JP2000102264A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2000102264A
JP2000102264A JP10272331A JP27233198A JP2000102264A JP 2000102264 A JP2000102264 A JP 2000102264A JP 10272331 A JP10272331 A JP 10272331A JP 27233198 A JP27233198 A JP 27233198A JP 2000102264 A JP2000102264 A JP 2000102264A
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Japan
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switching element
charging
power supply
turned
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JP10272331A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Murakami
善宣 村上
Tomoyuki Nakano
智之 中野
Hiroaki Mannami
寛明 万波
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平滑コンデンサの端子電圧の変化を利用し
て、電源投入直後のスイッチング素子の電流ストレスを
低減する。 【解決手段】 平滑コンデンサC1は、抵抗R1とスイ
ッチング素子Q3との直列回路を介して整流器DBの直
流出力端間に接続される。また、抵抗R2,R3は平滑
コンデンサC1と抵抗R1との接続点の電圧を分圧し、
スイッチング素子Q3は、抵抗R2,R3の接続点の電
位が閾値電圧以上のときにオンになる。電源投入直後に
スイッチング素子Q3がオンされて平滑コンデンサC1
が抵抗R1を通して充電され、スイッチング素子Q3の
ゲート電圧がスイッチング素子Q3の閾値電圧以下にな
るとスイッチング素子Q3がオフされる。また、インバ
ータ回路を構成するスイッチング素子Q1,Q2は電源
投入からスイッチング素子Q3がオフされた後までオン
オフを停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインバータ回路を用
いた電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例として、図7に示す構成の電源装
置が知られている。
【0003】この電源装置は、商用電源のような交流電
源Vacを高周波電力に電力変換して負荷Zに供給する
ものである。すなわち、交流電源Vacを全波整流する
整流器DBを備え、整流器DBの直流出力端間にはコン
デンサC3が接続されるとともに、インダクタL1と平
滑コンデンサC1とダイオードD1との直列回路が接続
される。ダイオードD1は整流器DBの負極側の直流出
力端にアノードを接続し、平滑コンデンサC1にカソー
ドを接続してあり、平滑コンデンサC1の放電経路を形
成する。さらに、整流器DBの直流出力端間には一対の
スイッチング素子Q1,Q2の直列回路からなるインバ
ータ回路も接続される。このスイッチング素子Q1,Q
2としてはMOSFETが用いられている。ダイオード
D1のカソードにはダイオードD2のアノードが接続さ
れ、ダイオードD2のカソードはスイッチング素子Q
1,Q2の接続点に接続される。スイッチング素子Q2
の両端間にはコンデンサC2を介してインダクタL2と
負荷Zとの直列回路が接続される。上記スイッチング素
子Q1,Q2は、図示しない制御手段により、交流電源
Vacの周波数よりも充分に高い周波数で交互にオンオ
フされる。
【0004】以下に、上述した回路の動作について説明
する。まず、スイッチング素子Q2のオンオフに伴う平
滑コンデンサC1の充電動作について説明する。整流器
DBの出力電圧が平滑コンデンサC1の端子電圧より高
い期間には、スイッチング素子Q2がオンになると、交
流電源Vac→整流器DB→インダクタL1→平滑コン
デンサC1→ダイオードD2→スイッチング素子Q2→
整流器DB→交流電源Vacの経路で電流が流れ、平滑
コンデンサC1が充電される。ここに、平滑コンデンサ
C1の端子電圧は、インダクタL1のインダクタンスや
スイッチング素子Q2のオンオフのデューティ比により
決まる。この期間にはスイッチング素子Q1,Q2の直
列回路の両端電圧は整流器DBの出力電圧にほぼ一致す
ることになる。
【0005】一方、整流器DBの出力電圧が平滑コンデ
ンサC1の端子電圧よりも低くなる期間には、スイッチ
ング素子Q2のオンオフにかかわらず、ダイオードD2
が導通しないから、スイッチング素子Q1,Q2の直列
回路の両端には、インダクタL1とダイオードD1とを
通る経路で平滑コンデンサC1の端子電圧が印加され
る。
【0006】上述のように、インダクタL1,平滑コン
デンサC1,ダイオードD1,D2,スイッチング素子
Q2により構成される回路は、整流器DBの出力電圧の
一部期間でのみスイッチング素子Q1,Q2の直列回路
に印加する電圧を平滑しているから、部分平滑電源と呼
ばれている。
【0007】次に、上述した部分平滑電源の出力電圧を
スイッチング素子Q1,Q2のオンオフによって高周波
電力に電力変換し、負荷Zに高周波電力を供給する動作
を説明する。スイッチング素子Q1がオン、スイッチン
グ素子Q2がオフになると、部分平滑電源からスイッチ
