JP2000105723A - メモリの空き管理装置 - Google Patents

メモリの空き管理装置

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JP2000105723A
JP2000105723A JP10276028A JP27602898A JP2000105723A JP 2000105723 A JP2000105723 A JP 2000105723A JP 10276028 A JP10276028 A JP 10276028A JP 27602898 A JP27602898 A JP 27602898A JP 2000105723 A JP2000105723 A JP 2000105723A
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Yoshihiro Uchida
佳宏 内田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はメモリの空き管理装置に関し、空きア
ドレスを確実にそして高速で見つけることができるメモ
リの空き管理装置を提供することを目的としている。 【解決手段】 各種情報を格納するためのメモリの空き
アドレスを管理するメモリの空き管理装置であって、メ
モリのアドレス数と同じ数のアドレスを持ち、該当アド
レスが空きか使用中であるかを記憶する空きアドレス管
理テーブルを具備し、メモリのあるアドレスが空きか使
用中であるかを示す情報を、そのアドレスと同じアドレ
ス値を持つ空きアドレス管理テーブルの領域に保持して
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメモリの空きアドレ
スを管理するメモリの空き管理装置に関する。交換機、
伝送装置、端局装置等、通信分野の各種装置・機器に
は、通常様々な構成・機能のメモリが使用されている。
これらメモリのあるものは、制御装置、信号制御に使用
されるマイクロプロセッサバス配下のRAMであった
り、またあるものは通信データそのものを処理する通話
路系に置かれ、クロックの位相差を吸収するためのFI
FO(ファーストイン、ファーストアウトメモリ)や、
エラスティックメモリであったりと様々である。
【0002】
【従来の技術】本発明で取り扱うのは、空きアドレス検
索機能付きメモリ(以下MEMと略す)である。図6は
従来回路のMEMの構成例を示すブロック図である。M
EMは外部から書き込まれるデータを保持するメモリセ
ル部(MCELL)1と、該メモリセル部1と同じアド
レス構造を持ち、メモリセル部1の対応するアドレスに
データが格納されているか否か(つまり、そのアドレス
が“使用中”であるか“空き”であるか)の情報を持つ
空きアドレス管理テーブル(VTBL)2、メモリセル
部1への読み書きアクセス、及びそれに伴って空きアド
レス管理テーブル2の内容の更新制御を行なうアクセス
制御部(ACTL)3、及び空きアドレス管理テーブル
2の内容から、次に書き込み可能な空きアドレスを検索
する空きアドレス検索部(VSCH)4から構成され
る。アクセス制御部3には、アドレスを示すACADR
信号と、書き込みデータ(WDATA)、書き込み要求
WREQ、読み出し要求RREQ信号が入力され、RD
ATAが出力されるようになっている。
【0003】図7は従来のMEMの動作を示すフローチ
ャートである。先ず、空きアドレス管理テーブル2及び
メモリセル部1を初期化する(S1)。空きアドレス管
理テーブル2とメモリセル部1の初期化が終了したら、
外部からのアクセスがあるかどうかチェックする(S
2)。アクセスがある場合には、そのアクセスが書き込
みであるのか読み出しであるのかのチェックを行なう
(S3)。
【0004】アクセスが書き込みの場合であった時に
は、空きアドレス検索部4の出力が満杯を示すFULL
であるかどうかをチェックする(S4)。FULLでな
かった場合、書き込みデータ(WDATA)を空きアド
レス検索部4から出力されるアドレスVADRに対応し
たメモリセル部1に書き込み、同時に空きアドレス管理
テーブル2へ“使用中”を設定する(S5)。
【0005】アクセスが読み出しであった時には、メモ
リセル部1の該当アドレスACADRに書き込まれてい
るデータを読み出し、空きアドレス管理テーブル2の該
当アドレスACADRに対応する格納場所に“空き”を
