
に断熱容器1の内部に取り出し自在に設置された厨芥収
納容器2と、モータ5に連結する回転刃4とが設けられ
ている。庫内温度検出器6は、厨芥収納容器2内の雰囲
気温度を検知するように配置されている。水蒸気温度検
知器7は、厨芥収納容器2より凝縮手段8へ流出する水
蒸気の温度を検知するもので、凝縮手段8の外壁面に配
置されている。断熱容器1の外周部には凝縮手段8と、
凝縮手段8の外面を空冷するための冷却ファン9が配置
されている。凝縮手段8の下部には凝縮水流出部10が
設けられており、さらに凝縮水流出部10の一部から発
生する水蒸気(臭気を含むガス)を放出させるガス放出
管11が接続されている。このガス放出管11には脱臭
装置12が設けられている。
【0005】また、凝縮水流出部10の下側には凝縮水
容器13が設けられている。凝縮手段8の上部には蓋1
4が設けられており、蓋14内面には加熱手段として温
風ファン15とヒータ16が配置されている。また蓋1
4はヒンジ17により厨芥処理機本体18に対して開閉
可能にし、かつ、蓋14には厨芥から発生する水蒸気が
洩れないように蓋パッキン19が設けられている。断熱
容器1および厨芥収納容器2の上端部と蓋14の下面と
の間は間隔のある状態で構成され、厨芥から発生する水
蒸気の通路となっている。制御手段21は、庫内温度検
出器6の出力と水蒸気温度検知器7の出力を入力手段2
2を介して入力し、出力手段の23を介してヒータ16
の出力を制御し、温風ファン15と冷却ファン9などの
制御をしながら乾燥処理を行い、水蒸気温度検知器7の
温度変化量が最高値から所定量以上に変化したときに乾
燥処理を終了させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら温風によ
り厨芥物等含水性処理物が、ある程度乾燥が進行した段
階の乾燥ゴミ処理物が収納容器内で舞い上がり、温風フ
ァン15やヒータ16に付着し、汚いイメージが持たれ
ると共に温風の厨芥物への浸透性が落ち、乾燥処理時間
が長くなり、消費電力が逆に増えると言う課題がある。
【0007】乾燥ゴミの舞い上がり方は乾燥過程の前半
よりも水分が蒸発し重量が小さくなる後半段階で大きく
なる。同時に舞い上がった乾燥ゴミの一部は、その種類
と運転条件によっても異なるが、排出ファン9の吸引力
により吸い込まれ、外気へ排出される場合も予想され
る。したがって乾燥ゴミの舞い上がりを極力押さえ、か
つ排出ファンによって外気へ排出されるのを押さえるに
は乾燥過程の後半の温風風量や排出風量を極力小さくす
る方法しかない。
【0008】一方厨芥物の乾燥過程で、その乾燥状態を
把握しながら温風風量や排出風量または加熱熱量を制御
する場合、乾燥処理情報である水蒸気温度検知器7の出
力信号は、定まったパターンで変化することが望ましい
が、しかし厨芥物の種類、水分の含水量、それらの混在
の割合等に加えて温風や排出ファンの風量の変化に伴っ
て水蒸気の発生量が異なり厨芥収納容器内の温度も変わ
る。したがって水蒸気温度検知器7の出力も一定に定ま
らず標準パターンが得られにくい。この結果温風風量や
排出風量または加熱量を制御する場合には制御性に限界
がある。さらに乾燥処理の終了判定は、水蒸気温度検知
器7の出力、いわゆる温度変化量が所定量に達したとき
を以って判定する場合が多いが、一般的に乾燥ゴミの舞
い上がり方を押さえるため乾燥途中で温風風量や排出風
量を変えようとすると厨芥収納容器内の温度が変わり、
水蒸気温度検知器7の出力も変わる。
【0009】この結果定まった制御信号が得られにくい
ため終了判定バラツキが大きくなると共に厨芥物の種類
によっては過度に加熱され場合も生じ、焦げ付きやこび
り付きの原因となる。また上面からの温風加熱方式の場
合、厨芥処理物の上面のみしか加熱さないため上面の方
から水蒸気の蒸発が活発になるが厨芥物の下層の方は、
加熱量が弱いため蒸発量も小さい。したがって処理時間
が長くなる。そこで処理時間を短縮するため一般にはヒ
ータ容量を大きくし、庫内温度検出器6から得られる温
度の設定温度を高くし、加熱量を増やす方法もあるが、
厨芥収納容器2内でこびり付きや焦げ付けが逆に増大し
新たな課題が発生するため限界がある。
【0010】また厨芥収納容器の上方のヒータに加え
て、厨芥収納容器の底部にもヒータを配置し、厨芥物の
上面と、底部と、両面から加熱することによって厨芥物
からの蒸発量を活性化し、処理時間を短縮する方法もあ
