JPH06515A - マンドレルバーの供給装置およびその装置を用いた継目無鋼管の圧延方法 - Google Patents
マンドレルバーの供給装置およびその装置を用いた継目無鋼管の圧延方法Info
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- JPH06515A JPH06515A JP18058892A JP18058892A JPH06515A JP H06515 A JPH06515 A JP H06515A JP 18058892 A JP18058892 A JP 18058892A JP 18058892 A JP18058892 A JP 18058892A JP H06515 A JPH06515 A JP H06515A
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- mandrel
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 マンドレルバーの保有本数とハンドリング回
数が少なく、しかも少ロット・多品種の生産にも適する
マンドレルバーの供給装置および継目無鋼管の圧延方
法。 【構成】 リテインド方式のマンドレルミル前面の圧延
ライン上に位置するリテーナーのマンドレルバー交換位
置にマンドレルバー受け台１を設け、該マンドレルバー
受け台１を挟んで一方にマンドレルバー装入床２を、他
方にマンドレルバー払出し床３を配設し、前記のマンド
レルバー装入床２とマンドレルバー払出し床３は双方に
マンドレルバーを載置して前進、後退可能なマンドレル
バー搬送装置５、６と、該マンドレルバー搬送装置５か
ら前記のマンドレルバー受け台１へマンドレルバー４を
移載し、また逆にマンドレルバー受け台１からマンドレ
ルバー搬送装置５、６へマンドレルバー４を移載する移
載装置７、８とを備え、すでに圧延に使用し、そのまま
払出し床３に待機させているマンドレルバー４を再度マ
ンドレルバー受け台１に供給し、圧延する。
数が少なく、しかも少ロット・多品種の生産にも適する
マンドレルバーの供給装置および継目無鋼管の圧延方
法。 【構成】 リテインド方式のマンドレルミル前面の圧延
ライン上に位置するリテーナーのマンドレルバー交換位
置にマンドレルバー受け台１を設け、該マンドレルバー
受け台１を挟んで一方にマンドレルバー装入床２を、他
方にマンドレルバー払出し床３を配設し、前記のマンド
レルバー装入床２とマンドレルバー払出し床３は双方に
マンドレルバーを載置して前進、後退可能なマンドレル
バー搬送装置５、６と、該マンドレルバー搬送装置５か
ら前記のマンドレルバー受け台１へマンドレルバー４を
移載し、また逆にマンドレルバー受け台１からマンドレ
ルバー搬送装置５、６へマンドレルバー４を移載する移
載装置７、８とを備え、すでに圧延に使用し、そのまま
払出し床３に待機させているマンドレルバー４を再度マ
ンドレルバー受け台１に供給し、圧延する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、マンドレルバーの供給
装置およびその装置を用いた継目無鋼管の圧延方法、特
にリテインド方式のマンドレルミルのマンドレルバーの
供給装置およびその装置を用いた継目無鋼管の圧延方法
に関する。
装置およびその装置を用いた継目無鋼管の圧延方法、特
にリテインド方式のマンドレルミルのマンドレルバーの
供給装置およびその装置を用いた継目無鋼管の圧延方法
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、リテインド方式のマンドレルミル
の継目無鋼管の圧延においては、インサーターにより予
めマンドレルバーを挿入した素管を装入床から圧延機入
側に供給し、マンドレルバーの後端をリテーナーに装着
し、リテーナーの前進によりマンドレルバーとともに素
管を圧延機に装入して圧延し、圧延終了後、圧延された
素管をエキストラクターにより圧延機出側方向に送り出
し、一方リテーナーの後進によりマンドレルバーを後退
させ、圧延機入側においてリテーナーからマンドレルバ
ーを取り外して払い出し、別個の循環ラインを経由して
冷却、潤滑剤の塗布を施し、そのマンドレルバーを再度
素管の圧延に供することにしている。このように、リテ
インド方式のマンドレルミルの継目無鋼管の圧延は、同
一のサイズのものを圧延する場合でも、１本の素管を圧
延する毎にその都度マンドレルバーを取替え、また使用
済のマンドレルバーはその循環ラインにおいて冷却、潤