設定する(S7)。使用された後であるからである。
【0006】次に、空きアドレス検索部4は空きアドレ
ス管理テーブル2を参照して空き検索処理を行なう(S
8)。次に、空きアドレスが見つかったかどうかチェッ
クする(S9)。見つかった場合には、VADRアドレ
スに空きアドレスを設定する(S10)。見つからなか
った場合には、空きアドレス管理テーブルに空きがない
ことを示すFULLを出力する(S11)。
【0007】以上、説明したMEMの動作は、基本的に
は空きアドレス検索部4が常にメモリセル部1内の空き
(外部から有効なデータが書き込まれていないアドレ
ス)を検索しており、その結果見つかった空きアドレス
をアクセス制御部3に渡している。MEMを使用する外
部回路は、MEMへデータをバッファリングする必要が
生じた時は、先ずMEMのFULL出力を参照し、FU
LLでなけけばバッファリングすべきデータをWDAT
A入力に入力しつつ、書き込み要求入力(WREQ)を
アクティブにする。
【0008】本操作により、WDATAに与えられたバ
ッファリングすべきデータが、VADRが示すメモリセ
ル部1のアドレスに格納される。このように、MEMを
使用する外部回路は、空いているアドレスがどこである
かを意識する必要はない。なお、本書き込み操作により
VADRに表示されていたアドレスはもはや“空き”で
はないので、アクセス制御部3はメモリセル部1への書
き込みと同時に、空きアドレス管理テーブル2の同じア
ドレスにも“使用中”であることを示すフラグを書き込
む。更に、新たなVADR(空きアドレス)を検索する
ために、アクセス制御部3から空きアドレス検索部4に
検索開始のトリガが発行される。
【0009】また、MEMへの読み出しアクセスの場
合、MEMを利用する外部回路は、先ずアクセス制御部
3のACADRに読み出すべきアドレスを与え、次に読
み出し要求入力RREQをアクティブにする。この操作
により、RDATA出力にACADRで与えられたアド
レスで指定されるメモリセル部1の内容が表示される。
また、読み出されたメモリセル部1のアドレスはもはや
“使用中”ではないので、アクセス制御部3は同時に空
きアドレス管理テーブル2の対応するアドレスに“空
き”フラグを書き込む。空きアドレス管理テーブル2の
更新により、メモリセル部1の空き状況も変化するが、
空きアドレス検索部4が既に見つけているVADRが
“空き”であることには変わりがないので、この場合
は、特に空き検索開始のトリガをかける必要はない。
【0010】但し、MEMの読み出し以前にMEMがF
ULL状態であった場合には、VADRには有効な空き
アドレスが表示されていない筈であるので、この場合に
限って、検索開始のトリガをかける必要がある。なお、
この場合は、先ほど読み出したアドレスしか空いていな
いのは明らかであるため、実際に検索せず、ACADR
をVADRにコピーするのみでよい。
【0011】従来、このような機能を持つメモリの場
合、MEM全体、或いはメモリセル部1に対応するメモ
リを除く部分をソフトウェア的アプローチで実現するの
が一般的であった。この場合、空きアドレス検索部4の
空き検索動作はマイクロプロセッサ等を用意し、これに
行わせることとなる。図8にマイクロプロセッサによる
メモリの構成例を示す図である。図6と同一のものは、
同一の符号を付して示す。この図では、マイクロプロセ
ッサ10がプロセッサバス13を介して他の回路と接続
されている場合を示す。
【0012】11はメモリとしてのRAMであり、その
中にメモリセル部(MEMバッファ本体)1、空きアド
レス管理テーブル2、アクセス制御部(アクセス制御プ
ログラム)3、空きアドレス検索部(VTBL検索プロ
グラム)4が含まれている。12はプロセッサバス13
と接続されるI/Oポートであり、MEMを使用する外
部装置とのインタフェースとなっている。
【0013】マイクロプロセッサ10により、RAM1
1の各機能を実現させるためには、空きアドレス検索の
ための空きアドレス管理テーブル2は、マイクロプロセ
ッサ配下のRAM内に設けられ、ソフトウェアがこの空
きアドレス管理テーブル2を参照/更新しながらMEM
の動作を実現している。なお、ソフトウェアによりME
Mを構成する場合であってもその処理フローチャート
は、図7と変わらない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年、通信