るが、ヒータの加熱の熱効率が低いため消費電力が高く
なる。また底部の加熱温度を一定温度以下に制御するた
めの温度センサと、加熱量をON-OFF制御するための回路
が新たに必要になる。また厨芥収納容器や厨芥物の熱容
量が大きいため、加熱量をON-OFF制御しても加熱のオー
バーシュ−トは避けられない。一時的に厨芥物は過度の
温度の影響を受ける。この結果処理時間を短縮化するあ
まりに厨芥物のこびり付きや焦げ付きが逆に増大させる
と言う課題が派生する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための手段として、厨芥物等の含水性処理物を収納
する処理容器自身が自己発熱する誘導加熱手段とし、ま
た容器の加熱面には誘導加熱手段によって誘発された磁
束を受け、うず電流損失を招き自己発熱し、一定温度以
上で透磁率が急激に減少するキュリー点を有し自己温度
抑制作用が働く磁性金属体と熱伝導性の高い非磁性金属
体からなる自己温度制御部材を付設し、自己温度抑制作
用と高い熱応答性の特長を持たせた構成としている。ま
た自己温度制御部材の作用により含水性処理物の乾燥度
合いに応じて変化する加熱面の温度と対応して誘導加熱
手段の電流、電力または電圧が変化するという性質が得
られる。この誘導加熱手段の電流、電力または電圧を持
って、細やかに制御する制御手段を配設した構成として
ある。また乾燥処理時間を短縮する目的で含水性処理物
の攪拌機能と温風吹き付け機能も加わった構成も配置し
てある。
【0012】上記発明によれば初期の含水量の多い含水
性処理物の状態から乾燥が進行し含水性処理物の容積が
減っていく過程では、一般には、単位容積当たりの負荷
が小さくなるため伝熱面に接している部分の含水性処理
物では単位面積当たりの加熱量が増え、加熱面の温度が
上昇する。しかし本発明の解決する手段の自己温度制御
部材の作用により一定温度に達すると、それ以上に上昇
しないように自己抑制が働き、加熱量が減少される。
【0013】また、容器に接する部分の含水性処理物の
負荷あるいは加熱面に接する含水性処理物の面積や位置
が変化しても、熱伝導性の高い自己温度制御部材の作用
により比較的負荷の大きい領域へ素速く熱移動し伝熱面
を加熱する。伝熱面が一定温度以上になれば加熱量が素
速く減少し自己抑制作用が得られ、所謂熱応答性の高い
自己温度抑制作用が得られる。これは一定温度以上にな
ると磁性金属体の透磁率が減少し、と同時に磁気抵抗が
増大し誘導加熱手段の結合率が低下し、磁性金属体へ入
力される電力も減少すると言う自己温度抑制作用と磁性
金属体の加熱熱量を熱伝導性の高い非磁性金属体による
素速い熱移動性によるものである。
【0014】このためヒータ加熱方式のON−OFF制
御に比べて一時的に過熱状態にオーバーシュートするこ
ともないため焦げ付きやこびり付きが軽減される。また
ヒータ加熱方式と比べて加熱効率も高い。また含水性処
理物の攪拌機能と温風吹き付け機能が加わった構成によ
り乾燥処理時間が短縮さる。さらに乾燥処理時間の攪拌
機能と温風吹き付け機能が加わっても含水性処理物が直
接伝熱面に触れている部分で焦げ付きやこびり付きが起
こらないように一定温度以上になると自己温度制御部材
の自己温度抑制と高い熱伝導性制の両作用の特性が得ら
れる。これに対応して加熱量も自己抑制作用が得られ
る。また乾燥度合いに応じて加熱量の自己抑制作用があ
ると言うことは、誘導加熱手段の電力や電流あるいは電
圧自身が変化することと対応ため誘導加熱手段の電力、
電流、電圧の値を以って含水性処理物の乾燥状態を判定
することが可能になり、これをベースに制御性の高い制
御手段が構成されている。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、各請求項に記載の形態
で実施できるものであり、請求項1に記載のように含水
性処理物を収納する処理容器と、前記処理容器を加熱す
るための誘導加熱手段と、処理容器の加熱面に誘導加熱
手段によって誘発された磁束を受け、うず電流損失を招
き自己発熱すると同時に一定温度以上で透磁率が急激に
減少するキュリー点を有し自己温度抑制作用が働く磁性
金属体と熱伝導性の高い非磁性金属体からなる自己温度
制御部材を配設した前記処理容器と、前記誘導加熱手段
を駆動制御する制御手段と、含水性処理物の負荷に応じ
て変化する前記誘導加熱手段の電力または電流または電
圧を以って、乾燥度合いを判定する乾燥判別回路を前記
