JP2000108616A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

空気入りラジアルタイヤ

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JP2000108616A JP28627998A JP28627998A JP2000108616A JP 2000108616 A JP2000108616 A JP 2000108616A JP 28627998 A JP28627998 A JP 28627998A JP 28627998 A JP28627998 A JP 28627998A JP 2000108616 A JP2000108616 A JP 2000108616A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長寿命で偏平大型タイヤに生じ勝ちなカーカ
ス折返し部端縁からのセパレーションを阻止し優れたビ
ード部耐久性を発揮する、特に偏平比の呼びが70以下
の重荷重用空気入りラジアルタイヤを提供する。 【解決手段】 硬スティフナーゴムはカーカス本体部に
沿い、軟スティフナーゴムは折返し部に沿い、折返し部
端縁からカーカス本体部へ下ろした法線LV と折返し部
端縁からカーカス本体部までタイヤ回転軸線と平行に引
いた線分LH との間にタイヤ外側へ向かい凸に張出す硬
スティフナーゴムを有し、張出し頂点からカーカス本体
部へ下ろした法線上の硬スティフナーゴムのカーカス本
体部からの高さは線分LH よりトレッド部端に向かう全
領域内の硬スティフナーゴムの中で最大高さを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気入りタイ
ヤ、より詳細にはトラックやバスなどの重車両の使途に
供する空気入りラジアルタイヤ、中でも偏平比の呼びが
70以下の偏平タイヤに関し、特にビード部耐久性に優
れる空気入りラジアルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】荷重負荷の下で転動する空気入りラジア
ルタイヤでは、接地面に対応して位置する一対のサイド
ウォール部が大きく撓曲する止まらず、リムのフランジ
よりタイヤ半径方向(以下半径方向という)外側に位置
するビード部もまたタイヤ外側に向け倒れ込む、いわゆ
るビード部の倒れ込み現象が生じる。この現象により、
ビード部内、場合によりビード部寄りサイドウォール部
内に存在するカーカス折返し部の端部には大きな圧縮ひ
ずみが作用する。
【0003】さらに上記タイヤのトレッド部の接地面に
対する踏込み部と蹴出し部との双方に対応して位置す
る、ビード部からサイドウォール部に至る部分には、ほ
ぼタイヤ円周に沿う向きの部材動きが生じ、この動きの
ためカーカス折返し部にはタイヤ円周に沿う向きの剪断
ひずみも作用する。この剪断ひずみと上記圧縮ひずみと
はタイヤの荷重負荷転動中繰り返しカーカス折返し部の
端部に入力される結果、カーカス折返し部端部のゴム疲
労が進み、結局、端部に沿ってゴム亀裂が発生し勝ちで
ある。一旦このゴム亀裂が生じると、亀裂はタイヤの走
行距離の延びに伴いセパレーション故障にまで進展す
る。
【0004】上記のタイヤビード部故障は、比較的負荷
荷重が小さな乗用車用空気入りラジアルタイヤで生じる
ことは稀であり、負荷荷重が大きなトラック及びバスな
どの重車両用の大型空気入りラジアルタイヤ、中でも最
近使用比率が増加している偏平比の呼びが70以下の偏
平タイヤ(チューブレスタイヤ)で生じ易い。従ってこ
の故障はタイヤ使用者にとって大きな問題であり、その
解決が強く望まれていた。そこで上記の大型ラジアルタ
イヤにつき、これまでにカーカス折返し部のセパレーシ
ョン故障を改善するため講じられている既知の手段その
一〜その三を以下説明する。
【0005】その一は、図14に示すビード部1からサ
イドウォール部2に至るタイヤの部分断面図において、
ビードコア4の周りを巻上げるカーカス5の折返し部5
b端より半径方向内方に終端を有し、この終端から折返
し部5bの外側(タイヤでの外側、以下ことわり書きが
ないときは同じ))面に沿ってカーカス5の本体部5a
の内側(タイヤでの内側、以下ことわり書きがないとき
は同じ))面まで延びるビード部補強コード層8を配置
し、かつこの補強コード層8のカーカス本体部5a側の
終端を、半径方向で見て折返し部5b端より外方に位置
させ、補強コード層8にはスチールコードを適用すると
いうものである。なお図中符号7Aはスティフナーゴム
と呼ばれる一種のビード部補強ゴムである。
【0006】その二は、一般に広く用いられている改善
手段であり、この手段は要するに、図14同様に示す図
15のタイヤ部分断面図において、カーカス本体部5a
と折返し部5bとの間で、ビードコア4から半径方向外
