JP2000102666A - 電子遊技機 - Google Patents

電子遊技機

Info

Publication number
JP2000102666A
JP2000102666A JP10277127A JP27712798A JP2000102666A JP 2000102666 A JP2000102666 A JP 2000102666A JP 10277127 A JP10277127 A JP 10277127A JP 27712798 A JP27712798 A JP 27712798A JP 2000102666 A JP2000102666 A JP 2000102666A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
machine
game
gaming machine
game medium
inter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10277127A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Minamino
佳則 南野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takasago Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Takasago Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takasago Electric Industry Co Ltd filed Critical Takasago Electric Industry Co Ltd
Priority to JP10277127A priority Critical patent/JP2000102666A/ja
Publication of JP2000102666A publication Critical patent/JP2000102666A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客へのサービス向上、遊技場内の運営の円
滑化をはかるとともに、遊技場側の設計変更にも容易か
つ低コストで対応する。 【解決手段】 遊技機1の隣には、CRシステム対応型
の台間機2または現金対応型の台間機3が配備され、さ
らに遊技機1とCRシステム対応型の台間機2とは、電
気的に接続される。遊技機1の制御部は、台間機2との
接続状態を確認しており、接続されていると判別したと
きは、遊技機1は、台間機2からの貸出指示信号に応じ
てメダルの貯留処理を行うCR機として機能する。他
方、台間機2と接続されていないと判別されたときは、
CR機用のメダル貸出処理は不可能となり、遊技機1
は、遊技者により直接投入されたメダルによるゲームの
みを実行する普通機として動作するように、制御モード
が切り換えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パチンコホールなど
の遊技場に設置された電子遊技機に関するもので、特に
近傍位置の遊技媒体貸出機からの制御信号を受けて、パ
チンコ玉やメダルのような遊技媒体の貸出し処理を実行
するタイプの電子遊技機に関連する。
【0002】
【従来の技術】近年のパチンコホールには、プリペイド
カードにより遊技媒体の貸出しを行うシステム(業界で
は「CRシステム」と呼んでいる)が導入されている。
このシステムは、遊技機(一般にパチンコ機)の隣の
「台間機」と称される遊技媒体貸出機にプリペイドカー
ドの受付処理機能をもたせ、隣り合う遊技機と台間機と
を電気接続して構成される。
【0003】この種のCRシステムでは、台間機側でプ
リペイドカードが受け付けられると、台間機から隣接す
る遊技機に、遊技媒体の貸出し処理を指示する制御信号
が送信される。遊技機側では、この制御信号に応じて遊
技媒体の貸出し処理を実行するもので、遊技機がパチン
コ機であれば、所定枚数のパチンコ玉を機体内から受け
皿へと放出する。また近年、開発されているCRシステ
ム対応のスロットマシンでは、制御信号に応じて機体内
部の貯蔵メダルを所定枚数分だけ増加させる処理を行う
ように設定されている。
【0004】さらにこのCRシステムでは、プリペイド
カードの売上げ枚数や使用枚数をカード会社に報告する
ことが義務づけられているため、各台間機は、遊技場内
の適所にあるホストコンピュータに接続されて、一元管
理される。
【0005】現在のパチンコホールは、上記のCRシス
テムに対応する遊技機および台間機による遊技ユニット
と、従前の、現金の投入により遊技媒体を払い出しする
タイプの台間機、およびその払い出された遊技媒体を遊
技者が直接投入してゲームを実行するタイプの遊技機に