制御手段に具備した乾燥装置を備えることにより、初期
の含水量の多い厨芥物等の含水性処理物の状態から含水
性処理物の容積が減っていく過程では、単位容積当たり
の負荷が小さくなるため伝熱面に接している部分の含水
性処理物では単位面積当たりの加熱量が増え、加熱面の
温度が上昇し一定温度に達すると、自己温度制御部材の
作用により前記一定温度以上にならないように自己抑制
が働き、加熱量が減少される。
【0016】また、容器に接する厨芥物の負荷あるいは
加熱面に接する面積の変化や位置の変化があっても、熱
伝導性の高い自己温度制御部材の非磁性金属体の作用に
より比較的負荷の大きい領域へ素速く熱移動し伝熱面を
加熱する。伝熱面が一定温度以上になれば加熱量が素速
く減少し自己抑制作用が得られる。ヒータ加熱方式のO
N−OFF制御に比べて一時的にも過熱状態にオーバー
シュートすることもないため焦げ付きやこびり付きが軽
減される。またヒータ加熱方式と比べても加熱効率も高
い。
【0017】また請求項2記載のように処理容器を温風
加熱する空気加熱手段と、前記処理容器内で発生した処
理ガスを吸い込み、前記空気加熱手段を介して再び前記
処理容器へ吹き込む温風循環手段と、前記処理容器内の
処理ガスを外気へ排出するための排出手段を具備して乾
燥装置を構成とすることにより処理容器の上下、両面か
ら加熱されるため乾燥処理時間が短縮される。また含水
性処理物の攪拌機能と温風吹き付け機能が加わった構成
であっても含水性処理物が直接伝熱面に触れている部分
では特に焦げ付きやこびり付きを起こし易い部分でもあ
るが、そのような焦げ付きやこびり付きが起きないよう
に、所謂温度が一定温度以上になると自己温度制御部材
の磁性金属体の作用により透磁率の減少と同時に磁気抵
抗が増大し誘導加熱手段の結合率が低下し、磁性金属体
へ入力される電力も減少すと言う加熱量の自己抑制作用
が得られる。
【0018】また請求項3記載のように含水性処理物の
負荷に応じて変化する前記誘導加熱手段の電力または電
流または電圧を以って、空気加熱手段の加熱量を制御す
る加熱制御回路を前記制御手段に具備した構成とするこ
とにより含水性処理物の水分がまだ沸騰しない段階では
誘導加熱手段の電力または電流または電圧を最も大きい
所定の値で動作させ、これらに対応して空気加熱手段の
加熱容量も大きい容量で運転させることによって速い段
階から沸騰させ乾燥処理時間を短縮する効果が得られ
る。また沸騰後の含水性処理物の状態は、周囲の自由水
の気化潜熱段階であり温度が安定状態で推移するため誘
導加熱手段の電力または電流または電圧の値はほぼ一定
幅で推移する傾向にある。これらの傾向を捉えて空気加
熱手段の加熱容量を下げON−OFF制御の通電率を上
げることにより最適な制御が可能になる。また乾燥の初
期段階では含水性処理物の一部が乾き始めると同時に中
身から気化潜熱して細孔内を蒸発拡散して表面に移動し
乾燥する減湿乾燥段階になる。含水性処理物の熱抵抗が
乾燥速度を左右するため、空気加熱手段の加熱容量をむ
しろ大きくし前記細孔内の熱移動を活性化させることが
望ましい。したがってその段階では誘導加熱手段の電力
または電流または電圧が次第に減少する傾向になるた
め、この傾向を捉えて空気加熱手段の加熱容量を制御す
ることが可能になる。
【0019】また含水性処理物の表面がぼぼ乾燥が進行
し、主に含水性処理物の中身の気化潜熱に入った乾燥終
了段階になり、この段階の誘導加熱手段の入出力の電力
または電流または電圧は、さらに低下し、その減少率の
勾配が緩やかな傾向になる。この段階になると空気加熱
手段の加熱容量はむしろ大きくなり過ぎているため前記
誘導加熱手段の電力または電流または電圧の低下傾向
や、その減少率を捉えて、空気加熱手段の加熱容量を小
さくし、適切な加熱容量で運転する制御が可能になる。
【0020】また請求項4記載のように含水性処理物の
負荷に応じて変化する前記誘導加熱手段の電力または電
流または電圧を以って、温風循環手段の送風量を制御す
る温風制御回路を前記制御手段に具備した構成とするこ
とにより、含水制処理物の水分がまだ沸騰しない段階や
沸騰後の段階では温風風量を大きくして含水性処理物の
中身まで温風熱量を浸透させ蒸発を活性化さるためには
空気加熱手段の加熱容量を大きくする方法以外に温風風
量を大きくし、温風による攪拌能力を高めることにあ
り、この結果乾燥処理時間を短縮化できる。この段階の
誘導加熱手段の電力または電流のたは電圧の値は高目で
