JP2000102759A5 - - Google Patents
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Description
【特許請求の範囲】
【請求項1】塗布器から塗布液を吐出しながら、前記塗布器および被塗布部材のうちの少なくとも一方を相対的に移動させて前記被塗布部材上に塗膜を形成する塗布方法であって、前記塗膜形成を複数回行って所定の塗膜端部膜厚プロファイルを形成することを特徴とする塗布方法。
【請求項2】1回の塗膜形成ごとに被塗布部材上の塗膜面積を変えて塗膜膜厚プロファイルを形成することを特徴とする請求項1に記載の塗布方法。
【請求項3】塗布器に複数のダイを用いることを特徴とする請求項1または2に記載の塗布方法。
【請求項4】塗布器には複数の吐出口から塗布液を吐出する1台のダイを用いることを特徴とする請求項1または2に記載の塗布方法。
【請求項5】塗布器から塗布液を吐出しながら、前記塗布器および枚葉状の被塗布部材のうちの少なくとも一方を相対的に移動させて前記被塗布部材上に塗膜を形成する塗布方法であって、複数の厚さ方向積層塗膜を複数の吐出口を有する1台の塗布器で形成することを特徴とする塗布方法。
【請求項6】複数の厚さ方向積層塗膜のうち少なくとも最上層は光吸収層にすることを特徴とする請求項5に記載の塗布方法。
【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の塗布方法を用いることを特徴とするプラズマディスプレイの製造方法。
【請求項8】請求項1〜6のいずれかに記載の塗布方法を用いることを特徴とするディスプレイ用部材の製造方法。
【請求項9】塗布液を供給する塗布液供給手段と、前記供給手段から供給された塗布液を吐出するために一方向に延びる吐出口を有する塗布器と、前記塗布器および被塗布部材のうちの少なくとも一方を相対的に移動させて前記被塗布部材上に塗膜を形成するための移動手段とを備えた塗布装置であって、塗膜形成を複数回行って所定の塗膜端部の膜厚プロファイル形成を行う塗膜膜厚プロファイル制御手段をさらに有することを特徴とする塗布装置。
【請求項10】塗膜膜厚プロファイル制御手段が、1回の塗膜形成ごとに吐出幅の異なる塗布器であることを特徴とする請求項9に記載の塗布装置。
【請求項11】塗膜膜厚プロファイル制御手段が、1回の塗膜形成ごとに塗膜形成開始位置と終了位置を規定する塗布液供給手段と移動手段のタイミング作動制御手段であることを特徴とする請求項9に記載の塗布装置。
【請求項12】塗布器が複数個のダイであることを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載の塗布装置。
【請求項13】塗布器が複数の吐出口を有する1台のダイであることを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載の塗布装置。
【請求項14】塗布液を供給する塗布液供給手段と、前記供給手段から供給された塗布液を吐出するために一方向に延びる吐出口を有する塗布器と、前記塗布器および塗布部材のうちの少なくとも一方を相対的に移動させて前記塗布部材上に塗膜を形成するための移動手段とを備えた塗布装置であって、塗布器が1台で複数の厚さ方向積層塗膜形成が可能な複数の吐出口を有するダイであり、該複数の吐出口の間隔が0.05〜5mmであり、かつ各々の塗布液の吐出口にいたる流路が隣接するものどうしで交叉角度60°以下に配されていることを特徴とする塗布装置。
【請求項15】請求項9〜14のいずれかに記載の塗布装置を備えることを特徴とするプラズマディスプレイの製造装置。
【請求項16】請求項9〜14のいずれかに記載の塗布装置を備えることを特徴とするディスプレイ用部材の製造装置。
【請求項1】塗布器から塗布液を吐出しながら、前記塗布器および被塗布部材のうちの少なくとも一方を相対的に移動させて前記被塗布部材上に塗膜を形成する塗布方法であって、前記塗膜形成を複数回行って所定の塗膜端部膜厚プロファイルを形成することを特徴とする塗布方法。
【請求項2】1回の塗膜形成ごとに被塗布部材上の塗膜面積を変えて塗膜膜厚プロファイルを形成することを特徴とする請求項1に記載の塗布方法。
【請求項3】塗布器に複数のダイを用いることを特徴とする請求項1または2に記載の塗布方法。