よる遊技ユニットとを、共存させた状態にある。またC
Rシステム対応型の遊技機は、投入プリペイドカードの
使用状況の把握や、セキュリティ保持のために、CRシ
ステム用の台間機に接続されているときのみ、動作する
ように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
CRシステム対応型の遊技機(以下業界用語にならって
「CR機」という)は、隣接する台間機に接続されてい
なければ動作しないように構成されているので、台間機
との間に接続不良が発生したり、台間機が故障したりす
ると、その不良が解消するまで遊技機を使用できなくな
り、客サービスが低下するという問題がある。特にホス
トコンピュータに不良が発生するなどして、ホール内の
CRシステム全体が停止した場合、CRシステム対応型
のすべての遊技機が使用できなくなる虞もある。
【0007】さらに同一の機種であっても、CR機と従
前のタイプの遊技機(以下「普通機」という)との2種
類を用意する必要があるので、例えば、普通機を同種の
CR機に変更しようとすると、台間機、遊技機ともにそ
っくり入れ替えなければならず、ホール側の経費負担が
著しく増大することになる。また遊技機メーカー側で
も、機種毎に2種類の仕様の遊技機を制作する必要があ
るので、開発費用や制作時間が増大し、非効率的である
という問題が生じている。
【0008】この発明は上記問題点に着目してなされた
もので、遊技媒体貸出機からの制御信号の入力が可能で
あるか否かにより、その制御信号に応答して遊技媒体の
自動貸出し処理を行う制御モードと、遊技者の遊技媒体
の投入によりゲームを実行する制御モードとを切り換え
て実行することにより、顧客へのサービス向上や遊技場
内の運営の円滑化をはかるとともに、遊技場側の設計変
更にも容易かつ低コストで対応することを、技術課題と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、近傍
位置に独立させて配備される遊技媒体貸出機に電気的に
接続されて、この遊技媒体貸出機からの制御信号を受け
付けて遊技媒体の貸出し処理を実行するようにした電子
遊技機であって、前記近傍位置の遊技媒体貸出機との接
続状態に基づき、前記制御信号の入力が可能であるか否
かを判別する判別手段と、前記判別手段により制御信号
の入力が可能であると判別されたとき、前記制御信号に
応じた遊技媒体の貸出処理を実行可能に設定する第1の
制御モード設定手段と、前記判別手段により制御信号の
入力が不可能であると判別されたとき、前記制御信号の
入力による遊技媒体の貸出し処理を実行不可能に設定す
るとともに、遊技者による遊技媒体の投入によるゲーム
を実行可能に設定する第2の制御モード設定手段とを具
備している。
【0010】請求項2の発明では、前記判別手段は、前
記遊技媒体貸出機への接続ライン用の端子における電位
を用いて、前記制御信号を正常に入力可能であるか否か
を判別するように、構成される。
【0011】
【作用】近接位置に遊技媒体貸出機が設置されて、正常
に接続されているときは、この遊技媒体貸出機からの制
御信号に応じて、遊技媒体を機体内部から放出したり、
機体内部に貯留するなどの貸出し処理が実行されるが、
遊技媒体貸出機が故障したり、接続ラインに不良が生じ
たりして、機器間での信号のやりとりが正常に行われな
くなると、上記の遊技媒体の自動的な貸出し処理は実行
不可能になり、遊技者により投入された遊技媒体を受け
付けてゲームを実行する普通機の制御モードに切り換え
られる。また遊技媒体貸出機に接続せずに遊技機を単体
で動作させた場合は、勿論、遊技媒体貸出機との信号の
やりとりは不可能であるから、遊技者による遊技媒体の
投入によるゲームのみが実行されるように設定される
が、この状態下の遊技機を遊技媒体貸出機に接続して、
前記制御信号の入力が可能になると、この接続された遊
技媒体貸出機からの制御信号に応じて遊技媒体の貸出し
処理を行うように、遊技機の制御モードが切り換えられ
る。
【0012】請求項2の発明では、遊技媒体貸出機への
接続ライン用の端子における電位を用いることにより、
遊技媒体貸出機に対する信号のやりとりをチェックする
方法よりも簡単に、遊技媒体貸出機との接続状態を確認
することができる。
【0013】
【実施例】図1は、この発明にかかる電子遊技機(以
下、単に「遊技機」という)が導入された遊技場の概略
構成を示す。なお図示例の遊技機1はスロットマシンで
あるが、これに限らず、パチンコ機など他のゲームを実
施するものであってもよい。
【0014】前記遊技機1は、前記したCRシステム専
用の台間機2(以下単に「台間機2」という)に電気接
続可能であって、この台間機2に接続されることによ
り、台間機2に投入されたプリペイドカードの度数を消
費して機体内部にメダルを貯留するCR機として機能す
る。またこの遊技機1は、単体で使用することも可能で