関連分野ではATM(Asynchronous Tr
ansfer Mode:非同期転送モード)交換技術
や、光伝送技術等の導入により、これらを実現する装置
の処理速度は、非常な高速化を要求されている。上に述
べたMEMにおいても、その格納するデータが通話路系
データである場合は回線のスループットと同等以上の速
度が必要となり、例えばSONET(Synchron
ous Optical NETwork)伝送路の一
つであるOC−3cインタフェースにおいては、そのス
ループットは155.53Mbpsであるため、処理部
での並列度を32ビット、或いは64ビット等と高めな
ければ、マイクロプロセッサによるソフトウェア的な処
理は不可能になってきている。しかしながら、並列度を
高めすぎるとことは、装置のハードウェア量を増加させ
ることになり好ましくない。
【0015】上記のような状況を受けてMEMを純粋に
ハードウェアだけで構成することを考えると、空きアド
レス管理テーブル2の検索方法が問題となる。図9は従
来の空きアドレス検索部4の構成例を示すブロック図で
ある。本例では、空きアドレス管理テーブル2全体を指
定できるだけのアドレスを発生できるカウンタ(SCN
T)20と、その出力により空きアドレス管理テーブル
2の読み書きを行なう制御部が存在し、外部からのトリ
ガによりカウンタ20が起動され、最下位アドレスから
最上位アドレスに向かって(勿論、逆方向でもよいし、
途中からでもよい)アドレスを発生する。即ち、アドレ
スセレクタ21が外部のアドレスACADR又はアドレ
ス発生カウンタ20からの出力の何れかをセレクタ制御
部22の出力により切り替えて、何れかをアドレスとし
て空きアドレス管理テーブル本体2に与える。
【0016】制御部はカウンタ20からのアドレスで空
きアドレス管理テーブル2を読み、その内容が空きを示
しているアドレスを読み出したところで、カウントを停
止する。そして、空き検出部23がその空きアドレスを
検出し、空きアドレス保持部24に記憶させる。空きア
ドレス保持部24から保持された空きアドレスVADR
が出力され、外部に対してそのアドレスを示す。ここ
で、25は書き込みデータ(空きか否か)を作成して空
きアドレス管理テーブル2に与える書き込みデータ作成
部であり、26は空きアドレス管理テーブル2の読み書
き制御を行なう読み書き制御部である。
【0017】図10は従来例の空きアドレス検索部4の
動作を示すタイミングチャートである。(a)はカウン
トスタート信号(CNTST)、(b)はカウンタ出力
(CADR)、(c)はアドレスセレクタ21の出力
(SADR)、(d)は空きアドレス管理テーブル2の
出力、(e)は使用中か空きかを示す信号(VDE
T)、(f)は空きアドレス検索部4の出力(VAD
R)である。
【0018】カウントスタート信号CNTSTが発生す
ると、アドレスセレクタ21がアドレス発生カウンタ2
0の出力(CADR)をセレクトする。そして、アドレ
ス発生カウンタ20の出力が0から順次更新されていく
と、それに対応したアドレス空きアドレス管理テーブル
2の内容が参照される。この時、アドレス0〜2までは
使用中である。アドレスが3になると、それ以降は空き
を示す。空きアドレス保持部24からは、空きを示すア
ドレス信号VADRが出力され、WR/RD制御部(ア
クセス制御部)3に与えられる。
【0019】以上説明した例の構成は、非常にわかりや
すいものであるが、空きの検索を逐次的に行なうため、
“空き”が少なくなってくると、それを見つけ出すため
により長い期間が必要となるという問題がある。この期
間は空きアドレス管理テーブル2の大きさが大きくなれ
ばなるほど長くなる。この方式は、もともとソフトウェ
ア的な手法で問題であった処理時間を根本的に解決でき
ていないことになり、空きアドレス管理テーブル2を完
全にハードウェアだけで構成することの利点が十分出て
いるとはいえない。
【0020】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、空きアドレスを確実にそして高速で見つ
けることができるメモリの空き管理装置を提供すること
を目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】(1)図1は本発明の原
理ブロック図である。図において、30はアドレス単位
でデータを記憶するメモリ、40は該メモリ30のアド
レス数と同じ数だけのアドレスを持ち、該当アドレスが