方に向かいカーカス本体部5aに沿って先細り状に延び
るスティフナーゴム7Aを、半径方向内方でカーカス本
体側に沿って配置した断面ほぼ三角形状をなす硬質ゴム
スティフナーゴム部分7A−1と、該ゴム部分7A−1
の外側面に接すると共にカーカス折返し部5bの内側面
に沿って配置する軟質ゴムスティフナーゴム部分7A−
2とで構成し、この軟質ゴムスティフナーゴム部分7A
−2を、ショアA硬度で55°以下の低硬度とすると共
にスティフナーゴム7Aに占める体積割合を10%以上
とし、硬質ゴムスティフナーゴム部分7A−1の容積
(図では断面積)を増大させるというものである。なお
ビード部補強コード層8にはスチールコードの適用を可
としている。
【0007】その三は、特開平8−225005号公報
が開示するユニークなビード部耐久性向上手段であり、
それは図14、15同様に示す図16の断面図におい
て、スティフナーゴム7Bのうち硬質スティフナーゴム
部分7B−1を、カーカス折返し部5bの端縁5bEか
らカーカス本体部5a外側表面へ下ろした法線LV より
少なくともトレッド部側寄り位置にて最大厚さ部分をも
つ変形入力遮断ゴム部材として、カーカス本体部5a寄
りに配置し、軟質スティフナーゴム7B−2を折返し部
5bの内側表面に沿って配置するビード部1の構成を有
するタイヤである。このビード部耐久性改善手段は、前
述したその一、その二の改善手段のひずみ緩和、ひずみ
抑制とは次元を異にした着眼点に由来する技術思想に基
づく点で、それまで見られた改善手段を超える優位性を
有するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】さて、大型空気入りラ
ジアルタイヤのカーカス折返し部の故障改善手段とし
て、先に述べたその一の手段は、タイヤの重荷重負荷転
動下で、まずカーカス5のビード部1からサイドウォー
ル部2に至る本体部5a側に発生する張力をビード部補
強コード層8により有効に利用して引張り剛性を向上さ
せ、次に折返し部5b側では倒れ込み現象に対し補強コ
ード層8配置により圧縮剛性を向上させるものであり、
従ってこれら双方の剛性向上により倒れ込み現象の抑制
に効果を有し、これにより折返し部5b端部に作用する
圧縮ひずみが低減され、ビード部耐久性は向上する。
【0009】同じくその二の手段も、硬質ゴムスティフ
ナーゴム部分7A−1によりビード部1の倒れ込みを抑
制し、軟質ゴムスティフナーゴム部分7A−2により折
返し部5bの端部に作用する圧縮ひずみを緩和する効果
を発揮し、ビード部耐久性向上の有効な手段といえる。
よってその一及びその二の手段を併用することで、それ
以前のタイヤ対比ビード部1のセパレーション故障は改
善されている。
【0010】その三の手段は、前述のその一、その二の
手段に付加する形態で、負荷転動するタイヤのトレッド
部が接地状態に入る直前、直後の踏込み端部と、トレッ
ド部が接地状態から離れる直前、直後の蹴出し端部とに
おけるベルトの変形開始領域と変形復元領域との両領域
でベルトが特殊な捩じり変形力を発生させ、この変形力
がカーカスを介してサイドウォール部を捩じり、この捩
じりがビード部円周に沿う大きな剪断ひずみの形態で折
返し部に作用し、この特異な剪断ひずみによる折返し部
セパレーション故障発生を有利に抑制する点で著しく前
進した改善手段であり、従来の改善手段とは全く異質の
独自な作用効果をもたらす手段である。
【0011】それでもなお、ビード部に対する入力がよ
り大きい偏平比の呼びで70以下の偏平大型(特にトラ
ック及びバス用)ラジアルタイヤの使用比率が上昇し続
け、新品大型ラジアルタイヤにおけるトレッドゴムの摩
耗寿命の一層の延長化やベルト耐久性の一層の向上が日
進月歩で進展して益々タイヤの新品寿命が延びている一
方、リッキャプ(更生)回数及びリキャップ率の一層の
増加要望が高まる環境の中で、上述したビード部耐久性
改善手段の適用範囲内では、これら時代環境のたゆまぬ
変化に十分に追随し得るだけのビード部耐久性をもつタ
イヤを提供することができないのが現状である。
【0012】従ってこの発明の請求項1〜10に記載し
た発明は、先に述べた大型ラジアルタイヤ、なかでもト
ラック及びバス用ラジアルタイヤを取り巻く厳しい環境
変化に対し十分に対応し得るだけの格段に優れるビード
部耐久性、とりわけ折返し部端部セパレーション耐久性
を発揮することができる、特に偏平比の呼びで70以下
の偏平なトラック及びバス用を主とする空気入りラジア
ルタイヤを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】新たに得た知見に基づい
て上記目的を達成するため、この発明の請求項1に記載
した発明は、一対のビード部内に埋設したビードコア相
互間にわたり、一対のサイドウォール部とトレッド部と
を補強する1プライ以上のゴム被覆ラジアル配列コード
