JP3443535B2 - ビレット編成方法及び装置 - Google Patents

ビレット編成方法及び装置

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JP3443535B2 JP06342699A JP6342699A JP3443535B2 JP 3443535 B2 JP3443535 B2 JP 3443535B2 JP 06342699 A JP06342699 A JP 06342699A JP 6342699 A JP6342699 A JP 6342699A JP 3443535 B2 JP3443535 B2 JP 3443535B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線材等の圧延に用
いられる多ストランド圧延ミルにおいてストランド毎に
異なった品種の材料を同時に圧延する際、加熱炉に装入
する順にビレットを編成するためのビレット編成方法及
び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】線材の熱間圧延のような小型圧延ミルに
おいては、粗圧延機の圧延ロールに2〜4組のカリバー
を配置し、カリバーの数に対応した数のビレットを同時
に圧延する多ストランド圧延ミルが用いられる。該多ス
トランド圧延ミルにおいて、すべてのストランドに同一
の品種を圧延する同品種圧延のみならず、ストランド毎
に圧延する品種が異なる異品種圧延を行うことがある。
加熱炉へのビレットの装入順番は、加熱炉から抽出して
圧延機にビレットを供給する順番に等しくするため、ス
トランド毎異品種圧延においてはストランド毎に異なる
品種のビレットを順番に加熱炉に装入する必要がある。
【0003】加熱炉へのビレットの供給は、通常はビレ
ット供給台に多数のビレットを平行に並べ、ビレット供
給台から1本づつビレットを押し出してテーブルローラ
ーにビレットを供給し、テーブルローラーを搬送されて
加熱炉へビレットを供給する。異品種圧延において、1
台のビレット供給台の上に加熱炉装入順序に従って異品
種のビレットを並べようとすると、ビレット置き場から
ビレット供給台までマグネットクレーン等によって品種
毎に1本ずつビレットを運搬する必要が生じ、圧延能力
に応じてビレットを供給することは不可能になる。テー
ブルローラーへビレットを供給するビレット供給台を複
数台設け、各ビレット供給台に品種毎にビレットを準備
し、加熱炉への供給順に従ってビレットを1本ずつテー
ブルローラーへ払い出して順次加熱炉へ装入する方法も
考えられるが、圧延機の圧延能力が高い場合は、この方
法ではビレットの供給能力が圧延能力を下回ることがあ
り、やはり採用することはできない。
【0004】特開平9−186611号(特願平7−3
32887)公報には、テーブルローラーの上側の左、
右にビレットを搭載する複数個のスキッドと切り出しプ
ッシャーを配置するとともに、テーブルローラー間に上
下及び横行可能な複数個のビレット切り出しリフターを
設置して、切り出した2本のビレットをテーブルローラ
ー上に搭載した後、テーブルローラーの側面に配置した
複数個のビレット横送りプッシャーでビレットを横送り
して揃えることでビレットの編成を行う異品種のビレッ
トを同時圧延するためのビレット編成装置が記載されて
いる。この装置を用いれば、コンパクトな設備で異品種
圧延のビレットの編成が行える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】圧延に用いるビレット
は、連続鋳造あるいはそれ以降の製造工程における製造
要因の影響を受け、加熱炉装入前のビレット編成段階に
おいてビレットが曲がり変形を有する場合がある。ビレ
ット矯正設備が使える場合は曲がり変形を矯正して直線
にしてからビレット編成を行うことも可能であるが、ビ
レット矯正設備を使えない場合はビレットが曲がったま
まで編成を行わなければならない。
【0006】特開平9−186611号公報に記載の発
明は、左右のスキッドから1本ずつのビレットをリフタ
ーに切り出すに際し、リフターの上のビレットを受ける
把持部については特に規定していない。同号公報の図2
によれば、リフターに配置された6個所の爪によってビ
レットを把持していることがわかる。しかし、リフター
上のビレット把持のための爪の位置は、ビレットが直線
状であることを想定して配置するため、ビレットに曲が
りが存在する場合、1個所あるいは数個所の爪において
ビレットが十分に爪に把持されない事態が発生する。ビ
レットがリフターの把持機構に安定して把持されない場
合、編成作業中にビレットがリフターから落下する可能
性もあり、このままでは安定した作業を行うことができ
ない。また、左右のスキッドから1本ずつのビレットを
受けるために、リフターは横移動して各スキッドから順
