JPH05252184A - バーチャルパス接続装置およびバーチャルパストレース方法 - Google Patents

バーチャルパス接続装置およびバーチャルパストレース方法

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JPH05252184A
JPH05252184A JP4050059A JP5005992A JPH05252184A JP H05252184 A JPH05252184 A JP H05252184A JP 4050059 A JP4050059 A JP 4050059A JP 5005992 A JP5005992 A JP 5005992A JP H05252184 A JPH05252184 A JP H05252184A
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JP4050059A
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Masahiro Ashi
賢浩 芦
Toshihiko Fujita
利彦 藤田
Hiromi Ueda
裕巳 上田
Haruhiko Matsunaga
治彦 松永
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Hitachi Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Hitachi Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】VP接続装置の運用情報を複数のVPトレース
用セルに分割して搭載する、効率的な処理アルゴリズム
を有するVP接続装置を提供する。 【構成】OAMセルにVP接続装置のバーチャルパスト
レースのための運用情報付加手段20と、運用情報を書
き込むOAMセルの特定手段とを有し、この手段は、他
のVP接続装置からのVPトレースのためのOAMセル
の検出手段11と、OAMセルに自装置内の運用情報を
付加する領域の有無を判断し、それにより運用情報付加
手段に対し指示する判断手段12,13とを有し、運用
情報付加手段20は、運用情報付加の指示があったとき
に、特定されたOAMセルに運用情報を付加して出力
し、領域がないとの指示のときは、他のVP接続装置か
らのOAMセルに最後尾のセルでないことを示して出力
し、新たにOAMセルを生成し、最後尾のセルを示し運
用情報を付加して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ATMネットワーク構
成管理を目的として、バーチャルパスの運用情報をOA
Mセルによって収集するバーチャルパスのトレース方法
に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】ネットワーク構成の管理を目的としたパ
スのトレース方法としては、公知文献である「国際電信
電話諮問委員会(CCITT) 勧告G.709」で定
義されているSDH(Synchronous Digital Hierachy)
のパストレース方法が知られている。このSDHのパス
トレースに関する詳細な公知文献としては、「保田
他:”SDHフレーム構造を利用した接続系トレース及
びネットワーク設備データ自動収集法の提案”,信学技
法,IN90-50,pp31-36.」がある。
【0003】SDHにおけるパストレース方法を、図8
および図9を用いて説明する。図8は、SDHにおける
パストレース情報の構成を示したものである。SDHに
おいては、送信側のパス終端装置からパストレース情報
をタイムスロットの決められたオーバヘッドの領域に付
加して繰返し送信する。図8に示す構成は、パス終端装
置におけるパストレース情報(J1バイト)のみの構成
を示している。パストレース情報100は、64バイトの
文字データ系列によって構成され、パス終端装置におけ
るの論理名称情報102が搭載される。また、文字データ
系列の末尾には、文字データ系列の区切りを示すための
デリミタ101が付加される。デリミタ101により、パスト
レース情報の終わりを示しているのでパストレース情報
100を、64バイト以上の文字データとすることも可能
である。また、パストレース情報の(#k−1)、(#
k)、(#k+1)、(#k+2)…は、繰返し同じ情
報を出力している。論理名称情報102は、VC−3(Virt
ual Container 3)およびVC−4単位に示す。VC−
3およびVC−4は、ディジタル伝送の階層を示し、例
えば、VC−3は50MBPS、VC−4は150MB
PSの伝送速度の階層である。
【0004】図9は、SDHにおけるパストレースの実
現形態を示したものである。図9は、送信側のパス終端
装置110からパストレース情報を送信し、VC-3/VC-4パ
スネットワーク113を経由して、パス終端装置114で受信
する構成を示している。パストレース情報生成回路112
において、送信側のパス終端装置110は、論理名称およ
び属性に関する情報を予め有しており、それをもとに、
図8に示すパストレース情報を生成し、送信側パス終端
回路111を経由してパスオーバヘッドのJ1バイトに挿
入する。受信側のパス終端装置114の受信側パス終端回
路115においては、このJ1バイトのパストレース情報
を分離し、文字データ系列の区切りを示すデリミタを検
出して、64バイトの文字データ系列を再生する。さら
に、パストレース情報照合回路116では、この受信再生
した文字データ系列と、予め期待値として与えられた送
信側の論理名称、属性等とを比較照合する。VC−3お
よびVC−4レベルのパスが正しく接続されている場合
には、受信したパストレース情報は、期待値と一致し、
また、誤接続されている場合には、受信したパストレー
ス情報は期待値と不一致となる。
【0005】同期転送モード(STM:Synchronous Tr
ansfer Mode)で情報を伝送するSDHにおいては、送
信側パス終端点と受信側パス終端点との間のパス接続の
正常性を、以上述べた方法によって確認している。
【0006】つぎに、第2の従来技術として、非同期転
送モード(ATM:Asynchronous Tranfer Mode)にお
けるパスのトレース方法について述べる。ATMでは、
SDHのバーチャルコンテナに対応して、バーチャルパ
ス(VP:Virtual Path)と呼ばれる管理単位がある。
ATMにおいては、CCITT勧告I.610において
基本原則が述べられているように、バーチャルパス単位
のネットワーク管理を行うにあたって、OAM(Operat
ion and Maintenance)セルを用いて保守運用情報を転
送する。この基本原則に従うならば、バーチャルパスの
トレース情報もOAMセルを用いてセルベースで転送す
るものと考えられる。なお、以下においては、バーチャ
ルパスのトレース機能をVPトレースと略称し、また、
バーチャルパスのトレースに用いるOAMセルをVPト
レース用セルと称する。
【0007】図10は、以上の前提から必然的に導かれ
る、VPトレース機能の実現形態を示したものである。
図10のVPトレースの実現形態は、公知文献「松永
他:”ATM網におけるバ−チャルパストレース方式の
提案”,電子情報通信学会,1991年秋季全国大会予稿集
B-482」において提案されているものと同一である。
図10においては、第1のVP終端装置124と第2のV
P終端装置125との間に、4つのVP接続装置120〜123
が配置されている。VP終端装置124および125は、バ−
チャルパスを終端する装置であり、ATM交換機、AT
M端末等が該当する。また、VP接続装置120〜123は、
バーチャルパス単位にセルの方路設定を行う装置であ
り、ATMクロスコネクト装置等が該当する。VP終端
装置にはあらかじめ識別番号(XC−ID)が付加され
ている。パスの始点となるVP接続装置120と、パスの
終点となるVP接続装置123には、オペレ−ティングシ
ステム(以下、”OpS”と称する。)126が接続され
ている。OpS126は、ATM網の保守運用を行うため
の管理センタである。OpS126からは、VPの導通試
験、VPの経路確認、網構成管理のデータベースの更新