滑剤塗布を行っている。
の継目無鋼管の圧延においては、インサーターにより予
めマンドレルバーを挿入した素管を装入床から圧延機入
側に供給し、マンドレルバーの後端をリテーナーに装着
し、リテーナーの前進によりマンドレルバーとともに素
管を圧延機に装入して圧延し、圧延終了後、圧延された
素管をエキストラクターにより圧延機出側方向に送り出
し、一方リテーナーの後進によりマンドレルバーを後退
させ、圧延機入側においてリテーナーからマンドレルバ
ーを取り外して払い出し、別個の循環ラインを経由して
冷却、潤滑剤の塗布を施し、そのマンドレルバーを再度
素管の圧延に供することにしている。このように、リテ
インド方式のマンドレルミルの継目無鋼管の圧延は、同
一のサイズのものを圧延する場合でも、１本の素管を圧
延する毎にその都度マンドレルバーを取替え、また使用
済のマンドレルバーはその循環ラインにおいて冷却、潤
滑剤塗布を行っている。
【０００３】一方、７〜８スタンドからなる在来のマン
ドレルミルとは別に、２〜４スタンドからなるマンドレ
ルミルが開発され、少スタンドのマンドレルミルとして
特開昭６３−３３１０７号が提案されている。この方式
は、プラグミルにおける製品の表面品質の欠陥がなく、
しかもプラグミルに比し遜色のないコンパクトで、低コ
ストのマンドレルミルを指向するものである。
ドレルミルとは別に、２〜４スタンドからなるマンドレ
ルミルが開発され、少スタンドのマンドレルミルとして
特開昭６３−３３１０７号が提案されている。この方式
は、プラグミルにおける製品の表面品質の欠陥がなく、
しかもプラグミルに比し遜色のないコンパクトで、低コ
ストのマンドレルミルを指向するものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述した少スタンドの
マンドレルミル（特開昭６３−３３１０７号）の実施に
さいして、マンドレルバーの取扱いは、言うまでもな
く、従来の循環ラインによる方式を踏襲することができ
る。しかしながら、循環ラインの方式によれば、その設
備化に広大なスペースと多くの費用を必要とすることに
なる。このため、少スタンドのマンドレルミルの指向す
るコスト低減、スペースのコンパクト化をより有利に実
現できないことになる。それだけでなく、循環ラインの
方式においては、同一の内径サイズに圧延するときで
も、１本毎にマンドレルバーを取替えるため、同じサイ
ズのマンドレルバーを多く使用し、また保有しなければ
ならないという問題点がある。
マンドレルミル（特開昭６３−３３１０７号）の実施に
さいして、マンドレルバーの取扱いは、言うまでもな
く、従来の循環ラインによる方式を踏襲することができ
る。しかしながら、循環ラインの方式によれば、その設
備化に広大なスペースと多くの費用を必要とすることに
なる。このため、少スタンドのマンドレルミルの指向す
るコスト低減、スペースのコンパクト化をより有利に実
現できないことになる。それだけでなく、循環ラインの
方式においては、同一の内径サイズに圧延するときで
も、１本毎にマンドレルバーを取替えるため、同じサイ
ズのマンドレルバーを多く使用し、また保有しなければ
ならないという問題点がある。
【０００５】本発明は、以上の循環ラインによる方式を
排して、マンドレルバーのサイズ替えの面から、同一の
マンドレルバーの保有を少なくし、またサイズ替えを迅
速に行い圧延能率がよく、作業負荷を軽減するマンドレ
ルバーの供給装置およびその装置を用いた継目無鋼管の
圧延方法を提供することを目的とする。
排して、マンドレルバーのサイズ替えの面から、同一の
マンドレルバーの保有を少なくし、またサイズ替えを迅
速に行い圧延能率がよく、作業負荷を軽減するマンドレ
ルバーの供給装置およびその装置を用いた継目無鋼管の
圧延方法を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、リテインド方
式のマンドレルミル前面の圧延ライン上に位置するリテ
ーナーのマンドレルバー交換位置に設けたマンドレルバ
ー受け台を挟んで一方にマンドレルバー装入床を、他方
にマンドレルバー払出し床を配設し、前記のマンドレル
バー装入床とマンドレルバー払出し床は双方にマンドレ
ルバーを載置して前進、後退可能なマンドレルバー搬送
装置と、該マンドレルバー搬送装置から前記のマンドレ
ルバー受け台へマンドレルバーを移載し、また逆にマン
ドレルバー受け台からマンドレルバー搬送装置へマンド
レルバーを移載するマンドレルバー移載装置を備えたマ
ンドレルバーの供給装置により構成される。マンドレル
