JP3986128B2 - 嵌合容器 - Google Patents
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Description
【発明の技術分野】
この発明は、蓋を容器本体に嵌合して密閉するタイプの包装容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば透明な蓋で容器本体を閉じるようにした包装容器の場合、内容物を外部から見ることができる特徴がある。これを利用して容器本体に内容物を盛り上げるように収納し、盛り上った余剰分を上げ蓋形式の蓋内に収まるように包装すれば、内容物にボリューム感を持たせることができ、購買意欲を高めることができる。
【0003】
【発明の課題】
ところが、図7に示すような密閉性の高い両嵌合容器、即ち容器本体1のフランジ1aに設けられた凸条1bと、蓋2のフランジ2aに設けられた凹条2bを嵌合して蓋2を閉じる容器の場合、上述の盛り上げ包装形態を利用しようとすれば、図示のように、容器本体1の開口部から外側にはみ出た内容物Aが蓋2の内周面に接触してそれ以上蓋2を下方に押し下げる障害になり、容器本体1の凸条1bと蓋2の凹条2bを嵌合することができない。
【0004】
そこで、この発明の課題は、盛り上げ包装形態によっても、蓋を閉じるのを阻害しないようにすることである。
【0005】
【課題の解決手段】
上記の課題を解決するために、この発明は、容器本体の側壁の上端外周のフランジに設けられた凸条と、蓋の側壁の下端外周のフランジに設けられた凹条を互に嵌め合せて容器本体を密閉するようにした盛り上げ包装形態で使用する嵌合容器において、前記容器本体の側壁内面に縦方向のストップリブを適宜間隔で複数設け、内容物が容器本体のフランジ上面まではみ出さないようにしたのである。
【0006】
そして、前記ストップリブの上端を容器本体のフランジよりも上方に突出させておく。
【0007】
また、前記蓋の側壁内面に突出部を設けておくのがよい。
【0008】
【実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図1乃至図6に基づいて説明する。
【0009】
図1に示すように、この発明の嵌合容器は、容器本体10と蓋20より成る。容器本体10は、底壁11と、その周縁から立ち上る側壁12と、側壁12の上端開口部外周に設けられたフランジ13と、このフランジ13に設けられた凸条14より成り、凸条14はその断面が上方に拡がるテーパ状になっている。一方、前記蓋20は、頂壁21と、その周縁から垂下する側壁22と、側壁22の下端外周に設けられたフランジ23と、このフランジ23に設けられた凹条24より成り、凹条24はその断面が下方に狭くなるテーパ状になっている。この凹条24を前記容器本体10の凸条14に嵌め合せることによって、容器本体10を蓋20で密閉することができる。
【0010】
図1、図2、図3に示すように、前記容器本体10の側壁12の内面には、縦方向のストップリブ15が複数設けられている。図2では、ほぼ等間隔に10個のストップリブ15を設けた例が示されているが、収納する内容物のサイズに応じて適宜間隔で適宜数設けるのがよい。このストップリブ15の上端15aを、図1及び図3のように、フランジ13よりも上方に突出するように形成しておくのが好ましい。なお、底壁11に縦横の補強リブ16a、16bを設けておくことができる。これらのリブ16a、16bは、補強手段のほか、内容物を底壁11から浮かせ、底壁11に付着するのを防止する機能を有する。また、底壁11の周縁に、底壁11と連続して一段低くなった溝11a(図2、図3)を形成しておくと、内容物から滲出した液体を保留し、かつ内容物に付着するのを防止することができる。
【0011】
図1及び図4に示すように、前記蓋20の側壁22には、内側方向の突出部25が形成されている。この突出部25は、前記容器本体10の隣接するストップリブ15と15の間隔に入り込む位置(図6参照)に設けておくのが好ましい。
【0012】
なお、突出部25は、図4に示すように4個に限らず、鎖線で示すような位置に設けてもよいし、或は、隣接するストップリブ15と15の間隔に対応する位置全てに設けてもよい。この突出部25は、補強リブとしても役立つ。
【0013】
図5及び図6に示すように、上記のような容器本体10に内容物Aを収納すると、ストップリブ15によって、内容物Aをフランジ13の内周縁まで充填するのが妨げられるため、フランジ13の上面まで内容物Aがはみ出すことがなく、容器本体10の凸条14と蓋20の凹条24を嵌合する妨げとならない。さらに、ストップリブ15の上端15aをフランジ13よりも上方に突出させておくと、上記のはみ出し防止効果を高めることができる。
【0014】
また、図5及び図6の鎖線で示すように、蓋20に突出部25を設けておくと、容器本体10の上面から盛り上った内容物Aを側面から押さえて、盛り上りが崩れるのを防止することができる。特に、隣接するストップリブ15と15の間に突出部25を設けておくと、ストップリブ15と15の間隔が開いた個所にはみ出した内容物を押し込むことができる。なお、ストップリブ15及び突出部25の高さ(側壁12、22からの突出量)は、容器本体と蓋のフランジ13、23の位置で、両者の頂面がほぼ一致するように定めるのが好ましい。
【0015】
【効果】
この発明によれば、以上のように、容器本体の側壁内面に、上端が容器本体のフランジよりも上方に突出するストップリブを設けたので、内容物をフランジの内周縁まで充填するのが妨げられ、内容物が容器本体のフランジの上面へはみ出すのを防止することができるため、蓋を容器本体に嵌合する際に、内容物が邪魔になることがない。
【0016】
また、蓋の側壁内面に突出部を設けておくと、容器本体から盛り上った内容物を押えて、内容物の移動を防止することができ、内容物を突出部より内側に配置させておくことができるので嵌合を可能にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の嵌合容器の一例を示す断面図
【図2】同上の容器本体の平面図
【図3】ストップリブの部分を示す拡大斜視図
【図4】蓋の平面図
【図5】内容物を収納した嵌合容器を示す断面図
【図6】容器本体に内容物を収納した状態を示す一部拡大平面図
【図7】従来の嵌合容器に内容物を収納した状態を示す断面図
【符号の説明】
A 内容物
1 容器本体
1a フランジ
1b 凸条
2 蓋
2a フランジ
2b 凹条
10 容器本体
11 底壁
11a 溝
12 側壁
13 フランジ
14 凸条
15 ストップリブ
15a 上端
16a、16b 補強リブ
20 蓋
21 頂壁
22 側壁
23 フランジ
24 凹条
25 突出部
Claims (2)
- 容器本体の側壁の上端外周のフランジに設けられた凸条と、蓋の側壁の下端外周のフランジに設けられた凹条を互に嵌め合せて容器本体を密閉するようにした盛り上げ包装形態で使用する嵌合容器において、前記容器本体の側壁内面に、上端が容器本体のフランジよりも上方に突出する縦方向のストップリブを適宜間隔で複数設けたことを特徴とする嵌合容器。
- 前記蓋の側壁内面に突出部が設けられた請求項1に記載の嵌合容器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP21619697A JP3986128B2 (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 嵌合容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP21619697A JP3986128B2 (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 嵌合容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1159650A JPH1159650A (ja) | 1999-03-02 |
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Family
ID=16684787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21619697A Expired - Fee Related JP3986128B2 (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 嵌合容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3986128B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6785161B2 (ja) * | 2014-12-11 | 2020-11-18 | 東罐興業株式会社 | 容器及び容器の製造方法 |
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1997
- 1997-08-11 JP JP21619697A patent/JP3986128B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH1159650A (ja) | 1999-03-02 |
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