ング素子Q1→コンデンサC2→インダクタL2→負荷
Zの経路で電流が流れ、コンデンサC2が充電される。
次に、スイッチング素子Q1がオフ、スイッチング素子
Q2がオンになると、コンデンサC2を電源としてスイ
ッチング素子Q2→負荷Z→インダクタL2の経路で電
流が流れ、負荷Zに流れる電流の向きが逆転する。つま
り、スイッチング素子Q1,Q2のオンオフによって、
負荷Zには交流電流を流すことができる。
【0008】以上のように、スイッチング素子Q1,Q
2,コンデンサC2,インダクタL2によって、部分平
滑電源の出力を高周波電力に電力変換して負荷Zに供給
するインバータ回路が構成される。ここに、上述の動作
説明から明らかなように、スイッチング素子Q2は部分
平滑電源とインバータ回路とに兼用されている。
【0009】しかし、以上の動作では下記に示すような
問題がある。
【0010】電源投入直後にスイッチング素子Q2がオ
ンになると同時に、上述のように、交流電源Vac→整
流器DB→インダクタL1→平滑コンデンサC1→ダイ
オードD2→スイッチング素子Q2→整流器DB→交流
電源Vacの経路で平滑コンデンサC1に充電電流が流
れ始めるが、平滑コンデンサC1には電荷がないから、
スイッチング素子Q2及びダイオードD2に過大な充電
電流が流れ、電源投入直後のスイッチング素子Q2及び
ダイオードD2の電流ストレスが非常に増大するという
問題が生じる。
【0011】そこで、上記問題を解決するために、図8
に示す回路が考案されている。図7に示した従来例と異
なる点は、スイッチング素子Q2と並列に、抵抗R1と
スイッチング素子Q3’との直列回路からなる平滑コン
デンサC1の充電回路を接続すると共に、スイッチング
素子Q3’を制御するためのタイマ回路2を設けた点で
ある。また、スイッチング素子Q1,Q2の制御手段と
して発振回路1を設けてあり、この発振回路1は電源投
入直後から一定時間はタイマ回路2により動作が停止さ
れる。
【0012】次に動作を簡単に説明する。電源投入直後
から一定時間は、タイマ回路2を動作させてスイッチン
グ素子Q3’をオンにすると共に、発振回路1が停止し
てスイッチング素子Q1,Q2がオフに保たれる。そし
て、スイッチング素子Q1,Q2がオフに保たれている
期間に抵抗R1及びスイッチング素子Q3’を介して平
滑コンデンサC1が充電される。その後、タイマ回路2
を停止させてスイッチング素子Q3’をオフにし、発振
回路1が動作してスイッチング素子Q1,Q2のオンオ
フが開始される。
【0013】このような動作により、スイッチング素子
Q1,Q2のオンオフが開始される際には、平滑コンデ
ンサC1には充分な電荷が充電されているため、図7に
示した従来例で述べたような電源投入直後のスイッチン
グ素子Q2などへの過大な電流ストレスの発生を防止す
ることができる。また、スイッチング素子Q1,Q2の
オンオフの開始後はスイッチング素子Q3’がオフにな
るので、抵抗R1での不要な電力消費が生じることはな
い。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電源投入直
後のスイッチング素子Q2などの電流ストレスを回避す
るために、図8に示した回路構成を採用すると、タイマ
回路2が必要になる。スイッチング素子Q1,Q2の制
御手段として発振回路1を用いた他励回路を採用した場
合では、タイマ回路2を集積回路の一部として構成する
ことができるが、たとえば、更にコストを低減するため
に、スイッチング素子Q1,Q2の制御手段として自励
回路を採用した場合でも、タイマ回路2が必要になり、
コスト増につながるという問題が生じる。
【0015】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、平滑コンデンサの端子
電圧の変化を利用して、タイマ回路を用いることなく電
源投入直後に平滑コンデンサを充電し、低コストで電源
投入直後のスイッチング素子の電流ストレスを低減する
ことができる電源装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、交流
電源を整流する整流器と、高周波でオンオフされる少な
くとも1つのスイッチング素子を含み、整流器の直流出
力側で直流電力を高周波電力に変換して負荷に高周波電
力を供給するインバータ回路と、整流器の直流出力端間
にスイッチング素子を介して接続される平滑コンデンサ
と、充電用の抵抗と充電用のスイッチング素子との直列
回路を含むとともに、この直列回路が整流器の直流出力
端間において平滑コンデンサと直列に接続され、電源投
入直後に充電用のスイッチング素子をオンさせて充電用
の抵抗を通して平滑コンデンサを充電し、平滑コンデン
サの端子電圧が所定電圧に達すると充電用のスイッチン
グ素子をオフさせる充電回路と、電源投入直後から充電
用のスイッチング素子がオフされるまでインバータ回路
の動作を停止させる起動回路とを備えるものである。
【0017】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記インバータ回路が交互にオンオフされる2つの
スイッチング素子の直列回路を含むとともに両スイッチ
ング素子の接続点と上記整流器の一方の直流出力端との
間に負荷が接続され、上記整流器の直流出力端のうち負
荷が接続されている一端と両スイッチング素子の直列回
路の一端との間に上記整流器に対して順方向となるダイ
オードが接続され、このダイオードにコンデンサが並列
接続されているものである。
