JP2000107665A - ロッド塗布方法及び装置 - Google Patents

ロッド塗布方法及び装置

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JP2000107665A JP10282558A JP28255898A JP2000107665A JP 2000107665 A JP2000107665 A JP 2000107665A JP 10282558 A JP10282558 A JP 10282558A JP 28255898 A JP28255898 A JP 28255898A JP 2000107665 A JP2000107665 A JP 2000107665A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表面粗さの小さなウエブの場合にもウエブを高
速走行させて塗布を行うことができ、しかも塗布中にウ
エブ12に擦り傷を発生させることがない。 【解決手段】ロッド14が回転を停止している塗布装置
の塗布開始時或いはロッド14の回転速度がウエブ12
の走行速度よりも小さい塗布再開始時には、ロッド14
を強制的に回転させてウエブ12の走行速度の10%以
上まで上げてからウエブ12と接触させ、接触後は強制
的な回転力を解除してロッド14をウエブ12との接触
により従動回転させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロッド塗布方法及
び装置に係り、特に、塗工用ロッドを用いてウエブ、例
えば帯状金属板に塗布液を転移させて塗布するロッド塗
布方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ウエブ面上に塗布液を塗布するロッド塗
布装置として、塗工用ロッドを走行するウエブに接触さ
せ、該塗工用ロッドにより塗布量を調節した塗布液をウ
エブに塗布する方法がある。このロッド塗布方法は、極
めて簡単な構成で、しかも高速で薄層な塗布が実現し得
るという特徴を有するため、広く用いられている。
【0003】このロッド塗布方法は、例えば特開昭53
─22543号公報や特開昭59─123568号公報
に記載されるように、塗工用ロッド(以下、単に「ロッ
ド」という)を走行するウエブに接触させると共に、ウ
エブとロッドの接触部の直前に塗布液溜まりを形成し、
強制的に回転させたロッドで塗布液溜まりの塗布液を掻
き上げてウエブに転移させて塗布する。
【0004】しかし、ロッドを強制的に回転させてウエ
ブと接触させた場合、ロッドの回転速度とウエブの走行
速度がうまく一致しないとウエブに擦り傷ができるとい
う欠点がある。そこで、本出願人は、ロッドを強制的に
回転させるのではなく、ロッドの両端を単に軸受に回転
自在に支持しておき、ロッドと走行するウエブとを接触
させてロッドを従動回転させることを提案し、これによ
りウエブに擦り傷が発生しなくすることができた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロッド
と走行するウエブとを接触させてロッドを従動回転させ
るロッド塗布方法は、塗布中にウエブに擦り傷が発生し
なくなる長所がある反面、表面粗さが小さなウエブの場
合には、塗布開始時にウエブとロッドとを接触させても
ウエブがロッド面で滑ってしまう欠点がある。これによ
り、ロッドが上手く従動回転しないために塗布開始時に
おいてウエブに転移されるべき塗布液の液切れが発生す
るという問題がある。この液切れはウエブの走行速度が
大きいほど発生し易いことから、走行速度を遅くするこ
とも考えられるが、生産効率の点から好ましくない。
【0006】また、最近は、生産性向上の観点から塗布
速度を高速化するだけでなく、塗布するウエブの後端と
次に塗布するウエブの前端を接合することにより連続運
転を行うようにしている。しかし、ウエブの接合部がロ
ッドを通過するときにロッドに微振動等の外乱が発生し
て塗布液に泡の巻き込みが生じ、泡がウエブの塗膜面に
転写されたり塗布液溜まりに泡が滞留してウエブの塗膜
面にスジが発生したりする塗布不良が発生する。この対
策として、本出願人は、接合部がロッドを通過する前に
ウエブとロッドとを離間させて塗布を中断し、接合部が
ロッドを通過したらロッドを再び回転させて塗布を開始
