JP2000103445A - 保冷容器の水漏れ防止構造 - Google Patents

保冷容器の水漏れ防止構造

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JP2000103445A
JP2000103445A JP10277568A JP27756898A JP2000103445A JP 2000103445 A JP2000103445 A JP 2000103445A JP 10277568 A JP10277568 A JP 10277568A JP 27756898 A JP27756898 A JP 27756898A JP 2000103445 A JP2000103445 A JP 2000103445A
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engaging
packing
lid
box
opening
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JP10277568A
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Hidetoshi Shigefuji
秀俊 重藤
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Ryobi Ltd
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Ryobi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保冷容器内部の水が直接パッキンにかかるこ
とがない保冷容器の水漏れ防止機構を提供する。 【解決手段】 蓋体2内面のパッキン3より内壁側の部
分に前記パッキン3の下方に突出する凸部221を設
け、かつ、箱体1の周縁部10の前記凸部221と対向
する部分に前記凸部221と係合する凹部132を設
け、前記凸部221の内側面を湾曲または傾斜させて方
向変換面を形成させる。また、パッキン3を蓋体2のパ
ッキン取付部222の底部に介在させ、パッキン3の位
置と、前記凸部221と前記凹部132とが係合する係
合部5に位置とに段差を形成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レジャーや魚釣等
の際に携行する保冷容器の水漏れ防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、レージャーや魚釣等の際に携
行する保冷容器は、上面に開口部を有する箱体と、この
箱体の開口部を閉鎖する蓋体とを備えており、この箱体
と蓋体との当接部分の水漏れを防止するため、蓋体周縁
を箱体の開口部の周縁に蓋体周縁に備えられたパッキン
を介して当接させて密封状態が形成されるようにて被蓋
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の保冷
容器の箱体と蓋体の合わせ面に形成される水漏れ防止構
造では、特開平9−255053号公報に開示されてい
るように、密封状態を保持するためのパッキンに保冷容
器の内部の水が直接かかるような構造をしていた。その
ため、保冷容器を運搬している最中に保冷容器内部の水
が揺れてパッキンまで到達し、この水の水圧でパッキン
と箱体との間に隙間が形成され、保冷容器内部水が外へ
漏れ出していた。
【0004】そこで、本発明では、保冷容器内部の水が
直接パッキンにかかることが無く、保冷容器内部の水が
外に漏れ出すことのない保冷容器の水漏れ防止機構を提
供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
面に開口部を有する箱体(1)と、前記箱体(1)の開
口部を開閉する蓋体(2)とを備え、前記箱体(1)の
開口部の周縁部(10)に前記蓋体(2)の周縁部(2
0)をパッキン(3)を介して密接に当接させて被蓋す
る保冷容器(B)の水漏れ防止構造において、前記蓋体
(2)内面の前記パッキン(3)より内側部分に前記パ
ッキン(3)の下方に突出する係合凸部(221)を設
け、かつ、前記箱体(1)の前記係合凸部(221)と
対向する面に前記係合凸部(221)と係合する係合凹
部(132)を設け、前記係合凸部(221)の内側面
に方向変換面(R)を形成した。
【0006】請求項2の発明では、上面に開口部を有す
る箱体(1)と、前記箱体(1)の開口部を開閉する蓋
体(2)とを備え、前記箱体(1)の開口部の周縁部
(10)に前記蓋体(2)の周縁部(20)をパッキン
(3)を介して密接に当接させて被蓋する保冷容器
(B)の水漏れ防止構造において、前記蓋体(2)内面
に下方に突出する第1係合凸部(221)を設け、か
つ、前記箱体(1)の前記第1係合凸部(221)と対
向する面に前記第1係合凸部(221)と係合する第1
