JP2000107277A - 眼内レンズ - Google Patents
眼内レンズInfo
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Abstract
で行い、折り曲げ可能な眼内レンズを提供する。 【解決手段】 ヒドロキシル基を持つ含水性ビニル系モ
ノマーを組成に含む眼内レンズ用基材と酸ハロゲン化物
とを反応させ、前記ヒドロキシル基の部位をエステル化
する製造工程により得られることを特徴とする。
Description
晶体の代わりに挿入される折り曲げ可能な眼内レンズに
関するものである。
わりとして眼内レンズが多く使用されている。眼内レン
ズの基材となる材料には、非含水性で硬質のメタクリル
酸や、含水性で水を含むと軟質になる2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート(HEMA)などが知られている。
能な軟質の眼内レンズと比べ、眼内挿入時に切開創が大
きくなってしまうという問題があった。
酸などのアクリル系の硬いポリマーが持つカルボキシル
基(−COOH)に、アルコール(R-OH)を脱水反応により
付加させるエステル化により硬質の基材を軟化させて使
用する眼内レンズが提案されている。
ステル化は可逆反応であるため、高収率で反応を進める
ことは困難であり、かつ時間もかかるといった問題があ
った。
のハロゲンを利用して、前記カルボキシル基(-COOH)
をハロゲン化することで得られる酸ハロゲン化物(-COX)
を、アルコール(R-OH)と反応させエステル化処理する
方法も考えられているが、基材となるポリマーが持つカ
ルボキシル基をハロゲン化することは、立体障害的に非
常に困難であるため、あまり現実的ではない。さらに、
アクリル系のモノマーを先にハロゲン化して重合させる
という方法も別に考えられるが、酸ハロゲン化物は非常
に不安定な物質であるため、加熱することでカルボキシ
ル基へと戻りやすく、これも現実的ではない。
レンズを挿入した場合と比べ、後発白内障になるケース
が比較的多く見られるという報告もされている。
鑑み、眼内レンズの基材の軟化を短時間かつ高収率で行
え、また含水性のレンズに起こりやすい後発白内障を抑
制する折り曲げ可能な眼内レンズを提供することを目的
とする。
に、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とす
る。
中、R1はH、若しくはCH3を表し、R2は炭素数2〜
20までの直鎖状、分岐鎖状、環状のアルキレンよりな
る群より選択され、R3は炭素数2〜20の直鎖状、分
岐鎖状、環状のアルキル、またはフッ素を含むアルキル
よりなる群より選択されるのが望ましい。
ル系モノマーを組成に含む眼内レンズ用基材と酸ハロゲ
ン化物とを反応させ、前記ヒドロキシル基の部位をエス
テル化する製造工程により得られることを特徴とする。
化物と反応させる前に眼内レンズ用基材を眼内レンズの
形状に成形しておくことを特徴とする。
ドロキシル基を持つ含水性ビニル系モノマーとヒドロキ
シル基を含まない非含水性ビニル系モノマーとを共重合
させることを特徴とする。
は、2−ヒドロキシエチルメタクリレートであり、前記
眼内レンズ用基材において2−ヒドロキシエチルメタク
リレートを45重量%以上共重合させることを特徴とす
る。
記眼内レンズ用基材は前記エステル化の前に含水させる
ことを特徴とする。
記エステル化は加熱しながら行うことを特徴とする。
記エステル化を行う際に最初あるいは反応途中から、塩
基触媒を加えることを特徴とする。
記眼内レンズ用基材のヒドロキシル基の部位を含水後に
金属塩とし、前記金属塩は酸塩化物にてエステル化処理
されることを特徴とする。
前記眼内レンズ用基材はフェニル基を含むことを特徴と
する。
前記眼内レンズ用基材はフッ素を含むことを特徴とす
る。
前記眼内レンズ用基材は紫外線吸収剤を含むことを特徴
とする。
ドロキシル基の部位を、酸ハロゲン化物でエステル化し
基材を軟化させる方法を用いる。よって使用するポリマ
ーの組成分中に、式(II)で示されるヒドロキシル基を