推移し、また沸騰中の含水性処理物の状態は、含水性処
理物周辺の気化潜熱状態になり、ほぼ一定幅で推移する
傾向にある。
【0021】これらの値を捉えて温風風量を大きくし温
風による攪拌能力を高める制御が可能になる。
【0022】また乾燥段階の初期は含水性処理物の一部
が乾き始め含水性処理物の中身から気化潜熱して細孔内
を蒸発拡散して表面に移動し乾燥するようになる。この
段階では含水性処理物の熱抵抗が乾燥速度を左右するこ
とになる。このため空気加熱手段の加熱容量を大きくす
る方法以外に温風風量を大きくすることによって乾燥処
理時間を短縮することができるが、乾燥処理物の水分が
少なくなり、重量が軽くなるため一部乾燥した乾燥処理
物が舞い上がり排出手段の方へ進入し外気へ排出される
恐れも予想される。この段階の誘導加熱手段の電力また
は電流または電圧が次第に減少する傾向にある。これら
の傾向を捉えて温風循環手段の温風風量を押さえた制御
が可能になり、乾燥処理物の舞い上がりによる弊害は軽
減できる。
【0023】また含水性処理物の表面がぼぼ乾燥が進行
し、中身の気化潜熱のみに入った減湿乾燥段階になると
乾燥処理物の舞い上がり方が多くなり、それに伴う弊害
が逆に増大する。このため温風循環手段の風量をさらに
下げ乾燥処理物の舞い上がり方を押さえる必要がある。
この段階になると誘導加熱手段の電力または電流または
電圧は、さらに低下し、その減少率の勾配が緩やかな傾
向になる。これらの傾向捉えて温風循環手段の風量を適
切な風量に制御する制御手段が可能になる。
【0024】また請求項5記載のように含水性処理物の
負荷に応じて変化する前記誘導加熱手段の電力または電
流または電圧を以って、排出手段の風量を制御する排出
制御回路を前記制御手段に具備した構成とすることによ
り乾燥の初期段階では含水性処理物の一部が乾き始め含
水性処理物の中身から気化潜熱して細孔内を蒸発拡散し
て表面に移動し乾燥する形になり、この段階の乾燥処理
物は水分が少なくなり、重量が軽くなるため一部乾燥し
た乾燥処理物が舞い上がり排出手段の方へ進入し外気へ
排出される場合がある。
【0025】一方この段階では誘導加熱手段のの電力ま
たは電流または電圧が次第に減少する傾向になる。これ
らの傾向を捉えて排出手段の排出風量を押さえた制御が
可能になり乾燥処理物の舞い上がりと排出による弊害は
軽減できる。また含水性処理物の表面がぼぼ乾燥が進行
し、中身の気化潜熱のみに入った段階になると乾燥処理
物の舞い上がり方がさにら多くなり、それに伴う弊害が
逆に増大するため排出手段の風量をさらに下げ乾燥処理
物の舞い上がり方を押さえる必要があるが、この段階に
なると誘導加熱手段の電力または電流または電圧は、さ
らに低下し、その減少率の勾配が緩やかな傾向になる。
したがって、これらの傾向を捉えて排出手段の排出風量
を適切な風量に落とした制御が可能になる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を用い
て説明する。
【0027】図1において、30は実施例の乾燥装置を
示し、処理容器31と、第1、第2誘導加熱手段32、
33、攪拌手段34、温風循環手段35、排出手段3
6、液溜タンク37から成り、このうち、処理容器31
は、腐食性に強い非磁性金属体(たとえばステンレス
材:SUS304)からなる内容器38と、前記内容器
の側壁、底面には、磁界に反応し、磁性金属体の一種で
ある第1、第2感温金属体39、40と熱伝導性の良い
非磁性金属体(例えばアルミニウムあるいは銅)41、
42を、それぞれ重合させた第1、第2自己温度制御部
材43、44から構成される。また第1誘導加熱手段3
2は、第1電磁誘導発生部45と、これに対面して配設
された前記第1自己温度制御部材43と制御手段46か
らなり、内第1電磁誘導発生部45は、第1誘導コイル
47と、絶縁体48、第1電磁遮蔽部49を三層に重合
させ、外容器50(高分子プラスチックなど非磁性体物
質)の底面に着接して外容器と合わせて4層に構成され
る。また第2誘導加熱手段33は、第2電磁誘導発生部
51と、これに対面して配設された前記第2自己温度制
御部材44と前記制御手段46からなり、内第2電磁誘
導発生部51は、第2誘導コイル52と、第2電磁遮蔽
部(例えばフェライト材などの電磁性体)53を二層に
重合させ、前記外容器50の側壁に着接して外容器と合
わせて三層に構成される。
【0028】なお前記第2誘導コイル52と前記第2電