次ビレットを受ける方法を採用しているので、スキッド
からリフターへのビレット移載に時間がかかるという問
題もあった。
【0007】本発明は、線材等の圧延に用いられる多ス
トランド圧延ミルにおいてストランド毎に異なった品種
の材料を同時に圧延する際、ビレットに曲がり変形が存
在する場合でも安定してビレット編成を行うことを可能
にし、かつ迅速に編成を行えるビレット編成方法及び装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の要旨とす
るところは、 (1)向かい合う2台のビレット供給台から供給される
ビレットを各ビレット供給台から移載装置によって1本
づつリフターに移載し、次いで該リフターを上下方向に
移動して該移載した2本のビレットを搬送装置に移し、
ビレット加熱炉にビレットを搬送するビレット編成方法
において、前記移載装置はビレットを2個所で受け、前
記リフターはビレットを2個所で受け、該移載装置とリ
フターの該ビレットを受ける個所はビレット端からビレ
ット長さの0.1倍〜0.3倍の範囲にあることを特徴
とするビレット編成方法。 (2)前記移載装置は、ビレット供給台上のビレットを
受けたのち、1/4回転(90度回転)してビレットを
リフターに移載することを特徴とする上記(1)に記載
のビレット編成方法。 (3)前記ビレット供給台からプッシャーによってビレ
ットを移載装置のビレット受け台にビレットを受けるに
際し、プッシャーによるビレットの移動はビレットが前
記ビレット受け台の受け座に接触する手前でビレットの
移動を停止し、更にプッシャーを後退させてプッシャー
がビレットを押す押し込み力を開放してから移載装置の
回転を開始することを特徴とする上記(2)に記載のビ
レット編成方法。 (4)向かい合う2台のビレット供給台と、該ビレット
供給台から供給されるビレットを受けて上下動するリフ
ターと、前記ビレット供給台から供給されるビレットを
前記リフターに移載する2台の移載装置と、前記リフタ
ーから移動したビレットを加熱炉まで搬送する搬送装置
を有するビレット編成装置において、前記移載装置は2
個所のビレット受け台を有し、前記リフターは各ビレッ
ト毎に2個所のビレット受け台を有し、該移載装置とリ
フターの該ビレット受け台はビレット端からビレット長
さの0.1倍〜0.3倍の範囲にあることを特徴とする
ビレット編成装置。 (5)前記移載装置は、ビレット供給台上のビレットを
受けたのち、1/4回転(90度回転)してビレットを
リフターに移載することを特徴とする上記(4)に記載
のビレット編成装置。 (6)前記ビレット供給台から移載装置のビレット受け
台にビレットを移動するプッシャーと、プッシャーによ
って移動するビレットが前記ビレット受け台の受け座に
接触する手前でビレットの接近を検出する検出端と、該
検出端でビレットの接近を検出した後にビレットの移動
を停止し、更にプッシャーを後退させてプッシャーがビ
レットを押す押し込み力を開放する制御手段とを有する
ことを特徴とする上記(5)に記載のビレット編成装
置。である。
【0009】本発明においては、ビレット供給台(1、
2)からリフターにビレット(8、9)を受ける方法と
して、リフターが横移動してビレットを1本ずつ受ける
のではなく、各ビレット供給台の近くに配置した移載装
置(3、4)がビレットをビレット供給台(1、2)か
らリフター5に移載する方法を採用するため、リフター
の横移動動作が不要であり、かつそれぞれのビレット供
給台からの移載が同時に行われるため、従来装置に比較
して移載時間を短縮することができる。
【0010】曲がりを有するビレットを移載し、リフタ
ーに受けるに際しては、ビレットの重心がビレットを把
持した複数の受け台の延長線上に存在することが重要で
ある。重心が該延長線上から外れると、ビレットはバラ
ンスをくずして把持部から転がり落ちることとなるから
である。
【0011】本発明においては、移載装置(3、4)は
ビレットを2個所で受け、リフター5はビレットを2個
所で受ける。ビレットを3個所以上の受け部で把持しよ
うとすると、ビレットの曲がりの度合いがビレット毎に
異なるため、確実にビレットを把持できない受け部が発
生する。これに対し、ビレット受け部を2個所とすれ
ば、ビレットの曲がりの度合いによらず、常にビレット
を2個所の受け部で正確に把持することが可能になる。
【0012】2個所のビレット受け部で受けたビレット
が転がり落ちないためには、該2個所のビレット受け部
の延長線上にビレットの重心が位置していることが必要
である。ビレットの曲がりの度合いによって、ビレット
重心位置とビレット両端の延長線との間の距離は変動す
る。一方、ビレット受け部の位置をビレット端からビレ
ット長さの0.1倍〜0.3倍の範囲に配置することに
より、曲がりを有するビレットであっても、曲がりの度
