JP2000104919A - ガス燃焼器の二次圧調整方法 - Google Patents

ガス燃焼器の二次圧調整方法

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JP2000104919A
JP2000104919A JP10272288A JP27228898A JP2000104919A JP 2000104919 A JP2000104919 A JP 2000104919A JP 10272288 A JP10272288 A JP 10272288A JP 27228898 A JP27228898 A JP 27228898A JP 2000104919 A JP2000104919 A JP 2000104919A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス燃焼器の設置場所が水圧の低い地域であ
っても、ガス燃焼器の設置時にガスの二次圧調整を可能
にする。工場出荷時の二次圧調整が複雑にならなように
する。 【解決手段】 工場出荷時の二次圧調整では、ガス燃焼
器に検査リモコン23を接続して行なうので、その場合
には、強制能力「大」(又は「小」)のスイッチ27
(又は28)を押すと最大燃焼能力(又は最小燃焼能
力)で一律に二次圧調整が行なわれる。ガス燃焼器を設
置した後の二次圧調整では、ガス燃焼器に通常のリモコ
ン22を接続して行なうので、その場合には、強制能力
「大」(又は「小」)のスイッチ27(又は28)を押
すと、使用状態に適した能力レベルにおける上限燃焼能
力(又は下限燃焼能力)で二次圧調整が行なわれ、設置
場所にかかわらず適切な状態で二次圧調整が可能にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス燃焼器の二次
圧調整方法に関する。特に、大能力用のガス燃焼器にお
ける二次圧の調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に大能力用のガス燃焼器を示す。こ
のガス燃焼器においては、缶体1内の上部空間に熱交換
器2が設けられており、熱交換器2の下方にはガスバー
ナ3が設けられている。このガスバーナ3は5つの燃焼
部4a,4b,4c,4d,4eに分割されており、各
燃焼部4a,4b,4c,4d,4eはそれぞれ6本、
1本、2本、3本、10本の燃焼管が割り当てられ、ガ
スバーナ3全体では22本の燃焼管を有している。ガス
供給管5には、ガス比例弁6及び元ガス電磁弁7が設け
られており、ガス供給管5の下流側は分岐して各燃焼部
4a,4b,4c,4d,4eに接続されている。ガス
供給管5の分岐部分には、能力切替え用のガス電磁弁8
a,8b,8c,8d,8eが設けられており、これら
のガス電磁弁8a,8b,8c,8d,8eを開閉する
ことによってガスバーナ3の能力レベルを例えば9段階
に切り替えることができる(図2参照)。また、缶体1
の底部には、燃焼用エアを供給するための燃焼ファン9
が設けられ、缶体1の上端部には排気口10が開口して
いる。
【0003】熱交換器2の入水口には、市水道から水を
供給される入水管11が接続され、熱交換器2の出湯口
には出湯管12が接続され、入水管11と出湯管12と
の間には熱交換器2をバイパスするようにしてバイパス
管13が接続されている。入水管11のバイパス管接続
部よりも下流側には、熱交換器2に送られる水の流量を
検知する水量センサ14と水温を検知する入水温度セン
サ15が設けられている。バイパス管13には、バイパ
ス管13を通過する水の流量を検知するための水量セン
サ16とバイパス流量調整弁17が設けられている。出
湯管12のバイパス管接続部よりも上流側には、流量調
整弁18と熱交換器2から出湯される湯の温度を検知す
る出湯温度センサ19が設けられ、バイパス管接続部よ
りも下流側には、バイパス管13を通過した水と熱交換
器2から出湯された湯が混合した湯の湯水混合温度を検