【0018】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、上記インバータ回路のスイッチング素子を自励制御
する手段を備えるものである。
【0019】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、上記インバータ回路のスイッチング素子を他励制御
する手段を備えるものである。
【0020】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、上記充電用のスイッチング素子が制
御端子に印加される電圧が閾値電圧以上のときにオンに
なり、上記充電回路が上記平滑コンデンサの負極側に直
列接続された分圧用の抵抗を備え、分圧用の抵抗により
分圧された電圧が上記充電用のスイッチング素子の制御
端子に印加されるものである。なお、実施形態において
は充電用のスイッチング素子としてMOSFETを用い
ており、ゲートが制御端子になる。
【0021】請求項6の発明は、請求項3の発明におい
て、上記起動回路が、上記整流器の直流出力端間に接続
された起動用の抵抗および起動用のコンデンサの直列回
路と、起動用の抵抗と起動用のコンデンサとの接続点に
一端が接続され他端がインバータ回路のスイッチング素
子の制御端子に接続されたトリガ素子とからなるもので
ある。なお、実施形態ではトリガ素子としてダイアック
を用いている。
【0022】請求項7の発明は、請求項4の発明におい
て、パルス信号を発生するパルス発生回路と、上記パル
ス信号を受けて上記インバータ回路のスイッチング素子
を駆動するドライバーとを備え、上記起動回路が、充電
用のスイッチング素子のオン期間にパルス発生回路のパ
ルス信号出力端間を短絡するスイッチ回路を備えるもの
である。
【0023】請求項8の発明は、請求項4の発明におい
て、パルス信号を発生するパルス発生回路と、上記パル
ス信号を受けて上記インバータ回路のスイッチング素子
を駆動するドライバーとを備え、上記起動回路が、パル
ス発生回路のパルス信号出力端と充電用のスイッチング
素子との間に挿入されて充電用のスイッチング素子のオ
ン期間にパルス発生回路のパルス信号出力端間を短絡す
るダイオードを備えるものである。
【0024】請求項9の発明は、請求項4の発明におい
て、上記インバータ回路のスイッチング素子を駆動する
他励制御回路と、上記インバータ回路の出力より他励制
御回路に給電する制御電源回路とを備え、上記起動回路
が、充電用のスイッチング素子をオフ後の一定時間だけ
他励制御回路に給電する手段としたものである。
【0025】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本発明の実施形態
1の回路構成を図1に示す。
【0026】本実施形態の回路構成と図8に示した従来
例の回路構成との主な相違点は、抵抗R1及びスイッチ
ング素子Q3の直列回路からなる平滑コンデンサC1の
充電回路をダイオードD1とインダクタL1との直列回
路に並列に接続し、平滑コンデンサC1とインダクタL
1との接続点Vaの電圧を抵抗(分圧用の抵抗)R2,
R3で分圧するとともに両抵抗R2,R3の接続点をス
イッチング素子(充電用のスイッチング素子)Q3のゲ
ートに接続している点である。
【0027】また、インバータ回路を構成する直列接続
された2個のスイッチング素子Q1,Q2の接続点とコ
ンデンサC2との間に駆動トランスCTの1次巻線を接
続し、駆動トランスCTに設けた2個の2次巻線の一方
とゲート抵抗R6との直列回路をスイッチング素子Q1
のゲート・ソースに接続し、他方の2次巻線とゲート抵
抗R6との直列回路をスイッチング素子Q2のゲート・
ソースに接続している。したがって、駆動トランスCT
がスイッチング素子Q1,Q2を自励制御する手段とな
る。また、各スイッチング素子Q1,Q2のゲート・ソ
ースには、それぞれ逆直列に接続された各一対のツェナ
ダイオードZD11,ZD12,ZD21,ZD22が
接続されている。これらのツェナダイオードZD11,
ZD12,ZD21,ZD22は各スイッチング素子Q
1,Q2の保護用である。
【0028】また、スイッチング素子Q1,Q2の直列
回路に抵抗R4,R5とコンデンサC6との直列回路を
並列に接続し、抵抗R5とコンデンサC6との接続点に
トリガ素子Q4の一端とダイオードD4のアノードとを
接続し、ダイオードD4のカソードをスイッチング素子
Q1,Q2の接続点に接続し、トリガ素子Q4の他端を
スイッチング素子Q2のゲートに接続している。ここで
は、平滑コンデンサC1が充分に充電されるまでトリガ
素子Q4がオンしないように抵抗R4,R5,コンデン
サC6の回路定数が決められる。したがって、抵抗R
4,R5,コンデンサC6,トリガ素子Q4,ダイオー
ドD4で構成される回路はインバータ回路を起動する起
動回路として機能する。
【0029】また、負荷Zは、整流器DBとインダクタ
L2との間に1次巻線が挿入されたトランスT1と、ト
ランスT1の2次巻線に接続した放電灯Laと、放電灯
Laの両フィラメントの非電源側端間に接続したコンデ
ンサC5とにより構成してある。コンデンサC5はイン
ダクタL2とともに共振回路を構成する。
【0030】次に、動作について説明する。図2は動作
説明図であり、図2の(a)〜(c)は交流電源Va
c,スイッチング素子Q3のゲート電圧Vg,平滑コン
デンサC1の端子電圧VC1の電源投入時からの時間変
化をそれぞれ示す。
【0031】電源が投入されると、コンデンサC3が充
電される。このとき、スイッチング素子Q1,Q2は共
にオフであり、スイッチング素子Q3もオフしているの
で、平滑コンデンサC1は充電されていない。したがっ
