JP2000110172A - ユニット建物用アンカーボルト及び該アンカーボルトの施工方法 - Google Patents

ユニット建物用アンカーボルト及び該アンカーボルトの施工方法

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JP2000110172A
JP2000110172A JP10285035A JP28503598A JP2000110172A JP 2000110172 A JP2000110172 A JP 2000110172A JP 10285035 A JP10285035 A JP 10285035A JP 28503598 A JP28503598 A JP 28503598A JP 2000110172 A JP2000110172 A JP 2000110172A
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Yoshihiro Itami
義浩 伊丹
Hisaichi Hoshino
寿市 星野
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SANEI SHOJI KK
Sekisui Chemical Co Ltd
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SAN EI TRADING CO Ltd
SANEI SHOJI KK
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユニット建物を構成する建物ユニット相互間の
位置関係の精度を向上させることが出来るユニット建物
用アンカーボルト及び該アンカーボルトの施工方法を提
供する。 【解決手段】複数の建物ユニット13,14を隣接させ
て基礎11上に載置する際、基礎11に各建物ユニット
13,14を固定する複数の引き抜き力対抗アンカーボ
ルト本体17,18及び剪断力対抗アンカーボルト本体
19,20を予め立設させるユニット建物用アンカーボ
ルト15である。基礎11内で隣接する複数の建物ユニ
ット113,14載置位置に跨って延設される丸鋼材1
6に、引き抜き力対抗アンカーボルト本体17,18及
び剪断力対抗アンカーボルト本体19,20が、所定間
隔を置いて固着させて予め一体とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、基礎に予めアン
カーボルトを立設させて、建物ユニットをこのアンカー
ボルトに固定するユニット建物用アンカーボルト及び該
アンカーボルトの施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の建物用アンカーボルト及び該アン
カーボルトの施工方法としては、図8に示すようなもの
が知られている。
【0003】このような従来の建物用アンカーボルトで
は、基礎1内に、この基礎1延設方向(紙面上下方向)
に沿って平行に配設された断面略L字型の型鋼材2が埋
設されている。
【0004】この型鋼材2には、複数の長尺ボルト3…
が所定間隔をおいて直交させて固定されている。
【0005】これらの長尺ボルト3…のうち、ネジ部を
形成した先端部3aが前記基礎1の上面部1aから上方
へ向けて突設されている。
【0006】そして、この基礎1上に載置される建物下
部に、この先端部3aを挿通してナット等の締結部材を
用いて締結固定することにより、基礎1上に建物を固定
するようにしている。 また、他のこの種のものとして
は、特開昭53−25009号公報等に記載されている
様なものが知られている。
【0007】このような従来のものでは、建物として、
複数の建物ユニットを組み合わせて構成されるユニット
建物を固定する際、例えば、各建物ユニット毎に前記型
鋼材2から、所定間隔を置いて略直線上に突設される長
尺ボルト3…を用いて、固定する方法が知られている。
このため、各建物ユニットに設けられた固定用の孔
が、複数となっても、位置合わせを容易に行えて、施工
作業性が良好である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された従来のアンカーボルト施工方法では、各
建物ユニット毎に前記型鋼材2から、所定間隔を置いて
略直線上に突設される長尺ボルト3…が用いられて、固
定されている。
【0009】このため、建物ユニット相互の位置関係の
精度は、各型鋼材2,2の基礎1埋設位置間精度に依存
してしまうといった問題があった。
【0010】そこで、本発明の目的は、上記の問題点を
解消し、ユニット建物を構成する建物ユニット相互間の
位置関係の精度を向上させることが出来るユニット建物
用アンカーボルト及び該アンカーボルトの施工方法を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本願発明の請求項1に記載されたものでは、複数の建物