知するためのミキシング温度センサ20が設けられてい
る。
【0004】しかして、コントローラ21は、各種セン
サの検出値を監視し、リモートコントローラ(以下、リ
モコンという)22から入力された出湯温度の設定値
(設定温度)とこれらセンサ検出値に応じ、ガス電磁弁
8a,8b,8c,8d,8eを開閉してガスバーナ3
の能力レベルを切り替え、ガス比例弁6の比例弁電流や
バイパス流量調整弁17等をフィードフォワード制御及
びフィードバック制御することにより、設定温度の湯を
出湯する。
【0005】上記のようなガス燃焼器は、工場出荷時に
は、ガスの二次圧を調整する必要がある。従来において
は、次に説明するようにして工場出荷時に二次圧調整を
行っていた。能力切替え用のガス電磁弁8a,8b,8
c,8d,8eによりガス燃焼器の能力レベルを切り替
えながら、ガス比例弁6の比例弁電流を変化させた場合
の、燃焼能力とガス燃焼器の燃焼号数の関係を図2に示
す。従来にあっては、工場出荷時には、ガス燃焼器のコ
ントローラ21に図3に示すような検査リモコン23を
接続する。そして、検査リモコン23の強制能力「大」
のスイッチ24を押して最大燃焼能力(最大燃焼本数)
とし、そのときの燃焼号数が所定値Pmaxとなるよう、
ガス比例弁6の上限リミット値を電気的あるいはソフト
ウエア的に設定し、これを記憶させる。ついで、検査リ
モコン23の強制能力「小」のスイッチ25を押して最
小燃焼能力(最小燃焼本数)とし、そのときの燃焼号数
が所定値Pminとなるよう、ガス比例弁6の下限リミッ
ト値を電気的あるいはソフトウエア的に設定し、これも
記憶させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにして、工
場出荷時にガス燃焼器の二次圧調整が行われるが、この
二次圧調整は、設置場所でのアフターサービス時(例え
ば、ガス比例弁を交換するとか、ガス種変更の為にノズ
ル仕様を変更するとかした場合)にも実施される。
【0007】しかし、ガス燃焼器の設置場所が水圧の低
い地域である場合には、ガス燃焼器を最大燃焼能力にし
て二次圧を調整しようとすると、流量不足から水が沸騰
してしまい二次圧調整を行えないことがあった。
【0008】本発明は上述の技術的問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、ガ
ス燃焼器の設置場所が水圧の低い地域であっても、ガス
燃焼器の設置時にガスの二次圧調整を可能にすることが
できるガス燃焼器の二次圧調整方法を提供することにあ
る。
【0009】
【発明の開示】請求項1に記載のガス燃焼器の二次圧調
整方法は、複数の燃焼部を有し、燃焼させる燃焼部もし
くは燃焼させる燃焼部の数を変化させることによって燃
焼能力を切り替えられるようにしたガス燃焼器におい
て、ガス燃焼器に検査リモコンが接続されている場合
と、ガス燃焼器運転用のリモコンが接続されている場合
とで、二次圧調整に用いられる能力レベルを異ならせた
ことを特徴としている。
【0010】請求項1に記載されたガス燃焼器の二次圧
調整方法は、工場で検査リモコンを接続されている場合
と、ガス燃焼器を現場に設置してガス燃焼器運転用のリ
モコンを接続した場合とで、二次圧調整に用いられる能
力レベルを異ならせるようにしたので、それぞれの目的
に応じた二次圧調整が可能になる。
【0011】請求項2に記載の実施態様は、請求項1記
載のガス燃焼器の二次圧調整方法において、検査リモコ
ンが接続されている場合には、二次圧調整に用いられる
能力レベルが固定され、ガス燃焼器運転用のリモコンが
接続されている場合には、二次圧調整に用いられる能力
レベルが可変となるようにしたことを特徴としている。
【0012】特に、この実施態様では、工場において検
査リモコンを接続して二次圧調整を行なう場合には、固
定された条件で二次圧調整が行なわれるので、工場出荷
時の調整作業を簡単にすることができ、工場における作