持ったビニル系モノマーを挙げることができる。
〜20までの直鎖状、分岐鎖状、環状のアルキレンより
なる群から選択される。
ー以外にも以下のものを使用することができる。なお、
表記上「…(メタ)アクリレート」とあるのは「…アク
リレート」または「…メタクリレート」を表わす。
ト、ジヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ジエチ
レングリコールモノ(メタ)アクリレート、トリエチレ
ングリコールモノ(メタ)アクリレート、ジプロピレン
グリコールモノ(メタ)アクリレートなどのヒドロキシ
ル基含有(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸類
などのヒドロキシル基を持つビニル系モノマー(以下、
単に含水性モノマーという)を挙げることができる。
化物と反応せずレンズの硬さを調整させるための非含水
性のモノマーとの共重合の組み合せを利用することも可
能である。これら非含水性のモノマーは、式(III)に
表されるものを使用することができる。
〜20までの直鎖状、分岐鎖状、環状のアルキルよりな
る群から選択される。
下のものを使用することができる。なお、表記上「…
(メタ)アクリレート」とあるのは「…アクリレート」
または「…メタクリレート」を表わす。
タ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、n
−ブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)
アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、n−
ペンチル(メタ)アクリレート、tert−ペンチル(メ
タ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2
−メチルブチル(メタ)アクリレート、ヘプチル(メ
タ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、ステ
アリル(メタ)アクリレート、シクロペンチル(メタ)
アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート等
の直鎖状、分岐鎖状、環状のアルキル(メタ)アクリレ
ート類、シリコン含有(メタ)アクリレート類を挙げる
ことができる。
レンズの1基材には、上記に挙げた含水性モノマーと非
含水性モノマーとの共重合物が使用され、例えば、2−
ヒドロキシエチルメタクリレートとエチルメタクリレー
トの組み合せ等が挙げられる。当然、含水性モノマーの
みを眼内レンズの基材として使用することもできる。ま
た、これらの重合体の安定性を考慮して、エチレングリ
コール(メタ)アクリレート、ジエチレングリコール
(メタ)アクリレート等に代表される架橋剤を添加する
こともできる。これらの架橋剤は通常3〜10重量%の
範囲で使用され、好ましくは5重量%前後が望ましい。
また、10重量%を超えると基材が脆くなる原因とな
る。基材の重合は、重合開始剤を使用して行う。重合開
始剤には例えばアゾイソグチロバレロニトリルなどが挙
げられる。
レンズ用の基材を合成する。含水性モノマーと非含水性
モノマー、架橋剤を所定の割合にて容器に入れ混合す
る。一般に、これらの共重合物を構成するための含水性
モノマーと非含水性モノマーとの配合比はそれぞれの物
性に応じて適宜選択されるが、含水性モノマーにHEM
Aを用いた例では、含水性モノマーと非含水性モノマー
との配合比は7:3程度が好ましくかつ、HEMAの配
合比が45重量%を下回るとエステル化を行っても適度
な柔らかさが出ず、眼科手術用のセッシでの折り曲げが
容易でなくなる。
た基材を次の工程の切削加工にて眼内レンズの形状に切
削するため、眼内レンズの外周よりも若干大きめの径を
持った円筒形のものを使用する。
剤の混合が終了したら、次に重合開始剤を入れ常温、常
圧下で反応させ重合を開始させる。その後50℃、60
℃、70℃の水浴に順次6時間ずつ入れて重合させる。
