JP5200748B2 - 給湯装置 - Google Patents

給湯装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5200748B2
JP5200748B2 JP2008205146A JP2008205146A JP5200748B2 JP 5200748 B2 JP5200748 B2 JP 5200748B2 JP 2008205146 A JP2008205146 A JP 2008205146A JP 2008205146 A JP2008205146 A JP 2008205146A JP 5200748 B2 JP5200748 B2 JP 5200748B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
hot water
bypass
heating capacity
water supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008205146A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010038505A (ja
Inventor
英樹 山口
力 前田
修司 亀山
政人 堂山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP2008205146A priority Critical patent/JP5200748B2/ja
Publication of JP2010038505A publication Critical patent/JP2010038505A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5200748B2 publication Critical patent/JP5200748B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Description

この発明は、熱効率のよい給湯装置に関する。
米国では給湯器の熱効率を評価する基準値として、EF値(Energy Facter)が使用されている。このEF値は、MAX燃焼時の燃焼効率とMIN燃焼時の燃焼効率との平均値で規定されており、米環境保護庁(EPA)が推進する省エネルギープログラムEnergy Starの取得基準が、EF値≧0.82となっている。
ところで、MIN燃焼時の熱効率については、複数本の燃焼管のうち、1本の燃焼管のみを小燃焼させた状態(以下、1本小燃焼状態という。)で測定しているが、1本小燃焼状態では、熱交換器における着火していない燃焼管に対応する部分については、給気燃焼ファンによって缶体内に供給される空気によって逆に冷却されるので、熱効率が悪く、EF値を上げるためには、MIN燃焼時の燃焼効率を上げる必要がある。
特開平05−203262号公報 特開平10−038378号公報
MIN燃焼時の燃焼効率を上げるには、熱交換器における着火していない燃焼管に対応する部分がなるべく冷却されないように、即ち、その部分の冷却効率が低くなるように、缶体温度を下げることが考えられるが、「缶体内部の結露」の観点から、缶体温度には下限値が設定されており、その下限値を下回る温度まで下げることができない。
特に、缶体結露温度は、通常、最も結露の発生し易い状態、即ち、全ての燃焼管を小燃焼させた状態(以下、全本小燃焼状態という。)で確認し、その時の温度を缶体温度の下限値としているので、MIN燃焼時の燃焼効率を測定する、結露の発生しにくい1本小燃焼状態では、実際の結露温度よりも高い缶体温度で運転することになる。
そこで、この発明の課題は、缶体内部に結露を発生させることなく、給湯装置の熱効率をさらに上げることにある。