係合凹部(132)を設けて第1係合部(5)を形成す
るとともに、前記蓋体(2)の前記第1係合凸部より外
側周縁部分に上方に向けて深く窪ませた第2係合凹部
(222)を設け、この第2係合凹部(222)内にパ
ッキン(3)を充填し、かつ、前記箱体(1)の周縁部
(10)に上方に突出して前記第2係合凹部(222)
に係合し、前記パッキン(3)と当接する第2係合凸部
(131)を設けて第2係合部(6)を形成し、前記パ
ッキン(3)と前記第2係合凸部(131)との当接面
より下側に前記第1係合部(5)を設けて段差を形成し
た。
【0007】請求項3の発明では、請求項2の保冷容器
(B)の水漏れ防止構造において、前記第1係合凸部
(221)の内側面に方向変換面(R)を形成した。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0009】図1に示すように、保冷容器Bは、上面が
開放された開口部を有する箱型の箱体1と、箱体1の上
面の開口部を自在に開閉できるように閉鎖する蓋体2と
を備えている。箱体1は、合成樹脂等で形成されてお
り、外壁をなす外箱11と内壁をなす内箱12とが一定
間隔をおいて設けられており、これらの間には、断熱材
9が介在されている。また蓋体2は、同様に合成樹脂等
で形成された外蓋21と内蓋22と、これらの間に介在
される断熱材9とを備えている。この蓋体2の周縁部の
箱体1に対向する部分には、全周に亘ってパッキン3が
介在されており、蓋体2は、パッキン3を箱体1の上面
の周縁部に押し付けるように当接させて密接に箱体1を
閉鎖している。
【0010】図2、図3を参照して箱体1の周縁部10
と蓋体2の周縁部20との当接する部分の詳細を説明す
る。
【0011】図2に示すように、箱体1の開口部の周縁
部10の蓋体(図3参照)と対向する上端面13には、
外箱11と内箱12との間のほぼ中心の位置に、略台形
状の第2係合凸部131が上方に突出するようにして全
周に亘って形成されている。また、上端面13の肉厚
は、第2係合凸部131の外側より内側の方がやや厚く
形成されている。そして、この肉厚が厚めに形成された
第2係合凸部131の内側には、第2係合凸部131の
付け根に接するようにして上端面を窪ませて形成させた
第1係合凹部132が全周に亘って形成されている。
【0012】一方、図3に示すように、蓋体2は、その
周縁部20が箱体(図2参照)に向けて突出している。
そして、周縁部20の箱体(図2参照)と対向する下端
面23には、下側から上側に深く窪ませた第2係合凹部
222が全周に亘り形成されている。この第2係合凹部
222の奥側には、断面形状がほぼ正方形をしたパッキ
ン3が挿入されて取り付けられている。また、第2係合
凹部222より内側には、下側に向けて突出する第1係
合凸部221が全周に亘って形成されている。この第1
係合凸部221内側面は、内蓋22の下面を断面形状が
円弧状になるように下側に向けて曲成させて方向変換面
Rを形成している。
【0013】図4は、上述した蓋体2により、箱体1を
閉鎖した状態の周縁部10,20を示している。この図
4から明らかなように、蓋体2の第1係合凸部221は
先端の部分、すなわち方向変換面Rの終端部が、箱体1
の第1係合凹部132に入り込むようにして係合して、
第1係合部5を形成している。一方、箱体1の凸状に形
成された第2係合凸部131は、蓋体2の第2係合凹部
222と係合し、この第2係合凸部131の上端面はパ
ッキン3を下から上へ押し付けるようにしてパッキン3
と当接して第2係合部6を形成している。そして、第2
係合凹部222の奥側に充填されているパッキン3と、
この第1係合部5とには、上下に段差ができる位置関係
をなしている。
【0014】このように、構成したことで、保冷容器B
内部の水Wは、太線矢印に示すように先ず、方向変換面
Rに衝突する。この際、衝突した水Wの大部分は、蓋体
2の内蓋22の中心方向にはじかれて、第1係合凸部2
21の方へはじかれる水はほとんどなくなる。このこと
により先ず、パッキン3まで到達する水を大幅に減少さ
て水漏れを防止することができる。また、蓋体2の第1
係合凸部221の先端は、パッキン3が取り付けれてい
る位置より下側に位置し、箱体1の第1係合凹部132
に入り込むようにして係合しているので、方向変換面R
に沿ってはじかれた水は箱体1の第1係合凹部132に
衝突し、直接パッキン3に高圧の水が到達することを阻
止している。さらに、保冷容器Bの内部からパッキン3
までに形成されている隙間は、複数の屈曲部が形成され
ているため、保冷容器内Bの水Wがパッキン3に到達す
るまでに、箱体1の第1係合凹部132や蓋体2の第1
係合凸部221に衝突して、内部の水影響を直接受け難
い構造となっている。
【0015】なお、以上に説明した実施の形態では、蓋
体の第1係合凸部の内側面を曲成させて方向変換面を形
成しているが、保冷容器内の水が衝突した際、この衝突
した水が内蓋の中心に向けてはじかれるよう傾斜面を形