ミルにおいて、圧延後の素管内径が同一である場合は、
マンドレルバーの寿命内でできるだけ同一のマンドレル
バーをリテーナーに装着したまま繰り返して連続使用
し、所定の圧延量を圧延をすることにし、本発明は、か
かる圧延においてマンドレルバーのサイズ替えを行う場
合、一度使用したマンドレルバーを従来のように循環ラ
インを介することなく、またマンドレルバー置場から搬
入することなく、マンドレルバー受け台の近傍であるマ
ンドレルバー払出し床に待機させて次の圧延スケジュー
ルにおいて迅速に再度の使用に供することができるよう
にする。
式のマンドレルミル前面の圧延ライン上に位置するリテ
ーナーのマンドレルバー交換位置に設けたマンドレルバ
ー受け台を挟んで一方にマンドレルバー装入床を、他方
にマンドレルバー払出し床を配設し、前記のマンドレル
バー装入床とマンドレルバー払出し床は双方にマンドレ
ルバーを載置して前進、後退可能なマンドレルバー搬送
装置と、該マンドレルバー搬送装置から前記のマンドレ
ルバー受け台へマンドレルバーを移載し、また逆にマン
ドレルバー受け台からマンドレルバー搬送装置へマンド
レルバーを移載するマンドレルバー移載装置を備えたマ
ンドレルバーの供給装置により構成される。マンドレル
ミルにおいて、圧延後の素管内径が同一である場合は、
マンドレルバーの寿命内でできるだけ同一のマンドレル
バーをリテーナーに装着したまま繰り返して連続使用
し、所定の圧延量を圧延をすることにし、本発明は、か
かる圧延においてマンドレルバーのサイズ替えを行う場
合、一度使用したマンドレルバーを従来のように循環ラ
インを介することなく、またマンドレルバー置場から搬
入することなく、マンドレルバー受け台の近傍であるマ
ンドレルバー払出し床に待機させて次の圧延スケジュー
ルにおいて迅速に再度の使用に供することができるよう
にする。
【０００７】本発明について、マンドレルミル−ストレ
ッチレデューサー方式による圧延スケジュールの例を挙
げて、詳しく説明する。先ず、圧延スケジュールの例を
表１として示す。
ッチレデューサー方式による圧延スケジュールの例を挙
げて、詳しく説明する。先ず、圧延スケジュールの例を
表１として示す。
【０００８】
【表１】 （注１）表１において、バー径とはマンドレルバーの径
のことである。 （注２）単位は圧延本数以外はｍｍである（以下、表１
の説明について同じ。）。 （注３）ＳＲ圧延後の同一の外径について、圧延順１〜
３では肉厚の薄い方から厚い方に、圧延順４〜６では肉
厚の厚い方から薄い方に、さらに圧延順７〜８では肉厚
の薄い方から厚い方に圧延するスケジュールを組む。
のことである。 （注２）単位は圧延本数以外はｍｍである（以下、表１
の説明について同じ。）。 （注３）ＳＲ圧延後の同一の外径について、圧延順１〜
３では肉厚の薄い方から厚い方に、圧延順４〜６では肉
厚の厚い方から薄い方に、さらに圧延順７〜８では肉厚
の薄い方から厚い方に圧延するスケジュールを組む。
【０００９】表１の圧延スケジュールは、ＳＲ圧延の圧
延後の外径が同じものは、まとめて一括して圧 延し、
その素材を供給するマンドレルミルは圧延後の外径が同
一で、肉厚が各々異なるものをマンドレルバー径を替え
て圧延するという考え方から成り立っている。この理由
は、ＳＲ外径が変わると、ＳＲのロールを交換しなけれ
ばならず、その所要時間は通常２０分程度かかるが、こ
れに対してマンドレルバー替えは例えば１０秒以内でで
きるので、ＳＲのロール交換を少なくし、マンドレルバ
ー替えによって対応した方が生産性の見地から有利であ
るからである。圧延順〔１〕〜〔８〕（〔 〕内の数字
は表１の圧延順の数字を示す。以下同じ）に於いて、Ｓ
Ｒ外径の５７．０シリーズ、６０．３シリーズ、７６．
３シリーズのものまとめて圧延する。一方、これに対す
るマンドレルミルの圧延外径は同一であり、ロール交換
をすることなく、肉厚（圧延内径）だけを変えることに
し、４．５、５．０、５．５等の順序でマンドレルバー
替えを行う。このことをマンドレルミルの圧延サイズに
ついてみると、同一の圧延外径×肉厚のもの、例えば１
２０．０×５．０を圧延順〔２〕において、また再び後
の〔５〕において圧延することになり、同一径１０５．
０のマンドレルバーを使用することになる。ＳＲにおい
て、接近したサイズの対象を圧延するときに、このよう
な圧延スケジュールをマンドレルミルにおいて組むこと
になり、同一のサイズのマンドレルバーを使用するよう
にすることがマンドレルバー保有本数を極力少なくする
ために有利である。この場合、圧延順〔２〕の圧延本数