空きか使用中であるかを記憶する空きアドレス管理テー
ブルである。50は空きアドレス管理テーブル40から
空きアドレス情報を受けて空きアドレスで示されるメモ
リ位置にデータを書き込むと共に、特定のメモリからの
アドレスのデータを読み出すRD/WE制御部である。
【0022】この発明の構成によれば、メモリのあるア
ドレスが空きか使用中であるかを示す情報を、そのアド
レスと同じアドレス値を持つ空きアドレス管理テーブル
40の領域に保持することにより、メモリ30の空き領
域を認識し、空きアドレスを確実にそして高速に見つけ
ることができる。
【0023】(2)この場合において、前記空きアドレ
ス管理テーブル40において、空きアドレスの検索には
空きアドレス管理テーブルの内容を一括して参照する一
括参照手段を具備することを特徴としている。
【0024】この発明の構成によれば、一括参照手段に
より空きアドレス管理テーブル40の内容を同時に参照
することができ、高速の処理が可能となる。 (3)また、前記空きアドレス管理テーブルにおいて、
複数の空きアドレスが存在する場合は、その中で最もア
ドレス値の小さいものを表示することを特徴としてい
る。
【0025】この発明の構成によれば、最も空きアドレ
ス値の小さいものから順にデータを書き込んでいくこと
ができる。 (4)また、前記空きアドレス管理テーブルにおいて、
複数の空きアドレスが存在する場合には、予め定めた個
数以内の複数の空きアドレスを同時に表示することを特
徴としている。
【0026】この発明の構成によれば、複数の空きアド
レスを同時に表示することが可能になる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を詳細に説明する。図2は本発明の第1の実
施の形態例を示すブロック図である。図1と同一のもの
は、同一の符号を付して示す。図では、実際のデータを
記憶するメモリ30は省略してある。ここでは、MEM
の規模として、16個のアドレスを持つものを考える。
当然ながら、空きアドレス管理テーブル40の容量も1
6アドレスとなる。以下、空きアドレス管理テーブル4
0の各アドレスの格納情報として、“0”で空き、
“1”で使用中を示すものとするが、逆であってもよ
い。
【0028】空きアドレス管理テーブル40本体は、フ
リップフロップFFであるFF0〜FF15で示される
16個のフリップフロップで構成されている。それぞれ
のFFがアドレスと1対1に対応しており、それぞれの
メモリの使用状態を保持している。50は空きアドレス
管理テーブル40に対する書き込みアクセスを制御する
アクセス制御部(RD/WE制御部)であり、書き込み
アクセス時に空きアドレス検索部(VSCH)60から
与えられている空きアドレス情報(0〜15:4ビッ
ト)をデコードして、アクセスアドレスに対応する書き
込みパルス(WP0〜WP15)を発生させる。この書
き込みパルスWPnを発生させるトリガは、例えば書き
込み/読み出し信号であるRD/WE信号の立ち上がり
エッジを使用すればよい。
【0029】空きアドレス管理テーブル40(VTB
L)を構成するフリップフロップであるFF0〜FF1
5は、書き込みパルスWPn(n=1〜15)をそれぞ
れのクロック入力CKに引き込み、それぞれWPnが到
着した時にそのD入力に見えている信号を取り込み保持
する。
【0030】例えば、アドレス=3が今、空きであり、
ここにデータを書き込んだために“使用中”に変更する
ための書き込みアクセスが行なわれた場合、アドレス=
3のデコードの結果、WP3にパルスが出力され、この
時、FF3のD入力には“使用中”を示すWDATAの
“1”が入力され、FF3によって保持されることにな
る。
【0031】なお、逆に同アドレスが現在“使用中”で
あり、MEMからのデータ読み出しによって、同アドレ
スが再び使用可能な状態となった時の空きアドレス管理
テーブル40への書き込みアクセスでは、D入力に
“0”が入力されることになる。ここで、60は空きア
ドレス管理テーブル40に格納された情報を基に空きア
ドレスを検出する空きアドレス検索部である。
【0032】図3は空きアドレス検索部60の原理説明
図で、n+1入力のアンドゲートを示す。この実施の形
態例では、アドレス検索部60内に16個のアンドゲー
トAND0〜AND15が存在する。ANDnはn+1
入力のアンドゲートであり、しかもn番目の入力(即
ち、FFnからの出力のみ:n=0〜15)のみ、論理