合いによらず、その重心を常に該2個所のビレット受け
部の延長線上の近傍に確保することができることが判明
した。このため、曲がりの度合いによらずビレットが転
がり落ちることがなくなった。
【0013】
【発明の実施の形態】ビレットの曲がりの形状は、円弧
形状であることが多い。そして円弧の半径の長さによっ
て曲がりの度合いが異なる。図4に示すように、円弧形
状のビレットの両端(A、C)を結んだ線分(弦L)と
ビレットの1/2長さ部Bとの距離をδとおく。一方、
このような曲がりを有するビレットの重心Gの位置は、
ビレットの1/2長さ部であって、B点から約δ/3離
れた位置に存在する。更に、ビレットの両端A、Cから
ビレット長さの約0.2倍離れた点をP、Qとし、P、
Qを結んだ線分をL2とすると、重心Gの位置は円弧の
半径によらず、常にほぼL2の上に存在する。従って、
ビレット受け部の位置をビレット端からビレット長さの
0.1倍〜0.3倍の範囲に配置すれば、ビレット重心
の位置は該ビレット受け部の延長線から大きく離脱する
ことはなく、ビレットの転がり落ちを防止することがで
きる。更に好ましくは、ビレット受け部の位置をビレッ
ト端からビレット長さの0.15倍〜0.25倍の範囲
に配置することにより、ビレットの安定性をより一層高
めることができる。
【0014】本発明の装置の基本的構成を図1、2に示
す。ビレット供給台(1、2)は、複数本のビレットを
並べて載置できる大きさの平面状の台である。ビレット
供給台1には品種Aのビレット8を、ビレット供給台2
には品種Bのビレット9を載置する。通常はビレット供
給台は1〜13本のビレットを載置できる大きさを有
し、リフティングマグネットクレーン18によってビレ
ット置き場からビレット供給台にビレットを移動して載
置する。本発明においては2台のビレット供給台(1、
2)を向かい合って配置し、各ビレット供給台の近傍に
移載装置(3、4)を配置する。ビレット供給台上のビ
レットを移載装置に載せるためのビレット移動手段とし
ては、プッシャー14を用いることができる。プッシャ
ー14によってビレット供給台上のビレット全体を押す
ことにより、最も移載装置に近いビレットが移載装置の
ビレット受け台(10、11)上に移される。
【0015】2台の移載装置(3、4)はリフター5を
挟むように配置し、ビレット供給台(1、2)から移載
装置に受けたビレット(8、9)をリフター上に移載す
る機能を有する。各移載装置には2個のビレット受け台
(10a、10b)(11a、11b)が配置され、各
ビレット受け台はビレットをビレット端からビレット長
さの0.1倍〜0.3倍の範囲で受ける。本発明の実施
の形態の動作状況を図3に示す。ビレット供給台1から
移載装置3にビレット8を受けるときは、図3(a)に
示すように、該移載装置3のビレット受け台10はビレ
ット供給台1に対向して配置する。ビレット8を受けた
後、該移載装置3は図3(b)に示すように移載装置回
転アクチュエーター17により1/4回転(90度回
転)し、ビレット8を載せた前記ビレット受け台10は
リフター5に対向して配置される。ビレット断面は正方
形なので、移載装置でビレットを1/4回転(90度回
転)させた状態でビレット8の一面は水平面と平行であ
る。
【0016】リフター5は左右の移載装置(3、4)か
らビレット(8、9)を受けることにより、左右のビレ
ット供給台(1、2)から各1本ずつ受けた2本のビレ
ットを載置する。リフター上にも各ビレットにつき2個
のビレット受け台12(12a、12b)、13(13
a、13b)が配置され、各ビレット受け台はビレット
をビレット端からビレット長さの0.1倍〜0.3倍の
範囲で受ける。ビレットを載せた移載装置(3、4)の
ビレット受け台がリフター5に対向して配置された状態
でリフターを上昇させると、移載装置上のビレット
(8、9)はリフター上のビレット受け台12(12
a、12b)、13(13a、13b)に受け取られ
る。次いで移載装置(3、4)を回転させて元の状態に
戻せば、リフター上に2本のビレットを載せたままリフ
ター架台16に支持されたリフター5を降下させること
が可能になる。
【0017】前記ビレット供給台(1、2)より下方に
はビレットを加熱炉まで搬送するビレット搬送装置6が
配置される。ビレット搬送装置6は、同時に複数本のビ
レットを加熱炉前面まで搬送する機能を有するものであ
り、通常は搬送ローラー7によってビレットを搬送す
る。リフターを下降させてリフター上のビレット(8、
9)を該ビレット搬送装置6と同一水準位置に配置す
る。次いでプッシャー等によるビレット移動装置15を
用いて2本のビレットをリフター上から搬送装置上に水
平移動する。ビレット搬送装置6は、2本のビレットを
受けた時点で該2本のビレットを加熱炉前面まで搬送す
ることも可能であるが、搬送装置で同時に搬送できる最
大本数のビレットが蓄積されたところで同時にすべての