重合は高い温度(例えば70℃、80℃)のみにて行う
こともできるが、このように段階的に温度を上昇させる
とより安定した重合を行うことができる。このような手
順で重合開始から約18時間経った後、重合済の基材を
容器から取り出し、脱水のためオーブンに入れ100
℃、24時間で乾燥させる。
形状に加工する切削加工を行う。ここでは具体的に1ピ
ースレンズの製造方法を述べる。まず、基材を一定の厚
さの板状にし、そこから眼内レンズの基(コア)となる
ものを円盤状に切り抜いていく。つぎに円盤状に切り抜
いたコアをジグに取付ける。取付けが終わったらコアの
片面を実際の眼内レンズの形状に切削加工していく。片
面の加工が終了したらジグからコアを取り外し、反対面
を切削加工できるようにもう一度ジグに取付ける。取付
けが終わったら反対面を先程と同じように眼内レンズの
形状に切削加工していく。両面が仕上がったら研磨し、
洗浄を行い、表面、寸法、光学特性、外観等の検査を経
て完成となる。
を、次にエステル化によって軟化させる方法を説明す
る。本発明では基材のヒドロキシル基をエステル化する
のに、式(IV)に示すような酸ハロゲン化物を使用す
る。式中Xはハロゲンであり、R3は炭素数2〜20の
直鎖状、分岐鎖状、環状のアルキル、またはフッ素を含
むアルキルよりなる群から選択される。
浸るくらいの量でよい。
物に5時間程眼内レンズを浸漬させる。その結果、含水
性モノマーが持っているヒドロキシル基がアルコールと
してとして作用し、酸ハロゲン化物と反応してエステル
化が行われる。エステル化が行われると含水性モノマー
側に酸ハロゲン化物のハロゲンを除いた成分が付加さ
れ、式(I)に示すようなエステル化物が得られる。
にて眼内レンズに付着している酸ハロゲン化物を洗浄し
た後、真空オーブン内に置き95℃で6時間乾燥した。
エステル化処理前の乾燥状態では、硬く柔軟性を持って
いないが、処理が行われた眼内レンズは、基材内の立体
障害性が向上しポリマーが柔軟化するため、乾燥状態で
眼科手術用のセッシにて容易に折り曲げ可能であった。
化物の収率を求めるため、エステル化処理前と処理後の
含水率を求め、この含水率の変化により収率を求めた。
含水率を測定するために処理前、処理後ともにオートク
レーブ滅菌(121℃で30分間、密封して水の中に入
れた後、常温、常圧下で取り出しレンズ周りの水分を拭
き取って処理する)と同じ処理をして含水状態の基材の
重さを測定した。
℃で真空状態中に一晩放置し、水分が抜けた状態の基材
の重さを測定した。これらのデータからエステル化処理
前と処理後の含水率を求めた。
は、基材となるポリマーが持つカルボキシル基にアルコ
ールを脱水付加させるエステル化反応を用いていたた
め、24時間から場合によっては数週間かかっていたの
に対し、同様な眼内レンズ用基材の軟化を行うのに本発
明では5時間程で済む。また、酸ハロゲン化物を用いる
ことによって、通常可逆反応であるエステル化が酸ハロ
ゲン化物を利用することで一方的に進むので収率も高く
なる。
を経た基材を、121℃で10〜15分間含水させる
と、基材のポリマー間の間隔が広がり、エステル化をす
るための処理溶液(酸ハロゲン化物)が基材に含浸しや
すくなって反応がより進み易くなる。
化物は、水と激しく反応するため保管時に脱水剤を加え
ておき、余分な水を省き酸ハロゲン化物の活性を劣化さ
せないようにするとよい。尚使用する脱水剤は、例えば
モレキュラーシーブなど水分の吸収剤として使われてい
るものならなんでもよい。
がよく進むため、エステル化処理中におよそ40〜10
0℃の間で加熱を行うと反応の進みがよい。
途中から有機塩基であるピリジン、キノリン、ピペリジ
ンや無機塩基である水酸化ナトリウム、水酸化カルシウ
ム等の塩基溶媒を加えると、均一触媒反応によりエステ
ル化がより早く進む。
基を、水酸化ナトリウム水溶液等の無機塩基を用いて金
属塩にしておき、それから酸ハロゲン化物で処理を行っ
てもエステル化がより早く進む。この方法は、エステル
化処理後に酸性生成物が残りにくく塩が反応生成物とし
て残るので、より安全な方法である。
してフェニル基を含むモノマー、例えば式(V)に示す
