JP2000108357A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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Abstract
て装置内部から排気することにより、従来必要であった
複数の長尺ヘッド間の空間をなくし、搬送方向の長さを
短くしたインクジェット記録装置を提供することにあ
る。 【解決手段】 上記課題を解決するために、本発明に係
るインクジェット記録装置の代表的な構成は、記録媒体
にインクを吐出して記録を行う記録手段と、前記記録媒
体を搬送する搬送ベルトと、前記記録媒体を前記搬送ベ
ルトに静電吸着させるための電極と、前記搬送ベルト搬
送方向に沿って設けられ、静電吸着のために前記電極に
給電する給電ブラシと、前記記録手段付近の空気を外部
に排気するための排気ファンとを有し、前記給電ブラシ
に前記排気ファンに通気するための隙間を設けたことを
特徴とする。
Description
方式を採用した画像記録装置であって、特に記録ヘッド
として長尺ヘッドを用いたインクジェット記録装置に関
するものである。
ヘッドから記録媒体にインクを吐出して記録を行うもの
であり、記録ヘッドのコンパクト化が容易であり、高精
細な画像を高速で記録することができ、ランニングコス
トが安く、ノンインパクト方式であるため騒音が少な
く、しかも、多色のインクを使用してカラー画像を記録
するのが容易であるなどの利点を有している。中でも記
録媒体の幅方向に多数の吐出口を配列し、搬送されるシ
ートの全幅にわたって同時に記録を行うことのできる長
さの長尺ヘッドを使用した記録装置は、記録ヘッドの主
走査方向への移動がないために記録の一層の高速化が可
能である。
を形成するインクジェット記録装置においては、各色複
数の長尺ヘッドを記録媒体の搬送方向に配列している。
この場合記録媒体を正確に搬送する必要があるため、そ
の搬送手段の一つとして搬送ベルトに静電吸着させる構
成がある。
図を用いて説明する。図7は従来の画像形成装置を示す
模式図、図8は従来の搬送部の斜視図、図9は従来の記
録部の正面図、図10は従来の画像形成装置の上面図であ
る。
ラ81a、81bによって張架され、その吸着面に複数の電
極にて構成される第一電極82、第二電極83が設けられて
いる。第一電極82は搬送ベルト80の一方側の端部にて幅
の広い給電部を有し、第二電極83は搬送ベルトの他方側
にて幅の広い給電部を有して、搬送方向に交互に配列し
ている。夫々の第一電極82、第二電極83は電気的に独立
し、給電した電極のみが静電吸着をすることができるよ
うに構成されている。
に給電する一対の給電ブラシ84、85が設けられている。
給電ブラシ84は電極82にプラス電位を供給する電源であ
り、給電ブラシ85は電極83にマイナス電位を供給する電
源である。このようにして隣接する電極に逆極性の電圧
を印加することにより電界が発生し、記録媒体に対して
吸着力が発生する。かかる吸着力は電力を供給している
区間においてのみ発生するが、記録媒体の搬送ベルト80
からの分離を確実にするために、給電していない区間は
図示しない放電手段により残留電位を取り除くよう構成
している。
はインク吐出面を搬送ベルト80に対向させ、給送部88か
ら搬送された記録媒体Sに画像を記録し、排出部89に排
出、積載するものである。複数の長尺ヘッド86が備えら
れているのはカラー画像を形成するために各色の長尺ヘ
ッド86が必要となるためであり、記録媒体Sの搬送方向
に配置されている。また長尺ヘッド86の近傍にはインク
吐出面を保護するための保護キャップ86aが配置されて
いる。
時に霧状のインク(以下ミストと称する)が発生し、こ
れが長尺ヘッド86のインク吐出部に付着すると吐出不良
の原因になったり、他の長尺ヘッドに付着して混色する
などの不具合が生じる。これを防ぐため、長尺ヘッド86
の上方に排気ファン87を設け、装置内の空気を装置外に
排出するよう構成している。
両側、すなわち長尺ヘッド86の両側には給電ブラシ84、
85が配置されているために、通気wが通過しにくい。そ
のため排気ファン87による通気wは、図9に示すように
搬送方向と直交方向においては搬送ベルト上方から巻き
込むように流れ、図10に示すように搬送方向においては
搬送ベルト80に沿うような方向に流れることとなる。
長尺ヘッド86同士の間を抜けて流れるため、ここに保護
キャップ86aの他に上側に通気するための間隔を設ける
必要があった。このため搬送ベルト80が長くなって精度
を向上させることが難しくなり、また装置が大型化する
という問題があった。
り通気して装置内部から排気することにより、従来必要
であった複数の長尺ヘッド間の間隔をなくし、搬送方向
の長さを短くしたインクジェット記録装置を提供するこ
とにある。
に、本発明に係るインクジェット記録装置の代表的な構
成は、記録媒体にインクを吐出して記録を行う記録手段
と、前記記録媒体を搬送する搬送ベルトと、前記記録媒
体を前記搬送ベルトに静電吸着させるための電極と、前
記搬送ベルト搬送方向に沿って設けられ、静電吸着のた
めに前記電極に給電する給電ブラシと、前記記録手段付
近の空気を外部に排気するための排気ファンとを有し、
前記給電ブラシに前記排気ファンに通気するための隙間
を設けたことを特徴とする。
ンクジェット記録装置の実施形態について、図を用いて
説明する。図1は画像形成装置の側面模式図、図2は記
録部の斜視図、図3は画像形成装置の上面図、図4は搬
送方向上流側より見た記録部の正面図である。
手段は、記録媒体の幅方向に多数の吐出口を配列し、搬
送されるシートの全幅にわたって同時に記録を行うこと
のできる長さの記録ヘッド(以下長尺ヘッド1という)
を複数有し、カラー画像を記録するものである。長尺ヘ
ッド1はインク吐出面を搬送ベルト3に対向し、搬送方