ビレットを搬送することも可能である。
【0018】多ストランド圧延ミルの各ストランドで異
なった品種のビレットを圧延する場合、前記2台のビレ
ット供給台にはそれぞれ異なった品種のビレットを載置
し、上記の手順を経ることによって加熱炉に装入する順
序に従ってビレットを編成することができる。
【0019】本発明においては、移載装置はビレットを
2個所で受け、リフターはビレットを2個所で受け、該
移載装置とリフターの該ビレットを受ける個所はビレッ
ト端からビレット長さの0.1倍〜0.3倍の範囲にあ
るので、曲がりを有するビレットであっても、曲がりの
度合いによらず、その重心を常に該2個所のビレット受
け部の延長線上に確保することができ、曲がりの度合い
によらずビレットが転がり落ちることがなくなった。
【0020】本発明の移載装置であって、ビレット供給
台上のビレットを受けたのち、1/4回転(90度回
転)してビレットをリフターに移載する移載装置を用い
た移載作業においては、ビレット供給台上に相接して多
数のビレットが置かれているため、移載するビレットに
も相接して次に移載するビレットが存在する。移載装置
のビレット受け台に載置されたビレットが、隣接するビ
レットから押し付け力を受けた状態にあると、次に移載
装置が1/4回転(90度回転)してビレットをリフタ
ーに移載する動作において、移動するビレットが隣接す
るビレットと接触しつつ移動し、抵抗を受けることがあ
る。このような抵抗が発生すると、移載装置の回転機構
に無理な力がかかり、移載装置を破損する原因となる。
【0021】本発明の実施の形態であってビレット供給
台1から移載装置3へのビレット8の移動にプッシャー
14を用いる場合において、図5に示すように、ビレッ
ト供給台1からプッシャー14によって移載装置3のビ
レット受け台10にビレット8を受けるに際し、プッシ
ャー14によるビレットの移動はビレットが前記ビレッ
ト受け台10の受け座に接触する手前でビレットの移動
を停止し、更にプッシャー14を後退させてプッシャー
がビレットを押す押し込み力を開放してから移載装置3
の回転を開始することを特徴とする。ビレット8とビレ
ット受け台10の受け座の間には隙間20が存在し、ま
だ接触していないので、移載装置3上のビレット8は隣
接するビレットから押し付け力を受ける状態にはない。
また、プッシャー14は後退してプッシャー14とビレ
ットとの間には隙間21が存在しているので、移載装置
3が回転を始めた段階において隣接するビレットが後退
する動作をプッシャーが阻止することがないので、移動
するビレットが隣接するビレットから抵抗を受けること
がなく、移載装置の破損を防止することができる。隙間
20、21の適正範囲としては、例えば122mm角の
ビレットを用いるビレット編成装置においては、隙間2
0は5〜10mm、隙間21は100〜200mmとす
ることによって好ましい効果を得ることができる。
【0022】上記の機能を実現するため、本発明の装置
は、プッシャーによって移動するビレットがビレット受
け台の受け座に接触する手前でビレットの接近を検出す
る検出端と、該検出端でビレットの接近を検出した後に
ビレットの移動を停止し、更にプッシャーを後退させて
プッシャーがビレットを押す押し込み力を開放する制御
手段とを有する。前記検出端としては、例えば在荷セン
サー19を用いることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明は、移載装置はビレットを2個所
で受け、リフターはビレットを2個所で受け、該移載装
置とリフターの該ビレットを受ける個所はビレット端か
らビレット長さの0.1倍〜0.3倍の範囲にあるの
で、曲がりを有するビレットであっても、曲がりの度合
いによらず、その重心を常に該2個所のビレット受け部
の延長線上に確保することができ、曲がりの度合いによ
らずビレットが転がり落ちることがなくなった。本発明
は更に、移載装置が回転を始めた段階において隣接する
ビレットが後退する動作をプッシャーが阻止することが
ないので、移動するビレットが隣接するビレットから抵
抗を受けることがなく、移載装置の破損を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビレット編成装置の概略を示す斜視図
である。
【図2】本発明のビレット編成装置の正面図である。
【図3】本発明のビレット編成装置の動作を示す概略図
であり、(a)は移載装置がビレットを受け取る状況を
示す図、(b)は移載装置からリフターにビレットを移
載する状況を示す図、(c)はリフターから搬送装置に
ビレットを移動する状況を示す図である。
【図4】曲がりを有するビレットの重心の位置及びビレ
ットを把持する位置を示す図である。
【図5】本発明の移載装置にビレットを受け取る状況を
示す部分図である。