することを提案している。
【0007】しかし、ロッドと走行するウエブとを接触
させてロッドを従動回転させるロッド塗布方法は、表面
粗さが小さなウエブの場合には、接合部がロッドを通過
したらロッドをウエブに接触させて再び回転させて塗布
を開始する時に、ロッドが上手く従動回転しない。従っ
て、このような塗布の再開始時においても転移されるべ
き塗布液の液切れが発生するという欠点がある。
【0008】このように、ウエブとロッドとの接触によ
りロッドを従動回転させるロッド塗布方法は、ロッドが
ウエブの走行速度に近い回転速度で回転する塗布中はウ
エブに擦り傷等の損傷を発生させない長所があるが、前
記したように塗布開始時や塗布の再開始時に転移される
べき塗布液の液切れが発生するという欠点がある。本発
明はこのような事情に鑑みて成されたもので、表面粗さ
の小さなウエブの場合にもウエブを高速走行させて塗布
を行うことができ、しかも塗布中にウエブに擦り傷を発
生させることがないロッド塗布方法及び装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、連続走行するウエブと塗工用ロッドとを接
触させて該塗工用ロッドを従動回転させることにより塗
布液溜まりの塗布液を前記ウエブに転移して塗布するロ
ッド塗布方法であって、前記ウエブと塗工用ロッドとを
接触して塗布を開始する前に、前記塗工用ロッドを強制
的に回転させて前記ウエブに接触させ、接触後は前記強
制的な回転を解除して前記従動回転を行うようにしたこ
とを特徴とする。
【0010】また、本発明は前記目的を達成するため
に、ウエブ同士を接合した接合部を有するウエブであ
り、連続走行するウエブと塗工用ロッドとを接触させて
該塗工用ロッドを従動回転させることにより塗布液溜ま
りの塗布液を前記ウエブに転移して塗布するロッド塗布
方法であって、前記接合部が前記塗工用ロッドを通過す
る前に前記ウエブを塗工用ロッドから離間し、前記接合
部が通過したら前記ウエブを前記塗工用ロッドに再接触
させると共に、前記再接触させる前には前記塗工用ロッ
ドを強制的に回転させて前記ウエブに接触させ、接触後
は前記強制的な回転を解除して前記従動回転を行うよう
にしたことを特徴とする。
【0011】また、本発明は前記目的を達成するため
に、連続走行するウエブと塗工用ロッドとを接触させて
該塗工用ロッドを従動回転させることにより塗布液溜ま
りの塗布液を前記ウエブに転移して塗布するロッド塗布
装置であって、前記ウエブと前記塗工用ロッドを相対的
に離間・接触させる離間・接触手段と、前記塗工用ロッ
ドを強制的に回転駆動させる駆動手段と、前記駆動手段
の駆動力を前記塗工用ロッドに伝達・遮断する伝達・遮
断手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】本発明によれば、ウエブと塗工用ロッドと
を接触して塗布を開始する前に、或いは接合部が塗工用
ロッドと通過後に再びウエブと塗工用ロッドとを再接触
させて塗布を再度開始する前に、塗工用ロッドを強制的
に回転させてウエブに接触させ、接触後は前記強制的な
回転を解除して前記従動回転を行うようにした。これに
より、ウエブを高速走行させて塗布を行うことができ、
しかも塗布中にウエブに擦り傷を発生させることがな
い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係るロッド塗布方法及び装置の好ましい実施の形態につ
いて詳説する。図1は、本発明に係るロッド塗布装置1
0の側面断面図、図2は正面図である。
【0014】これらの図に示すように、ロッド塗布装置
10は、主として、走行するウエブ12の幅方向(ウエ
ブ12に直交する方向)に配設される円柱状のロッド1
4と、そのロッド14をウエブ12との接触により従動
回転自在に支持するロッド支持部材16と、駆動用モー
タ18と、駆動用モータ18の回転力をロッド14に伝
達・遮断する伝達・遮断手段20と、ロッド支持部材1
6を昇降させてウエブ12とロッド14を相対的に離間
・接触させる離間・接触手段22と、から構成される。
【0015】支持台24の上に配設されたロッド支持部
材16の上部両端には、図2に示すように、一対の軸受
26、26が配設され、この一対の軸受26にロッド1
4両端が回転自在に支持される。また、図1に示すよう