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、入口側が入水路に接続されると共に、出口側が出湯路に接続された熱交換器と、前記熱交換器を加熱する、加熱能力を複数段にわたって切換可能なバーナーと、前記熱交換器をバイパスするように、前記入水路と前記出湯路とを接続するバイパス路と、前記バイパス路に設けられた、バイパス流量を調整するバイパス弁と、入水温度を検出する入水温度センサと、前記熱交換器から送出される温水の温度を缶体温度として検出する缶体温度センサと、出湯温度を検出する出湯温度センサと、前記バーナーの加熱能力及び前記バイパス弁の開度を調整する制御手段とを備え、前記制御手段は、給湯設定温度が、予め設定されている制御切換温度を上回ると、前記バイパス弁を全閉にして、前記缶体温度センサによって検出される缶体温度が給湯設定温度になるように、前記バーナーの加熱能力を調整し、給湯設定温度が制御切換温度以下になると、給湯設定温度と前記入水温度センサによって検出される入水温度とに基づいて、前記熱交換器を通過する缶体側流量と前記バイパス路を通過するバイパス側流量とが所定の流量比になる場合の缶体目標温度を求め、前記缶体目標温度が、予め設定されている缶体温度の下限値を上回っている場合は、前記缶体温度センサによって検出される缶体温度が缶体目標温度になるように、前記バーナーの加熱能力を調整すると共に、前記出湯温度センサによって検出される出湯温度が給湯設定温度になるように、前記バイパス弁の開度を調整し、缶体目標温度が缶体温度の下限値以下の場合は、缶体温度がその下限値になるように、前記バーナーの加熱能力を調整すると共に、前記出湯温度センサによって検出される出湯温度が給湯設定温度になるように、前記バイパス弁の開度を調整するようになっており、前記缶体温度の下限値が、前記バーナーの各加熱能力段数における缶体結露温度を考慮して、前記バーナーの加熱能力段数毎に設定されていることを特徴とする給湯装置を提供するものである。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の給湯装置において、前記バーナーの加熱能力段数が予め定められた小能力側の加熱能力段数に切り替わり、しかも、缶体目標温度が缶体温度の下限値以下の場合は、前記制御手段が、缶体温度がその下限値になるように、前記バーナーの加熱能力を調整すると共に、前記バイパス弁を強制的に全閉にする小能力運転モードに切り替わるようになっていることを特徴としている。
また、請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明の給湯装置において、出湯開始後、所定時間が経過するまでは、小能力運転モードに切り替えないようにしたことを特徴としている。
また、請求項4に係る発明は、請求項2または3に係る発明の給湯装置において、小能力運転モードに切り替わると、前記バイパス弁を絞り始めるが、所定時間内は、予め定められている流量応答性の悪い最小開度以下に閉弁しないようになっていることを特徴としている。
以上のように、請求項1に係る発明の給湯装置は、缶体温度の下限値を、バーナーの各加熱能力段数における缶体結露温度を考慮して、バーナーの加熱能力段数毎に設定しているので、最も結露の発生し易い全本小燃焼状態で確認した缶体結露温度を、バーナーの全ての加熱能力段数に対して一律に缶体温度の下限値として設定している従来の給湯装置に比べて、結露の発生しにくい加熱能力段数の低い状態で運転する場合の缶体温度をより低くすることができる。このため、加熱能力段数の低い状態で運転する場合、熱交換器における着火していない燃焼管に対応する部分の冷却効率を抑えることができ、加熱能力段数の低い状態で運転する場合の熱効率を高めることができる。
特に、加熱能力段数が小さい小燃焼状態では出湯量も少なく、バイパス側の通水量が僅かにあるだけでも、缶体温度を十分に下げることができないので、請求項2に係る発明のように、バーナーの加熱能力段数が予め定められた小能力側の加熱能力段数に切り替わり、しかも、缶体目標温度が缶体温度の下限値以下の場合は、缶体温度がその下限値になるように、バーナーの加熱能力を調整すると共に、バイパス弁を強制的に全閉にする小能力運転モードに切り替わるようにしておくと、缶体温度をその下限値まで確実に下げることができる。
また、請求項3に係る発明の給湯装置は、出湯開始後、所定時間が経過するまでは、小能力運転モードに切り替えないようになっているので、出湯温度が不安定になりやすい出湯開始直後は、応答性の良いバイパス弁の開閉制御によって、出湯温度の変動を抑えることができる。