などをすることができる。
【0008】以下、図10に示す構成におけるバーチャ
ルパスのトレ−ス動作について説明する。まず、OpS
126よりVP接続装置120に対して、VPトレースの実施
を指示するコマンドを送る。VP接続装置120では、該
コマンドの受信によってVPトレース用セルを生成し、
自装置の運用情報aを該セルに書込んだ後で、VPトレ
ース用セル130としてATMネットワークに対して送出
する。VP接続装置121においては、VPトレース用セ
ルであることを識別し、VP接続装置120から受信した
VPトレース用セル130を分離して保持しておき、自装
置の運用情報bを該VPトレース用セル130に書き加え
た後で、VPトレース用セル131として後段に対して送
出する。VP接続点122についても同様に動作する。V
P接続装置123は、VP接続装置122から受信したセルが
VPトレース用セルであることを識別し、VPトレース
用セル132を分離し、自装置の運用情報dを付加してネ
ットワーク運用情報133としてOpS126に返送する。
【0009】以上のようにして、ATMネットワークの
各接続点における運用情報を、ネットワークを統合する
オペレーティングシステム126に読込むことができる。
【0010】以下、VPトレースを実行する各VP接続
装置を、下記のように3つに分類して、各々について名
称を定義する。
【0011】 トレース開始点 OpSからの指示により、VPトレース用セルを生成し
てATMネットワークに送出するVP接続装置を指す。
図10においては、VP接続装置120が該当する。 トレース中継点 ATMネットワークからVPトレース用セルを分離し、
自装置の運用情報を該セルに書込んだ後で、再びATM
ネットワークに送出するVP接続装置を指す。図10に
おいては、VP接続装置121〜122が該当する。 トレース終了点 ATMネットワークからVPトレース用セルを分離し、
該セルに書き込まれた運用情報をOpSに通知するVP
接続装置を指す。図10においては、VP接続装置123
が該当する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記2つの従来技術の
うち、まず、第1の従来技術であるパスオーバヘッドを
用いるパストレース方法では、パストレースを実行する
区間がVCー3またはVCー4の終端点間に限られるた
め、ATMネットワークにおけるバーチャルパスのトレ
ース(以下、VPトレースと称する。)には適用できな
い。
【0013】つぎに、第2の従来技術であるVPトレー
ス用セルを用いる方法の課題について述べる。ATMネ
ットワークは、従来のSTMネットワークに比してダイ
ナミックに網構成が変化する。この点を考慮すると、V
Pトレースには、VP終端点間における導通確認機能に
加え、VPの経路情報の収集機能が要求される。このこ
とは、第2の従来技術の説明において、VP接続装置の
運用情報をVPトレースセルに書き込み、最終的にオペ
レーティングシステムに通知することに対応する。ここ
で、注意すべきは、トレースの対象となるVPの経路に
所属するVP接続装置の運用情報の合計値が、セルのペ
イロードの容量を越え得るということである。セルのペ
イロードとは、セルのヘッダ部分を除く領域であり、セ
ル長が53バイトと固定のため、ペイロード領域は48バイ
トであり容量として限りがある。すなわち、各VP接続
装置ごとに運用情報を付加するため、その合計値がセル
のペイロードの容量を越え得てしまう。このため、VP
トレースの実行にあたって、VP接続装置の運用情報を
複数のVPトレースセルに分割して搭載せしめる必要が
ある。公知文献「松永 他:”ATM網におけるバーチ
ャルパストレース方式の提案”,電子情報通信学会,19
91年秋季全国大会予稿集 B-482」では、VPトレース
セルの複数化の必要性については言及しているが、具体
的な処理アルゴリズムについては提示していない。
【0014】この処理アルゴリズムの実現にあたって、
解決すべき主要な課題としては、以下のようなものがあ
る。
【0015】(1)複数化されたVPトレース用セルの中
から、運用情報を書き込むべきVPトレース用セルを特
定する方法。 (2)VPトレース用セルを複数化するための判定条件お
よび複数化方法。 (3)VPトレース終了を判定する方法。 (4)VPトレース用セルの誤りおよび紛失についての対
策方法。
【0016】本発明の目的は、これらの課題に着目し、
VP接続装置の運用情報を複数のVPトレース用セルに
分割して搭載せしめるための、効率的な処理アルゴリズ
ムを有するVP接続装置提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、非同期転送モード(ATM)でセルを転送するネッ
トワークにおけるバーチャルパス(VP)レベルの接続
をしてバーチャルパスのトレース処理をするVP接続装
置において、OAMセルに該VP接続装置のバーチャル
パストレースのための運用情報を付加する運用情報付加
手段と、該VP接続装置で運用情報を書き込むOAMセ
ルを特定する特定手段とを有し、前記特定手段は、他の
VP接続装置からのバーチャルパストレースのための最
後尾のOAMセルを検出する検出手段と、該OAMセル
に自装置内の運用情報を付加する領域があるかないかを
判断し、領域がある場合に、運用情報を書き込むべきO
AMセルであるとして特定し、前記運用情報付加手段に
対して運用情報を付加するように指示し、領域がない場
合には、領域がないことを前記運用情報付加手段に対し
て指示する判断手段とを有し、前記運用情報付加手段
は、前記判断手段から運用情報付加の指示があったとき
に、特定されたOAMセルに運用情報を付加して出力
し、該判断手段から領域がないことを指示されたとき
に、前記他のVP接続装置からのOAMセルに最後尾の
セルでないことを示して出力し、新たにバーチャルパス
トレースのためのOAMセルを生成し、新たに生成した
OAMセルの中に、最後尾のセルであることを示し、運
用情報を付加して出力する。
【0018】前記運用情報付加手段は、バーチャルパス
トレースのためのOAMセルに通番情報を付加すること
ができる。
【0019】前記運用情報付加手段は、新たにOAMセ
ルを生成した場合には、他のVP接続装置からのOAM
セルの通番情報を参照し、OAMセルに通番情報を付加
する。 最後尾のOAMセルの到着によりトレース処理
の終了とする終了手段をさらに有することにより、VP
トレース終了点のVP接続装置となることができる。
【0020】また、終了手段は、トレース開始の指示を
受け付けてから予め定めた時間経過したときに、最後尾
のOAMセルの到着がなかったときにもトレース処理の
終了とする。
【0021】さらに、上記運用情報付加手段は、OAM
セルの中にトレース動作中におけるOAMセルの誤りを
検出するための誤り検出情報を付加することができ、O
AMセルの誤り検出情報を参照して、該OAMセルがそ
れ以前のトレース動作中において該OAMセルに誤りが
発生しているか否かを判断し、該OAMセルに誤りの有
無を示す情報を付加することができる。
【0022】上記VP接続装置を複数有するATMネッ
トワークシステムにおいて、トレース開始の指示を受け
付けて、自装置内のバーチャルパスのトレースのための
運用情報を付加してOAMセルを出力するトレース開始
VP接続装置と、他のVP接続装置からのバーチャルパ
スのトレースのためのOAMセルを検出し、自装置内の
運用情報を付加する領域がある場合には、該OAMセル
に運用情報を付加して出力し、自装置内の運用情報を付
加する領域がない場合には、該OAMセルに最後尾のセ
ルでないことを示して出力し、新たにOAMセルを生成
し、新たに生成したOAMセルの中に最後尾のセルであ
ることを示し、運用情報を付加して出力するトレース中
継VP接続装置と、他のVP接続装置からのバーチャル
パスのトレースのためのOAMセルを検出し、最後尾の
OAMセルの到着によりトレース処理の終了とし、最後
尾のOAMセルまでのOAMセルの運用情報を抽出して
出力するトレース終了VP接続装置とを有することがで
きる。
【0023】また、上記トレース開始VP接続装置は、
バーチャルパストレースのためのOAMセルに通番を示
す情報を付加して出力し、トレース中継VP接続装置