４本同士の間、或いは圧延順〔５〕の圧延本数１８本同
士の間だけで同一のマンドレルバーを使用するのではな
く、圧延順〔２〕において使用したマンドレルバーをマ
ンドレルバー払出し床に待機させておいて〔圧延順５〕
の場合に再び使用することとすると、マンドレルバーの
保有本数を一層減少し、マンドレルバーの供給について
も迅速に行うことができる。ここに、本発明のマンドレ
ルバーの供給装置の意義がある。
延後の外径が同じものは、まとめて一括して圧 延し、
その素材を供給するマンドレルミルは圧延後の外径が同
一で、肉厚が各々異なるものをマンドレルバー径を替え
て圧延するという考え方から成り立っている。この理由
は、ＳＲ外径が変わると、ＳＲのロールを交換しなけれ
ばならず、その所要時間は通常２０分程度かかるが、こ
れに対してマンドレルバー替えは例えば１０秒以内でで
きるので、ＳＲのロール交換を少なくし、マンドレルバ
ー替えによって対応した方が生産性の見地から有利であ
るからである。圧延順〔１〕〜〔８〕（〔 〕内の数字
は表１の圧延順の数字を示す。以下同じ）に於いて、Ｓ
Ｒ外径の５７．０シリーズ、６０．３シリーズ、７６．
３シリーズのものまとめて圧延する。一方、これに対す
るマンドレルミルの圧延外径は同一であり、ロール交換
をすることなく、肉厚（圧延内径）だけを変えることに
し、４．５、５．０、５．５等の順序でマンドレルバー
替えを行う。このことをマンドレルミルの圧延サイズに
ついてみると、同一の圧延外径×肉厚のもの、例えば１
２０．０×５．０を圧延順〔２〕において、また再び後
の〔５〕において圧延することになり、同一径１０５．
０のマンドレルバーを使用することになる。ＳＲにおい
て、接近したサイズの対象を圧延するときに、このよう
な圧延スケジュールをマンドレルミルにおいて組むこと
になり、同一のサイズのマンドレルバーを使用するよう
にすることがマンドレルバー保有本数を極力少なくする
ために有利である。この場合、圧延順〔２〕の圧延本数
４本同士の間、或いは圧延順〔５〕の圧延本数１８本同
士の間だけで同一のマンドレルバーを使用するのではな
く、圧延順〔２〕において使用したマンドレルバーをマ
ンドレルバー払出し床に待機させておいて〔圧延順５〕
の場合に再び使用することとすると、マンドレルバーの
保有本数を一層減少し、マンドレルバーの供給について
も迅速に行うことができる。ここに、本発明のマンドレ
ルバーの供給装置の意義がある。
【００１０】また、本発明は、リテインド方式のマンド
レルミル前面の圧延ライン上に位置するリテーナーのマ
ンドレルバー交換位置にマンドレルバー受け台を設け、
該マンドレルバー受け台を挟んで一方にマンドレルバー
装入床を、他方にマンドレルバー払出し床を配設し、前
記のマンドレルバー装入床とマンドレルバー払出し床は
双方にマンドレルバーを載置して前進、後退可能なマン
ドレルバー搬送装置と、該マンドレルバー搬送装置から
前記のマンドレルバー受け台へマンドレルバーを移載
し、また逆にマンドレルバー受け台からマンドレルバー
搬送装置へマンドレルバーを移載する移載装置とを備え
ることにより、マンドレルバー装入床からマンドレルバ
ー受け台へマンドレルバーを供給するか、或いはすでに
圧延に使用し、そのまま払出し床に待機させているマン
ドレルバーを再度マンドレルバー受け台に供給し、リテ
ーナーに装着してから素管に挿入し、圧延することを特
徴とする継目無鋼管の圧延方法により構成される。本発
明は、請求項１のマンドレルバー供給装置を用いて圧延
能率の向上を図る継目無鋼管の圧延方法である。
レルミル前面の圧延ライン上に位置するリテーナーのマ
ンドレルバー交換位置にマンドレルバー受け台を設け、
該マンドレルバー受け台を挟んで一方にマンドレルバー
装入床を、他方にマンドレルバー払出し床を配設し、前
記のマンドレルバー装入床とマンドレルバー払出し床は
双方にマンドレルバーを載置して前進、後退可能なマン
ドレルバー搬送装置と、該マンドレルバー搬送装置から
前記のマンドレルバー受け台へマンドレルバーを移載
し、また逆にマンドレルバー受け台からマンドレルバー
搬送装置へマンドレルバーを移載する移載装置とを備え
ることにより、マンドレルバー装入床からマンドレルバ
ー受け台へマンドレルバーを供給するか、或いはすでに
圧延に使用し、そのまま払出し床に待機させているマン
ドレルバーを再度マンドレルバー受け台に供給し、リテ
ーナーに装着してから素管に挿入し、圧延することを特
徴とする継目無鋼管の圧延方法により構成される。本発
明は、請求項１のマンドレルバー供給装置を用いて圧延
能率の向上を図る継目無鋼管の圧延方法である。