業負荷を軽減することができる。これに対し、ガス熱源
機の設置後には、設置場所に応じた燃焼レベルで二次圧
調整を行なえるので、例えば水圧の低い地域でも二次圧
調整を可能にすることができる。
【0013】請求項3に記載のガス燃焼器の二次圧調整
方法は、熱交換器を加熱するための複数の燃焼部を有
し、燃焼させる燃焼部もしくは燃焼させる燃焼部の数を
変化させることによって燃焼能力を切り替えられるよう
にしたガス燃焼器において、熱交換器から出湯される湯
の温度を検知する手段とを備え、熱交換器から出湯され
る湯の温度が所定温度以上になる場合には、ガス燃焼器
の能力レベルを下げて二次圧調整するようにしたことを
特徴としている。
【0014】ここで、熱交換器から出湯される湯の温度
を検知する手段としては、熱交換器の出口側管路に設け
られて直接に湯温を検知するセンサに限らず、間接的に
検知するものであってもよい。
【0015】請求項3に記載のガス燃焼器の二次圧調整
方法では、熱交換器からの出湯温度が所定温度よりも高
くて二次圧調整を行なえない場合には、燃焼レベルを下
げて熱交換器からの出湯温度を低くすることができる。
従って、ガス燃焼器の設置されている場所が水圧の低い
地域であっても、二次圧調整を行なうことが可能にな
る。よって、工場出荷時の二次圧調整では、このような
不具合を考慮しなくてもよく、工場出荷時の二次圧調整
を簡略化できる。
【0016】請求項4に記載のガス燃焼器の二次圧調整
方法は、熱交換器を加熱するための複数の燃焼部を有
し、燃焼させる燃焼部もしくは燃焼させる燃焼部の数を
変化させることによって燃焼能力を切り替えられるよう
にしたガス燃焼器において、熱交換器に流れる水の流量
を検知する手段と、熱交換器に流入する水の温度を検知
する手段と、熱交換器に流れる水の流量とその温度に基
づき、熱交換器から出湯される湯の温度を演算する手段
とを備え、熱交換器から出湯される湯の温度が所定温度
以上になる場合には、ガス燃焼器の能力レベルを下げて
二次圧調整するようにしたことを特徴としている。
【0017】請求項3の方法では、熱交換器の出湯温度
を直接的、あるいは間接的に検出していたのに対し、請
求項4の方法では、演算によって熱交換器からの出湯温
度を求めている。従って、請求項4の方法でも、請求項
3の方法と同様な作用効果を得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)まず、本発明
の一実施形態による二次圧調整方法を説明する。この実
施形態は工場出荷時に用いる検査リモコン23とガス燃
焼器の設置後に使用されるリモコン22とを判別して二
次調整方法を切り替えるようにしたものである。以下、
図1で説明したガス燃焼器(コントローラの機能は従来
例とは異なる)により、そこで用いた符号を引用して説
明する。
【0019】このガス燃焼器のコントローラ21は、接
続されているリモコンが検査リモコン23であるのか、
通常のリモコン22であるのかを判別する機能を有して
おり、検査リモコン23が接続されていると判断した場
合には、ガスバーナ3を最大燃焼能力と最小燃焼能力で
二次圧調整し、通常のリモコン22が接続されていると
判断した場合には、ガス燃焼器で設定されている燃焼レ
ベルにおける上限燃焼能力と下限燃焼能力で二次圧調整
する。
【0020】具体的に説明すると、図4のフロー図に示
すように、工場において検査リモコン23が接続された
場合(ステップS1でYESの場合)には、従来例で説
明したように、検査リモコン23の強制能力「大」のス
イッチ24が押されると(S2)、ガス燃焼器を最大燃
焼能力(最大燃焼本数)で燃焼させ、そのときの燃焼号
数が所定値Pmaxとなるよう、ガス比例弁6の上限リミ
ット値を電気的あるいはソフトウエア的に設定し記憶す
る(S3)。また、検査リモコン23の強制能力「小」
のスイッチ25が押されると(S4)、最小燃焼能力
(最小燃焼本数)で燃焼させ、そのときの燃焼号数が所
定値Pminとなるよう、ガス比例弁6の下限リミット値