磁遮蔽部53との間に絶縁体を置いて三層に重合させ、
前記外容器50の側壁に着接して構成する方法もある
が、電気絶縁上、問題がなければ省略しても良く、ここ
では省略して外容器50と第2誘導コイル52、第2電
磁遮蔽部53の3層に構成されている。同様に底面の場
合も外容器50と第1誘導コイル47、絶縁体48、第
2電磁遮蔽部49を重合させ4層構成としているが、絶
縁上問題なければ絶縁体48を省略して外容器50と、
第1誘導コイル47、第1電磁遮蔽部49の3層構成と
してもよい。また攪拌手段34は、攪拌翼54と、第
1.第2伝動軸55、56と、前記処理容器38を介し
て前記第1伝動軸55を保持する第1軸受部57と、前
記前記外容器50を介して第2伝動軸56を保持する第
2軸受部58と、前記第2伝動軸56に伝動部59a、
59bを介して回転動力を与える回転動力源60から構
成される。
【0029】なお第1電磁遮蔽部49は、前記第1誘導
コイル47の下方向の物質に第1誘導コイル47から発
生する磁界の影響を防止するために配設された第1電磁
性体61(例えばフェライト材など)と、加えて第1、
第2軸受部57、58が前記第1誘導コイル47から発
生する磁界の影響を受けて発熱しないように第1、第2
軸受部57、58と前記第1誘導コイル47の間に前記
第1電磁性体61に近接して設けた第2電磁性体62
(フェライト材など)から構成される。
【0030】また、温風循環手段35は、処理容器38
内の処理ガスを吸い込み、再加熱し、再び処理容器内に
戻すように空気加熱手段63、送風循環ファン64から
処理容器38内を循環するように構成される。また排出
手段36は、処理容器38の一部から処理ガスを排出し
一旦脱臭を行った後外気へ強制的に排出するために排出
通路65、脱臭手段66、排出経路67と排出ファン68を
接続して構成される。液溜タンク37は、脱臭手段66
に向う間に凝縮された処理ガスの凝縮液を一時的に溜め
るために着脱容易に構成されている。また外気が外気導
入口69から第1、第2電磁誘導発生部45、51を通流
し形成される冷却通路70と、前記冷却通路70を経て外
気導入路71を配した構成としている。第1、第2電磁
誘導発生部45、51の冷却し、第1、第2電磁誘導発
生部45、51の熱で暖めらた空気は外気導入路71を
介して温風循環手段35の処理ガスと合流する構成とし
ている。
【0031】また制御手段46は、図2に示すように駆
動電源(たとえば商用電源)がインプットされる入力回
路72と、前記入力回路72の出力を基に所定の制御信
号に変換される制御回路73と、前記制御回路73を経
て誘導加熱手段32、33を駆動し処理容器38を加熱
する出力回路74(インバータ回路などが含む)と、空
気加熱手段63に近接された温度センサ75の出力を以
って前記入力回路72にインプットされ、制御回路7
3、出力回路74を経て加熱制御回路77を駆動し空気
加熱手段63を所定容量の加熱とON―OFF制御を行
う回路と、第1、第2誘導加熱手段32、33の電力ま
たは電流または電圧に対応する出力回路74の電力また
は電流または電圧を基に排出制御回路76を介して排出
手段36を、あるいは加熱制御回路77を介して空気加
熱手段63を、あるいは温風制御回路78を介して温風
循環手段35の送風循環ファン64を制御する回路と、
乾燥判別回路79を介して入力回路72または出力回路
74を制御し誘導加熱手段32、33または空気加熱手
段63を遮断するする回路から構成されている。
【0032】次に動作、作用について説明すると、処理
容器38に収納された含水性処理物は、第1、第2誘導
加熱手段32、33と分割された誘導加熱手段の作動に
よって第1、第2自己温度制御部材43、44にうず電
流損失を誘引し、これに応じた自己発熱によって内容器
38の底面と側壁から加熱される。第1、第2感温金属
39、40には温度が一定温度以上になると透磁率が急
激に減少するキュリー点を有しする材料であるためキュ
リー点もしくはキュリー点近傍の温度を設定温度に合わ
せると、加熱温度が設定温度を超えた場合感温金属体
(39、40)の透磁率が急激に減少し磁気抵抗が上昇
する。
【0033】この結果、磁束は感温金属体(39、4
0)の方には流れ難く、非磁性金属体(41、42)の
方へ流れ易くなり、さらに非磁性金属体(41、42)
に電気抵抗が感温金属体(39、40)に比べて約10
分の1から100分の1程度低い銀、アルミ、銅を用い