て、図2(b)に示すように、平滑コンデンサC1とイ
ンダクタL1との接続点Vaの電位は、交流電源Vac
のピーク電圧付近になる。このとき、接続点Vaの電圧
を抵抗R2,R3で分圧した電圧であるスイッチング素
子Q3のゲート電圧Vgは、スイッチング素子Q3の閾
値電圧以上となるため、スイッチング素子Q3はオン
し、平滑コンデンサC1が抵抗R1を介して充電され
る。平滑コンデンサC1が充電されると、接続点Vaの
電位が徐々に低下していき、スイッチング素子Q3のゲ
ート電圧Vgがスイッチング素子Q3の閾値電圧以下と
なるまで平滑コンデンサC1が抵抗R1を介して充電さ
れる。同時に、抵抗R4,R5を介してコンデンサC6
も充電される。
【0032】平滑コンデンサC1が充分に充電された時
点で、コンデンサC6の端子電圧がトリガ素子Q4の閾
値電圧以上となり、トリガ素子Q4がオンしてスイッチ
ング素子Q2にゲート電圧が印加されスイッチング素子
Q2がオンになる。スイッチング素子Q2がオンになる
と、スイッチング素子Q2に接続されている駆動トラン
スCTの一方の2次巻線に図中の右向きの電流が流れ、
スイッチング素子Q1に接続されている他方の2次巻線
に図中の右向きの誘導電流が流れるが、駆動トランスC
Tの2個の2次巻線は各スイッチング素子Q1,Q2に
対してそれぞれ逆方向に接続されているので、スイッチ
ング素子Q1にはスイッチング素子Q2とは逆方向のゲ
ート電圧が印加されることになり、スイッチング素子Q
1はオフになる。このとき、負荷Z→インダクタL2→
コンデンサC2→駆動トランスCTの1次巻線→スイッ
チング素子Q2の経路で電流が流れ、コンデンサC2が
充電される。
【0033】スイッチング素子Q2がオンになると、ダ
イオードD4とスイッチング素子Q2とを介してコンデ
ンサC6が放電される。コンデンサC6の端子電圧がト
リガ素子Q4の閾値電圧以下になるとトリガ素子Q4は
オフになる。
【0034】その後、インダクタL2、コンデンサC
2、負荷Zを通して流れる振動電流により駆動トランス
CTの1次巻線に流れる電流が反転すると、スイッチン
グ素子Q2がオフ方向に制御され、同時にスイッチング
素子Q1がオン方向に制御される。こうして、コンデン
サC2を電源として、コンデンサC2→インダクタL2
→負荷Z→スイッチング素子Q1→駆動トランスCTの
1次巻線→コンデンサC2の経路で電流が流れ、負荷Z
に流れる電流の向きが逆転する。
【0035】インダクタL2、コンデンサC2、負荷Z
を通して流れる振動電流により駆動トランスCTの1次
巻線に流れる電流が再び反転すると、スイッチング素子
Q1がオフ方向に制御され、スイッチング素子Q2がオ
ン方向に制御される。以後、同様にして2つのスイッチ
ング素子Q1,Q2が交互にオンオフされる。つまり、
スイッチング素子Q1,Q2は自励制御される。
【0036】以上の動作によって、スイッチング素子Q
1,Q2がオンオフを開始するまでに、平滑コンデンサ
C1が充分に充電されるため、電源投入直後に平滑コン
デンサC1を充電するための突入電流が流れることがな
く、スイッチング素子Q2などへの電流ストレスを低減
することができる。また、スイッチング素子Q1,Q2
のオンオフが開始された後には、コンデンサC1の電圧
はほぼ一定に保たれるから、スイッチング素子Q3のゲ
ート電圧Vgはスイッチング素子Q3の閾値電圧以下に
保たれてスイッチング素子Q3はオフするので抵抗R1
での不要な電力消費は生じない。
【0037】また、起動回路は、平滑コンデンサC1が
充分に充電されるまで、スイッチング素子Q1,Q2の
オンオフを開始させないので、スイッチング素子の電流
ストレスを確実に防止することができる。しかも、図8
に示した従来例のようなタイマ回路2を必要としないこ
とから、電源投入直後のスイッチング素子の電流ストレ
スを低コストで低減することができる。加えて、本実施
形態ではスイッチング素子Q1,Q2の制御手段が自励
制御であるから部品点数が少なく、このことによっても
低コスト化を図ることができる。
【0038】(実施形態2)本発明の実施形態2の回路
構成を図3に示す。
【0039】本実施形態の回路構成について、図1に示
した実施形態1と異なる点は、コンデンサC4とダイオ
ードD3との並列回路が整流器DBの直流出力端とスイ
ッチング素子Q1との間に接続されている点であり、そ
の他は、図1に示した実施形態1と同様である。ただ
し、ダイオードD3は整流器DBに対して順方向に接続
されている。
【0040】次に、動作について説明する。整流器DB
の出力電圧が平滑コンデンサC1の端子電圧よりも高い
期間には、スイッチング素子Q1がオフ、スイッチング
素子Q2がオンであると、負荷Zを通る経路とダイオー
ドD3を通して平滑コンデンサC1を充電する経路とに
電流が流れる。また、スイッチング素子Q1がオン、ス
イッチング素子Q2がオフであると、コンデンサC2→
インダクタL2→負荷Z→コンデンサC4→スイッチン
グ素子Q1→駆動トランスCTの1次巻線→コンデンサ
C2の経路で電流が流れる。
【0041】一方、整流器DBの出力電圧が平滑コンデ
ンサC1の端子電圧よりも低い期間には、スイッチング
素子Q1がオフ、スイッチング素子Q2がオンである
と、平滑コンデンサC1→コンデンサC4→負荷Z→イ
ンダクタL2→コンデンサC2→駆動トランスCTの1
次巻線→スイッチング素子Q2→ダイオードD1→平滑
コンデンサC1を通る経路で電流が流れる。このとき、
コンデンサC4には図中の右向きに電圧が発生し、整流
器DBと平滑コンデンサC1との電位差分がコンデンサ
C4に印加されるので、整流器DBの出力電圧が平滑コ