【請求項4】塗布器には複数の吐出口から塗布液を吐出する1台のダイを用いることを特徴とする請求項1または2に記載の塗布方法。
【請求項5】塗布器から塗布液を吐出しながら、前記塗布器および枚葉状の被塗布部材のうちの少なくとも一方を相対的に移動させて前記被塗布部材上に塗膜を形成する塗布方法であって、複数の厚さ方向積層塗膜を複数の吐出口を有する1台の塗布器で形成することを特徴とする塗布方法。
【請求項6】複数の厚さ方向積層塗膜のうち少なくとも最上層は光吸収層にすることを特徴とする請求項5に記載の塗布方法。
【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の塗布方法を用いることを特徴とするプラズマディスプレイの製造方法。
【請求項8】請求項1〜6のいずれかに記載の塗布方法を用いることを特徴とするディスプレイ用部材の製造方法。
【請求項9】塗布液を供給する塗布液供給手段と、前記供給手段から供給された塗布液を吐出するために一方向に延びる吐出口を有する塗布器と、前記塗布器および被塗布部材のうちの少なくとも一方を相対的に移動させて前記被塗布部材上に塗膜を形成するための移動手段とを備えた塗布装置であって、塗膜形成を複数回行って所定の塗膜端部の膜厚プロファイル形成を行う塗膜膜厚プロファイル制御手段をさらに有することを特徴とする塗布装置。
【請求項10】塗膜膜厚プロファイル制御手段が、1回の塗膜形成ごとに吐出幅の異なる塗布器であることを特徴とする請求項9に記載の塗布装置。
【請求項11】塗膜膜厚プロファイル制御手段が、1回の塗膜形成ごとに塗膜形成開始位置と終了位置を規定する塗布液供給手段と移動手段のタイミング作動制御手段であることを特徴とする請求項9に記載の塗布装置。
【請求項12】塗布器が複数個のダイであることを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載の塗布装置。
【請求項13】塗布器が複数の吐出口を有する1台のダイであることを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載の塗布装置。
【請求項14】塗布液を供給する塗布液供給手段と、前記供給手段から供給された塗布液を吐出するために一方向に延びる吐出口を有する塗布器と、前記塗布器および塗布部材のうちの少なくとも一方を相対的に移動させて前記塗布部材上に塗膜を形成するための移動手段とを備えた塗布装置であって、塗布器が1台で複数の厚さ方向積層塗膜形成が可能な複数の吐出口を有するダイであり、該複数の吐出口の間隔が0.05〜5mmであり、かつ各々の塗布液の吐出口にいたる流路が隣接するものどうしで交叉角度60°以下に配されていることを特徴とする塗布装置。
【請求項15】請求項9〜14のいずれかに記載の塗布装置を備えることを特徴とするプラズマディスプレイの製造装置。
【請求項16】請求項9〜14のいずれかに記載の塗布装置を備えることを特徴とするディスプレイ用部材の製造装置。
請求項1の塗布方法は、塗布器から塗布液を吐出しながら、前記塗布器および被塗布部材のうちの少なくとも一方を相対的に移動させて前記被塗布部材上に塗膜を形成する塗布方法であって、前記塗膜形成を複数回行って所定の塗膜端部の膜厚プロファイルを形成する。
ここで、塗膜膜厚プロファイルの形成は1回の塗膜形成ごとに被塗布部材上の塗膜面積を変えることが好ましい。さらにまた、塗布器には複数のダイや、複数の吐出口から塗布液を吐出する1台のダイを用いるとよい。
請求項5の塗布方法は、塗布器から塗布液を吐出しながら、前記塗布器および枚葉状の被塗布部材のうちの少なくとも一方を相対的に移動させて前記被塗布部材上に塗膜を形成する塗布方法において、複数の厚さ方向積層塗膜を複数の吐出口を有する1台の塗布器で形成する。
この場合、複数の厚さ方向積層塗膜のうち少なくとも最上層は光吸収層にすることが好ましい。
請求項7のプラズマディスプレイの製造方法は、請求項1〜6のいずれかに記載の塗布方法を用いてプラズマディスプレイを製造するものである。
請求項8のディスプレイ用部材の製造方法は、請求項1〜6のいずれかに記載の塗布方法を用いて、ディスプレイ用部材を製造するものである。