ようなフェノキシエチルメタクリレートや、その他フェ
ニルメタクリレート、フェニルアクリレート、ベンジル
メタクリレート等が挙げられる。これは、フェニル基を
含むとレンズの屈折率が高くなるのでその分レンズが薄
くてすみ、結果として手術の際に切開創が小さくて済
む。
タクリル酸エステルの官能基内にフッ素を含むモノマ
ー、例えば1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプ
ロピルメタクリレート、2,2,3,3-テトラフルオロプ
ロピルメタクリレートなどを含水性モノマーとの共重合
成分としたり、酸ハロゲン化物のアルキル側にフッ素を
含ませるとよい。これはフッ素を加えることでレンズ表
面のベタつきがなくなり、白内障手術の際に眼内レンズ
が手術用セッシに吸着することなく扱いやすいという効
果が得られるからである。
ヒドロキシベンゾフェノン、4−(2−アクリロキシエ
トキシ)−2−ヒドロキシベンゾフェノン等のベンゾフ
ェノン系の紫外線吸収剤やベンゾトリアゾール系の紫外
線吸収剤を共重合成分として眼内レンズ用基材に使用し
たり、物理的に混合固化させて眼内レンズ用基材に使用
することもできる。
として使用するモノマーは、2−ヒドロキシエチルメタ
クリレートを85重量部、また非含水性で製造する眼内
レンズの硬さを調整するためにエチルメタクリレートを
12.5重量部とする。これらと架橋剤としてエチレン
グリコールジメタクリレートを2.5重量部容器に入
れ、よく混合させる。
リル0.05重量部を容器に入れ、常温、常圧下で混合
し、50℃、60℃、70℃の水浴に順次6時間ずつ入
れて重合させた後、100℃のオーブンで24時間乾燥
させる。乾燥後、重合が完了した基材を容器から取り出
して、切削加工により眼内レンズの形状に削り出す。
軟化させるためにエステル化を行う。下準備としてエス
テル化反応を進めやすくする為に基材をオートクレーブ
滅菌と同様の処理にて十分に含水させておく。基材が十
分に含水された後、酸ハロゲン化物であるn−ブチリル
クロライドに常温、常圧下で5時間浸漬しエステル化処
理を行う。
n−ブチリルクロライドを洗浄し、真空オーブン内に置
き95℃で6時間乾燥した。本レンズは、処理前の乾燥
状態では、硬く柔軟性を持っていないが、処理後のレン
ズは乾燥状態で、眼科手術用のセッシで容易に折り曲げ
可能であった。また、含水率はエステル化処理前のレン
ズが30重量%であるのに対し、処理後は5重量%以下
であった。
重合を行う。フェノキシエチルメタクリレート55重量
部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート45重量部、
重合開始剤アゾイソグチロバレロニトリル0.05重量
部を容器に入れる。前記基材を常温、常圧下で混合し、
50℃、60℃、70℃の水浴に順次6時間ずつ入れて
重合させた後、100℃のオーブンで24時間乾燥させ
る。
から取り出して、切削加工により眼内レンズの形状に削
り出す。次に眼内レンズの形状に削り出した基材を軟化
させるためにエステル化を行う。下準備としてエステル
化反応を進めやすくする為に基材をオートクレーブ滅菌
と同様の処理にて十分に含水させておく。基材が十分に
含水された後、酸ハロゲン化物であるn−ブチリルクロ
ライドに常温、常圧下で5時間浸漬しエステル化処理を
行う。
n−ブチリルクロライドを洗浄し、真空オーブン内に置
き95℃で6時間乾燥した。本レンズは、処理前の乾燥
状態では、硬く柔軟性を持っていないが、処理後のレン
ズは乾燥状態で、眼科手術用のセッシで容易に折り曲げ
可能であった。また、含水率はエステル化処理前の基材
が15重量%であるのに対し、処理後は5重量%以下で
あった。
前に反応を進みやすくする為、基材を含水させたが、含
水させなくてもエステル化処理のみでレンズの十分な軟
化が見られる。
内レンズ基材のエステル化(カルボキシル基とヒドロキ
シル基との反応)における含水率の変化を記す。使用さ
れた基材の組成はエチレングリコールフェニルエチルア
クリレートが61重量%、アクリル酸29重量%、エチ