になるカーカスを備え、該カーカスは一対のビードコア
相互間にわたるカーカス本体部と、ビードコアの周りを
タイヤ内側から外側に巻上げる折返し部とを有し、該折
返し部とカーカス本体部との間でビードコアからトレッ
ド部端に向け先細り状に延びるスティフナーゴムを備え
る空気入りラジアルタイヤにおいて、上記スティフナー
ゴムは2種類以上の互いに硬度が異なるゴム組成物の一
体形成になり、これらゴム組成物のうち最も高硬度のゴ
ム組成物は硬スティフナーゴムとしてカーカス本体部寄
りに位置させると共に、上記硬スティフナーゴムの硬度
に比しより低硬度のゴム組成物は軟スティフナーゴムと
して折返し部に沿い硬スティフナーゴムを越えて位置さ
せ、タイヤ断面にて、折返し部端縁からカーカス本体部
外側表面へ下ろした法線L V と、折返し部端縁からカー
カス本体部外側表面までタイヤ回転軸線と平行に引いた
線分LH とに挟まれる領域内に、タイヤ外側へ向かい凸
に山形に張出す硬スティフナーゴムを有し、該山形張出
し頂点からカーカス本体部外側表面へ下ろした法線上の
硬スティフナーゴムのカーカス本体部外側表面からの高
さは、線分L H よりトレッド部端に向かう全領域内の硬
スティフナーゴムの中で最大高さを有することを特徴と
する空気入りラジアルタイヤである。
【0014】請求項1に記載した発明に加え、請求項2
に記載した発明のように、少なくとも上記線分LH から
タイヤ半径方向外側の領域に存在する硬スティフナーゴ
ムとカーカス本体部との間に、カーカスプライのコード
被覆ゴムの100%モジュラスに比しより小さな100
%モジュラスのシート状ゴムを第三スティフナーゴムと
して配置するタイヤがこの発明の目的にさらに良い結果
をもたらす。このとき請求項3に記載した発明のよう
に、上記第三スティフナーゴムの厚さが0.7〜4.5
mmの範囲内にあるのが適合する。
【0015】請求項1〜3に記載した発明を実施するに
際し、好適には、請求項4に記載した発明のように、タ
イヤ断面にて、上記法線LV 上で測った硬スティフナー
ゴムのゲージa1 及び軟スティフナーゴムのゲージb1
と、上記線分LH と硬スティフナーゴムとの交点を通る
カーカス本体部外側表面に下ろした垂線上で測った硬ス
ティフナーゴムのゲージa2 及び軟スティフナーゴムの
ゲージb2 と、硬スティフナーゴムの上記凸形状の頂点
を通るカーカス本体部外側表面に下ろした法線L上で測
った硬スティフナーゴムのゲージa3 及び軟スティフナ
ーゴムのゲージb3 とに関し、ゲージa3 のゲージb3
に対する比a3 /b3 の値が0.6〜9.0の範囲内で
あり、かつゲージa1 のゲージb1 に対する比a1 /b
1 の値及びゲージa2のゲージb2 に対する比a2 /b
2 の値がそれぞれ、比a3 /b3 の値より小さい。但し
ゲージの単位は全て統一する。
【0016】請求項4に記載した発明に関連して、請求
項5に記載した発明は、比a3 /(b1 +a1 )の値は
0.3以上であり、比a2 /(b1 +a1 )の値は0.
4以下であり、比a1 /(b1 +a1 )の値は0.5以
下であるのが適合する。
【0017】上記硬スティフナーゴムは各種の配置形態
を有し、その一は、請求項6に記載した発明のように、
硬スティフナーゴムが、ビードコアからトレッド部端に
向け連続して延び、上記線分LH よりビードコア寄りに
くびれ部を有し、その二は、請求項7に記載した発明の
ように、ビードコアからトレッド部端に向け先細り状に
延びる第四のスティフナーゴムを備え、第四のスティフ
ナーゴムは硬スティフナーゴムと軟スティフナーゴムと
の間の硬度を有し、硬スティフナーゴムのビードコア寄
り端部と第四のスティフナーゴムのトレッド部端寄り端
部とが相互にくびれ部を形成して接合し、そしてその三
は、請求項8に記載した発明のように、硬スティフナー
ゴムが、ビードコアから離隔し軟スティフナーゴム内に
独立して存在する。
【0018】また硬軟スティフナーゴム及び上記ゴムシ
ートのゴム硬度の相互関係は重要であり、この点で、請
求項9に記載した発明のように、上記硬スティフナーゴ
ムのJIS硬度が70〜90°の範囲内にあり、上記軟
スティフナーゴムのJIS硬度が40〜68°の範囲内
にあり、上記第三スティフナーゴムのJIS硬度が55
〜75°の範囲内、好ましくは62〜72°の範囲内に
あるのが適合する。なお上記JIS硬度は、JIS K
6253−1993 「加硫ゴムの硬さ試験方法」に記載
されているデュロメータ硬さ試験に従い、タイプAデュ
ロメータにより求めた値である。
【0019】請求項1〜9に記載した発明のタイヤにつ
き、好適には、請求項10に記載した発明のように、折
返し部端縁よりタイヤ半径方向内側位置から折返し部外
側表面に沿い、カーカス本体部の内面に至る間にビード
部補強コード層を有する。なおこの発明の空気入りラジ