ンデンサC1の端子電圧より低い期間においても、整流
器DB→負荷Z→インダクタL2→コンデンサC2→ス
イッチング素子Q2→整流器DBの経路で交流電源Va
cから入力電流を流すことができる。つまり、整流器D
Bの出力電圧が平滑コンデンサC1の端子電圧よりも低
い期間に、交流電源Vacからの入力電流が休止せず、
入力電流を高周波的に流すことができ、入力電流の包絡
線をほぼ滑らかに連続させることができる。その結果、
交流電源Vacと整流器DBとの間に高周波を阻止する
フィルタを設けるだけで、入力電流波形をほぼ滑らかな
連続波形とすることができ、入力電流の高周波成分を低
減することができる。したがって、コンデンサC4とダ
イオードD3との並列回路は、入力電流の高調波成分を
低減する作用を有するものである。
【0042】その他の動作は、実施形態1と同様であ
り、図8に示した従来例のようなタイマ回路2を必要と
しないことから、低コストで電源投入直後のスイッチン
グ素子の電流ストレスを低減することができる。
【0043】(実施形態3)本発明の実施形態3の回路
構成を図4に示す。
【0044】本実施形態の回路構成について、実施形態
1,2と異なる点は、インバータ回路を構成するスイッ
チング素子Q1,Q2が他励制御される点である。他励
制御の手段としては、図4に示すように、パルス信号を
発生するパルス発生回路3と、パルス信号を受けてスイ
ッチング素子Q1,Q2を交互にオンオフさせる信号を
生成するドライバー4とが用いられる。パルス発生回路
3及びドライバー4は集積回路により構成される。
【0045】実施形態1,2では、抵抗R4,R5,コ
ンデンサC6,トリガ素子Q4,ダイオードD4で構成
される起動回路により、平滑コンデンサC1が充分に充
電された後に、コンデンサC6からトリガ素子Q4を介
してスイッチング素子Q2にゲート電圧を印加してスイ
ッチング素子Q1,Q2のオンオフを開始させていた。
これに対して、本実施形態では、電源オンと同時にパル
ス発生回路3からパルス信号が発生するから、パルス信
号が発生しても平滑コンデンサC1が充分に充電される
までスイッチング素子Q1,Q2のオンオフを停止させ
ておく回路を起動回路として設けてある。すなわち、本
実施形態では、トランジスタQ6によりパルス発生回路
3のパルス信号出力端間を短絡することにより、ドライ
バー4にパルス信号を与えないようにしてスイッチング
素子Q1,Q2のオンオフを停止させる。
【0046】起動回路は、スイッチング素子Q3のオン
オフを利用してオンオフされるスイッチ回路を備え、こ
のスイッチ回路によってパルス発生回路3のパルス信号
出力端間を短絡する。つまり、スイッチング素子Q3の
ドレイン・ソースに抵抗R10,R11の直列回路を並
列に接続し、抵抗R10とR11との接続点にトランジ
スタQ5のベースを接続し、トランジスタQ5のコレク
タに抵抗R12を通して制御電源Vccを接続してい
る。また、トランジスタQ5のコレクタ・エミッタに抵
抗R13の両端を接続し、トランジスタQ5のコレクタ
をトランジスタQ6のベースに接続し、トランジスタQ
6のコレクタをパルス発生回路3のパルス信号出力端に
接続している。
【0047】ドライバー4の一方の出力端は、ゲート抵
抗R6を通してスイッチング素子Q1のゲートに接続さ
れ、ドライバー4の他方の出力端はゲート抵抗R7を通
してスイッチング素子Q2のゲートに接続される。さら
に、各スイッチング素子Q1,Q2のゲート・ソースに
は、それぞれ抵抗R8,R9が接続されている。
【0048】次に、動作について説明する。抵抗R1,
R2,R3,スイッチング素子Q3で構成される充電回
路により平滑コンデンサC1を充電する動作は実施形態
1と同じである。起動回路では、スイッチング素子Q3
がオンしている期間、トランジスタQ5にベース電流が
流れないので、トランジスタQ5はオフ、トランジスタ
Q6はオンし、トランジスタQ6によりパルス発生回路
3のパルス信号出力端間が短絡される。したがって、ド
ライバー4にはパルス信号出力が与えられず、スイッチ
ング素子Q1,Q2はオンオフしない。
【0049】その後、平滑コンデンサC1が充分に充電
され、スイッチング素子Q3がオフすると、トランジス
タQ5にベース電流が流れるようになるので、トランジ
スタQ5はオン、トランジスタQ6はオフし、パルス信
号がドライバー4に入力されスイッチング素子Q1,Q
2がオンオフを開始する。よって、図8に示した従来例
のようなタイマ回路2を必要とすることなく、スイッチ
ング素子Q1,Q2の制御手段が他励制御であっても実
施形態1と同様に、電源投入直後のスイッチング素子の
電流ストレスを低減することができる。
【0050】(実施形態4)本発明の実施形態4の回路
構成を図5に示す。本実施形態もスイッチング素子Q
1,Q2は他励制御されるが、実施形態3と異なる点
は、スイッチング素子Q3によりパルス発振回路3のパ
ルス信号出力端間を短絡することにより、ドライバー4
にパルス信号出力を与えないようにしてスイッチング素
子Q1,Q2のオンオフを停止させる点である。つま
り、スイッチング素子Q3を充電回路と起動回路とに兼
用している。そのため、スイッチング素子Q3のドレイ
ンには、2個のダイオードD5,D6のカソードを接続
し、一方のダイオードD5のアノードに抵抗R1を接続
し、他方のダイオードD6のアノードにパルス発生回路
3のパルス信号出力端を接続している。このダイオード
D6が起動回路として機能する。ダイオードD5,D6
を設けることにより、充電回路と起動回路とは互いに干
渉することなくスイッチング素子Q3を兼用することに
なる。
【0051】次に、動作について説明する。抵抗R1,