また、請求項4に係る発明の給湯装置は、小能力運転モードに切り替わると、バイパス弁を絞り始めるが、所定時間内は、予め定められている流量応答性の悪い最小開度以下に閉弁しないようになっているので、バイパス弁を絞ることによって、出湯温度が乱れた場合であっても、バイパス弁の開度を調整することにより即座に修正することができる。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1はこの発明に係る給湯器の概略構成を示している。同図に示すように、この給湯器1は、入水金具11を介して給水引込管に接続される入水管12と、この入水管12から供給される水道水を加熱することによって温水を生成する熱交換器13と、この熱交換器13によって生成された温水を送出する出湯管14と、熱交換器13をバイパスするように、入水管12と出湯管14とを接続するバイパス管15とを備えており、出湯管14におけるバイパス管15の接続部の下流側には、給湯設定温度の温水を出湯するために出湯量を調整する水量調節弁16と出湯金具17とが設置されていると共に、バイパス管15には、バイパス量を調整する、ステッピングモータによって開閉駆動されるバイパス水量調整弁18が設置されている。なお、バイパス水量調整弁18のステッピングモータは、0ステップから2550ステップまで駆動することで、バイパス水量調整弁18を全開、全閉させるようになっている。
入水管12におけるバイパス管15の接続部の上流側には、入水温度を検出するサーミスタからなる入水温度センサ21と、入水量(出湯量)を検出する羽根車方式の流量センサ22とが設置されており、出湯管14におけるバイパス管15の接続部の上流側には、熱交換器13から送出される温水の温度を缶体温度として検出するサーミスタからなる缶体温度センサ23が設置されていると共に、出湯管14における水量調節弁16と出湯金具17との間には、出湯温度を検出するサーミスタからなる出湯温度センサ24が設置されている。
前記熱交換器13は、缶体41内の上部に設置されており、缶体41内における熱交換器13の下方には、熱交換器13を加熱するガスバーナー31が設置されていると共に、缶体41の底部には、ガスバーナー31に供給されるガスを適正な空燃比で燃焼させるために、ガスバーナー31に燃焼用の空気を供給する燃焼ファン42が設置されている。
前記ガスバーナー31にガスを供給するガス配管32には、ガス配管32を開閉する元電磁弁33、ガスの供給量を調整するガス比例弁34、ガスバーナー31の加熱能力を調整するために、燃焼管31aの燃焼本数(加熱能力段数)を切り換えるための能力切換ガス電磁弁35、36、37がそれぞれ設置されており、ガスバーナー31は点火プラグ38によって着火されるようになっている。
この給湯器1は、加熱能力を、1)能力切換ガス電磁弁36だけが開くことで、燃焼管31aを1本だけ燃焼させる1本燃焼状態(以下、「能切1段」と呼ぶ。)、2)能力切換ガス電磁弁35だけが開くことで、燃焼管31aを2本だけ燃焼させる2本燃焼状態(以下、「能切2段」と呼ぶ。)、3)能力切換ガス電磁弁35、36が開くことで、3本の燃焼管31aを燃焼させる3本燃焼状態(以下、「能切3段」と呼ぶ。)、4)能力切換ガス電磁弁36、37が開くことで、6本の燃焼管31aを燃焼させる6本燃焼状態(以下、「能切4段」と呼ぶ。)、5)能力切換ガス電磁弁35、36、37が全て開くことで、8本の燃焼管31aを全て燃焼させる全本燃焼状態(以下、「能切5段」と呼ぶ。)の5段階に切り換えることができるようになっており、それぞれの加熱能力段数において、ガス比例弁34により、燃焼管31aへのガス供給量が調整されるようになっている。
また、この給湯器1には、シリアルインターフェースを介して、操作リモコン52に搭載されたコントローラ52aとの間で通信可能なメインコントローラ51が搭載されており、このメインコントローラ51が、入水温度センサ21、缶体温度センサ23、出湯温度センサ24によって検出される入水温度、缶体温度、出湯温度や、流量センサ22によって検出される入水量(出湯量)等に基づいて、能力切換ガス電磁弁35、36、37やガス比例弁34の開閉動作を制御することにより、操作リモコン52によって設定された給湯設定温度の温水が出湯されるように、ガスバーナー31の加熱能力を調整するようになっている。
以下、この給湯器1のメインコントローラ51が行う給湯制御について説明する。まず、操作リモコン52によって設定された給湯設定温度が、予め設定されている制御切換温度(例えば、60℃)を上回っている場合は、バイパス水量調整弁18を強制的に全閉とし、缶体温度センサ23によって検出される缶体温度が給湯設定温度になるように、ガスバーナー31の燃焼制御を行う。