は、他のVP接続装置からのOAMセルの通番情報を参
照し、新たにOAMセルを生成した場合に、OAMセル
の通番を示す情報を付加して出力し、トレース終了VP
接続装置は、他のVP接続装置からのOAMセルの通番
情報を参照し、最後尾のOAMセルまでのOAMセルが
通番で到着しているかいないかを判断し、通番で到着し
ている場合には、最後尾のOAMセルまでのOAMセル
の運用情報を抽出して出力し、通番で到着していない場
合には、異常終了であることを出力する。
【0024】
【作用】VP接続装置の特定手段において、検出手段
は、他のVP接続装置からのバーチャルパストレースの
ための最後尾のOAMセルを検出し、判断手段は、該O
AMセルに自装置内の運用情報を付加する領域があるか
ないかを判断し、領域がある場合に、運用情報を書き込
むべきOAMセルであるとして特定し、前記運用情報付
加手段に対して運用情報を付加するように指示し、領域
がない場合には、領域がないことを前記運用情報付加手
段に対して指示する。運用情報付加手段は、前記判断手
段から運用情報付加の指示があったときに、特定された
OAMセルに運用情報を付加して出力し、該判断手段か
ら領域がないことを指示されたときに、前記他のVP接
続装置からのOAMセルに最後尾のセルでないことを示
して出力し、新たにバーチャルパストレースのためのO
AMセルを生成し、新たに生成したOAMセルの中に、
最後尾のセルであることを示し、運用情報を付加して出
力する。最後尾のセルであることを示すのに、例えば、
終了フラグを用いることができる。該終了フラグを参照
することにより、運用情報を書き込むべきVPトレース
用セルを特定できる。
【0025】また、最後尾のOAMセルの到着によりト
レース処理の終了とし、最後尾のOAMセルまでのOA
Mセルの運用情報を抽出して出力する終了手段をさらに
有することにより、トレース処理の終了点のVP接続装
置となることができる。終了手段は、トレース開始の指
示を受け付けてから予め定めた時間経過したときに、最
後尾のOAMセルの到着がなかったときにもトレース処
理を終了してもよい。前記運用情報付加手段は、バーチ
ャルパストレースのためのOAMセルに通番情報を付加
することにより、終了手段では、OAMセルの紛失を検
出することができる。
【0026】また、運用情報付加手段は、OAMセルの
中にトレース動作中におけるOAMセルの誤りを検出す
るための誤り検出情報を付加し、OAMセルの誤り検出
情報を参照して、該OAMセルがそれ以前のトレース動
作中において該OAMセルに誤りが発生しているか否か
を判断し、該OAMセルに誤りの有無を示す情報を付加
することができる。終了手段は、OAMセルに誤りが有
る場合には、トレースを終了して異常終了を出力するこ
とができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0028】図1は、第1の実施例を示すVPトレース
処理回路の構成図である。本実施例のVPトレース処理
回路は、トレース中継点の処理を行うために、VPトレ
ース用セルの分離機能、運用情報の書き込み機能および
VPトレース用セルの送出機能を実現するための全ての
回路を含んでいる。VPトレース処理回路は、VP接続
装置に有することができる。
【0029】まず、本実施例におけるVPトレース処理
回路の構成について説明する。図1のVPトレース処理
回路は、主要な3つの機能ブロックを有している。
【0030】第1のブロックは、VPトレース用セルの
分離機能を実現するための回路群であり、トレースセル
検出回路11、制御情報検出回路12、空きセル生成回
路17、受信バッファ制御回路13および受信バッファ
14を有している。このうち、トレースセル検出回路1
1は、入力ハイウェイ1に接続され、入力ハイウェイ1
中のセル流の中からVPトレース用セルを検出する機能
を有する。制御情報検出回路12は、該VPトレース処
理回路において運用情報を書き込むべきVPトレース用
セルを検出する。空きセル生成回路17は、制御情報検
出回路12が運用情報を書き込むべきVPトレース用セ
ルを検出したときに、ATMセルを生成し、出力する。
受信バッファ制御回路13は、制御情報検出回路12が
運用情報を書き込むべきVPトレース用セルを検出した
ときに、該VPトレース用セルを保持するように受信バ
ッファ14に指示する(VPトレース用セルの分離動
作)。受信バッファ14は、入力ハイウェイ1の信号を
遅延させたトレース処理回路内ハイウェイ2に接続さ
れ、受信バッファ制御回路13の制御によってVPトレ
ース用セルを受信蓄積する機能を有する。
【0031】第2は、VPトレース用セルへの運用情報
の書込み機能を実現するための回路群であり、運用情報
付加回路20および運用情報蓄積回路21を有してい
る。運用情報付加回路20は、VPトレース用セルへの
運用情報の書込み処理を行うものであり、VPトレース
用セルの情報の授受のために、受信バッファ14と送信
バッファ16に接続されている。運用情報蓄積回路21
は、運用情報を生成し、蓄積する。運用情報は、論理名
称、属性等のパストレース情報である。
【0032】第3は、VPトレース用セルの送出機能を
実現するための回路群であり、空きセル検出回路10、
送信バッファ制御回路15および送信バッファ16を有
している。このうち、空きセル検出回路10は、入力ハ
イウェイ1に接続され、入力ハイウェイ1中のセル流の
中から空きセルを検出し、送信バッファ制御回路15に
通知する機能を有する。空きセルか否かはアイドルセル
であるかないかにより検出することができる。送信バッ
ファ16は、運用情報付加回路20により生成されたV
Pトレース用セルを蓄積する。送信バッファ制御回路1
5は、空きセル検出回路10にて空きセルが検出された
ときに、該空きセルの代わりに蓄積されているVPトレ
ース用セルを送出するように送信バッファ16に指示す
る(VPトレース用セルの送出動作)。
【0033】その他に、遅延回路18および3−1セレ
クタ19があり、これらは、VPトレース用セルの分離
機能と送出機能とで共有される。遅延回路18には、入
力ハイウェイ1が接続され、信号を所定の時間遅延させ
た後、トレース処理回路内ハイウェイ2に出力する。遅
延回路18の遅延させる時間は、トレースセル検出回路
11、制御情報検出回路12および受信バッファ制御回
路13における所要時間を考慮することにより定める。
3−1セレクタ19は、3入力1出力の信号選択機能を
有し、選択後の信号は出力ハイウェイ3に出力される。
3−1セレクタ19の第0番目の入力端子には、トレー
ス処理回路内ハイウェイ2が接続され、信号の基本ルー
トとして通常選択されている。第1番目の入力端子に
は、空きセル生成回路17の出力が接続され、VPトレ
ース用セルの分離動作時に選択される。第2番目の入力
端子には、送信バッファ16の出力が接続され、VPト
レース用セルの送出動作時に選択される。3−1セレク
タ19の選択指示は、図示していないが、受信バッファ
制御回路13および送信バッファ制御回路15などから
指示される。
【0034】つぎに、第1の実施例のVPトレース処理
回路で処理するVPトレース用セルの構成について説明
する。図2は、VPトレース用セルの構成例を示したも
のである。VPトレース用セルは、セル長53バイト
で、5バイト長のヘッダ30と48バイト長のペイロー
ド領域とからなる。ペイロード領域は、OAMセル種別
情報31、書込位置情報32、制御情報33および運用
情報格納領域34-1〜34-2を有している。さらに、制御情
報33は、終了フラグ41およびセル通番情報42を有
している。ヘッダ30には、ユーザーセルかVP用OA
Mセルであるかを特定値で示す情報などが付与される。
OAMセル種別情報31は、VPトレース用セル、伝送
品質通知セル、障害通知セルなどのセル種別を示すあら
かじめ定められた情報が付与される。書込位置情報32
は、運用情報格納領域34-1〜34-2に書き込みがされてい
るか否かを示す。制御情報33の終了フラグ41は、V
Pトレース用セルの最後のセルであることを示す。この
終了フラグ41により、複数化されたVPトレース用セ
ルの中から運用情報を書き込むべきVPトレース用セル
を特定する。セル通番情報42は、VPトレース用セル
の通番情報を示す。運用情報格納領域は、1つのVP接