R2,R3,ダイオードD5,スイッチング素子Q3で
構成される充電回路により平滑コンデンサC1を充電す
る動作は実施形態1と同じである。
【0052】一方、起動回路では、スイッチング素子Q
3がオンしている期間、スイッチング素子Q3によりダ
イオードD6を介してパルス発生回路3のパルス信号出
力端間を短絡することになり、ドライバー4にはパルス
信号出力が与えられない。その結果、スイッチング素子
Q1,Q2のオンオフが停止することになる。その後、
平滑コンデンサC1が充分に充電され、スイッチング素
子Q3がオフすると、パルス信号出力がドライバー4に
入力されるようになり、スイッチング素子Q1,Q2が
オンオフを開始する。
【0053】よって、図4に示した実施形態3の回路構
成よりも一層簡単な回路構成となり、図8に示した従来
例のようなタイマ回路2を必要としないことから、スイ
ッチング素子の制御手段が他励制御であっても実施形態
1と同様に、低コストで電源投入直後のスイッチング素
子の電流ストレスを低減することができる。
【0054】(実施形態5)本発明の実施形態5の回路
構成を図6に示す。本実施形態も実施形態3、4と同様
に、スイッチング素子Q1,Q2が他励制御されるが、
平滑コンデンサC1が充分に充電されるまで他励制御回
路5に制御電源Vccを与えないことによりスイッチン
グ素子Q1,Q2のオンオフを停止させる点で実施形態
3、4とは異なる。他励制御回路5は集積回路により構
成され、実施形態3、4に示したパルス発生回路とドラ
イバーとの機能を持つ回路である。
【0055】また、負荷Zに設けたトランスT1に電源
用巻線を設け、電源用巻線から他励制御回路5に電源を
供給する制御電源回路を構成してある。つまり、インバ
ータ回路の動作が停止すると、制御電源回路から他励制
御回路5への給電も停止するように構成してある。ただ
し、インバータ回路が動作を開始するまで他励制御回路
5に給電されないとインバータ回路を起動することがで
きないから、起動回路として、スイッチング素子Q3の
オフ後に一定時間だけ他励制御回路5に電源を供給する
ために、抵抗R15,R16,コンデンサC9,C1
0,ツェナダイオードZD4からなる回路を付加してあ
る。
【0056】さらに詳しく説明する。制御電源回路は、
トランスT1に設けた電源用巻線に抵抗R14とダイオ
ードD7と平滑コンデンサC7との直列回路を接続し、
電源用巻線の誘起電圧をダイオードD7により半波整流
し、抵抗R14及び平滑コンデンサC7で平滑してい
る。さらに、平滑コンデンサC7にダイオードD8を介
してコンデンサC8とツェナダイオードZD3との並列
回路を接続し、ツェナダイオードZD3により定電圧化
された電圧を他励制御回路5に制御電源Vccとして印
加している。したがって、インバータ回路が正常に動作
してトランスT1の電源用巻線に所定の出力が得られて
いる間には,制御電源回路から他励制御回路5に給電し
て他励制御回路5を動作させることができる。
【0057】一方、起動回路は、スイッチング素子Q3
のドレイン・ソースに並列に接続した抵抗R15とコン
デンサC10との直列回路を有し、抵抗R15とコンデ
ンサC10との接続点と他励制御回路5の電源端子との
間に、ツェナダイオードZD4とコンデンサC9と抵抗
R16との直列回路を接続した構成を有する。
【0058】次に、動作について説明する。上述したよ
うに、制御電源回路はインバータ回路が動作してスイッ
チング素子Q1,Q2がオンオフしている期間に、平滑
コンデンサC7を充電し、ツェナダイオードZD3によ
り定電圧化した一定電圧を他励制御回路5に給電する。
つまり、インバータ回路の動作中には他励制御回路5に
制御電源回路から電源が供給される。
【0059】しかしながら、制御電源回路はトランスT
1に設けた電源用巻線からエネルギが供給されるから、
電源投入からスイッチング素子Q1,Q2がオンオフを
開始するまでは、制御電源回路から他励制御回路5に電
源を供給することができない。そこで、起動回路を設け
ているのであって、充電回路を構成するスイッチング素
子Q3がオフすると、平滑コンデンサC1,抵抗R1,
抵抗R15を介してコンデンサC10が充電され、コン
デンサC10が充電されるとツェナダイオードZD4が
導通するようにしてある。ツェナダイオードZD4が導
通すれば、コンデンサC9と抵抗R16とを介してコン
デンサC8が充電される。こうしてコンデンサC8の端
子電圧が制御電源Vccの電圧に達すると、他励制御回
路5が動作を開始する。つまり、スイッチング素子Q
1,Q2がオンオフを開始し、放電灯Laの定常点灯時
にはトランスT1の電源用巻線から他励制御回路5に電
源が供給されるのである。
【0060】以上の動作により、平滑コンデンサC1が
充分に充電されるまでスイッチング素子Q1,Q2のオ
ンオフを確実に停止させることができ、図8に示した従
来例のようなタイマ回路2を必要としないことから、ス
イッチング素子の制御手段が他励制御であっても実施形
態1と同様に、電源投入直後のスイッチング素子の電流
ストレスを低減することができる。また、他励制御回路
5の制御電源VccをトランスT1に設けた電源用巻線
からとることにより、他励制御回路5の電源を別に用意
する必要がなく、回路構成が簡単になる。
【0061】
【発明の効果】請求項1の発明は、交流電源を整流する
整流器と、高周波でオンオフされる少なくとも1つのス
イッチング素子を含み、整流器の直流出力側で直流電力
を高周波電力に変換して負荷に高周波電力を供給するイ
ンバータ回路と、整流器の直流出力端間にスイッチング
素子を介して接続される平滑コンデンサと、充電用の抵