向に複数配置されており、各色のインクを吐出して重畳
することによりカラー画像を記録することができる。ま
た長尺ヘッド1の近傍にはインク吐出面を保護するため
の保護キャップ2が配置されている。
を形成する際には、給送部6から記録媒体5を図示しな
い給送手段によって一枚ずつ分離給送し、搬送ベルト3
によって吸着搬送しつつ長尺ヘッド1により順次画像を
記録した後に、図示しない記録媒体分離機構を用いて記
録媒体5を搬送ベルト3より分離し、排出部7に排出、
積載する。
支持ローラ4a、4bによって張架された無端ベルトで
あって、その表面に複数の電極にて構成される第一電極
11、第二電極12が設けられている。第一電極11は搬送ベ
ルト3の一方側の端部にて幅の広い給電部11aを有し、
第二電極12は搬送ベルト3の他方側の端部に幅の広い給
電部12aを有している。搬送ベルト3上には第一電極11
と第二電極12を電気的に独立させて交互に配列し、給電
した電極のみが静電吸着を行うことができるよう構成さ
れている。
する位置には、第一電極11にプラス電位を供給する給電
ブラシ9、及び第二電極12にマイナス電位を供給する給
電ブラシ10が設けられている。このようにして隣接する
電極に逆極性の電圧を印加することにより電界が発生
し、記録媒体に対して吸着力が発生する。かかる吸着力
は電力を供給している区間においてのみ発生するが、記
録媒体の搬送ベルト3からの分離を確実にするために、
給電していない区間は図示しない放電手段により残留電
位を取り除くよう構成している。
複数に分割されて長尺ヘッド1に対応する位置に配置
し、長尺ヘッド1同士の隙間に対応する位置は給電ブラ
シ9も欠落させて構成している。更に図3に示すよう
に、給電ブラシ9が欠落した部分に排気ファン8を配置
している。なお、給電ブラシ9の欠落部分において第一
電極11は給電されず解放状態となるが、記録媒体5は残
留電位による静電吸着力によって搬送ベルト3に吸着さ
れる。
長尺ヘッド1から発生したミストを排出する通気wは、
長尺ヘッド1、保護キャップ2の隙間などを通じ、給電
ブラシ9の欠落部分を通って搬送ベルト3側方から機外
へ排出される。なお、通気wの吸気は、長尺ヘッド1と
保護キャップ2、給電ブラシ10の隙間などから行われ
る。
給電ブラシを分割し、その隙間からミストを排出するよ
う構成したことにより、それぞれの長尺ヘッド1の間に
ミスト排出用の隙間を設ける必要がない。従って長尺ヘ
ッド1同士の間隔を短く配置することが可能となり、記
録部の搬送方向の長さを短く構成することが可能となる
ため、装置の小型化を図ることが可能となる。
クジェット記録装置の第二実施形態について図を用いて
説明する。図5は本実施形態に係る画像形成装置の上面
図、図6は搬送方向上流側より見た記録部の正面図であ
る。上記第一実施形態と説明の重複する部分について
は、同一の符号を付して説明を省略する。
同様に第一電極11の給電ブラシ9を分割し、長尺ヘッド
1に対応する位置に配置している。また同様に排気ファ
ン8を給電ブラシ9同士の中間に配置し、ここから通気
wを排気可能に構成している。
ように第二電極12の給電ブラシ13も分割し、この給電ブ
ラシ13の欠落部分が長尺ヘッド1に対応する位置となる
よう配置している。すなわち給電ブラシ9と給電ブラシ
13の欠落部分は交互に配置され、長尺ヘッド1の吐出面
付近より通気wを吸気し、長尺ヘッド1同士の間におい
て通気wを排気することとなる。このように吸気を長尺
ヘッド1のミストの発生源である吐出面付近より行うこ
とにより、上記第一実施形態よりもミストを積極的に排
出することが可能となった。
において給電ブラシ13より給電されることとなる。給電
ブラシ13の欠落部分においては残留電位によって吸着力
が発生しているが、プラス電位の給電ブラシ9とマイナ
ス電位の給電ブラシ13の欠落部分がずれて配置されてい
ることから常にいずれかの電極は給電されることとな
り、記録媒体5の静電吸着を確保することができる。
排気側の給電ブラシ9の欠落部分が長尺ヘッド1の間に
くるよう配置して示したが、本発明はこれに限定するも
のではなく、長尺ヘッド1と対応した位置、またはこれ
らの中間位置に配置することでも良い。このように給電
ブラシ9の欠落部分を長尺ヘッド1に対応して配置した
場合には、排気側において積極的にミストを排出するこ
とができる。
ジェット記録装置においては、記録ヘッド間にミスト排
気用の空間が不要であり、記録ヘッド同士の配置間隔を
短くすることができ、装置の小型化、経済化が可能とな
っている。
により、駆動音による騒音の低減、排出された空気が直
接使用者にあたるというような使用者に対する不快感の
防止を図ることができる。
である。
る。
る。
る。
Claims (9)
- 【請求項1】 記録媒体にインクを吐出して記録を行う
記録手段と、 前記記録媒体を搬送する搬送ベルトと、 前記記録媒体を前記搬送ベルトに静電吸着させるための
電極と、 前記搬送ベルト搬送方向に沿って設けられ、静電吸着の
ために前記電極に給電する給電ブラシと、 前記記録手段付近の空気を外部に排気するための排気フ
ァンとを有し、 前記給電ブラシに前記排気ファンに通気するための隙間
を設けたことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項2】 前記記録手段とは、搬送されるシートの
全幅にわたって同時に記録を行うことのできる長さの記
録ヘッドを有していることを特徴とする請求項1記載の
インクジェット記録装置。 - 【請求項3】 前記記録手段は、前記記録媒体の搬送方
向に複数の前記記録ヘッドを有していることを特徴とす
る請求項2記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項4】 前記インクジェット記録装置は前記排気