ると、渦電流は極めて多く流れるが、この電流増加を制
御手段46の出力回路74で検知し、出力を抑制する制
御が行われる。
【0034】このため、うず電流損失は入力の抑制と非
磁性金属体(41、42)の低い電気抵抗の相乗作用に
より急激に小さくなり、同時に加熱温度も急激に低下す
る。加熱温度が設定温度以下になると、感温金属体(3
9、40)の透磁率が急激に上昇し磁気抵抗が減少す
る。
【0035】この結果、磁束は感温金属体(39、4
0)の方に流れ易くなり、非磁性金属体(41、42)
の方へ流れ難くなる。この結果感温金属体(39、4
0)の電気抵抗が大きいたいめ、うず電流が小さくなる
が出力回路74からの出力は逆に増大する方向に作用す
るため加熱温度を上昇させることができる。したがって
処理物が第1、第2自己温度制御部材43、44上位置
より多く収納され加熱されている段階では、第1、第2
誘導加熱手段32、33は最大のパアーで運転される。
【0036】また次第に処理物が減湿され容積が減少
し、第2自己温度制御部材44の位置より下がってくる
と第2自己温度制御部材44の温度が上昇し設定温度よ
り超える場合が多くなり、第2感温金属体40の透磁率
が急激に減少し磁気抵抗が上昇する。このため前記した
自己温度制御部材と同様の作用により第2誘導加熱手段
33の出力は次第に減少し温度が設定温度になるように
制御される。
【0037】さらに処理物が減湿し容積が減少し第1自
己温度制御部材43の位置よりも低くなると第1自己温
度制御部材43の温度の方も上昇し設定温度を超える場
合が多くなり、第1感温金属体39の透磁率が急激に減
少し磁気抵抗が上昇する。したがって前記した自己温度
制御部材と同様の作用により第1誘導加熱手段32の出
力は次第に減少し設定温度の近傍になるように制御され
る。
【0038】このように感温金属体だけでも自己温度制
御作用はある。すなわち感温金属体の透磁率が急激に減
少し磁気抵抗が上昇するため磁束が流れ難くなると同時
に電気抵抗が大きくなるため渦電流が小さくなる方向に
作用し、渦電流損失も小さくなり、この結果加熱温度も
低くなり自己温度制御作用が得られる。感温金属体だけ
の自己温度制御部材の場合は若干熱伝導性が悪く熱応答
性も低いため容器の小さい小容量型の乾燥に向いている
と言える。
【0039】本実施例の前記の自己温度制御部材43、
44では、熱伝導性の良い非磁性金属体41、42が配
設されているため伝熱面に接する処理物の負荷変化に対
し素速い熱応答性が得られる。特に処理容器の大きい大
容量型の乾燥に適している。
【0040】一方温風循環手段35においては、第1処
理容器38内で発生した処理ガスは送風循環ファン64
によって空気加熱手段63を介して再加熱され、温風化
された処理ガスは、第1処理容器38内で容器上方から
の吹き降ろしと循環が繰り替えし行われ処理物も同様に
繰り替えし加熱される。さらに攪拌手段34が加わるこ
とによって処理物への熱の浸透性が良くなり乾燥速度を
高める作用が得られる。
【0041】また排出手段36では、処理容器38から
水蒸気を含んだ処理ガスを一旦脱臭手段66で脱臭した
後、外気へ強制的に排出することによって自然排出に比
べて乾燥速度を速める働きを持っている。また外気導入
口69から冷却通路70を流れ第1、第2電磁誘導発生
部45、51からの発熱を冷却し、ここで温められた空
気が外気導入路71を経て温風循環手段35で処理ガス
と合流し、さらに空気加熱手段63で再加熱された後、
処理物加熱に利用される。したがって乾いた温風加熱作
用により乾燥促進が図られる。
【0042】また液溜タンク37では、処理ガスの一部
が排出される間に凝縮され滴下する処理液を一時的に溜
め匂いの拡散を抑えている。
【0043】また制御手段73は次のような作用と制御
が行われる。まず駆動電源(たとえば商用電源)が入力
回路72にインプットされると、入力回路72の出力に
基に制御回路73で所定の制御信号に変換され出力回路
74を介して誘導加熱手段32、33が作動し処理容器
38が加熱される。空気加熱手段63に近接された温度
センサ75の出力によって前記空気加熱手段63の温風
温度が上昇し一定の設定温度に達すると温度センサ75
の出力値によって入力回路72、制御回路73、出力回
路74を経て加熱制御回路77から空気加熱手段63を
ON―OFF制御する。
【0044】また第1、第2誘導加熱手段32、33の