抗と充電用のスイッチング素子との直列回路を含むとと
もに、この直列回路が整流器の直流出力端間において平
滑コンデンサと直列に接続され、電源投入直後に充電用
のスイッチング素子をオンさせて充電用の抵抗を通して
平滑コンデンサを充電し、平滑コンデンサの端子電圧が
所定電圧に達すると充電用のスイッチング素子をオフさ
せる充電回路と、電源投入直後から充電用のスイッチン
グ素子がオフされるまでインバータ回路の動作を停止さ
せる起動回路とを備えるものであり、充電用のスイッチ
ング素子を平滑コンデンサの端子電圧に基づいてオンオ
フさせるから、タイマ回路を用いる従来構成よりも回路
構成が簡単になり、電源投入直後のスイッチング素子の
電流ストレスを低減する構成を低コストで実現すること
ができるという利点がある。
【0062】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記インバータ回路が交互にオンオフされる2つの
スイッチング素子の直列回路を含むとともに両スイッチ
ング素子の接続点と上記整流器の一方の直流出力端との
間に負荷が接続され、上記整流器の直流出力端のうち負
荷が接続されている一端と両スイッチング素子の直列回
路の一端との間に上記整流器に対して順方向となるダイ
オードが接続され、このダイオードにコンデンサが並列
接続されているものであり、コンデンサとダイオードと
の並列回路を設けていることによって、交流電源の電圧
がゼロクロス付近であっても交流電源からの入力電流を
高周波的に流すことが可能になり、高周波成分を阻止す
る程度の小型のフィルタを交流電源と整流器との間に設
ける程度で入力電流の高調波成分を低減する効果が得ら
れる。
【0063】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、上記インバータ回路のスイッチング素子を自励制御
する手段を備えるものであり、自励制御であるから回路
構成が比較的簡単になる。
【0064】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、上記インバータ回路のスイッチング素子を他励制御
する手段を備えるものであり、他励制御であるからきめ
こまかい制御が可能になる。
【0065】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、上記充電用のスイッチング素子が制
御端子に印加される電圧が閾値電圧以上のときにオンに
なり、上記充電回路が上記平滑コンデンサの負極側に直
列接続された分圧用の抵抗を備え、分圧用の抵抗により
分圧された電圧が上記充電用のスイッチング素子の制御
端子に印加されるものであり、平滑コンデンサの端子電
圧を分圧用の抵抗によって検出するから、回路構成が簡
単であり、低コストで電源投入直後のスイッチング素子
の電流ストレスを低減する効果がある。
【0066】請求項6の発明は、請求項3の発明におい
て、上記起動回路が、上記整流器の直流出力端間に接続
された起動用の抵抗および起動用のコンデンサの直列回
路と、起動用の抵抗と起動用のコンデンサとの接続点に
一端が接続され他端がインバータ回路のスイッチング素
子の制御端子に接続されたトリガ素子とからなるもので
あり、簡単な回路で起動回路を構成することができる。
【0067】請求項7の発明は、請求項4の発明におい
て、パルス信号を発生するパルス発生回路と、上記パル
ス信号を受けて上記インバータ回路のスイッチング素子
を駆動するドライバーとを備え、上記起動回路が、充電
用のスイッチング素子のオン期間にパルス発生回路のパ
ルス信号出力端間を短絡するスイッチ回路を備えるもの
であり、起動回路として、スイッチング素子を制御する
ためのパルス信号の供給を停止させる構成を採用するか
ら、簡単な構成で起動回路を構成することができる。
【0068】請求項8の発明は、請求項4の発明におい
て、パルス信号を発生するパルス発生回路と、上記パル
ス信号を受けて上記インバータ回路のスイッチング素子
を駆動するドライバーとを備え、上記起動回路が、パル
ス発生回路のパルス信号出力端と充電用のスイッチング
素子との間に挿入されて充電用のスイッチング素子のオ
ン期間にパルス発生回路のパルス信号出力端間を短絡す
るダイオードを備えるものであり、起動回路として、ス
イッチング素子を制御するためのパルス信号の供給を停
止させる構成を採用するから、簡単な構成で起動回路を
構成することができる。
【0069】請求項9の発明は、請求項4の発明におい
て、上記インバータ回路のスイッチング素子を駆動する
他励制御回路と、上記インバータ回路の出力より他励制
御回路に給電する制御電源回路とを備え、上記起動回路
が、充電用のスイッチング素子をオフ後の一定時間だけ
他励制御回路に給電する手段としたものであり、インバ
ータ回路の動作中にはインバータ回路の出力によって他
励制御回路に給電されるから、別途に他励制御回路用の
電源回路を設ける必要がなく簡単な構成になるととも
に、電源投入直後には起動回路により他励制御回路に電
源を供給するから、他励制御回路を確実に動作させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示す回路図である。
【図2】同上の動作説明図である。
【図3】本発明の実施形態2を示す回路図である。
【図4】本発明の実施形態3を示す回路図である。
【図5】本発明の実施形態4を示す回路図である。
【図6】本発明の実施形態5を示す回路図である。
【図7】従来例を示す回路図である。
【図8】他の従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