ユニットを隣接させて基礎上に載置する際、該基礎に前
記各建物ユニットを固定する複数のアンカーボルト本体
を予め立設させるユニット建物用アンカーボルトであっ
て、前記基礎内で前記隣接する複数の建物ユニット載置
位置に跨って延設されて、前記アンカーボルト本体を、
所定間隔を置いて各々固着させて一体とした位置決め手
段を設けたユニット建物用アンカーボルトを特徴として
いる。
【0012】このように構成された請求項1記載のもの
では、前記基礎内で位置決め手段が、隣接する複数の建
物ユニット載置位置に跨って延設されている。
【0013】このため、該位置決め手段に所定間隔を置
いて複数固着させられた各アンカーボルト本体に、隣接
する建物ユニットを載置する際に固定すると、建物ユニ
ット相互間が、良好な位置決め精度によって組み合わせ
られてユニット建物が構成され、相互位置関係の精度を
向上させることが出来る。
【0014】また、請求項2に記載されたものでは、前
記アンカーボルト本体は、少なくとも各2本、前記各建
物ユニットの載置位置に対応させて前記位置決め手段に
固着されているユニット建物用アンカーボルトを特徴と
している。
【0015】このように構成された請求項2記載のもの
では、ユニット建物用アンカーボルトの前記アンカーボ
ルト本体が、少なくとも各2本、前記各建物ユニットの
載置位置に対応させて前記位置決め手段に固着されてい
る。
【0016】このため、例えば、何れか一方のアンカー
ボルト本体を平面内での位置決め用として用いて、引き
抜き方向の応力に対応するように構成された他方のアン
カーボルト本体を正確に取り付け孔に導かせることが出
来る。
【0017】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記位置決め手段は、丸棒状の鉄筋である請求項1又は
2記載のユニット建物用アンカーボルトを特徴としてい
る。
【0018】このように構成された請求項3記載のもの
では、前記位置決め手段が、丸棒状の鉄筋であるので、
アンカーボルト本体を容易に所定間隔で固定できると共
に、製造コストの増大を抑制できる。
【0019】また、請求項4に記載されたものでは、複
数の建物ユニットを隣接させて基礎上に載置する際、該
基礎に複数のアンカーボルト本体を立設させて、該アン
カーボルト本体に前記各建物ユニットを固定するユニッ
ト建物用アンカーボルトの施工方法であって、前記アン
カーボルト本体を、該位置決め手段に所定間隔を置いて
複数固着させて予め一体とすると共に、前記隣接する複
数の建物ユニット載置位置に跨って延設される位置決め
手段を前記基礎内に埋設して、各建物ユニットに、各ア
ンカーボルト本体を対応させて固着させるユニット建物
用アンカーボルトの施工方法を特徴としている。
【0020】このように構成された請求項4記載のもの
では、複数の建物ユニットを隣接させて基礎上に載置す
る。この際、前記アンカーボルト本体を、該位置決め手
段に所定間隔を置いて複数固着させて予め一体としてい
るので、該基礎に立設される複数のアンカーボルト本体
が、該位置決め手段に沿って所望の位置から上方へ突設
する。
【0021】従って、該各アンカーボルト本体に前記各
建物ユニットを固定することにより、建物ユニット間相
互の位置精度が良好なものとなる。
【0022】そして、請求項5に記載されたものでは、
前記アンカーボルト本体を、少なくとも各2本、前記各
建物ユニット載置位置に対応させて前記位置決め手段に
固着して前記基礎から立設させる請求項4記載のユニッ
ト建物用アンカーボルトの施工方法を特徴としている。
このように構成された請求項5記載のものでは、前記
アンカーボルト本体が、少なくとも各2本、前記各建物
ユニット載置位置に対応させて前記位置決め手段に固着
して前記基礎から立設されているので、該アンカーボル
ト本体に前記各建物ユニットを固定する際、例えば、何
れか一方のアンカーボルト本体を平面内での位置決め用
として用いて、引き抜き方向の応力に対応するように構
成された他方のアンカーボルト本体を正確に取り付け孔
に導かせることが出来る。
【0023】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態1について、図面を参照しつつ説明する。
【0024】図1乃至図6は、この発明の実施の形態1
を示すものである。
【0025】まず、構成を説明すると、この実施の形態
1のユニット建物用アンカーボルト及び該アンカーボル
トの施工方法では、施工現場の敷地内に、コンクリート
によって基礎11が形成されている。
【0026】この基礎11上には複数の略箱形の建物ユ
ニット13,14等を隣接させて載置することにより、
概略ユニット建物12が構成されている。この基礎11