を電気的あるいはソフトウエア的に設定し記憶する(S
5)。
【0021】これに対し、ガス燃焼器が現場に設置さ
れ、図5に示すような通常のガス燃焼器運転用のリモコ
ン22が接続された場合(ステップS1でNOの場合)
には、リモコン22の強制能力「大」のスイッチ27が
押されると(S6)、ガス燃焼器が設定されている燃焼
状態における上限燃焼能力で燃焼させ(図2参照)、そ
のときの燃焼号数が所定値PMmaxとなるよう、ガス比
例弁6の上限リミット値を電気的あるいはソフトウエア
的に設定し記憶する(S7)。また、リモコン22の強
制能力「小」のスイッチ28が押されると(S8)、設
定されている燃焼状態における下限燃焼能力で燃焼さ
せ、そのときの燃焼号数が所定値PMminとなるよう、
ガス比例弁6の下限リミット値を電気的あるいはソフト
ウエア的に設定し記憶する(S9)。
【0022】従って、工場においては、検査リモコン2
3を接続して最大燃焼能力と最小燃焼能力のみで二次圧
調整されるので、工場における調整作業を簡略にするこ
とができ、工場での作業負荷を軽減することができる。
【0023】一方、ガス燃焼器が設置された現場におい
ては、通常のリモコン22が接続された後、強制能力
「大」のスイッチ27を押して最大燃焼能力で燃焼させ
ると湯が沸騰して二次圧調整を行なえなかった場合に
は、図2に示すようにガス燃焼器の能力レベルを1段下
の中間能力に切り替え、その上限燃焼能力と下限燃焼能
力で二次圧調整を行なえばよい。もちろん、それでも沸
騰するようであれば、さらに能力レベルを下げて二次圧
調整を行なえばよい。
【0024】あるいは、強制能力「大」のスイッチ27
や強制能力「小」のスイッチ28を押した場合には、適
当な設定温度でカラン等を開いて出湯させたときに自動
的に設定された能力レベルにおける上限燃焼能力と下限
燃焼能力で二次圧調整されるようにすれば、現場におい
て自動的に二次圧調整されるようにすることができる。
【0025】(第2の実施形態)次ぎに、本発明の別な
実施形態による二次圧調整方法を説明する。この実施形
態でも、図1で説明したガス燃焼器(コントローラの機
能は従来例とは異なる)で用いた符号を引用して説明す
る。
【0026】この実施形態では、沸騰を予測し、その能
力レベルよりも低い能力レベルで二次圧調整するように
している。すなわち、この実施形態では、図6に示すよ
うに、リモコン22の強制能力「大」のスイッチ27が
押されると(S11)、水量センサ14と入水温度セン
サ15によって熱交換器2に流入する水の水量と入水温
度とを検知し(S12)、最大燃焼能力でガスバーナ3
を燃焼させたときに熱交換器2から出湯される湯の温度
を演算することによって熱交換器2から出湯される湯が
沸騰するか否かを未然に判断する(S13)。熱交換器
2から出湯される湯が沸騰する恐れがない場合には、工
場出荷時と同様、ガス燃焼器を最大燃焼能力(最大燃焼
本数)で燃焼させ、そのときの燃焼号数が所定値Pmax
となるよう、ガス比例弁6の上限リミット値を電気的あ
るいはソフトウエア的に設定し記憶する(S14)。つ
いで、リモコン22の強制能力「小」のスイッチ28が
押されると(S15)、最小燃焼能力(最小燃焼本数)
で燃焼させ、そのときの燃焼号数が所定値Pminとなる
よう、ガス比例弁6の下限リミット値を電気的あるいは
ソフトウエア的に設定し記憶する(S16)。
【0027】これに対し、ステップS13において、最
大燃焼能力では熱交換器2から出湯される湯が沸騰する
恐れがあると判断した場合には、検知している入水温度
と水量とから湯が沸騰する恐れのない能力レベルを求
め、当該中間能力に能力レベルを自動的に切り替える
(S17)。そして、この中間能力における上限燃焼能
力で燃焼させ、そのときの燃焼号数が所定値PMmaxと
なるよう、ガス比例弁6の上限リミット値を電気的ある
いはソフトウエア的に設定し記憶する(S18)。つい
で、リモコン22の強制能力「小」のスイッチ28が押