続装置が付加する運用情報を1つの領域に示す。本実施
例のセル構成では、1つのVPトレース用セルの内部
に、2つのVP接続装置の運用情報を搭載できる。
【0035】以上の内容を踏まえ、第1の実施例のVP
トレース処理回路の動作について説明する。第1の実施
例における運用情報書込み処理のフローを図3に示す。
図3の処理フローを大きな処理ステップに分類すると、
情報書込セル特定処理50、VPトレース用セル通過処
理51、書込み領域判定処理52、VPトレース用セル
分割処理53および運用情報書込み処理54-1,54-2を有
している。以下、VPトレース用セルの受信からから送
出にいたるまでの処理を、処理ステップ毎に説明する。
【0036】(1ー1)情報書込セル特定処理50 情報書込セル特定処理50では、前述の課題(1)に示
した、複数化されたVPトレース用のセルの中から運用
情報を書き込むべきVPトレース用セルを特定する方法
に対応する処理方法を示している。第1の課題の解決手
段として、セルの中に搭載された最後尾のセルを表示す
る終了フラグを参照することにより、複数化されたVP
トレース用セルの中から、運用情報を書き込むべきVP
トレース用セルを特定する。まず、トレースセル検出回
路11において、受信したセル流の中からVPトレース
用セルであるか否かをヘッダ30およびOAM種別情報
31を参照して検出する。VPトレース用セルである場
合には、制御情報検出回路12は、セルの制御情報33
の中の終了フラグを参照して、当該セルが最後尾セルか
否かを判定する。制御情報検出回路12は、受信したV
Pトレース用セルが最後尾セルの場合には、入力ハイウ
ェイ1中のセル流の中から当該セルを分離して受信バッ
ファ14に蓄積するように受信バッファ制御回路13に
指示する。それと同時に、制御情報検出回路12は、空
きセル生成回路17で生成した空きセルを3−1セレク
タ19を通じて挿入するように指示することにより、V
Pトレース用セルを空きセルに変換して出力ハイウェイ
3に送出する。その後、書込み領域判定処理52に移行
する。最後尾セルでない場合には、無条件にVPトレー
ス用セル通過処理51に移行する。VPトレース用セル
を複数化した場合、VP接続装置の運用情報を書き込む
べきセルはその中で唯一であり、かつ、最後に生成され
たVPトレース用セルである。従って、以上の処理のよ
うに、最後に生成されたVPトレース用セルを示す情
報、すなわち、終了フラグをVPトレース用セルに搭載
し、トレース中継点において該終了フラグを参照するこ
とにより、運用情報を書き込むべきVPトレース用セル
を特定できる。
【0037】(1ー2)VPトレース用セル通過処理51 最後尾セルでない場合には、受信したVPトレース用セ
ルに何ら処理を施さず、3−1セレクタ19を通じて後
段に対して通過させ、全体の処理を終了する。すなわ
ち、3−1セレクタ19は、制御情報検出回路12およ
び送信バッファ制御回路15から選択指示がないとき
に、セルを通過させる。なお、VPトレース用セルでな
い場合には、この運用情報書き込み処理に入る前にセル
を通過させるようにしている。
【0038】(1ー3)書込み領域判定処理52 書込み領域判定処理52では、前述の課題(2)の前段
に示した、VPトレース用のセルを複数化するための判
定条件に対応する処理方法を示している。第2の課題の
解決手段として、最後尾のセルに運用情報を書き込むに
足る残余の領域が存在しない場合をVPトレース用セル
を複数化するための条件としている。
【0039】ここでは、運用情報付加回路20におい
て、分離したVPトレース用セルの書込位置情報32の
状態を参照し、当該セルに運用情報を書込む領域が残存
しているか否かを判定する。書込む領域が残存している
場合には、運用情報書込み処理54-1に移行する。残存し
ていない場合には、VPトレース用セル分割処理53に
移行する。このように、最後尾のセルに運用情報を書込
む領域が残存していない場合をVPトレース用セルを複
数化するための条件とする。
【0040】(1ー4)VPトレース用セル分割処理53 VPトレース用セル分割処理53では、前述の課題
(2)の後段に示した、複数化方法のに対応する処理方
法を示している。この解決手段として、終了フラグを書
替えて非最後尾セルとして後段のVP接続装置に送出す
ると共に、新たに最後尾セルを示す終了フラグを搭載し
た最後尾セルを生成することにより、VPトレース用セ
ルを複数化する。運用情報付加回路20では、分離したV
Pトレース用セルの終了フラグ41を非最後尾セルを示
すよう書き替え、送信バッファ16および3−1セレク
タ19を通じて出力ハイウェイ3に送出する。その際、
空きセル検出回路10で、入力ハイウェイ1の受信セル
流中に空きセルが検出された場合に、当該の空きセルと
VPトレース用セルとを置換する形でVPトレース用セ
ルを送出する。つぎに、運用情報付加回路20の内部で
新規のVPトレース用セルを生成し、セル通番情報を付
加すると共に、当該セルの終了フラグ41を最後尾セル
を示すよう設定する。セル通番情報は、VPトレース用
セル数もしくはVPトレース用セルの通番を監視するこ
とにより付加する。以上の処理の後、運用情報書込み処
理54-2に移行する。
【0041】(1ー5)運用情報書込み処理54-1,54-2 分離または新規に生成したVPトレース用セルの使用さ
れていない運用情報格納領域34-1もしくは34-2に、該当
のVP接続装置の運用情報を書き込む。つぎに、運用情
報格納領域の使用状況に応じて、書込位置情報32を書
き替える。書込位置情報32は、例えば、運用情報格納
領域のどの部分が使用されているかなどを示す。その
後、VPトレース用セル分割処理53の場合と同様に、
空きセルとVPトレース用セルとを置換する形で、送信
バッファ16および3−1セレクタ19を通じてVPト
レース用セルを送出する。以上の処理の後、全体の処理
を終了する。
【0042】以上、処理ステップ毎に処理内容を説明し
たように、第1の実施例の運用情報書込みフローによ
り、運用情報を書き込むVPトレース用セルの特定、運
用情報の書き込みおよび複数のセルへの分割化が可能で
あり、VPトレース用セルを複数有するようにできる。
【0043】つぎに、処理フローによる説明を補足する
意味で、第1の実施例のVPトレース処理回路の動作タ
イミングについて説明する。
【0044】図4は、第1の実施例のVPトレース処理
回路の動作タイミングを示したものである。図4に示す
入力ハイウェイ1の信号波形は、周期的なセル流が入力
していることを示しており、斜線部分を先頭にした1区
画が1セル分の信号である。斜線部分は、図2における
セルのヘッダ30、OAM種別情報31、書込位置情報
32および制御情報33を含んでいる。次の段のトレー
スセル検出回路11の出力は、VPトレース用セル(図
中では、TRCと略記している。)の検出状態を示し、
また、空きセル検出回路10の出力は、空きセルの検出
状態を示している。図中では、いずれの出力について
も、Hレベルで検出状態、Lレベルで未検出状態であ
る。トレースセル検出回路11の出力波形で特徴的なの
は、該当セルの検出を示す信号の変化点が斜線部分の後
縁にあたっていることである。このことは、VPトレー
ス用セルを識別するために、セルのヘッダ30およびO
AM種別情報31を参照しなければならないこと、並び
に、分離すべきVPトレース用セルを特定するにあたっ
て、制御情報33の中の終了フラグ41を参照しなけれ
ばならないことによる。従って、VPトレース用セルを
正しく受信バッファ14に蓄積する為に、入力ハイウェ
イ1の信号を遅延回路18によって遅延させ、受信バッ
ファ14のセル入力のタイミングを、前述のトレースセ
ル検出回路11の出力タイミングに合致させている。こ
の様子は、図4に示すトレース処理回路内ハイウェイ2
の信号波形に示されている。空きセル生成回路17から
空きセルが出力されるタイミング、および、送信バッフ
ァ16から運用情報を書き込んだVPトレース用セルT
RC(S)が出力されるタイミングは、トレース処理回
路内ハイウェイ2のセル流のタイミングと同じである。
空きセル検出回路10が遅延回路18に前置されており
かつ空きセルの検出がセルのヘッダ30を参照するのみ
で可能であることから、このタイミングを実現すること
は容易である。