は、断面略凸字形状を呈して、平板で長尺状の基部11
bを地中に埋設すると共に、この基部11b巾方向略中
央位置から上方へ突設される突条部11cを設けてい
る。そして、この突条部11cを地表から露呈させて、
略平面状の上面部11aに前記各建物ユニット13,1
4を載置するように構成している。
【0027】この基礎11内には、図2に示すようなア
ンカーボルト15が埋設されている。
【0028】このアンカーボルト15には、主に、位置
決め手段としての丸棒状の鉄筋により構成されて、前記
基礎11の延設方向に沿って前記隣接する複数の建物ユ
ニット13,14載置位置に跨って延設される丸鋼材1
6が埋設されている。また、このアンカーボルト15に
は、前記各建物ユニットを固定する複数のアンカーボル
ト本体としての一対の引き抜き力対抗アンカーボルト1
7,18及びこれらの引き抜き力対抗アンカーボルト本
体17,18両側に一対設けられるアンカーボルト本体
としての剪断力対抗アンカーボルト本体19,20とが
予め所定間隔を置いて直線上となるように前記丸鋼材1
6に直交されて予め溶接により一体に立設されている。
【0029】これらのアンカーボルト本体17〜20に
は、各上端部周囲に雄ネジ部17a〜20aが形成され
ている。また、このアンカーボルト本体17〜20の各
基部17b〜20bは、上方に向けて折曲されて、前記
丸鋼材16の下面側から溶接されている。
【0030】そして、この基礎1上に載置される前記建
物ユニット13,14下部には、図5及び図6に示すよ
うに、これらの雄ネジ部17a,19a及び18a,2
0aの先端を挿通してナット21,ワッシャ22及びジ
ベル部材23等の締結部材を用いて各々締結固定する取
り付け孔24,25が各々形成された土台26,26が
設けられている。
【0031】これらの土台26には、床根太27及びコ
ーナー部に装着される箱状金物28を介して床部を形成
する平板状の床面材29が装着されている。
【0032】また、前記箱状金物28配設部分では、壁
面パネル部材30の壁下枠材31から立設された柱材3
2が、側面に鋲着されたホールダウン金物33を介し
て、長尺ボルト部材34及びナット35により、コーナ
部に固定されると共に、この柱材32から所定間隔を置
いて、長尺状を呈する壁縦枠材36…が、この壁面パネ
ル部材30内に位置するように立設されていて、この壁
面パネル部材30と共に、前記各建物ユニット13,1
4を前記基礎11上に固定するように構成されている。
【0033】次に、この実施の形態1の作用について説
明する。
【0034】この実施の形態1では、図2に示すように
予め、前記引き抜き力対抗アンカーボルト本体17,1
8及び剪断力対抗アンカーボルト本体19,20を、前
記丸鋼材16に所定間隔を置いて固着させて一体とした
アンカーボルト15を、前記基礎11構築時に基礎11
内の前記建物ユニット13,14双方が隣接する位置に
跨って埋設する。
【0035】前記引き抜き力対抗アンカーボルト本体1
7,18及び剪断力対抗アンカーボルト本体19,20
の各雄ネジ部17a〜20a先端は、前記丸鋼材16に
沿って所望の位置から上方へ突設される。
【0036】次に、これらの各アンカーボルト本体1
7,19の各雄ネジ部17a,19a先端を、ユニット
建物13載置時に、土台26の取り付け孔24,25に
挿通して、前記ナット21,ワッシャ22及びジベル部
材23を用いて螺合固着させることにより前記建物ユニ
ット13が固定される。
【0037】また、隣接するユニット建物14載置時に
は、前記各アンカーボルト本体18,20の各雄ネジ部
18a,20a先端を、土台26の取り付け孔24,2
5に挿通して、前記ナット21,ワッシャ22及びジベ
ル部材23を用いて螺合固着させることにより前記建物
ユニット14が固定される。従って、隣接する両建物ユ
ニット13,14間相互の位置精度が良好なものとな
る。
【0038】また、この実施の形態1では、ユニット建
物用アンカーボルト15の前記アンカーボルト本体17
等が、少なくとも各2本、前記各建物ユニット13,1
4の載置位置に対応させて前記丸鋼材16に所定間隔を
置いて固着されている。
【0039】このため、例えば、一方の剪断力対抗アン
カーボルト本体19,又は20を平面内での位置決め用
として用いて、引き抜き方向の応力に対応するように構
成された他方の引き抜き力対抗アンカーボルト本体1
7,又は18を正確に取り付け孔24に導かせることが
出来る。このように、両端の剪断力対抗アンカーボルト
本体19,20を所定位置から基礎11上方へ突設させ
ることにより、中間部に位置する前記引き抜き力対抗ア
ンカーボルト本体17,18の正確な位置決めがおこな
われて、両建物ユニット13,14相互関係の精度向上
に寄与する。従って更に施工作業性が良好である。
【0040】そして、この実施の形態1では、前記丸鋼