成して方向変換面を設けても構わない。
【0016】また、第1係合部とパッキンの位置関係に
おいて以上に説明した実施形態ほど段差を設けずに、第
1係合部のみを形成させ、第1係合凸部の内側面に方向
変換面を形成させたものであってもよい。逆に、第1係
合凸部の内側面には、方向変換面を形成させず、第1係
合部と第2係合部を形成し、第1係合部とパッキンとに
上下に段差を設け他だけのものであっても構わない。
【0017】
【発明の効果】以上、説明したように請求項1の発明で
は、パッキンの内側かつ下側で、蓋体の凸部と箱体の凹
部とが係合する係合部を設け、かつ、パッキンは、内側
に方向変換面が形成された凸部により覆われているの
で、保冷容器を移動する際内部の水が揺れて、この水が
周縁部にまで到達しても、保冷容器内部の水はこの方向
変換面によりはじかれ、大部分の水を蓋体の方へはじき
返し、パッキン側へ来る高圧の水を大幅に減少させるこ
とができるとともに、箱体の凹部にこの一部の高圧の水
を衝突させているので、パッキンには直接高圧の水が到
達することがない。
【0018】請求項2の発明では、蓋体の第1係合凸部
と箱体の第1係合凹部とが係合する第1係合部を形成
し、かつ、その外側に蓋体に深い第2係合凹部を設け、
かつ、箱体には、この第2係合凹部と係合する第2係合
凸部を形成して、第1係合部とパッキンとに段差を設け
ているので、第1係合部から水が通過したとしても、第
2係合凸部によって水の勢いが抑えられ、パッキンに到
達する水の水量も減少し、高圧の水がパッキンに直接到
達することを防止することができる。
【0019】請求項3の発明では、内側に方向変換面が
形成された凸部により、保冷容器内部の水が周縁部にま
で到達しても、この方向変換面によりはじかれ、大部分
の水を蓋体の方へはじき返し、さらに、第1係合部とパ
ッキンとに段差が形成されるように第2係合部を形成し
たことで、高圧の水がパッキンに直接到達することを防
止することができ水漏れ防止を一層向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態にかかる保冷容器の一部断
面側面図。
【図2】図1の保冷容器の箱体の周縁部の縦断面側面
図。
【図3】図1の保冷容器の蓋体の周縁部の縦断面側面
図。
【図4】図1の保冷容器の箱体に蓋体を閉鎖した状態の
周縁部の状態を示す縦断面側面図。
【符号の説明】
1 箱体 131 第2係合凸部 132 凹部(第1係合凹部) 2 蓋体 221 凸部(第1係合凸部) 222 第2係合凹部 3 パッキン 5 第1係合部 6 第2係合部 R 方向変換面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に開口部を有する箱体と、前記箱体
    の開口部を開閉する蓋体とを備え、前記箱体の開口部の
    周縁部に前記蓋体の周縁部をパッキンを介して密接に当
    接させて被蓋する保冷容器の水漏れ防止構造において、 前記蓋体内面の前記パッキンより内側部分に前記パッキ
    ンの下方に突出する係合凸部を設け、かつ、前記箱体の
    前記係合凸部と対向する面に前記係合凸部と係合する係
    合凹部を設けて係合部を形成し、前記係合凸部の内側面
    に方向変換面を形成したことを特徴とする保冷容器の水
    漏れ防止構造。
  2. 【請求項2】 上面に開口部を有する箱体と、前記箱体
    の開口部を開閉する蓋体とを備え、前記箱体の開口部の
    周縁部に前記蓋体の周縁部をパッキンを介して密接に当
    接させて被蓋する保冷容器の水漏れ防止構造において、 前記蓋体内面に下方に突出する第1係合凸部を設け、か
    つ、前記箱体の前記第1係合凸部と対向する面に前記第
    1係合凸部と係合する第1係合凹部を設けて第1係合部
    を形成するとともに、前記蓋体の第1係合部より外側周
    縁部分に上方に向けて深く窪ませた第2係合凹部を設
    け、この第2係合凹部内にパッキンを充填し、かつ、前
    記箱体の周縁部に上方に突出して前記第2係合凹部に係
    合し、前記パッキンと当接する第2係合凸部を設けて第
    2係合部を形成し、前記パッキンと前記第2係合凸部と
    の当接面より下側に前記第1係合部を設けて段差を形成
    したことを特徴とする保冷容器の水漏れ防止構造。
  3. 【請求項3】 前記第1係合凸部の内側面に方向変換面
    を形成したことを特徴とする請求項2記載の保冷容器の
    水漏れ防止構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016525049A (ja) * 2013-07-19 2016-08-22 ブラゴジェビッチ ステヴァン 密封可能容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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