一方、操作リモコン52によって設定された給湯設定温度が、制御切換温度(例えば、60℃)以下の場合は、給湯設定温度と入水温度センサ21によって検出される入水温度とに基づいて、熱交換器13を通過する缶体側流量とバイパス管15を通過するバイパス側流量とが所定の流量比(例えば、10:10)になる場合の缶体目標温度を求め、この缶体目標温度が、予め設定されている缶体温度の下限値を上回っている場合は、缶体温度センサ23によって検出される缶体温度が缶体目標温度になるように、また、缶体目標温度が缶体温度の下限値以下の場合は、缶体温度がその下限値になるように、ガスバーナー31の燃焼制御を行うと共に、出湯温度センサ24によって検出される出湯温度が給湯設定温度になるように、バイパス水量調整弁18の開閉制御を行い、バイパス側流量を調整するようになっている。
図2及び図3のグラフは、この給湯器1の「缶体結露温度とインプットの関係」及び「缶体温度と熱効率の関係」を示している。それぞれの加熱能力段数において、小燃焼状態(ガス比例弁34が最小開度でガスを供給している状態)のときに最も結露が発生しやすく、図2のグラフから分かるように、缶体結露温度は、「全本小燃焼状態」が50℃程度で最も高く、「6本小燃焼」→「3本小燃焼」→「2本小燃焼」→「1本小燃焼」といった具合に、加熱能力段数が小さくなるに従って、低くなっていく。
また、図3のグラフから分かるように、缶体温度を低くするほうが熱効率が良くなるので、この給湯器1では、従来の給湯器のように、最も結露の発生し易い「全本小燃焼状態」で確認した缶体結露温度を、バーナーの全ての加熱能力段数に対して一律に缶体温度の下限値として設定するのではなく、ガスバーナー31の各加熱能力段数における缶体結露温度を考慮して、ガスバーナー31の加熱能力段数毎に設定している。具体的には、熱効率をある程度高くすることができる「能切1段」及び「能切2段」については、「2本小燃焼」の缶体結露温度付近である37℃に、熱効率をそれ程高くすることができない「能切3段」、「能切4段」及び「能切5段」については、「全本小燃焼状態」の缶体結露温度付近である50℃に設定している。
特に、缶体温度の下限値が37℃に設定されている「能切1段」及び「能切2段」では、缶体側流量が5l/min以下と少ないので、出湯量の減少側への流量変化も少なく、出湯温度がオーバーシュートするおそれが少ないと考えられる。そこで、この給湯器1では、「能切1段」及び「能切2段」で給湯を行う場合であって、缶体温度の下限値(37℃)を缶体目標温度としてガスバーナーの燃焼制御を行うときは、バイパス水量調整弁18を強制的に全閉とする小能力運転モードに切り替わるようになっている。
ただし、出湯開始直後は、缶体温度の影響を受けて出湯温度が安定しないので、出湯開始後、所定の遅延時間(例えば、30秒)が経過するまでは、小能力運転モードに切り替えずに、バイパス水量調整弁18の開閉制御を行うことで、可能な限り出湯温度の変動を抑えるようになっている。
また、小能力運転モードに切り替わると、バイパス水量調整弁18を絞り始めるが、所定時間(例えば、10秒)内は、予め定められている最小開度(例えば、1900ステップの開度)以下に閉弁しないようになっており、所定時間(例えば、10秒)経過後に全閉まで閉弁するようになっている。バイパス水量調整弁18を絞り始めると、出湯温度が乱れるおそれがあるため、そのような場合は、バイパス水量調整弁18の開度を調整することにより即座に修正することができるように、ステッピングモータのステップ数の変化に対する流量変化の応答性のよい領域(1900ステップ以下の領域)で待機させるためである。
以上のように、この給湯器1は、缶体温度の下限値を、ガスバーナー31の各加熱能力段数における缶体結露温度を考慮して、ガスバーナー31の加熱能力段数毎に設定しているので、最も結露の発生し易い全本小燃焼状態で確認した缶体結露温度を、バーナーの全ての加熱能力段数に対して一律に缶体温度の下限値として設定している従来の給湯器に比べて、結露の発生しにくい加熱能力段数の低い状態で運転する場合の缶体温度をより低くすることができる。このため、加熱能力段数の低い状態で運転する場合、熱交換器13における着火していない燃焼管31aに対応する部分の冷却効率を抑えることができ、加熱能力段数の低い状態で運転する場合の熱効率を高めることができる。
特に、出湯量が少なく、バイパス側の通水量が僅かにあるだけでも、缶体温度を十分に下げることができない「能切1段」及び「能切2段」で給湯を行う場合であって、缶体温度の下限値(37℃)を缶体目標温度としてガスバーナー31の燃焼制御を行うときは、バイパス水量調整弁18を強制的に全閉にする小能力運転モードに切り換えるようになっているので、缶体温度をその下限値まで確実に下げることができる。
