JP2000104215A - 舗 装 - Google Patents

舗 装

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JP2000104215A
JP2000104215A JP10290109A JP29010998A JP2000104215A JP 2000104215 A JP2000104215 A JP 2000104215A JP 10290109 A JP10290109 A JP 10290109A JP 29010998 A JP29010998 A JP 29010998A JP 2000104215 A JP2000104215 A JP 2000104215A
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JP
Japan
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water
permeable layer
pavement
layer
drainage
Prior art date
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Application number
JP10290109A
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English (en)
Inventor
Izumi Takei
泉 武井
Akihiko Tsuru
明彦 津留
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TAKEI CO Ltd
Original Assignee
TAKEI CO Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 激しい降雨のときでも、雨水が舗装表面を流
れずに不透水層と透水層との界面を流れて排水設備に至
る排水性舗装とする。 【解決手段】 表面の透水層と、その下側の不透水層と
を有する舗装であって、上記透水層と不透水層との界面
に通水路を設けたことを特徴とする舗装である。通水路
は空隙とするのが排水性において最も好適であるが、透
水層よりも通水性の良い充填材、例えば比較的大きな粒
径の砂利などを充填することもできる。通水路の中は水
が流れ易いから、排水の効率が良く、大雨のときでも水
が透水層の表面を流れたり表面に溜まったりすることが
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雨水を舗装内部を
通して排水することのできる舗装に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平8−109673に示されるよう
に、雨水を舗装内部を通して排水することのできる舗装
(いわゆる排水性舗装)が提案されている。このような
排水性舗装は、表面の透水層と、その下側の不透水層と
を有し、雨水は表面の透水層中に浸透し、その下側の不
透水層の上に達し、不透水層に沿って透水層の中を流
れ、側溝などの排水設備に導かれる。このような排水性
舗装は、雨水が道路上に溜まらないので水跳ねがな
く、また、表面が光らずに視認性に優れる、さらに、
表面の透水層の特徴として、滑り抵抗が大きく、路
面騒音(自動車のタイヤによって発生する騒音)が少な
い、ヒートアイランドになりにくい、といった特徴を
有する。また、浸透性舗装と違って雨水が地中に浸透し
ないので、軟弱地盤や崖淵の道路などにも適用できると
いう長所を有する。
【0003】従来の排水性舗装においては、透水層と不
透水層との界面は単なる平面に形成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の排水性舗装は、
多量の雨が降ると、透水層における雨水の排水が間に合
わず、雨水が舗装表面を流れてしまい、水跳ねを生じ、
路面が光かって視認性が悪く、路面抵抗が減少するとい
う問題があった。本発明は、この課題を解決するもの
で、激しい降雨のときでも、雨水が舗装表面を流れずに
不透水層と透水層との界面を流れて排水設備に至るよう
にしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面の透水層
と、その下側の不透水層とを有する舗装であって、上記
透水層と不透水層との界面に通水路を設けたことを特徴
とする舗装である。通水路は空隙とするのが排水性にお
いて最も好適であるが、透水層よりも通水性の良い充填
材、例えば比較的大きな粒径の砂利などを充填すること
もできる。このようにすることで、排水性が若干犠牲に
なるが、施工が容易となる。なお、不透水層は完全に不
透水性である必要はなく、多少水を通しても実際上差し
支えない。
【0006】通水路は排水施設に向けて設けられる。ま
た、排水施設に向かう方向と、これとほぼ直角をなす方
向との2方向に設けることもできる。このようにするこ
とで、浸透した雨水が通水路に達しやすくなり、排水性
が向上する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、実施例に関する図面に基づ