【００１１】
【作用】本発明は、リテインド方式のマンドレルミル前
面の圧延ライン上に位置するリテーナーのマンドレルバ
ー交換位置に設けたマンドレルバー受け台を挟んで一方
にマンドレルバー装入床を、他方にマンドレルバー払出
し床を配設し、前記のマンドレルバー装入床とマンドレ
ルバー払出し床は双方にマンドレルバーを載置して前
進、後退可能なマンドレルバー搬送装置と、該マンドレ
ルバー搬送装置から前記のマンドレルバー受け台へマン
ドレルバーを移載し、また逆にマンドレルバー受け台か
らマンドレルバー搬送装置へマンドレルバーを移載する
マンドレルバー移載装置を備えることにより、すでに圧
延に使用され、そのまま払出し床に待機しているマンド
レルバーを逆送して迅速に再度マンドレルバー受け台に
供給する。
面の圧延ライン上に位置するリテーナーのマンドレルバ
ー交換位置に設けたマンドレルバー受け台を挟んで一方
にマンドレルバー装入床を、他方にマンドレルバー払出
し床を配設し、前記のマンドレルバー装入床とマンドレ
ルバー払出し床は双方にマンドレルバーを載置して前
進、後退可能なマンドレルバー搬送装置と、該マンドレ
ルバー搬送装置から前記のマンドレルバー受け台へマン
ドレルバーを移載し、また逆にマンドレルバー受け台か
らマンドレルバー搬送装置へマンドレルバーを移載する
マンドレルバー移載装置を備えることにより、すでに圧
延に使用され、そのまま払出し床に待機しているマンド
レルバーを逆送して迅速に再度マンドレルバー受け台に
供給する。
【００１２】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図１は、本発明のマンドレルバーの供給装置の例であ
る。マンドレルバー受け台１を挟んで、マンドレルバー
装入床２とマンドレルバー払出し床３がある。マンドレ
ルバー装入床２はマンドレルバー搬送装置５を、マンド
レルバー払出し床３はマンドレルバー搬送装置６を備え
る。また、マンドレルバー装入床２はマンドレルバー装
入床２とマンドレルバー受け台１との間でマンドレルバ
ー４を移載するマンドレルバー移載装置７を備え、マン
ドレルバー払出し床３はマンドレルバー払出し床３とマ
ンドレルバー受け台１との間でマンドレルバー４を移載
するマンドレルバー移載装置８を備える。本例で、マン
ドレルバー受け台はマンドレルバーの軸方向に配設され
た複数個のＶ型のロールからなり、マンドレルバー搬送
装置はチェンコンベアー、マンドレルバー移載装置はロ
ータリーキッカーによる。マンドレルバーの供給装置へ
のマンドレルバーの搬入、マンドレルバーの供給装置か
らのマンドレルバーの搬出は昇降スキッド９、１０と、
キッカー１１、１２による。昇降スキッド９、１０は、
１５ａ、１６ａを支点とするリンク１５、１６がシリン
ダー１７、１８により回転し、その回動によりリンク１
５、１６の先端が腕１３、１４の下側に働いて、腕１
３、１４がその一端を支点として回動するように成って
いる。キッカー１１、１２はその一端を軸１１ａ、１２
ａに固定し、その軸１１ａ、１２ａの回動により昇降ス
キッド９、１０とマンドレルバー搬送装置５、６との間
でマンドレルバー４を送る。
図１は、本発明のマンドレルバーの供給装置の例であ
る。マンドレルバー受け台１を挟んで、マンドレルバー
装入床２とマンドレルバー払出し床３がある。マンドレ
ルバー装入床２はマンドレルバー搬送装置５を、マンド
レルバー払出し床３はマンドレルバー搬送装置６を備え
る。また、マンドレルバー装入床２はマンドレルバー装
入床２とマンドレルバー受け台１との間でマンドレルバ
ー４を移載するマンドレルバー移載装置７を備え、マン
ドレルバー払出し床３はマンドレルバー払出し床３とマ
ンドレルバー受け台１との間でマンドレルバー４を移載
するマンドレルバー移載装置８を備える。本例で、マン
ドレルバー受け台はマンドレルバーの軸方向に配設され
た複数個のＶ型のロールからなり、マンドレルバー搬送
装置はチェンコンベアー、マンドレルバー移載装置はロ
ータリーキッカーによる。マンドレルバーの供給装置へ
のマンドレルバーの搬入、マンドレルバーの供給装置か
らのマンドレルバーの搬出は昇降スキッド９、１０と、
キッカー１１、１２による。昇降スキッド９、１０は、
１５ａ、１６ａを支点とするリンク１５、１６がシリン
ダー１７、１８により回転し、その回動によりリンク１
５、１６の先端が腕１３、１４の下側に働いて、腕１
３、１４がその一端を支点として回動するように成って
いる。キッカー１１、１２はその一端を軸１１ａ、１２
ａに固定し、その軸１１ａ、１２ａの回動により昇降ス