3 パルス発生回路 4 ドライバー 5 他励制御回路 C1 平滑コンデンサ C3 コンデンサ C6 起動用のコンデンサ C9,C10 コンデンサ CT 駆動トランス DB 整流器 D1 ダイオード D3 ダイオード D4 起動用のダイオード ZD4 ツェナダイオード Q1,Q2 インバータ回路のスイッチング素子 Q3 充電用のスイッチング素子 Q4 トリガ素子 Q5,Q6 トランジスタ R1 充電用の抵抗 R2,R3 分圧用の抵抗 R4、R5 起動用の抵抗 R15,R16 抵抗 T1 トランス La 放電灯 Vac 交流電源 Z 負荷
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 万波 寛明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3K072 AA02 BA03 BB01 BC01 BC03 DB03 DD04 GA03 GB12 GC02 GC04 HB03 5H007 AA06 BB03 CA02 CB17 CC32 DB03 GA01 GA08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を整流する整流器と、高周波で
    オンオフされる少なくとも1つのスイッチング素子を含
    み、整流器の直流出力側で直流電力を高周波電力に変換
    して負荷に高周波電力を供給するインバータ回路と、整
    流器の直流出力端間にスイッチング素子を介して接続さ
    れる平滑コンデンサと、充電用の抵抗と充電用のスイッ
    チング素子との直列回路を含むとともに、この直列回路
    が整流器の直流出力端間において平滑コンデンサと直列
    に接続され、電源投入直後に充電用のスイッチング素子
    をオンさせて充電用の抵抗を通して平滑コンデンサを充
    電し、平滑コンデンサの端子電圧が所定電圧に達すると
    充電用のスイッチング素子をオフさせる充電回路と、電
    源投入直後から充電用のスイッチング素子がオフされる
    までインバータ回路の動作を停止させる起動回路とを備
    えることを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 上記インバータ回路は交互にオンオフさ
    れる2つのスイッチング素子の直列回路を含むとともに
    両スイッチング素子の接続点と上記整流器の一方の直流
    出力端との間に負荷が接続され、上記整流器の直流出力
    端のうち負荷が接続されている一端と両スイッチング素
    子の直列回路の一端との間に上記整流器に対して順方向
    となるダイオードが接続され、このダイオードにコンデ
    ンサが並列接続されていることを特徴とする請求項1記
    載の電源装置。
  3. 【請求項3】 上記インバータ回路のスイッチング素子
    を自励制御する手段を備えることを特徴とする請求項1
    または2記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 上記インバータ回路のスイッチング素子
    を他励制御する手段を備えることを特徴とする請求項1
    または2記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 上記充電用のスイッチング素子は制御端
    子に印加される電圧が閾値電圧以上のときにオンにな
    り、上記充電回路は上記平滑コンデンサの負極側に直列
    接続された分圧用の抵抗を備え、分圧用の抵抗により分
    圧された電圧が上記充電用のスイッチング素子の制御端
    子に印加されることを特徴とする請求項1ないし請求項
    4のいずれかに記載の電源装置。
  6. 【請求項6】 上記起動回路は、上記整流器の直流出力
    端間に接続された起動用の抵抗および起動用のコンデン
    サの直列回路と、起動用の抵抗と起動用のコンデンサと
    の接続点に一端が接続され他端がインバータ回路のスイ
    ッチング素子の制御端子に接続されたトリガ素子とから
    なることを特徴とする請求項3記載の電源装置。
  7. 【請求項7】 パルス信号を発生するパルス発生回路
    と、上記パルス信号を受けて上記インバータ回路のスイ
    ッチング素子を駆動するドライバーとを備え、上記起動
    回路は、充電用のスイッチング素子のオン期間にパルス
    発生回路のパルス信号出力端間を短絡するスイッチ回路
    を備えることを特徴とする請求項4記載の電源装置。
  8. 【請求項8】 パルス信号を発生するパルス発生回路
    と、上記パルス信号を受けて上記インバータ回路のスイ
    ッチング素子を駆動するドライバーとを備え、上記起動
    回路は、パルス発生回路のパルス信号出力端と充電用の
    スイッチング素子との間に挿入されて充電用のスイッチ
    ング素子のオン期間にパルス発生回路のパルス信号出力
    端間を短絡するダイオードを備えることを特徴とする請
    求項4記載の電源装置。
  9. 【請求項9】 上記インバータ回路のスイッチング素子
    を駆動する他励制御回路と、上記インバータ回路の出力
    より他励制御回路に給電する制御電源回路とを備え、上
    記起動回路は、充電用のスイッチング素子がオフ後の一
    定時間だけ他励制御回路に給電する手段であることを特
    徴とする請求項4記載の電源装置。
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