【0045】以上、第1の実施例のVPトレース処理回
路は、動作タイミングの上においても実現可能である。
【0046】つぎに、図5および図6を用いて第2の実
施例について説明する。図3に示した第1の実施例の運
用情報書込み処理フローは、以上の説明のように、運用
情報を書き込むVPトレース用セルの特定、運用情報の
書き込みおよび複数のセルへの分割化という基本機能は
実現できる。つぎに説明する第2の実施例の運用情報書
込み処理フローは、現実のATMネットワークに即し
て、第1の実施例で実現した基本機能に、VPトレース
用セルの誤りに対する保護機能を加えたものである。本
実施例においては、前述の課題(4)に示した、VPト
レース用セルの誤りおよび紛失に対応する手段を示して
いる。
【0047】なお、第2の実施例もトレース中継点にお
ける運用情報書込み処理フローに関するものであり、ト
レース終了点における運用情報処理については後述す
る。
【0048】ATMネットワークにおけるVPトレース
用セル転送時の誤りが発生する異常モードとしては、つ
ぎの3事象が考えられる。
【0049】トレースセル紛失 転送されるべきVPトレース用セルが途中のVP接続装
置で廃棄または誤配され、トレース終了点までに到達し
ない事象である。
【0050】トレースセル混入 目的とするVPトレース処理に関連しないVPトレース
用セルが、途中のVP接続装置で混入して、トレース終
了点まで到達する事象である。
【0051】トレースセル情報誤り VPトレース用セルがVP接続装置を転送される間に誤
り、ペイロード部分が誤った状態でトレース終了点に到
着する事象である。
【0052】以上の3つの異常モードと検出方法との対
応を、図12に示す。トレースセル情報誤りは、VPト
レース用セル内の誤り検出符号の演算照合およびエラー
フラグの照合によって検出できる。非最後尾セルの紛失
については、セル通番情報の照合の際に番号抜けとなる
ので検出でき、また、最後尾セルの紛失については、所
定時間経過しても最後尾セルが到着しないことによって
タイムアウトとして検出できる。非最後尾セルの混入に
ついては、セル通番情報の照合の際に番号重複となるの
で検出できる。最後尾セルの混入は、VPトレースの対
象となるVPI番号と同一のVPI番号を有する、別系
統のVPトレース用セルが混入した場合である。従っ
て、発生する頻度は極めて稀であり、異常の検出対象か
ら除外しても問題はない。
【0053】このように、第4の課題の解決手段とし
て、トレース終了点のVP接続装置においては、受信し
たOAMセルの受信順序と該セル内に搭載されたセル通
番情報とが一致し、OAMセルに搭載された誤り検出符
号の終端結果が正常であって、かつ、トレースの最終点
となるVP接続装置への最後尾のOAMセルの到着をも
ってトレース処理が終了した場合に、収集した運用情報
を有効と判定する。また、VP接続装置の運用情報を書
き込むトレース中継点においては、VPトレース用セル
の中に搭載された終了フラグに加えて、該セルの中に搭
載されたVPトレース動作中におけるVPトレース用セ
ルの誤りの有無を表示する情報(以下、”エラーフラ
グ”と称する。)を参照することにより、運用情報を書
き込むVPトレース用セルを特定する。
【0054】以上の説明のように、誤り検出符号の演算
照合、エラーフラグの照合、セル通番情報の照合および
タイムアウト監視により、殆ど全てのVPトレースに関
する異常事象を検出でき、誤ったネットワーク運用情報
をOpSに通知することを防止する。
【0055】以下に具体的な方法について説明する。ま
ず、第2の実施例のVPトレース処理回路で処理するV
Pトレース用セルの構成について説明する。図5は、V
Pトレース用セルの構成例を示したものである。VPト
レース用セルは、セル長53バイトで、5バイト長のヘ
ッダ30と48バイト長のペイロード領域とからなる。
ペイロード領域は、OAMセル種別情報31、書込位置
情報32、制御情報33、運用情報格納領域34-1〜34-2
および誤り検出符号35を有している。さらに、制御情
報33は、エラーフラグ40、終了フラグ41およびセ
ル通番情報42を有している。誤り検出符号35には、
セルを送出する際に、CRCなどの誤り検出符号が付さ
れる。エラーフラグ40は、VPトレース用セルを受信
した際に誤り検出を行い、受信以前にエラーが発生した
ことを示す。他の領域は、実施例1におけるものと同様
である。本実施例のセル構成では、1つのVPトレース
用セルの内部に、2つのVP接続装置の運用情報を搭載
できる。
【0056】図6は、第2の実施例における運用情報書
込み処理のフローである。図6に示す処理フローを大き
な処理ステップに分類すると、情報書込セル特定処理6
0、VPトレース用セル通過処理61、VPトレース用
セル誤り検出処理62、エラーフラグ設定処理63、書
込み領域判定処理64、VPトレース用セル分割処理6
5および運用情報書込み処理66-1,66-2を有している。
図6に示す処理フローにおいては、受信したOAMセル
の受信順序と該セル内に搭載されたセル通番情報とが一
致し、OAMセルに搭載された誤り検出符号の終端結果
が正常であって、かつ、トレースの最終点となるVP接
続装置への最後尾のOAMセルの到着をもってトレース
処理が終了した場合に、収集した運用情報を有効と判定
する。また、VP接続装置の運用情報を書き込むトレー
ス中継点においては、VPトレース用セルの中に搭載さ
れた終了フラグに加えて、該セルの中に搭載されたVP
トレース動作中におけるVPトレース用セルの誤りの有
無を表示する情報(以下、”エラーフラグ”と称す
る。)を参照することにより、運用情報を書き込むVP
トレース用セルを特定する。
【0057】以下、第1の実施例と同様に、VPトレー
ス用セルの受信から送出にいたるまでの処理を、処理ス
テップ毎に説明する。
【0058】(2ー1)情報書込セル特定処理60 まず、トレースセル検出回路11において、受信したセ
ル流の中からVPトレース用セルであるか否かをヘッダ
30およびOAM種別情報31を参照して検出する。V
Pトレース用セルである場合には、制御情報検出回路1
2は、セルの制御情報33の中の終了フラグ41を参照
して、当該セルが最後尾セルか否かを判定する。制御情
報検出回路12は、受信したVPトレース用セルが最後
尾セルの場合には、エラーフラグ40の設定状態を参照
して、トレース中に当該セルに誤りが発生したか否かを
判定する。制御情報検出回路12は、エラーフラグ40
が非設定の場合には、当該セルに誤りが発生しなかった
ものと判定し、入力ハイウェイ1中のセル流の中から当
該セルを分離して受信バッファ14に蓄積するように受
信バッファ制御回路13に指示する。それと同時に、制
御情報検出回路12は、空きセル生成回路17で生成し
た空きセルを3−1セレクタ19を通じて挿入するよう
に指示することにより、VPトレース用セルを空きセル
に変換して出力ハイウェイ3に送出する。その後、VP
トレース用セル誤り検出処理62に移行する。最後尾セ
ルでない場合、または、エラーフラグ40がエラー有に
設定されている場合には、VPトレース用セル通過処理
61に移行する。
【0059】(2ー2)VPトレース用セル通過処理61 最後尾セルでない場合またはエラーが発生している場合
には、受信したVPトレース用セルに何ら処理を施さ
ず、3−1セレクタ19を通じて後段に対して通過さ
せ、全体の処理を終了する。すなわち、制御情報検出回
路12および送信バッファ制御回路15からの3−1セ
レクタ19の選択指示がないときに、セルを通過させ
る。なお、VPトレース用セルでない場合には、この運
用情報書き込み処理に入る前にセルを通過させるように
している。
【0060】(2ー3)VPトレース用セル誤り検出処理
62 制御情報検出回路12は、VPトレース用セルのペイロ
ード部分について、誤り検出符号(例えばCRC符号)
の演算を行い、当該セルに付加された誤り検出符号35
と照合し、前段のVP接続装置と自VP接続装置との間
で当該セルに誤りが発生したか否かを判定する。不一致
の場合には、誤りが発生したものと判定され、エラーフ
ラグ設定処理63に移行する。一致した場合には、正常
と判定され、書込み領域判定処理64に移行する。
【0061】(2ー4)エラーフラグ設定処理63 誤りが発生した場合には、分離したVPトレース用セル