キッド９、１０とマンドレルバー搬送装置５、６との間
でマンドレルバー４を送る。
【００１３】図３〜図６により、マンドレルバーの供給
装置によるマンドレルバー供給の態様について説明す
る。 （１）図３は、昇降スキッド９上に圧延スケジュールの
順序に従って載置されたマンドレルバーＡ、Ｂ、Ｃ、
Ｄ、Ｅをキッカー１１によりマンドレルバー搬送装置５
（チェンコンベアー）に送る状態を示す。マンドレルバ
ーＡが昇降スキッド９からマンドレルバー搬送装置５に
移動している。 （２）図４は、マンドレルバーＡを使用した後、そのマ
ンドレルバーＡをマンドレルバー移載装置８（ロータリ
ーキッカー）によりマンドレルバー受け台１からマンド
レルバー払出し床３のマンドレルバー搬送装置６の方に
払出し、次の使用に供するマンドレルバーＢをマンドレ
ルバー移載装置７によりマンドレルバー装入床２のマン
ドレルバー搬送装置５からマンドレルバー受け台１に供
給しているところを示す。 （３）図５は、マンドレルバーＤを使用するとき、マン
ドレルバーＡ〜Ｃをマンドレルバー搬送装置６のほうに
移し、マンドレルバーＤをマンドレルバー搬送装置５か
らマンドレルバー受け台１に供給する。 （４）図６は、マンドレルバーＣを再度使用する場合、
マンドレルバー搬送装置６上のマンドレルバーＣを逆送
してマンドレルバー搬送装置６からマンドレルバー受け
台１に供給する。このように、別個のマンドレルバー置
場からでなくマンドレルバー搬送装置６から送る。ここ
で、付言するに、図６におけるマンドレルバーＣの使用
に後続してマンドレルバー装入床２上にあるマンドレル
バーＤ、若しくはマンドレルバーＥ、またはマンドレル
バーＤの後にマンドレルバーＥをともに使用する圧延ス
ケジュールを組むこともあるが、本発明でいうマンドレ
ルバー装入床からマンドレルバー受け台へマンドレルバ
ーを供給するの意味には、このように再度の使用のため
にマンドレルバー装入床からマンドレルバー受け台へマ
ンドレルバーを移す場合も含めるものとする。
装置によるマンドレルバー供給の態様について説明す
る。 （１）図３は、昇降スキッド９上に圧延スケジュールの
順序に従って載置されたマンドレルバーＡ、Ｂ、Ｃ、
Ｄ、Ｅをキッカー１１によりマンドレルバー搬送装置５
（チェンコンベアー）に送る状態を示す。マンドレルバ
ーＡが昇降スキッド９からマンドレルバー搬送装置５に
移動している。 （２）図４は、マンドレルバーＡを使用した後、そのマ
ンドレルバーＡをマンドレルバー移載装置８（ロータリ
ーキッカー）によりマンドレルバー受け台１からマンド
レルバー払出し床３のマンドレルバー搬送装置６の方に
払出し、次の使用に供するマンドレルバーＢをマンドレ
ルバー移載装置７によりマンドレルバー装入床２のマン
ドレルバー搬送装置５からマンドレルバー受け台１に供
給しているところを示す。 （３）図５は、マンドレルバーＤを使用するとき、マン
ドレルバーＡ〜Ｃをマンドレルバー搬送装置６のほうに
移し、マンドレルバーＤをマンドレルバー搬送装置５か
らマンドレルバー受け台１に供給する。 （４）図６は、マンドレルバーＣを再度使用する場合、
マンドレルバー搬送装置６上のマンドレルバーＣを逆送
してマンドレルバー搬送装置６からマンドレルバー受け
台１に供給する。このように、別個のマンドレルバー置
場からでなくマンドレルバー搬送装置６から送る。ここ
で、付言するに、図６におけるマンドレルバーＣの使用
に後続してマンドレルバー装入床２上にあるマンドレル
バーＤ、若しくはマンドレルバーＥ、またはマンドレル
バーＤの後にマンドレルバーＥをともに使用する圧延ス
ケジュールを組むこともあるが、本発明でいうマンドレ
ルバー装入床からマンドレルバー受け台へマンドレルバ
ーを供給するの意味には、このように再度の使用のため
にマンドレルバー装入床からマンドレルバー受け台へマ
ンドレルバーを移す場合も含めるものとする。
【００１４】図２に示す本発明のマンドレルバー供給装
置を配置したマンドレルミルの設備例により、本発明の
継目無鋼管の圧延方法の実施例を説明する。マンドレル
ミル１９前面の圧延ライン上で前進、後退するリテーナ
ー２０のマンドレルバー交換位置を挟んで、マンドレル
バー装入床２とマンドレルバー払出し床３を配設する。
本例でマンドレルバーはリテーナーに装着したまま、次
々と同一サイズの素管を圧延するため連続して使用する
ので、リテーナーの前進、後退の移動ライン上に、圧延
のためマンドレルバーへ潤滑剤（例、水溶性黒鉛）を塗
布する潤滑剤塗布装置２１、また圧延により昇温したマ
ンドレルバーを潤滑剤塗布の適正温度（水溶性黒鉛の場