材11が、丸棒状の鉄筋であるので、各アンカーボルト
本体17〜20を容易に所定間隔で溶接によって固定で
きると共に、製造コストの増大を抑制できる。例えば、
一方の剪断力対抗アンカーボルト本体19,又は20
と、引き抜き方向の応力に対応するように構成された他
方の引き抜き力対抗アンカーボルト本体17,又は18
とが、用途の相違により異なる異径のアンカーボルト本
体であっても、所望の位置に固定可能である。
【0041】また、この実施の形態1では、前記アンカ
ーボルト本体17〜20の各基部17b〜20bは、上
方に向けて折曲されて、前記丸鋼材16の下面側から溶
接されている。
【0042】このため、例えば、前記アンカーボルト本
体17〜20の各基部17b〜20b下面を前記丸鋼材
16の上面にそのまま溶接することにより、剥離方向に
引き抜き力が作用するものに比して、建物ユニット1
3,14の引き抜き力が、各基部17b〜20bの上端
面から前記丸鋼材16の下面側へ向けて接合方向に作用
する。従って、更に所望の引き抜き力に対抗する強度を
容易に得ることが出来る。
【0043】
【実施の形態2】図7は、本願発明の実施の形態2のユ
ニット建物用アンカーボルト及び該アンカーボルトの施
工方法を示すものである。なお、前記実施の形態1と同
一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明す
る。
【0044】この実施の形態2のユニット建物用アンカ
ーボルト115は、位置決め手段としての丸鋼材116
を、両建物ユニット13,14の略全巾と略同一長さと
なるように基礎111内で延設して、両端に、前記剪断
力対抗アンカーボルト本体19,20を固着させてい
る。
【0045】このように構成された実施の形態2のユニ
ット建物用アンカーボルト及び該アンカーボルトの施工
方法では、各建物ユニット13,又は14内で前記剪断
力対抗アンカーボルト本体19,20を挿通する取り付
け孔25,25を取り付け孔24,24と略対称で、対
向するコーナ部近傍に位置させることが出来る。
【0046】このため更に、建物ユニット13,14相
互間が、良好な位置決め精度によって組み合わせられて
ユニット建物12が相互位置関係の精度を向上させて構
成できる。
【0047】他の構成、及び作用効果については、前記
実施の形態1と略同様であるので、説明を省略する。
【0048】以上、この発明の実施の形態1,2を図面
により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態
1,2に限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設
計の変更等があってもこの発明に含まれる。
【0049】例えば、前記実施の形態1,2では、各建
物ユニット13,14に2本ずつ固定されるように剪断
力対抗アンカーボルト本体19,又は20及び引き抜き
力対抗アンカーボルト本体17,又は18を、前記丸鋼
材16,又は116に固着させてアンカーボルト15,
115を構成しているが、特にこれに限らず、例えば、
各建物ユニット13,14に3本ずつ固定されるように
合計6本のアンカーボルト本体を位置決め手段に固着さ
せる等、少なくとも各2本、前記各建物ユニットの載置
位置に対応させて前記位置決め手段に固着されるもので
あるならば、アンカーボルト本体の数量、形状、材質及
び基礎11からの突設量が、前記実施の形態1,2に限
定されるものではない。
【0050】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1記載のものによれば、前記基礎内で位置決め手段
が、隣接する複数の建物ユニット載置位置に跨って延設
されている。
【0051】このため、該位置決め手段に所定間隔を置
いて複数固着させられた各アンカーボルト本体に、隣接
する建物ユニットを載置する際に固定すると、建物ユニ
ット相互間が、良好な位置決め精度によって組み合わせ
られてユニット建物が構成され、相互位置関係の精度を
向上させることが出来る。
【0052】また、請求項2に記載されたものでは、ユ
ニット建物用アンカーボルトの前記アンカーボルト本体
が、少なくとも各2本、前記各建物ユニットの載置位置
に対応させて前記位置決め手段に固着されている。
【0053】このため、例えば、何れか一方のアンカー
ボルト本体を平面内での位置決め用として用いて、引き
抜き方向の応力に対応するように構成された他方のアン
カーボルト本体を正確に取り付け孔に導かせることが出
来る。
【0054】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記位置決め手段が、丸棒状の鉄筋であるので、アンカ
ーボルト本体を容易に所定間隔で固定できると共に、製
造コストの増大を抑制できる。