なお、上述した実施形態では、熱効率をある程度高くすることができる「能切1段」及び「能切2段」について、「全本小燃焼状態」の缶体結露温度である50℃より低い37℃に設定しているが、これに限定されるものではなく、加熱能力段数毎にそれぞれの缶体結露温度を考慮して異なる下限値を設定することも可能である。
また、上述した実施形態では、加熱能力段数によって小能力運転モードに切り替えているが、これに限定されるものではなく、缶体側流量によって小能力運転モードに切り替えることも可能である。
この発明に係る給湯器の一実施形態を示す概略構成図である。 同上の給湯器の「缶体結露温度とインプットの関係」を示すグラフである。 同上の給湯器の「缶体温度と熱効率の関係」を示すグラフである。
符号の説明
1 給湯器(給湯装置)
11 入水金具
12 入水管(入水路)
13 熱交換器
14 出湯管(出湯路)
15 バイパス管(バイパス路)
16 水量調節弁
17 出湯金具
18 バイパス水量調整弁(バイパス弁)
21 入水温度センサ
22 流量センサ
23 缶体温度センサ
24 出湯温度センサ
31 ガスバーナー(バーナー)
31a 燃焼管
32 ガス配管
33 元電磁弁
34 ガス比例弁
35、36、37 能力切換ガス電磁弁
38 点火プラグ
41 缶体
42 燃焼ファン
51 メインコントローラ(制御手段)
52 操作リモコン
52a コントローラ

Claims (4)

  1. 入口側が入水路に接続されると共に、出口側が出湯路に接続された熱交換器と、
    前記熱交換器を加熱する、加熱能力を複数段にわたって切換可能なバーナーと、
    前記熱交換器をバイパスするように、前記入水路と前記出湯路とを接続するバイパス路と、
    前記バイパス路に設けられた、バイパス流量を調整するバイパス弁と、
    入水温度を検出する入水温度センサと、
    前記熱交換器から送出される温水の温度を缶体温度として検出する缶体温度センサと、
    出湯温度を検出する出湯温度センサと、
    前記バーナーの加熱能力及び前記バイパス弁の開度を調整する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    給湯設定温度が、予め設定されている制御切換温度を上回ると、前記バイパス弁を全閉にして、前記缶体温度センサによって検出される缶体温度が給湯設定温度になるように、前記バーナーの加熱能力を調整し、
    給湯設定温度が制御切換温度以下になると、給湯設定温度と前記入水温度センサによって検出される入水温度とに基づいて、前記熱交換器を通過する缶体側流量と前記バイパス路を通過するバイパス側流量とが所定の流量比になる場合の缶体目標温度を求め、
    前記缶体目標温度が、予め設定されている缶体温度の下限値を上回っている場合は、前記缶体温度センサによって検出される缶体温度が缶体目標温度になるように、前記バーナーの加熱能力を調整すると共に、前記出湯温度センサによって検出される出湯温度が給湯設定温度になるように、前記バイパス弁の開度を調整し、
    缶体目標温度が缶体温度の下限値以下の場合は、缶体温度がその下限値になるように、前記バーナーの加熱能力を調整すると共に、前記出湯温度センサによって検出される出湯温度が給湯設定温度になるように、前記バイパス弁の開度を調整するようになっており、
    前記缶体温度の下限値が、前記バーナーの各加熱能力段数における缶体結露温度を考慮して、前記バーナーの加熱能力段数毎に設定されていることを特徴とする給湯装置。
  2. 前記バーナーの加熱能力段数が予め定められた小能力側の加熱能力段数に切り替わり、しかも、缶体目標温度が缶体温度の下限値以下の場合は、前記制御手段が、缶体温度がその下限値になるように、前記バーナーの加熱能力を調整すると共に、前記バイパス弁を強制的に全閉にする小能力運転モードに切り替わるようになっている請求項1に記載の給湯装置。
  3. 出湯開始後、所定時間が経過するまでは、小能力運転モードに切り替えないようにした請求項2に記載の給湯装置。
  4. 小能力運転モードに切り替わると、前記バイパス弁を絞り始めるが、所定時間内は、予め定められている流量応答性の悪い最小開度以下に閉弁しないようになっている請求項2または3に記載の給湯装置。