反転をしておく。このような構成とすることにより、A
NDnは、0〜n−1番目までの全アドレスが“使用
中”であり、かつn番目(0〜15の内の1つ)が“空
き”である時にのみその出力VDET3が“1”にな
る。
【0033】このようなANDnの出力をAND0〜A
ND15まで並べると、任意の時刻で空きを示す“1”
を出力するものは必ずどれか一つ(又は空きアドレス管
理テーブル40に全く空きがない時はAND0〜AND
15の出力は全て“0”である)であり、それはその時
刻で“空き”であるアドレスのうち、最も小さい値を持
つものである。
【0034】このように、空きアドレス検索部60の回
路を用いれば、外部からの何らかのトリガを基に“空き
アドレスを探す”という処理を起動するのではなく、空
きアドレス検索部60の各アドレスのその時刻における
状態を基に、リアルタイムで空きアドレスを表示するこ
とが可能である。
【0035】この実施の形態例によれば、一括参照手段
(空きアドレス検索部60)により、空きアドレス管理
テーブル40の内容を同時に参照することができ、高速
の処理が可能となる。
【0036】また、複数の空きアドレスが存在する時、
その中で最もアドレスの小さいものを表示することによ
り、最も空きアドレス値の小さいものから順にデータを
書き込んでいくことができる。
【0037】なお、空きアドレス検索部60から出力さ
れるFULL信号は、空きアドレス管理テーブル40の
内容が全て“使用中”、つまりMEMに全く空きがない
ことを示すもので、図4に示すようにAND0〜AND
15の出力をノア(NOR)ゲートに導いた出力として
得られる。16入力NOR回路62は、VDET0〜V
DET15までの入力が全て使用中の場合には“1”を
出力する。
【0038】空きアドレス検索部60から出力されたA
ND0〜AND15までの出力はエンコーダ70に入力
される。このエンコーダ70は、“1”を出力している
ANDnのnを2進数に変換し、VADR3〜VADR
0の4ビットの信号として出力する部分であり、一般的
なエンコーダで構成されている。エンコーダ70の出力
(VADR0〜VADR3)は、RD/WE制御部50
に引き込まれ、MEMへの書き込みアクセスの際に、書
き込みアドレスとして使用される。
【0039】本発明の特徴は、空きアドレス管理テーブ
ル40の検索に前述の空きアドレス検索部60をを構成
するANDnゲートと、その先のエンコーダ70を構成
するゲート群(通常、エンコーダは組み合わせ回路のみ
で構成され、そのその中にFFは含まれない)での遅延
時間分しか要しない点で、各ゲートでの遅延が十分小さ
ければ、ある時刻のクロックパルスによって空きアドレ
ス管理テーブル40のFFnの内容が更新された場合、
その結果としての新たな空きアドレスがVADR2〜V
ADR0に、次のクロックパルスまでには表示されるこ
とを意味する。
【0040】しかも、この動作は空きアドレス管理テー
ブル40の状態には無関係であるので、高速に空きアド
レスを検索する必要のある用途には極めて都合がよい。
また、昨今のLSIでは素子技術の向上により単純ゲー
トの伝搬遅延は著しく短くなってきており、本発明はL
SIでの実現に親和性が高いといえる。
【0041】図5は本発明の第2の実施の形態例を示す
ブロック図である。図2と同一のものは、同一の符号を
付して示す。この実施の形態例は、16アドレスのブロ
ックを、4アドレスずつ4つのブロックに分割し、それ
ぞれの領域内で図2〜図4までと同様の回路を構築する
ことにより、同時に複数の空きアドレスを検索可能とし
たものである。そして同時に、複数のデータをバッファ
リングする必要のあるアプリケーションにも対応するこ
とができる。
【0042】図において、空きアドレス管理テーブル4
0の出力は4アドレスずつ空きアドレス検索部60a〜
60dに入力される。そして、それぞれの空きアドレス
検索部で空きアドレスの検出が行なわれ、VDETデー
タとして出力される。各エンコーダ70a〜70dは対
応する空きアドレス検索部60a〜60dの出力を受け
て2ビットのデータにエンコードする。この結果、アド
レス4個ずつを単位として空きアドレスの値を示す2ビ
ットデータとFULL信号が出力される。
【0043】この実施の形態例によれば、複数の空きア
ドレスを同時に表示することが可能となる。以上、説明
したように、本発明によれば、MEMの空きアドレス検