あって、台間機2に接続されていない場合は、遊技者の
投入メダルによるゲームのみを実施する普通機として機
能する。なお単体で動作させる遊技機1の隣には、現金
の投入により所定枚数のメダルを払い出すタイプの台間
機3が、前記遊技機1とは電気的に非接触な状態で配備
される(以下このタイプの台間機3を、前記台間機2と
区別するために「現金対応型台間機3」という)。
【0015】各台間機2は、通信回線L1を介して相互
に接続されるほか、遊技場内の適所に配置された制御装
置4に接続される。さらにこの制御装置4は、公衆回線
などの通信回線L2を介してカード会社側のホストコン
ピュータ5に接続される。
【0016】図2は、1ユニット分の遊技機1および台
間機2の外観を示す。なお現金対応型台間機3の構成に
ついては、図1に、紙幣投入口60およびメダル払出口
61を示すにとどめ、詳細な説明は省略する。
【0017】前記遊技機1は、ボックス形状の本体部6
の前面開口に扉部7を開閉可能に取り付けて構成され
る。本体部6の中空内部には、図3に示すように、上段
位置にリールブロック8および制御部が実装された制御
基板9が、下段位置に多数枚のメダルを収容するホッパ
ー10aを有するメダル払出機10が、それぞれ組み込
まれている。
【0018】前記リールブロック8は、金属フレーム1
1に3個のリール8a,8b,8cや、各リール8a,
8b,8cの駆動源となるステッピングモータ12a,
12b,12cを組み付けて成る。また各リール8a,
8b,8cの周面には、それぞれ複数のシンボルが一定
間隔おきに描かれている。
【0019】図2に戻って、前記扉部3の本体は、所定
の厚みをもたせた金属フレームにより構成され、その前
面開口に3枚のパネル22,23,24が、後面に各種
表示器や操作スイッチにかかる配線基板(図示せず)な
どが組み付けられている。
【0020】各パネル22,23,24は、透明な合成
樹脂板または強化ガラスの表面にシルクスクリーン印刷
を施して形成されるもので、中央の正面パネル23の各
リールへの対応位置には、それぞれ無着色で透明のシン
ボル表示窓13a,13b,13cが形成されるととも
に、各シンボル窓13a〜13cを横切るように、上,
中,下,斜めの5本の停止ラインL1〜L5が描かれて
いる。
【0021】上部パネル22および下部パネル24には
機種名やゲーム情報などが描画され、正面パネル23と
下部パネル24との間のフレーム部分には、始動レバー
14,停止釦スイッチ15a,15b,15c,メダル
投入口16,ベット釦スイッチ17A,17B,17
C,貸出釦スイッチ18,返却釦スイッチ19,精算ス
イッチ20,切替スイッチ21などが配備される。また
下部パネル24の下方には、メダル払出口25,メダル
受け皿26などが設けられる。
【0022】この遊技機1は、メダル投入口16より、
ゲームの都度メダルを投入してゲームを行う方式(以下
この方式を「逐次投入方式」という)のほか、予め機体
内に複数枚のメダルを貯留しておき、この貯留メダルを
使ったゲームを実行する方式(以下この方式を「クレジ
ット方式」という)を実行することが可能である。また
クレジット方式を実行する際のメダルの貯留処理は、前
記したように、隣接する台間機2に投入されたプリペイ
ドカードの保有度数データを消費することにより行われ
るほか、メダル投入口16から機体内に直接メダルを投
入する方法でも、行うことが可能である。
【0023】各ベット釦スイッチ17A〜17Cは、前
記クレジット方式のゲームを実行する際に、1回分のゲ
ームに対する貯留メダルの消費枚数を選択するためのも
ので、第1のベット釦スイッチ17Aの操作により3枚
のメダルが消費されて5本の停止ラインL1〜L5が有
効化される。また第2のベット釦スイッチ17Bが操作
された場合は2枚のメダルが消費されて、3本の停止ラ
インL1〜L3が有効化され、第3のベット釦スイッチ
17Cが操作された場合は1枚のメダルが消費されて、
中央の停止ラインL1のみが有効化される。
【0024】これらベット釦スイッチ17A,17B,
17Cのいずれかが押操作され、ついで始動レバー14
が操作されると、各リール8a,8b,8cが一斉に始
動し、以下、停止釦スイッチ15a,15b,15cが
任意の順序で押操作される毎に、対応するリール8a,
8b,8cが順次停止する。このとき有効化された停止
ライン上に当たりにかかるシンボルの組合せが成立して
いれば、報償として所定枚数のメダルが貯留メダルに加
算される。
【0025】なお前記精算スイッチ20は、貯留された
メダルを精算して、前記メダル払出口25よりメダル受
け皿26に払い出しさせるためのものである。また切替
スイッチ21は、ゲームの都度メダルを投入する方式、
または前記貯留メダルによるクレジット方式のいずれを
実行するかを、選択するためのものである。