に、ロッド支持部材16と堰部材28とで形成された塗
布液供給路30に供給された塗布液32は、ウエブ12
とロッド14との接触部の直前に塗布液の液溜まり34
を形成する。これにより、回転するロッド14により液
溜まり34の塗布液32が掻き上げられてウエブ12に
転移され、ウエブ12面に塗布層36が形成される。ロ
ッド14の直径は、6〜25mmがよく、更に好ましく
は6〜15mmであり、ロッド14の表面にワイヤーを
巻いたもの、ロッド14の表面に溝を刻設したもの、ロ
ッド14の表面が平滑なもの等を用いることができる。
【0016】前記一対の軸受26のうちの一方側近傍
に、前記駆動用モータ18が配設されると共に、駆動用
モータ18とロッド14との間には駆動用モータ18の
回転力をロッド14に伝達・遮断する伝達・遮断手段2
0が配設される。即ち、駆動用モータ18がスライド台
38上に配設され、駆動用モータ18の回転軸18Aの
先端には凸状部材40が固設されると共に、駆動用モー
タ18側のロッド端部14Aには前記凸状部材40に嵌
合する凹状部材42が固設される。これにより、凸状部
材40と凹状部材42とが嵌合すると、駆動用モータ1
8の回転力がロッド14に伝達され、嵌合が外れると回
転力の伝達が解除される。駆動用モータ18は、信号ケ
ーブルを介してコントローラ54に接続され、コントロ
ーラ54からの制御信号によりON─OFFされる。
【0017】また、スライド台38は、支持台24上に
ロッド支持部材16に向かって敷設されたレール44に
リニアベアリング46、46を介してスライド自在に支
持される。更に、スライド台38は、レール44に平行
なボールねじ48に螺合されると共に、ボールねじ48
の一端が正逆可能な正逆モータ50の回転軸に連結され
る。これにより、正逆モータ50を回転させることによ
り、ボールねじ48が回転してスライド台38がレール
44上を凸状部材40と凹状部材42が嵌合する方向、
或いは離間する方向にスライドさせる。また、凸状部材
40と凹状部材42とが嵌合・離間する他の方法として
は、エアシリンダを使用した脱着装置により、凸状部材
40と凹状部材42が嵌合あるいは離間する方向にスラ
イドさせてもよい。凹状部材42の近傍には、ロッド1
4の回転数を検出するセンサ52が配設され、検出した
回転数はコントローラ54に入力される。そして、コン
トローラ54は、信号ケーブルを介して正逆モータの図
示しない制御部に制御信号を送り、モータのON─OF
F及び回転方向を制御する。
【0018】支持台24は、上記離間・接触手段22を
介して基台56に支持される。この離間・接触手段22
は、支持台24と基台56との間のコーナ部に配設され
た4台のジャッキ装置58、58…で構成され、ジャッ
キ装置58が信号ケーブルを介して前記コントローラ5
4に接続される。そして、コントローラ54の指示によ
りジャッキ装置58の図示しないピストンを伸縮させ
る。これにより、支持台24が基台56に対して昇降す
るので、ロッド14がウエブ12に対して接触したり離
間したりする。
【0019】次に、上記の如く構成された本発明のロッ
ド塗布装置10の作用について説明する。コントローラ
54は、塗布装置10の運転を開始する前は、ジャッキ
装置58のピストンを縮めて支持台24を下降させてお
くことにより、ロッド14をウエブ12から離間させて
おく。そして、正逆モータ50を作動させてスライド台
38をスライドさせて駆動用モータ18の凸状部材40
とロッド14の凹状部材42を嵌合させる。次に、コン
トローラ54は、駆動用モータ18を回転させてロッド
14を強制的に回転して回転数を上げる。次に、コント
ローラ54は、センサ52からの信号により回転数が上
がったことを確認したら、ジャッキ装置58のピストン
を伸長して支持台24を上昇させ、ロッド14を走行す
るウエブ12に接触させる。ロッド14がウエブ12に
接触したら、コントローラ54は正逆モータ50を前記
回転とは逆に回転させて、凸状部材40と凹状部材42
の嵌合が解除される方向にスライド台24をスライドさ
せる。そして、凸状部材40と凹状部材42の嵌合が解
除されたら駆動用モータ18を停止させる。これによ
り、ロッド14はウエブ12との接触により従動回転し
ながら塗布液溜まり34から塗布液32をウエブ12に
転移して塗布する。
【0020】また、ウエブ12同士を接合する接合部が