されると(S19)、設定されている燃焼状態における
下限燃焼能力で燃焼させ、そのときの燃焼号数が所定値
PMminとなるよう、ガス比例弁6の下限リミット値を
電気的あるいはソフトウエア的に設定し記憶する(S2
0)。
【0028】なお、この実施形態においても、コントロ
ーラ21でリモコン22が検査リモコン23か通常のリ
モコン22かを判断し、通常のリモコン22であると判
断すると図6の処理を実行するようにしてもよい。ま
た、この場合の水温検知は、燃焼前に行なうので、出湯
温度センサ19によってもよい。
【0029】(第3の実施形態)次ぎに、本発明のさら
に別な実施形態による二次圧調整方法を説明する。この
実施形態でも、図1で説明したガス燃焼器(コントロー
ラの機能は従来例とは異なる)で用いた符号を引用して
説明する。
【0030】この実施形態でも、沸騰を予測し、その能
力レベルよりも低い能力レベルで二次圧調整するように
している。すなわち、この実施形態では、図7に示すよ
うに、リモコン22の強制能力「大」のスイッチ27が
押されると(S21)、最大燃焼能力でガスバーナ3を
燃焼させ、出湯温度センサ19によって缶体出湯温度を
検知する(又は、缶体温度を検知するための温度センサ
が存在する場合には、缶体温度を検知することによって
間接的に缶体出湯温度を監視するようにしてもよい。)
(S22)。缶体出湯温度を検知することにより熱交換
器2から出湯されている湯が沸騰し始めていないか監視
し、熱交換器2から出湯される湯が沸騰するか否かを判
断する(S23)。熱交換器2から出湯される湯が沸騰
する恐れがない場合には、工場出荷時と同様、ガス燃焼
器を最大燃焼能力(最大燃焼本数)で燃焼させ、そのと
きの燃焼号数が所定値Pmaxとなるよう、ガス比例弁6
の上限リミット値を電気的あるいはソフトウエア的に設
定し記憶する(S24)。ついで、リモコン22の強制
能力「小」のスイッチ28が押されると(S25)、最
小燃焼能力(最小燃焼本数)で燃焼させ、そのときの燃
焼号数が所定値PMminとなるよう、ガス比例弁6の下
限リミット値を電気的あるいはソフトウエア的に設定し
記憶する(S26)。
【0031】これに対し、ステップS23において、最
大燃焼能力では熱交換器2から出湯される湯が沸騰する
恐れがあると判断した場合には、自動的に一段燃焼号数
の低い能力レベルに切り替える(S27)。そして、出
湯される湯が沸騰することのない能力レベルに切り替わ
ったら、その上限燃焼能力で燃焼させ、そのときの燃焼
号数が所定値PMmaxとなるよう、ガス比例弁6の上限
リミット値を電気的あるいはソフトウエア的に設定し記
憶する(S28)。ついで、リモコン22の強制能力
「小」のスイッチ28が押されると(S29)、設定さ
れている燃焼状態における下限燃焼能力で燃焼させ、そ
のときの燃焼号数が所定値PMminとなるよう、ガス比
例弁6の下限リミット値を電気的あるいはソフトウエア
的に設定し記憶する(S30)。
【0032】なお、この実施形態においても、コントロ
ーラ21でリモコン22が検査リモコン23か通常のリ
モコン22かを判断し、通常のリモコン22であると判
断すると図7の処理を実行するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】大能力用のガス燃焼器を示す概略構成図であ
る。
【図2】同上のガス燃焼器における燃焼能力と燃焼号数
の関係を示す図である。
【図3】検査リモコンの正面図である。
【図4】本発明の一実施形態における二次圧調整方法を
説明するフロー図である。
【図5】ガス燃焼器のリモコンを示す正面図である。
【図6】本発明の別な実施形態における二次圧調整方法
を説明するフロー図である。
【図7】本発明のさらに別な実施形態における二次圧調
整方法を説明するフロー図である。
【符号の説明】
2 熱交換器 3 ガスバーナ 4a,4b,4c,4d,4e 燃焼部 8a,8b,8c,8d,8e 能力切替え用のガス電