【0026】前記貸出釦スイッチ18,返却釦スイッチ
19は、隣接する台間機2に電気接続されており、貸出
釦スイッチ18は、投入されたプリペイドカードから所
定度数を引き落として、メダルの貸出し処理を実行させ
る際に操作される。また返却釦スイッチ19は、台間機
2に投入されたプリペイドカードを機体外に排出させる
際に操作される。
【0027】前記正面パネル23のシンボル表示窓13
aの真横位置には、クレジット表示器27,当たり度数
表示器28,カード残高表示器29などの数値表示器が
配備される。クレジット表示器27には、現在の貯留メ
ダルの総数が表示され、当たり度数表示器28には、ゲ
ームに当たりが発生したときに報酬として与えられるメ
ダル枚数が表示される。カード残高表示器29は、前記
貸出釦スイッチ18,返却釦スイッチ19と同様に、台
間機2側に接続されており、この台間機2に投入中のプ
リペイドカードの残り度数がディジタル表示される。
【0028】つぎに台間機2は、ボックス形状の本体部
の開口前面に、上扉31A,中扉31B,下扉31Cの
3つの扉を配置して成る。上扉31Aは、上部開口のも
のであって、開口部には扉を固定支持するための錠32
が配備される。また中扉31Bは下部開口、下扉31C
は上部開口であって、下扉31Cには、両扉を一体に支
持するための錠33が配備される。
【0029】この台間機2は、紙幣の投入によりプリペ
イドカードを発行するとともに、自装置や他の台間機2
で発行されたカードを受け付けて、隣接する遊技機1に
対し、メダル貸出し処理を指示するための制御信号を出
力するもので、前記上扉31Aには紙幣投入口34が、
下扉31Cにはカード出入口35が、それぞれ開設され
る。また機体内部には、前記紙幣投入口34,カード出
入口35の開設位置に対応させて、それぞれ紙幣処理部
38,カード処理部39(ともに図4に示す)が配備さ
れている。
【0030】なお図中、37は、カード投入用の投入釦
スイッチであって、前記カード出入口35より発行され
たプリペイドカードを、そのまますぐに機体内に投入し
て使用する場合に用いられる。また36は、投入カード
の有無や機体がカード発行可能な状態にあるかなどを示
すための表示部である。
【0031】前記カード処理部39には、通常、1枚の
磁気カードが収容されており、紙幣処理部38で所定金
種の紙幣(千円札など)が受け付けられると、カード処
理部39は、内蔵の磁気ヘッドにより、カードの発行番
号,発行日,度数データなどの発券情報を書き込んで、
カード出入口35より発行する。
【0032】一方、カード出入口35よりプリペイドカ
ードが投入されると、カード処理部39によりその発券
情報が読みとられ、制御部42(図4に示す)内でその
読取り情報の適否が判定される。この結果、適正なカー
ドであると判定されると、前記貸出釦スイッチ18の押
操作に応じて、台間機2の制御部42から遊技機1の制
御部40(図4に示す)に対し、前記メダル貸出しを指
示する制御信号(以下「貸出指示信号」という)が伝送
される。遊技機1側の制御部40は、この貸出指示信号
に応じて機体内部に所定枚数のメダルが貯留された状態
を設定するとともに、台間機2に所定の応答信号を返送
するもので、さらに台間機2側では、この応答信号の返
送により、プリペイドカードの度数データの更新処理が
実行される。
【0033】なお台間機2に投入されたプリペイドカー
ドの真偽判定は、投入されたカードの発券情報を、制御
部内のメモリに記憶された自装置発行の発券情報、また
は前記通信回線L1を介して取得した他装置発行のカー
ドの発券情報のいずれかと照合することにより行われる
ものであるが、発券情報の具体的な照合方法は、特開平
9−140922公報に記載されている方法と同様であ
るので、詳細な説明は省略する。
【0034】図4は、上記遊技機1と台間機2とが接続
されている場合の電気的構成を、概略化して示す。前記
遊技機1には、前記した制御部40に対し、前記各リー
ルブロック8,メダル払出機10のほか、図2に示した
各種操作スイッチ,表示器,図示しない装飾ランプや音
声出力部などの入出力部46が接続される。制御部40
は、内部にセットされた制御プログラムに基づき、これ
ら入出力部を一連に制御して、貯留メダルの設定処理や
ゲームを実行する。このほか遊技機1には、前記台間機
2との信号伝送ライン47を接続するためのインターフ
ェイス回路41が配備され、前記制御部40に接続され
る。
【0035】一方、台間機2側では、制御部42に対
し、前記した紙幣処理部38,カード処理部39のほ
か、前記表示部36や投入釦スイッチ37などの入出力
部43,前記通信回線L1へのインターフェイス回路4
4,遊技機1との信号伝送ライン47用の第2のインタ
ーフェイス回路45などが接続される。制御部42は、
各インターフェイス回路44,45を介して隣接する遊
技機1,他の台間機2,制御装置4との通信処理を行い