のエラーフラグ40をエラー有に設定し、当該セルのペ
イロード部分について誤り検出符号の演算を行い、新た
に誤り検出符号35として付加する。つぎに、空きセル
とVPトレース用セルとを置換する形で、送信バッファ
16および3−1セレクタ19を通じてVPトレース用
セルを送出し、全体の処理を終了する。
【0062】(2ー5)書込み領域判定処理64 運用情報付加回路20において、分離したVPトレース
用セルの書込位置情報32の状態を参照し、当該セルに
運用情報を書込む領域が残存しているか否かを判定す
る。書込む領域が残存している場合には、運用情報書込
み処理66-1に移行する。残存していない場合には、VP
トレース用セル分割処理65に移行する。
【0063】(2ー6)VPトレース用セル分割処理65 運用情報付加回路20では、分離したVPトレース用セル
の終了フラグ41を非最後尾セルを示すよう書き替え、
当該セルのペイロード部分について誤り検出符号の演算
を行い、新たに誤り検出符号35として付加する。つぎ
に、空きセルとVPトレース用セルとを置換する形で、
送信バッファ16および3−1セレクタ19を通じて分
離したVPトレース用セルを送出する。その後、運用情
報付加回路20の内部で新規のVPトレース用セルを生
成し、セル通番情報を付加すると共に、当該セルの終了
フラグ41を最後尾セルを示すよう設定する。セル通番
情報は、VPトレース用セル数もしくはVPトレース用
セルの通番を監視することにより付加する。以上の処理
の後、運用情報書込み処理66-2に移行する。
【0064】(2ー7)運用情報書込み処理66-1,66-2 分離または新規に生成したVPトレース用セルの使用さ
れていない運用情報格納領域34-1もしくは34-2に、該当
のVP接続装置の運用情報を書き込み、運用情報格納領
域の使用状況に応じて、書込位置情報32を書き替え
る。書込位置情報32は、例えば、運用情報格納領域の
どの部分が使用されているかなどを示す。つぎに、当該
セルのペイロード部分について誤り検出符号の演算を行
い、新たに誤り検出符号35として付加する。その後、
VPトレース用セル分割処理65の場合と同様に、空き
セルとVPトレース用セルとを置換する形で、送信バッ
ファ16および3−1セレクタ19を通じてVPトレー
ス用セルを送出する。以上の処理の後、全体の処理を終
了する。
【0065】以上、処理ステップ毎に処理内容を説明し
たように、第2の実施例の運用情報書込みフローは、第
1の実施例の運用情報書込みフローを包含した形になっ
ている。第2の実施例の運用情報書込みフローは、第1
の実施例の運用情報書込みフローに比べ、つぎのような
特長がある。
【0066】ペイロード部分に誤り検出符号を付加し
たため、VP接続装置間で発生したVPトレース用セル
の誤りを検出できる。 エラーフラグを設けたことにより、上流のVP接続装
置で検出したVPトレース用セルの誤りに関する情報
を、トレース終端点のVP接続装置に確実に伝達でき
る。 上流のVP接続装置で誤りを検出したVPトレース用
セル、すなわち、エラーフラグが設定されたVPトレー
ス用セルを、運用情報を書き込む対象から外して通過さ
せることにより、異常発生時のトレース打切りを迅速に
行える。
【0067】つぎに、図7を用いて第3の実施例につい
て説明する。第1の実施例および第2の実施例は、トレ
ース中継点における処理に関するものであったが、第3
の実施例はトレース終了点における処理に関するもので
ある。本実施例においては、前述の課題(3)に示し
た、VPトレース終了を判定する処理方法について示し
ている。第3の課題を解決する手段としては、トレース
終了点となるVP接続装置への最後尾セルの到着もしく
はトレース開始からの所定時間の経過をもってVPトレ
ース処理の終了条件とする。また、前述の課題(4)に
示した、トレース用のセルの誤りおよび紛失についての
対策としては、受信したOAMセルの受信順序と該セル
内に搭載されたセル通番情報とが一致し、OAMセルに
搭載された誤り検出符号の終端結果が正常であって、か
つ、トレースの最終点となるVP接続装置への最後尾の
OAMセルの到着をもってトレース処理が終了した場合
に、収集した運用情報を有効と判定する。
【0068】以下、VPトレース用セル開始から終了に
いたるまでの処理を、処理ステップ毎に説明する。トレ
ース終了点を構成する回路は、トレース中継点のVPト
レース処理回路から、VPトレース用セルの送出機能に
関与する回路を削除したものである。具体的には、図1
に示すVP処理回路から空きセル検出回路10、送信バ
ッファ制御回路15および送信バッファ16を削除した
ものである。従って、以下の説明は、図1に示すVPト
レース処理回路を前提として進める。また、VPトレー
ス用セルの構成については、図5に示したセル構成をそ
のまま適用する。
【0069】(3-1)VPトレース開始処理70 OpSから指示されたVPI番号について、VPトレー
ス用セルの受信待ち状態を設定し、VPトレース用セル
待合わせ処理71に移行する。VPI番号は、OpSが
パストレースを行う場合に、パストレースコマンドに付
加されているユーザセルの識別番号である。
【0070】(3-2)VPトレース用セル待合わせ処理
71 トレースセル検出回路11において、入力ハイウェイ1
のセル流を監視し、OpSから設定されたVPI番号を
有するVPトレース用セルの到着を検出する。該当のV
Pトレース用セルを検出した場合には、該セルを分離し
て受信バッファ14に蓄積し、VPトレース用セル異常
検出処理73に移行する。また、セル流を監視するのと
同時にVPトレースの開始からの経過時間を計数し、所
定の時間が経過した場合には、タイムアウト処理72に
移行する。
【0071】(3-3)タイムアウト処理72 VPトレース用セルの受信待ち状態から回復し、タイム
アウト処理を実行した旨をOpSに通知する。その後、
VPトレースの非実行状態に復帰して全体の処理を終了
する。
【0072】(3-4)VPトレース用セル異常検出処理
73 分離したVPトレース用セルのペイロード部分につい
て、制御情報検出回路12は、誤り検出符号の演算を行
い、当該セルに付加された誤り検出符号35と照合し、
前段のVP接続装置と自VP接続装置との間で当該セル
に誤りが発生したか否かを判定する。不一致の場合に
は、誤りが発生したものと判定され、VPトレース異常
終了処理74に移行する。一致した場合には、ペイロー
ド部分に搭載されたエラーフラグ40を参照し、エラー
フラグ40が誤り有りに設定されている場合には、VP
トレース異常終了処理74に移行する。誤り無しに設定
されている場合には、さらに、セル通番情報の連番照合
を行い、受信したセル通番に抜けがある場合、および、
重複がある場合には、VPトレース異常終了処理74に
移行する。連番照合の結果、正常だった場合には、VP
トレース終了判定処理75に移行する。
【0073】(3-5)VPトレース異常終了処理74 VPトレース用セルの受信待ち状態から回復し、異常終
了の内容をOpSに通知する。OpSに通知する場合
は、エラーが発生したことを通知したり、エラーの詳細
について通知することができる。その後、VPトレース
の非実行状態に復帰して全体の処理を終了する。
【0074】(3-6)VPトレース終了判定処理75 制御情報検出回路12は、分離したVPトレース用セル
のペイロード部分の終了フラグを参照し、分離したセル
が最後尾セルと判定された場合には、運用情報通知処理
76に移行する。非最後尾セルと判定された場合には、
VPトレース用セル待合わせ処理71に移行する。
【0075】(3-7)運用情報通知処理76 分離した全てのVPトレース用セルの運用情報を取り出
し、それにトレース終了点の運用情報を付加して、Op
Sに対して通知する。その後、VPトレースの非実行状
態に復帰して全体の処理を終了する。
【0076】以上のように、トレース終了点において
は、複数化されたVPトレース用セルの全てを受信した
時点で、VPトレースの終了と判定するのが基本であ
る。このことは、最後尾のVPトレース用セルの受信に
よってVPトレースの終了と判定するのと等価である。
しかし、この判定条件のみでは、VPトレース処理の途
中で最後尾のVPトレース用セルが紛失する事象が発生
した場合には、最後尾のVPトレース用セルの受信を無