電力または電流または電圧は含水性処理物の負荷に応じ
て、所謂乾燥の進行や攪拌によって含水性処理物が加熱
面に置かれている状況に応じて変化し、これに対応して
出力回路74の電力または電流または電圧をも変化す
る。これらの電力または電流または電圧の値を以って排
出制御回路76を介して排出手段36を、あるいは加熱
制御回路77を介して空気加熱手段63を、あるいは温
風制御回路78を介して温風循環手段35を制御すると
共に乾燥判別回路79を介して入力回路72または出力
回路74を介して空気加熱手段63または誘導加熱手段
32、33を遮断する作用が得られる。
【0045】また送風純化ファンの吸気作用を利用して
外気導入路71を通流する外気を吸い込み、処理容器内
の循環温風風量と合流させ、乾燥速度を上げる効果があ
ると共に吸気ファンをベット配置し、前記誘導加熱手段
32、33の電力または電流または電圧を以って吸気フ
ァンの制御が可能になる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
係る乾燥装置は、厨芥物等含水性処理物を収納する処理
容器と、前記処理容器を加熱するための誘導加熱手段
と、処理容器の加熱面に誘導加熱手段によって自己発熱
し、一定温度以上で自己温度抑制作用が働く自己温度制
御部材を配設した前記処理容器と、前記誘導加熱手段を
駆動制御する制御手段と、含水性処理物の負荷に応じて
変化する前記誘導加熱手段の電力または電流または電圧
を以って、乾燥度合いを判定する乾燥判別回路を前記制
御手段に具備した構成としてある。
【0047】これは熱効率の高い誘導加熱方式であるこ
と、また含水性処理物の負荷が小さくなり、加熱面が一
定温度以上にならないように自己温度制御部材の自己抑
制作用が働き、ヒータ加熱方式のON−OFF制御に比
べて一時的にも過熱状態にオーバーシュートすることが
ないため焦げ付きやこびり付きが軽減されることと、さ
らに厨芥物等の含水性処理物の顕熱における温度上昇段
階と、気化潜熱による蒸発段階、乾燥段階の含水制処理
物の中身からの気化潜熱と移動、そして蒸発と言う減湿
乾燥段階と、乾燥終了段階の含水性処理物の熱負荷減少
段階を経る過程で、攪拌機能と温風循環風量、排出風量
の変化に伴う含水性処理物の熱負荷変化を、前記誘導加
熱手段の電力または電流または電圧またはこれらの変化
値を以って認識し、各段階の乾燥度合いを判定しながら
乾燥終了制御ができるため焦げ付きやこびり付きが軽減
される。この結果信頼性の高い、省エネ形の乾燥処理効
果が得られる。
【0048】また請求項2記載に係る乾燥装置は、前記
の誘導加熱手段に加えて処理容器を温風加熱する空気加
熱手段と、前記処理容器内で発生した処理ガスを前記空
気加熱手段で再加熱し前記処理容器へ吹き込む温風循環
形の温風循環手段と、前記処理容器内の処理ガスを外気
へ排出するための排出手段を具備して乾燥装置を構成と
することにより処理容器の上下、両面から加熱されるた
め乾燥処理時間が短縮される。また含水性処理物の攪拌
機能と温風吹き付け機能が加わった構成であっても含水
性処理物が直接伝熱面に触れている部分での焦げ付きや
こびり付きが起こさないように、所謂温度が一定温度以
上になると自己温度制御部材の磁性金属体の作用により
加熱量の自己抑制作用が得られる。
【0049】また請求項3記載にかかる乾燥装置は、含
水性処理物の負荷に応じて変化する誘導加熱手段の電力
または電流または電圧を以って、空気加熱手段の加熱量
を制御する加熱制御回路を前記制御手段に具備した構成
としてあるため含水制処理物の水分がまだ沸騰しない顕
熱温度上昇段階、含水性処理物の気化潜熱における蒸発
段階と、含水性処理物の中身から気化潜熱して細孔内を
蒸発拡散して表面に移動し乾燥する減湿乾燥段階、乾燥
終了段階の熱負荷変化を誘導加熱手段の電力または電流
または電圧の各値またはその変化量で捉えて各段階毎に
適切に空気加熱手段の加熱容量の制御ができる。この結
果乾燥速度の促進、焦げ付きやこびり付きの軽減、最適
加熱容量の制御による省エネ等の効果が得られる。
【0050】また請求項4記載に係る乾燥装置は、含水
性処理物の負荷に応じて変化する前記誘導加熱手段の電
力または電流または電圧を以って、温風循環手段の送風
量を制御する温風制御回路を前記制御手段に具備した乾
燥装置の構成としてあるため、含水制処理物の水分がま
だ沸騰しない顕熱温度上昇段階、含水性処理物の気化潜
熱における蒸発段階と、含水性処理物の中身から気化潜