つつ、各入出力部を一連に制御して、プリペイドカード
の発行処理や受付処理、遊技機1との信号のやりとりな
どを実行する。
【0036】遊技機1および台間機2の双方のインター
フェイス41,45間を接続する信号伝送ライン47に
は、台間機2から遊技機1への貸出指示信号、この信号
に対する遊技機1からの応答信号、遊技機1の貸出釦ス
イッチ18や返却釦スイッチ19からの操作信号,台間
機2から遊技機1のカード残高表示器29に対する表示
制御信号の各信号線のほか、遊技機1から台間機2へ
の、正常に接続されているかどうかを確認するための制
御信号(以下「接続確認信号」という)、この接続確認
信号に対する台間機2から遊技機1への応答信号にかか
る信号線などが含まれる。
【0037】前記接続確認信号は、装置電源の投入時
や、ゲームの合間などに送信されるもので、遊技機1の
制御部40は、この接続確認信号に対する台間機2から
の応答信号の有無により、台間機2との接続状態を確認
し、機体の制御モードを切り換えるようにしている。
【0038】図5は、前記遊技機1における処理手順の
概略を示す。装置電源が投入されて、機体各部のリセッ
ト処理が完了すると、制御部40は、まずST1で、前
記インターフェイス回路41を介して接続確認信号を出
力する。この接続確認信号に対し、所定時間内に応答信
号が返送されると、ST2が「YES」となり、制御部
40は、自装置が台間機2に接続されているものと判断
して、ST3のCR機用のプログラムルーチンを実行す
る。
【0039】このST3のルーチンは、台間機2からの
貸出指示信号に応答してメダルの貯留処理を実行するプ
ログラム、メダル投入口16からの投入メダルを受け付
けてメダルの貯留処理を実行するプログラム、これらの
プログラムにより貯留されたメダルの消費またはメダル
投入口16からの1〜3枚の投入メダルに応じて停止ラ
インを有効化するためのプログラム、およびメダル投入
後のゲーム制御にかかるプログラムなどを含む。これら
のプログラムにより、機体は、隣接する台間機2側に投
入されたプリペイドカードの保有度数を消費して、自動
的なメダル貸出し処理を実行しつつ、クレジット方式の
ゲームを行うように設定されるとともに、メダル投入口
16から直接投入されたメダルを用いて、クレジット方
式や逐次投入方式のゲームを実行することも可能とな
る。
【0040】一方、前記接続確認信号に対する応答信号
を受信しなかった場合は、ST2が「NO」となる。こ
の場合、制御部40は、自装置が台間機2に接続されて
いないものと判断して、ST4の普通機用のプログラム
ルーチンを実行する。
【0041】この普通機用のプログラムルーチンには、
上記CR機用の各種プログラムのうち、台間機2からの
貸出指示信号に応答してメダルの貯留処理を実行するプ
ログラムが含まれておらず、したがって仮に貸出指示信
号を受信しても、その信号は無効化され、メダル投入口
16から直接投入されたメダルによるクレジット方式、
または逐次投入方式のゲームのみが実行される。
【0042】ST3またはST4のルーチンにおいて1
ゲームが終了すると、再びST1に戻って、接続確認信
号が送信され、以下同様に、台間機2からの応答信号の
有無により、CRシステム用のプログラムルーチン、普
通機用のプログラムルーチンのいずれかへと移行する。
【0043】このように台間機2が接続されている状態
下では、機体にCRシステムに対応する制御モードを設
定するとともに、台間機2が接続されていない状態下で
は、機体を単体で普通機として動作させるので、従来の
ように、専用のCR機と普通機とを別個に用意しなくと
も、普通機からCRシステム対応機への移行、もしくは
CRシステム対応機から普通機への移行を、簡単かつ低
コストで実施することができる。また遊技機メーカー側
でも、2種類の仕様の遊技機を用意する必要がなくなる
ので、制作上の効率も大幅に向上でき、かつ制作費用の
削減を実現できる。
【0044】またCR機として設定された遊技機1にお
いて、装置稼働中に隣接の台間機2や信号伝送ライン4
7が故障したり、台間機2や制御装置4にプログラム上
のエラーが発生して、信号のやり取りが不可能になった
場合も、遊技機1を普通機に切り換えて使用することが
できるので、遊技者が使用している途中に何らかのエラ
ーが発生して、遊技機1の動作が停止するという不具合
を回避することができる。しかも前記図5のように、1
回のゲームが終了する毎に、台間機2との接続状態を確
認するようにすれば、故障やエラーが解消した時点で、
普通機用の制御モードからCR機用の制御モードに復帰
させることができ、客サービスを大幅に向上させること
ができる。
【0045】なお台間機2との接続確認は上記の方法に
限らず、通常、遊技機1をCR機として用いる場合であ
れば、台間機2側でエラーが発生したときに、台間機2
から遊技機1にエラー発生を報知する信号を送信し、こ
