JP2000103507A - コイルの転回装置 - Google Patents

コイルの転回装置

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JP2000103507A
JP2000103507A JP10277282A JP27728298A JP2000103507A JP 2000103507 A JP2000103507 A JP 2000103507A JP 10277282 A JP10277282 A JP 10277282A JP 27728298 A JP27728298 A JP 27728298A JP 2000103507 A JP2000103507 A JP 2000103507A
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JP
Japan
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coil
turning device
distance
present
turning
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JP10277282A
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English (en)
Inventor
Takahiro Ueda
貴弘 上田
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、従来から存在する装置に簡単な工夫
を加えるだけで、効率良くコイルの姿勢が転回可能なコ
イルの転回装置を提供することを目的としている。 【解決手段】互いにほぼ90°をなす2面の一方にコイ
ル受台を、他方にローラ・コンベアを備え、該2面の交
軸を中心にほぼ90°転回させて、これら2面間で載置
したコイルの姿勢をダウン・エンドからアップ・エン
ド、あるいはその逆に変向するコイルの転回装置におい
て、前記ローラ・コンベアを、その幅方向の中央部に間
隔を開けて左右2本とし、それぞれを前記コイルの外周
を支える位置に配置するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイルの転回装置
に係わり、詳しくは、コイル状に巻き取った鋼板、線
材、紙製品等の姿勢を、所謂ダウン・エンド状態(コイ
ルの軸が水平方向)からアップエンド状態(軸が鉛直方
向)に、あるいはその逆へ転回させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コイル状製品(以下、単にコイ
ルという)の梱包作業を自動的に行なうには、その姿勢
を前記したダウン・エンドからアップ・エンドに転回す
る必要がある。また、場合によっては、その逆もある。
この転回は、該コイルの中心軸をほぼ90°転回する装
置と、その転回装置へコイルを搭載するクレーンと、転
回後のコイルを搬送するローラ・コンベアとを用いて実
施される。
【0003】従来から存在する転回装置の多くは、例え
ば、互いにほぼ90°をなす2面を持ったL字形の支持
部材の一面に、ダウン・エンド姿勢でコイルを搭載する
コイル受台を、もう一方の面に、アップ・エンド姿勢に
転回されたコイルを装置外へ搬送するためのローラ・コ
ンベアとを有するものである。なお、該ローラ・コンベ
アの上には、コイルが、転回に際して損傷したり、ある
いはその後のハンドリングを容易にするため、スキッド
と称する棒状部材を一定間隔で並べた物体(パレットと
も言う)が配置され、その上にコイルを載置するように
なっている。また、コイル姿勢の転回は、前記L字形支
持部材をL字の角(2面の交軸)を中心に転回させるこ
とで行なわれる。つまり、前記L字の一面を水平にして
その上のコイル受台にコイルをダウン・エンドで載置す
ると共に、該コイルの側面を直立している他の一面に接
触させた状態でほぼ90°転回させるのである。その結
果、上記他の一面は、水平になり、その上のスキッドに
アップ・エンドでコイルが乗ることになる。このような
転回装置では、ダウン・エンド姿勢のコイルを天井クレ
ーンで懸架支持して、そのコイル受台へ搭載する際に、
直立しているもう一方の面が邪魔となり、搭載作業がや
り難い。そのため、ダウン・エンド姿勢のコイルを搭載
するコイル受台を直立している他の面より遠ざけ、その
位置でコイルを搭載した後に水平方向に移動させる方法
が採用されている(特開平9−19718号公報参
照)。
【0004】また、特開平3−146221号公報は、
装置の運転中に前記L字の一面が直立せずに水平に倒れ
る工夫を凝らし、コイル搭載時の不便を解消する技術を
提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
9−19718号公報記載の転回装置は、L字形支持部
材の転回前にコイル受台を直立している面へ接触するよ
うにスライドさせる必要がある。また、特開平3−14
6221号公報記載の転回装置は、直立状態を水平にす
る必要がある。このスライドや水平にするには、それだ
け装置が煩雑で、且つ大型となってしまい、費用が嵩む
ばかりでなく、運転操作も複雑になるという問題があっ
た。
【0006】また、従来の転回装置は、L字形の支持部
材を油圧シリンダで駆動し、転回させるものである。油
圧シリンダを用いると、油によるコイルの汚れがあるの
で、出荷前の製品を転回する装置としては、作業場の環
境の問題と合わせ、その汚れ対策が大きな課題であっ
た。
【0007】本発明は、かかる事情に鑑み、従来から存
在する装置に簡単な工夫を加えるだけで、効率良くコイ
ルの姿勢が転回可能なコイルの転回装置を提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明者は、前記目的を達
成するため、従来装置の問題点を見直し、クレーンに懸
架したコイル把持手段(通称、トングという)を、前記
L字の一面が直立したままでも、円滑に操作できるよう
にすることに鋭意努力した。そして、その成果を本発明
として具現化した。
【0009】すなわち、本発明は、互いにほぼ90°を
なす2面の一方にコイル受台を、他方にローラ・コンベ
アを備え、該2面の交軸を中心にほぼ90°転回させ
て、これら2面間で載置したコイルの姿勢をダウン・エ
ンドからアップ・エンド、あるいはその逆に変向するコ
イルの転回装置において、前記ローラ・コンベアを、そ
の幅方向の中央部に間隔を開けて左右2本とし、それぞ
れを前記コイルの外周を支える位置に配置したことを特
徴とするコイルの転回装置である。
【0010】また、本発明は、前記間隔を、クレーンの
懸架するコイル把持手段が進入自在となる距離としたこ