限に待つことになる。その対策として、トレース開始か
ら所定時間が経過をしても最後尾のVPトレース用セル
を受信しない場合には、強制的にVPトレース処理を終
了させる。前述の所定時間は、トレース対象となるAT
Mネットワークにおいて、1回のVPトレース処理に要
される最大時間によって決定される。このことにより、
トレース終了点において、無限にVPトレース処理を継
続する事象を防止できる。
【0077】このように、トレース終了点においては、
複数化されたVPトレース用セルの全てを受信した時点
で、VPトレースの終了と判定するのが基本である。こ
のことは、最後尾のVPトレース用セルの受信によって
VPトレースの終了と判定するのと等価である。しか
し、この判定条件のみでは、VPトレース処理の途中で
最後尾のVPトレース用セルが紛失する事象が発生した
場合には、最後尾のVPトレース用セルの受信を無限に
待つことになる。その対策として、トレース開始から所
定時間が経過をしても最後尾のVPトレース用セルを受
信しない場合には、強制的にVPトレース処理を終了さ
せる。前述の所定時間は、トレース対象となるATMネ
ットワークにおいて、1回のVPトレース処理に要され
る最大時間によって決定される。このことにより、トレ
ース終了点において、無限にVPトレース処理を継続す
る事象を防止できる。さらに、誤り検出符号の演算照
合、エラーフラグの照合、セル通番情報の照合およびタ
イムアウト監視により、殆ど全てのVPトレースに関す
る異常事象を検出でき、誤ったネットワーク運用情報を
OpSに通知することを防止できる。
【0078】以上、処理ステップ毎に処理内容を説明し
たように、第3の実施例のトレース終端処理フローによ
り、VPトレース処理の終了の判定、VPトレースにお
ける異常動作の検出および得られた運用情報の正当性の
確認ができる。
【0079】つぎに、図11を用いてATMネットワー
クシステムの各中継点のバーチャルパスのトレース処理
について説明する。図11は、中継点におけるトレース
処理の説明図であり、1つのVPトレース用セルを2つ
に複数化する処理を表している。図11において、終了
フラグの値が"1"の場合を最後尾セル、"0"の場合を非
最後尾セルとしている。また、1つのVPトレース用セ
ルには、最大2つの運用情報を搭載できる。VPトレー
ス用セルが複数化されるのはVP接続装置142であ
り、この時、VP接続装置141から受信した終了フラ
グ"1"を有するVPトレース用セル151を分離し、書
込位置情報を参照することにより、既に2つ分の運用情
報が搭載されていることを検出する。その結果、VP接
続装置142では、分離したVPトレース用セル151
の終了フラグを"0"に書替え、非最後尾のVPトレース
用セル152として後段に送出する。その後、新たにセ
ルを生成し、終了フラグ"1"を付加した後に運用情報c
を書き込み、最後尾のVPトレース用セル153として
後段に送出する。VP接続装置143においては、終了
フラグ"1"を有するVPトレース用セル153のみを分
離し、運用情報dを書き込んで後段に送出する。
【0080】また、ATMネットワークシステムのトレ
ース開始点のVP接続装置においては、前述の中継点に
おけるトレース処理に加えて、OpSからの指示によ
り、VPトレース用セルを生成してATMネットワーク
に送出する。さらに、トレース終了点においては、実施
例3に示したように、ATMネットワークからVPトレ
ース用セルを分離し、該セルに書き込まれた運用情報を
OpSに通知する。
【0081】以上のように、非同期転送モード(AT
M)でセルを転送するネットワークにおけるバーチャル
パス(VP)レベルの接続をしてバーチャルパスのトレ
ース処理をするVP接続装置を複数有するATMネット
ワークシステムにおいて、トレース開始の指示を受け付
けて、自装置内のバーチャルパスのトレースのための運
用情報を付加してOAMセルを出力するトレース開始V
P接続装置と、他のVP接続装置からのバーチャルパス
のトレースのためのOAMセルを検出し、自装置内の運
用情報を付加する領域がある場合には、該OAMセルに
運用情報を付加して出力し、自装置内の運用情報を付加
する領域がない場合には、該OAMセルに最後尾のセル
でないことを示して出力し、新たにOAMセルを生成
し、新たに生成したOAMセルの中に最後尾のセルであ
ることを示し、運用情報を付加して出力するトレース中
継VP接続装置と、他のVP接続装置からのバーチャル
パスのトレースのためのOAMセルを検出し、最後尾の
OAMセルの到着によりトレース処理の終了とし、最後
尾のOAMセルまでのOAMセルの運用情報を抽出して
出力するトレース終了VP接続装置とを有する。
【0082】さらに、トレース開始VP接続装置は、バ
ーチャルパストレースのためのOAMセルに通番を示す
情報を付加して出力し、トレース中継VP接続装置は、
他のVP接続装置からのOAMセルの通番情報を参照
し、新たにOAMセルを生成した場合に、OAMセルの
通番を示す情報を付加して出力し、トレース終了VP接
続装置は、他のVP接続装置からのOAMセルの通番情
報を参照し、最後尾のOAMセルまでのOAMセルが通
番で到着しているかいないかを判断し、通番で到着して
いる場合には、最後尾のOAMセルまでのOAMセルの
運用情報を抽出して出力し、通番で到着していない場合
には、異常終了であることを出力することができる。
【0083】以上のように、書込位置情報の参照および
終了フラグの書替えにより、VPトレース用セルを複数
化することができ、VPトレースを行うことが可能とな
る。
【0084】
【発明の効果】本発明によれば、VP接続装置の運用情
報を複数のVPトレース用セルに搭載するための、効率
的な処理アルゴリズムを有するVPトレース接続装置お
よびネットワークシステムを提供でき、バーチャルパス
レベルにおけるパストレース機能を容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例を示すVPトレース処理回路の構
成図。
【図2】第1の実施例におけるセル構成図。
【図3】第1の実施例の運用情報書込み処理フロー図。
【図4】第1の実施例のVPトレース処理回路の動作タ
イミングの説明図。
【図5】第2の実施例におけるセル構成図。
【図6】第2の実施例の運用情報書込み処理フロー図。
【図7】第3の実施例のトレース終端処理フロー図。
【図8】SDHにおけるパストレース情報の構成図。
【図9】SDHにおけるパストレース機能の実現形態を
示す説明図。
【図10】ATMにおけるVPトレース機能の実現形態
を示す説明図。
【図11】トレース中継点におけるトレース処理の説明
図。
【図12】トレース処理中の異常モードと検出方法との
対応の説明図。
【符号の説明】
1…入力ハイウェイ、2…トレース処理回路内ハイウェ
イ、3…出力ハイウェイ、10…空きセル検出回路、1
1…トレースセル検出回路、12…制御情報検出回路、
13…受信バッファ制御回路、14…受信バッファ、1
5…送信バッファ制御回路、16…送信バッファ、17
…空きセル生成回路、18…遅延回路、19…3-1セレ
クタ、20…運用情報付加回路、21…運用情報蓄積回
路、30…ヘッダ、31…OAMセル種別情報、32…
書込位置情報、33…制御情報、34ー1・34ー2…
運用情報格納領域、35…誤り検出符号、40…エラー
フラグ、41…終了フラグ、42…セル通番情報、50
・60…情報書込セル特定処理、51・61…VPトレ
ース用セル通過処理、52・64…書込み領域判定処
理、53・65…VPトレース用セル分割処理、54ー
1・54ー2…運用情報書込み処理、62…VPトレー
ス用セル誤り検出処理、63…エラーフラグ設定処理、
66ー1・66ー2…運用情報書込み処理、70…VP
トレース開始処理、71…VPトレース用セル待合わせ
処理、72…タイムアウト処理、73…VPトレース用
セル異常検出処理、74…VPトレース異常終了処理、
75…VPトレース終了判定処理、76…運用情報通知
処理、100…パストレース情報、101…デリミタ、
102…論理名称情報、110・114…パス終端装
置、111…送信側パス終端回路、112…パストレー
ス情報生成回路、113…VCー3/VCー4パスネッ
トワーク、115…受信側パス終端回路、116…パス