JP2008205146A 2008-08-08 2008-08-08 給湯装置 Active JP5200748B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008205146A JP5200748B2 (ja) 2008-08-08 2008-08-08 給湯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008205146A JP5200748B2 (ja) 2008-08-08 2008-08-08 給湯装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010038505A JP2010038505A (ja) 2010-02-18
JP5200748B2 true JP5200748B2 (ja) 2013-06-05

Family

ID=42011250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008205146A Active JP5200748B2 (ja) 2008-08-08 2008-08-08 給湯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5200748B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108731269A (zh) * 2018-08-06 2018-11-02 珠海格力电器股份有限公司 一种防冷凝燃气壁挂炉及其防冷凝方法
JP7283029B2 (ja) * 2019-10-25 2023-05-30 株式会社ノーリツ 暖房給湯装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01167554A (ja) * 1987-12-22 1989-07-03 Rinnai Corp 給湯器の熱交換器
JPH0827067B2 (ja) * 1991-12-26 1996-03-21 株式会社ノーリツ 給湯装置
JP3848912B2 (ja) * 2002-10-02 2006-11-22 株式会社ガスター 燃焼装置
JP2004190971A (ja) * 2002-12-12 2004-07-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 給湯装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010038505A (ja) 2010-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6952985B2 (ja) 給湯器
JP6376390B2 (ja) 貯湯給湯システム
JP5200748B2 (ja) 給湯装置
JP4873237B2 (ja) ガス給湯装置
JP5454914B2 (ja) 給湯装置
JP5708975B2 (ja) 給湯装置
JP5143793B2 (ja) 給湯器
CA2677549C (en) Thermal switch for energy sustaining water heater
CN108980888A (zh) 燃气加热设备及其控制方法
JP2008128575A (ja) 燃焼装置
JPH11211228A (ja) 複合給湯装置
JP7099866B2 (ja) 複合熱源機
JP4738385B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP2016173212A (ja) 給湯器
CN110793185A (zh) 燃气热水系统及其控制方法
JP5872963B2 (ja) 給湯装置
JP5197524B2 (ja) 給湯器
JP3997373B2 (ja) 給湯器
JP3854700B2 (ja) バイパスミキシング方式の給湯器における出湯制御装置
JP2024090834A (ja) 給湯器
JP2024092205A (ja) 給湯器
JPH1019377A (ja) 給湯装置
JPH1123061A (ja) 給湯装置
JP3845099B2 (ja) 給湯器の加熱制御装置
JP4110665B2 (ja) 複合燃焼機器の燃焼改善方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5200748

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160222

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250