の信号に応じて遊技機1の制御モードを普通機用に切り
換えるようにしてもよい。
【0046】また遊技機1,台間機2の各インターフェ
イス回路41,45上の空き端子を利用して、各インタ
ーフェイス回路41,45間に、接続確認用の信号線を
設定するようにすれば、各機器内で接続確認信号や応答
信号のやり取りを行わなくとも、簡単に接続状態を確認
することが可能となる。
【0047】図6は、遊技機と台間機2との間に、上記
した接続確認用の信号線48を配置した例を示す。なお
その他の構成は前記図4と同様であるので、ここでは同
一の符号を付すことにより、各部の詳細な説明を省略す
る。
【0048】この実施例では、遊技機1側のインターフ
ェイス回路41上の信号線48が接続された端子の電位
を取り出して、増幅器49を介して制御部40に入力
し、制御部40で電位のレベル値に基づき台間機2との
接続状態をチェックするようにしている。
【0049】この信号線48は、実際には、前記信号伝
送ライン47を構成する各信号線と一体に束ねられてい
るので、遊技機1と台間機2とが、これら信号線による
ケーブルにより接続されている場合には、前記制御部4
0には、所定レベルの電位が入力されることになる。
【0050】よって制御部40は、前記増幅器49から
の出力電位が所定の基準値に達しているとき、自装置が
台間機2と接続されているものと判断して、前記CR機
用のプログラムルーチンを実行する。他方、増幅器49
からの出力電位が前記基準値に達していないときは、自
装置は単体で設置されているものと判断し、普通機用の
プログラムルーチンを実行する。
【0051】
【発明の効果】上記したようにこの発明では、近傍位置
の遊技媒体貸出機との接続状態に応じて、遊技媒体貸出
機からの制御信号に応じた遊技媒体の貸出処理を実行す
る制御モードと、遊技者による遊技媒体の投入によりゲ
ームを実行する制御モードとを、切り換えて行うように
したので、遊技媒体貸出機との間に接続不良が生じた
り、遊技媒体貸出機が故障したりしても、遊技機を引き
続きゲーム実行可能な状態に設定することが可能とな
り、客サービスを向上させることができる。また何らか
のトラブルが生じても、遊技機が停止してしまうことが
ないので、遊技客への対応がとりやすくなり、円滑な運
営を進めることができる。しかも2種類の仕様の遊技機
を用意する必要がないので、遊技場側の設計変更にも容
易かつ低コストで対応でき、かつ遊技機メーカー側で
も、機体の制作コストや制作時間を大幅に削減すること
が可能となる。
【0052】請求項2の発明では、遊技媒体貸出機への
接続ライン用の端子電位を用いて、遊技媒体貸出機との
接続状態を確認するので、遊技媒体貸出機に対する信号
のやり取りが不要となり、接続状態を簡単かつ的確に確
認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる電子遊技機が導入された遊技
場の概略構成を示す説明図である。
【図2】遊技機とCRシステム用の台間機との構成を示
す正面図である。
【図3】遊技機の内部構成を示す正面図である。
【図4】図2の遊技機および台間機の電気的構成を示す
ブロック図である。
【図5】遊技機の制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図6】図2の遊技機および台間機の電気的構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 遊技機 2 台間機 40 制御部 47 信号伝送ライン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 近傍位置に独立させて配備される遊技媒
    体貸出機に電気的に接続されて、この遊技媒体貸出機か
    らの制御信号を受け付けて遊技媒体の貸出し処理を実行
    するようにした電子遊技機であって、 前記近傍位置の遊技媒体貸出機との接続状態に基づき、
    前記制御信号の入力が可能であるか否かを判別する判別
    手段と、 前記判別手段により制御信号の入力が可能であると判別
    されたとき、前記制御信号に応じた遊技媒体の貸出処理
    を実行可能に設定する第1の制御モード設定手段と、 前記判別手段により制御信号の入力が不可能であると判
    別されたとき、前記制御信号の入力による遊技媒体の貸
    出し処理を実行不可能に設定するとともに、遊技者によ
    る遊技媒体の投入によるゲームを実行可能に設定する第
    2の制御モード設定手段とを具備して成る電子遊技機。
  2. 【請求項2】 前記判別手段は、前記遊技媒体貸出機へ
    の接続ライン用の端子における電位を用いて、前記制御
    信号を正常に入力可能であるか否かを判別する請求項1
    に記載された電子遊技機。