とを特徴とするコイルの転回装置である。
【0011】さらに、本発明は、前記ローラ・コンベア
上で使用され、コイルを載置するスキッドの形状をコの
字形とし、その平行な2辺間の距離を前記間隔以上とし
たことを特徴とするコイルの転回装置でもある。
【0012】本発明によれば、コイルを搭載したり、あ
るいは抜き出す際に、クレーンの懸架したコイル把持手
段が、直立した面に干渉することがなくなる。その結
果、転回作業での、コイルのハンドリングが従来より容
易になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、コイルの移動流れが、「従
来の技術」の項で述べた方向と逆にした場合で、本発明
の実施の形態を説明する。
【0014】まず、コイル1が、図1(a)に示すよう
に、アップ・エンド状態でスキッド8に載置され、搬送
コンベア6にて本発明に係る転回装置4まで搬送されて
くる。そして、該コイル1は、転回装置4の一面に設け
られたローラ・コンベア2上にスキッド8と共に移乗
し、直立している他面に備えられたコイル受台3に接触
するようになる(図1(b)参照)。その状態を維持し
たまま、駆動手段5を作動させ、2面をそれらの交軸を
中心にしてほぼ90°転回する。その結果、直立してい
た面が水平になり、その上のコイル受台3にコイル1が
ダウン・エンド状態で乗ることになる(図1(c)参
照)。このダウン・エンドになったコイル1は、引き続
いて、クレーンを用いて転回装置4外に搬送される。
【0015】その際、従来の転回装置4では、ローラ・
コンベア2が備わったもう一方の面が直立しており、該
ローラ・コンベア2がクレーンの懸架したコイル把持手
段7(例えば、2本の爪を有するトング7を使用)の爪
を、コイル1の空洞部へ進入することを妨害する。そこ
で、本発明では、この妨害を解消するため、図2で明ら
かなように、幅の狭いローラ・コンベア2を2本使用
し、両者の間に前記トング7の爪が容易に侵入できる幅
の間隙を設けるようにしたのである。これによって、コ
イル1の転回装置4外への抜出が、従来より容易に実施
できるようになった。
【0016】また、本発明では、コイル1の搬送に前記
スキッド8を利用する場合も配慮し、該スキッド8の形
状を、図3に示すように、従来の所謂パレット形状から
「コ」の字形に変更した。そして、「コ」の字の平行な
二辺9間の距離を、前記コンベア2の間隔以上とした。
したがって、スキッド8を用いた場合も、コイル把持手
段7の爪が直立したスキッド8に干渉することなく、コ
イル1の抜出が可能となる。
【0017】
【実施例】本発明に係る転回装置4を用い、圧延工程で
巻き取った鋼帯のコイル1を、数十個連続的に順次アッ
プ・エンドからダウン・エンドに転回する作業を行なっ
た。該コイル1のサイズは、直径1200mmが、高さ
(鋼帯幅)が1000mmである。なお、効果を比較す
るため、同一サイズのコイル1を使用し、従来の装置で
の転回も行なった。
【0018】その結果、本発明に係る転回装置4では、
ローラ・コンベア2及びスキッド8が妨害することな
く、円滑に抜出きだしが実施できた。全数の抜出に要し
た時間は、従来装置では、1.5時間であったのに対し
て、本発明に係る転回装置4では、1.1時間であり、
これは従来より27%の作業時間の短縮になる。
【0019】上記実施例では、コイル1を鋼帯とした
が、本発明に係る転回装置4の対象物は、それに限ら
ず、非鉄金属帯、紙、繊維、合成樹脂の帯等からなる種
々のコイルであっても良い。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明により、コイ
ルの姿勢を変向する作業が、従来装置の簡単且つ安価な
改造で、効率良く行なえるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る転回装置でコイルを転回する状況
を示す図であり、(a)は、装置へコイルを載置する
前、(b)は載置直後、(c)は転回直後の状況であ
る。
【図2】本発明に係る転回装置からコイルを抜き出す直
前の状態を示す図である。
【図3】本発明に係る転回装置で用いるスキッドを示す
図であり、(a)は平面、(b)は,正面を示す。
【符号の説明】
1 コイル 2 ローラ・コンベア 3 コイル受台 4 転回装置 5 転回用モータ 6 搬送コンベア 7 コイル把持手段(トング) 8 スキッド 9 スキッドの平行な二辺 10 スキッドつなぎ材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いにほぼ90°をなす2面の一方にコ
    イル受台を、他方にローラ・コンベアを備え、該2面の
    交軸を中心にほぼ90°転回させて、これら2面間で載
    置したコイルの姿勢をダウン・エンドからアップ・エン
    ド、あるいはその逆に変向するコイルの転回装置におい
    て、 前記ローラ・コンベアを、その幅方向の中央部に間隔を
    開けて左右2本とし、、それぞれを前記コイルの外周を
    支える位置に配置したことを特徴とするコイルの転回装
    置。
  2. 【請求項2】 前記間隔を、クレーンの懸架するコイル
    把持手段が進入自在となる距離としたことを特徴とする
    請求項1記載のコイルの転回装置。
  3. 【請求項3】 前記ローラ・コンベア上で使用され、コ
    イルを載置するスキッドの形状をコの字形とし、その平
    行な2辺間の距離を前記間隔以上としたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載のコイルの転回装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040104113A (ko) * 2003-06-03 2004-12-10 김정엽 금속 롤 이송장치
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JP2017206350A (ja) * 2016-05-18 2017-11-24 村田機械株式会社 荷物積み付け装置

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Effective date: 20040727

A521 Written amendment

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Effective date: 20040927

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

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