アルタイヤは、特にトラック及びバス用タイヤのうち偏
平比の呼びが70以下のチューブレスタイヤに適合す
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態例を
図1〜図12に基づき説明する。図1は、トラック及び
バス用空気入りチューブレスラジアルタイヤの回転軸線
を含む平面による断面図であり、図2は、図1に示すタ
イヤの要部断面図であり、図3は、図1に示すタイヤ要
部とは異なる例の要部断面図であり、図4は、図2に示
すタイヤ要部の拡大断面図であり、図5は、図3に示す
タイヤ要部の拡大断面図であり、図6〜図12は、図
2、3とは別の各種タイヤの要部断面図である。
【0021】図1において、空気入りチューブレスラジ
アルタイヤ(以下タイヤという)は、一対のビード部1
と、一対のサイドウォール部2と、両サイドウォール部
2に連なるトレッド部とを有し、一対のビード部1内に
埋設したビードコア4相互間にわたり、各部1、2、3
を補強する1プライ以上、図示例は1プライのゴム被覆
ラジアル配列コードになるカーカス5と、カーカス5の
外周でトレッド部3を強化するベルト6とを備える。カ
ーカス5は、一対のビードコア4相互間にわたり延びる
カーカス本体部5aと、ビードコア4の周りをタイヤ半
径方向(以下半径方向という)内側から外側に向け巻上
げた折返し部5bとを有する。カーカス5は、スチール
コード又はアラミドのような超高強度有機繊維コ─ドの
ラジアル配列コードをゴム被覆したプライから成る。ま
たカーカス5のプライはスチールコードの場合は1プラ
イでよく、アラミド繊維コードの場合は1プライ以上と
する。
【0022】さらにタイヤは、カーカス5の本体部5a
に沿い、本体部5aと折返し部5bとの間でビードコア
4からトレッド部3の端部に向け先細り状に延びるステ
ィフナーゴム7を備える。スティフナーゴム7は、いわ
ば一種のゴム組成物による補強部材の役を果たす。ステ
ィフナーゴム7は、2種類以上の互いに異なる硬度をも
つゴム組成物の一体形成になり、スティフナーゴム7の
これらゴム組成物のうち最も高硬度のゴム組成物は硬ス
ティフナーゴム7−1としてカーカス本体部5a寄りに
位置させ、この硬スティフナーゴム7−1の硬度に比し
より低硬度のゴム組成物は軟スティフナーゴム7−2と
して折返し部5bに沿い硬スティフナーゴム7−1の半
径方向外側端を越えて位置させる。
【0023】ここに図1及び図2を併せ参照して、タイ
ヤは、カーカス5の折返し部5bの終端5bEからカー
カス本体部5aのタイヤ外側表面(以下外側表面とい
う)に下ろした法線LV と、折返し部5bの終端5bE
からカーカス本体部5a外側表面までタイヤ回転軸線
(図示省略)と平行に引いた線分LH とに挟まれる、断
面三角形状の領域内にて、タイヤ外側へ向かい凸に山形
に張出す硬スティフナーゴム7−1を有する。硬スティ
フナーゴム7−1の上記山形張出し頂点Pは法線L V
線分LH とに挟まれる領域内に存在する。なお法線LV
及び線分LH の起点は折返し部5bの終端5bEのタイ
ヤ内側点である。
【0024】さらに、上記山形張出し頂点Pからカーカ
ス本体部5a外側表面へ下ろした法線上の硬スティフナ
ーゴム7−1のカーカス本体部5a外側表面からの高さ
Hは、線分LH よりトレッド部3の端に向かう全領域の
硬スティフナーゴム7−1の中で最大高さを有するもの
とする。なお硬スティフナーゴム7−1の高さは全てカ
ーカス本体部5a外側表面の法線上で測るものとする。
頂点Pの両側の硬スティフナーゴム7−1は山裾の状態
で高さを減少させる。
【0025】ここで、使用荷重、例えばJATMA規格
が定める最大負荷能力(kg、質量)に対応する荷重Wを
負荷させたときの接地部におけるタイヤとリムRとの組
立体の一部断面を示す図13において、接地部に対応す
る位置のビード部1とサイドウォール部2とは大きな撓
曲変形を示す。この撓曲変形により、折返し部5bの巻
上げ高さが比較的低いチューブレスタイヤにあっては、
ビード部1に対しリムRのフランジRfから大きな反力
Fが作用し、タイヤ内面からは、トラック及びバス用タ
イヤに固有の高内圧(例えば7〜9kgf/cm2 )Ipが作
用する。その一方で、荷重Wはタイヤ回転軸線に対しほ
ぼ垂直に負荷されるのでビード部1には荷重Wの分力が
作用する。
【0026】荷重Wの分力と、反力Fと、内圧Ipとが
作用するビード部1内部の折返し部5b終端5bEとそ
の近傍部との軟スティフナーゴム7−2には圧縮力が生
じるが、折返し部5b自身はコード(スチールコード)
の存在により端部を含め圧縮剛性が十分高いため圧縮変
形に対する抵抗力が大きく、それ故、上記圧縮力は折返
し部5b終端5bE近傍部のタイヤ内面に沿う軟スティ
フナーゴム7−2に対し矢印C方向のせん断ひずみγを
もたらす。このせん断ひずみγはタイヤの荷重負荷転動
に伴い折返し部5b終端5bE近傍部内面に対し多数回