合で１００〜２００℃）に冷却するマンドレルバー冷却
装置２２を設ける。マンドレルミル１９前面の圧延ライ
ン上に素管を供給する素管装入床２３がある。本設備構
成で、表１に示す圧延スケジュルを実施しマンドレルバ
ーの連続使用と相まって、従来の循環方式に比し、マン
ドレルミルにおける継目無鋼管の圧延においてマンドレ
ルバーのハンドリング回数を大幅に減少し、保有数を約
１／３にすることができた。
置を配置したマンドレルミルの設備例により、本発明の
継目無鋼管の圧延方法の実施例を説明する。マンドレル
ミル１９前面の圧延ライン上で前進、後退するリテーナ
ー２０のマンドレルバー交換位置を挟んで、マンドレル
バー装入床２とマンドレルバー払出し床３を配設する。
本例でマンドレルバーはリテーナーに装着したまま、次
々と同一サイズの素管を圧延するため連続して使用する
ので、リテーナーの前進、後退の移動ライン上に、圧延
のためマンドレルバーへ潤滑剤（例、水溶性黒鉛）を塗
布する潤滑剤塗布装置２１、また圧延により昇温したマ
ンドレルバーを潤滑剤塗布の適正温度（水溶性黒鉛の場
合で１００〜２００℃）に冷却するマンドレルバー冷却
装置２２を設ける。マンドレルミル１９前面の圧延ライ
ン上に素管を供給する素管装入床２３がある。本設備構
成で、表１に示す圧延スケジュルを実施しマンドレルバ
ーの連続使用と相まって、従来の循環方式に比し、マン
ドレルミルにおける継目無鋼管の圧延においてマンドレ
ルバーのハンドリング回数を大幅に減少し、保有数を約
１／３にすることができた。
【００１５】
【発明の効果】本発明は、以上の構成により、次の効果
を奏することができる。本発明において、マンドレルバ
ー装入床だけでなく、一たん使用したマンドレルバーを
マンドレルバー払出し床からも迅速にマンドレルバー受
け台に供給できるので、マンドレルバーのハンドリング
回数と保有数を著しく少なくし、マンドレルバーの在庫
管理の面でも有利である。マンドレルバーを循環方式に
よらず、マンドレルバー受け台の近傍にあるマンドレル
バー払出し床からマンドレルバー受け台の方に直ちに供
給して再使用できることは、マンドレルバーの使用本数
が少なくて済むことと相まってマンドレルバーのハンド
リングを少なくし、マンドレルバーの圧延の生産性の向
上に寄与するという大きい利点がある。本発明の効果
は、少ロット・多品種の場合において、益々大となる。
を奏することができる。本発明において、マンドレルバ
ー装入床だけでなく、一たん使用したマンドレルバーを
マンドレルバー払出し床からも迅速にマンドレルバー受
け台に供給できるので、マンドレルバーのハンドリング
回数と保有数を著しく少なくし、マンドレルバーの在庫
管理の面でも有利である。マンドレルバーを循環方式に
よらず、マンドレルバー受け台の近傍にあるマンドレル
バー払出し床からマンドレルバー受け台の方に直ちに供
給して再使用できることは、マンドレルバーの使用本数
が少なくて済むことと相まってマンドレルバーのハンド
リングを少なくし、マンドレルバーの圧延の生産性の向
上に寄与するという大きい利点がある。本発明の効果
は、少ロット・多品種の場合において、益々大となる。
【図１】本発明のマンドレルバーの供給装置を説明する
図である。
図である。
【図２】本発明のマンドレルバーの供給装置を組み込ん
だマンドレルミル圧延の設備の例を示す図である。
だマンドレルミル圧延の設備の例を示す図である。
【図３】図３〜図６は本発明のマンドレルバーの供給装
置によるマンドレルバーの供給の態様（過程）を説明す
る図である。
置によるマンドレルバーの供給の態様（過程）を説明す
る図である。
【図４】本発明のマンドレルバーの供給装置によるマン
ドレルバーの供給の態様を説明する図である。
ドレルバーの供給の態様を説明する図である。
【図５】本発明のマンドレルバーの供給装置によるマン
ドレルバーの供給の態様を説明する図である。
ドレルバーの供給の態様を説明する図である。
【図６】本発明のマンドレルバーの供給装置によるマン
ドレルバーの供給の態様を説明する図である。
ドレルバーの供給の態様を説明する図である。
１ マンドレルバー受け台 ２ マンドレルバー装入床 ３ マンドレルバー払出し床 ４ マンドレルバー ５ マンドレルバー搬送装置 ６ マンドレルバー搬送装置 ７ マンドレルバー移載装置 ８ マンドレルバー移載装置 ９ 昇降スキッド １０ 昇降スキッド １１ キッカー １１ａ 軸 １２ キッカー １２ａ 軸 １３ 腕 １４ 腕 １５ リンク １５ａ 支点 １６ リンク １６ａ 支点 １７ シリンダー １８ シリンダー １９ マンドレルミル ２０ リテーナー ２１ 潤滑剤塗布装置 ２２−１ マンドレルバー冷却装置 ２２−２ マンドレルバー冷却装置 ２３ 素管装入床 Ａ〜Ｅ マンドレルバー