ファンを複数有し、該排気ファンを少なくとも前記給電
ブラシの隙間に配置したことを特徴とする請求項1乃至
3のいずれか1項記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項5】 前記給電ブラシの隙間とは、前記複数の
記録ヘッドの間に配置したことを特徴とする請求項3乃
至4のいずれか1項記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項6】 前記給電ブラシとは、前記搬送ベルトの
両端に一対に設けたことを特徴とする請求項1乃至5の
いずれか1項記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項7】 前記給電ブラシの隙間とは、前記一対の
給電ブラシの一方または両方を複数に分割することによ
り設けたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1
項記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項8】 前記一対の給電ブラシの両方に前記隙間
を設けた場合において、互いの隙間を交互に配置したこ
とを特徴とする請求項6または7記載のインクジェット
記録装置。 - 【請求項9】 前記一対の給電ブラシのうち、一方の給
電ブラシの隙間を前記複数の記録ヘッドの間に配置し、
他方の給電ブラシの隙間を前記複数の記録ヘッドに対応
する位置に設けたことを特徴とする請求項8記載のイン
クジェット記録装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP28759698A JP3969863B2 (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28759698A JP3969863B2 (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | インクジェット記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000108357A true JP2000108357A (ja) | 2000-04-18 |
JP3969863B2 JP3969863B2 (ja) | 2007-09-05 |
Family
ID=17719346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28759698A Expired - Fee Related JP3969863B2 (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3969863B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005096287A (ja) * | 2003-09-25 | 2005-04-14 | Asahi Breweries Ltd | 印字装置 |
JP2005199691A (ja) * | 2003-12-15 | 2005-07-28 | Canon Inc | インクジェット記録装置 |
EP1787816A2 (en) * | 2005-11-16 | 2007-05-23 | Miyakoshi Printing Machinery Co., Ltd. | Inkjet recording apparatus with ink mist removal arrangement |
JP2015193219A (ja) * | 2014-03-25 | 2015-11-05 | キヤノン株式会社 | 液体吐出装置および液体吐出方法 |
-
1998
- 1998-10-09 JP JP28759698A patent/JP3969863B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2005096287A (ja) * | 2003-09-25 | 2005-04-14 | Asahi Breweries Ltd | 印字装置 |
JP2005199691A (ja) * | 2003-12-15 | 2005-07-28 | Canon Inc | インクジェット記録装置 |
JP4533080B2 (ja) * | 2003-12-15 | 2010-08-25 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録装置 |
EP1787816A2 (en) * | 2005-11-16 | 2007-05-23 | Miyakoshi Printing Machinery Co., Ltd. | Inkjet recording apparatus with ink mist removal arrangement |
EP1787816A3 (en) * | 2005-11-16 | 2008-10-15 | Miyakoshi Printing Machinery Co., Ltd. | Inkjet recording apparatus with ink mist removal arrangement |
US7614722B2 (en) | 2005-11-16 | 2009-11-10 | Miyakoshi Printing Machinery Co., Ltd. | Inkjet recording apparatus |
JP2015193219A (ja) * | 2014-03-25 | 2015-11-05 | キヤノン株式会社 | 液体吐出装置および液体吐出方法 |
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