ロッド14を通過する時には、コントローラ54により
ジャッキ装置58、正逆モータ50、駆動用モータ18
を制御して、接合部がロッド14を通過する前にロッド
14をウエブ12から離間する。そして、接合部が通過
したらロッド14をウエブ12に再接触させると共に、
再接触させる前にはロッド14を強制的に回転させてウ
エブ12に接触させ、接触後は所定の回転数に達したと
きに強制的な回転を解除してロッド14がウエブ12と
の接触により従動回転を行うようにする。前述した所定
の回転速度は、ウエブ走行速度の10〜100%の範囲
で決定することが好ましい。また、ウエブ12との接触
時のロッド14の回転速度は、ウエブ12の走行速度の
10%以上であることが好ましい。ロッド14の回転速
度がウエブ12の走行速度の10%未満の場合には、ロ
ッド14とウエブ12の摩擦力よりもロッド14とロッ
ド支持部材16の摩擦力の方が大きくなるためにロッド
14の回転不良が発生し、均一な塗布量が得られない。
【0021】このように、本発明のロッド塗布装置で
は、ロッド14が回転を停止している塗布装置の塗布開
始時或いはロッド14の回転速度がウエブ12の走行速
度よりも小さい塗布再開始時には、ロッド14を強制的
に回転させてウエブ12と接触させ、接触後は所定の回
転速度に達したときに強制的な回転力を解除してロッド
14をウエブ12との接触により従動回転させるように
したので、表面粗さの小さなウエブ12の場合にもウエ
ブ12を高速走行させて塗布を行うことができ、しかも
塗布中にウエブ12に擦り傷を発生させることがない。
【0022】尚、本発明に使用される塗布液32は特に
限定されないが、高分子化合物の水溶液または有機溶媒
液、顔料分散液、コロイド溶液等を使用することができ
る。また、塗布液32の粘度も特に限定されないが、粘
度が低い方が適しており、100cp以下、好ましくは
50cp以下がよい。本発明に使用されるウエブ12と
は、金属、紙、プラスチックフイルム、レジンコーティ
ッド紙、合成紙等が含まれる。プラスチック材質は、例
えばポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン等
のビニル重合体、6、6ナイロン、6ナイロン等のポリ
アミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
2、6ナフタレート等のポリエステル、ポリカーボネー
ト、セルローストリアセテート、セルロールダイアセテ
ート等のセルロースアセテート等が使用される。また、
レジンコーティッド紙に用いる樹脂としては、ポリエチ
レンをはじめとするポリオレフィンが代表的であるが、
必ずしもこれに限定されない。また、金属ウエブとして
は、例えばアルミニウム板がある。
【0023】
【実施例】本発明の実施の形態で説明したロッド塗布装
置を用い、表面粗さの小さなウエブについて塗布試験を
行った。実施例では、ロッドを走行するウエブに接触さ
せる前に駆動用モータでロッドを強制的に回転し、接触
後は駆動用モータによる強制回転を解除して、ロッドの
回転を走行するウエブとの接触により従動回転させた。
【0024】比較例では、ロッドの回転を走行するウエ
ブとの接触による従動回転のみとした。即ち、駆動用モ
ータを使用しないで行った。実施例及び比較例ともに、
使用した表面粗さの小さなウエブは、表面処理後の表面
粗さRa=0.50μmのアルミニウム支持体を用い、
ウエブの走行速度(ライン速度)を100m/分とし
た。また、ウエブへの塗布液の塗布量が10cc/m2
になるようにロッドの表面い巻いたワイヤ径、及びウエ
ブとロッドのラップ角度を調節した。また、ロッドの直
径が15mmのものを使用した。
【0025】この結果、実施例の場合には、ロッドをウ
エブに接触させる前に、ロッドの回転数を600rpm
まで上げておき、この状態でウエブに接触させることに
より塗布開始直後からウエブへの塗布液の塗布量が10
cc/m2 になるようにすることができた。また、接触
後はロッドの強制回転を解除してウエブとの接触による
従動回転としたので、ウエブ塗布面への擦り傷の発生も
認められなかった。
【0026】これに対し、比較例では、ロッドを走行す
るウエブに接触させても停止状態のロッドを回転させる
だけの力が発生しなかった。従って、ウエブへの塗布は