トレース情報照合回路、120〜123・140〜14
3…VP接続装置、124・125…VP終端装置、1
26…オペレーティングシステム、130〜132・1
50〜154…VPトレース用セル、133…ネットワ
ーク運用情報。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 裕巳 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 松永 治彦 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非同期転送モード(ATM:Asynchronous
    Tranfer Mode)でセルを転送するネットワークにおけ
    るバーチャルパス(VP:Virtual Path)レベルの接続
    をしてバーチャルパスのトレース処理をするVP接続装
    置において、 OAM(Operation and Maintenance)セルに該VP接続
    装置のバーチャルパストレースのための運用情報を付加
    する運用情報付加手段と、該VP接続装置で運用情報を
    書き込むOAMセルを特定する特定手段とを有し、 前記特定手段は、他のVP接続装置からのバーチャルパ
    ストレースのための最後尾のOAMセルを検出する検出
    手段と、該OAMセルに自装置内の運用情報を付加する
    領域があるかないかを判断し、領域がある場合に、運用
    情報を書き込むべきOAMセルであるとして特定し、前
    記運用情報付加手段に対して運用情報を付加するように
    指示し、領域がない場合には、領域がないことを前記運
    用情報付加手段に対して指示する判断手段とを有し、 前記運用情報付加手段は、前記判断手段から運用情報付
    加の指示があったときに、特定されたOAMセルに運用
    情報を付加して出力し、該判断手段から領域がないこと
    を指示されたときに、前記他のVP接続装置からのOA
    Mセルに最後尾のセルでないことを示して出力し、新た
    にバーチャルパストレースのためのOAMセルを生成
    し、新たに生成したOAMセルの中に、最後尾のセルで
    あることを示し、運用情報を付加して出力することを特
    徴とするVP接続装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記運用情報付加手段
    は、バーチャルパストレースのためのOAMセルに通番
    情報を付加することを特徴とするVP接続装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記運用情報付加手段
    は、新たにOAMセルを生成した場合には、他のVP接
    続装置からのOAMセルの通番情報を参照し、OAMセ
    ルに通番情報を付加することを特徴とするVP接続装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3において、最後尾の
    OAMセルの到着によりトレース処理の終了とし、最後
    尾のOAMセルまでのOAMセルの運用情報を抽出して
    出力する終了手段をさらに有することを特徴とするVP
    接続装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、終了手段は、トレース
    開始の指示を受け付けてから予め定めた時間経過したと
    きに、最後尾のOAMセルの到着がなかったときにもト
    レース処理の終了とすることを特徴とするVP接続装
    置。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4または5において、
    運用情報付加手段は、OAMセルの中にトレース動作中
    におけるOAMセルの誤りを検出するための誤り検出情
    報を付加することを特徴とするVP接続装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、運用情報付加手段は、
    OAMセルの誤り検出情報を参照して、該OAMセルが
    それ以前のトレース動作中において該OAMセルに誤り
    が発生しているか否かを判断し、該OAMセルに誤りの
    有無を示す情報を付加することを特徴とするVP接続装
    置。
  8. 【請求項8】非同期転送モード(ATM)でセルを転送
    するネットワークにおけるバーチャルパス(VP)レベ
    ルの接続をしてバーチャルパスのトレース処理をするV
    P接続装置を複数有するATMネットワークシステムに
    おいて、 トレース開始の指示を受け付けて、自装置内のバーチャ
    ルパスのトレースのための運用情報を付加してOAMセ
    ルを出力するトレース開始VP接続装置と、 他のVP接続装置からのバーチャルパスのトレースのた
    めの最後尾のOAMセルを検出し、自装置内の運用情報
    を付加する領域がある場合には、該OAMセルに運用情
    報を付加して出力し、自装置内の運用情報を付加する領
    域がない場合には、該OAMセルに最後尾のセルでない
    ことを示して出力し、新たにOAMセルを生成し、新た
    に生成したOAMセルの中に最後尾のセルであることを
    示し、運用情報を付加して出力するトレース中継VP接
    続装置と、 他のVP接続装置からのバーチャルパスのトレースのた
    めのOAMセルを検出し、最後尾のOAMセルの到着に
    よりトレース処理の終了とし、最後尾のOAMセルまで
    のOAMセルの運用情報を抽出して出力するトレース終
    了VP接続装置とを有することを特徴とするATMネッ
    トワークシステム。
  9. 【請求項9】請求項8において、トレース開始VP接続
    装置は、バーチャルパストレースのためのOAMセルに
    通番を示す情報を付加して出力し、 トレース中継VP接続装置は、他のVP接続装置からの
    OAMセルの通番情報を参照し、新たにOAMセルを生
    成した場合に、OAMセルの通番を示す情報を付加して
    出力し、 トレース終了VP接続装置は、他のVP接続装置からの
    OAMセルの通番情報を参照し、最後尾のOAMセルま
    でのOAMセルが通番で到着しているかいないかを判断
    し、通番で到着している場合には、最後尾のOAMセル
    までのOAMセルの運用情報を抽出して出力し、通番で
    到着していない場合には、異常終了であることを出力す
    ることを特徴とするATMネットワークシステム。
  10. 【請求項10】非同期転送モードでセルを転送するネッ
    トワークにおけるバーチャルパスレベルの接続をする接
    続装置の運用情報をOAMセルによって収集するバーチ
    ャルパスのトレース方法において、 該VP接続装置で運用情報を書き込むべきOAMセルを
    特定するにあたり、バーチャルパストレースのためのO
    AMセルであることを検出し、該OAMセルの中に搭載
    された最後尾のセルを表示する情報を参照することを特
    徴とするバーチャルパスのトレース方法。
  11. 【請求項11】非同期転送モードでセルを転送するネッ
    トワークにおけるバーチャルパスレベルの接続をする接
    続装置の運用情報をセルによって収集するバーチャルパ
    スのトレース用のセルの構成方法において、 バーチャルパスのトレース用のセルは、最後尾のセルで
    あることを示すための領域を有することを特徴とするセ
    ルの構成方法。
  12. 【請求項12】請求項11において、バーチャルパスの
    トレース用のセルは、バーチャルパスのトレース用のセ
    ルの生成順序を示すための領域を有することを特徴とす
    るセルの構成方法。
  13. 【請求項13】請求項11または12において、バーチ
    ャルパスのトレース用のセルは、トレース動作中のセル
    の誤りの有無を示すための領域を有することを特徴とす
    るセルの構成方法。
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