JP10277127A 1998-09-30 1998-09-30 電子遊技機 Pending JP2000102666A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10277127A JP2000102666A (ja) 1998-09-30 1998-09-30 電子遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10277127A JP2000102666A (ja) 1998-09-30 1998-09-30 電子遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000102666A true JP2000102666A (ja) 2000-04-11

Family

ID=17579178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10277127A Pending JP2000102666A (ja) 1998-09-30 1998-09-30 電子遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000102666A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003053011A (ja) * 2001-08-13 2003-02-25 Sankyo Kk 遊技機および記録媒体処理装置
JP2006218073A (ja) * 2005-02-10 2006-08-24 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2007195951A (ja) * 2005-11-11 2007-08-09 Glory Ltd 遊技媒体貸出装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003053011A (ja) * 2001-08-13 2003-02-25 Sankyo Kk 遊技機および記録媒体処理装置
JP2006218073A (ja) * 2005-02-10 2006-08-24 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2007195951A (ja) * 2005-11-11 2007-08-09 Glory Ltd 遊技媒体貸出装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019195517A (ja) 遊技機
WO2016031609A1 (ja) プレーヤトラッキング装置、およびゲーミングマシン
JP2019187772A (ja) 遊技機
JP2002210076A (ja) 遊技媒体貸出システム
JP2007236723A (ja) カジノゲームシステム及びこのシステムに利用可能なカジノ用ゲーミング端末
JPH11221353A (ja) 電子遊技機
JP2002248213A (ja) 遊技媒体貸出システム
JPH10234990A (ja) パチンコ遊技場の管理システム
JP6710500B2 (ja) 遊技用システム
JP2001029641A (ja) 遊技媒体貸出システムおよび遊技媒体貸出装置
JP2000102666A (ja) 電子遊技機
JP2003047689A (ja) スロットマシン
WO2021010091A1 (ja) 情報処理装置及び払出管理システム
JP2010158309A (ja) 遊技用制御装置及び遊技システム
JP2005270231A (ja) 遊技用システム
JP2009178290A (ja) 遊技用制御装置
JP2000167109A (ja) 電子遊技機
JP3779979B1 (ja) カジノゲームシステム、ゲームインターフェース装置、基板取付装置及び通信制御装置
JP5002101B2 (ja) 遊技媒体貸出機
JP2009207828A (ja) 遊技システム
JP6544451B2 (ja) スロットマシン
JP2002165928A (ja) スロットマシンおよび遊技用ユニット
JP4478774B2 (ja) 遊技機
JP5161618B2 (ja) 遊技システム
JPH09108423A (ja) 遊技用装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060418

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060926

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070403

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070731