できなかった。また、表面処理を施しておらず、表面粗
さRa=0.23μmと更に小さな上記アルミニウム支
持体の裏面に同様に塗布液を塗布したが、本発明のロッ
ド塗布方法を行うことにより、塗布開始直後からウエブ
への塗布液の塗布量が10cc/m2 になるようにする
ことができた。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のロッド塗
布方法及び装置によれば、表面粗さの小さなウエブの場
合にもウエブを高速走行させて塗布を行うことができ、
しかも塗布中にウエブに擦り傷を発生させることがな
い。従って、ウエブの品質を良好に維持することができ
ると共に、生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロッド塗布装置を説明する側面断面図
【図2】本発明のロッド塗布装置の正面図
【符号の説明】
10…ロッド塗布装置 12…ウエブ 14…ロッド 16…ロッド支持部材 18…駆動用モータ 20…伝達・遮断手段 22…離間・接触手段 24…支持台 26…軸受 28…堰部材 30…塗布液供給路 32…塗布液 34…塗布液溜まり 36…塗布膜 38…スライド台 40…凸状部材 42…凹状部材 44…レール 46…リニアベアリング 48…ボールねじ 50…正逆モータ 52…センサ 54…コントローラ 56…基台 58…ジャッキ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 修芳 静岡県榛原郡吉田町川尻4000番地 富士写 真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 4D075 AC22 AC72 AC88 AC94 AC97 AC99 DA03 DA33 EA05 4F040 AA22 AB04 AB20 AC01 BA23 CB11 CB18 CB21 CB40 DA15 DA20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続走行するウエブと塗工用ロッドとを接
    触させて該塗工用ロッドを従動回転させることにより塗
    布液溜まりの塗布液を前記ウエブに転移して塗布するロ
    ッド塗布方法であって、 前記ウエブと塗工用ロッドとを接触して塗布を開始する
    前に、前記塗工用ロッドを強制的に回転させて前記ウエ
    ブに接触させ、接触後は前記強制的な回転を解除して前
    記従動回転を行うようにしたことを特徴とするロッド塗
    布方法。
  2. 【請求項2】ウエブ同士を接合した接合部を有するウエ
    ブであり、連続走行するウエブと塗工用ロッドとを接触
    させて該塗工用ロッドを従動回転させることにより塗布
    液溜まりの塗布液を前記ウエブに転移して塗布するロッ
    ド塗布方法であって、 前記接合部が前記塗工用ロッドを通過する前に前記ウエ
    ブを塗工用ロッドから離間し、 前記接合部が通過したら前記ウエブを前記塗工用ロッド
    に再接触させると共に、前記再接触させる前には前記塗
    工用ロッドを強制的に回転させて前記ウエブに接触さ
    せ、接触後は前記強制的な回転を解除して前記従動回転
    を行うようにしたことを特徴とするロッド塗布方法。
  3. 【請求項3】前記塗工用ロッドの強制回転時の回転速度
    は、前記ウエブの走行速度の10%以上であることを特
    徴とする請求項1又は2のロッド塗布方法。
  4. 【請求項4】前記ウエブの表面粗さRaは1.00μm
    以下であることを特徴とする請求項1又は2のロッド塗
    布方法。
  5. 【請求項5】連続走行するウエブと塗工用ロッドとを接
    触させて該塗工用ロッドを従動回転させることにより塗
    布液溜まりの塗布液を前記ウエブに転移して塗布するロ
    ッド塗布装置であって、 前記ウエブと前記塗工用ロッドを相対的に離間・接触さ
    せる離間・接触手段と、 前記塗工用ロッドを強制的に回転駆動させる駆動手段
    と、 前記駆動手段の駆動力を前記塗工用ロッドに伝達・遮断
    する伝達・遮断手段と、 を備えたことを特徴とするロッド塗布装置。
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