熱して細孔内を蒸発拡散して表面に移動し乾燥する減湿
乾燥段階、乾燥終了段階の熱負荷変化を誘導加熱手段の
電力または電流または電圧の各値またはその変化量で捉
えて各段階毎に温風風量を適切に制御が可能になる。こ
の結果加熱熱量の含水性処理物への伝達促進、気化潜熱
の蒸発の活性化、乾燥段階の乾燥処理物の舞い上がりに
よる弊害防止等の効果が得られる。
【0051】また請求項5記載にかかる乾燥装置は、含
水性処理物の負荷に応じて変化する前記誘導加熱手段の
電力または電流または電圧を以って、排出手段の風量を
制御する排出制御回路を前記制御手段に具備した構成と
することにより含水制処理物の水分がまだ沸騰しない顕
熱温度上昇段階、含水性処理物の気化潜熱における蒸発
段階と、含水性処理物の中身から気化潜熱して細孔内を
蒸発拡散して表面に移動し乾燥する減湿乾燥段階、乾燥
終了段階の熱負荷変化を誘導加熱手段の電力または電流
または電圧の各値またはその変化量で捉えて各段階毎に
排出風量を適切に制御が可能になる。この結果気化潜熱
の蒸発量の排出促進による乾燥速度のアップ、乾燥した
乾燥処理物の舞い上がりに伴って一部排出手段によって
外気へ排出される弊害の軽減等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における乾燥装置の構成図
【図2】同乾燥装置の制御手段のブロック図
【図3】従来の厨芥物処理機の構成図
【符号の説明】
31 処理容器 32、33 第1、第2誘導加熱手段 35 温風循環手段 36 排出手段 39、40 第1、第2感温金属体 41、42 第1、第2非磁性金属体 43、44 第1、第2自己温度制御部材 46 制御手段 63 空気加熱手段 76 排出制御回路 77 加熱制御回路 78 温風制御回路 79 乾燥判別回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 元治 伸夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 井崎 潔 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L113 AA07 AB02 AB05 AC13 AC45 AC46 AC51 AC53 AC57 AC58 AC59 AC63 AC67 BA01 CA08 CA20 DA02 DA05 DA10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】含水性処理物を収納する処理容器と、前記
    処理容器に設けた加熱する誘導加熱手段と、前記誘導加
    熱手段によって自己発熱するキュリー温度を有する磁性
    金属体と熱伝導性の高い非磁性金属体からなる自己温度
    制御部材と、前記誘導加熱手段を駆動制御する制御手段
    とを備え、前記制御手段は含水性処理物の負荷に応じて
    変化する前記誘導加熱手段の電力または電流または電圧
    を以って、乾燥度合いを判別する乾燥判別回路を有する
    構成とした乾燥装置。
  2. 【請求項2】処理容器を温風加熱する空気加熱手段と、
    前記処理容器内で発生した処理ガスを吸い込み、前記空
    気加熱手段を介して再び前記処理容器へ吹き込む温風循
    環手段と、前記処理容器内の処理ガスを外気へ排出する
    ための排出手段を具備して成る請求項1記載の乾燥装
    置。
  3. 【請求項3】含水性処理物の負荷に応じて変化する誘導
    加熱手段の電力または電流または電圧を以って、空気加
    熱手段の加熱量を制御する加熱制御回路を前記制御手段
    に具備して成る請求項1または請求項2記載の乾燥装
    置。
  4. 【請求項4】含水性処理物の負荷に応じて変化する誘導
    加熱手段の電力または電流または電圧を以って、温風循
    環手段の送風量を制御する温風制御回路を前記制御手段
    に具備して成る請求項1または請求項2記載の乾燥装
    置。
  5. 【請求項5】含水性処理物の負荷に応じて変化する誘導
    加熱手段の電力または電流または電圧を以って、排出手
    段の風量を制御する排出制御回路を前記制御手段に具備
    し成る請求項1または請求項2記載の乾燥装置。
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