いて本発明を詳細に説明する。図1〜3は実施例の舗装
の断面図、図4、5は実施例の舗装を施した道路の平面
図、図6、7は実施例の舗装の側溝付近の断面図であ
る。図中1は透水層、2は不透水層、3は路盤、4は通
水路、5は覆板、6は充填材、7は側溝、8は通水孔で
ある。透水層は透水性アスファルト、ポーラスコンクリ
ート、樹脂コンクリートなどである。不透水層はアスフ
ァルト舗装、普通コンクリートなどである。路盤は砕石
を転圧したものなどである。
【0008】本発明においては透水層と不透水層との界
面に通水路を設ける。通水路の断面形状は三角形、多角
形、半円形など任意である。通水路の内部は空隙とする
か、あるいは透水層よりも通水性の良い物質を充填す
る。
【0009】図1においては、不透水層2の表面に断面
が三角形状の通水路4を形成し、その上を覆板5で覆っ
て透水層の材料が侵入しないようにし、さらに最上部に
透水層1を施工している。覆板としては穴明きベニヤ、
穴明き金属板、金網など、通水性があり透水層の材料が
通水路の中に侵入するのを防ぐものが適当である。
【0010】図2においては、通水路4が多角形に形成
され、その内部に充填材6が充填されている。この実施
例の場合、充填材6は粒径の大きな砂利である。充填材
は透水層の材料の侵入を防ぎ、通水性がよいものが好適
である。
【0011】図3においては、通水孔4が半円形に形成
されている。その内部は空洞で、通水路の形状以外は図
1と同様である。
【0012】図4、6、7に示すように、通水路4は排
水施設に向けて設けられる。この場合、排水施設は側溝
7である。道路は両側の側溝に向かって水勾配が設けら
れる。道路上に降った雨は透水層の内部にしみ込み、不
透水層2の表面に至り、大部分は通水路に入り込んでそ
の中を水勾配に沿って側方に流れ、通水孔8から側溝7
の中に排水される。雨水の一部は不透水層2の表面に沿
って透水層1の中を流れ、通水孔8から側溝7の中に排
水される。通水路4の中は水が流れ易いから、排水の効
率が良く、大雨のときでも水が透水層の表面を流れたり
表面に溜まったりすることがない。
【0013】図5の道路においては、通水路4aが排水
施設(側溝7)に向けて(道路の幅方向に)設けられて
いるほかに、通水路4bがこれと直交する方向(道路の
長さ方向)に設けられている。このようにすることで、
透水層の内部にしみ込んだ雨水のほとんどが通水路の中
を流れ、排水効率が一層良くなる。
【0014】
【発明の効果】本発明の舗装は、多量の雨が降った場合
でも雨水が舗装表面を流れることがなく、水跳ねを生じ
たり、路面が光かって視認性が悪くなったり、路面抵抗
が減少するという問題を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の舗装の断面図である。
【図2】実施例の舗装の断面図である。
【図3】実施例の舗装の断面図である。
【図4】実施例の舗装を施した道路の平面図である。
【図5】実施例の舗装を施した道路の平面図である。
【図6】実施例の舗装の側溝付近の断面図である。
【図7】図6の舗装と側溝の境目の拡大図である。
【符号の説明】
1 透水層 2 不透水層 3 路盤 4 通水路 5 覆板 6 充填材 7 側溝 8 通水孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面の透水層と、その下側の不透水層と
    を有する舗装であって、上記透水層と不透水層との界面
    に通水路を設けたことを特徴とする舗装
  2. 【請求項2】 請求項1の舗装において、通水路内部が
    空隙であることを特徴とする舗装
  3. 【請求項3】 請求項1の舗装において、通水路内部が
    上記透水層よりも通水性の良い充填材で充填されている
    ことを特徴とする舗装
  4. 【請求項4】 請求項1の舗装において、通水路が排水
    施設に向けて設けられていることを特徴とする舗装
  5. 【請求項5】 請求項4の舗装において、通水路が排水
    施設に向かう方向と、これとほぼ直角をなす方向の2方
    向に設けられていることを特徴とする舗装
JP10290109A 1998-09-29 1998-09-29 舗 装 Pending JP2000104215A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100500957B1 (ko) * 2002-07-12 2005-07-18 수석토건설(주) 투수성 포장재를 가진 도로 경계용 측구 및 그의 시공 방법
JP2005207117A (ja) * 2004-01-22 2005-08-04 Gifuken Shinrin Kumiai Rengokai ウッドチップ舗装
JP2009197430A (ja) * 2008-02-20 2009-09-03 Furukawa Electric Co Ltd:The 地面灌水構造
JP2012082594A (ja) * 2010-10-08 2012-04-26 Univ Of Fukui 熱交換型排水性舗装構造及びそれに用いる通水板

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