磁弁 21 コントローラ 22 リモコン 23 検査リモコン 24 検査リモコンの強制能力「大」のスイッチ 25 検査リモコンの強制能力「小」のスイッチ 27 リモコンの強制能力「大」のスイッチ 28 リモコンの強制能力「小」のスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑 宏芳 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 西山 善朗 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 森 栄介 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 抱 貴雄 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 Fターム(参考) 3K068 FA03 FC02 FC06 FD07 HA06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の燃焼部を有し、燃焼させる燃焼部
    もしくは燃焼させる燃焼部の数を変化させることによっ
    て燃焼能力を切り替えられるようにしたガス燃焼器にお
    いて、 ガス燃焼器に検査リモコンが接続されている場合と、ガ
    ス燃焼器運転用のリモコンが接続されている場合とで、
    二次圧調整に用いられる能力レベルを異ならせたことを
    特徴とするガス燃焼器の二次圧調整方法。
  2. 【請求項2】 検査リモコンが接続されている場合に
    は、二次圧調整に用いられる能力レベルが固定され、ガ
    ス燃焼器運転用のリモコンが接続されている場合には、
    二次圧調整に用いられる能力レベルが可変となるように
    したことを特徴とする、請求項1に記載のガス燃焼器の
    二次圧調整方法。
  3. 【請求項3】 熱交換器を加熱するための複数の燃焼部
    を有し、燃焼させる燃焼部もしくは燃焼させる燃焼部の
    数を変化させることによって燃焼能力を切り替えられる
    ようにしたガス燃焼器において、 熱交換器から出湯される湯の温度を検知する手段とを備
    え、 熱交換器から出湯される湯の温度が所定温度以上になる
    場合には、ガス燃焼器の能力レベルを下げて二次圧調整
    するようにしたことを特徴とするガス燃焼器の二次圧調
    整方法。
  4. 【請求項4】 熱交換器を加熱するための複数の燃焼部
    を有し、燃焼させる燃焼部もしくは燃焼させる燃焼部の
    数を変化させることによって燃焼能力を切り替えられる
    ようにしたガス燃焼器において、 熱交換器に流れる水の流量を検知する手段と、 熱交換器に流入する水の温度を検知する手段と、 熱交換器に流れる水の流量とその温度に基づき、熱交換
    器から出湯される湯の温度を演算する手段とを備え、 熱交換器から出湯される湯の温度が所定温度以上になる
    場合には、ガス燃焼器の能力レベルを下げて二次圧調整
    するようにしたことを特徴とするガス燃焼器の二次圧調
    整方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107101383A (zh) * 2017-05-13 2017-08-29 广东万家乐燃气具有限公司 一种燃气热水器生产调节检测设备

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CN107101383A (zh) * 2017-05-13 2017-08-29 广东万家乐燃气具有限公司 一种燃气热水器生产调节检测设备
CN107101383B (zh) * 2017-05-13 2023-08-22 广东万家乐燃气具有限公司 一种燃气热水器生产调节检测设备

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