レングリコールジメタクリレート10重量%として基材
の合成を行った後、エステル化処理を行った。エステル
化処理方法はn−プロピルアルコールに濃硫酸5%含有
させ、そこにエステル化させたいサンプル(上記組成の
基材)を入れ95℃に加熱しエステル化を行った。この
ときのエステル化処理前の含水率は13.3重量%であ
ったのに対し、3日間のエステル化処理後の含水率は
5.6%、6日間のエステル化処理後の含水率は4.1
%であった。
発明の製造方法では従来に比べエステル化の速度は格段
に早く、得られるエステル化の反応率(収率)も同程度
以上の値が得られた。また、基材となるポリマーのヒド
ロキシル基をエステル化させることにより、含水させる
こと無く軟化が可能となるため、通常の含水性レンズを
含水させて使用するのに比べ後発白内障の抑制が得られ
ると考えられる。
便かつ高収率で、短時間に眼内レンズ用基材を軟化させ
ることのできる方法を用いて、折り曲げ可能な眼内レン
ズを提供することができる。
Claims (12)
- 【請求項1】 式(I) 【化1】 で示されるエステル化物を組成分とする眼内レンズ。式
中、R1はH、若しくはCH3を表し、R2は炭素数2〜
20までの直鎖状、分岐鎖状、環状のアルキレンよりな
る群より選択され、R3は炭素数2〜20の直鎖状、分
岐鎖状、環状のアルキル、またはフッ素を含むアルキル
よりなる群より選択される。 - 【請求項2】 ヒドロキシル基を持つ含水性ビニル系モ
ノマーを組成に含む眼内レンズ用基材と酸ハロゲン化物
とを反応させ、前記ヒドロキシル基の部位をエステル化
する製造工程により得られることを特徴とする眼内レン
ズ。 - 【請求項3】 請求項2の眼内レンズは酸ハロゲン化物
と反応させる前に眼内レンズ用基材を眼内レンズの形状
に成形しておくことを特徴とする眼内レンズ。 - 【請求項4】 請求項2の眼内レンズ用基材は、ヒドロ
キシル基を持つ含水性ビニル系モノマーとヒドロキシル
基を含まない非含水性ビニル系モノマーとを共重合させ
ることを特徴とする眼内レンズ。 - 【請求項5】 請求項4の含水性ビニル系モノマーは、
2−ヒドロキシエチルメタクリレートであり、前記眼内
レンズ用基材において2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ートを45重量%以上共重合させることを特徴とする眼
内レンズ。 - 【請求項6】 請求項2の眼内レンズにおいて、前記眼
内レンズ用基材は前記エステル化の前に含水させること
を特徴とする眼内レンズ。 - 【請求項7】 請求項2の眼内レンズにおいて、前記エ
ステル化は加熱しながら行うことを特徴とする眼内レン
ズ。 - 【請求項8】 請求項2の眼内レンズにおいて、前記エ
ステル化を行う際に最初あるいは反応途中から、塩基触
媒を加えることを特徴とする眼内レンズ。 - 【請求項9】 請求項2の眼内レンズにおいて、前記眼
内レンズ用基材のヒドロキシル基の部位を含水後に金属
塩とし、前記金属塩は酸塩化物にてエステル化処理され
ることを特徴とする眼内レンズ。 - 【請求項10】 請求項2の眼内レンズにおいて、前記
眼内レンズ用基材はフェニル基を含むことを特徴とする
眼内レンズ。 - 【請求項11】 請求項2の眼内レンズにおいて、前記
眼内レンズ用基材はフッ素を含むことを特徴とする眼内
レンズ。 - 【請求項12】 請求項2の眼内レンズにおいて、前記
眼内レンズ用基材は紫外線吸収剤を含むことを特徴とす
る眼内レンズ。
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JP27996798A JP3824791B2 (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | 眼内レンズの製造方法 |
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JP3824791B2 (ja) | 2006-09-20 |
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