にわたり繰り返し作用する結果、軟スティフナーゴム7
−2の疲労が促され、遂には折返し部5b終端5bE近
傍部内面に沿う軟スティフナーゴム7−2に亀裂が発生
し、この亀裂が成長してセパレーション故障に至る。
【0027】しかし硬スティフナーゴム7−1の山形張
出し頂点Pとその両側近傍裾部とは、大きな反力Fの作
用により押し潰され、ゴムのポアッソン比は0.5に限
りなく近いため圧縮によるせん断変形が生じる。軟ステ
ィフナーゴム7−2は硬スティフナーゴム7−1より軟
質であるから上記のせん断変形を容易に受入れ、その結
果、軟スティフナーゴム7−2には、図13の両矢印T
の向きの張力Tがもたらされる。
【0028】この張力Tは、せん断歪みγの作用方向と
逆方向に働くので、結局せん断ひずみγを減少させ、そ
の結果折返し部5b終端5bE近傍部内面に沿う軟ステ
ィフナーゴム7−2の疲労とその結果生じる亀裂発生と
を抑制することができ、折返し部5b終端5bE近傍か
らのセパレーション故障を有効に阻止することができ
る。なお折返し部5b終端5bE近傍部外面は反力Fに
よるゴムの押し潰しにより張力が作用するのでせん断ひ
ずみは小さく、ゴム疲労は生じ難い。
【0029】硬スティフナーゴム7−1の山形張出し頂
点Pを法線LV より半径方向外側に位置させれば、上記
張力Tはせん断歪みγをさらに大きくする方向に作用す
るのでセパレーション故障を助長することになり、その
一方で頂点Pを線分LH より半径方向内側に位置させれ
ば、折返し部5b終端5bEの半径方向外側と内側との
間のビード部1の剛性差が著しく大きなものとなり、そ
の結果終端5bE及びその近傍での軟スティフナーゴム
7−2のタイヤ円周に沿うせん断ひずみが著しく増大
し、やはりセパレーション故障を助長するので、いずれ
も不可である。
【0030】図3に示すビード部1は、少なくとも線分
H より(図示例は線分LH より半径方向内側位置よ
り)半径方向外側領域に存在する硬スティフナーゴム7
−1とカーカス本体部5aとの間に、カーカス5のプラ
イコード被覆ゴムの100%モジュラスに比しより小さ
な100%モジュラスを有するシート状ゴム8を第三ス
ティフナーゴム8として有する例である。この第三ステ
ィフナーゴム8の厚さは0.7〜4.5mmの範囲内と
する。この第三スティフナーゴム8は少なくとも線分L
H と法線LV との間には配置するものとし、図示例のよ
うに安全をみて線分LH より半径方向内側及び法線LV
より半径方向外側まで延ばすのが良い。
【0031】トレッド部3の接地面に対応する位置にお
ける硬スティフナーゴム7−1の山形張出し頂点Pの高
さH位置とその近傍部とのせん断変形が大きいため、第
三スティフナーゴム8は、この大きなせん断変形がカー
カス本体部5aに及ぶのを緩和する働きをなし、頂点P
の高さH位置及びその近傍部の硬スティフナーゴム7−
1とカーカス本体部5aとの間のセパレーション故障発
生のうれいをなくし、ビード部1の耐セパレーション性
をより一層向上させることに貢献する。そのためにもま
ず、第三スティフナーゴム8は上述の100%モジュラ
スとするゴムでなければならず、また硬スティフナーゴ
ム7−1の100%モジュラスより当然に小さな100
%モジュラスとする。
【0032】第三スティフナーゴム8の厚さが、0.7
mm未満ではせん断変形の緩和効果が不十分となり、ま
た、4.5mmを超えると、折返し部5b終端5bEと
その近傍部の捩じり変形抑制に必要な硬スティフナーゴ
ム7−1の厚さを確保することができない一方で、厚さ
を確保すると、軟スティフナーゴム7−2の厚さを確保
することができず、いずれの場合も折返し部5b終端5
bEとその近傍部の耐セパレーション性を損なうので不
適合である。なおスティフナーゴム7の厚さには自ずと
制限があり、それというのは、スティフナーゴム7を過
剰な厚さとすることは、タイヤ重量の好ましくない増加
をもたらし、タイヤ軽量化の時代要請にそぐわない一
方、ビード部1を著しく高温度とし、熱疲労を招くので
却ってビード部1の耐久性を低下させるからである。
【0033】図4及び図5は、線分LH と法線LV との
間の領域に存在する硬スティフナーゴム7−1と軟ステ
ィフナーゴム7−2との間のゲージ関係をあらわす図で
あり、図4、5において、この発明では、(a)法線L
V 上で測った硬スティフナーゴム7−1のゲージa
1 (mm)、同じく軟スティフナーゴム7−2のゲージ
1 (mm)、(b) 線分LH 上で測った硬スティフナ
ーゴム7−1のゲージa2 (mm)、同じく軟スティフ
ナーゴム7−2のゲージb2 (mm)、(c)頂点Pを
通るカーカス本体部5a外側表面に下ろした法線L上で
測った硬スティフナーゴム7−1のゲージa3 (m
m)、同じく軟スティフナーゴム7−2のゲージb
3 (mm)、としたとき、(i)比a3 /b3 の値が0.