請求項9の塗布装置は、塗布液を供給する塗布液供給手段と、前記供給手段から供給された塗布液を吐出するために一方向に延びる吐出口を有する塗布器と、前記塗布器および塗布部材のうちの少なくとも一方を相対的に移動させて前記塗布部材上に塗膜を形成するための移動手段とを備えた塗布装置であって、塗膜形成を複数回行って所定の塗膜端部の膜厚プロファイル形成を行う塗膜膜厚プロファイル制御手段をさらに有するものである。
ここで、前記塗膜膜厚プロファイル制御手段は、1回の塗膜形成ごとに、吐出幅の異なる塗布器や、塗膜形成開始位置と終了位置を規定する塗布液供給手段と移動手段のタイミング作動制御手段であることが望ましい。さらに塗布器としては、複数個のダイや、複数の吐出口を有する1台のダイであることがより好ましい。
請求項14の塗布装置は、塗布液を供給する塗布液供給手段と、前記供給手段から供給された塗布液を吐出するために一方向に延びる吐出口を有する塗布器と、前記塗布器および被塗布部材のうちの少なくとも一方を相対的に移動させて前記被塗布部材上に塗膜を形成するための移動手段とを備えた塗布装置であって、塗布器が1台で複数の厚さ方向積層塗膜形成が可能な複数の吐出口を有するダイであり、該複数の吐出口の間隔が0.05〜5mmであり、かつ各々の塗布液の吐出口にいたる流路が隣接するものどうしで交叉角度60°以下に配されているものである。
請求項15のプラズマディスプレイの製造装置は、請求項9〜14のいずれかに記載の塗布装置を備えることを特徴とする。
請求項16のディスプレイ用部材の製造装置は、請求項9〜14のいずれかに記載の塗布装置を備えることを特徴とする。
請求項1、9の塗布方法、装置によれば、塗布条件のことなる塗膜形成を複数回実行して、1回の塗膜形成での塗膜膜厚プロファイル形状不良部分を修正することできるので、定められた短い範囲内で塗膜端部を所定の膜厚プロファイル形状に形成することが可能となる。
さらに請求項5、14の塗布方法、装置によれば、1台の塗布器で複数の厚さ方向積層塗膜の形成を行なうのであるから、容易で、各層の塗膜厚さに関係ない塗膜形成が可能となる。
また請求項7、8、15、16のプラズマディスプレイおよびディスプレイ用部材の製造方法及び装置によれば、所定の塗膜膜厚プロファイル形状や、複数の機能の異なる積層塗膜層を有する品質の高いプラズマディスプレイやディスプレイ用部材を製造できる。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1、9の塗布方法、装置は、1回の塗布ごとに塗布面積、塗布量、塗布液種類等の塗布条件のことなる塗膜形成を複数回実行するので、1回の塗膜形成での塗膜膜厚プロファイル形状不良部分を修正することでき、製品となる中央部分だけではなく、塗膜端部を定められた短い範囲内で所定の膜厚プロファイル形状に形成することが可能となる。
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1、9の塗布方法、装置は、1回の塗布ごとに塗布面積、塗布量、塗布液種類等の塗布条件のことなる塗膜形成を複数回実行するので、1回の塗膜形成での塗膜膜厚プロファイル形状不良部分を修正することでき、製品となる中央部分だけではなく、塗膜端部を定められた短い範囲内で所定の膜厚プロファイル形状に形成することが可能となる。
さらに請求項5、14の塗布方法、装置によれば、1台の塗布器で複数の厚さ方向積層塗膜の形成を容易に行なうことができ、さらに独立した塗布器で積層すると塗膜形成できない薄い塗膜層を有するものであっても、塗布前に塗布器内部で各層を積層して塗膜形成できる厚さにするので、塗膜厚さに関係なく塗膜形成を行なうことが可能となる。
また請求項7、8、15、16のプラズマディスプレイおよびディスプレイ用部材の製造方法及び装置は、上記の塗布装置及び方法を使用してプラズマディスプレイおよびディスプレイ用部材を製造するのであるから、所定の塗膜膜厚プロファイル形状を有するプラズマディスプレイやプラズマディスプレイ用隔壁を形成することができ、その結果焼成後も隔壁端部の盛り上がりがなく、前面板との密着が容易な背面板を有する高い品質のプラズマディスプレイやディスプレイ用部材を高い生産性で製造できる。さらにまた、光吸収層等の付加価値ある機能を、多層積層化によって付与することも容易に達成できる。
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