【0055】また、請求項4に記載されたものでは、複
数の建物ユニットを隣接させて基礎上に載置する。この
際、前記アンカーボルト本体を、該位置決め手段に所定
間隔を置いて複数固着させて予め一体としているので、
該基礎に立設される複数のアンカーボルト本体が、該位
置決め手段に沿って所望の位置から上方へ突設する。
【0056】従って、該各アンカーボルト本体に前記各
建物ユニットを固定することにより、建物ユニット間相
互の位置精度が良好なものとなる。
【0057】そして、請求項5に記載されたものでは、
前記アンカーボルト本体が、少なくとも各2本、前記各
建物ユニット載置位置に対応させて前記位置決め手段に
固着して前記基礎から立設されているので、該アンカー
ボルト本体に前記各建物ユニットを固定する際、例え
ば、何れか一方のアンカーボルト本体を平面内での位置
決め用として用いて、引き抜き方向の応力に対応するよ
うに構成された他方のアンカーボルト本体を正確に取り
付け孔に導かせることが出来る、という実用上有益な効
果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のユニット建物用アンカ
ーボルト及び該アンカーボルトの施工方法を示し、全体
の構成を説明するユニット建物の斜視図である。
【図2】実施の形態1のユニット建物用アンカーボルト
及び該アンカーボルトの施工方法を示しし、アンカーボ
ルトの斜視図である。
【図3】実施の形態1のユニット建物用アンカーボルト
及び該アンカーボルトの施工方法を示すユニット建物の
上面図である。
【図4】実施の形態1のユニット建物用アンカーボルト
及び該アンカーボルトの施工方法を示し、要部の拡大側
面図である。
【図5】実施の形態1のユニット建物用アンカーボルト
及び該アンカーボルトの施工方法を示し、図4のA−A
線に沿った位置での断面図である。
【図6】実施の形態1のユニット建物用アンカーボルト
及び該アンカーボルトの施工方法を示し、図4のB−B
線に沿った位置での断面図である。
【図7】実施の形態2のユニット建物用アンカーボルト
及び該アンカーボルトの施工方法を示し、全体の構成を
説明するユニット建物の斜視図である。
【図8】従来例の建物用アンカーボルトの構成を示す断
面図である。
【符号の説明】
11,111 基礎 15,115 アンカーボルト 16,116 丸鋼材(位置決め手段) アンカーボルト本体 17,18 引き抜き力対抗アンカーボルト本体 19,20 剪断力対抗アンカーボルト本体
フロントページの続き (72)発明者 星野 寿市 群馬県高崎市倉賀野町2453−8三栄商事株 式会社内 Fターム(参考) 2D046 AA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の建物ユニットを隣接させて基礎上に
    載置する際、該基礎に前記各建物ユニットを固定する複
    数のアンカーボルト本体を予め立設させるユニット建物
    用アンカーボルトであって、 前記基礎内で前記隣接する複数の建物ユニット載置位置
    に跨って延設されて、前記アンカーボルト本体を、所定
    間隔を置いて各々固着させて一体とした位置決め手段を
    設けたことを特徴とするユニット建物用アンカーボル
    ト。
  2. 【請求項2】前記アンカーボルト本体は、少なくとも各
    2本、前記各建物ユニットの載置位置に対応させて前記
    位置決め手段に固着されていることを特徴とするユニッ
    ト建物用アンカーボルト。
  3. 【請求項3】前記位置決め手段は、丸棒状の鉄筋である
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のユニット建物用
    アンカーボルト。
  4. 【請求項4】複数の建物ユニットを隣接させて基礎上に
    載置する際、該基礎に複数のアンカーボルト本体を立設
    させて、該アンカーボルト本体に前記各建物ユニットを
    固定するユニット建物用アンカーボルトの施工方法であ
    って、 前記アンカーボルト本体を、該位置決め手段に所定間隔
    を置いて複数固着させて予め一体とすると共に、前記隣
    接する複数の建物ユニット載置位置に跨って延設される
    位置決め手段を前記基礎内に埋設して、各建物ユニット
    に、各アンカーボルト本体を対応させて固着させること
    を特徴とするユニット建物用アンカーボルトの施工方
    法。
  5. 【請求項5】前記アンカーボルト本体を、少なくとも各
    2本、前記各建物ユニット載置位置に対応させて前記位
    置決め手段に固着して前記基礎から立設させることを特
    徴とする請求項4記載のユニット建物用アンカーボルト
    の施工方法。
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