6〜9.0の範囲内であり、かつ(ii) 比a1 /b1
値が比a3 /b3 の値未満であり、(iii)比a2 /b2
の値が比a3 /b3 の値未満である、ことが適合する。
【0034】ここに、比a3 /b3 の値が0.6未満で
は、硬スティフナーゴム7−1が十分な張出し形状をと
ることができず、そのため十分なせん断変形を得ること
ができず、十分な張出し形状をとろうとすれば前述の通
りの不具合が生じるため不適合である。比a3 /b3
値が9.0を超えると、十分な張出し形状をとることは
可能であるが、前述したビード部1の過剰な発熱抑制の
下で、軟スティフナーゴム7−2と折返し部5b終端5
bE近傍部との間に十分なゲージを確保することができ
ず、応力緩和を目的とする軟スティフナーゴム7−2を
設ける効果が著しく低下し、耐セパレーション性を損ね
るので不可である。また比a1 /b1 の値及び比a2
2 の値が比a3 /b3 の値以上では、硬スティフナー
ゴム7−1が十分な張出し形状をとることができないた
め不適合である。
【0035】また、上記に関連し、法線LV 上で測った
スティフナーゴム7のトータルゲージ(a1 +b1 )を
基準にして、(iv)比a3 /(a1 +b1 )の値は0.3
以上であること、(v) 比a2 /(a1 +b1 )の値は
0.4以下であること、そして(vi)比a1 /(a1 +b
1 )の値は0.5以下であること、の関係を満たすこと
が適合する。
【0036】ここに、比a3 /(a1 +b1 )の値が
0.3未満であること、比a2 /(a 1 +b1 )の値が
0.4を超えること、そして比a1 /(a1 +b1 )の
値が0.5を超えることは、前述したところと同じで、
硬スティフナーゴム7−1が十分な張出し形状をとるこ
とができず、そのため十分なせん断変形を得ることがで
きず、そのため十分な張力T(図13参照)を生じさせ
ることもできず、折返し部5b終端5bE近傍部の内面
に位置する軟スティフナーゴム7−2のせん断ひずみγ
(図13参照)の緩和効果が減殺されるので不可であ
る。この場合もスティフナーゴム7の厚さを著しく増加
させないことが前提である。
【0037】図6は、図2に示すビード部1にビード部
補強層9としてスチールコードのゴム被覆層を適用した
例であり、図7は、図3に示すビード部1にビード部補
強層9としてスチールコードのゴム被覆層を適用した例
である。図1〜図7に示すビード部1の硬スティフナー
ゴム7−1は、同じゴム組成物からなり、かつ線分L H
とビードコア4の外周面との間にくびれ部を有する。図
6及び図7に示す硬スティフナーゴム7−1の張出し頂
点Pはいずれも線分LH と法線LV との間に存在する。
【0038】図8及び図9に示すビード部1は、ビード
コア4からトレッド部3の端に向け先細り状に延びる第
四スティフナーゴム7−3と、線分LH と法線LV との
間で頂点Pをもちタイヤ外側に向け凸に山形に張出す硬
スティフナーゴム7−1とを有し、第四スティフナーゴ
ム7−3は、硬スティフナーゴム7−1のゴム硬度と軟
スティフナーゴム7−2のゴム硬度との間の硬度を有す
る。図8に示す硬スティフナーゴム7−1は、断面が変
形台形の形状を有し、図9に示す硬スティフナーゴム7
−1は、断面が半円に近い形状を有する。
【0039】図8に示す硬スティフナーゴム7−1と第
四スティフナーゴム7−3とは互いに僅かな部分で接合
し、図9に示す硬スティフナーゴム7−1と第四スティ
フナーゴム7−3とは図8に示す例よりは広い領域で互
いに接合する。これら接合部は軟スティフナーゴム7−
2に対しくびれ部を形成する。図8に示す硬スティフナ
ーゴム7−1の頂点Pは断面が変形台形の上底の一方の
角に存在し、図9に示すスティフナーゴム7−1の頂点
Pは、断面が円弧の最大高さH上に存在する。
【0040】図10〜図12に示すビード部1は、半径
方向内側端がビードコア4から離れ、硬スティフナーゴ
ム7−1のカーカス本体部5aを除く周囲を軟スティフ
ナーゴム7−2が取り囲むスティフナーゴム7の構成を
有する。図10に示す硬スティフナーゴム7−1の頂点
Pは断面が変形台形の上底の一方の角に存在し、図11
に示す硬スティフナーゴム7−1の頂点Pは断面がほぼ
三角形の頂点と一致して存在し、図12に示す硬スティ
フナーゴム7−1は、第三スティフナーゴム8を介して
位置し、頂点Pは断面が円弧の最大高さH上に存在す
る。
【0041】図8〜図12に示すビード部1は、いずれ
も補強層9の適用を可とし、図8〜図11に示すビード
部1は、いずれも第三スティフナーゴム8の適用を可と
する。さらに図8〜図12に示すビード部1のスティフ
ナーゴム7は、先に述べたゲージa1 (mm)、b
1 (mm)、a2 (mm)、b2 (mm)、a3 (m
m)及びゲージb3 (mm)の相互関係を満たす。
【0042】スティフナーゴム7を構成する各ゴムのJ
IS硬度は、硬スティフナーゴム7−1が70〜90°
の範囲内であり、軟スティフナーゴム7−2が40〜6
8°の範囲内であり、そして第三スティフナーゴム8が
55〜75°の範囲内にあるのが適合する。ここで第三
スティフナーゴム8のJIS硬度が、55°未満では第
三スティフナーゴム8内に変形が集中して亀裂が早期に
発生し、この亀裂発生位置がセパレーション故障の核と
なるうれいがある一方で、75°を超えるとひずみ緩和
効果が小さくなり過ぎるので、いずれも不適合である。
なお図1に示す符号10はインナーライナゴムであり、
チューブレスタイヤの場合は、特に、空気不透過性の特
性を有するインナーライナゴムを適用する。
【0043】
【実施例】トラック及びバス用15°テーパラジアルプ
ライタイヤ(チューブレスタイヤ)で、サイズが285
/60R22.5(偏平比の呼び60)であり、タイヤ