索が極めて短時間で可能となり、検索時間を短縮した
分、本MEMを適用した装置のスループットを高めるこ
とができる。
【0044】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、 (1)各種情報を格納するためのメモリの空きアドレス
を管理するメモリの空き管理装置であって、メモリのア
ドレス数と同じ数のアドレスを持ち、該当アドレスが空
きか使用中であるかを記憶する空きアドレス管理テーブ
ルを具備し、メモリのあるアドレスが空きか使用中であ
るかを示す情報を、そのアドレスと同じアドレス値を持
つ空きアドレス管理テーブルの領域に保持することによ
り、メモリのあるアドレスが空きか使用中であるかを示
す情報を、そのアドレスと同じアドレス値を持つ空きア
ドレス管理テーブルの領域に保持して、メモリ30の空
き領域を認識し、空きアドレスを確実にそして高速に見
つけることができる。
【0045】(2)この場合において、前記空きアドレ
ス管理テーブル40において、空きアドレスの検索には
空きアドレス管理テーブルの内容を一括して参照する一
括参照手段を具備することにより、一括参照手段により
空きアドレス管理テーブル40の内容を同時に参照する
ことができ、高速の処理が可能となる。
【0046】(3)また、前記空きアドレス管理テーブ
ルにおいて、複数の空きアドレスが存在する場合は、そ
の中で最もアドレス値の小さいものを表示することによ
り、最も空きアドレス値の小さいものから順にデータを
書き込んでいくことができる。
【0047】(4)また、前記空きアドレス管理テーブ
ルにおいて、複数の空きアドレスが存在する場合には、
予め定めた個数以内の複数の空きアドレスを同時に表示
することにより、複数の空きアドレスを同時に表示する
ことが可能になる。
【0048】このように、本発明によれば、空きアドレ
スを確実にそして高速で見つけることができるメモリの
空き管理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態例を示すブロック図
である。
【図3】アドレス検索部の原理説明図である。
【図4】FULL出力回路の原理説明図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態例を示すブロック図
である。
【図6】従来回路のMEMの構成例を示す図である。
【図7】従来のMEMの動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】マイクロプロセッサによるメモリの構成例を示
す図である。
【図9】従来の空きアドレス検索部の構成例を示すブロ
ック図である。
【図10】従来例の空きアドレス検索部の動作を示すタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
30 メモリ 40 空きアドレス管理テーブル 50 RD/WE制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種情報を格納するためのメモリの空き
    アドレスを管理するメモリの空き管理装置であって、 メモリのアドレス数と同じ数のアドレスを持ち、該当ア
    ドレスが空きか使用中であるかを記憶する空きアドレス
    管理テーブルを具備し、 メモリのあるアドレスが空きか使用中であるかを示す情
    報を、そのアドレスと同じアドレス値を持つ空きアドレ
    ス管理テーブルの領域に保持することを特徴とするメモ
    リの空き管理装置。
  2. 【請求項2】 前記空きアドレス管理テーブルにおい
    て、空きアドレスの検索には空きアドレス管理テーブル
    の内容を一括して参照する一括参照手段を具備すること
    を特徴とする請求項1記載のメモリの空き管理装置。
  3. 【請求項3】 前記空きアドレス管理テーブルにおい
    て、複数の空きアドレスが存在する場合は、その中で最
    もアドレス値の小さいものを表示することを特徴とする
    請求項1記載のメモリの空き管理装置。
  4. 【請求項4】 前記空きアドレス管理テーブルにおい
    て、複数の空きアドレスが存在する場合には、予め定め
    た個数以内の複数の空きアドレスを同時に表示すること
    を特徴とするメモリの空き管理装置。
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