Claims (2)
- 【請求項１】 リテインド方式のマンドレルミル前面の
圧延ライン上に位置するリテーナーのマンドレルバー交
換位置に設けたマンドレルバー受け台を挟んで一方にマ
ンドレルバー装入床を、他方にマンドレルバー払出し床
を配設し、前記のマンドレルバー装入床とマンドレルバ
ー払出し床は双方にマンドレルバーを載置して前進、後
退可能なマンドレルバー搬送装置と、該マンドレルバー
搬送装置から前記のマンドレルバー受け台へマンドレル
バーを移載し、また逆にマンドレルバー受け台からマン
ドレルバー搬送装置へマンドレルバーを移載するマンド
レルバー移載装置を備えたことを特徴とするマンドレル
バーの供給装置。 - 【請求項２】 リテインド方式のマンドレルミル前面の
圧延ライン上に位置するリテーナーのマンドレルバー交
換位置にマンドレルバー受け台を設け、該マンドレルバ
ー受け台を挟んで一方にマンドレルバー装入床を、他方
にマンドレルバー払出し床を配設し、前記のマンドレル
バー装入床とマンドレルバー払出し床は双方にマンドレ
ルバーを載置して前進、後退可能なマンドレルバー搬送
装置と、該マンドレルバー搬送装置から前記のマンドレ
ルバー受け台へマンドレルバーを移載し、また逆にマン
ドレルバー受け台からマンドレルバー搬送装置へマンド
レルバーを移載する移載装置とを備えることにより、マ
ンドレルバー装入床からマンドレルバー受け台へマンド
レルバーを供給するか、或いはすでに圧延に使用し、そ
のまま払出し床に待機させているマンドレルバーを再度
マンドレルバー受け台に供給し、リテーナーに装着して
から素管に挿入し、圧延することを特徴とする継目無鋼
管の圧延方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18058892A JP2593123B2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | マンドレルバーの供給装置およびその装置を用いた継目無鋼管の圧延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18058892A JP2593123B2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | マンドレルバーの供給装置およびその装置を用いた継目無鋼管の圧延方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06515A true JPH06515A (ja) | 1994-01-11 |
| JP2593123B2 JP2593123B2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=16085893
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18058892A Expired - Lifetime JP2593123B2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | マンドレルバーの供給装置およびその装置を用いた継目無鋼管の圧延方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2593123B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102310081A (zh) * | 2011-07-23 | 2012-01-11 | 烟台鲁宝钢管有限责任公司 | 一种顶杆装取装置 |
-
1992
- 1992-06-16 JP JP18058892A patent/JP2593123B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102310081A (zh) * | 2011-07-23 | 2012-01-11 | 烟台鲁宝钢管有限责任公司 | 一种顶杆装取装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2593123B2 (ja) | 1997-03-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960910 |