【符号の説明】
1、2 ビレット供給台 3、4 移載装置 5 リフター 6 搬送装置 7 搬送ローラー 8 ビレット(品種A) 9 ビレット(品種B) 10、10a、10b 移載装置3のビレット受け台 11、11a、11b 移載装置4のビレット受け台 12、12a、12b ビレット供給台1側のリフター
5のビレット受け台 13、13a、13b ビレット供給台2側のリフター
5のビレット受け台 14 プッシャー 15 ビレット移動装置 16 リフター架台 17 移載装置回転アクチュエーター 18 リフティングマグネットクレーン 19 在荷センサー 20、21 隙間 A、C 円弧形状ビレットの両端 B 円弧形状ビレットの1/2長さ部 G 円弧形状ビレットの重心 L 円弧形状ビレットの両端A、Cを結んだ線分 δ 円弧形状ビレットの両端A、Cを結んだ線分LとB
部との距離 P、Q 円弧形状ビレットの両端A、Cからビレット長
さの約0.2倍離れた点L2 P、Qを結んだ線分
フロントページの続き (72)発明者 三上 博季 君津市君津1番地 新日本製鐵株式会社 君津製鐵所内 (72)発明者 齊藤 仁 君津市君津1番地 新日本製鐵株式会社 君津製鐵所内 (72)発明者 柴田 賀和 福岡県北九州市八幡西区築地町1番1号 株式会社高田工業所内 (56)参考文献 特開 平9−168811(JP,A) 実開 昭60−53730(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 39/00 - 39/14 B21B 45/00 B65G 47/30 B65G 47/88 - 47/90

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 向かい合う2台のビレット供給台から供
    給されるビレットを各ビレット供給台から移載装置によ
    って1本づつリフターに移載し、次いで該リフターを上
    下方向に移動して該移載した2本のビレットを搬送装置
    に移し、ビレット加熱炉にビレットを搬送するビレット
    編成方法において、前記移載装置はビレットを2個所で
    受け、前記リフターはビレットを2個所で受け、該移載
    装置とリフターの該ビレットを受ける個所はビレット端
    からビレット長さの0.1倍〜0.3倍の範囲にあるこ
    とを特徴とするビレット編成方法。
  2. 【請求項2】 前記移載装置は、ビレット供給台上のビ
    レットを受けたのち、1/4回転(90度回転)してビ
    レットをリフターに移載することを特徴とする請求項1
    に記載のビレット編成方法。
  3. 【請求項3】 前記ビレット供給台から移載装置のビレ
    ット受け台にビレットを移動するに際し、該ビレットの
    移動はプッシャーによってビレットを押すことによって
    行い、該ビレットの移動はビレットが前記ビレット受け
    台の受け座に接触する手前でビレットの移動を停止し、
    更に前記プッシャーを後退させてプッシャーがビレット
    を押す押し込み力を開放してから移載装置の回転を開始
    することを特徴とする請求項2に記載のビレット編成方
    法。
  4. 【請求項4】 向かい合う2台のビレット供給台と、該
    ビレット供給台から供給されるビレットを受けて上下動
    するリフターと、前記ビレット供給台から供給されるビ
    レットを前記リフターに移載する2台の移載装置と、前
    記リフターから移動したビレットを加熱炉まで搬送する
    搬送装置を有するビレット編成装置において、前記移載
    装置は2個所のビレット受け台を有し、前記リフターは
    各ビレット毎に2個所のビレット受け台を有し、該移載
    装置とリフターの該ビレット受け台はビレット端からビ
    レット長さの0.1倍〜0.3倍の範囲にあることを特
    徴とするビレット編成装置。
  5. 【請求項5】 前記移載装置は、ビレット供給台上のビ
    レットを受けたのち、1/4回転(90度回転)してビ
    レットをリフターに移載することを特徴とする請求項4
    に記載のビレット編成装置。
  6. 【請求項6】 前記ビレット供給台から移載装置のビレ
    ット受け台にビレットを移動するプッシャーと、プッシ
    ャーによって移動するビレットが前記ビレット受け台の
    受け座に接触する手前でビレットの接近を検出する検出
    端と、該検出端でビレットの接近を検出した後にビレッ
    トの移動を停止し、更にプッシャーを後退させてプッシ
    ャーがビレットを押す押し込み力を開放する制御手段と
    を有することを特徴とする請求項5に記載のビレット編
    成装置。
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