はスティフナーゴム7の構成及びビード部補強層9の有
無を除く他は共通として図1に従い、カーカス5はスチ
ールコードのラジアル配列になる1プライであり、カー
カス5のプライのコード被覆ゴムの100%モジュラス
は0.5kgf//cm2であり、ベルト6は4層のスチールコ
ード交差層からなる実施例1〜19のタイヤを準備し
た。
【0044】上記タイヤサイズ及び構成は以下に述べる
従来例と比較例1、2との各タイヤにも共通とし、従来
例タイヤのスティフナーゴム7Aは、図15に示すとこ
ろに従い、比較例1のタイヤのスティフナーゴムBは、
硬スティフナーゴム7B−1の頂点Pが法線LV より半
径方向外側に位置する構成を有し、比較例2のタイヤの
スティフナーゴム7Cは、硬スティフナーゴム7C−1
の頂点Pが線分LH より半径方向内側に位置する構成を
有する。硬スティフナーゴム7−1、7A−1、7B−
1、7C−1のJIS硬度は80°であり、軟スティフ
ナーゴム7−2、7A−2、7B−2、7C−2のJI
S硬度は55°である。
【0045】ゲージ(a1 +b1 )=X0 とあらわし、
ゲージ比a1 /X0 の値、ゲージ比a2 /X0 の値及び
ゲージ比a3 /X0 の値と、第三スティフナーゴム8は
T8であらわして、第三スティフナーゴム8の有無、
100(kgf//cm2、100%モジュラス)、JIS硬度及
び厚さ(mm)とを実施例1〜19、従来例及び比較例
1、2の各タイヤにつき表1及び表2に分けて示す。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】実施例1〜19、従来例及び比較例1、2
の各タイヤを供試タイヤとして、ドラム試験機によるビ
ード部耐久性試験を下記条件で実施した。すなわ供試各
タイヤをJATMA規格(1998年版)に記載されて
いる適用リムのうち標準リム9.00×22.5に組み
付け、これに最高空気圧(上記JATMA規格による)
9.00kgf/cm2 を充てんしたタイヤを、シングルタイ
ヤの最大負荷能力(上記JATMA規格による)315
0kgの約1.6倍に相当する荷重5000kgf 負荷の下
で表面速度60km/hにて回転するドラムに押当て、ビー
ド部1に故障破損が生じるまで走行させる試験である。
【0049】評価は、ビード部に故障が生じた時点でタ
イヤをドラムから取り外し、タイヤの故障発生までの走
行距離を計測すると共に故障タイヤを解剖に付し、故障
状態を調べることとした。故障発生までの走行距離をビ
ード部耐久性として従来例1の走行距離を100とする
指数であらわし、これら指数値を表1、2の下欄に示
す。値は大なるほど良い。また故障状態は、折返し部5
b終端5bEとその近傍部の内面セパレーション故障
と、折返し部5b終端5bE位置に対応する位置のカー
カス本体部5aの外側面のセパレーション故障との2種
類に分類され、前者はTUセパ、後者はCBセパと略記
して表1、2の最下欄に示す。
【0050】表1、2が示す評価結果から、各実施例の
タイヤは何れも従来例及び比較例1、2のタイヤに比
し、ビード部耐久性が格段に向上していることがわか
る。またシート状の第三スティフナーゴム8適用の実施
例1のタイヤ及び実施例6〜19のタイヤは、第三ステ
ィフナーゴム8を用いていない実施例2〜5のタイヤ対
比ビード部耐久性が一段と向上していることが分かる。
【0051】
【発明の効果】この発明の請求項1〜10に記載した発
明によれば、軟スティフナーゴムの中に硬スティフナー
ゴムを張出させ、この張出し形状頂点をカーカス折返し
部の終端に対し適正に位置させることにより、荷重負荷
の下で転動するタイヤの接地部に対応する折返し部端縁
近傍のせん断ひずみを有利に低減することができ、さら
に第三スティフナーゴムを設けることによりカーカス本
体部に対する硬スティフナーゴムのせん断変形の影響を
軽減させることができ、これらから折返し部端縁と、こ
れに対応するカーカス本体部とのセパレーション耐久性
を顕著に向上させ得る、特に偏平な70シリーズ以下の
チューブレス大型タイヤに有利に適合する空気入りラジ
アルタイヤを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態例の重荷重用空気入りラ
ジアルタイヤの断面図である。
【図2】図1に示すタイヤの要部断面図である。
【図3】この発明の他の実施形態例の要部断面図であ
る。
【図4】図2に示すタイヤの要部拡大断面図である。
【図5】図3に示すタイヤの要部拡大断面図である。
【図6】図2に示すタイヤの他の実施形態例の要部断面
図である。
【図7】図3に示すタイヤの他の実施形態例の要部断面
図である。
【図8】この発明の別の実施形態例の要部断面図であ
る。
【図9】この発明のさらに別の実施形態例の要部断面図
である。
【図10】この発明のさらにまた他の実施形態例の要部
断面図である。
【図11】この発明のさらに別の実施形態例の要部断面
図である。
【図12】この発明のさらにまた他の実施形態例の要部
断面図である。
【図13】カーカス折返し部に作用するひずみの説明図
である。
【図14】従来タイヤの一例の要部断面図である。
【図15】従来タイヤの他の例の要部断面図である。
【図16】比較タイヤの例の要部断面図である。
【図17】比較タイヤの別の例の要部断面図である。
【符号の説明】
1 ビード部 2 サイドウォール部 3 トレッド部 4 ビードコア 5 カーカス 5a カーカス本体部 5b カーカス折返し部 5bE 折返し部端縁 6 ベルト 7 スティフナーゴム 7−1 硬スティフナーゴム 7−2 軟スティフナーゴム 7−3 第四スティフナーゴム 8 第三スティフナーゴム 9 ビード部補強層 10 インナーライナゴム LV 法線 LH 折返し部端縁を通るタイヤ回転軸線と平行な線分 P 硬スティフナーゴムの頂点 L 頂点Pを通る法線 H カーカス本体部からの頂点Pの高さ a1 法線LV 上の硬スティフナーゴムのゲージ b1 法線LV 上の軟スティフナーゴムのゲージ a3 法線L上の硬スティフナーゴムのゲージ b3 法線L上の軟スティフナーゴムのゲージ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のビード部内に埋設したビードコア
    相互間にわたり、一対のサイドウォール部とトレッド部
    とを補強する1プライ以上のゴム被覆ラジアル配列コー
    ドになるカーカスを備え、該カーカスは一対のビードコ
    ア相互間にわたるカーカス本体部と、ビードコアの周り
    をタイヤ内側から外側に巻上げる折返し部とを有し、該
    折返し部とカーカス本体部との間でビードコアからトレ
    ッド部端に向け先細り状に延びるスティフナーゴムを備
    える空気入りラジアルタイヤにおいて、 上記スティフナーゴムは2種類以上の互いに硬度が異な
    るゴム組成物の一体形成になり、これらゴム組成物のう
    ち最も高硬度のゴム組成物は硬スティフナーゴムとして
    カーカス本体部寄りに位置させると共に、上記硬スティ
    フナーゴムの硬度に比しより低硬度のゴム組成物は軟ス
    ティフナーゴムとして折返し部に沿い硬スティフナーゴ
    ムを越えて位置させ、 タイヤ断面にて、折返し部端縁からカーカス本体部外側
    表面へ下ろした法線(LV ) と、折返し部端縁からカー
    カス本体部外側表面までタイヤ回転軸線と平行に引いた
    線分(LH )とに挟まれる領域内に、タイヤ外側へ向か
    い凸に山形に張出す硬スティフナーゴムを有し、該山形
    張出し頂点からカーカス本体部外側表面へ下ろした法線
    上の硬スティフナーゴムのカーカス本体部外側表面から
    の高さは、線分(LH )よりトレッド部端に向かう全領
    域内の硬スティフナーゴムの中で最大高さを有すること
    を特徴とする空気入りラジアルタイヤ。
  2. 【請求項2】 少なくとも上記線分(LH )からタイヤ
    半径方向外側の領域に存在する硬スティフナーゴムとカ
    ーカス本体部との間に、カーカスプライのコード被覆ゴ
    ムの100%モジュラスに比しより小さな100%モジ
    ュラスのシート状ゴムを第三スティフナーゴムとして配
    置して成る請求項1に記載したタイヤ。
  3. 【請求項3】 上記第三スティフナーゴムの厚さが0.
    7〜4.5mmの範囲内にある請求項2に記載したタイ
    ヤ。
  4. 【請求項4】 タイヤ断面にて、上記法線(LV ) 上で
    測った硬スティフナーゴムのゲージ(a1 )及び軟ステ
    ィフナーゴムのゲージ(b1 )と、上記線分(LH )と
    硬スティフナーゴムとの交点を通るカーカス本体部外側
    表面に下ろした垂線上で測った硬スティフナーゴムのゲ
    ージ(a2 )及び軟スティフナーゴムのゲージ(b2
    と、硬スティフナーゴムの上記凸形状の頂点を通るカー
    カス本体部外側表面に下ろした法線(L)上で測った硬
    スティフナーゴムのゲージ(a 3 )及び軟スティフナー
    ゴムのゲージ(b3 )とに関し、 ゲージ(a3 )のゲージ(b3 )に対する比(a3 /b
    3 )の値が0.6〜9.0の範囲内であり、かつゲージ
    (a1 )のゲージ(b1 )に対する比(a1 /b1 )の
    値及びゲージ(a2 )のゲージ(b2 )に対する比(a
    2 /b2 )の値がそれぞれ、比(a3 /b3 )の値より
    小さい請求項1〜3のいずれか一項に記載したタイヤ。
  5. 【請求項5】 比{a3 /(b1 +a1 )}の値は0.
    3以上であり、比{a2 /(b1 +a1 )}の値は0.
    4以下であり、比{a1 /(b1 +a1 )}の値は0.
    5以下である請求項4に記載したタイヤ。
  6. 【請求項6】 硬スティフナーゴムが、ビードコアから
    トレッド部端に向け連続して延び、上記線分(LH )よ
    りビードコア寄りにくびれ部を有する請求項1〜5のい
    ずれか一項に記載したタイヤ。
  7. 【請求項7】 ビードコアからトレッド部端に向け先細
    り状に延びる第四のスティフナーゴムを備え、第四のス
    ティフナーゴムは硬スティフナーゴムと軟スティフナー
    ゴムとの間の硬度を有し、硬スティフナーゴムのビード
    コア寄り端部と第四のスティフナーゴムのトレッド部端
    寄り端部とが相互にくびれ部を形成して接合する請求項
    1〜5のいずれか一項に記載したタイヤ。
  8. 【請求項8】 硬スティフナーゴムが、ビードコアから
    離隔し軟スティフナーゴム内に独立して存在する請求項
    1〜5のいずれか一項に記載したタイヤ。
  9. 【請求項9】 上記硬スティフナーゴムのJIS硬度が
    70〜90°の範囲内にあり、上記軟スティフナーゴム
    のJIS硬度が40〜68°の範囲内にあり、上記第三
    スティフナーゴムのJIS硬度が55〜75°の範囲内
    にある請求項1〜8のいずれか一項に記載したタイヤ。
  10. 【請求項10】 折返し部端縁よりタイヤ半径方向内側
    位置から折返し部外側表面に沿い、カーカス本体部の内
    面に至る間にビード部補強コード層を有する請求項1〜
    9のいずれか一項に記載したタイヤ。
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